Micha: Classic音楽とLuteの楽しみ

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

ブラームス Sym No.2 まとめ  

燕の子、昨日覗いてみたら、少なくとも4羽は確認できた、もう少し居るかも、 
tubame 6 11
数日の間にぐんと成長したようだ。

さて、ブラームス Sym No.2もけっこう聴いたので、ちょっと振り返ってみる、ブラームスって聴き出すと後を引く、この曲もピアノCon No.1と同様、依存症ぎみになってしまった;

K.ベーム:ブラームス Sym No.2
楷書的で音の一本ずつに芯がある、けっこうエネルギッシュ、
カラヤン:ブラームス sym No.2('83)
orch.がカラヤンの"独奏楽器"のように感じる、
bohm br symra br s2 (2)

フルトヴェングラー:ブラームス Sym No.2('52)
timpの爆音、trpの劈くほどの響きは不可欠の運び、
O.スウィトナー:ブラームス Sym No.2
一際清涼、orch.の自発性を引き出し、"自生"の美しさ、
fu br s 2sui br sym2

S.ラトル:ブラームス Sym No.2(DVD)
深い強弱法でしなやか、筋肉質な活力もある、
サヴァリッシュ:ブラームス Sym No.2
端正に筋の通った感覚、キビキビと決める心地よさ、
ra br s2 (1)sawa br s2

4手のピアノ:ブラームス Sym No.2
各パートがすべて明確、pf曲として美しく聴かせる、
ハイティンク:Brahms Sym No.2(ライヴ)
ライヴ録音でorchに近づいたサウンドは一段と覇気が伝わる、
4h pf br s2 (1)hai br s 2

C.アバド:Brahms Sym No.2('71年 LP)
しなやか基調、LP盤の澄んだ響きがいい、
バーンスタイン:Brahms Sym No.2
落ち着いた堅実な演奏に感じる、活力十分な魅力も、
J.カイルベルト:Brahms Sym No.2
清涼で自然な緩急の変化、終楽章は快演、
abba br s2bern br s2keil br s2

以上の中で特に好きなのが、サヴァリッシュとスウィトナーかな、ベームとカイルベルトもしばらくして繰り返し聴きたい演奏だった。

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category: ブラームス

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スウィトナー:Brahms ハンガリー舞曲集  

ブラームスは難しい曲ばかりでなく、ヒット曲的な親しみ易い曲も書いていて、「ハンガリー舞曲」がお馴染み、ドヴォルザークにもこの手の作曲を薦めて「スラブ舞曲」が生まれた。
また、録音史上初めて、ブラームス自身のpf演奏でエジソン式蓄音機の蝋管に刻まれている、辛うじてハンガリー舞曲No.1とわかる音が聴ける^^; 
br han no 1
you tube:Brahms Plays His Hungarian Dance No.1 (Excerpt), 1889
劣化していなければもう少し聴きやすいと思うが?

さて、保留しっぱなしだったスウィトナー指揮のハンガリー舞曲を聴いてみた。
sui br han d
ブラームス ハンガリー舞曲全曲
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1989年、DENON & D.シャルプラッテン

原曲はすべて4手のpfのために書かれ、演奏会のアンコールピースでお馴染みの管弦楽への編曲はブラームス自身も含め数人の人達が行っている、
当録音での編曲者は下記のとおり、
No.1 No.3 No.10 arr Johannes Brahms
No.2 arr Andreas Hallen
No.4 arr Paul Juon
No.5~No.7 arr Martin Schmeling
No.8 No.9 arr Robert Schllum
No.11~No.16 arr Albert Parlow
No.17~No.21 arr Antonin dvorak


