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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

バロックのクラリネット  

管楽器ってどれも、まともに音を出すだけで難しいという先入観がある、トランペットもフルートも、リード管もデリケートそうで・・;リコーダーはすぐに音は出せるが、その先が大変で立派に演奏できるまでの道のりは結局長い; 
rec_201910101014319a4.jpg
*リコーダーは歌口は口で塞ぐが、頭管部に横笛と同じ発音構造を持つ開管楽器である

今日はクラリネットの前身にあたるシャリュモーという楽器について、
chalumeau.jpg
バロック期のシャリュモー
外見はリコーダーと似ているが基本構造はクラリネットと同じで閉管楽器、じつはリコーダーと同様、学校の音楽教具用に作られた楽器もあり、見た記憶がある、
JAP_3_Klappen_Chalumeau.jpg
教具シャリュモー、そういえば低音出ていた
わざわざバロック楽器の現代版が教具に使われたのはリコーダー同様"作音楽器"であり、フィンガリングのほか吹き具合で音程調整を要し、音をよく聴くからと聞いた。
音はまさしくクラリネット系、
まずはテレマンで2本のシャリュモーのための協奏曲ヘ長調、バロック期の音楽ではあまり聴き慣れないせいか、始まりで古典派かと錯覚しそう、
te Chalu 01 you
you tube:Telemann - Concerto for 2 Chalumeaux (clarinet) in F major
もう一つテレマンのニ短調、第1楽章での半音進行が不思議な印象、急楽章はタンギングによる粒立ちが心地よい、
te chalu 02 you
you tube:Telemann-Konzert fur 2 chalumeaux, streicher und B.C. d-moll-Musica Antiqua Koln

次はC.グラウプナーのFlute, Viola d'Amore & Chalumeauのための序曲、フランス風序曲である、グラーヴェに続くアレグロで3つの楽器が活躍するが、FluteとViola d'Amoreに対し、Chalumeauは低声部を担当する傾向、
c g ouver you
you tube:Suite for Flute, Viola d'Amore & Chalumeau in F Major, GWV 450: I. Ouverture

グラウプナーの唯一の?弟子だったというJ.F.ファッシュもシャリュモーの協奏曲を書いている、こうして見るとリコーダーの半分程の長さだが低域が出るのはやはり不思議に感じる;
Fasch you
you tube:Concerto en si bemol majeur pour chalumeau (FaWV : B1) - Johann Friedrich FASCH (1688 - 1758)

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category: G.P.テレマン

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テレマンの民族風作品  

ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)は生涯に渡って作曲を行ない、晩年には古典派様式へ橋渡しする(ロココ様式)作品を書いている、また、20歳代~30歳代に接したフランス、イタリア、ポーランドの民族音楽からの影響があり、これが作風の幅を広げ、バッハやヘンデルには聴けない魅力となっている、
そんな好例となる3曲を挙げてみる、
 
まず、トリオ・ソナタ a-moll (リコーダー、vn、通奏低音)TWV 42:a4
旋律美も十分でよく演奏される曲だ、
TWV 42 a4 you
you tube:G. Ph. Telemann - Trio sonata in A minor (TWV 42: a4)
第2楽章の主題の快活なリズム感は舞曲的で2つのソロが掛け合う、
TWV 42 a4
終楽章がさらに快活、この時代、バロックギターはラテン諸国では流行ったが、ドイツには広まらなかったらしい、よって歴史的には場違いかもしれないが、現代は好んで使われる、こうした民族味をもつ曲の通奏低音には打って付けのように合うのである。

次はリコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲a-mol TWV 52:a1
これも前曲のトリオ・ソナタに近い魅力、
TWV 52 a1 you
you tube:Telemann - Concerto for Recorder (Flute), Viola da gamba in a minor, TWV 52:a1 (Reinhard Goebel)
第2楽章のリズミカルなソロ同士の掛け合い、
TWV 52 a1
やはり民族味をおびたテーマが引き付ける、

