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クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

L.バーンスタイン:Mozart Sym 36「リンツ」  

筆者の使うPCにはONKYOの小型SP(D11-M)を繋いでいて、you tubeの試聴などは大抵これで済ませている、 
onkyo sp
音質はナチュラルだが小型ゆえにゆったりとは聴けない、システムのほうでCDで聴くとなかなか良い録音だったと気付くことがある。
レナード・バーンスタイン指揮、VPOのライヴ録音(DG)のいくつかは好録音で、バランス良い量感で、VPOのしなやかな弦の弓さばきもよく聴ける、
バーンスタインは「こんな風に聴きたいな」という希望を思い切り叶えてくれるところがある(曲により当たり外れはチョットあるが・・個人的に)、たとえばシューマンのSym No.1「春」も、その痛快さは一際魅力である、
20180117.jpg
シューマン、Sym全集
モーツァルトの交響曲No.36「リンツ」もその1つに挙げられる、
bern moz sym
第1楽章の序奏から細やかで深いデュナーミクで引き付け、主部はあまり急がず、しなやか基調、ぐっと力感で押し出す総奏との対比が良い、展開部の[152]からvn2とvaによる16分音符の和声が豪快、
sc01 147
第2楽章は序奏部と同様、しなやかで室内楽的な弱奏で引き込む、モーツァルトが初めて緩叙楽章にtrpとtimpを効果的に用いた楽章だが、それも心地よく響かせる。
聴きどころは終楽章だが、快速に活き活きと入る、VPOのしなやかな美しさと、鋭く緻密に決める心地よさで進める、強弱法の効果も巧みで引き付ける、いよいよ終結の[393]あたりから速度を巻き上げ、バスの踏み込みも強め、歓喜に溢れるように終わる。
sc04 389
l b moz s36 you
you tube:MOZART - SYMPHONY 36 - BERNSTEIN

PS. Sym「リンツ」はモーツァルトが滞在先で、わずか4日間で書いたと伝わるのは有名だが、その真偽は兎も角、作風に新たな進展があったところが興味深い、ハイドンの影響を受けたと言われるが、確かに序奏を付けたところ、緩叙楽章でもtrp、timpを上手く使うところ、また第1楽章の弱奏と総奏の対比を効かせ、彫りの深いシンフォニックな響きをじっくり聴かせるところなど、それまでの作品にない要素がある。

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category: W.A.モーツァルト

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Mozart:Flaut traverso 協奏曲 No.2 K.314  

モーツァルトの作品は晩年に近いほど内面性を深めていくが、1777年頃に書かれたob協奏曲とその編曲版のfl協奏曲No.2(K.314)は純粋な意味で古典派の華とも言える傑作だと思う、
第1楽章はこの上なく気品と愉悦に溢れ、第2楽章は慈しみに満たされ、暗い翳りはない、音符の流れをみるとごく当り前の古典派趣味の曲だが、磨き抜かれ、おいそれと書けない;
この曲がob協奏曲からの編曲であったため、依頼者から作曲料を値切られたとも伝わる;
 
第1楽章のソロの入り、こんな洒落た美しさは他に思い当たらない、
sc 01 32
[33]からの長く引く音で引き付けるのは、F.ベンダのfl協奏曲でもあった、
多感様式:F.Benda fl協奏曲 ほか
第2楽章のソロの始まり、こういう所こそ絶妙なデュナーミク、孤高の趣きを期待してしまう、
sc02 199
[202]の半音上がるところ、ぐっと弱く優しく、[203]で高域に上がり[204]で下がるところも同様、[210]でoct上がるのも柔らかに・・これをflトラヴェルソの名演で聴きたい、ヴィヴラート無しの木質でややくすんだ響きには魂が宿るようで、モダンflに代えられないのである、