短い曲ばかりなので数曲続けて聴くのが楽しい、
全曲でどれが好きかというと、渋くも気品のあるテーマのNo.1ト短調、同じくト短調でお馴染みのNo.5、姉妹曲の感じがする、No.4嬰ヘ短調は悲哀感に始まりながら、非常に捻った内容で面白く全曲で一番長い、No.6ニ長調も有名な曲だが、スウィトナーの清々しい演奏がまた良い、No.7ヘ長調は少しJ.シュトラウスのポルカを思い出す。No.10へ長調はやや近代の作品を思わせるユニークさがある、No.15変ロ長調は軽くポリフォニックな書法が入る、No.16ヘ短調はメランコリックでパープの響きが合う、陽気な部分を入れて対比を付ける。
以下21曲もありながら、1つずつ新鮮な個性があって焼き回しがないのが凄い、また編曲者の工夫が反映して面白い、ブラームス自身が編曲した3曲を手本としているのか、特異に聴こえる編曲はないようだ。
スウィトナーの演奏はyou tubeに3曲挙がっていた、
sui br you
you tube:ハンガリー舞曲第1番 管弦楽版
you tube:ハンガリー舞曲第2番 管弦楽版
you tube:ハンガリー舞曲第5番 管弦楽版

第5番といえば、このシーンを一度見たら頭から離れない^^
Charles Chaplin
映画「独裁者」より
you tube:ハンガリー舞曲のヒゲ剃り
pf原曲からMartin Schmelingの編曲によって、髭剃りの描写っぽくきこえる、
pf 152
ピアノ原曲譜(上声パート)
sc no 5 149
管弦楽編曲譜
チャップリンもここで閃いたのかもしれない。

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category: ブラームス

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J.カイルベルト:Brahms Sym No.2  

ツバメの雛、昨日辛うじて2羽の嘴だけ撮れた、 
tubame hina
何羽いるか確認できないが、まだ小さいようだ。
昔、ホオジロの雛を育てたことがあった、薄い竹べらにすり餌を付けてあたえたが、人が近寄るだけで大きく口を開けておねだりする、それだけしかできない、じつにか弱い命で放っては置けなくなる;

さて、今日はちょっと古い録音でJ.カイルベルトのブラームスSym No.2、ライナーノーツにはこのような但し書きがあった、
keil bra sym2 note
録音年はすごく曖昧だが;聴いてみるとそんなにわるくない、鮮明とまでは行かないがブラスや弦はけっこう爽やかに響く。
中域にエネルギーを寄せた録音は厚みを帯び、ときに塊に聴こえたりするが、これはフラットな感じで耳心地よい。
keil bra sym2keilberth01.jpg
ブラームス 交響曲No.2ニ長調 op.73
ヨーゼフ・カイルベルト指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
TELDEC(旧 TELEFUNKEN)

第1楽章、始まりのテーマを聴くとほっとする、弦の低音と管のみで始まるところは雄大な景色、[17]から初めて出るvnは心地よい風が吹き始めるイメージ、
sc01 14
開始部分から清らかに聴こえる、カイルベルトは自然で適度な緩急の変化をつける、[66]くらいから少しゆっくり、[82]からのva vcによる第2主題をしなやかに奏でる、ツボを押さえた進め方、強弱も細やかに設定し、[118]のfへの推移が良い。
sc01 115
展開部第1主題を木管、hornが転調して入る、魅力的な対位法があり、trbとtubが鳴って流れを変える、クライマックスもスコアどおりよく整い、盛り上がる、再現部は提示部と調が変わり[386]からtimpが使えてダイナミズムが強化される。
sc01 384
第2楽章、[17]から弦が休み、hornと木管のアンサンブルとなるが聴きどころ、[27]から弦が爽快に入る、中間部の劇的な部分も響きが心地よい。カイルベルトはスコアの忠実な再現といえるがこの楽章も美しく修め、印象強い。
第3楽章、obの開始は一際穏やか、[33]からのpresto ma non assaiは強弱の深さが効いて心地よく整う。
sc03 30
終楽章、ぐっと押さえた弱奏で始まるが[23]からのfに対比がつき活気に満ちて、たたみ込む切れ味、けっこう肉迫してくる快演だ、
you tubeに終楽章のみ挙がっていた、
keil bra sym2 you
you tube:ブラームス 交響曲第2番第4楽章 カイルベルト指揮ベルリン・フィル