最後にフルートとリコーダーのための協奏曲e-moll TWV 52:e1
これも各楽章、魅力がありよく演奏される、
TWV 52 e1 you
you tube:G.Ph. Telemann: Concerto for Traverso and Recorder in E minor, TWV 52:e1 - Bremer Barockorchester
終楽章では主題も民族風だが、さらにバスが持続低音のドローンを奏でる、
TWV 52 e1
これは民族楽器のバグパイプ、あるいはハーディーガーディーを模した効果である、
参考:ハーディガーディ
hurdy gurdy you
you tube:An Dro, vielle a roue - hurdy gurdy
古典派のハイドンもこのドローン効果をよく用いる、たとえば交響曲 No.82「熊」の終楽章、これが熊の唸り声に似ているので副題になったと言われる、
hay s 82 you
you tube:Joseph Haydn - Symphony No. 82 in C-Major: "The Bear" Finale. Vivace

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category: G.P.テレマン

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テレマンのユーモア作品1  

ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681-1767)は作品数が膨大なだけに、まだ聴いたことのない面白い曲がいくらでもある、というのが楽しみ、今日はベルリン古楽アカデミーの管弦楽組曲集の2枚組で、テレマンのユーモア・センスが効いた曲を集めている。
まずCD1から、 
tele ov
1.組曲 ニ長調 TWV55: D18
2.組曲「諸国民」TWV55: B5
3.ヴァイオリン協奏曲 イ長調「雨蛙」TWV 51:A4
4.序曲「風変わり」ト長調 TWV 55:G2
ベルリン古楽アカデミー 録音: 2001年3月


1.の組曲は始まりに相応しい快活で華々しい曲、
te ov 01 you
you tube:G.P. Telemann / Overture-Suite in D major, TWV 55:D18
フランス風序曲で始まるが、アレグロのフーガ主題をtimpがバス部に伴い(2音に簡略化して)奏でるところ、ヘンデルやグラウプナーもこうした書法が多いが、曲を活気付けて楽しい、
01 TWV 55 D18 sc32
5曲目のアリアはバッハの管弦楽組曲No.3のアリアを思わせる情緒豊かな美しさである、どの楽章もありふれた舞曲楽章に替えて楽しませる曲が置かれる。

2.からがユーモア作品で「諸国民」と題された組曲、3曲目から、トルコ人、ロシア人、ポルトガル人、など出てくる、今の我々からすると「??」なところもある、当時のドイツでイメージされた異国情緒か、マァ、現代人だって正しく外国の様子はわかっていないし、妙にひねくったりもする^^
te ov 02 you
you tube:G.P. Telemann / Overture-Suite in B-flat major "Les Nations", TWV 55:B5
6曲目のポルトガル人はラテン的か?とにかく面白い^^

3.に「雨蛙」と題された協奏曲が1曲だけ加わっているが、この曲集に相応しいユーモア作品、
te con you
you tube:Telemann - Violin Concerto in A major "The Frogs", TWV 51:A4
イタリア風の3楽章協奏曲らしいtuttiで入る、vnソロがさっそく蛙を描写する、弦楽パートはvnが3つに分けられ、ソロvn以外も重音、同音異弦の奏法を使って一斉に蛙の合唱を奏で、この楽譜のとおり旋律的な動きが殆どない、
02 TWV 51 A4 sc81

4.の「風変わり」と題された序曲、弦楽のみの曲だが、
te ov 03 you
you tube:Telemann - OVERTURE LA BIZARRE IN G DUR - TWV 55:G2
1曲目のグラーヴェからして、他の曲の主題を持ってきて織り交ぜたような複雑な感じ、アレグロに入ってもvn1で始まった主題が4小節後にバスに現われるくらいしか規則性がわからない、
TWV 55 G2 sc
様々な変化技が入ったような?熟達したテレマンならではの曲か、複雑な面白さ、続く曲にも風変わりな要素が聴ける、5曲目のサラバンドが味わい深い。
民族音楽など多様な要素を備え、ユーモアも多分に楽しませるテレマンはバロック期のハイドン、といった存在か。

