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Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

Furtwänglerの「第9」:バイロイト盤 3枚  

フルトヴェングラーのベートーヴェン「第9」は1951年のバイロイト盤が演奏、録音ともに最も良いのはお馴染み、もちろん他にも魅力ある録音はあるが、同じバイロイトの音源からリマスターされた盤がじつに多く、ジャケットも様々ある、いちど聴いてみようと興味を持った人はどれを選べばよいのか迷うことと思う;
筆者としては一頃出ていた"疑似ステレオ"だけは気が抜けたようで避けたい。
 
以前はLPも持っていたが、今手元にあるのは3枚のCD、この録音の場合、LPかCDか、というのはさほど問題じゃなく、元の音源からどう仕上げたかになるだろう、
お馴染みのこのジャケットデザインは東芝EMI、日本盤独自のものだそうだ、
w f be sym9 01
ソプラノ:エリーザベト・シュヴァルツコップ
アルト:エリーザベト・ヘンゲン
テノール:ハンス・ホップ
バス:オットー・エーデルマン
指揮:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー
バイロイト祝祭管弦楽団、合唱団
録音:1951年7月29日 バイロイト祝祭劇場 (実況録音)

もう1枚EMI盤があるが、音質は同じのようで、どちらか1枚あればいい、
w f be sym9 02

さらに追加したのがDeltaレーベルから出た「第2世代LP起こし」というCDで、残された良好なLP盤から音源を拾ったもの、
w f be s9 03
磁気テープに対し、レコードは音が固形化されて残り、劣化が起きないタイムカプセルのようなもの、従来のEMI盤はラジオのAM放送のようなカドの丸まった音に聞こえるが、こちらはより鮮度が高く、肉迫してくる感じだ、(とは言え、古いモノラル録音の範囲のことで、好みは分れるかも、)
ド真ん中に集まったモノラル音だが、弦楽の各パート、管楽器、timp、それぞれによく聴き分けられる、ライヴながらその点は優秀な録音であり、集中させられる、
終楽章の合唱音も鮮度が良い分、塊感がない、ただ、こだま的反射音だけは致し方ない;
場内の空気はフルトヴェングラーの絶対的オーラに包まれている、
このしつこい終結は猛スピードで一気にすっとばす!聴くたびに驚く;
sc04 75

20181213 you
you tube:Beethoven: Symphony No. 9, Furtwängler & BayreuthFO (1951)

PS.もう1つ好きなのはバイロイトの半年前(1951年1月)録音のVPO盤である、
第3楽章が絶品、
20171229_202012081059149a2.jpg
you tube:Beethoven "Symphony No 9" Furtwängler 1951 Wien

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category: ベートーヴェン

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R.クーベリック:Beethoven「第9」LP (更新)  

D.グラモフォンの企画で、全集録音のために1曲ごとに異なるorchで録音、というのがあったが、録音会場やセッティングに違いが出るせいか、全盤良好とは限らない部分もある、クーベリックのBeethoven Sym全集もその1つ、クリーヴランドOとのNo.8がひじょうに良かったが、LPにカップリングされた「第9」も良いほうで、録音当時クーベリックが首席指揮者だったバイエルン放送響との演奏、これも購入時は無垢盤のようだった、
DGらしい音質だが鮮度が良い感じで、音場の拡がり、各パートの解像度など、DENONのスウィトナー盤と比べても不満なく聴ける。 
r k be sym9
ラファエル・クーベリック(指揮)、
バイエルン放送交響楽団、バイエルン放送合唱団、
ヘレン・ドナート(ソプラノ)、テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ)、
ヴィエスワフ・オフマン(テノール)、トマス・ステュワート(バス)、
1975年 DG

