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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

条件反射  

勉強や仕事でPCを使いまくった世代はキーボードに十分慣れているだろう、逆に大抵はスマホで済ませてしまう若い世代はあまり慣れていないという。 
キーボードの数字は1から順に並んでいる、アルファベットは決まった位置に統一されているが順番はまったくランダムである、これはタイプライター時代から引き継がれているそうだ、
key b
カナ入力も使う人は少ないがやはり規則性はない、打つ確率から最も合理的な配置にしてあるのかと思っていたが、なぜこのように定まったのか諸説あり、実のところ不明らしい;
文字を打つ際、ここがA、ここがK、などと憶えようとせずとも打てている、訓練すればブラインドタッチも出来る。
しかし、白紙にキーの文字並びを書き出せと言われても、わからない、キーボードがあれば、ほぼ迷わず指が行くのが不思議に思うが、これも条件反射というやつか、

楽器の演奏でも慣れた楽器に条件反射が作られる、
鍵盤楽器のキーボードは音順であり、1オクターブで同じパターンが続くので、それだけは覚えやすいかもしれない、しかし曲自体は複雑に書かれる;
tastatur_detail.jpg
ギターなども大きなポジション移動でちらっと見るくらい、あとはほぼ手探りでいける、
リコーダーなど、クロスフィンガリングなど順番性のないややこしい押えもあるが、
rec_201910291130171c1.jpg
やっているうちに音符を見ただけで反射的にその押えになり、暗譜もしやすい、

リュートの場合、タブラチュアという奏法譜を用いるが、
tab_201910291130198c3.jpg
"目で譜を見る→そこに指が行く"というのが一連の神経の手順になっていて、指先はギター同様手探りに近い、他の楽器なら既に暗譜している頃でも、必ず目で譜を追うところが違うが、反射的にやっているのは変わりないだろう、もちろん練習の始めはいろいろ考える;

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お復習いしなきゃ;  

去年は自治会役員をやって、今頃は夏の疲れがどっと出ていた頃だ、1日に早朝、午後、夜と出かける日もあった;ほんとに田舎の自治会はやる事が多過ぎで人材はない、毎年恒例の行事だから・・と言って無理が来ている、自分に権限があれば大幅に簡略化するのだが、古い慣わしに拘る人もいる、体調も崩したし、楽器はブランクの年になった、
今年6月頃からやっと立ち直ってレッスンを再開している、 
006_20190919155040faa.jpg

次にやる曲は予定変更して、E.ロイスナーのヘ長調の組曲、
e r suite
これ誰もレコーディングしていないらしく、良い感じの曲で楽しみ、
・・はいいけど;新しい曲に必死で、過去にやった曲のお復習いができていない;いつでも大方弾けるレパートリーを作っておきたい、と思う今日この頃、全部は無理にしても。
S.L.ヴァイスの曲だけでも、ここ数年で何曲かやったが、ソナタ「L'infidele」も、1年弾かないとだいぶ忘れている、
1曲目アントレ後半に出てくる7連符も
weiss 01
指順は覚えているがぎこちない;終曲のペーザンヌも決めた運指どおりきっちり弾けないと、まるで駄目;この曲もうまく弾けるかどうかの秘訣が随所にある、しかし1年くらいならまだコツを思い出せるのでこれは押えておきたい。
L'infideleはこんな曲、you tubeから、ミシェル・カルダンの演奏を挙げる、
全曲、順に再生される
m c weiss you
you tube:Sonata No. 23 in A Minor, WeissSW 29 "L'infidele": I. Entree
なお、L'infideleはドレスデン、ロンドンの両写本に入っているが、ロンドン写本には転記ミスがあり、5曲目ミュゼットの後半、46小節が55小節の位置にワープしている(転記は助手が行なっている);こんな間違え方するだろうか?って思うのだが、
musette.jpg
O.M.ドンボアが弾いているのはこの状態で、M.カルダンは正しく直して弾いている、しかし、ヴァイスは不思議な書き方が多いので、あえてこうしたのか、とも思えて紛らわしい;

