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Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

J.シュトラウスⅡ:ベスト5  

2020年はベートーヴェンの生誕300年で作品の人気ベスト10など話題になったが、
様々な立場別のベスト10があって、面白かったのは音楽の友社がオーディオ誌:「Stereo」の愛読者、いわゆるオーディオファンの投票を行なったところ、結果はこのとおり、 
stereo_202101090945476a0.jpg
「ウェリントンの勝利」が2位ってのが笑う、わからないでもないが;

さて、ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世(1825-1899)は2025年が生誕200年になり、もう近々?になる、毎年元日にやっている、VPOのニューイヤーコンサートも何か特別企画でもやるのだろうか?日本ではまた作品のベスト10とか^^
お好みは様々と思うが、今日は筆者個人のmyベスト5くらいを挙げてみた、
考えた末、この順になる、
1.ワルツ「南国の薔薇」
2.皇帝円舞曲
3.喜歌劇「こうもり」序曲
4.ワルツ「ウィーンの森の物語」
5.ワルツ「美しく青きドナウ」

「鍛冶屋のポルカ」も好きだが、弟ヨゼフの曲なので入れられない;
実際投票をやったら、青きドナウが1位なのだろうか、そこが興味深い、

まずK.ベーム指揮、VPOの「南国の薔薇」がお気に入り、似たようなテーマが一杯の中、この浮遊感のあるテーマは一際心地よい、3度下をvcが奏でる、
j s sc
k b j strauss you
you tube:Johann & Josef Strauss - Rosen Aus Dem Süden, Op. 388

次に「皇帝円舞曲」はW.サヴァリッシュ指揮、VSOで、1961年録音だが、良好に聴ける、
w s j strauss you
you tube:J. Strauss II: Emperor Waltz, Sawallisch & VSO (1961)

「こうもり」序曲と「ウィーンの森の物語」はF.フリッチャイ指揮、ベルリンRSOで、
フリッチャイのシンフォニックな演奏が良い、これも1961年録音、
f f J Strauss II
you tube:J. Strauss II: Die Fledermaus, Op.56 - Overture
you tube:J. Strauss II: Geschichten aus dem Wienerwald, Op.325

最後に「美しく青きドナウ」、O.スウィトナー指揮、SKD
優美な演奏をD.シャルプラッテンのクリアな録音で、
o sui strauss you
you tube:An der schönen blauen Donau, Op. 314

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category: その他・ロマン派

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Furtwänglerの「第9」:バイロイト盤 3枚  

フルトヴェングラーのベートーヴェン「第9」は1951年のバイロイト盤が演奏、録音ともに最も良いのはお馴染み、もちろん他にも魅力ある録音はあるが、同じバイロイトの音源からリマスターされた盤がじつに多く、ジャケットも様々ある、いちど聴いてみようと興味を持った人はどれを選べばよいのか迷うことと思う;
筆者としては一頃出ていた"疑似ステレオ"だけは気が抜けたようで避けたい。
 
以前はLPも持っていたが、今手元にあるのは3枚のCD、この録音の場合、LPかCDか、というのはさほど問題じゃなく、元の音源からどう仕上げたかになるだろう、
お馴染みのこのジャケットデザインは東芝EMI、日本盤独自のものだそうだ、
w f be sym9 01
ソプラノ:エリーザベト・シュヴァルツコップ
アルト:エリーザベト・ヘンゲン
テノール:ハンス・ホップ
バス:オットー・エーデルマン
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
録音:1951年7月29日 バイロイト祝祭劇場 (実況録音)

もう1枚EMI盤があるが、音質は同じのようで、どちらか1枚あればいい、
w f be sym9 02

さらに追加したのがDeltaレーベルから出た「第2世代LP起こし」というCDで、残された良好なLP盤から音源を拾ったもの、
w f be s9 03
磁気テープに対し、レコードは音が固形化されて残り、劣化が起きないタイムカプセルのようなもの、従来のEMI盤はラジオのAM放送のようなカドの丸まった音に聞こえるが、こちらはより鮮度が高く、肉迫してくる感じだ、(とは言え、古いモノラル録音の範囲のことで、好みは分れるかも、)
ド真ん中に集まったモノラル音だが、弦楽の各パート、管楽器、timp、それぞれによく聴き分けられる、ライヴながらその点は優秀な録音であり、集中させられる、
終楽章の合唱音も鮮度が良い分、塊感がない、ただ、こだま的反射音だけは致し方ない;
場内の空気はフルトヴェングラーの絶対的オーラに包まれている、
このしつこい終結は猛スピードで一気にすっとばす!聴くたびに驚く;
sc04 75