演奏時間は順に、16:34、 12:20、 16:29、 24:25(計69:48)、
vn2を右に配置した効果もある、
第1楽章はひじょうに弱奏で始まり、過度な強奏にしない範囲でよく整えた印象、全般に緩急の変化も控えめで落ち着いた趣きだが張り詰めた感覚もある、管が鮮やかに浮き立ち、時折clの高音が突き抜けてくる、展開部のあと、再現部によるクライマックスは程よく熱気を入れ、timp連打はフレーズの頭を鋭く打つ、
第2楽章、開始に入るtimpがきっぱり豪快、続く木管の刻むハーモニーが場内によく響く、
スケルツォの[268]ffに入ると一際パワフルに立ち上げるのが効果的、
sc2 267
トリオはテンポを緩め、木管やhornが長閑である、
第3楽章、全体に弱奏基調で密やかな弦が神聖な面持ちに徹する、とっておきの演奏、[131]でvn1の重音をしなやかに聴かせ、心地よい。
sc03 129
終楽章も"熱血"ではなく、所作の整った感覚、始まりのorchから弦と管のバランスの良さが印象づく、独唱の距離がちょうど良く、合唱団の響きも良い、orchと合唱団の弱奏部分での溶け合いが心地よい、昔、アナログ盤が苦手とする"合唱音"は歪んだ塊に聞こえたが、ラインコンタクト針で分解能よく聴けるようだ。
盤面の配分はまず1、2楽章を1面に入れ、3、4楽章をそれぞれ1面ずつに分けている、
r k be s9 lp
第3楽章盤面
r k be s9 you
you tube:Rafael Kubelik Beethoven - Symphony No 7,9

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category: ベートーヴェン

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Beethoven:「第5」カラヤンとスウィトナー   

ベートーヴェンSym No.5に「運命」という副題を付けなくなったのは海外ではだいぶ前からのようだ、日本語の解説書やタスキには「運命」とあるが、オリジナルデザインのLPジャケットには Symphony No.5 とあるだけ、 
「第5」は古くからシューベルトの「未完成」とカップリングされるのが慣習で(これも日本だけか?)、第5もLPの片面に収められる曲、というのが定着していた、しかし、これも時間的に"詰め込み"である、先日の「LP1枚に収めた第9」とは逆に「2面に分けた第5」のLPも興味が湧く^^その後はこれが主流である、当然、充実サウンドが期待できる。
まず、カラヤンで音源は共通の1963年のものだ、
kara be s5 lp
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1963年 DG 独盤

手元にあるのはドイツ盤だが、同じジャケットで国内盤も出ていたようだ、音溝は太めに刻んであり、情報量がゆとりで詰まっている、低域から足場のしっかりしたサウンドが立ち上がり、会場の見渡し感も上々、BPOの弦楽の上手さもクリアに味わえる、例によってカラヤンは足早の演奏だが、パワフルでしなやか、第3楽章、[141]アウフタクトで始まるバスは、コントラバス群団の響きが圧巻、
sc03 141
左チャンネルにまで溢れてくる、これ以上の演奏はないだろう、終楽章は輝かしく、金管群が厚く響く、同じマスター音源でもカッティングに余裕があると物量的に豪快である、
kara be s5 you
you tube:Beethoven - Symphony No. 5 in C minor, op. 67

もう1つ、DENONのスウィトナー盤、こちらは初盤から2面分けである、アナログ盤時代最高の音源と言えるだろう、
sui be s5 lp
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
1981年 DENON

Recording venue
orchの楽器バランスは弦楽が厚くならずこんな感じ、
orch b 01
清涼に聴ける第5であるが、引き締めた気合いがある、第3楽章の[141]からはコントラバスが圧倒はしないが、ゆったりと懐深い演奏、終楽章は過剰な力感を控え、悠々としている、クドい終結部も踏ん張り過ぎず、常識?を覆すようにさらりと終わる。
sui be s5 you
you tube:Symphony No. 5 In C Minor, Op. 67
しかし、スウィトナーはライヴでは随分キレた演奏を聴かせることもある。
sui be s5 live you
you tube:Otmar Suitner: Beethoven Symphony No. 5 "Fate" (SKB, 1981)

