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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

グリモー&ネルソンス:Brahms Piano Con No.1 (更新)  

アンプを替えて良好録音の音盤を次々聴くのが楽しみ、バロック協奏曲の澄んだサウンドや生っぽいヴォーカルなどで性能がよくわかるが、ブラームスのSym No.4 第1楽章はオーディオチェックには向かない^^;弦の燻したような渋い響きで始まり、鮮明なはずの録音も、よくわからない;ピアノ協奏曲No.1ならわかりやすい、はじめに雄大なorchサウンド、そしてピアノの透明感を確かめられる、特に好録音のH.グリモー盤はよい試聴になる、 
ブラームスのピアノConというと、E.ギレリスとO.ヨッフム、BPOによる演奏で初めは親しんだ、ギレリスのトリル音の個々までパワフルな剛腱が圧倒したが、録音はこの時期のDGらしいというか、硬質でvn群が強く、vcやbasが引っ込みぎみでやや聴き辛い、
e g br pf con
エミール・ギレルス盤 1972年 DG
近年はひじょうにデリケートな演奏が出てきた、DGの録音も硬質ではなく潤った響き、バランスも良くゆったり心地よく聴ける、
20180323.jpg
エレーヌ・グリモー:pf
アンドリス・ネルソンス指揮、バイエルン放送交響楽団
2012年録音 DG

20191114.jpg
まず、A.ネルソンス指揮、バイエルン放送SOの前奏が良い、orchは厚くなりすぎず、各パートが分離良く心地よい量感である、ピアノは澄んだ良い響き、グリモーは細やかで味わい深いアゴーギグを使い、orch楽器との間で室内楽的な呼吸のやり取りがある、こういう所って、指揮者の棒より、奏者同士で合わせると聞いた。
20180323112618c65_202006250917072fd.jpg
提示部をじっくりと進め、展開部に入ったソロからぐっと緊迫した気合いが入る、
sc01 226
第1楽章だけで充実した絵巻のようだ、
第2楽章、弦の弱奏の涼やかなタッチは静謐でpppで引き付けるが、聴くには空調の送風音を止める必要があるほど、pfソロはより夢想的で密やかに引きつけ、clが印象的なパートを奏でる、
終楽章、前楽章が消え入って、ピアノソロが快速なテンポで開始、鮮やかな切れと白熱感を出す、orch.は涼やかでダイナミズムの量感も心地よい、[238]からロンドテーマによるorch.のフガートがあり、さすがブラームス、
20191114122705dd5_20200625091708bb6.jpg
そのあと再び活気を帯びて終結する。
H G Br of con 1 you
you tube:Brahms - Piano Concerto No. 1 (Hélène Grimaud)

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category: ブラームス

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ポリーニ&ベーム:Brahms piano Con No.1  

ブラームスのピアノ協奏曲No.1は交響曲No.2と同じく体に染みついてしまった曲で、程よく時が経つと頭で鳴り出して聴きたくなる^^作品成立の経緯から、pianoソロとorchが対等のように聴かせる内容に惹かれるのかもしれない。
約1年ぶりに聴く、M.ポリーニ:pf、K.ベーム指揮:VPOの演奏である、 
m p bra pf con
マウリツィオ・ポリーニ:pf
カール・ベーム:指揮
ウィーン・フィルハーモニーO
1979年 DG

この曲はまず、第1楽章のorch前奏が聴きどころ、VPOは弦の弱奏もしなやかながら芯のある感覚、総奏の中に響くウィンナob独特の音色が緊張感を与え、戦艦が進むような前奏で引き付ける、ポリーニのソロは表情豊かだがアゴーギグは控えめに着々と行く、展開部から終結にかけてぐいぐい追い込んでいく、これが時間を詰めているようで、演奏時間は20:55と速め、
トリルはこの楽章の重要な要素だが、ポリーニはパッセージやトリルの粒立ちを良く決める、
提示部を静かに終え、展開部[226]からpfソロが先導するが結構快速に駆け抜ける、
sc226_20190414094045b7d.jpg
動と静が繰り返される展開だが、あまり緩めることなく、終結部の白熱した畳み込みが見事で群を抜く。
第二楽章、ppで始まるAdagio、極めて弱奏だが充実感がある、[27]からppとあるが、
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ここはpppくらい密やかに演奏され引き込まれる、
終りの[91]から弾かれるようなパッセージとトリルが合わさったところ、
sc92_20190414094044d0e.jpg
ppで粒立ちよく滑らかに弾くのは難しそうだが?ここもじつに鮮やか;
終楽章、pianoによる力強い始まり、11:57と比較的快速、装飾的に挟まれた音も正確にくっきり聴かせる、ベームも白熱したバックを演奏する、意外なところ[238]でふっと弱奏のフガートがorchで挿入される、
sc03 238
ここはさすがブラームスらしい、

