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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

R.クーベリック:Dvořák Sym No.8 (更新)  

手持ちのターンテーブルは時折、水平を確認している、 
suihei 02
ヘッドシェルは首が固定のものが多いが、回転して調整できるほうが望ましい、
Head shell
アームとの取付け部分も角度にアソビがあるので、締め付けのとき水平に注意、
suihei_20200409144619f5b.jpg
概ね水平ならOK、

さて、とても良かったという憶えはあるが、久しく聴いていなかったクーベリックのDvořák、Sym No.8、No.9「新世界」と2枚組になったLPを中古ショップで何気なく購入したが、なかなかの名盤で、1966年録音のNo.8が特に気に入った、D.Gramophonのバランス・エンジニアはG.ヘルマンスだが、カラヤン盤とは違った感じに聞こえる、弦楽の押し出し感は強く各パートが集中的に響き、東のD.Schallplattenとは対称的なサウンド仕上げと言えようか?
r k dvo s8 02
ラファエル・クーベリック指揮
ベルリン・フィルハーモニーO

r k dvo s8 01

ドヴォルザークはvnの高域を多用したハーモニーが爽快。
sc01 103
ハイドンの時代からの交響曲の形式を引き継いでいるものの、ドヴォルザークはさすがに各楽章が多様な要素で交響詩的内容になってくる、第一楽章展開部も何段かで構成され、対位法的な部分も聴きどころ、アイデア満載のところはハイドンに通ずる感がある。
クーベリックは抒情的な部分の柔軟でデリケートな表現の一方、活発な部分では思い切り切れ味よく、第一楽章の中で存分に聴かせる。ドヴォルザークは一つの楽章の中でテンポの変化を指定しているが、それをどう実感的に捉えるかはやはり指揮者の音楽性になるが、クーベリックも自然に設定していく。
第二楽章は三部形式でドラマティックな展開、弦楽は厚く深々と始め、スケール大きく描いていく、
第三楽章のお馴染みの美しい主題、BPOの味わいは申し分ない、
終楽章は快速ぎみ、開始のtrpがじつにブリリアント、トルコ行進曲風の部分も速めの歩調で一段と引き締める。
sc04 123
r k dvo s8 you
you tube:Dvorák: Symphony No.8 In G, Op.88, B. 163 -
1. Allegro con brio 2. Adagio
3. Allegretto grazioso - Molto vivace
4. Allegro ma non troppo

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category: ドヴォルザーク

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スウィトナー:Dvořák Sym No.8 (更新)  

O.スウィトナー指揮、ドヴォルザークのSym No.8、以前はN響とのライヴ録音を取上げたが、シュターツカペレ・ベルリンとのセッションのほうを聴いた、
D.シャルプラッテンの録音だが、これぞHiFiと言える好録音、音場に奥行きがあり、各楽器の発する音のエネルギー差(低音ほどエネルギーが高い)に実在感がある、低域に深みがあり、高域(vn群)は常に力を抜き清涼、ブラスは厚みを帯びて押し出す。 
sui dvo sym 8
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1977年、ベルリン キリスト教会

第1楽章、滑らかに情感深い強弱で開始、この歌い出しを大事にしているようだ、主部はひじょうに快速で活気を持った演奏、先に述べたとおりのサウンドが心地よい、展開部は見事だが、このブラスがテーマを力強く奏で、弦が半音階で上下するクライマックスが圧巻、
sc 01 1
ここでも耳に爽快な演奏だ、終結はキレたように加速し熱気あふれる。
第2楽章はドラマティックな構成、弦楽による始まりは涼やかな風、鳥が鳴く森、湧き出る泉、大渓谷?・・何かいろいろ情景が浮かんで楽しませる楽章、vnソロが一際美しい、スウィトナーは聴力検査ギリギリのpppまで使い、ffで突然ステージが変わったような劇的スケールで聴かせ、奥行きや色彩感も豊かである。
第3楽章、スウィトナーはゆったりと、いかにも優雅なワルツ風に聴かせる、
sc dvo
弦の一弓のデュナーミクにも気品を持たせる、サヴァリッシュのきりっとした演奏も良かったが、こちらもまたハマる、
このfzでの量感の入れ方も絶妙で期待どおり、
sc 03 2
弦楽の爽快さと、obソロを助奏するvcが味わい深い。
終楽章はわりと落ち着いたテンポ、trpの澄んだ響きで開始、この楽章もppをpppくらいに押えて奥行きを付ける、flソロのバックでtrpが弱奏する、この澄んだ響きも良い、トルコ行進曲風になる変奏でちょっと武骨になった後がスマートに決まる。
スウィトナーのサウンド作りとDvořák Sym No.8はとても相性よく思える。
sui dvo s8 you
you tube:スイトナー指揮 ドヴォルザーク 交響曲第8番