20181213 you
you tube:Beethoven: Symphony No. 9, Furtwängler & BayreuthFO (1951)

PS.もう1つ好きなのはバイロイトの半年前(1951年1月)録音のVPO盤である、
第3楽章が絶品、
20171229_202012081059149a2.jpg
you tube:Beethoven "Symphony No 9" Furtwängler 1951 Wien

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category: ベートーヴェン

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R.クーベリック:Beethoven「第9」LP (更新)  

D.グラモフォンの企画で、全集録音のために1曲ごとに異なるorchで録音、というのがあったが、録音会場やセッティングに違いが出るせいか、全盤良好とは限らない部分もある、クーベリックのBeethoven Sym全集もその1つ、クリーヴランドOとのNo.8がひじょうに良かったが、LPにカップリングされた「第9」も良いほうで、録音当時クーベリックが首席指揮者だったバイエルン放送響との演奏、これも購入時は無垢盤のようだった、
DGらしい音質だが鮮度が良い感じで、音場の拡がり、各パートの解像度など、DENONのスウィトナー盤と比べても不満なく聴ける。 
r k be sym9
ラファエル・クーベリック(指揮)、
バイエルン放送交響楽団、バイエルン放送合唱団、
ヘレン・ドナート(ソプラノ)、テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)、
ヴィエスワフ・オフマン(テノール)、トマス・ステュワート(バス)、
1975年 DG

演奏時間は順に、16:34、 12:20、 16:29、 24:25(計69:48)、
vn2を右に配置した効果もある、
第1楽章はひじょうに弱奏で始まり、過度な強奏にしない範囲でよく整えた印象、全般に緩急の変化も控えめで落ち着いた趣きだが張り詰めた感覚もある、管が鮮やかに浮き立ち、時折clの高音が突き抜けてくる、展開部のあと、再現部によるクライマックスは程よく熱気を入れ、timp連打はフレーズの頭を鋭く打つ、
第2楽章、開始に入るtimpがきっぱり豪快、続く木管の刻むハーモニーが場内によく響く、
スケルツォの[268]ffに入ると一際パワフルに立ち上げるのが効果的、
sc2 267
トリオはテンポを緩め、木管やhornが長閑である、
第3楽章、全体に弱奏基調で密やかな弦が神聖な面持ちに徹する、とっておきの演奏、[131]でvn1の重音をしなやかに聴かせ、心地よい。
sc03 129
終楽章も"熱血"ではなく、所作の整った感覚、始まりのorchから弦と管のバランスの良さが印象づく、独唱の距離がちょうど良く、合唱団の響きも良い、orchと合唱団の弱奏部分での溶け合いが心地よい、昔、アナログ盤が苦手とする"合唱音"は歪んだ塊に聞こえたが、ラインコンタクト針で分解能よく聴けるようだ。
盤面の配分はまず1、2楽章を1面に入れ、3、4楽章をそれぞれ1面ずつに分けている、
r k be s9 lp
第3楽章盤面
r k be s9 you
you tube:Rafael Kubelik Beethoven - Symphony No 7,9

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category: ベートーヴェン

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K.ベーム:LPとリマスターCD (更新)  

