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Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

オーディオ:まずは室内  

オーディオ機の性能阻害で、はっきりわかるのは室内環境である、硬い壁や床に囲まれると、高域の乱反射が強く、小喧しくなる、また音像も曖昧になる、 
01 a
あまり神経質には考えないが、パチンと手を叩いて遅延した反射音がない程度にしている、
拙宅では壁面の所々に厚地のカーテンを掛け、床は絨毯、これでまあ大きな問題なさそう、
shitunai_20230322091139dc8.jpg
最初気付かなかったが、この椅子は背もたれが耳の高さまであり、テント地のような布材で、耳元に音が跳ね返り、喧しく聞こえた、
Chair01_20230322091135e63.jpgChair02_202303220911377b9.jpg
これはフワっとした掛け毛布で抑えられる、(レザーの背もたれも反射する、)
部屋の使い方で理想どおりには置けない場合もあるが、
sp haichi
①片チャンネルが壁に寄るのは避けたい、②のようにできれば左右が揃う、
③は間口いっぱいで両チャンネルとも反射が多い、
やむを得ない場合、側壁の反射はこんな吸音パネルで調整できるかも、
kyuon 02kyuon.jpg
高域は表面がフワっと起毛の素材がよく吸収する、低域を抑えるには厚み(質量)が要る、
低域は指向性がないので、SP後ろの壁にも反射する、小型SPは低音補強のため、あえて後ろの壁に寄せる場合もある、
機器本体にいろいろ拘る前に、まず部屋を最適に使う事が肝心かと思う;         

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category: 音響機器

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ベルリン古楽アカデミー:P.ヴラニツキー Sym Op.31 ほか  

有名作曲家ばかり聴くのはさすがにマンネリ感があり、知らなかった優れた作曲家を聴くのは新天地を見つけたような楽しみである、 パウル・ヴラニツキー もベルリン古楽アカデミー というメジャーどころが録音するようになって、それがyou tubeにようやく挙がってきた、
aamb cd
ベルリン古楽アカデミー(コンサートマスター:Bernhard Forck)
2021年1月25-28日 ベルリン、イエス=キリスト教会
D.ハルモニアムンディ

以下の曲はここから順に聴ける、
aamb you
you tube:Symphony in C Minor "La Paix", Op. 31/Postolka 12:
I. Andante maestoso - Allegro molto - Tempo...(連続再生)

1曲目、Symphony in C minor Op. 31「フランス共和国との和平に」
フランス革命の過程を音楽で描写した表題付きのSymで特殊な曲になり、斬新さも多分に楽しませる、さしずめベートーヴェンのSym『田園』にも当ろうか、
第1楽章は序奏に始まり、鋭く激動を描く、提示部の終わりに英国のマーチが長閑に入り、突如打ち破るように冒頭の激動に戻る、展開部の終わりはオーストリアのマーチが入る、再現部も充実して15:00の長大な楽章になる、
第2楽章は涼やかに始まるが劇的である、葬送行進曲が中間部に入る、
第3楽章は同盟国の行進曲に始まり、突如大砲(バスドラム)が鳴り戦闘シーンに入る、それを何だか楽しそうに描いている^^
終楽章、Andante Graziosoで平和の描写を、続いてAllegro vivaceで歓喜を描く、大Symに相応しく華々しく終わる、

2曲目、Symphony in D major Op.36
例によって、管弦楽の扱いの巧みさを聴かせる、これも魅力十分の曲だ、

3曲目、Symphony in C Minor 『嵐(ラ・テンペスタ)』
3つの楽章からなる、その名のとおり、第1楽章から嵐を思わせるが、あまり脅威感はなく楽しげな要素が多くを占める、第2楽章は安らぎの美しい楽章、
終楽章は鳴り物入りで、まさしく嵐を描写、しかしベートーヴェンSym『田園』の嵐とは一味違い楽しいのである^^
wranitzky_2023032109325885a.jpg
Paul Wranitzky(1756-1808)
ベルリン古楽アカデミーは流石の達演、今や録音はどのレーベルも専門会社に委託するようになったそうで安心の品質、どのパートもよく聴けるv
aamb 01

