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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

3つの「Sym 39番」:Mozart  

今日はモーツァルトのSym No.39で、思いっきり個人的に好きな演奏を、これも数ある中で、3つに絞り込んだ、
 
まずはクラウディオ・アバド指揮、モーツァルトO
録音は2011年、すっかりピリオド・スタイルに転身しての演奏、
aba moz s39 you
you tube:Mozart: Symphony No.39 In E Flat, K.543
1. Adagio - Allegro
2. Andante con moto
3. Menuetto (Allegretto)
4. Finale (Allegro)
第1楽章、付点を伸ばした序奏に続き主部は中庸のテンポだろう、例によって緻密な強弱法、しなやかさと歯切れ良さを両立している、[72]からのvnの下降パッセージは一弓でレガートにする例が多いがアバドは区切って粒立てている、
sc01 70
第2楽章はしなやかだが、節目をつける、他の楽章でもそうだが、修辞的というか言葉を語るような味わい、
メヌエット、期待どおり快調で気品がある、聴き手も気分良く乗せられて行く、
終楽章は快速、歯切れ良くたたみ込んでいく。

次はアダム・フィッシャー指揮、デンマーク・ナショナル室内O
2012-2013年の録音、これは期待して試聴もせず取り寄せた1枚だ^^
20180630_2019012309592859c.jpg20180705_2019012309592924a.jpg
you tube:Symphony No. 39 in E-Flat Major, K. 543:
I. Adagio - Allegro
II. Andante con moto
III. Menuetto: Allegretto
IV. Finale: Allegro
第1楽章、序奏からじつに活きがいい、主部はしなやかなタッチに始め、[54]の f からぐっとスロットルを踏み込んで加速する、
sc01 50
ここはこうあるべき、と思わせる痛快さで妙に納得、第2主題に入ると緩める、提示部を反復し終結部でも同様に巻き込んで決める。
第2楽章、速めのテンポを取りながら、目いっぱいしなやかな美音で聴かせる、
メヌエット、timpを効かせ踏み込みの鋭さと涼やかなレガートの対比を組み込む、
終楽章、快速で歯切れの良さ、活きの良さを感じさせるが、弦楽は以外にふんわりタッチで角張らない、変幻自在な効果で楽しませる。

最後はO.スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
sui moz s39 you
you tube:Mozart Symphony No 39 in E flat major K543
20世紀に遡るが、ここでスウィトナーの演奏を聴いても、大きな差異を感じない、清潔なvn群の響きと懐深い低域のピラミッドバランス、木管の細やかな味わいを聴かせる、耳心地良い響きの中に気合いを感じる、昔からこういう演奏を好んでいた気がする。

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category: モーツァルト

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3つの「Sym 86番」:Haydn  

ハイドンのパリセットにあるSym、86番は何がきっかけか忘れたが、指折りの好きな曲になった、82番「熊」のような凝った対位法はないが、群を抜く推進力、フル編成のオーケストレーションの見事さだろうか、音盤は何枚もあるが^^;特に良いと思う3つの盤を絞り込んだ。
 
まず、Guy van ワース指揮、Ens.レザグレマン
hay s86 w you
ピリオドorch.だが、全楽章落ち着いたテンポで遊びっ気なく、真面目な演奏が逆にじっくりと聴かせる、録音もまたorch.に近づいた感じで全パートがバランスよく克明に聴ける、不満が生じない1枚だ。
you tube:Symphonie in D Major, Hob. I:86:
I. Adagio - Allegro spiritoso
II. Capriccio (Largo)
III. Menuet (Allegretto)
IV. Finale (Allegro con spirito)

