Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話題など

確定申告と甘酒  

昨夜は北西の風がなんだか台風以上に煩かったですが;
tennkizu.jpg気象庁

国税庁のHPで確定申告書の入力をしました、e-Taxは使わず、プリントアウトして送ります。
kakutei02.jpg
国税庁: 確定申告書等作成コーナー
住所の入力が何度かでてきますが、番地の英数字もすべて"全角"じゃないといけないところがありますね、しかし半角を入れてもエラーにならないし、気付きにくいです。

どうにか終えて一息、久しぶりに酒粕の甘酒を作りました。
近所のスーパーにたまたまあった銘柄をいろいろ試してみようと、昨夜は「㈱福井中央漬物」の酒粕を使った、
sakekasu.jpg
漬物メーカーから出ている芳香豊かな感じです、
撹拌しながら鍋で沸かし、適度に砂糖を入れました、
amazake2_20170221092741bed.jpg
まあ、ごく普通の味でわるくないです^^沈殿してしまうので、レンゲで掬うと呑み易い。
しかし、一袋、全部甘酒にはできないので、あとは粕漬けにでも使う必要があります;

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category: 時事・雑記

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冷放射  

寒い夜、カーテンのないガラス窓の傍では、ひんやり寒いです、列車の窓側に座っても同様、これを冷放射とか冷輻射とか言いますが、本当に冷たい放射なんてあるのか?
SF漫画には「冷凍光線」なんてのがよくありました、あと照らした所が真っ暗になるライトとか、物理を無視している^^;温度の高い物体が赤外線を放射する、ならわかります、
小さな焚火でも手をかざせば暖かいが、小さな氷の塊に手をかざしても冷たくはない。

*絶対温度が零度ではない全ての物体は、M.プランクの法則により電磁波を放射している。
ということで、以下のように考えていますが、
人の体からは体温で赤外線が放射される、これで熱が逃げるが、屋外が暖かければガラス窓からも赤外線が入って来て、熱が補充され、両方に大差なければ寒くない、
hito a
屋外が寒い場合、少ないながら赤外線は入ってくるが、人体からの熱放射に対して少なすぎる、この補充の足りない差額分が体感的には外から冷たい放射があるかのように錯覚する、
hito b窓ガラスも冷たくなっている
これは放射冷却となら言える。晴れた冬の明け方は放射冷却があります、"冷放射"とは意味が違って、地上の熱が放射で上空に奪われて寒くなるので、正しい表現でしょう。
室内の壁や床は暖房で温まって赤外線を発しているが、電磁波を通すガラス窓は概ね屋外の温度が反映してくる。二重ガラスなら冷放射を防げるというのは、室内側のガラスが冷たくならず、いくらか赤外線を出しているからでしょう。
事実上「冷放射」というのはないが、マイナスの熱放射という意味ではあるかもしれない。

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category: 時事・雑記

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優れ物:折り畳みテオルボ  

奇士さんのブログで紹介されていますが、興味深いのでこちらでも取り上げます。
昨日のチューナーと違い、かなり高価なものですが;te

リュート属にはテオルボという人の身長ほどもある、ド長い楽器があり、通奏低音で使われることが多いので、お仕事で移動も頻繁な楽器でしょう、何とか移動時にはコンパクトにできないか、というのは誰もが考えたと思いますが、ネックをジョイント式にしてしまうと、収納のたびに弦を外さないといけない、近年、調弦を保ったまま折り畳む、というアイデアの楽器が北欧から出てきました。今回はフィンランドのLauri Niskanen 作のテオルボ、
te.jpg
説明動画→Foldable Theorbo

この楽器の上手いところは、ペグに見える1本がじつは伸ばしたときのストッパー・ネジになっているところ、
te2.jpg
専用のケース
製作家サイト→Lauri Niskanen, Luthier