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category: ベートーヴェン

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Beethoven:「田園」カラヤンとスウィトナー  

中古盤で見つけたカラヤンの2枚組LPで、「英雄」と「田園」のセットは珍しい気もするが、ちょうど聴きたい2曲なので具合よかった。'60年代の録音で、先日の「第9」と同様、イエス・キリスト教会の響きもよく入ったクリアな音質、1面は内周をかなり残している、
反復を全て省略し、速めのテンポの演奏は音の絵巻を一気に聴かせる、時折こちらを聴きたいことがある、 
kara be s6 lp
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1962年 DG

第1、第2楽章は音量を控えた涼やかな演奏で進む、ボリュームをいじらずに聴いていくと、第4楽章の嵐の場面でfffくらいに最大音を轟かせ、嵐の猛威を描写、ここにピークを合せた録音になっているのがわかる、金管も歪みなく響き、稲妻を表すピッコロは[97]~、および[101]~ではflと同音のところ、oct.高い演奏を採用している、
sc01 b
終楽章はカラヤンのレガート奏法も効果をあげ、BPOの厚くも爽快なサウンドが効いてくる。
kara be s6 you
you tube:Beethoven - Symphony No.6 "Country" Op.68 Karajan Berlin Philharmonic 1962

さて、もう一つ好きなのがスウィトナー盤、
sui be s6 lp
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
DENON 1980年録音

会場の響きが申し分なく、こちらは清涼な弦楽、木管楽器の色合いをゆったり聴かせ、とくにクラリネットに魅了される、
orchの各パートがこれ以上ないほど見渡しよく、終楽章の情感豊かさ、[237]からの密やかな表現で引き付けて終わる。
sc03_2020111809424802a.jpg
詳細に聴かせるDENONの録音とも、じっくり味わうスペシャルメニューの感覚になる、
sui be s6 you
you tube:Beethoven - Symphony No. 6, "Pastorale"

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category: ベートーヴェン

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W.サヴァリッシュ:Beethoven Sym No.7 LP(更新)  

21世紀はどのレーベルであれ、原音再生を目指しているようで、録音は忠実な仲介役の存在となり、ナチュラルに聴かせる傾向に思える、これは理想的な事だが、
'60~'70年代は各レーベルのお家芸とも言える録音の特徴があった、現在のような性能ではない録音機材でいかに充実した再生を聴かせるかが「音盤芸術」としてあったように思う。 
今日はPHILIPS盤らしい特徴で聴ける、W.サヴァリッシュ指揮、RCOによるベートーヴェンの「第7」、1962年の録音である、
sawa be s7 lp
ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウO
1962 fontana(PHILIPS)

ベートーヴェンの「第7」はリズムが支配した熱狂的な作品と捉えられがちだが、繊細な味わいどころが多分にある、そこをよく聴ける演奏と録音に仕上がったのが当盤である、
録音会場の響きは殆ど入っておらず耳心地よいサウンドではないが、各パートをピックアップしたような明瞭な音がうまくミキシングされて、精密機械を組み上げたような出来栄え、影で奏でる弱奏の楽器もくっきり聴ける、
sawa be s7 lp 2
サヴァリッシュは誇張なく、幾分快速で精緻な演奏を聴かせる、
第1楽章[205]からのvn2が奏でるキビキビした活力がハッキリ効いてくる、
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検盤すると、第二楽章のトラックで土星の"カッシーニの隙間"みたいに暗いところがある、
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弱音でカッティングスペースを細く節約した部分で、ダイナミックレンジを大きく稼ぐスペーシングでSN比の良い厚みのある音が期待できる。
この録音はyou tubeに挙っている、
sawa be s 7 you
you tube:Beethoven: Symphony No. 7, Sawallisch & COA (1962)

ほかにyou tubeで1988年のN響との演奏、終楽章のみだが、サヴァリッシュ65歳でまさに全盛期を思わせる、(60、70代なんて、まだまだ元気^^)
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you tube:Sawallisch Conducts Beethoven Symphony No. 7 4th movement(1988)

