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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

アーノンクール:Mozart「ジュピター」 ほか  

先日導入したプリメインアンプPMA-600NEにはDA変換回路がせっかく設けられているので試してみた、CDプレーヤーにはOPTICAL出力があり、約10年目にして初めて光ケーブルを繋いだ^^;アンプのセレクターは"CD"ではなく"OPTICAL1"になる、 
pma 600ne
聴いた第1印象はアンプの回路のほうが音場の見渡しがワンランク良くなったようで、合奏音の分離、金管の光沢、残響音でそれを感じる、

これで、聴き甲斐のある録音、アーノンクール指揮、ヨーロッパ室内OのモーツァルトSym「ジュピター」を聴く、
20200624.jpg
第1楽章は急がず、がっしりとした設定、"剛と柔"の対比と、修辞的な語り口で引き付ける、
第2楽章がまた聴きどころで、vn群は"弱音器付き"に相応しい奏で方で、弦というより笛を思わせる音色、遠く鳴るような静謐な響きが神秘感を与える、
メヌエットもかちっと引き締まり、終楽章は結構快速で、弱奏で引き付けて始める、反復をすべて行ない、スピードと緻密に決めた合奏で凄さ十分、
N H moz s41 you
you tube:Mozart: Symphony No.41 K.551 "Jupiter" / Harnoncourt Chamber Orchestra of Europe (1991 Movie Live)

この「ジュピター」を聴いてもう一つの演奏を思い出した、アーノンクールがウィーン・コンツェントゥス・ムジクスと録音したハイドンのパリセット、Sym No.82「熊」である、同じハ長調で「ジュピター」との関連性も指摘される曲だ、確かにモーツァルトが「3大交響曲」を書くにあたって規範となったのは当時「パリセット」以外にないだろう、
20160315_2020070209003781f.jpg
「熊」の第1楽章も力強い動機で始まり、アーノンクールはがっしりと同じ構えで聴かせる、orchの響きは古楽器だけにより透明になる、"剛と柔"の対比も深くなる、
第2楽章はわりと速めだが弦楽の"柔"な物腰が心地よい、やはり語るようなテンポの変化を使う、メヌエットのトリオでもそうだが、こういった奏法はトーマス・ファイにも引き継がれ、共通点が聴かれる。
この曲も終楽章が見事な内容で展開部からの充実はそれまでに例がない、コーダではないが終結前に展開部を少し再現して聴かせる、アーノンクールはこの後半も反復する。
N H hay s82 you
you tube:ハイドン: 交響曲 第82番 ハ長調「熊」アーノンクール

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category: W.A.モーツァルト

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O.スウィトナー:Mozart 3つの「ジュピター」≪続≫  

昨年7月にこのタイトルで記事を書いて、その時N響の演奏がyou tubeになかった、新たに挙がっていたので、ちょっとリニューアル(焼き廻し;)して再掲する。 
------------------------

手元にO.スウィトナー指揮のモーツァルトSym No.39~41のCDが3枚あり、各々の「ジュピター」を聴き比べてみた。
sui moz s41
左:1973年 シュターツカペレ・ドレスデン(セッション、ルカ教会)D.シャルプラッテン
中:1978年 シュターツカペレ・ベルリン(ライブ、東京厚生年金会館)エフエム東京
右:1982年 NHK交響楽団(ライヴ、NHKホール)キングレコード
指揮:オットマール・スウィトナー
4~5年置きの録音で、orchが異なるのも面白い、3枚共通なのはパートバランスが良く、木管の味わいが豊かに聴けること、
第1楽章はそんな響きで意気込まず開始、力の抜けた余裕を感じる、
第2楽章、弱音器の弦で始まり、[2]、[4]で奏でる総奏音がふわっと柔らかく溶け合い、ここで引き付けられる、
20190706084332d73_20200627095930f40.jpg
メヌエット(アレグレット)はやや速めのテンポで清涼感があり、とっておきの終楽章の前奏的位置づけにも感じる、
終楽章、空前絶後のフーガ楽章、コーダにおいてはvcとcbも別れ、これまで登場した5つの動機がすべて対位法で組み込まれる、
sc04 384
flは1本で、あとは2管編成
以下、3大Sym連続演奏の最後にくる「ジュピター」の終楽章に着目する、
いずれもスウィトナーは快速なテンポで一気に推進する、