こういう楽器になると、お気に入りの愛器、というより、よく鳴って便利だと助かる、という業務用感覚かな^^

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category: 楽器について

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優れ物:小型チューナー  

師の愛用でお薦めの小型・軽量チューナーを取り寄せた、お値打ち価格なので2個注文v
D'Addarioの PW-CT-12
pw cd 12f
仕様は以下のとおりだが、
pw ct 12e
リュートにも具合よく装着でき、調弦の邪魔にならず見やすい角度にできる、重さは無視できるほどで付けたまま弾いても支障ない。音を感知して表示が起動し、電池の節約機能もある。
PW CT 12c
表示の右下には現在のピッチ設定が常に表示される
pw cd 12b
クリップ部は高さ調節ができ、リュート、ギターにはこれで十分、クリップの接触面はソフトで傷をつけない
サンプリングが高速で、平均値を示すようで状態が掴みやすい、従来の製品より手早く調弦し易くなっている。周囲がうるさい場所でも信用して合わせられる。
高速処理技術といえば「補償光学」を思いつくが;市販品もそれなりに進んでいるようだ。
pw cd 12 hyoji
表示が「緑」で安定すれば、概ね問題ない程度になる
A=410~480hzの設定ができるので、バロックピッチはOK、発信音は出ないが、メトロノーム機能も付いている。電源を切っても、直前の設定が保持される。

なお、様々な楽器に装着できるよう、クリップ部分は別仕様が用意されている。
pw cd 12 vn

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category: 楽器について

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系外惑星の直接撮影と動画  

系外惑星といえば、惑星の重力で中心の恒星が揺れる様子を捉えるドップラー法や、惑星が恒星を横切る際の減光を捉えるトランジット法で、存在や大きさを間接的に知るという方法がメインだったが、コロナグラフの技術で中心星の光を遮る方法と分光観測により、これまでもいくつかの大型望遠鏡が直接捉えていた。
2月1日、ケプラーの法則どおり、系外惑星が公転する様子を直接捉えた動画が公開された。
カナダ、ヘルツベルク宇宙物理学研究所のクリスチャン・マロワ氏が撮影した7年間の画像を系外惑星の研究団体NEXSSのジェイソン・ワン氏がつなぎ合わせて動画にした。
HR 8799 a
HR 8799と4つの惑星
動画:Direct imaging of four exoplanets orbiting the star HR 8799
ペガスス座129光年にある恒星HR 8799の周りを4つの惑星が回っている様子、いずれも木星より大きな惑星で中心星から離れた軌道にあるのだが、それでも非常に難しい観測だという貴重な動画である。

続いて2月16日の情報だが、国立天文台のすばる望遠鏡が新装置の「カリス」を用いて、同じくHR 8799の惑星を観測した。
charis.jpg
赤いケースが「カリス」、すばる望遠鏡のナスミス焦点に設置した補償光学システムに接続される
米・プリンストン大学、国立天文台の研究チームは昨年7月、すばる望遠鏡に新しい観測装置「カリス」(CHARIS: 高コントラスト近赤外線面分光装置)を搭載し、その試験観測に成功、カリスは明るい恒星の周囲を回る暗い惑星を見分けて分光観測を行うことで、惑星表面の状態・温度・大気の様子などを明らかにすることができるそうだ。
hr8799 b
HR 8799:すばる望遠鏡撮影、中心に近い3つの惑星が映っている
すばる望遠鏡にはすでに大気による像の揺らぎを抑える超高コントラスト補償光学システム「SCEXAO」が搭載されており、この高分解能にカリスの機能が組み合わされ、様々な惑星系の起源や進化の理解につながる観測がされ、系外惑星の研究が飛躍的に進むと期待される。
情報:すばる望遠鏡(国立天文台)

HR 8799b
最も外側を公転している惑星(HR 8799b)の想像図
ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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C.ホグウッド:ハイドン 交響曲No.25  

今日はハイドン初期の作品で25番ハ長調、1761年頃の作曲とされるが、初期らしい作風で、小柄ながら魅力をもった曲だ。AAMのサウンドはいつもながら清涼な録音で聴ける。
hog hay 25
クリストファー・ホグウッド指揮
エンシェント室内O