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K.ベーム:Beethoven 「第九」 【独盤LP】  

プレーヤーを替えて、専用シェルとカートリッジAT33PTG/Ⅱに合う長さのビスがなく、見た目イマイチだった、山本音響工芸のビス&ナットセットからちょうど良いのを選んだ、 
Screw nut 01
Screw nut 02
ナットは上側が具合よく、これでスッキリv

今日は長く聴いていなかった、K.ベームの「第九」、これも国内盤LPを過去に持っていたが、中古セールで見つけ買いなおした、出してみるとドイツ盤で、輸入盤は中古でも少し高いところ普通の値段だった、しかも未聴盤のような良い状態v
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カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルハーモニーO
1970年4月

これはベームの録音で最高の音質ではないかと思う、グラモフォンらしいのだが、鮮度が高いというか、VPOの弦楽がキメ細かく、ずっと聴いていたい音だ、金管群が結構張り出して会場の立体感も出ている、
k be be sym9 lp
第1楽章からベームらしく過度な強調はない、落ち着いた手堅いまとめ方、前述のとおり良好な音質でtrp、hornなど金管の輝きが爽快、
第2楽章、速度は速くないが、スケルツォのキビキビ切り立てた感じで十分引き締まる、
第3楽章、この楽章が一番好きなのだが、ベームは弱奏においても芯のある奏で方でおぼろげにならず、折り目正しい感覚で、じっくり聴きたくなる、
終楽章、落ち着いた開始で、まずVPOによる前奏部を整然と聴かせる、独唱陣ではギネス・ジョーンズのsopが甲高くなく、耳にしっとりくるのがいい、よく整えながら結構ドラマティックに踏み込んだ表現もあり、終結はフルトヴェングラー並みの加速をして終わる。
かつて大合唱を含む強奏サウンドはレコード針のトレースが苦手なところだったが、ラインコンタクト針によって過去には聴けなかった改善された音で聴ける。
k be be s9 you
you tube:Beethoven : Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, "Choral" / Karl Bohm & Vienna Philharmonic

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K.ベーム:Beethoven sym「英雄」(更新)  

1950年代終わりから'60年代前半のD.グラモフォンやアルヒーフのステレオ盤はいかにもマルチマイク録音をミキシングした音に聞こえる、残響音も背景にあるが、各パートを捉えた音はおよそ図にイメージしたように、(UFOではない;)
 Instrument placement
こんな配置にした各々のモノラルスピーカーから真っ直ぐ聞こえてくるようだ、生では聴けない録音音楽ならではの聴き方かと思う、EMIとは違う収録方針のようだ。

K.ベーム、BPOのベートーヴェン「英雄」のLPもそんな聞こえ方、はじめこんなDGらしいジャケットだったが今は兼価盤で買い直したのが手元にある、
bohm be sym 3k be be s3 lp
カール・ベーム指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1961年 DG

第1楽章から気が引き締められるような演奏がすっかり気に入り、クラシック鑑賞にのめり込んでいった頃を思い出す。
緻密な設計図どおり、寸分の狂いなく仕上げたようで、誇張もなく、誰が聴いても違和感ない純化したような演奏に思える。
録音は新録音のような鮮明さないが、飽きの来ない音で耳疲れしない、上述の録音法により詳細に聴ける、手を抜かない職人技みたいな仕上がり。
k be be s3
第1楽章に出てくるこの部分、
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スタカートとスラーの構成がエッジを立てるほどでもなく、ぴしっと整っているのが心地よい、終結部のtrpは赤で書いた変更版を用いている、
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グレーで囲ったほうがオリジナルと思われる、
第二楽章も淡々とした構え、じわじわ時間をかけた効果で、フーガの素晴らしさが引き込む。
スケルツォが快活で、粒立ちよく整い心地よい、トリオのhornも見事。
終楽章は変奏形式、ブラームスのSym No.4の終楽章ほどではないがパッサカリアの要素もあるようだ、変奏はドラマティックに組まれ、第二楽章と同じく対位法で書かれたところが聴き応えとなる。
k bohm be sym 3 you
Karl Böhm - Beethoven - Symphony No. 3 (1961)
絶対音感はなくても、つい今しがた聴いたピッチは頭で覚えている、このyou tubeはLP盤から起こしてあるようだが、プレーヤーの速度は正確、