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テレマン: 多数の楽器のための協奏曲集  

気になっていたテレマンの協奏曲のCDを取り寄せた、ベルリン古楽アカデミーの演奏で、豪華なお菓子の詰め合わせみたいな1枚であるv
J.S.バッハの曲はどれを聴いてもバッハらしいDNAが聞こえてくるが、テレマンはじつに七変化というか、作風も見事に使い分けるようだ、協奏曲は大きく分けて4つの楽章を持つ、コレッリ流といえるタイプと、3楽章のヴィヴァルディ流がある、典型的なバロック趣味の曲もあれば、民族音楽を取り入れたテレマン独特の曲もある、 
tele con cd
当盤は以下の8曲が入っている、
①協奏曲 TWV54:D3 ニ長調[トランペット3、ティンパニ、オーボエ2、弦、通奏低音]
②協奏曲 TWV53:h1 ロ短調(ドレスデン版)[フルート2、カルケドン、弦、通奏低音]
③協奏曲 TWV44:43 変ロ長調[オーボエ3、ヴァイオリン3、通奏低音]
④ソナタ TWV44:32 ヘ短調[ヴァイオリン2、ヴィオラ2、チェロ、通奏低音]
⑤協奏曲 TWV53:F1 ヘ長調[マンドリン、ハンマード・ダルシマー、ハープ、弦、通奏低音]
⑥協奏曲 TWV53:d1 ニ短調[オーボエ2、バソン、弦、通奏低音]
⑦協奏曲 TWV54:D2 ニ長調[ホルン3、ヴァイオリン、弦、通奏低音]
⑧アダージョ(協奏曲 TWV 43: G5 ト長調より)[vn2、va、vc、通奏低音]

ベルリン古楽アカデミー
2016年9月、テルデックス・スタジオ(ベルリン)


①は4つの楽章、trpが3本入る華やかな曲、第1楽章がグラーヴェで第2楽章がフーガ形式のアレグロ、続けるとフランス風序曲にもきこえる、グラーヴェではtrpとtimpの活躍がグラウプナーの序曲と共通した感じで、これがドイツ風だろうか、
you tubeは映像付きのCroatian baroque Ensembleの演奏を代わりに挙げる、
twv 54 d3 you b
you tube:Telemann Concerto for 3 trumpets, 2 oboes, timpani, strings & b.c. in D major TWV 54:D3
②では通奏低音にカルケドンという、リュートを細長くしたような楽器がこの演奏では使われる(使用楽器は自由だが)
calchedon.jpg
tutti以外の所でvc、cbが休み、この楽器だけでバスを弾いて味わいが出る、
you tubeには挙っていなかった
③は3楽章で、珍しい楽器はないが、テレマンらしい快活な楽しさに溢れる、
twv 44 43 you
以下は当盤、ベルリン古楽アカデミーの演奏
you tube:G.PH. TELEMANN: Concerto for 3 Oboes, 3 Violins and B.C. in B-flat major TWV 44:43
⑤は聴き憶えがあると思ったら、ターフェルムジーク第2集にある、3つのvnのための協奏曲と同曲だ、独奏をマンドリン、ハープ、ハンマード・ダルシマー、とすべて弦をはじく、若しくは叩く楽器に置き換えており、編曲者:Peter Huthとある、
twv 53 f1 you
you tube:G.PH. TELEMANN: Concerto for Mandolin, Hammered Dulcimer and Harp in F major TWV 53:F1
3つの楽章で、始まりはマンドリンが聞こえてヴィヴァルディ風の印象、同じ音域で少しずつ音の違う、撥(&打)弦楽器が交錯する、楽器にもお国柄を感じ、マンドリンはイタリア風だが、ハンマード・ダルシマーが聞こえるとどこか東洋、又は東欧風になり、国籍入り乱れた感じ、通奏低音にもチェンバロとリュートが入り、撥弦だらけで面白い^^
Hamard Dulcimer
ハンマード・ダルシマー(聴いただけでは中国の楊琴と区別つかない;)
第2楽章はニ短調になり、撥弦同士のメランコリックな趣きが効果的で、ヘンデルのハープ協奏曲のような深みが出る、この編曲を思いついたのが素晴らしい。