交響曲 No.25ハ長調
第一楽章の初めにAdagioの序奏があるが、一つの緩抒楽章とも取れる内容、バロックの合奏協奏曲の始まりにも似た趣きで、ポリフォニックな部分が多い、
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序奏開始部分
24小節からAllegro moltoとなり、溌剌とした第1主題が心地よい、57小節からが第二主題と思われる、展開部ではリズムパターンだけ保持され、変形して出てくる、短い楽章だが、手腕が冴え、爽快にまとまる。
第二楽章がメヌエットで、主題はいかにも初期古典派の趣き、トリオもきちんとできた模範のようで、まだ意外な面白味はない。
終楽章 Presto、ホグウッドは快速で切れ味よい、始めの2分音符4つの動機はいかにもフーガ向きで期待させるが、展開部67小節以後でちょっぴりそれらしく扱われる、
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しかし、対位法的で密度感のある楽章、短く美しくまとめた逸品と言える、ホグウッドは反復を全て聴かせるのがいい。
参考動画:F.J.Haydn-Hob I:25-Symphony No.25 in C major (Hogwood)
(*動画はGoogle Chromeなら繋がります)

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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フレット楽器の弦高  

フレット楽器の宿命というか、リュートをケースから取り出すたびに気にしてしまうのが弦高です、適正だったつもりでもいつの間にか高くなっていることがあります。m
指板の起伏が良く調整されているのが肝心で、理想は中ポジションからローポジションにかけて少し前のめりで(こうでないと、ローポジションがビリやすい)ハイポジションはほぼ真っ直ぐでいい、強調するとこんな感じ、
002b.jpg
この状態で演奏性としては可能な限り低いのが望ましい、
gennko.jpg

弦高の測定は指板上の9ポジションの指板から弦の下部までを目安にしている、(12ポジションは響板上にあり、起伏の状態により差があるので目安にしにくい)
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sasijaku.jpg

因みにうちにある楽器では13コースlute(弦長69.5cm)が3.2㎜で絶好の高さ、これは昨年、製作者M.オッティガー氏に調整してもらった。
13c lute

もう一つ11コースlute(弦長66cm)は3.5㎜の状態、これは自分でできる範囲で調整したが、ひとまず弾きやすい状態、いずれ指板を少し削って下げたいと思っている。
11c lute

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category: 楽器について

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R.グッドマン:ハイドン 交響曲No.45「告別」  

先日のB.ヴァイルによる「告別」の第一楽章は急速なテンポながら細部をよく聴かせる好例だった、C.ホグウッドも同等のテンポで良く整った演奏だったが、今日のR.グッドマンはこれらを上回る限界的速さだ、ハイドンの中で指揮者によってこれほどテンポに差がでる曲も珍しい。h
goodman hay 45
ロイ・グッドマン:指揮&通奏低音
ハノーヴァー・バンド
1990年録音


交響曲No.45嬰ヘ短調「告別」
第一楽章 Allegro assai は3/4拍子だが、1小節を1拍と捉えて、メトロノーム=71の速さである、前半、後半とも反復されるが6:11で終る、vn2が弾いているシンコペーションも耳で追う暇がない、
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13小節からの16分音符は非常な素早さになる、
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グッドマンが狙ったのは一部犠牲にしてでも、この楽章の只ならぬ熱気だろうか、時間をかけず一気に進む、聴き手を危うさで引き付け、これも作戦の一つとして功を奏している、展開部に続く穏やかな別主題を静かに終え、再現部から終結までの激しさを際立たせる、ぐっと強弱の懐も深く、適宜レガートな表現も置いて単調さを避けている。
第二楽章 Adagio、十分弱奏で涼風のような演奏、引きずらず、節目をつけリズミカルに聴かせる、ここではチェンバロが良いリアライゼーションを添える。
メヌエット、Allegretto 軽やかな感覚、トリオではhornがレガートに奏でるのが好印象。
終楽章 Presto ここは極端に急速ではなく、普通に急速?である、きっちり合奏が決まり、弦楽のみの弱奏部と管が加わる総奏の対比が痛快。後半のAdagio、清涼な演奏で申し分ない、楽器が減っていき、最後でvnが装飾を入れ、一味加える。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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「惑星系円盤誕生の謎」解明の糸口?  