*ほか、C.フォン.ドホナーニ、R.クーベリックの演奏も良かったのであらためて。
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category: ドヴォルザーク

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バーンスタイン:Schumann Sym No.1≪春≫ (更新)  

毎年こんな時季、聴きたいのがシューマンのSym No.1「春」、ブラームスのSym No.2はもう少し経った新緑の頃が合うだろうか^^
「春」はサヴァリッシュやハイティンクなどの堅実な演奏も好きだが、バーンスタインのまさに"Spring" 跳ねるような活き活きとした演奏は格別に楽しい、VPOとの演奏はライヴ録音でホールの響きはあまりないが、各パートが明確に聴き取れる。 
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R.シューマン交響曲No.1変ロ長調
レナード・バーンスタイン指揮
ウィーン・フィルハーモニーO
1984年 ライヴ DG

シューマンは第1楽章の動機が印象的でこのリズムが全体の基本因子になっている、またスコアも第1楽章が全ページの半分近くを占める、
バーンスタインは序奏から十分粘り腰で引き付ける、主部は快速、切れ味十分に活気づく、曲が求める自然な加速、減速、終結前のAnimato Poco a poco stringendoは・・
sc01_20190412103232365.jpg
文字通り、活き活きと徐々に速く、誰よりも思い切りよくやっている、
第2楽章、変奏的要素もある楽章で、シューマンはベートーヴェンの緩叙楽章を参考にしていると言われるが、特に「第九」の第3楽章を思わせる、細やかで深い内容、この演奏はVPOの弦の各パートがソロ演奏のような表情を聴かせる、
第3楽章、スケルツォのテーマはニ短調で深々とした弦で始まる、第1トリオは第1楽章の主題に基づくようだ。
終楽章、華々しい序奏があり、主部はまさに飛び跳ねるようである、主題には第1楽章との関連性がある、バーンスタインは第1楽章同様、活き活きとした魅力、終結部では序奏部が回想され、華々しく終わる。
ber sch sym 1 you
you tube:Lenard Bernstein Schumann Symphony No.1&4 CD4

余談:岐阜県内で新型コロナウイルスに感染が確認されている会社員らしい1人が、マスクもせずにパチンコ店へ行き、3時間程で咳など症状が酷くなって帰ったという、同店内にいた他の客に感染した可能性がある、
県ではパチンコ店名を公表し、注意喚起したいが、当該店が公表を拒否していて説得中とのこと、パチンコ店も被害者ではあるが、他の店では一斉に「当店ではない」の張り紙をしているらしい、元々リスクの高い場所だがそれでも行きたいって人は兎も角、危機意識のある人は個々に警戒するしかない、

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category: シューマン

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ハイティンク:Brahms Sym No.3(更新)  

ブラームスのオーケストラ作品は室内楽のように緊密だとよく言われるが、交響曲No.3など聴くとまさに、多くのパートが一人の奏者のように息を繋いで受け渡すアンサンブルのようだ。
B.ハイティンク指揮、ロンドン響のライヴCDは、ホールの響きはあまりないが、弦楽の表情が近接して細かく聴ける。 
hai bra sym3
ベルナルト・ハイティンク指揮
ロンドン交響楽団 2003年

