レコード盤のゴースト 
2019/04/23 Tue. 09:45 [edit]
盤によっては2度聞こえる、ゴーストと呼ばれる現象だが、まったく出ない盤もある、この原因として次のような説を聞く、
①マスター音源の磁気テープがリールに巻かれているため、重なった部分に磁気が転写されたためだという説、
②アナログ盤は通常、ラッカー盤という柔らかい素材にカッティングされるので、外周の溝にも振動が伝わり、わずかに変形してしまうという(ちょっと疑わしい)説、
どちらが正しいのか、どっちも違うのか?
レコード盤を再生し、曲が始まるちょうど1回転前にゴーストが出れば②の可能性があるが、音源が磁気テープであれ、デジタル音源であれ、②が原因ならこの位置で出るはず、
手持ちの盤で回転を見ながら確かめてみた(始まりが強奏の曲がわかりやすい)、そしたら1回転前ではなく、約半回転前に聞こえた、これは②の説を否定する、
では①の磁気テープの転写か? しかし音源がデジタルのPCM盤でも半回転前にゴーストが聞こえた、デジタル音源で転写が起きるはずがない、
ラッカー盤ではなく、銅のマザー盤にカッティングするDMMカッティングでもゴーストは起きるのか? 参考記事:DMMカッティングのLP
確かめたかったが手持ちのDMM盤がシューベルトの「未完成」と第5番、いずれも始まりは強奏ではないので確認できなかった;
いったいどこからこのゴースト音は入ってくるのか、ますますわからなくなった;
アナログ盤のカッティングは音量の大きい部分で溝間隔を広げ、小さい部分では詰めている、そのために音源を"先読み"しながらスペーシング調整する必要がある(自動制御できるらしい)、磁気テープではモニターヘッドが前に設けられ、先読みしていた、デジタル音源でも先読みは必要だろう、ゴーストの出るタイミングはこの先読みによいくらいに思えるのだが?
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 音響機器
コメント
こんばんは。
アナログ盤にしか起きない味わいある現象ですよね。
PCM録音も,テープにデジタル信号で録音していたので転写が起きたのではないかと思いますが,どうなんでしょう。
リキ #KLtzAfy. | URL
2019/04/23 22:50 | edit
リキさん こんばんは
デジタルは数値化したデータなので、アナログ波形が小さくなった・・ような転写は起きないように思いますね?
PCM音源を一旦アナログで磁気テープに移していれば起きうると思いますが、このゴーストは何かテープっぽい感じがします^^;
michael #xNtCea2Y | URL
2019/04/24 01:20 | edit
こんにちは
CDしか持っていませんがそういうのが聴こえる盤があって、
むかしPPPPPのあとにffが来る曲かと思っていました
あれはマスターテープの転写かなと思うのですが、デジタルでもカッティング以外の理由でそれが起こるというのは面白いですね。
なんでなんだろう?
unagi #- | URL
2019/04/24 12:28 | edit
unagiさん こんにちは
いろいろ情報はありますが、納得できるものがなくて結局わかりませんね^^;
元々オーディオ関連の情報は誰かの受け売りだったり、プラシーボだったりが多すぎ、工学の専門家も言わない事をもっともらしく書いてあって、鵜呑みにできませんし;
まあ気にしないで音楽を楽しみたいです。
michael #xNtCea2Y | URL
2019/04/24 16:10 | edit
プレエコー
ハイドンの交響曲63番 第1楽章の記事に関連して、このブログがあっぷされたかもしれません。ネットで検索してみると「プレエコー」という名称でも記載されています。(下記の関連アドレス) ハイドンのNo.63以外、以外には、今のところ、同じ現象はみられませんが。
http://www38.tok2.com/home/shigaarch/OldBBS/57preecho.htm
tenkichi995 #- | URL
2019/05/03 08:51 | edit
tenkichiさん こんばんは
マスター磁気テープの劣化が進んで使えない場合などLP起しでCDが作られますね、うちにも何枚があります、
プレエコーの原因はいろいろ推測されるようですが、まさにレコード製作に携わった人じゃないと断定できそうにないですね;
| h o m e |