原始惑星系円盤など、強い重力を持った天体の中心部には降着円盤のガスが落下していき、吸収しきれなかった分が上下にジェットとして噴き出す?みたいな大まかなイメージで見ていたが、力学的な詳細はどうなのか、知らなかった。
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2月8日、理化学研究所、国立天文台、東京大学がアルマ望遠鏡を用いた詳細な観測で、この惑星系円盤の中心近くにおける、惑星系円盤誕生における角運動量問題と言われる謎解明の糸口をつかんだと発表した。回転しながら中心部へ落下していくガスは原始星に近づくと回転速度による遠心力が勝るようになり、ガスの*角運動量の一部が外へ放出されないと、円盤が安定しないという問題だった。今回、おうし座450光年にある「L1527分子雲コア」の観測により、中心部の詳細がわかってきた。
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図の南北方向に伸びた原始惑星系円盤を真横から見た様子、CCH分子の分布から遠心力バリアの手前で厚みが変化しているのがわかる(資料:理化学研究所)
周囲を取り巻いて流れ込むガス中の塵、CCH分子の分布を調べたところ、円盤が遠心力バリア(ガスが中心星に最も近づける位置)の手前で厚く膨らんでいた、ここで落下してきたガスが滞留し、衝突し合い、温度が外部より160°高音になっていた、
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(資料:理化学研究所)
これで角運動量のエネルギーの一部が円盤の垂直方向へ分子流となって放出されている、ここでのエネルギー流出により、ガスは内側へ落下できるようになり、太陽系など惑星系が形成されるプロセス解明の糸口とされている。

*角運動量については過去記事:「月が離れて行く理由」でも概略を書いた。

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category: 宇宙・天体

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B.ヴァイル:ハイドン 交響曲No.45「告別」  

ヴァイルによる「告別」、随分前から持っているのに取り上げていなかった;久しぶりに聴いた気がします・・?
b v hay45
ブルーノ・ヴァイル指揮
ターフェルムジーク・バロックO
1993年録音


交響曲No.45嬰ヘ短調「告別」
第一楽章 Allegro assaiは十分に急速、速い3拍子の一拍目に強くアクセントを置き、簡潔な動機が切れ味鋭く貫かれる、vn2のシンコーペーションも明確で整った演奏だ、少し多めの弦編成が効いている、
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管もバランスよく明確に聴ける、基本的に単一主題で書かれ、展開部の108小節からpで新たな主題が一時の安らぎのように出るが間奏的で、休符を置いて142小節からが再現部と思われる、
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163小節あたりから、転調でより深く引き込む、この楽章も型破りと言える。
第二楽章 Adagio、疾風怒涛期らしい緩抒楽章で弦は弱音器をつけるが、ヴァイルは過剰なレガートを避け、淡々としながら、一段と弱奏の美音に集中させる、
メヌエット Allegretto、トリオも含め、節目をつけたヴァイルらしい快活な演奏。
終楽章 Presto、プレスト楽章の切れ味は見事、97小節からが再現部と思われるが、109小節から弦がfとなって、特に区切りではない116小節からobとhornがfで和声を鳴らしだす、
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121小節からが頂点なのだが、先行して偉効を奏するようだ、また116小節からバスがポリフォニックになる。
続くアダージョ、楽譜は始まりからvnは4パートに分けて書いてあり、管、バス、と徐々にパートが減って行く、最後はvn2本のみとなり、消えるような弱奏で終わる。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 2

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