次は ロジャー・ノリントン指揮、チューリッヒ室内O
hay s86 n
モダンorch.によるピリオドであるが、音量の懐深さが効いて、洒落た感覚がいっぱい、
第1楽章、序奏は柔和なタッチで始まりぐっと雄大になる、主部は快速だが主題のしなやかな横の線とリズムの切れ味・縦の線を心地よく感じる、強弱の設定も巧みで寄せては引くように引き付ける、
第2楽章、この楽章はいつもの変奏ではなく、Capriccioである、魅力的になるか否かは演奏しだいで、ノリントンの演奏は特に良い、まさにラルゴの遅いテンポで透明な響きを作りながら引き付ける、[41]からの神秘な部分、2度の響きが一段と魅力になる、
sc02 37
メヌエット、ノリントンは柔和な開始で洒落た味わい、
トリオの主題はとても気に入っている、
sc03 63
とても平穏無事な感覚で安らぐ^^この演奏ではvnも1人にして室内楽的に楽しませる、
終楽章、快速なテンポで、強弱設定など緻密な演奏を痛快に聴かせる、長くはない楽章に詰まった魅力を聴かせるのは一瞬の気も抜けない事に思えるが、洒落た感覚も十分である、この盤はyou tubeになかった。

最後はハリー・クリストファーズ指揮、Handel & Haydn Society
これは最近書いたところで、
H.クリストファーズ:Haydn Sym No.86(新盤)
前述のワースとノリントンの中間に来るような演奏でもあり、過不足がない。
hay s86 c you
you tube:Symphony No.86 in D Major, Hob.I:86:
I. Adagio - Allegro spiritoso
II. Capriccio - Largo
III. Menuet & Trio - Allegretto
IV. Finale - Allegro con spirito

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category: F.J.ハイドン

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干瓢巻き  

恵方巻きは商業戦略で広まった風習だが、何処で始まったか不明らしい、
太巻き寿司というのが前提らしいが、毎年節分の時期、消費しきれず食品廃棄の量が増えるのが問題になる、売りに出さない"試作品"も大量にあると聞いた。
寿司飯と具を分けて売る恵方手巻き寿司のほうが無駄が少ないかも、 
ehomakio.jpg
恵方ロールケーキってのも出ているが、思ったとおり恵方クレープもある^^
Roll cake

恵方はさておき、太巻きはちょっと具が多すぎで、助六寿司の海苔巻きで十分なのだが、いつも拘るのは味の要になる、干瓢の味付けである、(干瓢なしでツナやカニかまぼこなど入ったのは助六とは言えない)
sukeroku02_20190121101310ce9.jpg
この干瓢はユウガオの実で、丸形と長型とあるようだが、ウリ科ユウガオ属だそうで、近い種に瓢箪(ひょうたん)がある、見た目、冬瓜(ウリ科トウガン属)に似て紛らわしい、
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ユウガオ
ユウガオの実を長く裂いて干したのが干瓢になる、煮ても切れにくいので昆布巻きやロールキャベツなど食べられる紐としても重宝する、
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干瓢
tokaido hiroshige
歌川広重の東海道五十三次・水口に描かれた干瓢干し
干瓢自体に殆ど味はないが食感はよく、いなり寿司の油揚げと干し椎茸を一緒に煮込み、うま味と甘みをバランス良く含ませると絶品、昔は自宅でよく作り、スダレで巻くコツも憶えた、細巻きにするときは海苔を半分に切る、海苔を香りよく焙り、寿司飯は新米より古米のほうが酢がしみ込む、老舗の寿司屋さんなら、干瓢巻きで十分美味しい^^
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かんぴょう巻き
催しで配る昼食で、今の子供ちゃんは助六寿司って喜ばないそうで、ハンバーグや揚げ物が入った弁当がいいらしい、本当に美味しく出来た助六を食べれば見直すかも?

PS.端っこにある酢ショウガは不可欠、これで寿司を食ってるという実感が湧く^^;
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category: 時事・雑記