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category: ブラームス

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バーンスタイン:Beethoven Sym No.8  

昨日のツバメの巣、孵化したようで雛の嘴がちらっと見え隠れするが、巣が深いせいかこの角度から撮り辛い;もう少し成長すれば撮れるかも。 
tubame 6 5
子は巣を出てもしばらくは親のそばにいて、独り立ちできるまで世話をしてもらう。

さて、今までほとんど聴いた記憶のないバーンスタインのBeethoven Symphony、まとめて聴けるよう全集を取り寄せてしまった;何か良い物が入っていそうな赤い布地貼りのBOX、すべてライヴ録音だが、内容がしっかり聴ける好録音で整っている。まずはNo.8から、
bern be all sym
ベートーヴェン 交響曲No.8 ヘ長調op.93
レナード・バーンスタイン指揮
ウィーン・フィルハーモニーO
1978年 D.グラモフォン

No.8はNo.7との姉妹作で共通のアイデアが盛り込まれた部分もあり、短めの演奏時間に聴きどころを上手く圧縮してあるところがいい。
第1楽章、線の太い響き、ぐっと控えた弱奏と力感をもった強奏の対比はゴツゴツしているとも言えるが、バーンスタインは一貫してこの活気を通す、姉妹作のNo.7とも共通した魅力を内包しているが、[12]からのような内声がくっきり響いて小気味よい。
sc01 10
展開部に入り[145]からは対位法も聴かせ、じつに上手く盛り上げて書いてある、
sc01 145
バーンスタインはパワフルに追い込んでいく感じだ。
第2楽章、Allegretto scherzando、あまり急速にせず、前楽章の熱気をさますようだ。
第3楽章、ゆったりとTempo di Menuetto(メヌエットのテンポで)を始め、timpの余韻をたっぷり聴かせ優雅な雰囲気、トリオのややくすんだウィンナhornとclの掛合いに味がある、
終楽章、Allegrio vivace やや快速なテンポをとるが、しっかり足場を押さえた感覚、この楽章もアイデアに満ちた楽しみがあり、各所を明確に聴かせる。

動画は例によってバーンスタイン氏の解説付き、
be sym 8 you
you tube:Beethoven: Symphony No.8 【with commentary】 / Bernstein Wiener Philharmoniker (1978 Movie Live)

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category: ベートーヴェン

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スウィトナー:シューマン Sym No.4  

DENONとD.シャルプラッテンの共同製作の中でも特に名録音と思うのがスウィトナーによるシューマンの交響曲で、旧東ベルリン、イエス・キリスト教会の場内の広がりが十二分に収まっている、cbの低音はブーミーでなく、本当の低音、高域はきめ細かくうるさくない、先日話題にしたHi-Fiサウンドの典型、こういう録音となると、このクラスのSPならさぞかし素晴らしいだろうと憧れる;問答無用の30cmウーファー! 
d77ne_main_2018060410561831b.jpg
ONKYO D77-NE(現行製品)
ま、今のSPでも雰囲気は聴けるので我慢して・・;
sui schu sym4
R.シューマン 交響曲No.4ニ短調 op.120
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン 1987年 DENON

第1楽章、序奏開始のfはtimpが重心となって繰り出す、基本的に弦は力むことなく、しなやかで木管がよく溶け合う、室内楽的なサウンド作り、序奏から現われるこの動機は全楽章の基本動機となって使われる、
sc01_2018060411080074a.jpg
サヴァリッシュの楷書的にキビキビ推進する演奏に対し、スウィトナーは柔軟タッチで聴き手の心理に緊迫を導くようだ、両巨匠の違いがわかりやすい曲でもある、[39]のffに至ってもvnの力は控え、涼しいサウンド、
sc01 32
常に弦と管がバランスよく色彩を聴かせる、提示部は反復、展開部はあまり複雑でない、終結では金管が華々しく締める、
休まず第二楽章Romanzeに入る、小節番号は前楽章の続きで数えられるようだ、まもなく第1楽章の序奏が回帰して楽章に溶け込む、[384]からvnのソロが入るが、優しく控えめの響き、
続けて第3楽章、スケルツォに入る、この主題も基本動機に関連している、スウィトナーは力を抜いた演奏だが、切れ味を感じさせる。
終楽章への移行部が置かれ、序奏部へ繋がる、
ppの基本動機に始まり第1楽章の緊迫感が戻るが、主部はニ長調の明るさと活気に転じる、ここも提示部は繰り返している、展開部はブラームスほど巧みではないが書法的聴きどころを置いている、[710]からパートの受け渡しがある。
sc04 711
終結は金管を豪快に聴かせ、弦のパッセージを決めて終わる。
sui sch sym4
you tube:スイトナー指揮シューマン交響曲第4番