①SKDはセッションだけに念入りな仕上がり、ルカ教会の響きも心地よく、録音物としては一番の出来だろう、
you tube:W.A.Mozart - Symphony No.41 in C major K.551
(1st Mov) (2nd Mov) (3rd Mov) (4th Mov)

②SKBとの来日時のライヴ、放送用の音源をリマスタリングしたものだが、会場の空気が生々しく伝わってくる、終楽章の熱気はさすがにセッションを上回る、
you tube:Mozart Symphony No 41 in C Major, K551
1 Allegro vivace 2 Andante cantabile
3 Menuetto 4 Molto Allegro

③N響との演奏はスウィトナー・ファン必聴の1枚かも、
録音がクールな音質で落ち着いたように錯覚していたが、最も熱のこもった演奏だった、終楽章のテンポは最速のようだ、前述のSKBでも十分キレているが、再現部、コーダへと熱気と気合いを増すように突き進む、
*当盤は1982年の録音だが、同じNHKホールで1984年に収録された動画がyou tubeに挙がった、演奏内容の覇気は変わりなく見事、
o sui moz s41 you
you tube:モーツァルト 交響曲第41番「ジュピター」 スウィトナー指揮 N響

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category: W.A.モーツァルト

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アーノンクール&ヨーロッパ室内O:Mozart Sym No.39  

N.アーノンクールを今では支持する人も、初めてモーツァルトなど聴いたときは、衝撃、違和感を覚えたと思う、前例がないのだから当然と言える、 
しかしそれまでの演奏法を打ち壊すだけ、なんてことはない、新しい何かがあるはず、と興味をもって今一度聴き直す人もいる、そこからが始まりかもしれない、楽界を一変させたわけではないが、新しい方向性を作った一人であるのは確か。
アーノンクールはウィーン交響楽団のvc奏者で1969年まで在籍したが、並行して新しいorch、「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」の準備にもかかっていた、

かつてはフルトヴェングラーがカラヤンを、またベームがアーノンクールを忌み嫌ったそうだが、好楽家の間でも支持派と不支持派にはっきり分かれ、そういう評価を二分するような事は史上何度もあって面白い^^人間はあえて対立、論争するのが好きなのだろう、そうしながら新しい存在が市民権を得ていく。現在ではアーノンクール支持派は圧倒的に多いようだ、過去に何度も聴いたような演奏をする指揮者はその後ほとんどいなくなっている。
よりベーシックなハイドンの演奏では強く感じるが、20世紀終り頃まで、多くの指揮者が常套手段?で無難に繕っていたが、真の美味しさは出ていなかった。

さて、モーツァルトのSymは同じTELDECからRCOとの録音も出ているが、若手の揃ったヨーロッパ室内Oの対応力も素晴らしいライヴ盤も聴いてみた。
N H moz sym 38-41
モーツァルト:Sym No.39 K.543(1991 ウィーン、ムジークフェライン)
アーノンクールの演奏でよく言われる特徴は動機単位に言葉を発するような奏法、隠れていた細やかな聴きどころを叩き出し、気の抜けない瞬間がある、また鋭さと対比する"レガート"も特徴で(レガートと言うのが適切かわからないが)、安穏と流れる感覚ではなく、空気が張り詰めていて、聴き手を引き付ける、下に取上げるyou tubeの映像で弦奏者の弓使いでもわかる気がするが、こんなイメージである、
001_20200624101923e0f.jpg
管奏者もこれに合わせている、
また、39番ではクラリネットの滑らかさとナチュラルtrpの透明な音質が相性よく、管楽器群の良い響きを作っているようだ。
N H moz sym 39 you
you tube:Mozart: Symphony No.39 K.543 / Harnoncourt Chamber Orchestra of Europe (1991 Movie Live)

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category: W.A.モーツァルト

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ブリュッヘン:Mozart Gran Partita K.361  