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category: G.P.テレマン

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ムジカ・アンティクヮ・ケルンのテレマン  

バロック後期のJ.S.バッハ、G.F.ヘンデル、C.グラウプナーは作品数は膨大で三者とも晩年近くには失明している、夜も蝋燭の灯りで多くの仕事などして眼に負担をかけたのだろうか、
一方G.F.テレマンも晩年、視力は悪化したが、86歳で亡くなるまで作曲は続けられたそうだ、 
telemann_201908161028550f3.jpg
Georg Philipp Telemann(1681-1767)
作曲に時間をかけるようになった後世の作曲家と単純比較はできないが、テレマンの作品数はギネス記録だそうだ、そんな膨大な曲、こっちは聴くだけで残りの人生足りない;
前にも書いたとおり、テレマンは民族音楽の趣向を取り入れた曲が多く、飽きさせない魅力がある、それを活き活きと聴かせた最初の古楽グループがラインハルト・ゲーベル率いるムジカ・アンティクヮ・ケルン(MAK)で、テレマンとの相性は抜群、E.ゼフィロなど最新の演奏を聴いても、まったく引けを取らない、
アナログ時代最後、1979年のLPから、
mak tele lp 03
mak tele lp 01
まずはリコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦と通奏低音のための協奏曲A-moll TWV52:a1、これがその民族音楽風の典型、各楽器の生々しい響きがより集中させる、
twv 52 al
スコア:第2楽章
ソロのリコーダーとガンバの機敏な掛合い、並行が引き付ける、
mak tele you 01
you tube:Telemann - Concerto for Recorder (Flute), Viola da gamba in a minor, TWV 52:a1 (Reinhard Goebel)
PS.この曲は通奏低音にギターを入れても良さそう・・と思ったらそういう動画が^^
tele twv52 e1 you 02
you tube:Concerto in A Minor, TWV 52 a1, G. P. Telemann
同アルバムには興味深いところで、4つのvnのみで演奏する協奏曲D-durとC-durが2曲入っている、(通奏低音の付いた楽譜もある)
mak tele you 02
you tube:Telemann - Concerto for 4 Violins in D Major TWV40:202
you tube:G. Ph. Telemann Concerto in C Major for 4 Violins Without Continuo

最後に管弦楽組曲で「ハンブルクの潮の満干」(水上の音楽)、こちらはデジタル時代に入った録音、CDも取り寄せたが、なぜか針で拾った音がシャキっと新鮮に聞こえる^^
mak tele lp 02
フランス風序曲のグラーヴェは付点リズムを強調するのが演奏習慣だが、ゲーベルはそれを避け、ゆったり繰り広げる、このグラーヴェは描写的でもあり、長く奏でるobは広大な水平線、あるいは海風、弦楽とバスは打ち寄せる波をイメージさせる、そしてフーガ形式のアレグロに入った快活さは他に例をみないほど、
序曲ほか抜粋で6.「戯れるトリトン」7.「猛り狂うアイオロス」を挙げる、
mak tele you 03
you tube:Telemann: Overture In C Major: "Hamburger Ebb' und Flut" -
Ouverture (Grave - Allegro)
Der Schertzende Tritonus
Der sturmende Aeolus
テレマンもハイドンと同様、その魅力は演奏で大きく左右される、

