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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

「運命」の第3→終楽章  

ベートーヴェンのSym No.5「運命」では、第3楽章と、終楽章へ入っていくところが特に好きなところ、様々な演奏で、ここに注目してしまう、
今日はLP盤から特徴的なものを3枚、針を下ろすのはB面だけ;
 
まず、F.フリッチャイ指揮、BPOのグラモフォン原盤('61年)
f f be sym5 lp
名盤として親しんでいる人も多いだろう、全楽章ゆっくりのテンポ設定、深淵に引き込むような第3楽章だ、[141]からのコントラバスの深々とした響きには、このLPを初めて聴いたときから魅了された、
sc03 133
終楽章にアタッカで移る前はppで引き付けるが、最後の[171]ではtimpの連打が遅くなってわかるが、cresc.に伴い思い切ったritardandoをかけ、終楽章突入のパワーとなる、
sc03 361
また、フリッチャイの演奏は常に弦をしなやかに聴かせるのが心地よい。
f f be sym 5 you
you tube:Beethoven: Symphony No.5 In C Minor, Op.67 -
3. Allegro 4. Allegro

次はカラヤン指揮、BPOでグラモフォン'62年盤、
ka be sym5 lp
ka be sym 5 you
第3楽章以降
you tube:Beethoven - Symphony No. 5 in C minor, op. 67
LPはA面に全楽章入ったのもあるが、2面に分けたものが良い、ドイツ盤で見つけた、
[141]からのコントラバス軍団が凄い、左右チャンネルを埋めて押し出してくる、それなりのシステムで聴けば圧巻、これは'62年盤(会場:イエス・キリスト教会)が一番である。
ka be sym5 lp 02

最後にO.スウィトナー指揮、SKB、'81年のDENON PCM録音
このPCM録音されたシリーズはCDで出たものより、なぜかLP盤のほうがHiFiサウンドで充実しているのに驚いた、先にCDのほうを買ったが、こぢんまりと丸められた音なのだ;マスタリングの違いだろうか。
sui be sym5 lp
sui be sym 5 you
第3楽章以降
you tube:Symphony No. 5 In C Minor, Op. 67
カラヤン盤とは対照的に、スウィトナーらしい清涼でバランスのよいサウンド、木管の残響音もよく聞こえリアルな音場感、演奏の美質と録音技術の相性がじつに良い。
sui be sym5 lp 02

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category: ベートーヴェン

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ピアノ ソロ(or 連弾)⇔ オーケストラ  

今日も35℃まで上がる予報だが、大陸性の空気でわりと過しやすい、南の海上には次々台風の種が発生しているが、日本近海に来てからも強く発達するので警戒が必要だ。 
19091203.jpg
気象庁

さて、編曲の話が続くが、今日はとてもお気に入りの編曲、
ベートーヴェン(1770-1827)とフランツ・リスト(1811-1886)はともにA.サリエリ(1750-1825)に師事したという接点がある、ただし年代差があるので、リストはサリエリ晩年の弟子である、そのリストがベートーヴェンの9つの交響曲をピアノ・ソロに編曲しているのは有名(第九は連弾編もある)、その一つ、Sym No.7 イ長調を挙げる、
シプリアン・カツァリスの演奏、
be sym 7 pf you
you tube:Beethoven/Liszt - Symphony No. 7 in A major, Op. 92 (Cyprien Katsaris)
いかにリストが超名手でも、手は2本しかない、orchパートから不足の生じない範囲で省略を行なうが、各パートでゼクエンツの続くところは1本の手があっちこっちの声部を弾きに移動する、本当に不足なく聴けるのが見事で、原曲を正しく消化しきっての編曲だろう。
一例:第1楽章[89]からバスで奏でられる基本リズムがピアノ編では前の3拍が省略される、
sc01 85
楽章の活気ある動機は主部の開始[64]から十分に提示され、
sc01 63
聴き手の耳に残っているので少しも不足に感じない、

次はブラームス、4つの交響曲はブラームス自身が本編であるオーケストラ版と、試演のためのピアノ連弾編と両方書いている、これはもう他人が手を出す余地はない、ほかの管弦楽曲もピアノ連弾編を書くのが常だったようだ。
デュオ・クロムランクの演奏でSym No.4 ホ短調を挙げる、
パトリック・クロムランクと桑田妙子夫婦のデュオで、オーケストラの名演を連想させるとともに2人だけの演奏による小回りのよさも聴かせるようだ、
bra sym pf you
you tube:ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op. 98 (ピアノ連弾編) / デュオ・クロムランク(p)
しかし、ピアノで聴いても良い曲だ^^
オーケストラ版に対し、ピアノのくっきりした粒立ちで、今まで目立たなかった声部の動きが明快に聴けるのが利点、原曲を知っていればダイナミズム(量感)も頭の中で補って聴ける。