ラックから久しく聴いていないCDをを漁ってみて、ふと目に止まったのがモーツァルトのセレナード変ロ長調 K.361であるが、規模の大きさからグラン・パルティータと呼ばれる、管楽アンサンブルのために書かれた曲だが、ちょっと懐かしくもある、 
k361 bru
フランス・ブリュッヘン指揮、18世紀O
第1楽章は序奏をもつソナタ形式、管楽のために書かれたシンフォニア・コンチェルタンテとでも言うべき堂々たる楽章、2つのトリオを持つメヌエットと続き、7楽章ある。
映画の影響でお馴染みになる曲は多々あるが、第3楽章のアダージョがそれで、さすがに選ばれた曲という感はある、映画「アマデウス」で、サリエリがこの楽譜を読みながら惚れ惚れするシーンに使われた、娯楽的なストーリーだったが、サリエリは誰よりもモーツァルトの素晴らしさを認識できる立場で描かれていた。
このアダージョは一定パターンの伴奏に乗りながら、オーボエ、続いてクラリネット、バセットホルンが引き継いでソロを奏でる、バセットホルンは広い音域いっぱいに跳躍する、
moz k361 02
言い換えれば、何の変哲もない純粋で美しい曲だ、それがじーんと心を満たす、書けそうで、なかなか書けない曲なのかもしれない。
第4楽章はメヌエット、5がロマンツェ、6は変奏曲、7.フィナーレは軽快なロンド形式、このフィナーレも「アマデウス」にちらっと登場する。
全曲通して聴くのは時間的にしんどいので、抜粋で楽しめばいい;

you tubeはF.ブリュッヘン指揮、18世紀Oのメンバーによる演奏が映像つきであった、
f b moz k361 you
you tube:Mozart - Gran Partita - Orchestra of the 18th century - Frans Brüggen

PS.モーツァルトは管楽アンサンブルを多く書いているがディベルティメントK439b(No.1~5)など、3本の楽器による小ぢんまりとした曲だが凝縮された聴き応えがある、
これはNo.2で3本のバセットホルンによる演奏、
moz k439b 2 you
you tube:W. A. Mozart - KV 439b/II - Divertimento for 3 basset horns No. 2 in B flat majo

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古典派の短調 :Mozart Sym No.40 ほか  

数こそ少ないが古典派に聴く短調の作品というのは哀愁を込めたというより、試練との戦いのような趣きに感じ、主題も力強いものが多い、
モーツァルトのsym40番、第1楽章も弱奏で始まるが、そんな熱気を持つ、
展開部の終結が終り切らぬ[164]から弦が再現部に入るのが急き立てるようだ、 
sc01 160
最も山場となるのは再現部の[191]から[225]ではないか、
sc01 191
この曲はヤワなもんじゃない、と最初に硬派な演奏を聴かせたのが、トスカニーニやフルトヴェングラーだったと思う、
furt moz s40 you
you tube:Mozart: Symphony No. 40 K. 550/ Furtwängler VPO
名曲でよく演奏されるが故だろうか、これほど指揮者や時代によって多様な演奏スタイルが生じた曲も珍しい、そんな演奏史をリセットして聴かせたのがN.アーノンクールか、
n h moz s40 you
you tube:モーツァルト: 交響曲 第40番 ト短調 K.550 アーノンクール 1983
C.アバドの初期の録音と21世紀の録音を聴いても時代の移り変わりを象徴するようだ、
1980年、ロンドンSO
abbado moz s40 01
you tube:Mozart: Symphony No.40 In G Minor, K.550 - 1st Version - 1. Molto allegro
2008年、モーツァルトO
abbado moz s40 02
you tube:Mozart: Symphony No.40 In G Minor, K.550 - 1. Molto allegro (Live)

PS.モーツァルトの演奏には慎重だったというカラヤンも、過去と近年と比べると、かなりスタイルが変わっている、
1942年
you tube:Mozart: Symphony No. 40, Karajan & RAIso (1942)
1978年
you tube:Mozart - Symphony No. 40 in G Minor KV 550 (BPO / von Karajan)

次にハイドンのSym No.45 嬰ヘ短調「告別」
珍しい調性で、第1楽章は第2主題を持たない単一主題というやや異例な曲であるが、主和音を下る簡潔で力のある主題に伴い、バスのリズムとともにvn2がシンコペーションを奏で急き立てる感覚で突き進む、
20200430.jpg
展開部はイ長調となって入る、展開部は短めで[108]から初めて現われるニ長調の主題、
20200430b.jpg
一時の安らぎを聴かせ、形式上[142]から再現部と思われるが対比を付ける、そして[142]からが転調により一番の山場となって引き付ける。
20190611.jpg
you tubeはC.ホグウッド、AAMで
hay sym45 hog
you tube:J. Haydn - Hob I:45 - Symphony No. 45 in F sharp minor "Farewell" (Hogwood)
これもハイドンの短調Symとしてよく演奏されてきて、新旧様々な演奏スタイルがある。