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category: P.ヴラニツキー

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フレットガット:窮極の節約  

14日にリュートのフレットを巻き替えたばかりなのに、弾いてみるとどうも不具合があった;
フレットガットは太くなるとその分、クッション性が出てきて振動を吸収し、音が鈍って余韻が短くなる;太すぎは良くないというのはわかっていたが・・ 
gut_20230320094706a68.jpg
そう言えば、フレットガットは水に浸けて乾かすとカチっと硬化するのを思い出した、先日は結び目だけ濡らしたが、全体を濡らしたほうが良さそう、さっそくやり直し;

さて「窮極の節約」、何をしたかというと、写真で一目瞭然かと^^ フレットガットは指板上さえ整っていればよい、試験的に2か所だけ裏面をナイルガットの端切れで繋いである、
neck back
★接続部の位置が重要で、この位置なら手の邪魔にならない、
接続部には0.6mm厚のビニール坂と結束マジックテープを使用、
vinyl kessoku
ビニール板は机に敷くシートを転用
ビニール板、マジックテープは錐で最小限に穴をあけ、フレット材は斜に切って尖らせて通し、焼き止めする、
fg ng
yakidome.jpg
マジックテープの貼り付きはがっちりして外れない(何かと役立つ電材用品^^)
フレットガットは10分ほど浸ければ柔らかくなり、1コース側の角にもぴたりフィットして、乾けばその状態で硬化する、
mizu nurashi
*ガットは濡れている間は膨れて長さが縮み、乾くと元に戻るので、
gut 02
ローポジションで仮止めして、乾いたらしっかり止め直し、所定のポジションへずらせば十分に絞まる、マジックテープは簡単に止め直せるので絞め加減で失敗しない、
*ビニール坂の穴から焼き止めがすっぽ抜けないか? 様子を見てみる、ダメなら別の方法を;
setuzoku_20230320094711a3b.jpg*焼き玉を内側にする

フレットが硬質になり、音の余韻も出てきた、一石三鳥v^^v
shiban_20230320094711ec8.jpg
*フレットガットで特に太いのは安くない、1cmでも節約したい^^;

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category: Lute

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110円の老眼鏡  

天体観測をよくやった小中学生の頃、視力は一時2.0だったが、その後、急に近視になり眼鏡が必須になった、接眼鏡を覗くのにこの跳ね上げ式は便利、 
enkin 02
加齢とともに眼は紆余曲折の変化を遂げ;今は日常、車の運転も含め殆ど裸眼で過ごせる、
PC画面や楽譜はちょうど見やすい距離になるので不便はない、しかし遠くをもう少しハッキリ見たい、小さな文字を読みやすくしたいとなると遠近両用眼鏡が要るが、視線を上げたり下げたりするのにどうも馴れてこない(首から向けてしまう;)
読書にはズバリ、老眼鏡がいい^^;
rogan.jpg
ダイソー:110円、軽くて丁番がバネで開くところも快適、
先日のこの本も、譜例などが小さく印刷されている、
baroque.jpg
CDのライナーノーツも字が小さ過ぎ;
cd_20230319112105c81.jpg
単行本も全体に縮小されて字が小さい^^;
tankobon.jpg
楽器のメンテナンスも0.何ミリという細かい作業がある、
nut_202303191121098da.jpg
ナットの溝入れ
yasuri_20230319112113ac4.jpg
このような拡大眼鏡も買ったが、
kakudaikyo.jpg
拡大されると寸法感覚が狂うので、実物大で見やすいほうが良い、
110円でこれらがラクに見られるのは非常にお得であるv

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category: 時事・雑記

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P.ヴラニツキー:Sym op.50 ほか (更新)  

このところ、新盤を次々集めているほうだが、「これは良い」と思っても続けて聴かず、期間を置いてじっくり再聴している、 
優れた曲を残しながら、知名度の低さで演奏されることがなかった作曲家の1人がパウル・ヴラニツキー(1756-1808)だが、モーツァルト年少期の未熟な曲ほども取り上げられなかった、演奏業界と聴衆、両方に原因があるかも、
wranitzky_20230318091455741.jpg
今でもcpoのようなレーベルで聴くしかないが、幸いcpoは優れた演奏者を起用している、
知名度も上がりつつある?
p w sym 02
ロルフ・グプタ指揮、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニーO(NDR)が達演で十分に曲の魅力を引き出している、録音も新盤らしく申し分ない、
Sym ト長調op.50、ニ長調op.37、Sym イ長調op.51の3曲がこのページから順に聴ける、
wranitzky sym you
you tube:Symphony in G Major, Op. 50: I. Poco adagio - Allegro molto(連続再生)