p b bra p con 1 you
you tube:Brahms: Piano Concerto No. 1 in D Minor, Op. 15
1. Maestoso - Poco piu moderato
2. Adagio
3. Rondo (Allegro non troppo)

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category: ブラームス

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「運命」の動機  

絶対音楽とすべきクラシック音楽にも副題を持つ作品は多い、副題がまさに作品の真意を表わしたものもあれば、軽い愛称程度の場合もある、
作品数が多ければ番号より副題のほうが「あの曲だ」と憶えやすい、 
日本では今もベートーヴェンのSym No.5には「運命」というサブタイトルが定着している、
根拠はベートーヴェンの弟子、アントン・シンドラーが残した「ベートーヴェンの会話帳」に「運命はかく扉を叩く」という動機の意味を師が述べたとあるが、
be sym5 sc
これはシンドラーの作り話の可能性が高いらしい、
*アントン・シンドラー→Wikipedia
そもそも運命的な出来事はノックなどせず、扉を蹴破って来るだろう;
作品の真意に対し、不確かな事柄は排除したほうがよいという判断か、現在、日本以外では「Fate(運命)」などと標記されている例は殆どない、
第5番は第3番「英雄」を完成した直後から着想されたそうで、完成まで約4年の隔たりがあり、作曲は入念に進められたようだ。

以下、便宜的に「運命の動機」と書くが、この「タタタター」あるいは「タタタタン」のようなリズム音形は他でもよく聴かれる、
シューベルトの弦楽四重奏「死と乙女」の始まり、
sch sq sc
突然何かが迫ってきた様相である、

ベートーヴェンの弟子、フェルディナント・リースのSym No.5にも、まさしく「運命の動機」がでてくる、
f r
Ferdinand Ries(1784-1838)
f r sym 5
のちに師の足跡を追っただけだ、という批判もあるが、これはこれで良い曲だし独創性もある、書きたい曲を書いたのだと思う。
f r sym5 you
you tube:Ries Symphony No.5

ブラームスのSym No.1の第1楽章もこの動機リズムで埋まっている、
br sym 1 70

ベートーヴェンが第5を書いた以降の作品なら、影響をうけたと見る事もできるが、それ以前の作品にも類似のパターンがある、
ハイドンのSym No.78 C Minorでは、第1楽章の第2主題として似た音形が変ホ長調ででてくるが、展開部以降では短調になり、迫りくる様相になる、
hay s78 02
第1主題と合わせた対位法で書かれ、なかなかの聴きどころである、
o d hay s78 you
you tube:Haydn: Symphony No.78 in C Minor, Hob.I:78 - 1. Vivace
力感や切迫感を帯びた印象を与える、よく使われる音形かもしれない。

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category: ベートーヴェン

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ドホナーニ:Brahms Sym No.1 (2009)  

このCDは4月20日に発注したのが遅れに遅れて、届いたのは5月27日、追跡もできない状態だった、今は何を取り寄せてもこんなもんかもしれない; 
さて先日もyou tubeでちらっと聴いて、とても良いと思ったドホナーニ指揮、フィルハーモニアOのブラームスSym No.1だが、通販サイトのレビューも5つ星、これは"サクラ"ではないだろう^^これもCDでじっくり聴きたいと思った。
ライヴ録音だがセッションにもめったにないような好録音で、"聴きたい"と思うパートがくっきり聴ける、"画像"に例えるなら「解像度が高く、発色豊かで眼に優しいコントラスト」・・といったイメージか、ドホナーニも一段と充実した演奏を聴かせる、
あのスウィトナーとSKBによる全集と同様、持っていて損はない名盤だと思う、数々の有名盤に対し、やや陰にかくれた感もあるだろう。
先に届いたNo.2、No.4と同じく、No.1、No.3が1枚ずつの2枚組になっているが、
まずはNo.1から、
doh br sym1
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮
フィルハーモニアO
2009年Signum Royal Festival Hall (Live)

