昭和のマーガリン 
2019/05/05 Sun. 10:35 [edit]
ネオソフトなど、冷蔵庫から出してすぐパンに塗れるマーガリンが登場するずっと前、バターの代用品として出たマーガリンだが、昔は動物性油脂で作られていたようだ、
この頃のマーガリンは塩分を多めに含ませてあったので、その塩味がなんとも良かった、
硬いので焼きたての熱いトーストに塊ごとゴシゴシ擦り付けていた、マーガリン側にはいつも擦り跡と焦げたパンくずが着いていた^^
食パン専用のトースターで、ちょっと焦しすぎちゃった味も懐かしい^^;
名古屋周辺では朝、喫茶店に行くとモーニングサービスがあり、略して"モーニング"と言う、普通にコーヒーを頼むと、トースト、ゆで卵、サラダ、果物などがコーヒー1杯の値段で付いてくる、これがどの店でも常識で、腹がすいていないときは「モーニング抜きで」と頼む、
このサービスは広島と名古屋が発祥だと聞くが、今、全国的にどうなのだろう?
地元喫茶店のモーニングに付くトーストは厚手の食パンに十字の切れ込みをつけ、あの塩味マーガリンをたっぷり染み込ませてある、
業務用なら今もそういうマーガリンがあるようだ、
普通に買えるマーガリンを塗ってちょっと塩をかけりゃ同じか?練り込んであるのと、上からかけるのと違う気がするけど・・
マーガリンにジャムを上塗りするのが好きで、市販の苺ジャムは味を緩めてあって食べやすいが、昔、自家製のジャムを何度か作り、ストレートに苺臭い風味が美味しかった、
材料は苺と砂糖だけ、小粒の安い苺を多めに買って、鍋に適量の水で潰しながら煮込む、水が減って粘ってきたら砂糖を入れる、少しゆるいようでも冷めたら粘りが増す。
色、香り、味が濃い、野性味をおびたアクもあり、酸味と砂糖がぶつかり合う味がなんとも良い、旬は過ぎたがまた作りたい。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: 昭和の記憶
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コメント
こんばんは。
michaelさん、こんばんは。
楽しかった連休も明日で終わりですっかり気分が滅入っております(笑)。
硬いマーガリンしかなかった頃には塗りにくいと不満を感じていたくせに、柔らかいものしかない今となっては硬いマーガリンが懐かしいです。
私の住んでいる地域にもコメダ珈琲が進出していますが、コメダを例外として名古屋風のモーニングサービスはこちらにはないです。というか、このあたりでは今や昔風の喫茶店がほぼ壊滅状態でチェーン系コーヒーショップばかりになってしまいました。残念な状況です。
ばけぺん #- | URL
2019/05/05 21:22 | edit
ばけぺんさん こんばんは
これといって計画がなく、長い連休があっても持てあまします;個人的には代休などで小分けでとれたほうがよかったです、
なるほど、コメダ珈琲は本社が名古屋だけに中京式で全国展開しているんですね、名古屋は何でも豪華オマケ付きを好む気風のようですが、東京っ子なら「コーヒー飲みに来たんだ、あとは要らねえ」って言いそうな気がします;
チェーン店は味が補償されていて、何々チェーンの味が好きってことで選ぶ時代ですかね。
michael #xNtCea2Y | URL
2019/05/05 22:01 | edit
昭和の食べ物シリーズ いつも楽しく拝読してます。
ちょっと油断すると焦げちゃう食パン専用のトースターも、バターのような包装紙に包まれた塩味のきいたマーガリンも、懐かしいです〜
コメダ珈琲はこちらにもありますよ。何度か入りましたが、モーニングは未経験です。おそらく地元名古屋と同じスタイルで提供していると思われます。
チェーン店に押され昔ながらの喫茶店(純喫茶っていうんですかね?)が激減しているのはこちらも同じです。時の流れですかね・・・
私はタワシ #5eVrhZok | URL
2019/05/07 08:13 | edit
タワシさん こんにちは
いつもありがとうございます。
町内にあった喫茶店も今年の春でぜんぶ閉まりました、
中部地区だけのチェーン店で、30~40年くらい前を思わせる作り物っぽい建物でメニューもあえて変えないカフェレストランがあります、ファミレスに押され気味でも、好きな人は来るんでしょう、集客のある店だけ残し、一方で別スタイルの店舗を展開しているようです。
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