Symphony in G Major, Op. 50
第1楽章、短い序奏から惹き付ける様相、どの作品にも言えるがorch楽器の活用が細やかで巧み 、バス部や木管もヴァイオリンと対等に活躍させ、一瞬入れるような扱いもある、多重で緻密に書かれ、1、2度では聴き切れない、
このSym Op.50で圧巻なのは終楽章、快速な中にフーガ書法も取り入れ、全パートが渦巻くように活躍する、

Symphony in D Major, Op. 37
ややこぢんまりした作品だが、新感覚を盛り込んだヴラニツキーらしい書法で惹き付ける、第2楽章は涼やかでシンプルな始まりで、モーツァルトの歌劇「魔笛」に出てくる笛そっくりな、ピッコロのさえずりが入るが、穏やかなだけで終わらない、快速なメヌエット楽章も新感覚、終楽章はtimpの強打を入れながら渦巻く、

Symphony in A Major, Op. 51
堂々とした短い序奏で始まる第1楽章、これもさすが充実期の作品、ひとまとめには言えない聴き所があり、展開部も意外性をもって入る、第2楽章はドラマティックな構成、終楽章は3:54と短めだが、無駄を省きフーガ書法も入った巧みな内容が圧縮される、グプタとNDRの快速な達演により、痛快にしめくくる、この終楽章も"速さ"が効いてくるv
NDR_20230318091449620.jpg
かつてマイナーレーベルから出ていた演奏も聴いたが、20世紀の流儀で演奏してみただけ、のようで気が抜ける;演奏で魅力はまるで変わるのがこれで明白v

古典派という多くの作曲家が同じスタイルで書いた時代、誰もが書きそうな曲というのはつまらないが、この人じゃないと聴けない(聴けばこの人だとわかる)、良い個性を感じさせる人は魅力である。

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category: P.ヴラニツキー

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三河湾の養殖アサリ  

春の味覚が次々楽しみな時季になった、旬の野菜も良いし、魚介類もv 
tara udo

東京湾、伊勢,三河湾、大阪湾に面した地域は昔から栄えたが、昭和の頃、当地岐阜は内陸のため鮮度の良い魚介類はあまり入ってこなかった、父は伊勢育ちで「岐阜の魚は食えん」と言っていた;確かに、伊勢の親戚の家で食べる魚は何でも美味しかった、
mikawawan.jpg
朱囲いは昔、潮干狩りに行ったところ、天然ハマグリがいくらでも採れた、
今は近くに鮮魚専門店もあるので、まずまずな品は買えると思うが、割高は仕方ない;

活きのよいアサリを食べたいが、今は潮干狩りするとすぐ腰を痛めそう^^;
asari_20230317181527dab.jpg
鮮魚店のアサリ、身が詰まっている
アサリは必ずしも砂に潜っていなくても育つようで、
jarihama.jpg
砂利浜のアサリ
渥美半島ではアサリを籠に入れて養殖している、『渥美垂下あさり』と言うそうだ、
asari kago
渥美漁業協同組合
三河湾も伊勢湾と同じく汽水域があり、プランクトンの豊富な場所で養殖されて身が詰まっているそうで、当然砂も入っていない、
taresjitaasari.jpg
一度味わってみたいと思ったが人気のようで、まだシーズン前なのに、2月の売り出しが早くも完売;第二弾(4月上旬?)に期待したい、ただし高価なので、まあ普通の活きの良いアサリを買ってくるかも;

アサリの殻の文様が風流で、子供の頃から飽きることがない、
kaigara.jpg

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category: 昭和の食卓

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ハイドン:鍵盤協奏曲 ニ長調 Hob XVIII:11  

ハイドンは鍵盤のほか、ヴァイオリン、チェロ、さらに各種管楽器のための協奏曲を幅広く書いており、それぞれに楽しみだが、これらの殆どが1750~1770年頃の間に書かれいる、
まずはそこからホルン協奏曲を1つ、 
hay horn con
you tube:Haydn: Horn Concerto No. 1 in D, H.VIId No. 3 -
1. Allegro 2. Adagio 3. Allegro