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バロックtrp,あれこれ <追記あり>  

先日も書いたとおり、現代の古楽器として使われるトランペットの多くは音程補正孔の付いたもので便宜上バロックtrpと呼ぶ、
b trp
バロックtrp
一方昔のままの"管"あるのみのtrpをナチュラルtrpと呼ぶ、
n trp
ナチュラルtrp
n trp scale
ナチュラルtrpの自然倍音
今日はお馴染みのテレマンの曲で両楽器の違いを聴き比べてみる、第1楽章だけでよくわかる、
まずはN.エクルンドのバロックtrpによる演奏、安定した美しい演奏だ、
n e te trp you
you tube:Georg Philipp Telemann.Trumpet Concerto No.1 in D major. TWV 51:D7
次はF.マドゥフのナチュラルtrpによる貴重な演奏
f m te trp you
you tube:G. P. Telemann - Concerto in D major for trumpet, 2 violins & b.c., TWV 51:D7
TWV 51 d7
第1楽章、trpソロパート
ナチュラルtrpでは上の楽譜に印した"シ"の音が幾分下がる、少しズレる、これがバロック期に響いた音で、これがtrpらしさだと受け入れられていただろう。
しかし、雑味のまったくない澄み切ったエクルンドのバロックtrpは申し分ない、ほかにいくつか挙げる、
まずミヒャエル・ハイドンのtrp協奏曲No.2ハ長調、
n e m hay trp you
you tube:Johann Michael Haydn. Trumpet Concerto No. 2 in C major
第1楽章の展開部[39]でtrpの最高域といえる"ファ"に跳躍するのが聴かせどころ、
m hay trp con
レオポルト・モーツァルトのtrp協奏曲ニ長調も第1楽章で休符のあとに高域を取る、
n e l moz trp you
you tube:Johann Georg Leopold Mozart. Trumpet Concerto in D major
バロックに戻ってイタリアの作品、G.トレッリのソナタニ長調、イタリア音楽らしい天から聞こえてくるような魅力、
n e tore trp you
you tube:Giuseppe Torelli, Sonata in D Major, Felice-Lucia-Stefano Torelli
今度はドイツのJ.F.ファッシュの協奏曲ニ長調、
n e fa trp you
you tube:Johann Friedrich Fasch - Trumpet Concerto in D-major (Ca.1750)
お国柄で違う趣きになる、

ところで、兄のF.J.ハイドンが書いた有名なtrp協奏曲変ホ長調Hob.VIIe:1は新発明のキー・トランペットのための曲で、ナチュラルtrpのための協奏曲は残っていないが、ナチュラルhornの協奏曲はある、T.ブラウンのhorn、ホグウッド指揮、AAMで、
hog j hay hor you
you tube:Haydn: Horn Concerto No.1 in D, H.VIId No.3 -
1. Allegro 2. Adagio 3. Allegro
ナチュラルhornはアサガオに右手を出し入れして音程を操作できる、曲はさすがにハイドンの楽しさが溢れる。
いずれの作曲家も楽器の制約をうまくクリアしつつ、良い曲を書いている、数こそ少ないが名演があれば飽きることはない。

PS.動画付きでバロックtrpによるテレマンのtrp協奏曲 TWV 53:D5を挙げる、トリルの演奏もリップトリルで行なわれる、
te trp you
you tube:G.Ph. Telemann: Concerto in D major for Violin, Cello, Trumpet and Strings, TWV 53:D5

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category: G.P.テレマン

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2つの「水上の音楽」:ヘンデルとテレマン  

近年は過しやすい春と秋の時季が短くなっていると感じるが、確かに日本の四季は2010年代から夏の期間が延びて記録的猛暑日が多い、今日も明け方の最低気温で28℃、湿度も高い、一番過しにくい日が長引きそうだ;日中、外に出ると日差し云々の前に空気そのものが熱い、
海外から旅行で来た人は蒸し暑さに驚くだろうが、ずっとここで暮すわけじゃないので気が重くなることもないか? 日本名物「猛暑と台風」; 
kisyocho_20190802101039daf.jpg
気象庁
関東のほうは少しはマシかもしれないけど? 大してかわりないか;過去に構想された"名古屋オリンピック"なんかとてもやれそうにない;開催を10月あたりに変更できないのだろうか;