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category: ベートーヴェン

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A.フィッシャー:Beethoven Sym No.6「田園」  

アダム・フィッシャーのベートーヴェンSym全集は1つ1つが楽しみだが、2曲目はSym No.6「田園」を聴いた、 
うちはPCの両側に小型のスピーカーを置いているが、これでyou tubeの音源を聴いても、小ぢんまりとしてしまう、録音内容を十分聴くにはHiFiバランスのシステムが必要になる。
20190830100510a5b_201909011013225d5.jpga f be sym 6
アダム・フィッシャー指揮
デンマーク室内O 2018年3月

第1楽章、「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」
予想どおり快活な歩みだが、起伏に富んだ涼やかな流れをつくる、会場の残響が効いているが、各パートは超弱音まで明瞭に聴ける、木管とhornによる色彩感も豊か、表現の充実でorchが小編成であるという不足感はない、
第2楽章、「小川のほとりの情景」
ここは落ち着いたテンポでちょうど良い、小川のせせらぎを描写する弦は弱音器を付け、各木管も質を合わせたような響き、草木や土の香り漂う雰囲気で、始まりからこれが印象強い、全体のサウンドバランスに細心の注意を払ったような演奏だ、[18]からのpp、弦のレガート奏法が一際引き付ける、
sc02 17
第3楽章、「田舎の人々の楽しい集い」
小刻みに進む音に巧みに強弱差を持たせ効果的、人々の踊りを描写するところでさらに活気をつける、
第4楽章、「雷雨、嵐」
ここで始めてtimpが登場するが、必ずしも大編成orchでなくても描写には十分とわかる、金管が透明感をもって響き、物量的な荒々しさがないのが良い、
終楽章、「牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」
ゆったり、しみじみと入るが心地よく節目は聴かせる、終楽章ではどの演奏でも弦楽の美しさを期待するが、ヴィヴラートを控えた弦の透明感がより神聖な雰囲気を作る、最後の最後、[237]からフィッシャーは弦を1人ずつにして、夕べの祈りのような効果をだす。
sc04 237
この演奏は特に第2楽章が魅力に感じた。

you tubeは続いて再生される、
Orchestra: Danish Chamber Orchestra
Conductor: Adam Fischer

a f be sym6 you
you tube:Symphony No. 6 in F Major, Op. 68 "Pastoral":

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category: ベートーヴェン

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A.フィッシャー:Beethoven Sym No.3「英雄」  

アダム・フィッシャーはついにハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの交響曲全集録音をやり遂げた、ハイドンの全集はさすがに年数がかかり、発展途上のためやむを得ない部分もあるが、その後は円熟期の内容だ。ベートーヴェンは2016年から2018年にかけて、デンマーク室内Oを指揮したセッション録音、 
A F be Box
デンマーク室内Oは2015年から独立した団体となったが、それまで、デンマーク放送所属の「デンマーク国立室内管弦楽団」だった、2013年からベートーヴェンSym全集の録音が企画され、始まったらしいが、デンマーク放送が何らかの事情で中止してしまい、独立後にあらたに録音されたとのこと、

始めにNo.3「英雄」から聴いてみた、
室内編成のorchでベートーヴェンSymを録音するというのはかつてN.アーノンクールが行なった、C.アバドも最後のBPOとの録音は編成を幾分小さくしたものと思われる、古典派的位置づけでorchの物量感を用いずに表現するのが主流になってきたようだ。
当盤はフィッシャーらしく、新しいアイデアを盛り込んだ楽しみが溢れている、
第1楽章は快速で、鋭い踏み込みと涼やかな横の流れを組み合わせる、緻密な強弱法の設定で引き付け、超弱音からのcrsc.が奥行きの深さ十分に聴かせる、快速で歯切れがよいと、こうしたsfの連打[128~]もじれったくなく、心地よく運んでいく、
sc01 124
第2楽章、葬送行進曲、淡々とした面持ちで開始、弱奏の中に十分な緊迫感を持たせる、[114]からvn2がフーガのテーマを始める、
sc02 113
[121]からvaとvcがユニゾンとなった響きにclの重なりが印象的で魅力である、
sc02 119
第3楽章、スケルツォは期待通り、ひじょうにキビキビした切れのよさ、押しては引く強弱も効果的、トリオのhornはナチュラルらしい、豪快さを聴かせる。
終楽章、あまり力まず始めるが、すぐエネルギッシュに巻き込む、パッサカリアに近い変奏曲だが、対位法的な内容が多く充実している、[44]からは弦を1人ずつにしている、
sc04 41
ハイドンの演奏でも効果をあげた室内楽の響きだ。
you tubeは連続で聴ける、
a f be sym3 you
you tube:Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55 "Eroica"