さて、鍵盤協奏曲で最も親しまれているNo.11 D major Hob. XVIII/11だけは1780年代に書かれており、交響曲ではNo.79~81を書いた頃になる、モーツァルト後期のピアノ協奏曲に対し、より純粋な古典派らしさと、ハイドンの溌剌とした楽しさが魅力で希少な傑作でもある、出版譜は非常に人気だったと伝わる、
始めにチェンバロによる演奏、
当時の習慣ではソロ部分以外も通奏低音として弾いていた、上段はリアリゼーション、
Hob XVIII 11
*第1楽章のみ、
hay cem con
you tube:Haydn - Keyboard Concerto in D major - Australian Haydn Ensemble / Erin Helyard

次にフォルテピアノによる演奏、当時の楽器で強弱演奏は可能になったが、チェンバロの軽やかな感覚に近い、
hay fp con
you tube:Haydn Piano Concerto Hob XVIII:11 - il Convito

最後にモダンピアノによる演奏、適切な強弱表現とペダルを用いた響きも加え、楽器の機能が活かされた現代流の演奏、
hay piano con
you tube:Joseph Haydn - Piano Concerto No. 11 in D major, Hob. XVIII/11 - Mikhail Pletnev
*モーツァルトと親交を持った頃から、この天才の技量に譲ってかハイドンの協奏曲は空白期間となり、後期に協奏交響曲Hob.I/105、最後の1796年にあのトランペット協奏曲Hob.VIIe/1を書いている。

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category: F.J.ハイドン

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フレット交換と弦高調整  

バロック弦楽器のフレット交換は弦高調整も伴う作業で、楽器も初期状態から変化してくる、指板のカーブ具合で、出来るだけ弾きやすく、ビリつかないように適切な径のフレットを選んで巻き直す、
このバロックギターはハイポジションを出来るだけ細く(低く)して、ローポジションに向けて太くしていく必要があった、 
b g
今はちょうど良い状態、
この11コースバロックluteは逆にハイポジションに向けて太くしていく必要が出てきて、昨日ようやく交換した、まだ修理が必要なまでには至っていない、
11c lute a 01
フレットガットで一番巻き易いのが、Toro製で結びやすく、ネックの形状どおりに曲がるので浮き上がりも生じにくい、Aquila製もわりと結び易い、
toro.jpg
他のメーカーのフレットガットは弾性が強く硬いのでピタリ巻くのに一苦労;
2017111512105414f_202303151119332da.jpg
Kurschner製は結び目が絞まりにくい
今回は結び目になる部分だけ水に浸し、柔らかくして結んだ、
mizunurashi_20230315115339c58.jpg
指板の角にくる部分はあらかじめ折っておくと浮き上がりが防げる、
06b_20230315111936f09.jpg
どうにか終了、
11c lute a 02
この作業をした日は手が痛くなるので練習は休み^^読書でもするのがいい、

PS.遅ればせながら、この本を取り寄せた、高価な本だがそれだけの内容が詰まっている、状態の良い中古本があったv
baroque book
橋本英二 著
バロック楽器に取り組む上で当時の様々な演奏スタイルなど、およそ知りたい事が豊富な歴史資料を元に書かれた1冊で貴重な手引き書になる、疑問に思った事を索引から読めばいいv

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category: 楽器について

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絶対等級と視等級  

天文学上の決め事で、地球から10パーセク(32.616光年)の距離にその星を置いた場合の明るさを絶対等級と言う、これは星までの距離を測定した上で決まるので、距離を知ることが全ての始まりになり、星の物理的本質がわかってくる、 
我々の太陽の絶対等級は4.82になり、概ね5等星くらいのありふれた恒星だが、それでも赤色矮星や褐色矮星よりは少ない存在だろう、
なお、等級は1つ上がるごとに明るさは2.512倍になる、
tokyu.jpg
星Aが1.3等級、星Bが4.2等級の場合(4.2-1.3)×2.512で、明るさは7.28倍の差になる、

絶対等級のわかっている星を太陽系に近い任意の距離に置いたら、実際に見える明るさ(視等級)がどうなるか計算してみるのも面白い、
1400光年の距離にあって、1等星の明るさに見えるはくちょう座のデネブは白色超巨星で絶対等級は-6.9である、
deneb_20230314103034e3c.jpg
ちなみにデネブがシリウスの距離、8.6光年にあったら、-9.79で金星の約13倍明るい、
大マゼラン銀河のタランチュラ星雲にある青色超巨星R136a1は既知の恒星で最も大質量で明るい、絶対等級は-8.09である、
R136_20230314110602155.jpg
中心の最も明るい星がR136a1
これもシリウスの距離に置いたら、-10.98で満月に近い明るさ、天体観測の障害になる;