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W.ケンプ&B.クレー:Mozart Piano Con No.22 ほか  

フリー作曲家として活躍するようになったモーツァルトが予約演奏会のために次々書いたピアノ協奏曲はpianoソロが洗練されていて、管楽器の揃ったフルorchを活かしきった書き方で次世代の協奏曲の先駆け的な作品群かと思う、 
No.21とNo.23に挟まれたNo.22は緩叙楽章の魅力で言うと、人気では一歩下がるかもしれないが、中間部に意外な聴きどころ(バロック風?)が置かれる、筆者個人は好きな曲で、健康的な趣きが良い、第2楽章はハ短調となるが、さほど悲愴ではなく、温もりがある、管楽器のobが省かれた響きも特徴、
終楽章のロンドテーマの弾む楽しさは名作だろう、
k482 03
木管のソロとピアノソロを巧みに組み合わせ、ソロ楽器が複数あるような楽しみとなる。

まず、W.ケンプ:p、B.クレー指揮の演奏を聴いてみた、1977年録音でさほど古くはない、
ピアノ協奏曲No.22変ホ長調 K.482
20190712_2020060909474346e.jpg
ヴィルヘルム・ケンプ:piano
ベルンハルト・クレー:指揮、バイエルン放送SO
1977年 DG

w k moz pf con 22
you tube :KEMPFF, Mozart Piano Concerto No.22 in E flat major, K.482
音質はウォームで聴きやすい、端正なorchが心地よく、弦の各パート、木管などがくっきり捉えられ、pianoソロと絡んだ巧みな曲の構成に集中できる、弾む終楽章を落ち着いたテンポにしているのが、なんとも味がある、ケンプによるカデンツァも面白い。

もう一つ、M.ビルソン:fpとガーディナー指揮による演奏は古楽orchながら、ダイナミックに押し出してきて痛快、こちらも終楽章はわりと落ち着いた歩調で、軽やかなfpと木管のやりとりがよく味わえる、
20190712 b
マルコム・ビルソン:fp
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、イングリッシュ・バロック・ソロイスツ
1987年、ARCHIV

m b moz pf con 22
you tube:Mozart: piano concerto no. 22 in E-flat major, K 482. Bilson, Gardiner, English Baroque Soloists

PS.そういえば、交響曲のようなorch作品でも楽器ソロが入るが、ハイドンはvnやvcのソロもよく使う、モーツァルトの場合、木管はよく使うが弦のソロというのは憶えがない?

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category: W.A.モーツァルト

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M.ビルソン&ガーディナー:Mozart piano Con No.24  

モーツァルトのピアノ協奏曲No.24は全短調作品のなかで"悲哀"とは関係なく、最も力強い魅力をもった好きな曲である、この曲はorchの編成の大きさが効いてくる気がするが、H.グリモーが先日のNo.23と同じ小編成で演奏したらどうなのか?も興味わくところ。
 
筆者はPCで文章を打つ間にも、何を書くつもりだったか忘れてしまうが;
モーツァルトは生涯に音符のオタマジャクシを何個書いたことか、天文学的数になりそうだが;pf協奏曲などorchパートに加えpfの音数も多くて書くのが大変、いくつもアイデアが浮かび、決められない、草稿譜ではとりあえず骨子となる音だけ書いて、上段を空けておき、入念に気に入るパッセージにまとめた・・ように見える、
20190712 03 (2)
先に書いたのは憶えておくイメージだけ、のような部分もある
気の済むまで書き直したような所もある、
20190712 03 (1)
K491 終楽章[43]~
実演の際にはさらに湧いてきたアイデアを即興で弾いたかもしれない、pf協奏曲だけでも大変な労力に思えるが、オペラ、宗教曲など同時に多くの作曲を並行してやっていたとか;