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category: ベートーヴェン

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O.スウィトナー:Beethoven Sym No.7 (LPとCD)  

ステレオ録音は大きく分けて、ワンポイント録音とマルチマイク録音になるが、 
ワンポイントは必ずしもLとR、2本だけとは限らない、中央を拾うマイクを加え3本が多いらしい、それを最後にはLRチャンネルに分ける、補助のマイクがあったとしても、基本的に楽器が発した音の到達する時間差もあるがままに捉え、再生音に自然な音場の拡がりを聴かせる録音方針を総じてワンポイントと言うらしい、このためには楽器からの直接音に対する指向性もあり、周囲からの残響にも反応が良い高性能マイクロフォンが必要になる、またあるがままの録音ゆえ、バランスを取り直すなど編集が殆どできないらしい、無修正の写真と同じか・・
マルチマイク録音は一応ワンポイントと同じようにメインマイクを3本ほど据えるが、各パートの直接音や周囲の残響音をピックアップする指向性マイクも林立させ、要りそうな音をマルチトラックに全部拾っておき、あとでこれらをバランス良く調整し、マスタリングする、
Multi microphone
マルチマイクのセッティング
どちらにも一長一短があり、ワンポイントは自然な音の広がりをもつが、各パートの明瞭さに欠ける例が多い、マルチのほうはおそらく生で聴けば溶け込んでしまう特定の楽器の弱奏をくっきり浮かばせることもできるし、鳴りすぎの楽器を押えることもできる、ときに編集による継ぎ接ぎで現実離れした貼り絵のようにもなる、(*過去に磁気テープに基づくLPで、再生中にテープノイズが目立ったり消えたりすのがあった、いろいろ操作した痕跡か?)

DENONのPCM録音はD.シャルプラッテンとの技術協力で名録音が多数あり、ワンポイント的な全体の自然な拡がりと、orch各パートの明瞭さを両立している、デンマークのB&K社のマイクロフォン使用とある、LP盤のカッティングも優れ最高水準と言える、このO.スウィトナー指揮、SKBのベートーヴェン Sym No.7は手持ちの音盤で5本の指に入る、
20140723.jpg
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン 
1981年 東ベルリン・キリスト教会

LP盤の場合、カッティングの行程が加わるが、このLPは群を抜く解像度で聞こえてほしいパート音もくっきり聴ける、
20170926.jpg
vn群の個々の音、胴の鳴りっぷりまで聞こえるような・・
20180920.jpg
しかし、先に手にしたCD(2007年発売、兼価盤)のほうは音が冴えない、HiFiバランスを丸めたようなモコモコした音で、音場の解像度も下がる、リマスター時の帯域調整の違いかと思うが、DENONの他のCDは大方良好なのに何故こんな音にしてしまったのか、
20140126.jpg
初期に出たCDはLP同様良かったのか?相変わらずDENONの音源はyou tubeへのアップが難しい様子だが、珍しく第2楽章のみ挙っていた、
sui be s 7 you
you tube:スイトナー指揮 ベートーヴェン:交響曲 第7番 第2楽章
このyou tubeに挙っている音質のほうが良い気がする、PC用の小型SPではわかり辛いので、PCからstereoシステムに電波で音声を送る装置を使ってみた、
sojushin_201906231053245bd.jpg
デジタルで送信、受信機はD-A変換してアンプのライン入力へ行く、
条件を同じにするため、CDもPCにセットして電波送信した、
pc tray
やはり、tou tubeの音が冴えている、LPから取った音に思える、
同じ録音でも複数出た音源ソフトのどれが良いか聴いてみるまでわからない;