音楽を演奏する会場というのは重要で、今では日本にも良いホールが出来たが、欧米には名ホールと言われるところが幾つもある、残響音の長さが適度でその音質が良くないといけない、
録音会場として天井の高い教会のドームが使われることも多い、ウィーン・フィルの本拠地、ムジークフェラインザールの残響時間は空席時で3.3秒と結構長い、満席時は約2秒だそうで、空席ならセッション録音には良い響きが得られていると思う、
Musikverein.jpg
ムジークフェライン・ザール
K.ベームがここで1971年に録音したベートーヴェン Sym No.6「田園」だが、過去のLP盤を聴くと直接音の割合が多く、やや室内楽的で奥行きがなく、従来のDGらしい音のまとめ方だった、これなりの良さもある。一方、1993年に発売されたリマスターCDでは残響音の割合を増やし、中央付近の管楽器が距離を置いた聞こえ方になり、会場の奥行きが感じられる、各部のマスター音源からバランスを取り直したのだろうか、
20130212.jpg20161030.jpg
左:初期LP、 右:リマスターCD
第2楽章の鳥の描写など、この響きのほうが効果的でorch音楽に相応しい、
20190622.jpg
なお、このyou tubeにあるベームの「田園」は"Original image bit processing"とあるので、旧盤どおりにバランスを処理したものかと思う、
bohm be s6 you
you tube:Beethoven Symphony No 6(Karl Bohm 1971)
*こちらはリマスター後の音のようだが(アップされた音は少し荒い)第1楽章のみ、
k b be s6 02 you
you tube:Karl Böhm: Beethoven - Symphony No. 6 in F major, ‘Allegro ma non troppo’ Op. 68

同じくK.ベームとVPOのJ.シュトラウス:ワルツ集をLPとCDで比べると大幅に広がり感が違う、リマスターCDはDECCAサウンドみたいだが自然でわるくない、
20180627 (2)20180627 (1)
左:初期LP、 右:リマスターCD
*リマスターされた音で「電光と雷鳴」、音響がわかりやすい
k b plka
you tube:Johann & Josef Strauss - The Blue Danube Album

音がデッド過ぎると不評だったカラヤンの'80年代初期CDもその後同じ傾向にリマスターされたようだ、ベーム,VPO盤ほどの効果はないようだが;
会場のベルリン・フィルハーモニーも響きを良くするため2008年に改修工事が行なわれ、残響時間は空席で2.4秒、満席で2.1秒だそうだが、この録音は改修前になる、
RSB_Philharmonie.jpg
ベルリン・フィルハーモニー
ちなみにサントリーホールの残響時間は空席で2.6秒、満席で2.1秒だそうだ、
santori h
サントリーホール
残響の質も大事だが、

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category: ロマン派

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Beethoven:「第5」カラヤンとスウィトナー   

ベートーヴェンSym No.5に「運命」という副題を付けなくなったのは海外ではだいぶ前からのようだ、日本語の解説書やタスキには「運命」とあるが、オリジナルデザインのLPジャケットには Symphony No.5 とあるだけ、 
「第5」は古くからシューベルトの「未完成」とカップリングされるのが慣習で(これも日本だけか?)、第5もLPの片面に収められる曲、というのが定着していた、しかし、これも時間的に"詰め込み"である、先日の「LP1枚に収めた第9」とは逆に「2面に分けた第5」のLPも興味が湧く^^その後はこれが主流である、当然、充実サウンドが期待できる。
まず、カラヤンで音源は共通の1963年のものだ、
kara be s5 lp
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1963年 DG 独盤

手元にあるのはドイツ盤だが、同じジャケットで国内盤も出ていたようだ、音溝は太めに刻んであり、情報量がゆとりで詰まっている、低域から足場のしっかりしたサウンドが立ち上がり、会場の見渡し感も上々、BPOの弦楽の上手さもクリアに味わえる、例によってカラヤンは足早の演奏だが、パワフルでしなやか、第3楽章、[141]アウフタクトで始まるバスは、コントラバス群団の響きが圧巻、
sc03 141
左チャンネルにまで溢れてくる、これ以上の演奏はないだろう、終楽章は輝かしく、金管群が厚く響く、同じマスター音源でもカッティングに余裕があると物量的に豪快である、
kara be s5 you
you tube:Beethoven - Symphony No. 5 in C minor, op. 67

もう1つ、DENONのスウィトナー盤、こちらは初盤から2面分けである、アナログ盤時代最高の音源と言えるだろう、
sui be s5 lp
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
1981年 DENON