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2つの「軍隊」:Haydn  

ハイドンの交響曲No.100「軍隊」は最もポピュラーな1つで、優美な主題を用いながら派手なパーカッションが入る人気作品だが、これは気に入ったという名盤が意外に少ない(あくまで個人的に;) 
好みとしては第1楽章はがっちり溌剌と、第2楽章は小ざっぱり、メヌエットは上品に、終楽章は快活に歯切れ良く、というのが期待するところ、手持ちの中ではこの2つに絞った、
1つはブルーノ・ヴァイル指揮、カペラ・コロニエンシスの古楽orch.
20160514225634f82_2019012009352680d.jpg
速めでスッキリとした序奏、弦楽に洒落た感覚があって早くも引き付ける、主部は優美な主題だが木管で始まるのは軍楽調を意識してか、弦楽が引き継いだあと、[39]のtuttiに入った響きが程よく対比を作る、
sc01 32
ヴァイルは速すぎないテンポであくまで優美に奏で、timpのパンチを効かせ、優美さと武骨さが同居したような楽章の魅力を十分聴かせる、
第2楽章は速めのテンポ、ここでは弦の涼やかさが良い、やがてパーカッションが入るが、シンバル、大太鼓ともに痛快に飛び出してくる、共に鳴るナチュラルtrpの透明感も心地よい、キレのよい第2楽章だ、
メヌエットは楽しげに弾む感じ、ときにtimpが荒々しく締める、
終楽章は急がず、幾分柔和な感覚も持たせ、対位法的な書法を織り込んだ楽章を端正に運ぶ、ただしパーカッションは痛快に打ち出す。
hay sym weil you
you tube:Symphony No. 100 in G Major, Hob. I:100 "Military":
I. Adagio - Allegro
II. Allegretto
III. Menuet: Moderato
IV. Finale: Presto

もう一つ、はずせないのはC.アバド指揮、ヨーロッパ室内O、
20181101104234cce_2019012009352717c.jpg
第1楽章から、orch.の絶妙のバランス、弱奏から強奏に移る心地よい対比、細やかな設定のデュナーミクで魅了する、すべてが緻密に整い、アバドとorch.の上手さが冴える。
第2楽章、clが使われるのはこの楽章だけだが味わいは効果的。パーカッションもorch.楽器の一部のようにまとめた感覚、シンバルは派手にせず、大太鼓の押し出しが効いている、ただし、軍隊ラッパはそれらしく武骨に吹いて面白い、
メヌエットがまた快調で上品、これも絶妙なセンスだ、
終楽章は快速ながら、8分音符の主題を粒立ちよく、すべて緻密に聴かせるのが心地よい、[265]~などパーカッションの響く中で、木管の掛け合いがよく聴こえるのもチェックポイントだが、音をパッと消音して切れがよい。
20181101.jpg
さすがアバド盤は申し分ない。
hay abba you
you tube:Haydn: Symphony In G, Hob.I:100 - "Military"
1. Adagio - Allegro
2. Allegretto
3. Menuet (Moderato)
4. Finale (Presto)

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category: F.J.ハイドン

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デジタル鍵盤  

電子仕掛けの鍵盤楽器というのは古くからあったが、「電子オルガン」という独自の楽器として普及した。
アクースティック楽器を模倣した電子楽器も出てきたが、はじめは電気的に作った音源だったり、鍵盤の感触が生の楽器とは違ったり、それなりの物として使うしかなかった、
近年ではかなりハイテクな構造になってきて、まず音は生楽器からデジタル・サンプリングされ、デジピではハンマーアクションの仕掛けがしてある、
この動画ではデジピの内部構造を紹介している、
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you tube:ヤマハデジタルピアノ DUP5 
これで鍵盤の手応えを生ピアノに近づけてある、ただし生ピの鍵盤を押し込んでコツンとくる感触までは伝わってこないかな、強弱は鍵盤を打つ強さを圧電素子が受けて電圧の強弱となり、再生音の強弱を制御している、機械仕掛け部分も結構手が込んでいるが、生産数は多いだろうから、CP比は高いと言える。本体内蔵のスピーカーより、外部出力して充実した機器に繋げばもっとクリアでパワフルにできるかも、夜はヘッドフォンで練習できる。

古楽器系ではチェンバロやオルガンになるが、元々からくり的楽器なので電子楽器にしやすいかもしれない、音は生楽器からサンプリングし、鍵盤の機構もピアノほど凝る必要はなさそうだ、チェンバロの鍵盤はとても軽い。
ローランドのC-30は発売されてから結構経つが、旧来型より格段に進歩している、
cem 02
ro c 30
you tube:C-30 Digital Harpsichord & Hector Olivera (1/15)
鍵盤の奥行きはやや長めにとってある、音源はチェンバロが2種、足ペダルで音色(弦設定)が変えられる、鍵を離したときのガチャ、というダンパー音まで再現する;
あと室内オルガンが2種、それにフォルテピアノ、チェレスタが1種ずつ入っている、音色的には鮮明なサンプリング音で申し分ない、内蔵スピーカーで十分な音、ただフォルテピアノ、チェレスタにはそれぞれの鍵盤感触がないのでおまけ機能になる、
*フォルテピアノをメインとした、こういうデジタル楽器もデジピの技術でできるだろう。