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category: ベートーヴェン

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K.ベーム:Beethoven Sym No.6「田園」 (リマスターCD)  

音楽を演奏する会場というのは重要で、今では日本にも良いホールが出来たが、欧米には名ホールと言われるところが幾つもある、残響音の長さが適度でその音質が良くないといけない、席の場所にもよるが長すぎると集中力が削がれる、反射音が硬質だと耳疲れする。
録音会場として天井の高い教会のドームが使われることも多い、ウィーン・フィルハーモニーO.の本拠地、ムジークフェラインザールの残響時間は空席時で3.3秒と結構長い、満席時は約2秒だそうで、空席ならセッション録音には良い響きが得られていると思う、
Musikverein.jpg
ムジークフェライン・ザール
カール・ベームがここで1971年に録音したベートーヴェン Sym No.6「田園」だが、過去のLP盤を聴くと直接音の割合が多く、やや室内楽的で奥行きがなく、従来のDGらしい音のまとめ方だった、これなりの良さもある。一方、1993年に発売されたリマスターCDでは残響音の割合を増やし、中央付近の管楽器が距離を置いた聞こえ方になり、会場の奥行きが感じられる、第2楽章の鳥の描写など、この響きのほうが効果的でorch音楽に相応しい、
sc02 128
20130212.jpg20161030.jpg
各部のマスター音源からバランスを取り直したのだろうか、同じくK.ベームとVPOのJ.シュトラウス:ワルツ集をLPとCDで比べると大幅に広がり感が違う、リマスターCDはDECCAサウンドみたいだが自然でわるくない、
20180627 (2)20180627 (1)

音がデッド過ぎると不評だったカラヤンの'80年代初期CDもその後同じ傾向にリマスターされたようだ、ベーム,VPO盤ほどの効果はないようだが;
会場のベルリン・フィルハーモニーも響きを良くするため2008年に改修工事が行なわれ、残響時間は空席で2.4秒、満席で2.1秒だそうだが、この録音は改修前になる、
RSB_Philharmonie.jpg
ベルリン・フィルハーモニー
ちなみにサントリーホールの残響時間は空席で2.6秒、満席で2.1秒だそうだ、
santori h
サントリーホール
単に残響時間だけで善し悪しは決められないが。

なお、you tubeにあるベームの「田園」は"Original image bit processing"とあるので、旧盤どおりに処理したということか、PC用の小型SPでは判別し辛い;
bohm be s6 you
you tube:Beethoven Symphony No 6(Karl Bohm 1971)

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category: ベートーヴェン

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W.サヴァリッシュ:Beethoven Sym No.7 (新・旧)  

ベートーヴェンの「第7」はリズムが支配した熱狂的な作品と捉えられがちだが、繊細な味わいどころが多分にある、そこをよく聴ける演奏と録音に仕上がった音盤を聴くのが近頃は好みになった、手元の音源では1962年(サヴァリッシュ、39歳)、コンセルトヘボウO.アムステルダムとの演奏と、1991年(68歳)同じくRCOとの演奏がある、'62年のLPのほうはPHILIPS原盤らしく各パートをピックアップしたような明瞭な音がうまくミキシングされていて、影で奏でる弱奏の楽器もくっきり聴ける、 
20161007_201906200952160b8.jpg
サヴァリッシュは誇張なく、幾分快速で精緻な演奏を聴かせる、演奏、録音ともに完璧を目指したような仕上がりだ。
このLPは第二楽章のトラックで"カッシーニの隙間"みたいに暗いところがある、
20161110_2019062012290986b.jpg
弱音部分でカッティングスペースを細く節約し、ダイナミックレンジを大きく確保するスペーシングでSN比の良い厚みのある音が期待できる。
この録音はyou tubeに挙っている、
sawa be s 7 you
you tube:Beethoven: Symphony No. 7, Sawallisch & COA (1962)
もう1枚は1991年、EMI原盤のCD、こちらは会場の響きが豊かで奥行きがある、それでいて各パートも分離して聴きやすい好録音だ。これはyou tubeなし、
20180425c.jpg
第1楽章[205]からのvn2が奏でるキビキビした活力がハッキリ効いてくる、
sc205_2019062009322776a.jpg
'62年録音に比べ、若干テンポは緩やかに思える、相変わらず堅実だが、弦の味わいが柔軟性を帯び耳心地良い。
ほかにyou tubeで2つ聴ける、まず1988年のN響との演奏で終楽章のみだが、サヴァリッシュ65歳でまさに全盛期を思わせる、(60代なんて、まだまだ元気^^)
20180425.jpg
you tube:Sawallisch Conducts Beethoven Symphony No. 7 4th movement(1988)
次は2004年、81歳のときの演奏、確かに高齢だがだいぶ体力は控えた指揮になる、N響でのサヴァリッシュ最後のステージだそうだ、
20180425b.jpg
you tube:Beethoven: Symphony No.7 / Sawallisch NHK Symphony Orchestra (2004 Movie Live)*音量小さめ
コンサートマスターのサポートが目立って見える気がする。