Recording venue
orchの楽器バランスは弦楽が厚くならずこんな感じ、
orch b 01
清涼に聴ける第5であるが、引き締めた気合いがある、第3楽章の[141]からはコントラバスが圧倒はしないが、ゆったりと懐深い演奏、終楽章は過剰な力感を控え、悠々としている、クドい終結部も踏ん張り過ぎず、常識?を覆すようにさらりと終わる。
sui be s5 you
you tube:Symphony No. 5 In C Minor, Op. 67
しかし、スウィトナーはライヴでは随分キレた演奏を聴かせることもある。
sui be s5 live you
you tube:Otmar Suitner: Beethoven Symphony No. 5 "Fate" (SKB, 1981)

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category: ベートーヴェン

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Beethoven:「田園」カラヤンとスウィトナー  

中古盤で見つけたカラヤンの2枚組LPで、「英雄」と「田園」のセットは珍しい気もするが、ちょうど聴きたい2曲なので具合よかった。'60年代の録音で、先日の「第9」と同様、イエス・キリスト教会の響きもよく入ったクリアな音質、1面は内周をかなり残している、
反復を全て省略し、速めのテンポの演奏は音の絵巻を一気に聴かせる、時折こちらを聴きたいことがある、 
kara be s6 lp
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1962年 DG

第1、第2楽章は音量を控えた涼やかな演奏で進む、ボリュームをいじらずに聴いていくと、第4楽章の嵐の場面でfffくらいに最大音を轟かせ、嵐の猛威を描写、ここにピークを合せた録音になっているのがわかる、金管も歪みなく響き、稲妻を表すピッコロは[97]~、および[101]~ではflと同音のところ、oct.高い演奏を採用している、
sc01 b
終楽章はカラヤンのレガート奏法も効果をあげ、BPOの厚くも爽快なサウンドが効いてくる。
kara be s6 you
you tube:Beethoven - Symphony No.6 "Country" Op.68 Karajan Berlin Philharmonic 1962

さて、もう一つ好きなのがスウィトナー盤、
sui be s6 lp
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
DENON 1980年録音

会場の響きが申し分なく、こちらは清涼な弦楽、木管楽器の色合いをゆったり聴かせ、とくにクラリネットに魅了される、
orchの各パートがこれ以上ないほど見渡しよく、終楽章の情感豊かさ、[237]からの密やかな表現で引き付けて終わる。
sc03_2020111809424802a.jpg
詳細に聴かせるDENONの録音とも、じっくり味わうスペシャルメニューの感覚になる、
sui be s6 you
you tube:Beethoven - Symphony No. 6, "Pastorale"

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category: ベートーヴェン

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C.アバド:Brahms Sym No.2【'71 独LP】(更新)  

1年~数年以上聴いていない盤もあり、こんな演奏だったか、と意外に思うこともある、ちょっと寝かせて忘れるのも新鮮な楽しみとなる。
今日はC.アバドが'70年代に録音したブラームスSymからNo.2、 
この頃アバドは4つの交響曲を異なるorch.で録音しているが、結果の善し悪しは別にしてDGは面白い企画をやっていた、
C.アバド指揮、ブラームス交響曲全集
第1番 ウィーン・フィルハーモニーO
第2番 ベルリン・フィルハーモニーO
第3番 シュターツカペレ・ドレスデン
第4番 ロンドン交響楽団

会場も異なり録音の特徴も各々違いがある、第2番は好ましく、ちょっと離れた位置で聴くような響きで音場の奥行きがあり、木管の色あいもよく配置感覚もある、ちょっとD.シャルプラッテンを思わせる音が面白く、この演奏に相応しい、
abbado br s2 lp
交響曲第2番 ニ長調op.73
クラウディオ・アバド指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1971年 DG(独盤)