手元には管きよみ(flトラヴェルソ)、鈴木秀美(指揮)、リベラ・クラシカのライヴCDがあるが、希望を満たしてくれる名演である、
moz fl con 2
この録音では当時の演奏習慣に倣い、orchの前奏が始まった時点からflソロはvn1のパートを共に奏でる、vnにflが重なる響きは本来求められている、
20201221.jpg
you tubeを探ってみたが、管氏の演奏は挙がっていない、有田正広氏も名演だがそれもない、flトラヴェルソによる演奏自体が少ない、この曲はパッセージ中にクロスフィンガリングが多く入るなど特に難しいと聞くが詳細はわからない、昔は名人が多かったのだろう。

唯一見つけたのが古楽界の先導者、バルトルド・クイケンの演奏である、弦楽が綺麗に整って聞こえないのが残念だが、貴重な動画になる、前奏部での演奏はないが、装飾を入れた演奏が期待に応えて素晴らしい、
b k moz fl con 2 you
you tube:Mozart - Concerto for Flute and Orchestra in D Major (1778), KV 314
I. Allegro II. Adagio ma non troppo III. Rondeau (Allegro)

モダンflによる、E.パユの演奏も挙げておく、C.アバド、BPOとの共演、新時代らしいこれ以上ない秀演だろう、
最近はモダンピッチがやや高くも感じる;
moz fl con 2 pahud you
you tube:Flute Concerto No. 2 in D Major, K. 314:
I. Allegro  II. Andante ma non troppo III. Rondo. Allegro

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Mozart:バセットcl協奏曲 K.622  

モーツァルトのクラリネット協奏曲として知られる、イ長調 K.622だが、原曲はclの名手アントン・シュタードラーが奏するバセット・クラリネットのために書かれているのも知られているところだろう、ピアノ協奏曲No.27 変ロ長調 K.595と同じくモーツァルト没年に書かれていて、テーマには穏やかで似た趣きがある。 
バセットclは通常のクラリネットの最低音が記音ホ(E3)までなのに対し、記音ハ(C3)まで拡張されている、
Basset clarinetoniki.jpg
バセット・クラリネット(ストレート型)、管を中ほどで"く"の時に折った型もある、
原曲は高域とバス域、2つの声部が対話するかのように書かれたところがあり、大きな跳躍が聴きどころだが、通常のclへの編曲版は部分的にoct移高されている、
sc b cl cl
魅力が大きく失われることはないが、旋律の動きはバセット・クラリネットが理想である、
ソロのバックアップは弦楽が中心で、orchがシンフォニックな以前のピアノ協奏曲のように管楽器とのやり取りは少ない、やや従来の協奏曲スタイルに戻った感もある、

まずはオリジナルのバセットclによる演奏を聴く、手元にあるのはE.シュラーダー(バセットcl)、P.アンゲラー指揮、ウィーン・コンツィリウム・ムジクムの演奏だが、
moz b cl con cd
2012年録音 Gramola
古楽器のcl属はモダンよりもやや軽い木質な響きにきこえる、
you tubeはAntony Payによるcl独奏と指揮、
moz b cl con you
you tube:Mozart - Clarinet concert in A - Vlad Weverbergh - Terra Nova Collective
1. Allegro  2. Adagio  3. Rondo

つぎにモダンのクラリネット、A.カルボナーレ(cl)、C.アバド指揮、モーツァルトOで、こちらはclのデリケートな表現で魅力を補っている、
moz cl con you
you tube:Mozart: Clarinet Concerto In A, K.622 -
1. Allegro  2. Adagio 3. Rondo

クラリネット属は音色も好きだが、音域が広く、表現力があるのは何故かと不思議だったが、他の管楽器とは構造が違う"閉管楽器"になるからだそうだ、
heikan kaikan
過去記事:クラリネットだけが「閉管楽器」

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R.ヤーコブス:Mozart Sym 38 ≪プラハ≫ (更新)  

交響曲はメヌエット楽章を含む4楽章という形式が定着した頃、モーツァルトはNo.38「プラハ」を何故3楽章にしたのか不明だそうだ、3つの楽章はひじょうに充実しており、もはやメヌエットは不要?という感はある、
因みにJ.M.クラウスもメヌエット楽章を欠いた作品が殆どで3つの楽章に内容を集約している、ハイドンに献呈した交響曲VB.142さえ、4楽章の原曲VB.140から3楽章に改作している。
 