第1楽章序奏は滑らかな響きの中にtimpが明確に響く、主部は落ち着いたテンポで柔軟タッチ、いわゆるゴツゴツした物量感で押してくる演奏ではないが低音は豊かに支えている、強弱の設定が深く張り詰めている、展開部の山場、[320]で大きく溜めを付けるのも見事に決まる、
sc01 315
第2楽章、弱奏基調で清々しい、後半からでてくるvnを中心としたソロもこれまでになく精妙で耳を惹く、
第3楽章、快速ぎみにさらりと進め、終楽章の前奏となる、
終楽章は単独で一つのドラマのような内容、ドホナーニは全体に快速基調だが、速度の緩急を巧みに設定、ツボを押えたようにぐいぐい追い込んでいく、木管やhornの弱奏が細やかに聞こえ、ブラス群のブリリアントな響きも心地よい。
doh br s 1 you
you tube:Symphony No. 1:
I Un poco sostenuto – Allegro
II Andante sostenuto
III Un poco allegretto e grazioso
IV Adagio – Più andante – Allegro non troppo ma con brio

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category: ブラームス

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スウィトナー:Beethoven SymのLP(PCM)  

LP時代は、D.Gramophone、EMI、PHILIPS、DECCAなど各クラシックレーベルには再生音に個性があったようだ、近年はどこであれ、ナチュラルサウンドを求める傾向に思える。
DECCAなど早くからHiFiバランスのLPを出していたが、当時「卓上ステレオ」と呼ばれた簡易なシステムでは十分な再生ができず、あるレベル以上のシステムで真価が聴けた。D.Gは中域にエネルギーを寄せたバランスでそこそこのシステムでも充実サウンドが聴ける、というタイプだった、CD時代に入ってもこの特性はしばらく維持された気がする。

DENONのスウィトナー指揮、SKBのベートーヴェンSymはCDでは単品で集め、全曲揃ったのだが、中古で見つけた同音源のLPに針を下ろして驚いたのが、マスタリングが非常にHiFiに仕上がっていること、無色透明で曇りのない空間に各楽器の音が鮮やかに拡がる、'70~'80年代は本格オーディオが求められた頃だった気がするが、その期待に応えたような、
カッティング技術も優れており、ラインコンタクト針なら音溝の情報をしっかり拾える。 
sui be sym lp
中古ショップの合同セールに何度か出かけ、大方揃った。
CDのほうが記録媒体として器は大きいので、どの様にも余裕で収まるはずだが、曲によっては帯域バランスを丸めたようなリマスターになっている(ミニコンポ向けみたいな?)、
「田園」などはCDも遜色ないのだが、第7、第5、第9など特に違いを感じ、LPのほうが懐の深いサウンドで素晴らしい、

エアコンが止められる時季、夜はほぼ無音となり、pppまでくっきり聴ける、聴く環境もSN比が高くないといけない^^;昨夜は「田園」と「第7」に針を下ろした、
まず「田園」で印象付くのは、スウィトナーは過剰に感じる表現はなく、自然体ですんなりと受け入れられる、緩叙楽章など、やたら思い入れの諄い、遅いテンポで始まったりすると、「これに付き合うのかよ、」とストレスだったりするが;それもない、「田園」の第2楽章、小川は"ゆったり"というより"サラサラ"な感じ、木管の鳥達の声も鮮やかに場内に拡がる、
スケルツォ、嵐場面も乱暴な響きはなく、雷鳴、稲妻をクリアに聴かせる、終楽章は程よいテンポで期待どおり弦はそよ風のような響き、大味にならないところが良い。
sui be sym 6 you
you tube:Symphony No. 6 In F Major, Op. 68 "Pastorale"

「第7」は第1楽章の開始音から"塊"にならず心地よい、低域が懐深く、vn1が出張り過ぎず、vn2やvaの内声が埋まらずにくっきり聴けるのは他に例が少ない、もちろん木管、金管、timpも理想のバランス、提示部が反復されるがぜひとも聴きたい演奏である。
「第7」はyou tubeに挙っていないが、これはLPをそれなりのシステムで聴きたい。
denon lp