これもドイツ盤だった、第1楽章は提示部を反復して1面に収め、第2楽章から2面になる。
盤状態はノイズレスで、若干ゆがみがあり上下に揺れるが、DP-47Fのアームが軽々と順応しているのがわかる(針のカンチレバーが撓らない)。
lp_20201031083027ade.jpg
第1楽章、レガートに歌う感覚で始まる爽快サウンド、弦は澄んだ空気、hornは遠方の景色を表わす印象、[82]からのvaとvcによる第2主題が前に出て十分深みをもつ、
sc01 75
展開部に入り[204]からのフーガは締まった感覚のレガート、またtrbとtubが一段とブリリアントに響く、
sc01 204
第2楽章、BPOの弦楽がきめ細かく味わいどころ、flやhornの上手さも耳を引く、全パートが重要な声部を担っていて、vcもバス声部よりもvaと組んだ内声として活躍する部分が多い、
第3楽章、3/4拍子の始まりはobが長閑な田園を思わせるが、[33]から2/4拍子でPresto ma non assaiとなり、弦に厚みを持たせたスタッカートで、
sc03 30
田園に蒸気機関車が快速でやって来たような、都会の慌ただしさも一緒に乗せて、そうイメージすると面白い^^
終楽章、弱奏で始まるが活気を帯びていて、第3番の終楽章に通じる感もあるが、こちらは歓喜に溢れる、金管がよく輝いて歪みのない響きが良い、終結部は一際華やかで、ちょっとドヴォルザークが思い浮かぶ。
*you tubeはLP盤からの再生 (回転速度は正確)
abbad br s4 you
you tube:Brahms / Claudio Abbado, 1973: Symphony No. 2 in D Major Op. 73 - Berlin Philharmonic

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category: ブラームス

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W.サヴァリッシュ:Beethoven Sym No.7 LP(更新)  

21世紀はどのレーベルであれ、原音再生を目指しているようで、録音は忠実な仲介役の存在となり、ナチュラルに聴かせる傾向に思える、これは理想的な事だが、
'60~'70年代は各レーベルのお家芸とも言える録音の特徴があった、現在のような性能ではない録音機材でいかに充実した再生を聴かせるかが「音盤芸術」としてあったように思う。 
今日はPHILIPS盤らしい特徴で聴ける、W.サヴァリッシュ指揮、RCOによるベートーヴェンの「第7」、1962年の録音である、
sawa be s7 lp
ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウO
1962 fontana(PHILIPS)

ベートーヴェンの「第7」はリズムが支配した熱狂的な作品と捉えられがちだが、繊細な味わいどころが多分にある、そこをよく聴ける演奏と録音に仕上がったのが当盤である、
録音会場の響きは殆ど入っておらず耳心地よいサウンドではないが、各パートをピックアップしたような明瞭な音がうまくミキシングされて、精密機械を組み上げたような出来栄え、影で奏でる弱奏の楽器もくっきり聴ける、
sawa be s7 lp 2
サヴァリッシュは誇張なく、幾分快速で精緻な演奏を聴かせる、
第1楽章[205]からのvn2が奏でるキビキビした活力がハッキリ効いてくる、
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検盤すると、第二楽章のトラックで土星の"カッシーニの隙間"みたいに暗いところがある、
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弱音でカッティングスペースを細く節約した部分で、ダイナミックレンジを大きく稼ぐスペーシングでSN比の良い厚みのある音が期待できる。
この録音はyou tubeに挙っている、
sawa be s 7 you
you tube:Beethoven: Symphony No. 7, Sawallisch & COA (1962)

ほかにyou tubeで1988年のN響との演奏、終楽章のみだが、サヴァリッシュ65歳でまさに全盛期を思わせる、(60、70代なんて、まだまだ元気^^)
20180425.jpg
you tube:Sawallisch Conducts Beethoven Symphony No. 7 4th movement(1988)

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category: ベートーヴェン

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スウィトナー:Schubert≪未完成≫LP. DENON vs ETERNA  

一時はレコード再生をやめ、手持ち盤も殆ど手放してしまった。 
しかしこのブログを始めた頃と中古LPを漁り始めた頃が一致するので、"再燃"はブロ友さんの影響が少なくないはずだ、名古屋のデパート等で数軒の中古ショップの合同セールが定例的にあり、山ほどある中から目当ての盤が2、3枚も見つかると過呼吸気分^^
コロナ渦でご無沙汰しているが、こんな「見本盤」というのも意外に出ている、
Sample disc
再度聴きたい盤もかなり集まり・・
ついにはかつて使い馴染んだプレーヤーの中古まで確保した^^;