次に地球より太陽から遥かに離れた冥王星での太陽の明るさはどんなものか?
pluto 01
冥王星→動画(Wikipedia)
探査機ニューホライズンズの接近画像はカメラの感度や画像処理で明るく見えたが、
pluto 03
冥王星の軌道半径は39.46auで、
(1au=149597870.7 km、1光年=9460730472580.8 km)
太陽から冥王星までの距離は0.000623962光年になる、
地球から見た太陽の実際の明るさ(視等級)は-26.7になるが、
Pluto_20230314103042a34.jpg
冥王星から見た太陽の視等級は-18.77になり、地球での明るさの約1/20になる・・と言ってもピンと来ないかも?(満月約15個分の明るさ・・でも同じかな;)
1930年、クライド・トンボーはこの最果ての小さな天体に当った弱い太陽光の反射が写真の中を小さな光点で移動するのを見つけたのである。
クライド・トンボーが冥王星を発見した写真
pluto 02 s
拡大

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category: 宇宙・天体

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3ウェイのスコーカー  

音像を緻密に描き、オーケストラも実在感十分に、となると、HiFi時代の本格3weyスピーカーが理想になる、良質なスコーカーがあるのがポイントで、これが音像を引き締めているようで 、小さな発音体はちゃんと小さく描き、小型SPも兼ねている、また30cm級のウーファーから直接出る低音はまさに 音場の底辺を広げていた、 
yamaha onkyo
YAMAHAは知人宅にあるのを、onkyoは家電店にあるのを聴いた憶えがあり、並のSPとは格が違うと思った;
帯域によって適切な口径のユニットがあるというのは問答無用の強みで、これで最新の優れた音源を聴いてみたいものだが、拙宅には置くのは困難;

普通の住宅に置きやすい、2weyの小型ブックシェルフやトールボーイが主流になってからは、スコーカー無しの音作りになっている、
一頃このブックシェルフ、CONTOUR 1.1が聴きやすく気に入って使っていたが、要望を高くしてみると、音像はやや曖昧で妥協する部分もあった、
CONTOUR 1 1DYNAUDIO (1)
左:DYNAUDIO CONTOUR 1.1
小型ウーファーでもコーンの振幅を大きくすれば低域は出るが、尚且つスコーカー帯域も丁寧に出すというのは難しいのか?同シリーズの上級機になるトールボーイを聴いても傾向は同じだった、スケールは増すが、楽器ソロや室内楽が膨らんでくっきりしない、
(想像:コーンが低域再生で大きく揺れながら細かい高域も発していると、ドップラー効果の影響で高域が乱れないか?)

SP工作を始め、たまたま買ったウーファーユニットがFW 187(FOSTEX)で、20cm級だが、
fw187_20230313100804782.jpg
コイル,マグネット部がかなり重い、
普通のウーファーに対し、スコーカー帯域まで乱れなく再生する特性だった、スコーカーがあるのに等しい? この上限値近くをトゥイーターとのクロスオーバーにした、
fw187 tokusei
FW 187の特性
上記のCONTOUR 1.1より音像のフォーカス,距離感がはっきりしてくる、ただし最低域の押し出しは足りないので、サブウーファーを加えている、
my sp
アマチュアが3weyを作ろうとすると、相性の良いユニット3つの選定、クロスオーバー帯域をどうするかなど、非常に難しくなるので、簡単に済むのは助かる。
*ちなみにDYNAUDIOのウーファーユニット(20cm)も試してみた、低域は十分だが、やはりスコーカー帯域まで良好にはカバーできない;あくまで良い"ウーファー"である;
20220912_202303131105140c0.jpg
DYNAUDIO 20W 75 ローパスフィルターを通し、一時サブウーファーに転用した、
以上の経験から、1つのユニットで広い帯域を理想的にカバーするのは物理的に難しいのではないか、どの雑誌やサイトを見ても、『小型ブックシェルフ=音像が良い』とあるが、必ずしも言えない気がする、

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category: 音響機器

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