交響曲第3番ヘ長調op.90
誇張した所なく、端正な演奏、弦楽が味わい深く複雑な構成の内声もよく聴ける、
第一楽章 アレグロ・コン・ブリオ、4分の6拍子、勇壮な始まりだが、穏やかで繊細な部分が多い、内声の弦などはシンコペーションで和声を入れることが多く、
sc01_20170609104035f68.jpg
3連符系の変拍子となったり、パッセージが別パートに受け渡される所が多い、
[36]からは4分の9拍子となり、klar.が第二主題を奏で、va、vc2が和声を弾くが、
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vaは拍の頭を避けた絡みになる、[49]で6拍子にもどる。
展開部の[77]からはvaとvcが6拍子型になった第二主題を深く奏で、
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vn1,2は拍の頭から生じた波紋のように聴こえる、リズム上も単純ではない音の織り込みが何とも深い味わい。
[187]から、f marcatoとなり、ここで加速気味に畳み込む演奏もあるが、ハイティンクはテンポは維持し、じりじりと白熱させる。
第二楽章 アンダンテらしく、あまり引っ張らず素朴な雰囲気で始める、やはりスコアをみるとそれまで気づかなかったような、ppの微かな音まで各パートの複雑な織り込みがされている、[80]から、管が引き付け、弦パートはppであまり耳に飛び込まないが細かな受け継ぎなどで深みを作っている。[40]からの主題は終楽章にも出てくる。
sc07.jpg
第三楽章 ポコ アレグレット、有名な主題をvcが弾き、vn1,2とvaは、pp leggieroで目立たない細やかな声部を絡ませている、
sc05_20170609105627098.jpg
じつに襞の細かい味わい。
終楽章 アレグロ、ヘ短調の不安な動機で始まる、最も熱気を持つ楽章、 [19]で第二楽章で予告された動機がppで出る、
sc08.jpg
ハイティンクは比較的落ち着いたテンポで引き締め、[167]のffに向けても、じりじり、整然と歩を進める、作品そのものをしっかり聴かせる正統な演奏だと思う。
hai br sym 3 you
you tube:Symphony No. 3 in F Major, Op. 90:
I. Allegro con brio II. Andante
III. Poco allegretto IV. Allegro - Un poco sostenuto

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category: ブラームス

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K.ベーム:ブラームス Sym No.2(更新)  

ブラームスは第1番の作曲に21年の期間を要したのに対し、第2番は4か月と短期間に書かれている、準備はもっと前からされていたという説もあるが、「第1番」という大仕事を済ませた、ゆとりの中からできたような、第1楽章始まりの主題は頭から離れず、一生飽きない。 
さて、1年ぶりにK.ベーム盤に針を下ろす、落ち着いたテンポで入り楷書的、VPOの奏でる音のライン一本ずつに芯が通った感覚、こういう演奏も良い。
bohm br sym 2
カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルハーモニーO
第一楽章はhornにふさわしい第一主題が始まり木管が続く、
br sym2 00
弱音もくっきり聴こえる、好きなのが[82]から出る、やや憂いをもつ第二主題、
br sym2 01a
ここはvaの3度上をvcが弾いている、vcの高域のほうが豊かに響くからだろうか。第二主題は後で長調に転じて出てくるが「ブラームスの子守歌」に近い旋律だ、[118]からの付点は穏やかな流れを引き締め心地よい、
sc07_201803111301035f5.jpg
ここでtimpが入ってもよさそうだが、ここでは使える音がない(再現部では入る)。
展開部は対位法でさすがに聴き応えあり、[246]からffでtrb.とtub.が交互に第一主題を吹くのが目立つが、
br sym2 02
次でoct.下がる動きになり、様相が変わる。
第二楽章は自由なソナタ形式、後半にはダイナミックな山場が置かれている、timpの用い方が弱奏部でも効果的でデリケート、こうした用い方はハイドンのSymの頃からよく見られる。
第三楽章、Allegretto graziosoとPresto ma non assaiのスケルツォが交互に現われる形式。
終楽章は静かな始まりだが、躍動する楽しさがあの手この手と駆使して書かれている、ベームの演奏は落ち着いた折り目正しさが印象的、同時にけっこうエネルギッシュだ、sym No.3終楽章でも同様の印象があった、しかしNo.2は歓喜に湧いて終結する。
bohm br
you tube:Brahms : Symphony No. 2 in D Major, Op. 73 / Karl Bohm & Vienna Philharmonic Orchestra 1975