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category: シューマン

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アバド:Brahms Sym No.4('72年)  

あらためて取り寄せたアバドのCDは最初の録音となる'72年、LSOを指揮した演奏でアバド39歳の頃、過去に持っていたLPとやはり同じで響きがデッド、ロンドンのEMIスタジオでの録音とあるが、同時期録音の第2番とだいぶ違い、「古い時代の録音」を彷彿させるようだ。 
内容的にはよく聴ける、のちのBPOとの再録音ではだいぶ演奏も変容しているが、それだけアバドは進化していくタイプかと思う。
abbado br sym4
ブラームス交響曲 No.4ホ短調 op.98
クラウディオ・アバド指揮、ロンドン交響楽団 
1972年 D.グラモフォン

第1楽章、第1主題の動機は切れぎれの溜め息のように3度、6度(3度の転回)、そしてオクターヴ、という究極の単純と言える力を示し、発展していく、
sc01 01
アバドはのちのBPOとの再録音より少し速め、自然な緩急変化をつけ、レガートな運びに沈静化と熱気を込める、展開部もしなやかな感覚で拍の頭を固くせず、呼気で燃焼させる、
終結部[398]くらいから徐々に前のめりに加速していく。
sc01 392
第2楽章、フリギア旋法の主題、テンポはじっくり、
[88]から内声の充実が凄い、vnが低音部を弾く弦楽の渋く厚い響きが聴きどころ、
sc02 88
EMIスタジオでのデッドな響き効いてか、前時代の熱い演奏を思わせる。
第3楽章、速めのテンポでキビキビ、エネルギー溢れダイナミック、timpはかなり爆音。
終楽章、パッサカリアのテーマはバッハのカンタータ「主よ、われ汝を仰ぎ望む」BWV150の終曲に基づくとされる、
BWV150.jpg
バッハ カンタータBWV150 終曲のバス
sc 04 01
ブラームス Sym No.4 終楽章
テンポは遅くせず整然と、弦楽に熱く歌わせ、切れ味も凄まじく、ここでもアバドの若々しい魅力が聴かれる、穏やかな中間部を経て、[133]からは期待どおり熱烈である。
20171104101019679_201806020949190e6.jpg

you tubeはLP盤の再生、内周歪みもそのまま味わえる^^;
abbado br sym4 you
you tube:Brahms / Claudio Abbado, 1972: Symphony No. 4 in E minor, Op. 98 - London Symphony, DG LP

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C.デイヴィス:Dvorak Sym No.9(LP)  

早くからハイドンの交響曲をよく整った演奏で納得させてくれたサー・コリン・デイヴィス、ドヴォルザークの交響曲というと自分にとってはレアな気がして興味が湧いた。 
c d dvo
RCOを指揮したPHILIPS盤だが録音年が不明、アナログ期最後の頃だろうか、伝統のマルチマイクからのミキシングは拡がりのあるvnパートでさえ、1か所に固まったように聴こえてくるが、当録音は自然に拡がる感じ、金管が厚みをもって響き、木管同士のハーモニーも味わい深く聴ける。オランダ盤LPだが随分と薄い、
c d dvo sym9 lp
ドヴォルザーク 交響曲No.9「新世界より」
サー・コリン・デイヴィス指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウO