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ベートーベン・ベスト10  

今年はベートーヴェン生誕250年とあって、唯一クラシックを扱うnhkでは関連番組が企画されている、特別番組のほか、従来からあるクラシック番組にもこのテーマ「ベートーベン250」プロジェクトを取り入れ、競技会場を分散した感もあるがそれは良しとして、 
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人気作品への投票サイトも開設している、
「あなたが選ぶベートーベン・ベスト10」
投票の仕方はベートーヴェンの全作品の中から3曲以内に絞って、となるが、これは天秤にかけにくく、決め辛い、
作品は曲種も違えば、1時間を超える大作から、短い小品まであるが、これらを同列扱いで同じ"大鍋"に入れるってのは、なんか「紅白」の選抜みたいな・・;
歌劇「フィデリオ」も「トルコ行進曲」も一緒に順位付けられるってのはどうかと・・?

それより、交響曲、協奏曲、室内楽・・等々、曲種ごとに好きな曲1票のほうが決めやすいし、興味のない曲種には投票しなくてよいことにする、曲数の事情もあるので結果は"ベスト10"にせずともランキングでよい、それなら結果にも興味が湧くし、総合的な人気順位(ベスト10)なら投票総数でわかってくるのでは?

なお、同サイトの中にとりあえず、「ベートーべン30選」というのが決められ(事前のアンケートなどで選ばれたのか?)、簡単に投票できる、これら以外の曲にも投票できる欄があるが面倒くさそう;
"30選"はある程度はわかるようで、ピンと来ないところもある、交響曲第7とか、vnソナタ「春」など「のだめカンタービレ」の影響もあっていたりして・・(音楽的内容はともかく、あの漫画タッチの実写化が笑えた)

それにしても、nhkのクラシック番組は相変わらずで、有名作曲家の作品、巨匠や話題性のある新鋭演奏家のライヴ・・こんなところばかり、
一般に知られない優れた作品を紹介したり、専門家が作品を詳しく解説したり・・もちろん楽しんで観られる要素も大事だが、大衆にコビない番組が1つくらいあって良さそうに思う;

PS.コズミック・フロントNEXTのような結構専門的に踏み込んだ内容の宇宙番組が長く続いている、ヨーロッパ、アメリカなどとの共同製作な部分もあるが、"毎週"じゃなくてよいので、充実した番組があってほしい、クラシックも共同製作ならいけるかも?
Cosmic front

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スウィトナー:Beethoven Sym「英雄」 (1977 ライヴ)  

ちょっとレアなCDを見つけた、
O.スウィトナー指揮 SKBのベートーヴェン Sym「英雄」、1977年のライヴ録音である、 
sui be s3 cd01
sui be s3 cd02
録音はDENONやNHKの放送録音とも一味違う感じだが良好で、DENONのセッション録音より3年ほど前になる、スウィトナーは55歳頃、ちょっと活きの良さもある演奏だ、やはりサウンドバランスはいつもどおり、
近年でこそ、大柄になりすぎたorchバランスを見直そうという傾向だが、スウィトナーはずっと前から他では聴けない耳に心地よい演奏で注目してきた。