今日はルネ・ヤーコブス指揮、フライブルク・バロックOによる「プラハ」、
例によって録音は極めて鮮明、古楽奏法に基づくとは言え、まったく新しい扉を開いたような演奏で聴き手の気分を引き締める、
r jaco moz sym38
ルネ・ヤーコブス指揮
フライブルク・バロックO 2006年

古楽器orchは苦手という方々も、あらためてその価値を認めるかもしれない、各楽器群のバランスイメージはこんな感じ?
balance.jpg
響きが透明で打ち消し合わない、弦は厚くないがくっきり音のラインとして響く、
まず、第1楽章、序奏[17]からさっそく出てくる前打音だが、
sc01 14
これの演奏は、様々な例がある、
①事実上、この譜でいう32分音符を2つ並べる
②"前打"らしく小さく短く入れる(拍の頭から)
従来は①が当り前のように行われたが、②の演奏例も少なくない、バロックと古典派でも演奏習慣に違いがあるが、因みにレオポルト・モーツァルトの教則本には①のように指定されているらしい、ここで、どれが正しいかはさておき、ヤーコブスは②の奏法を全箇所で行っている、個人的にはこれが好ましく思える。
フライブルク・バロックOは誰が言ったか?古楽器のBPOと言えるほど上手いとか、ヤーコブスの理想を見事に具現化しているようだ、管とtimpの絶妙な効果、似たような編成でもSymphonyとDivertimentoは違うと実感させる。ヤーコブスは強弱の操作をこれまで以上に巧みに行い、ダイナミズムへの効果を一層高める、
第2楽章も新鮮な楽しみに引き込まれる、
終楽章、ヤーコブスはprestoと指示があればかなり急速にする、これは時間的視野を広げることになり、曲全体を一気に見渡すような効果が生じる、もちろんフライブルク・バロックOの切れ味抜群の演奏にも魅了される。
you tubeに挙がっているが、十分聴くにはHiFiで聴けるシステムと静かな環境が必要になる、
r j moz s38 you
you tube:Mozart: Symphony No. 38 in D Major, K. 504 - "Prague"

r j moz s38 cd

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category: W.A.モーツァルト

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演奏時間:Mozart Sym No.40  

録音の残る時代から、モーツァルトのSym No.40のように演奏のタイプが大きく分かれ、演奏しだいで随分様変わりする曲はそう多くはない気がする、巨匠指揮者らの解釈にもその差は大きいようだ、「哀愁」か「攻め」、どちらか寄りに大別されるような、
編成は改訂後のクラリネットを加えた響きが良い、この改訂はモーツァルトの生前に演奏された可能性を示すとされる、40番とはどういう性格の曲なのか?
 
第1楽章(Molto allegro :きわめて速く)は始まりのvaが急速感を表わすように思える、
sc01 01
展開部以降には反復が指示されていない、[203]からvn1に初めて現われるゼクエンツは、vaとbasが弾くこれまでの形を変形しており、拍がずれたように急き立てる、
sc01 202
一方第2楽章は後半も反復ありになっている、C.ホグウッドは指示通り演奏しており、第1楽章は6:52と短く駆け抜け、第2楽章は14:17と長い、メヌエットは5:16、終楽章も反復が指示され9:01になる、LPは2面に渡る、この時間配分からすると第1楽章は短く強い印象を与え、第2楽章(Andante)と終楽章(Allegro assai)をじっくり聴かせる感がある、
hog moz s40 you
you tube:Mozart: Symphony No.40 in G minor, K.550 -
1. Molto allegro 2. Andante
3. Menuetto (Allegretto) 4. Finale (Allegro assai)

第1楽章は一時ゆっくりめが時代の好みになった?ようだが、B.ワルターやK.ベームに代表されるテンポはMolto allegroだろうか?
k be moz s40 you
you tube:Mozart: Symphony No. 40 - Vienna Philharmonic Orchestra/Böhm (1979)
このVPO盤は木管が豊かに聞こえる、