第1楽章、序奏はゆっくり初め、主部もゆっくりめに感じるが、楽章通してほぼインテンポ、pの[91]から、あるいは第2主題の出る[149]からはテンポを緩める演奏が多いが、
sc01 149
ここは速く感じる、ディヴィスの整然と通す演奏も他にはない引き付ける効果がある。
第2楽章は12:26で普通くらいの時間、コールアングレ含め全体に弱奏に押さえた演奏、バーンスタインのようなソロ演奏的な表情付けはなくさらりとするが、内面的に響いてくる感覚で引き付ける。
第3楽章、比較的落ちついたテンポだが、ぐっと引き締め、timpが力強く、心地よい力感を込めるが、極端ではない、
sc03 31
トリオに該当する部分も一貫したテンポで整える。
終楽章、10:32、やや快速か普通だろう、RCOの清々しい弦、がっちりした力感で、端正に整えた感覚が耳を引く、テンポの変化も最小限だが、終結はエネルギッシュに決める。
c d dvo sym9
you tube:Dvorak: Symphony No.9 "From the New World" - Colin Davis
1st 2nd 3rd 4th

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category: ドヴォルザーク

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バーンスタイン:Brahms Sym No.2  

バーンスタインがVPOを指揮した多くのライブ録音がD.グラモフォンにあるが、いずれも滑らかな好録音で聴ける、Brahms Sym No.2は聴かせどころを押さえた活きの良さもあるが、ドヴォルザークやシューマンのときと違い、全体には落ち着いた堅実な演奏に感じる、響きはやや厚めといえるが心地よい。 
berns br sym2
ブラームス 交響曲第2番ニ長調 op.73
レナード・バーンスタイン指揮
ウィーン・フィルハーモニーO 1982年 ライヴ

第一楽章、始まりはウィンナhornの一味違う濃い響き、弦楽のしなやかさも堪能させる、[134]から始まるシンコペーションが[152]まで長く続き、じわじわ引き付けていく
sc01 137
[156]アウフタクトから第2主題は風になびく草原、細やかに奏でるflも何かヒラヒラ舞うような?無理にイメージしなくてよいが^^;この曲は何か描写しているように聴こえてくる、
sc01 154
提示部は反復されるが、これで展開部の入りが印象深くなる、さっそくフーガ書法に入り、trbとtubが鳴って流れを変え、山場に移る、バーンスタインはさすがダイナミックに聴かせる、再現部も一段と力強くなる。
第2楽章、VPOの弦を十分に歌わせ、ドラマティックな楽章を懐の深い強弱で引き付ける、
第3楽章、ウィンナobで始まる長閑なテーマ、急速なPresto ma non assaiが2度入るが、ここは切れ味と活気で聴かせる、田園を駆け抜ける快速列車のようだ。
終楽章、テンポはあまり急がず、がっしり線の太い響きで歯切れ良くまとめる、終結部もインテンポを崩さず、堅牢豪快な終り。

動画はバーンスタイン氏の解説付き、ブラームス嫌いな評論家の話から始まる、
beans bra sym2
you tube:Brahms: Symphony No.2 【with Commentary】 / Bernstein Wiener Philharmoniker (1981 Movie Live)

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category: ブラームス

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スウィトナー:Dvorak Sym No.9  

「新世界より」もメロディアスな主題が常に流れていて、音階の4度、7度が抜かれた民謡調の旋律が多いことから親しみやすい曲で、普段はあまり聴かないが、先日のスウィトナーの「第8番」が非常に良かったので、久々に取り出した。 
特異というわけではないが、他の多くの演奏とは根元が違う音楽作りに思える、SKBの演奏はBPOのように上手すぎるという感覚ではなく、大事なところを押さえ、各楽器の天然な持ち味を放ってくる大らかさ?もまた良い。
D.シャルプラッテンの録音はまだアナログ期だが、CD化された音はその後の録音と区別つかない、スウィトナーの美質と優秀な録音が一体となって楽しめる気がする。
sui dvo sym 9
ドヴォルザーク交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1978年 D.シャルプラッテン