生の楽器ならば目の前に"本物の弦"があり、互いに共鳴し合ったり、ちょっと調律のズレた音が出たり、それが生の音だろう、そこまでの再現はできない;
練習用のほか、ピッチも簡単に調整できるので、通奏低音など臨時の実演楽器としても役立つだろう、もちろん本物に馴染んでおいた上でのこと。
なお生のチェンバロにも振動不良の弦が一部あって音が波打つ鍵がある、C-30はそれもサンプリングしている;
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机代わりに重宝^^;

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category: 楽器について

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もし太陽の距離にあったら  

何光年も離れた星の光を我々はくっきり見ることができる、地上を照らすような明るさではないが、光源は意外に遠くても見える。
もし光が波の性質だけで、何光年も離れていたら、波はひじょうに弱まり、眼を向けても瞬時に見られるような強さではないはず、でも見えるのは光が粒子という、まとまった弱まらない性質を持ち、何年もかけてやって来て、眼の感光細胞に当るからだとされる、そのように見ている星の明るさを何等級としている。
星の等級が1段階上がると明るさは2.512倍になる、6等級から1等級まで5段階なので、2.512の5乗で、1等星は6等星の100倍の明るさになるという分け方だ、さらに1等星→ 0等星→ -1等星→ -2等星・・という順にその2.512倍ずつ明るくなる。
 
先日は太陽の明るさをいろんな距離から見て比較した(と言っても明るいんだか暗いんだかピンとこないが;)、今日は、絶対等級のわかる有名な星々を太陽の位置に持ってきたらどんな明るさか?また地球に一番近い恒星、プロキシマ・ケンタウリ(4.24光年)の距離にあったらどうか?というのを計算してみた、
toukyu.jpg
参考、明るい天体の視等級
満月:-12.66v 金星:-4.7v(最大) 木星:-2.9v(最大) シリウス:-1.46v
*かに星雲(6500光年)の超新星爆発時の推定:-6.0v以上
*ベテルギウス(642光年)が超新星爆発した場合の推定:-11v以上

ph_thumb_20190118110542202.jpg
かに星雲、リング状の雲の中心に中性子星がある
Betelgeuse_2019011810332999f.jpgBetelgeuse 02
現在のベテルギウス(左)と超新星爆発した想像画(右)、爆発後は中性子星が残ると予測される
あくまで計算上のことで、実際、太陽の位置にあったら地球はおろか、火星軌道まで呑み込んでしまう超巨星もある、ピストル星は直径が太陽の306倍もあり、発見されたうちで2番目の大きさらしい、
brightstar_hst.jpg
ピストル星
さて、等級が2段階上がると(2.512の2乗)で6.31倍、3段階で15.85倍・・と対数グラフ的に大きくなる、よって-10等星と-11等星では近いようで2.5倍もの開きがあり、単に数値表では比較しづらい、満月の光を1点に集めた輝きの何倍になるか、くらいで考えてみるしかない。
因みにプロキシマ・ケンタウリは暗い赤色矮星だが、これを太陽の位置に置いた場合-15.97vで、満月(-12.66v)より約12倍明るく、太陽に対しては約1/19600と暗くなる;
上表のイータカリーナより下は恒星として存在できる上限の大きさ(エディントン限界)とされるクラスである、
Eta Carinae
イータカリーナ
r136_20190118105853e25.jpgr136a1_20190118104623836.jpg
R136a1(大マゼラン雲、タランチュラ星雲にある
ピストル星は4.24光年の位置に置いても、満月の7倍明るい!
手元の計算では、デネブの光度は太陽の約45000倍、ピストル星は太陽の約190万倍となった・・天体のスケールやエネルギーには差が大きすぎて、イメージするのが難しい^^;