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category: ブラームス

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スウィトナー:Beethoven Sym「運命」(Live 動画)  

スウィトナーのベートーヴェン「運命」、一昨日記事の同会場で、貴重なライヴ録画が挙っていたので、またセッションとの聴き比べをした、
sui be sym 5 you 01
まずDENONのLP盤から、
20190917104144221_20200316101919731.jpg1981年8月、東ベルリン・キリスト教会
カートリッジはMCに換え、昇圧トランスは名古屋大須で買った電材で作ったもの^^
後に出たCDで聴くよりHiFiで充実サウンドである、
mc mm
スウィトナーのベートーヴェンSymはいずれもcbの低域が充実し、高域の弦は決してヒステリックにならず涼しげ、木管もゆとりをもって味わいを聴かせ、金管とtimpのパワーでダイナミズムを押し出す、モーツァルトと同様、心地よく響き、スパっと気合いのこもった演奏で引き付ける、スケルツォ~終楽章への移行も痛快、終楽章の最後は結構巻き上げる、
sui be sym you 00
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
you tube:Symphony No. 5 In C Minor, Op. 67

次に神奈川県民ホールでの録画、
このライヴも1981年で上述のセッション録音の直前なのも興味深い、
録音環境は違うが、パートバランスは同じに聞こえ、同様の美質で聴けるようだ、
*音量小さめだが、ボリュームを上げると良好、
sui be sym 5 you 021981年7月、神奈川県民ホール
you tube:Otmar Suitner: Beethoven Symphony No. 5 "Fate" (SKB, 1981)
いつもながら、スウィトナーはセッションとライヴでは熱の入り方が違うように思う、
上述のLPはやや落ち着いて整えた印象だが、こちらは第1楽章から一段と気合いが入り、聴き手を巻き込んでいく、
[52~]のffはtimpを強打した激しさが際立つ、
sc01 48
展開部以降[479~]はさらに極めつけ、
sc01 473
この印象から期待どおりスケルツォ~終楽章も熱気渦巻く、これもCD化してほしい演奏だ。

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category: ベートーヴェン

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アシュケナージ:Brahms piano con No.1(更新)  

ピアノ協奏曲第1番ニ短調、これはブラームスの最初の交響曲として着想されたが、理由あってピアノ協奏曲に転作されたという作品、その特殊性が逆に魅力となっている。
時が経つとそろそろ聴きたい・・と依存症気味;
V.アシュケナージのピアノとハイティンク指揮、RCO、初期のデジタル録音だがCD、LP両方揃えた、カートリッジの特性か、LPがやや滑らかにきこえる。 
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ウラディミール・アシュケナージ(ピアノ)
ベルナルト・ハイティンク(指揮)
ロイヤル・コンセルトヘボウO
録音1982年 LONDON

第一楽章、4分の6拍子、マエストーソ、timp連打を伴う切り立った第一主題で始まる、一旦穏やかな主題で静め、再び始めの主題が対位法的に迫る、[76]からの踏み込みがじつにいい、
sc01 76
ハイティンクはややエッジを立てた感覚で引き締める、この前奏部が圧倒する内容、
弱奏となり、ピアノソロは別のノクターン風の主題で始まる、
sc01 91
アシュケナージのピアノは剛腕というより、端正な印象、バランス良く整った演奏で心地よい。ピアノはコンチェルトソロというよりもう一つのオーケストラみたいな活躍に感じる、複数の主題が巧みに折り重なり奥深い、展開部ではオケのパートをピアノが再現、鍵盤のオクターヴを重ねた力強い響きが多用される。Sym No.4を思わせるエネルギッシュな終結もいい。
第二楽章、アダージョ、亡くなったシューマンへの追悼の意も込められているという、宗教曲的気分の楽章、静寂ながら後半ではピアノ、オケともに盛り上がりを見せる、終結の部分だけ弱奏でtimpが入る、
96_20200229100247509.jpg
終楽章、ロンド、アレグロ・ノン・トロッポ、ロンド形式で古典派協奏曲を継承する要素が大きい、ブラームスらしい渋めだが急き立てるように印象的なロンド主題、間に入る副主題も多彩だが、ロンド主題を使ったフガートも聴かせ、ここもブラームスらしく期待に答えた内容、
sc04 238
この頃としては古めかしく、古典派流のカデンツァも入る、終楽章ではだいぶピアニスティックな要素も聴かせる。
Ashkenazy pf con 1 you
you tube:Brahms: Piano Concerto No.1 in D Minor, Op. 15 -
1. Maestoso - Poco più moderato
2. Adagio
3. Rondo (Allegro non troppo)