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category: ベートーヴェン

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O.スウィトナー:Strauss family ワルツ、ポルカ集(LP)  

情景を表す手段として、描写音楽というのがあるが、実際、我々の耳に聞こえてくる音、そのものを擬音化する場合と、擬態化(イメージ)で表す場合がある、
擬音では鳥の声など木管楽器が得意、雷鳴はティンパニやバスドラム、大砲の音もバスドラムでいけるが、ズバリ本物を使ったりする;
一方、雷の電光など、光に音はないがピッコロの高い音でイメージさせられる、日本語でいう「ピカッ」と言うのに近いかな、ベートーヴェンのSym「田園」では様々聴ける、
ヨハン、ヨゼフのシュトラウス兄弟もポルカの中で描写をよく聴かせる、作曲者自身が書いた描写もあれば、別人が擬音効果を書き加えた版もある、 

さて、O.スウィトナーのヨハン、ヨゼフ兄弟の曲を集めたアルバム、兄ヨハンの曲は有名どころのみA面に収め、B面は弟ヨゼフのポルカになっているのが目先が変わって新鮮である、
o sui j s lp
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
ドレスデン・ルカ教会(1970/1979)D.シャルプラッテン

収録曲は以下のとおり、青文字はyou tube:にリンク
ヨハン・シュトラウスII
o sui waltz you
1. ワルツ「美しく青きドナウ」op.314
2. アンネン・ポルカ op.117
3. ポルカ「雷鳴と電光」op.324
4. ワルツ「我が人生は愛と喜び」op.263
ヨハン・シュトラウスI
5. ラデッキー行進曲 :ヨハンI op.228
ヨハンII&ヨゼフ
6.ピチカート・ポルカ op.234
ヨゼフ・シュトラウス
sui j s waltz polka you
7.ポルカ 休暇旅行で op.133
8.ポルカ 女心 op.166
9.ポルカ 風車 op.57
10.ポルカ とんぼ op.204
11.鍛冶屋のポルカ op.269
12.ポルカ おしゃべりな可愛い口 op.245

1.ワルツ「美しく青きドナウ」はさすがスウィトナーらしい美質で聴かせる、ゆっくりめだが心地よくリズムに引き込み、しなやかで気品がある、
3.ポルカ「雷鳴と電光」ではウィンド・マシンを使って強風の音も加えている、のちに加えられたアイデアで、これは厚布をローラーで摩擦して風音を作る楽器である、
Wind machine
6.ピチカート・ポルカも名演、強弱幅を大きく取り、中間部で用いるグロッケンシュピール(鉄琴)を微かに鳴らして溶け込ませる、
8.ポルカ「女心」って・・「こうなの?」と教えられるような^^
10.ポルカ「とんぼ」、とんぼを描写した音楽は初めて、無音の羽ばたきをvnの弱奏トレモロで表現、空中に静止したり素早く移動するイメージが見事に浮かぶ、
11.鍛冶屋のポルカ これはとても楽しい、本物の鉄床を2つ使う、
Amboß_klein
sc 001
ドレスデン、ルカ教会に響く極上の鉄床音、D.シャルプラッテンの鮮明な録音で伝わる、
o sui j s lp 02
こういう音源こそ、かつてのHiFi時代のスピーカーで聴き応えありそうだ、

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category: その他・ロマン派

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W.サヴァリッシュ:J.Strauss ワルツ集(LP)  