DENONの好録音として親しんでいたO.スウィトナー、SKBのシューベルト Sym「未完成」だが、重すぎないorchがシューベルトに相応しく、一番好きな演奏でもある、
LPはDENONからもPCMレーベルで出ているが、同一の音源でETERNA(D.Schallplatten)がDmm盤で出した輸入盤を見つけ興味が湧いた、Dmm方式はマザー盤(銅板)の段階でカッティングするというアナログ期の新技術だった、
dmm_20200502075045a1b_20201022105751108.jpg
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TELDECのDmmカッターマシン
このマシンを見ると、工場というより工房を思い浮かべる。

さて、カッティング技術はどちらが優秀か、おんなじか;こんな楽しみができるのも中古LPが安いおかげ、どちらも「未完成」と「第5番」のカップリングである、
まずDmmのETERNA盤だが、第1楽章始まりの低音がppながら底力がある、
eterna sui lp
vn群も耳当りよい、Dmmならではという要素はわからないが、ゆったりとした厚みをもって、音場の立体感も十分である、仕上げも良くノイズは殆どない、
次にDENON盤に針を下ろした、こちらのカッティング方式はDENONの技術である、
DSCN8338.jpg
音場の見晴らしがクリア、各楽器もくっきり存在感がある、HiFiなバランスはいかにもDENONらしく、盤の仕上がりもさすが。
それぞれのマシンのカッティング方式よりもバランス特性が出ているのではないか、
幾分ウォームで厚みがあるのがETERNA、より音場感が鮮明なのがDENON、
勿論、同音源らしく聞こえるが、レコード盤、カートリッジ、スピーカーの各特性が合わさって、プレーヤーのアーム方式も若干加わって、1つの楽器になるようなところがレコード再生ならではの楽しみである。

DENONのCDもあるので聴いてみたが、今回これも遜色ないサウンドである、
20200502_2020102210575013f.jpg
元の音源が素晴らしい、CDだけでもよかった、と言ってしまえばそれまでだが^^;
製作技術や機器による違いは出るようで面白い、
sui sch s8 you
you tube:Schubert - Otmar Suitner (1983) Symphony № 8 h moll D 759 «Unfinished»
you tubeはモノラルで挙がっている

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category: シューベルト

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K.ベーム:Beethoven 「第九」 【独盤LP】  

プレーヤーを替えて、専用シェルとカートリッジAT33PTG/Ⅱに合う長さのビスがなく、見た目イマイチだった、山本音響工芸のビス&ナットセットからちょうど良いのを選んだ、 
Screw nut 01
Screw nut 02
ナットは上側が具合よく、これでスッキリv

今日は長く聴いていなかった、K.ベームの「第九」、これも国内盤LPを過去に持っていたが、中古セールで見つけ買いなおした、出してみるとドイツ盤で、輸入盤は中古でも少し高いところ普通の値段だった、しかも未聴盤のような良い状態v
20180922090542160_202010200910458eb.jpg
カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルハーモニーO
1970年4月

これはベームの録音で最高の音質ではないかと思う、グラモフォンらしいのだが、鮮度が高いというか、VPOの弦楽がキメ細かく、ずっと聴いていたい音だ、金管群が結構張り出して会場の立体感も出ている、
k be be sym9 lp
第1楽章からベームらしく過度な強調はない、落ち着いた手堅いまとめ方、前述のとおり良好な音質でtrp、hornなど金管の輝きが爽快、
第2楽章、速度は速くないが、スケルツォのキビキビ切り立てた感じで十分引き締まる、
第3楽章、この楽章が一番好きなのだが、ベームは弱奏においても芯のある奏で方でおぼろげにならず、折り目正しい感覚で、じっくり聴きたくなる、
終楽章、落ち着いた開始で、まずVPOによる前奏部を整然と聴かせる、独唱陣ではギネス・ジョーンズのsopが甲高くなく、耳にしっとりくるのがいい、よく整えながら結構ドラマティックに踏み込んだ表現もあり、終結はフルトヴェングラー並みの加速をして終わる。
かつて大合唱を含む強奏サウンドはレコード針のトレースが苦手なところだったが、ラインコンタクト針によって過去には聴けなかった改善された音で聴ける。
k be be s9 you
you tube:Beethoven : Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, "Choral" / Karl Bohm & Vienna Philharmonic

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category: ベートーヴェン

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