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category: ブラームス

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ハイティンク:Brahms Sym No.2 (更新)  

ドイツ3大Bとはよく言ったもので、3人以外でBが付いても入り込む余地はない、特にバッハとブラームスには駄作にきこえる曲は1つもない、ベートーヴェンは"ご愛嬌"作品も少しあるが;そんな時代でもあった; 
さて、ブラームスSym No.2は聴いていると情緒が安定し、なおかつ味わい深い傑作。
今日はハイティンク指揮、LSOのライヴ録音、Double concertoとのカップリングで残響は少ないが音質はきめ細かく、各パートがよく聴ける、2003年の録音。
hai br sym2
ブラームス交響曲第2番 ニ長調op.73
ベルナルト・ハイティンク指揮
ロンドン交響楽団 2003年

第1楽章、主題は滑らかで清々しい美音で始める、trbとtubは使われる箇所が少なく、[33]に出たときから特殊な存在として印象付く、
sc01 31
[118]からのfはぐっと切り立て引き締める、その前までtimpはfを予感させ、[118]からは沈黙する、(*timpはAとD音の一対で、ここで使える音がない)
sc01 115
[204]からのフーガはレガートに演奏するが、締まった感覚を保つ、
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[246]でtrbとtubが異質に踏み入って展開部のクライマックスへ導く、
sc01 246
上述の提示部[118]で沈黙していたtimpは[386]からA音D音とも鳴らせる、
sc01 384
結果的に提示部に対し、再現部で力感が強調され効果的でもある。
第2楽章、この楽章もドラティックな内容を持ち、ふくよかな弦で始まる、
[91]まで弦が緊迫したパッセージを聴かせ、休符の次はffの総奏が来そうなところ、12/8拍子でじわりとcresc.なのが内的な緊張を持たせる^^
sc02 90
vn属それぞれの特徴で、vnの低音部で弾く音は渋く、同じ音をvcの高音部で弾くとつややかだ、ブラームスはそうした各弦楽器の響きを使い分けるのが深い味わいどころ、vaがvnより上の声部を弾くこともある。
第3楽章、3/4拍子でobが主導する始まりは大らかでスケルツォの雰囲気ではないが、[33]のPresto ma non assaiは2/4となり、ここからの3小節がそれまでの1小節に当てはまり、入れ子の関係になる、
しかし、[100]からのobやfagの休符を挟みスタカートがつき、タイで繋がっているって、どう演奏するのか楽譜だけでは困惑する^^;
sc03 98
終楽章、この楽章も対位法を用いた充実した内容だが、Sym No.1のときとは違い、解放されたような楽しさ、ゆとりを感じる、ライヴ録音でorchに近づいたようなサウンドは一段と肉迫してきて覇気が伝わる。
you tubeにはモノラルの状態で挙っている、
hai br sym 2 you
you tube:Symphony No. 2 in D Major, Op. 73:
I. Allegro non troppo II. Adagio non troppo
III. Allegretto grazioso IV. Allegro con spirito

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category: ブラームス

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W.サヴァリッシュ:Brahms Sym No.2 (更新)  

ブラームスの4つのSymで、 No.2の始まりは安堵感がありながら印象的で、時が経つと主題が頭に流れて、そろそろ聴きたいなと思えてくる曲だ、 
sc01 01
一頃いろんな演奏で連続聴きをしたが、とくに好みの演奏の1つがサヴァリッシュだった、
田園的な穏やかな曲だが、カッと燃える要素も多分に秘める、サヴァリッシュは清涼で端正な構えを基調にそこを切り立ててくる、
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ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮
ロンドン・フィルハーモニーO
1989年 EMI