現代の演奏を聴くと、草稿にはなかった装飾的パッセージが加わっている、後にそういう版が作られたのかと思うが、奏者によるものかもしれない。
今日はピリオド楽器のM.ビルソン&ガーディナーによる演奏、
piano協奏曲No.24 ハ短調 K.491
bil moz pf con 24
マルコム・ビルソン:fp、ジョン・.エリオット・ガーディナー指揮
イングリッシュ・バロック・ソロイスツ

1988年録音 ARCHIV
フォルテピアノは軽やかな響きだが、粒立ちよく転がり、まさにこの楽器のための曲だと感じる、orchがひじょうにダイナミックでシンフォニックな楽しみも十分聴かせる。
k491 you 02
you tube:Mozart: piano concerto no. 24 in C minor, K 491. Bilson, Gardiner, English Baroque Soloists

PS.以前にも取上げたが、気に入った演奏をyou tubeから、
Iryna Krasnovska (pf), Giuliano Betta (指揮)
orchの前奏から新時代的、pianoソロは心地よい装飾が加えられる、こうあるべきなのだろう、活気溢れる終楽章が良い、
moz pf con you
you tube:Iryna Krasnovska. Mozart. Concerto 24. K. 491 C - minor
*音が途切れたり動画とズレたりする

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category: W.A.モーツァルト

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H.グリモー:Mozart piano con No.23  

名曲とはわかっていても、モーツァルトの特に晩年の作品など内面性が深いせいか、気安く聴けない曲もある、今聴くのはつらいと感じたり・・ 
ピアノ協奏曲No.23は予約演奏会のために連作された1つで晩年の作ではないが、両端楽章の明るさに対し、嬰ヘ短調の第2楽章が救いようのないほど悲痛である、明るい中間部もしばしの小康状態といった感じか、
シチリアーナのリズムを持ち、ピアノソロで開始するが、[2]の低音E♯がやるせなく響く、
sc02 01
[12]からのtuttiテーマはclが目立つが、この音色が孤独に響き、いかにも"モーツァルトのクラリネット"という印象が強い、
sc02 12
これほど物悲しい短調を書く人って同時期にいなかったように思えるが、これを聴いた聴衆はどう受け止めたのだろう。
*動画サイトに「癒し(ヒーリング)音楽」と銘打って適当にアダージョ楽章を集めた曲集にこの楽章が入っていたが、いかがなもんだろうか;
No.23はめったに聴かない曲だが、エレーヌ・グリモー(pf)の演奏が、orchの編成をぐっと小さくしていて、木管アンサンブルに少数の弦が寄り添ったバランス、全パート心地よく聴けるところに興味が湧いた。
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Piano & Conductor: Hélène Grimaud
Bavarian Radio Chamber Orchestra


h g moz pf con 23 you
you tube:Mozart - Piano Concerto No. 23 (Hélène Grimaud)
ピアノも軽やかで、前時代の重厚な演奏とは感覚が違う、両端楽章は快速で、第2楽章はかなりゆっくり・・もう少しさらりとシチリアーナらしく行くほうが好きだが。
古楽orchとフォルテピアノの場合もこの編成が効果的かと思う。

PS.シューマンのpiano協奏曲A minor第1楽章も同様にメロディアスな短調で、暗く流される様相があって、今日は聴きたくないな・・という時がある、一方ブラームスのpiano協奏曲No.1はそんな様相は微塵もなく、時を選ばず聴ける。

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古楽器による Mozart:fl & harp Con K.299(更新)  

モーツァルトのfl&hpのための協奏曲 K299というと、昔はランパル&ラスキーヌ、パイヤールの演奏など人気な定番だった、雅びではあるが、さほど聴きたいという曲ではなかった。 
fl con No.2が聴きたくて買ったDENON盤だが、カップリングのfl&hp Con K299も良かった、有田正広のflトラヴェルソと当時のharpを用いた長澤真澄のソロで聴くK.299は希少で、この曲の真の聴きどころはharpの幽き美音であることがわかる、flは良き相方で曲を充実させる。
moz k 229 01
有田正広:flトラヴェルソ、長澤真澄:harp(ピリオド楽器)
寺神戸亮:リーダー、東京バッハ・モーツァルトO
2006年、横浜みなとみらい小ホール DENON