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category: ベートーヴェン

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サヴァリッシュ:Brahms Sym No.3(1991)  

サヴァリッシュのブラームスSym No.3も久しく聴いていなかった、
1991年、ロンドン・フィルを指揮した円熟の演奏を再び、 
bra sym 3b
ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮、ロンドン・フィルハーモニーO
1991年 EMI Studio Abbey Rood
(第一楽章提示部は反復あり)

Sym No.3の第1楽章はシンコペーションで小節を跨がるような緻密に入り組んだ書き方が奥深い、サヴァリッシュの演奏は適度に楷書的に整い、その仕組みが聴きやすい、
第1楽章の冒頭2小節はあまり豪奏にせず、3小節からぐっと力感を入れる、この最初の懐深い手法が全体に活かされる、まさに奥行きの深い楽章だ。36小節からの穏やかな主題、clがpで入り、さらにppとなるところは微かなほどに押さえられる、
20150524c.jpg
また気づかないほどのアッチェルランドで展開部へ入り、内向的な気分と発散の対比を存分に聴かせる。
第2楽章では終楽章に出てくる、2つの主題が予告される、1つ目は変化形で暗示するが、
sc 02 04 01
もう一つはほぼそのまま、
sc 02 04 02
サヴァリッシュは間の深さと微かな弱奏でぐっと引き込む、あまり間を置かず第3楽章に入る、セッション録音で無音だがこの間は演奏の狙いと思われる、
第3楽章、思いのほか弱奏でじわっと開始する、ここも柔和だが粘り過ぎず、そういう意味で淡々とした味もあるが、思い切った弱奏で一際夢想的に引き込む。
終楽章、弦楽とfgによる開始はぐっと弱奏、そして28小節目、金管が<fで鋭く立ち上がり、強奏へ導入する、サヴァリッシュのエネルギッシュな演奏を予感させる、そして期待どおり、起伏の深い演奏で進む、167小節からのファンファーレは極めつけの炸裂、
sc04 167
終結部は穏やかになり、最後には第一楽章の主題が静かに再現され、眠りにつくように長くritして終わる、
この終結でのtimpの弱奏も大切な音として聴かせる、
20150524b.jpg
第一楽章の主題の入りでも連打されるが、静かな回想か・・
w s br s3 you
you tube:Johannes Brahms, Symphony Nr. 3, F-major Op. 90, Wolfgang Sawallisch

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category: ブラームス

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スウィトナー:Brahms Sym No.3(1985)【更新】  

クラシックに興味を持ちだした頃、TVのN響番組もよく観ていた、指揮者や演奏者が映像で見られるというのは興味ひかれ、何か得るものがある、始めはモノクロ画像で、TVの放送音は今のように詳細に聴けなかったが、
W.サヴァリッシュ、O.スウィトナーはお馴染み、ホルスト・シュタインやロヴロ・フォン・マタチッチなども記憶に強い、正指揮者、岩城宏之氏も度々聴いた。 
スウィトナー氏は1990年を前にパーキンソン病のため引退した、2010年1月 87歳で死去、nhkの追悼番組でN響を指揮した最後のブラームス Sym No.3の録画は大切に保存している、同演奏はCD化もされているが、
20191117.jpg
久しく聴いていなかったSKBとの1985年のセッションCDを聴く。
sui br sym3
ブラームス 交響曲No.3へ長調 op.90
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1985年 D.シャルプラッテン

