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S.ラトル:Beethoven Sym No.9「合唱付」BPO  

指揮者は歳を重ねるほど落ち着いてくると言われていたが、近頃は逆かな?H.ブロムシュテットも91歳で活き活きしている、聴く立場としても、元気に聴きたいものだ^^
 
さて、今日はS.ラトル指揮、BPOの「第九」、8番か「英雄」にしようと思ったけど先に聴いちゃった;VPOとの演奏は先般書いたところ、
S.ラトル:Beethoven Sym No.9「合唱付」VPO
「第九」では弦は増強するが、合唱団は編成を絞っている、これくらいが良い。
基本的な演奏スタイルはVPO盤を維持しているが、演奏時間を比較すると(楽章順)、
BPO盤 15:20 13:27 15:56 23:04
VPO盤 16:56 11:59 17:03 23:59
(*第2楽章は反復の有無の違いでテンポはBPOが若干速い)
と全体に少しずつ速くなっている、
録音は全パート明瞭だが、程よくウォームな響きが良い。
20181129.jpg
アンネッテ・ダッシュ(ソプラノ)
エーファ・フォーゲル(アルト)
クリスティアン・エルスナー(テノール)
ディミトリー・イヴァシュシェンコ(バス)
ベルリン放送合唱団、
サイモン・ハルジー(合唱指揮)
サー・サイモン・ラトル(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2015年10月10&16日

第1楽章、速めのテンポで入り、重くない響きの中に覇気があるが流線的な滑らかさも十分に繋いでいく、じっくり初めてクライマックスで加速するVPO盤に対し、こちらは始まりから速いので加速は若干になる・・けど引き付ける力はあるv
第2楽章、反復を全て行っているのでスケルツォからトリオに入るまでが結構長い、怒濤のような表現にはならず、切れよくパンチが入る、
第3楽章、アバドの(12:48)、ハイティンクの(14:11)に対しラトルの(15:56)は過去の普通の時間くらいか、ゆったりと感じる、弦楽の美音、また[83]Adagioから[98]まで弦のpizzの上に木管とhornのアンサンブルが続くが、
sc03 82
BPOの管の上手さが一際栄える、
終楽章の印象はVPO盤とほぼ共通するが、sopソロのアンネッテ・ダッシュは張りのあるよく通る声だ、VPO盤でも書いた、行進曲風のAllegro assai vivaceに入り、[45]からtenのソロが始まり合唱も加わる、[102]からorch.に受け渡されるがその前から加速する、というのも再現される、ここは効果的で良い。

you tubeはデモ画像のみ
s ra be sym 9 you
you tube:Beethoven: Symphony No. 9 / Rattle ・ Berliner Philharmoniker
(3rd movt)  (4th movt)

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S.ラトル:Beethoven Sym No.9「合唱付」VPO  

今日はS.ラトルが2002年にVPOと録音したBeethoven Sym全集より、No.9「合唱付」、 
ハイティンクやアバドより後輩であるラトルが20世紀の巨匠時代に回帰したかのような一面を聴かせるのが面白い、楽譜はベーレンライター社の校訂版を用い、従来の版と異なる箇所がいくつかある、ラトルならではの新しさも同居している、演奏は国際色豊かな組み合わせのようだ、ライヴ録音だが、VPOのサウンドの魅力は十分味わえる、
s ra be sym 9
バーバラ・ボニー(S)
ブリギット・レンメルト(C)
クルト・ストレイト(T)
トーマス・ハンプソン(Br)
サイモン・ラトル指揮、 ウィーン・フィルハーモニーO
バーミンガム市交響楽団合唱団


第1楽章(16:56)比較的ゆったりしたテンポでレガートな表情もつけながら、深い強弱法とアゴーギグで引き込む、対位法的な展開部の後、再現部はクライマックスを担い、[301]からtimpの鋭い連打を伴い、重くはないが熱気十分に繰り出す、
sc01 295
そして[427]pから[453]ffに向けて長いスパンでこれほど思い切ってaccelをかけていくのはフルトヴェングラー以来の気がする、
sc01 425
ただし総奏による"爆音"には達しない、終結はぐっと速度を緩める。
第2楽章(11:59)導入音はじっくり、続きはやや快速だがこの楽章も巧みにテンポを動かす。弦を密やかにするアバドに対し、こちらは普通のバランス、timpは突出してくる、トリオでのobを聴くと、ウィンナobではないようだ?
第3楽章(17:03)ここもかつての巨匠的演奏を思わせる、非常に緩やかなテンポ、VPOの弦は極めて滑らかな味わい、弱奏基調で深く引き込む、終結はぐっと速度を落とす。
終楽章(23:59)校訂版がないので、詳細はわからないが、ラトルの解釈とともに特に終楽章で新しい要素が聴かれる、行進曲風のAllegro assai vivaceに入り、[45]からtenのソロが始まり合唱も加わる、[102]からorch.に受け渡されるがその前から加速するのが効果的、この他新鮮な楽しみが聴かれる。
s ra be sym 9 you
you tube:Sir Simon Rattle - Beethoven - Symphony No. 9 Mov. I-IV
なお、ラトルは2015年にもBPOとライヴで全集録音を行っていて、興味深い、2000年代ならみな新しい、と錯覚してしまうが;一応13年の開きはある、いずれ聴いてみたい。

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