第1楽章始まりの総奏、2音を聴くだけで、管の色合いもよく溶け合っている、
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続いていつもクラリネットが特に味わい深く聞こえる、
第2楽章は涼やかに始まるが、[114]のフーガの始まりで、エンジンを再起動したような気合いを感じる、
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フーガが進み、[126]からtimpが加わるが、この響きが威厳に満ちた底力を感じさせる、
sc02 124
この感覚は録音のちょっとした加減で、捉えるか捉え損なうか、微妙なところかもしれない、当盤はこの第2楽章だけでも繰り返し聴きたいv
スケルツォ楽章はスウィトナーらしく、快速にキビキビと行く、
終楽章、終盤での金管の透明感も期待どおり、常に清涼なサウンドは崩さない。

you tubeは1980年のN響とのライヴも挙がっているがモノラルなので、1988年3月5日収録のほうを挙げる、
sui nhk be s3
you tube:ベートーヴェン 交響曲第3番「英雄」 スウィトナー指揮 N響

PS.「英雄」の第1楽章冒頭部分は「運命」以上にサウンド作りの差がわかる気がする、
(スウィトナーのセッションも挙がっているが、不備があり冒頭が聴けない;)
H.von.カラヤン
you tube:Beethoven: Symphony No.3 In E Flat, Op.55 -"Eroica"
S.チェリビダッケ
you tube:Beethoven: 3rd Symphony "Eroica" - Celibidache
K.ベーム
you tube:交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」Op. 55 / K.ベーム VPO 1972
R.クーベリック
you tube:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55《英雄》クーベリック 1971
C.アバド
you tube:Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55 "Eroica" (Live)
S.ラトル
you tube:Simon Rattle - Beethoven - Symphony No. 3 Mov. I
*聴き比べの際、さっと次を聴きたいがCMが入って集中が削がれる;

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スウィトナー&N響:Beethoven Sym No.6「田園」  

スウィトナーのベートーヴェンSymはSKBと録音したDENON盤はひととおり持っているが、N響とのライヴ録音も探してみたら、1986年の放送用収録のNo.5&6が出ていた、 
このCDの解説を読んで意外だったのは、スウィトナーがN響を指揮したベートーヴェンの「田園」と「運命」の連続演奏はこのライヴ1回きりで、記録でわかる限りこれら2曲の演奏自体が少ない(たぶん2回?)、SKBを率いて来日した際には何度か演奏したことと思うが、N響との収録は貴重で、引退も近い頃である、
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オットマール・スウィトナー指揮、NHK交響楽団
ⓃⒽⓀCD 1986年12月12日、NHKホール
 

解説文は大木正純氏によるものだが、
スウィトナーについて、「あの独特の風貌は人を引き付ける・・貴族的な風格もある一方、田舎のおやじさんのような武骨ながら親しみやすい雰囲気もある・・そんな人間味が音楽から伝わってくる・・」とあり、珍しく読んで楽しい文面である、
さて、通して聴いてみたところ、録音はDENON盤ほど上質ではないが印象に大差なく、あのいつものサウンドバランスで聞こえる、音質もよく似ている、あとは会場が「東ベルリン、キリスト教会」か「NHKホール」かの違いだろうか^^;
sui be s6 lpsui be s6 lp2
シュターツカペレ・ベルリン
DENON 1980年、東ベルリン、キリスト教会 *LPのほうがHiFiサウンドで素晴らしい

N響盤では「田園」が魅力に思う、
スウィトナーの演奏の美質はどこからくるのか、大木氏の文面によると、「ヨーロッパの中でも旧・ドイツ民主共和国は楽壇の奥座敷のような所で、グローバル化の影響がない伝統を引き継いでいる」とある、確かに西の精鋭達のような押しつけがましさがなく、無添加な天然の美があるような、それが最新鋭の録音技術で残されたのも幸いである。
涼やかで力みのない弦楽、各木管やhorn達のほんのりした味わいは何度聴いても良い、
当N響盤はyou tubeに挙がっていないので、1980年録音、SKBとのセッションを挙げるが、
sui be s6 you
you tube:Beethoven - Symphony No. 6, "Pastorale"

N響ライヴで印象的なのは終楽章の終り[237]からのsotto voceで弦楽が一際祈りを捧げるような、ひそやかな表現をとって終わるところ。
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category: ベートーヴェン

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