この曲は初演の指揮者がブラームスの「英雄」と呼んだと伝わるが、本質は内向きで繊細、室内楽的だと思う。個人的には4つの交響曲で最も安らぐ曲だ。
第一楽章はブラスの導入のあと、第一主題はシューマンの「ライン」が関係していると言われる、勇壮な一ときがあり、早くも[15]から穏やかな趣きになり、拍節をはっきりさせず、複数のせせらぎが交錯するような書き方だ、vcからvn2に、あるいはvaにパートが渡されたり、内声も細やかで室内楽的、[31]からイ長調になり[36]から木管がpで第二主題を奏で、さらにppになり夢想的で安息感がある、
sc35.jpg
展開部に入り[77]から嬰ハ短調、第二主題のせせらぎが大きな流れとなり、魅力を深める、
sc77.jpg
再現部は再び繊細、終結部で一旦勇壮になり、静かな終りになる。
第二楽章、三部形式だが、clが主導する穏やかなテーマ、中間部はclとfagがコラール風の主題を始める、[81]からの弦パートの弾き継ぎが面白い、
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sc85.jpg
やはり内面的でしみじみくる楽章だ。
第三楽章、ハ短調、それまでのスタイルではスケルツォになるところ、vcで始まる優美な楽章になっている、憂いはあるが悲愴感はない、中間部の終り[87]からdim.がかかり密やかなppになるところが引きつける。
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終楽章、最もエネルギッシュな楽章、ヘ短調で模索するように始まる、展開部では熱気渦巻き、スウィトナーはテンションを上げる、終結は第一楽章の主題が戻り、安息の中に落ち着いて終わる。
sui br sym 3 you
you tube:Symphony No. 3 in F Major, Op. 90:
I. Allegro con brio II. Andante
III. Poco allegretto IV. Allegro

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category: ブラームス

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O.スウィトナー:Brahms Sym No.1(1986)  

通販で取り寄せるものは国内に在庫があればすぐだが、海外取り寄せ品となると、"コロナ"の影響でかなり遅れる、空輸便が欠航する、税関で時間を取るとかで、個々の商品の配送追跡も困難らしい、「発送した」と通知はあるので、商品はあるのだろうが、(ドホナーニのBrahms Sym No.1ライヴを頼んだ)
主要国を見ると、中国、韓国、台湾を除きまだ収束に向かう傾向は見られない、 
5 14 shibosu

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まあ、入荷は気長に待つことにして、手持ちの音盤を聴く、
スウィトナー指揮のブラームスSym No.1は1988年のライヴ録音がすっかり気に入り、こればかり聴いていたが、
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1988年、サントリーホール ライヴ
'86年のセッションは久しぶりに聴く、ライヴのその時限りの熱気も魅力だが、セッションならではの"完成形"であろう演奏をじっくり聴くのもよい、
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オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1986年、D.Schallplatten

D.シャルプラッテン盤ではじめは徳間ジャパンから千円盤で出ていたが、この表紙がプラケースに挟んであるだけで、あとは白紙だった;しかし中身は最高、すぐ店に行きNo.3、No.4も買った、No.2は品切れで取り寄せた。録音の質はDENON盤のPCMと変わらない、弦、木管、ブラスの味わい、色彩感が申し分なく聴ける。
ベルリン・キリスト教会の良い響きに包まれた、スウィトナーとSKBの清潔サウンドは始め穏やかな印象を受けるが、ライブで聴くのと変わらない鋭い気合いも感じられる、
第1楽章を例にすると、序奏部の後半でぐっと熱気を増し、[87]から[89]sfに向けてtimpが強烈なcresc.をとる、
sc01 85
終楽章の序奏でも同様の緊迫感、
有名な終楽章のテーマ、弦楽が極めつけに滑らかで美しい、
sc04 61
続く部分は大いに変化をつけて終結まで引き付ける。
you tubeはBERLIN Classicsから出た同録音、
20191226101727044_202005151002314da.jpg
you tube:スイトナー指揮ブラームス交響曲第1番

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category: ブラームス

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スウィトナー:Dvořák Sym No.9「新世界」 【更新】  

ドヴォルザーク「新世界」も旋律美の主題が常に流れていて、民謡調の素朴な旋律が多く親しみやすいが頻繁には聴かない。先日のスウィトナーの「第8番」が非常に良かったが、「新世界」も同じ期待に応える演奏だ。特異というわけではないが、他の多くの演奏とは根元が違う音楽作りに思える、SKBの演奏はBPOのような完璧な構えという感覚ではなく、大事なところを押さえ、各楽器の天然な持ち味を放ってくる大らかさ?が良い。 
D.シャルプラッテンの録音はまだアナログ期だが、CD化された音はその後のDENON盤と区別つかないレベル、スウィトナーの美質と優秀な録音が一体となって楽しめる。
sui dvo sym 9
ドヴォルザーク交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1978年 D.シャルプラッテン