暑気払いにヘンデルとテレマンの「水上の音楽」を聴いた、
一度は演奏史が途絶えたバロック音楽が20世紀中頃から復活し、盛んになったのは何故だろうか、重っ苦しいクラシック音楽からの開放感か^^;録音という形で世界に広まり、人気の演奏家は来日して聴けるようにもなった。
ヘンデルの水上の音楽など録音は数え切れないだろう、ヘンデルでお馴染みの、楽章と楽章の間をobやvnのソロが繋ぐところ、初期の演奏は楽譜に書かれたとおり単純に演奏するしか芸がなかったが、奏者によるリアリゼーションは間もなく当り前になった、新しい演奏が出るたびにそれも聴きどころである、
新しいところで、アルフレート・ベルナルディーニ指揮、ゼフィロ・バロックOによるヘンデルとテレマンの「水上の音楽」のカップリング、
he te zefiro
zefiro he te 02
2003年 ARCANA
ルフトハンザ・バロック音楽祭でのライヴ録音

ヘンデルのほうは王室主催の船遊びのための「機会音楽」で、聴きやすくすっかり憶えた曲ばかり、それでもこういう新鮮な楽しみがある、という達演である、まずヘ長調組曲、
zefiro he 02 you
you tube:G.F. Handel: "Water Musick" in Seven Parts HWV 348, [Zefiro-A.Bernardini]

アルバムの中間にテレマンの水上の音楽「ハンブルクの潮の満干」が置かれる、こちらはハンブルク海洋参事会の記念行事のために書かれた同じく機会音楽である、人々を楽しませるという点でテレマンは「1位」というのがわかる気がする、充実した序曲に舞曲が9曲続くが、各舞曲にタイトルがあり、描写音楽でもある、テレマンは民族音楽の要素も取り入れ、その風合いが活かされる所がある、第6曲の「戯れるトリトン」次の「猛り狂うアイオロス」など活発な聴きどころ、通奏低音のバロックギターは殆ど打楽器的な効果になる、
zefiro te you
you tube:G.F. Telemann: "Wassermusik" Ouverture in C major TWV 55:C3 [Zefiro-A.Bernardini]

アルバムは再びヘンデルに戻り、ニ長調とヘ長調の組曲、
you tube:G.F. Handel: "Water Musick" in Seven Parts HWV 349, 350 [Zefiro-A.Bernardini]
やはりヘンデルはお上品であり、ソロによる"繋ぎ"が楽しみ^^

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category: G.P.テレマン

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テレマン「バロック トランペット」の楽しみ  

先日の続編になるが、テレマンのtrpを用いた作品で、Tafelmusik第2集の最初にある組曲(序曲)ニ長調 がお馴染み、これも名手を要する曲だろう、第2集の終曲も同じ編成で魅力だ。
m
現代のtrpとobの関係とは違い、バロック期のtrpは室内的に柔らかく演奏され、またobは"室内のtrp"とも言われ、これらの響きは性質が近似してよく溶け合う、テレマンのTafelmusikの当曲(TWV 55:D1)はそこを味あわせてくれる、
naumann-trumpet1.jpg
trombadacacia_gross_large.jpg
上下ともバロックtrp、上はアサガオが前方向きになるが、下は横向きになる
baroque_oboe.jpg
バロックob

最初に古楽器で聴かせたのは、A.ヴェンツィンガーで、古楽の黎明期、演奏メンバーには、エドゥアルト・ミュラーなどG.レオンハルトが教えを受けた人もいる、
tele t m lp01tele t m lp02
アウグスト・ヴェンツィンガー指揮、バーゼル・スコラカントルム合奏団
trp:エドワード・タール、ob:ミシェル・ピゲ、vn:エドゥアルト・メルクス
1964-1965年録音 ARCHIV(LP)