PS.もし、ベテルギウスの爆発が太陽の位置で起きたら、少なくて-50等にはなる、もちろん明るさどころの騒ぎではない。
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category: 宇宙・天体

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2つのカレーヌードル  

数種のスパイスをミックスしたカレー粉は18世紀後半に英国のクロス・アンド・ブラックウェル(C&B)社が考案したそうで、各スパイスの分量バランスが違うと、あのカレーの香りにならない微妙な調合らしい、始めはC&B社が市場を独占していたそうだ。誰がどのように作り出したのか、神様に教わったような香辛料である、
カレースパイスの1つとしてターメリック(アキウコン)が含まれ、クルクミンという成分が黄色い色素をもっている、
turmeric.jpg
ターメリック
抗腫瘍作用や抗酸化作用などがあり、健康食品でもある。

さて時折、ふとカレー味のものが欲しくなるが、このカレーせんべいなど手軽なおやつ、
curry snack 02curry snack
curry senbe
特に左上のタイプは形からして昭和で、懐かしい、

手軽でもうちょっと食べ応えのあるのが日清のカレーヌードル、
curry noodle 02
これもロングラン商品で、スープに小麦粉が合わせてあり、トロリとして、カレールー仕立てなのが美味しい、
もう一つの食べ方として、普通のカップヌードルに香辛料だけのカレーパウダー(小匙に一杯弱)を入れる、ってのもわるくない、
cup noodle
醤油味のスープと味はよく馴染み、カレー風味十分で、こちらはサラリとしたスープになる、
S&Bのカレーパウダーはカレーうどん、ピラフなどで使いやすいし、ハンバーグに隠し味程度にかけても美味しい。

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category: 時事・雑記

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三つの越天楽  

このところ雅楽にハマっているが^^
越天楽でよく耳にするのが平調と呼ばれる調子で、お馴染みの旋律が聴かれるが、異なる調のヴァージョンがある、 
平調(ひょうじょう:Em)
盤渉調(ばんしきちょう:Bm)
黄鐘調(おうしきちょう:Am)

以上3つの調は西洋音階の自然短音階に対し、ラに当る音が半音高い、篳篥の狭い音域内で調が変わると旋律の形を変えることになり、別の曲に聞こえるのが面白い、
hichiriki_201901161106558a2.jpg
篳篥
これらの調に加え双調というのがあり、双調・黄鐘調・平調・盤渉調は各々「春・夏・秋・冬」の調子とされた、季語ならぬ"季調"があるようだ、
曲に入る前に音取り(ねとり)という音合わせを儀式的に行う、序奏的な意味がある。
etenraku you
you tube:平調 越殿楽
you tube:盤渉調 越殿楽
you tube:黄鐘調 越殿楽
単純な4拍子で進むのではなく、語句の区切りにも似た間(ま)が置かれる、楽琵琶などはリズムの合図をする役目もあるそうだ。
雅楽も楽器ごとに記譜法が異なり、パート譜がある、
etenraku gakuhu

多数の楽器が集まれば自然に生まれる面白さが少数の楽器と総奏の対比だろう、越天楽の場合、竜笛のソロで始まり、主題の途中[7]から総奏になる、
sc etenraku
平調・越天楽
その1拍前から笙がcresc.で光がさすように鳴り出し、バックサウンドを奏で続ける。
西洋では古くは合唱曲、器楽ではバロックのコンチェルトにソロと総奏の対比が聴かれ、やがて交響曲に発展する。
hay sym 100 sc01 24
ハイドン 交響曲No.100「軍隊」第1楽章主部
you tube:Haydn Symphony No 100 G major ' Military', Antal Dorati
管のみ、弦のみで主題を奏で、続きの[39]からtuttiになる、
いずれも、総奏に入る箇所が良いツボだと思う。

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category: 邦楽

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距離と太陽の明るさ  

金環日食のとき、晴れているとして、地上の景色はさほど暗くならない、太陽が月に隠れ切らない部分が3%強ほどあるらしく、それだけで十分明るい。 
kinkan.jpg
ということは、かなり外側の惑星でも太陽の光は結構明るいかもしれない。