昨日もどうやら天気は持ったので連日ちょっと出かけた、一昨日のレコードショップは名古屋の本店だったが、支店が岐阜市街にもある、
過去にもそうだったが、枚数の揃った本店でめぼしいものが1枚もないときがある一方、支店のほうが意外に掘り出し物があったりする、いつか欲しいと思いつつ、オークションにも出てこなかった盤がひょいと見つかる、
昨日の収穫は、N響ゆかりでお馴染みのW.サヴァリッシュ、O.スウィトナー、両氏のJ.シュトラウス一家(ワルツ、ポルカ)のレコードが続けざまに出てきた、これらの音盤が出ていることも知らなかったので興味津々、
録音がPHILIPS(原盤)とD.シャルプラッテンというのも期待できる、 
w saw j s lpo sui j s lp
左:ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮、ウィーン交響楽団(1961)
右:オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ドレスデン(1970/1979)

J-POPのコーナーで、盤を次々とめくっていった最後のほうで阿川泰子のアルバムが出てきた!
昔、友人に借りて欲しいと思っていた1枚、やはり支店は呼ぶ^^
y agawa sunglow lp
阿川泰子:アルバム「サングロウ」

いずれも盤状態は良好、まず、サヴァリッシュのJ.シュトラウスを聴いた、
スウィトナーがN響でJ.シュトラウスを指揮したのは一度だけTVで聴いたが、サヴァリッシュは憶えがない、録音が出ていたのも知らなかった;
兼価盤のfontanaで原盤はPHILIPS、orchはVSOで会場はムジークフェライン・ザール、1961年の録音だが古さはまったくない、会場の響きも程よく入り、厚みのあるサウンドでブラスやパーカッションがガツンと出てくる、さらに各パート音が明瞭に聴ける、PHILIPSらしい良い仕事をしている、
sawa j s lp
「ブルードナウ」を頭に名作を集めてある、「ウィーンの森の物語」のツィター奏者は記されていないが心地よい名演、
サヴァリッシュはワルツやポルカをorch作品として手堅く、シューマンかブラームスでも聴かせるような引き締めた感覚で申し分ない、同年にD.グラモフォンに録音された、F.フリッチャイ指揮、ベルリン放送SOのシュトラウスに匹敵する充実感がある、J.シュトラウスは小編成の編曲でも演奏されるが、やはり、フルorchでシンフォニックなのがいい。
w s j s you
ここを開くとサヴァリッシュの動画が一連で出てくる、
you tube:Wolfgang Sawallisch Johann Strauss

PS.ツィターの演奏は難しく、弾く人も今は少ないと聞く、
Zither.jpg
you tube:Rolf Playing the Zither

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category: その他・ロマン派

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R.クーベリック:Beethoven Sym No.8(LP)  

梅雨らしい気候になったが、梅雨ってそんなに嫌いではない、曇り空とアジサイ、雨、田んぼと蛙の声、なんだか落ち着く、寒暖差の大きい5月のほうが過しにくかった;
 
このところ気分快復のため、お気に入り盤を聴いている、クーベリックが70年代、DGの企画によりベートーヴェンのSymを1曲ごとにorchを変えて録音したシリーズがあるが、録音が不揃いというデメリットのほうが大きい気がする、
最も気に入ったのが、クリーヴランドOを指揮したNo.8である、活気に満ちた、すんなり楽しめる演奏で録音も好ましい、全楽章、timpが豪快に出て引き締めている、
r k be sym8 lp
交響曲No.8ヘ長調
ラファエル・クーベリック指揮
クリーヴランドO 1975年 DG

20181008.jpg
第1楽章、活気をもって開始、ぐっと弱奏は引いて、弦はしなやかなタッチ、vn1、vn2を左右に配置しているので、パートも分離して聴きやすい、
sc01 10
展開部など対位法の部分で弦パートの位置関係が立体的で効果がある、
sc01 145
第2楽章は普通くらいのテンポで小気味よくまとめる、
第3楽章は単調ではない面白い楽章で指揮者による違いも興味深い、アウフタクトで助走を付けるような始め方でtrp、timpにより主題が先行して現われ、強調されるのが効果的、
sc03 01
その後もずれた形で現われる、クーベリックはゆったりしたテンポでリズムに十分重みを持たせる、長閑なトリオのhornとclは滑らかで心地よい、
終楽章、快速で、弱奏との対比十分にキビキビと決める、バランスの良い録音で最後まで心地よく聴ける。 
No.8は対位法など書法的充実が十分で"長くない"のが良いv

you tubeもLPからの音源、
R K be sym8 you
you tube:Beethoven Symphony No.8 - Raphael Kubelik/Cleveland Orchestra (from LP)

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category: ベートーヴェン

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