この銀のレーベルを見ると今も特別な雰囲気がある^^
バロックtrpはE.タール、バロックobはM.ピゲ、またvnソロがE.メルクス、と古楽演奏初期の名手達、現在の古楽演奏から見れば模索の頃でもあったが、古楽器のtrpとobの意外なほどの溶け合いを聴いて、これぞ真の味わいと感じたしだい。フランス風序曲の始まりからtrpは名人芸を要求されるが、アレグロの中で、trpはobとともにトリルを奏でる、
tele sc01
各ソロ楽器は持ち味を活かし、trpが演奏できない旋律をobが上手くサポートしたり、また、vnパートと室内楽的に関わったり、繋ぎ役として巧みに活躍する、[72]からはロ短調となり、obソロの良いところだ。
tele sc02

ほかに、ムジカ・アンティクヮ・ケルンの演奏も闊達な演奏でテレマンの魅力を十分聴かせたが、新しいところで、ムジカ・アムフォンのTafelmusik全集の演奏が気に入っている。
tele t m
ピーター・ヤン・ベルダー指揮、ムジカ・アムフォン
trp:William Wroth、ob:Frank de Bruine
2003年録音 BRILLIANT CLASSICS

バロックtrpの技は向上し、William Wrothはブランデンブルクcon No.2でも名演を聴かせている、木管楽器レベルの装飾を聴かせたりする。

参考動画はバロックtrpによる演奏、序曲と終曲
telemann you tube
you tube:Telemann: Ouverture-Suite in D major, I: Ouverture, TWV 55:D1
you tube:Telemann: Conclusion in D major
(Musique de table/Tafelmusik)
Trumpet: Giuseppe Frau  Oboe: Go Arai  Violin: Ryo Terakado
Bremer Barockorchester

この動画で使われるtrpはhorn型に巻かれたタイプ、滑らかな高音は価値ある音だ。

PS.真鍮で作られた金管はどうやって曲げるのか、そのまま曲げようとすると管が平たく潰れてしまう、そこで真鍮より低い温度で溶ける金属(ハンダ等)を流し込み、固まってから曲げる、後で加熱してハンダを流し出す、なるほどと思ったv
因みに水道の塩ビ管をバーナーで曲げるときは砂を詰めるそうで^^;

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テレマン:トランペット協奏曲の魅力  

バロックのトランペット曲の晴れやかさには子供の頃から(たぶんラジオ放送で)惹かれていたが、今日はそんな記憶そのもののtrp協奏曲で、お馴染みの名作テレマンのtrp協奏曲ニ長調(TWV 51:D7)をいくつか、
曲によっては民族音楽的、灰汁の強さを出したりするのがテレマンの魅力でもあるが、これは4楽章とも純粋なバロック趣味で彩られる。

アドルフ・シェルバウム:trp
カール・リステンパルト指揮、ザール室内O.(LP)

te trp04
まずは、A.シェルバウム、高域を奏で、難しいバロックのtrp曲を復活演奏した先駆者だった、このテレマンの曲にしても最初に録音したのはシェルバウムかもしれない?バッハのブランデンブルク協奏曲No.2が吹けるのも、初めこの人だけだったらしい。彼に影響を受け、登場したのがM.アンドレだった。

ピエール・ティボー:trp
オットー・ゲルデス指揮、バンベルク交響楽団(LP 1970年)

te trp 03
フランスの奏者で、K.リヒターのミュンヘン・バッハO.でも活躍した、P.ティボーのtrpは輝きと艶やかさが堪能できる名盤だった、この時代らしい演奏だが、DGらしからぬ(DECCAみたいな)クリア・サウンドの録音も耳を惹いた、
第三楽章はロ短調で、trpは休みで弦楽だけなのだが、優美で味わい深い、
sc te 01
[9]からバスがテーマを弾くが、そのトリルに深々と重みがつき、編成の大きいモダン弦楽ならではの魅力と言える。