第1楽章、いつもどおり低域にエネルギーを寄せ、vn群は涼やかだ、序奏では[5]の休符に溜めを置き次の木管が奏でる、ここで引き付けられる、
sc01 1
主部は快速ぎみ、さほど切り立てず、行書的タッチだが張り詰めた感覚があり、終始透明感のあるサウンドが味わい深い、弱奏をぐっと押さえ対比が効果的、強奏は金管、timpが豪快に担う、第2主題のflと続くvnは一際柔和で穏やか、
sc01 149
提示部を反復しているので、[177~180]を珍しく聴ける、
sc01 174
展開部はブラームスのような対位法的書法は少ないが、転調とvnの最高域を多用したorchestrationの巧みさで聴かせる。スウィトナーは終結部を加速し、活き活きと終わる。
第2楽章、程よいテンポ(11:25)、イングリッシュホルンに始まり、[26]からpppの弦がきめ細かく密やか、第一楽章の再現も入る。
sc02 26
情感豊かな和声も見事な楽章だがスウィトナーは一段と溶け合い美しく聴かせる、
第3楽章、Molto vivaceでスケルツォ楽章になるが、快速なテンポをとり、キレは抜群、[68]からPoco sostenutoで長閑になる、また第一楽章の再現も入る、気分を変えてはスケルツォの活気に戻る。
終楽章も快速ぎみに行く、弦の爽快な流れ、金管、timpの切り込み、木管やhornの味わいも聴かせる、1か所弱奏のシンバルも明快、各楽章のテーマが回想され、加速して終わる。
同演奏の動画、
sui dvo sym 9 you
you tube:スイトナー指揮ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」

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バーンスタイン:Dvorak Sym No.9  

1度聴いて、どうも好きじゃないなと思った演奏は大抵再度聴いても同じだが、珍しく2度目に良いと思う演奏もある、初めはちょっと聴く態勢が良くなかった? 
バーンスタイン指揮、イスラエル・フィルのDvorak「新世界より」は第2楽章があまりにゆっくり(18:22)なのが有名で、聴き馴染んだ多くの演奏(12分前後)の中で、この第2楽章の真髄かもしれない。録音は鮮明で聴き心地良いサウンド、豪快なブラスもクリアに響く。
berns dvo sym9
ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」
レナード・バーンスタイン指揮
イスラエル・フィルハーモニーO D.グラモフォン 1986年


第1楽章の序奏も非常にゆっくり、弱奏で引き付け、快速に入る主部はバーンスタインらしく極めて活きの良い演奏、timpは豪快に打つ、適宜テンポを変化させ、ツボに持って行く、
第2楽章、おそらく他のどの演奏例よりゆっくりだろう、また演奏可能な最弱音ppppが基調になっていて、mpくらいがmfに感じる対比だ、夢想的ではあるが、それがさも現実のように拡がる鮮やかさもあって不思議な感覚、弦楽のみの弱奏は聴こえる限界くらいで、速度、強弱ともソロ演奏なみに繊細な表情が込められる、obソロが始まる[90]からテンポは快活になり、第1楽章が再現され、また静謐に戻る。
sc02 88
DG盤最高といえるこの鮮明な録音ではじめて味わえる演奏かもしれない、夜、静かでじっくり聴く態勢も必要;
第3楽章、打って変わってスケルツォは快速に極めてキビキビと演奏、さすがバーンスタインと言うか思わず喜んでしまう^^
終楽章、前の楽章に出てきたテーマを後の楽章に再登場させるのはハイドンの頃からあるが、この楽章ではこれまでのテーマ全てが登場し、全テーマは同じ因子で関連付いているのが明かされる。曲の細かい仕掛けもこの録音で気づいたりする、ちなみに[316]から第3楽章のテーマが弦を下がっていき、最後にtimpに移るのが面白い、
sc04 316
終楽章もバーンスタイン豪快な締めくくり。

you tubeに同録音があった、
bernst dvo sym9
you tube:Dvorak - Symphony n9 "From the New World" - Bernstein - Israel Philharmonic Orchestra

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