第一楽章、弦の響きは爽快だが、芯の通った感覚がある、始まってすぐ、[19]からpでvn1とva(→vc)が下降音型を心地よく奏で、続く[32]から、ppのtimp連打と金管が引きつける、
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vn1の[44]からのテーマは満ち足りた気分、
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vcとvaの[82]からは憂いをおびた名旋律、
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[118]のfに入る前、timpに思い切ったcresc.をかけ、バシっと締める、
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展開部[204]からはフーガの書法が引き付ける、
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[224]からtrbとB.tubが入るが、B.tubが懐深く聴き応えあり、
sc01 224
[246]と[259]からの2段構えのクライマックスも切り立った力感、
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以降再現部、終結部も巧みな書法で味わい深い。
第二楽章も、スコアを見ながら聴くと、orch.の楽器の組み合わせ方には無数の選択肢があり、
よく決められるもんだと思う;ブラームスはorch.作品をまずピアノ連弾の形で書くそうだが、入念な推敲を重ねるのだろう。
第三楽章は始まりのAllegretto grazioso(Quasi Andantino)の1小節が、[33]からの
Presto ma non assaiの3小節分に相当し、拍節が入れ子になっている、
sc04 30
始めのAllegretto graziosoのテンポがPresto ma non assaiの急速感を決めるがサヴァリッシュは速めにキビキビと進める。
終楽章、普通かやや速め、楷書的で引き締まった演奏で爽快さもある、終結に向けて端正さを崩さず痛快に決めて終わる。
sawa br sym2 you
you tube:Johannes Brahms, Symphony Nr. 2, D-major, Op. 73, Wolfgang Sawallisch

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category: ブラームス

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フルトヴェングラー:Brahms Sym No.3 (2枚)  

フルトヴェングラーのブラームス Sym No.3はだいぶ後になってから聴きだしたので、ちょっと新鮮な楽しみでもあった、いずれもorchはBPO、会場はティタニア・パラストで1949年と1954年のライヴ録音を聴き比べた、 
まず'49年から、
W F br s3 EMI
1949年12月18日 EMI
音質はわりと耳ざわりよく聴きやすい、
第1楽章、柔らかい響きで始め、常に流線美を描くタッチで、柔軟にエネルギーを操る、提示部を反復するが、一回目の余熱が残る感じで、単なる繰り返しではない、加速状態で展開部に入る、[77]からva, vcが第2主題を弾き、vn1, 2のシンコペーションがより躍動的、
sc01 77
例によって終結部はかなりテンションを上げ巻き込んで行く、
第2楽章、やはり柔軟なタッチ、cresc.で内声部もぐっと湧き上がり懐深い、
第3楽章、Allegrettoはやや速めのテンポで弱々しくならず、流線的に起伏を大きく持たせる、
終楽章、ゆっくり始めるが期待どおり破天荒な気合いに巻き込む、
W F br s3 49 you
you tube:Brahms, Symphony No. 3 Op, 90 - Furtwangler, live 1949 (complete)

続いて'54年、フルトヴェングラー晩年の録音、
W F br s3 DG
1954年4月27日 DG
音質はだいぶ鮮明になるが、鑑賞する分には大差ない、
第1楽章はじっくりした入り、提示部は反復しない、'49年と共通するところもあるが、端正な落着きも感じ、じりじりとクライマックスへ運ぶ、
第2楽章は弱奏で穏やかに始め、夢見心地に運ぶ、後半で深く引き込む、
第3楽章、弦のしなやかさが魅了する、ppに入るとぐっと弱奏で聴き手を引き込む、最後にテーマを熱く聴かせる、
終楽章、'49年と基盤は共通だが、いくらか落着き整えた感じ、秀演としてはこちらだろうか。
W F br s3 54 you
you tube:Brahms: Symphony No. 3, Furtwängler & BPO (1954)

PS.しかし、ブラームスはストレートに甘美だったり、大仰な旋律にしない一歩控えた感覚が飽きることなく良い、ドイツ的なのだろうか、チャイコフスキーとなるとちょっと苦手;好みの分かれるところか、
tsc sc01
チャイコフスキー Sym No.6より

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category: ブラームス

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