ニクラス・エクルンド:バロックtrp
ニルスーエリック・スパルブ指揮
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル(1995年)

te trp02
次はN.エクルンドのバロックtrpによる演奏、厳密にバロック期のtrpは管を巻いただけの何の仕掛けもない、ナチュラルtrpであるが、現代、古楽器として使われるのは管の途中に音程補正の孔が開けられたものが多い、しかしバルブ仕掛けのないtrpの透明感ある響きは替え難い魅力で、エクルンドは名手の1人である、しなやかな古楽器の弦楽が支える。

ルベン・シメオ:trp
ケン・シエ指揮、オーケストラ・アンサンブル金沢(2008年)

te trp01
最後は若干16歳で録音した、R.シメオのモダンtrpによる演奏、M.アンドレ最後の弟子だったシメオの高いテクニックと滑らかな美音は最高、しかし弦楽とともに演奏スタイルは現代らしく、ピリオド指向だ。

参考動画はバロックtrpによる演奏
te trp you tube
you tube:Giuliano Sommerhalder -Telemann Concerto-Baroque trumpet
Giuliano Sommerhalder and the kammerorchesterbasel (leader: Julia Schroder)

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category: G.P.テレマン

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テレマンの楽しみ: fl.&rec.の為の協奏曲ホ短調  

大バッハが活躍した当時のライプツィヒ新聞で、作曲家人気投票を行ったところ、「1位がテレマン、2位がヘンデル、3位がグラウプナー・・J.S.バッハは7位だった」と、何かで読んで憶えている;テレマンは現代でも楽器を手にする人達には人気があるようだ。
(Georg Philipp Telemann 1681-1767)
テレマンの作品で、複数のソロ楽器をもつ協奏曲や室内楽は特に聴き応えがある、ソロ同士の掛け合い、絡みがじつに巧みで、演奏する側にも楽しいだろうと思える、かしこまった音楽じゃなく、自由な演出も必要だろう、仮に導入的な旋律がvnパートに書かれていても、それを別の楽器で演奏してもよいと思う。

D.ハルモニア・ムンディ50周年記念BOXに入っているCD45、カメラータ・ケルンのテレマン名演盤を取り出した、
DHM BOXtelemann con cd
協奏曲が6曲入っているが、1曲目のフルートとリコーダーのための協奏曲ホ短調 TWV 52:e1が特に素晴らしい、緩-急-緩-急の4楽章で、
第一楽章は同じ発音原理で構造の違う2つの笛の味わいを楽しむように書かれている、奏者も装飾を楽しませる、
第二楽章はフーガで導入し、タンギングの明確なリコーダーと、ややほんのりするflトラヴェルソの快活で巧みな掛け合いが心地よい、テレマンならではの楽しみだ、
第三楽章はvnソロが導入し、ピッチカート伴奏に乗り、2つソロが牧歌的な掛け合いをする、
終楽章がまたテレマンらしい、民族音楽風で奇抜、テクニカルな楽しみに溢れる。

you tubeにもブレーメン・バロックオーケストラによる良い演奏が挙がっている、
telemann con
Bremer Barockorchester
you tube:G.P.Telemann:Concerto for fl.&rec. E minor,TWV 52:e1
この動画では通奏低音にギターが入っているが、テレマンの時代、ドイツにはギターは普及しなかったらしい、そういう史実云々抜きで楽しむのは大いに結構、テレマンの急楽章に快活なラスゲアードは相性抜群v

全集BOXものには未聴盤が多い、ブログなどチマチマ書いてるヒマがあったら、聴いたほうが有意義なのだが^^;

ご覧いただき、ありがとうございました。
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category: G.P.テレマン

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