フルトヴェングラーも以前にはゆっくりめだったが、1948年VPOとの録音ではmolto allegroらしく急速で「攻め」に徹している、酷評する評論家もいたが筆者はこれが一番に思う、
fur moz s40 you
you tube:Mozart: 交響曲 第40番 Symphony No. 40 K. 550/ Furtwängler VPO

N.アーノンクールもmolto allegroは「攻め」の演奏に聞こえる、
har moz s40 you
you tube:Symphony No. 40 in G Minor, K. 550: I. Molto allegro
しかし、アーノンクールも演奏のたびに少しずつ違っている、

C.アバドも初期のロンドンSOと、のちのモーツァルトOとの演奏では随分様変わりしているが、肩肘張らずしなやかな感覚は共通かも、
abbad moz a40 L you
you tube:Mozart: Symphony No. 40 in G Minor, K. 550 - 1st version (w/o clarinets) - I. Molto allegro
abbad moz s40 M you
you tube:Mozart: Symphony No.40 In G Minor, K.550 - 1. Molto allegro (Live)

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I.ヘブラー:Mozart Piano Con No.20 (LP)  

モーツァルトは全ての曲種に傑作を書いているが、ピアノ協奏曲を大きく進展させた事で特筆される、少年期に書いたNo.1~4は他作からの編曲で、真作と言えるのはNo.5からである、
フリー作曲家となったウィーン時代からは自ら演奏する予約演奏会の作品や、名手から依頼を受けた作品があり、ピアノソロとorch楽器、とくに管楽器の活用でソロパートの掛け合い、引き継ぎといった妙技を確率し、内容を高めていった、No.16 K.451は「ピアノ付き交響曲」と呼ばれるほどorchパートを聴かせる(ピアノは控えめな活躍)、そんな曲も書いている、 
参考you tube:Mozart: Piano Concerto No. 16 in D Major K. 451
試行錯誤の結果、20番代にもなればすっかり書法が完成された傑作が続く、その中にはNo.20とNo.24の短調の傑作がある、

このところ、長く聴いていない盤を引っ張り出しているが、イングリット・ヘブラーのNo.20 K.466をかけてみた、PHILIPS(オランダ盤)で、レーベルが青灰色は珍しい、
i haebler moz
Piano:Ingrid Haebler
Conductor:Witold Rowicki, London Symphony O.

短調作品というのは当時、特殊な曲でモーツァルトがピアノConとしては初めて書いたNo.20はニ短調、弦のシンコペーションで暗雲が迫るように始まる、劇的な内容で、初演の際どう受け止められたのか?聴きながらそんな事を思う、
ヘブラーのピアノは力みなく細やかに粒立ち、引き込んでいく、
i haebler mo you
you tube:Mozart "Klavierkonzert No 20" Ingrid Haebler
カデンツァはベートーヴェンが書いたのが弾かれるが、この曲を盛り上げる名作のようだ、
第2楽章のテーマはこの上なく優しく安息感がある、なお映画「アマデウス」のエンディングに使われたせいか、物寂しくもある?それほど映画などに使われた印象は拭いきれない、っていうかモーツァルトは何かと使われやすく余計な先入観が付く;中間部はかなり劇的になる、
終楽章 Allegro assaiはpianoソロで開始、orchがシンフォニックな前奏で魅了する、木管の使用も巧みでpianoと交互に聴きどころを築く、
レコードはPHILIPSらしく耳優しい音質で各パート明確なミキシング、過去のレコードにはそれぞれ録音技術の個性が聴かれて面白いところでもある。

もう一つ、手元のCDでロバート・レヴィン:fp、ホグウッド&AAMを聴くと、モダンのpianoやorchより鋭く、パワフルに聞こえるのだ、
levin hog
levin k466 you
you tube:Mozart - Piano Concerto No. 20 - K. 466 [Robert Levin - Fortepiano | AAM | Christopher Hogwood]

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演奏時間:Mozart:Sym No.29   

モーツァルトのSym No.29はあまり聴かないが、比較的人気はある曲のようでよく演奏される、第1楽章に絞ってみるとソナタ形式のよくまとまった優美な曲である、展開部はさほど凝っておらず短いが全体には結構長く、終結部が付く、Allegro moderato(ほど良く速く)なのだが、「ほど良く」ってのは曖昧で、判断に幅が出てきそうだ。 