以前、ヘンデルのharp.Conで古楽器harpによる演奏について取り上げたが、これも同様、使われているharpは作曲当時に使われていたタイプでペダルの踏み替えが一段式、現代のものより共鳴板が薄く、細いガット弦が張られる、音量は小さめだが透明感のある音はより細やかで耳を集中させる、当然、flトラヴェルソとの相性もよい。
harp.jpg使われたHarp
第1楽章ではソロが弾く部分でのorch.助奏は弦楽を1人ずつにしている、全楽章素晴らしいが、第2楽章の演奏が引き付ける、harpの小さな響きに深みを見いだす味わい、ppの音も明瞭に聴ける、有田のflもプライベートな語り合いのように奏でる。
DENONの録音はこれ以上ないほど明瞭でナチュラル、このCDが有名通販から完璧な梱包で無傷で届く、すべてが"日本製"という感じだ^^

you tubeを探すと、flトラヴェルソとモダンharpの組み合わせだったり、様々な演奏が挙っているが、DENONの当盤は挙っていない、
moz fl hrp con you
you tube:Mozart Flute & Harp Concerto K299 Katja Pitelina, Victoria Davies

flトラヴェルソと古楽器harpによる演奏で、トン・コープマン指揮の演奏がある、これはオフ・マイクぎみの録音で楽器の魅力は明瞭には聴きづらいが・・
harpソロのSaskia Kwastはコンチェルト・ケルンとも録音している、
moz k 229 you
you tube:Mozart: flute and harp concerto, K 299.
Wilbert Hazelzet - flute, Saskia Kwast - harp, Amsterdam Baroque Orchestra on period instruments, conducted by Ton Koopman.

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モーツァルト:Sym No.38「プラハ」 3枚  

J.F.パイヤールの音盤はめったに取上げないが、このモーツァルト、Symは気に入って取ってある、過去にLPで持っていたこともある、「ハフナー」「リンツ」「プラハ」と、サービストラックで「Sym No.37」の第1楽章が1枚に収まっている、 
Sym37_20200329104441f6a.jpg
ジャン・フランソワ・パイヤール指揮
イギリス室内O

イギリス室内Oを指揮した録音だが、orchバランスが良い、低域がしっかり出て、vn群は滑らか、木管パートも色彩良く出る、適度な編成で、この点はスウィトナー盤のように聴き心地がよい、ただしテンポは落着き、意外とどっしりした構えだが、各楽章、滑らか基調に程よい区切りも入れている。なお当盤はyou tubeに挙っておらず、CD等も中古が若干あるのみ、いつの間にか希少盤になっていた、

次にスウィトナー指揮、SKDの「プラハ」
20190628095851218 b
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ドレスデン

第1楽章は快速で小気味よく、不要なレガートも避け、スッキリ区切っている、
キビキビとした弦楽に[81]から木管の和声が鮮やかに乗っていくのが心地よい、
20190628094719bd9_20200329104432eb5.jpg
第2楽章も無用な甘ったるさがなく、すっきりして飽きがこない、
終楽章、速すぎないテンポで緻密な合奏、弦楽と管の対等バランスのやりとりが心地よい、展開部に入るとぐっと熱気が入り引き付ける、ポリフォニックな部分もくっきり、
20190628094725e01_20200329104434286.jpg
you tube:Symphony No. 38 in D Major, K. 504 "Prager":
I. Adagio - Allegro II. Andante III. Finale - Presto

もう一つ、カラヤン指揮、BPOの「プラハ」
BPOは量感たっぷり、大編成の精鋭部隊といったところ、レガートに繫がれ快速にぐいぐい進む、ときにこれもいいかと、
2019062809471614c_20200329104435298.jpg
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニーO

帝王カラヤンは完璧主義だと思っていたが、セッション録音で録音スタッフから「○○小節でミスがあった」と指摘があり、再生を聴いて、「ああ、この程度ならわからない」と録り直ししない、アバウトな一面もあった、
しかし、1970年、EMIに録音した演奏では誰が聴いてもわかるミスがある、第1楽章で、fagがテンポからズレて、[79]から8分音符1つ分ほど遅れる、(*you tubeで、4:29のあたり)
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20190628094714f0b_20200329104431dd5.jpg
you tube:Mozart Symphony No 38, K 504 ''Prague'' (Karajan BPO, 1970)
誰も気づかなかったのか、わかってて出しちまったのかは不明;

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category: W.A.モーツァルト

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