全楽章通して、弱奏を基盤にレンジを深く取っている、
第1楽章、いつもどおり低域にエネルギーを寄せ、vn群は涼やかだ、序奏はぐっと弱奏に始め[5]の休符に長い溜めを置き次の木管が奏でる、ここで引き付けられる、
2018052608311700d_202005091031462f0.jpg
主部は快速ぎみ、さほど切り立てず、行書的タッチだが張り詰めた感覚があり、終始透明感のあるサウンドが味わい深い、弱奏をぐっと押さえ対比が効果的、強奏は金管、timpが豪快に担う、第2主題のflと続くvnは一際柔和で穏やか、
sc01 149
提示部を反復しないと[177~180]の接続句を聴けないが、この演奏で珍しく聴ける、
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展開部はブラームスのような対位法書法は少ないが、転調とvnの最高域を多用したオーケストレーションの巧みさで聴かせる。終結部は加速し、熱気を込めて終わる。
第2楽章、程よいテンポ(11:25)、イングリッシュホルンに始まり、[26]からpppの弦がきめ細かく密やか、第一楽章の再現も入る。
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情感豊かな和声も見事な楽章だがスウィトナーは一段と響きの溶け合い美しくする、
第3楽章、Molto vivaceでスケルツォ楽章になるが、快速なテンポをとり、キレは抜群、[68]からPoco sostenutoで長閑になる、また第一楽章の再現も入る、気分を変えてはスケルツォの活気に戻る。
終楽章も快速ぎみに行く、弦の爽快な流れ、金管、timpの切り込み、木管やhornの味わいも聴かせる、1か所弱奏のシンバルも明快、各楽章のテーマが回想され、加速して終わる。
you tubeに当演奏がある、
sui dvo s9 you
you tube:スイトナー指揮ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」

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category: ドヴォルザーク

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スウィトナー:Schubert Sym No.4 「悲劇的」【更新】  

シューベルトの交響曲はサヴァリッシュの全集をずいぶん前に揃え、スウィトナー盤も結局揃えた、購入先の注文履歴を見ると、2016年2月に買っているが、ほんの1,2年前だったように思えて時の経つのが恐ろしい^^;サヴァリッシュのorchはSKD、スウィトナーはSKB、原盤はいずれもD.シャルプラッテンになる。 
今回はスウィトナーによるNo.4 c-moll「悲劇的」、録音は1983~1986年、DENONとD.シャルプラッテンの技術協力によるHiFiサウンドは見晴らしよく会場の空間を十分に感じさせる。
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シューベルト 交響曲No.4ハ短調「悲劇的」 
オットマール・スウィトナー指揮 シュターツカペレ・ベルリン

orchは当時のフル編成をとる、この曲が書かれた頃、ベートーヴェンは既に第8番まで書いていた時期で、ベートーヴェンはorchの巧みな構成法とともに斬新な作法を築いていたのに対し、シューベルトはまだそこが未熟な状態だった、この後シューベルトはさらに小編成で古典に回帰したような第5番を書いている。

第1楽章、序奏の始まりや経過を聴くとハイドンの「天地創造」序曲"混沌の描写"を連想する魅力、主部に入ると快速、清涼な響きに気合いが入る、主題は悲愴感をもって疾走するが、楽章は短調の要素は少ない、スウィトナーはかなり急速感を出し、しなやかタッチでもある、
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展開部は短く書法は今一つ物足りないが楽章はスタイリッシュにまとまっている。
第2楽章、変イ長調の優美で穏やかな主題に始まるが、突如fzが響きヘ短調に変わる、
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ここで登場する主題が第1楽章、第1主題の動機に由来する、この短調部分は再度挟まれる。
第3楽章、半音進行を持つ一風変わった主題、スケルツォの性格が強いとされる楽章だが、スウィトナーはあえてメヌエットに近い物腰で演奏する、trp、timpを効かせ雄大な雰囲気を出す、トリオの主題にもまた第1楽章の動機が関係している。
終楽章、ソナタ形式で急速感のある主題、シンフォニックな醍醐味を効かせるが流麗な心地よさもある、展開部も長く書かれてはいるが、対位法など彫りの深い書法による聴き応えは期待できない、とはいえ均整のとれた全体の美しさには価値があり、スウィトナーの演奏が良い。
今回、you tubeに挙がっていた
sui sch sym 4 you
you tube:Symphony No. 4 in C Minor, D 417 "Tragic":
I. Adagio molto - Allegro vivace II. Andante
III. Menuetto; Allegro vivace IV. Allegro

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category: シューベルト

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