まず、K.ベームを聴いてみる、ゆっくりめで手堅い演奏、芯の通った描き方はベームらしいが、このテンポは温和で長々と流れ、さらに終結部が冗長に感じさせる、
(前半反復、後半反復なし 9:12)
bohm moz s29
you tube:モーツァルト: 交響曲 第29番 イ長調 K.201 ベーム, BPO 1968

スウィトナーもこの曲はゆっくりで穏やか、orchはスウィトナーらしい清々しいバランスで、[22]hornの2度が印象的に響く、
sc01 19
ただ、ほかのSymで聴くような密度感がなく、やはり温和で長々と感じる、
(前半反復、後半反復なし 8:46)
sui moz s29
you tube:Symphony No. 29 in A Major, K. 201: I. Allegro moderato

カラヤンは快速だが弦楽が強すぎ、管の味わいが乏しい、(前半反復、後半反復なし 7:45)
kara moz s29 you
you tube:Mozart Symphony No. 29 Karajan-Live in Tokyo 1988

長くしまい込んでいたLPだが、これなら聴けるな、と思った好例がホグウッド盤である、
1979年録音で、ひじょうに鮮明、始まるとAAMの古楽器の有効性もよくわかる、
moz s29 hog
第1楽章が快速で活力があり、後半も反復しているが、それでも 9:30に圧縮されて、集中力が削がれず心地よい密度感、長ったらしくない、
hog moz s29 you
you tube:Mozart: Symphony No.29 in A, K.201 - 1. Allegro moderato

you tubeから新しい好演、コンセルトヘボウ室内管弦楽団のライヴ、
Concertgebouw Chamber o you
you tube:Mozart: Symphony No. 29 in A major, K.201 - Concertgebouw Chamber Orchestra - Live Concert HD

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ベーム:Mozart Sym「ジュピター」BPO (LP)  

今度のプレーヤーDP-47Fはヘッドシェルの首元は回転せず角度調整できない、水平を確認したところ、ひとまず問題ないようだv 
suihei_2020110710114796b.jpg20201107.jpg

さて、ベームのモーツァルトSym「ジュピター」、これも後のVPO盤よりBPO盤のほうが覇気があっていい、因みに筆者個人はベームの「40番」はあまり好きではなく、聴くのは「39番」と「ジュピター」になってしまう・・
「いや、40番もすばらしい」とご指摘もありそうだが^^;
bohm moz s40 41bohm moz s41 lp 02
BPO盤:初盤と手持ち盤
カール・ベーム指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1962年 DG ベルリン、イエス・キリスト教会

音質はこの頃のDGらしい響きでクリアではないが、弦の各パート、木管パートとも聴きやすくミキシングされている。
第1楽章は速めで、がっしり、パンチと切れのある演奏、各パートはバランスよく聞こえる、[80]の全休符がぐっと引き付けて効いている、
sc01 75
展開部も低域が対等に押し出し、彫りの深い聴かせ方、
第2楽章、弱音器をつけたvn群だが、ベームはいつもどおり芯の通った表現、
メヌエット、穏やかに始まるが、足取りはしっかり、[28]から雄大な運びで「ジュピター」のメヌエットに相応しい、
sc03 28
終楽章、速めでよく整えながら、のちのVPO盤より明らかに覇気がある、形式上は再現部となるが、そこからが最大の聴きどころ、vcとcbのパートも分けられ、終結部ではそれまでの全ての主題が交錯する、
sc04_202011071004268fa.jpg
cbにも目まぐるしいパッセージがある、
sc04 409
bohm moz s41
you tube:Mozart - Symphony No. 41 in C major, K. 551, "Jupiter"

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O.スウィトナー:Mozart Sym No.36「リンツ」 LP  