太陽の視等級は-26.7vで、金環食のときは最も暗くて-22vらしい、それほど地球は太陽が強烈に眩しい位置にあり、膨大なエネルギーを受けている。
iss sun
ISSから見た太陽
一方、満月の明るさは視等級で-12.66vである、熱こそ感じないが、夜の屋外で新聞がどうにか読める明るさだ、因みに金星が最も明るいときが-4.7v、木星が-1.46vである、
そこで地球より外を廻る惑星から見た太陽の明るさはどんなものだろう、以前、恒星を任意の距離に置いたときの視等級を割り出す計算表を作った、
視等級:m=M-5+5*log10d
M:絶対等級、d:距離(光年)

これは距離の単位が光年(ly)なので、天文単位(au)を光年に換算すれば使える、
1au=(1.58125×10の-5乗)ly
太陽の絶対等級は4.82mvで、各惑星の太陽からの距離auで計算すると、
火星(1.52au)で-25.8v、これは地球での金環食(-22)よりずっと明るい、
木星(5.20au)で-23.2v、
まだ十分明るい、
土星(9.56au)で-21.85v、金環食の明るさに近い、
冥王星(39.45au)で-18.77v、だいぶ暗くなる、
準惑星エリス(67.78au)が-17.6v、
先日書いた準惑星ファーアウト(120au)では-16.4vになる、
keisan_20190115104252239.jpg
なお等級が1つ上がるごとに、明るさは約2.512倍になる、
満月(-12.66v)に対しファーアウトから見た太陽(-16.4v)との差は3.74vなので、明るさは満月の29.4倍になる、楽に本が読める明るさだろう、太陽がファーアウトを照らした反射光も漆黒の宇宙を背景にすれば十分に明るく観測可能だろう。
2018vg18.jpg
ファーアウトと太陽:想像図
どうも明るさというのを数値にしてもピンとこない;
我々は極端に明るい日中と暗い夜に瞳孔を調整して対応しているせいだろうか、

*等級:星の明るさは古代ギリシャの天文学者ヒッパルコスが決めたと伝わる、一番明るい星からぎりぎり見える星までを6段階に分けた、この度合いを現在も継承し、非常に明るい領域にはマイナスを付けて表す、等級が一段階上がると光度は約2.51倍になる。
*絶対等級:恒星の本当の明るさを表す、一律に星を地球から10パーセク(32.6光年)の距離に置いたときの視等級になる。

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左義長  

昨日は地味な左義長(どんど焼き)があり、朝から準備、午後から実施した、 
場所はこんな殺風景なところ、市の道路資材置場が空いているので毎年借りている、
朝は霜柱で寒かったが晴天で風も弱く助かった。杭を打って竹を立て、縄を張る、真っ直ぐ立てるのが難しい、
sagicho03.jpg
竹の周りを藁や竹枝で囲んで縛る、あとで餅焼きができるよう、木の廃材も置く、
この穴は前日、灰を埋めるのに掘った、砂利の多い土なので大変;一畳分で人一人収まる。
sagicho04.jpg
午後には人が集まってくる、消防署へこれから火をつけると電話して開始、
sagicho02.jpg
火をつけたあと、今年の恵方"東北東微東"に竹を倒すが、だいたいの方角になる;
hougaku.jpg
今年の恵方
正月の縁起物、去年の護符など普通に燃やせない物をくべる。
ここでも御神酒やスルメをふるまい、町内の歓談の場ともなる、自分的にはまだこういう場に屯する気分ではない、立話、長話は好きじゃなく、用が済んだらさっさと帰るし・・だから地元の情報を知らないのかもしれないが、必要のない(知りたくない)話もある。

みんな網と餅など持ってくるが、焚き火で焼くのはけっこう難しい、炎が治まって程よい炭火になった所を探し、こういう脚付きの網を置くと餅やスルメがうまく焼ける、
mochiami.jpg
真ん中の炎が強いうちは熱気でそばに寄れないので、この網に針金で釣り手を付けて長竿で置くと具合よい、
とにかく、しんどかった、また一つ用務が片付いてよかった、という気分;
来年は餅焼きくらいで来ようか^^;

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