多くのレコードは一旦手放してしまったが、このセラフィム2枚組は昔買ったのが残っている、O.スウィトナー指揮、SKDでモーツァルトSym「パリ」「ハフナー」「リンツ」「プラハ」を収めたアルバム、1000円盤が1200円になった頃である、何度針を下ろしたかわからないが、レコードは扱いしだいで本当に長持ちする。 
sui moz s36 lp 012400yen_20201105113725625.jpg
初めて聴いたときは、演奏、音作りが他とはまるで違うのに驚いた、K.ベームのDG盤を聴いた後はその差が大きい、快速なテンポと精緻な合奏が見事、「ハフナー」の第1楽章は回転数を間違えたかと思う速さである。
今回はNo.36「リンツ」をじっくり聴いた、
sui moz s36 lp 02
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
セラフィム(D.シャルプラッテン原盤)

低音部の支えがしっかりしたバランスで、vc、cb、fagが一体となってバスのラインが明確、
弦楽の高域は耳疲れするほど張り出すことなく、緻密でキュっと締まっている、
vn2やvaのパートもはっきり聴ける、
第1楽章、序奏の開始音から、低音とtimpがしっかりした土台のように響く、そこに爽やかなvn群が乗っかる、主部のテンポは中庸くらい、[42]からのva、vcが歯切れ良く、しっかり前に出て、vnはくっきりスタッカート、
sc03 (2)
第2楽章、しなやかな演奏だが、すっきり感覚で嫌気がこない、
メヌエットはじつに大らかながら、スタッカートで引き締め、timpの打音に何とも言えぬ気品が伴う、
sc03 (1)
終楽章、プレストは快速に演奏、キビキビと進めていくが、それでも力の抜けた爽快サウンドでまとめる、終結では熱気をあげて終わる。
sui moz s36 you
you tube:Symphony No. 36 in C Major, K. 425 "Linzer":
I. Adagio - Allegro spiritoso II. Andante
III. Menuetto IV. Presto

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K.ベーム:Mozart Sym No.39 BPO (LP)  

うちで唯一、厚紙で見開きジャケットのベーム、国内盤で、モーツァルトSym「39番」と「リンツ」である、(ドイツ盤は資源節約のためか、ジャケットは薄手の紙が使われる) 
bo moz s39 lp 01
モーツァルト 交響曲No.39&No.36「リンツ」
カール・ベーム指揮、ベルリン・フィルハーモニーO

録音は1966年で、もう少し古いかと思ったが意外だった、音質はいかにもDGらしく渋く落ち着いた仕上がり、まだ1958年録音のベートーヴェンSym No.7のほうが音場もクリアでSN比も高く聞こえるのである、(過去記事:60年代のLP 名録音
しかし、No.39はのちのVPO盤よりもこちらの方を好んで聴いてしまう。
bo moz s39 lp 02
さて、No.36「リンツ」のほうは序奏から主部への入り、もう少し、しなやかな感覚もあってよさそうなところ、骨筋張った聴かせ方がベームらしい、主部のテンポは比較的速めで、折り目正しく佳演だが、各楽章、もう少し洒落た気分もほしい曲でもある、O.スウィトナーの演奏は好きだが。
一方、No.39に針を下ろすと、曲の構築的風格というか、こちらにはベームの演奏がぴたっとはまるのである、
序奏部で印象づくのが、この録音ではtimpが余韻短く締まった響きで合奏の要となって、心地よい、主部は適正なテンポで整然と行く、この楽章はvn1に大きな跳躍があり、伸び伸びした明るさである、timpの打つ付点リズムが凛々しく、足取り軽やかなところも魅力、
sc01_20201103100322b14.jpg
展開部
各パートはバランス良く、明瞭に味わえる。
第二楽章、変イ長調で展開部をもたないソナタ形式、緩抒楽章でも折り目正しい感覚、ヘ短調となる劇的な部分では結構厚く押し出してくる、
メヌエット、アレグレットはゆっくり目でスタッカートを強調、武骨な感覚に嵌められる、
sc03_20201103100324c77.jpg
終楽章も程良い快速で、ぴっしり整っている。
bo moz s39 you
you tube:Mozart - Symphony No. 39 in E-flat major, K. 543

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