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バロックギターの通奏低音  

クラシックの世界でも近頃は趣向を凝らしたパフォーマンスが見らるが、ブレーメン・バロックOのそれはセンスが良く、音楽的だ。
まずはヴィヴァルディの弦楽のための協奏曲を、
始めにギター奏者が出てきて、チェロ、チェンバロが加わり通奏低音楽器がパッサカリア風に導入、全奏者が出てきて本曲に入る、楽曲を二倍楽しませるようだ。
b b 01
you tube:A. Vivaldi: Concerto for strings in G minor, RV 157 - Bremer Barockorchester, Ryo Terakado
次はテレマンのトラヴェルソとリコーダーのための協奏曲、
b b 02
you tube:G.Ph. Telemann: Concerto for Traverso and Recorder in E minor, TWV 52:e1 - Bremer Barockorchester
以上両曲にギターが入るが、バロック期にはイタリア、スペイン、フランスなどラテン諸国ではギターが持て囃された一方、バッハやテレマンが活躍したドイツには普及しなかったそうだ、よってヴィヴァルディの曲では"歴史的"になるが、テレマンはそうではない?
しかし現代の演奏ではテレマンの曲でバロックギターが使われる例をよく見かける、テレマンは若い頃、フランス、イタリア、ポーランドの民族音楽に触れ、これはいけると思ったのか、それらを作風に取り入れている、舞曲や急速で快活な楽章ではギターのラスゲアートがツボを得たように合うのである、音量のある楽器ではないので騒がしくならない、
この演奏でも終楽章でギターに持ち替えている、
TWV 42 a4 you
you tube:G.Ph.Telemann - Trio Sonata in a minor for recorder, violin and basso continuo, TWV 42:a4
バロックギターはこのように調弦される例があるが、広い低音域を持つ楽器ではない、
b guitar tu
b guitar 03
②の張り方
b guitar 02
それでも通奏低音楽器の一員で、役割の一つである和声を担当する、調弦の基本は今のギターと同じく、Eチューニングで♭の多くつく調は苦手になる、Gチューニングのアーチluteは♭系に対応しやすいので、楽章によって調が変ると奏者は持ち替えるか、休む^^
a lute tu
al1.jpg
アーチlute

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運指決め  

指板をもつ弦楽器は同音を別の弦とポジションでも出すことが出来る(音色は変化する)、
複数の声部を弾く弦楽器はこれが煩雑なところだ。
20190405.jpg

クラシックギターの楽譜は五線譜で書かれ、音を指定してあるのみで、使う弦とポジションは特定されていない、奏者が判断する必要があり、特に難しいところをどうクリアするか、詰め将棋にも似た問題解決が必要になる、初心者の練習曲などには細かく運指が書き込まれる、
各記号は、
弦:①~⑥
左手:人差し指から、1 2 3 4(開放弦は 0 )
右手:親指から、p i m a

M C etu
M.カルカッシ:練習曲

リュートの場合、使う弦とポジションはリュート譜(タブラチュア)そのものが表しており、半分は解決済み、あとはどの指を使って押弦、弾弦を行うかの判断だけ、オリジナル譜にもその運指が書かれた例が見られる、
20180407.jpg
バロックluteの指板表
指の各記号は、
左手:人差し指から、1 2 3 4
右手:親指から、 ・ ‥ ∴

しかしバロックluteはあっちこっちの弦を弾くので、どの指でやるか綿密に手順を組まないと流れよく弾くのが難しくなる、右手は同じ指の連続使用を避ける、
下は自分で書き込んだ運指例、
20160806.jpg
自然に具合良い指使いになる所は何も書かなくてよいが、とりあえず決めて練習、まずい箇所は修正して、何度弾いても同じ運指になるよう練習する、この点はギターも同じだろう。

今村泰典氏のリュートによるバッハ、BWV997のジーグとドゥーブル、
じつに心地よいジーグだが、後半がそのドゥーブル(音価を細かくした変奏)、非常に難しい曲で入念な運指設定が必須となる。
imamura BWV997
you tube:Suite in C minor BWV 997, IV Gigue-double

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絶対音感とは  

CDには時間もデータとして入っており、再生速度は正確だが、回転速度が正しくないレコードプレーヤーなど絶対音感をもつ人には狂ったピッチで聴けたものではないのだろうか、
絶対音感をもつ人の身になってみないと本当にわからないが、これが音楽をやる上で有利なことも多いが弊害となることもあるそうだ。うちの長男もピアノを習った際、ある程度音高が頭に定着したようだが、べつに必要があってやってはいない。
【移調楽器や現在の基準音(A=440~442)に設定されていない楽器(古楽器等)を演奏する場合、出ている音と譜面の音が一致していないと感じて、演奏に抵抗を感じることがある、
なお現代の標準ピッチ:A=440Hzは1939年、ISA(万国規格統一協会国際会議)で決まった・・Wikipedia】
 
仮にA=440~442hzを基準に音高が脳に定着しているとして、標準ピッチ(440)、バロックピッチ(415)、ヴェルサイユピッチ(392)を比較してみる、
A= Hz
線でつないだ音高はほぼ一致する
表左の現代の標準ピッチでヘ長調で演奏すればそのとおりに聞こえる、約半音低いバロックピッチA=415hzで演奏したらホ長調に聞こえ、さらに半音低いヴェルサイユピッチA=392hzで演奏すれば変ホ長調に聞こえる・・ということか、
F E Es
ただし本人が標準ピッチでない楽器を演奏しようとすると、記された音符と出てくる音が違い、抵抗があるのかもしれない。
上記のバロックピッチやヴェルサイユピッチは現代における古楽のための便宜的な標準ピッチと言えるもので、これらは現代ピッチに対しおよそ半音単位でずれている。この半音単位からも外れる自由なピッチ(A=400とか、A=430とか)はどの音高にも該当しないピッチになる。バロック期など、国際的な標準ピッチが定まっていなかった頃は国や地方により、まちまちだったそうだ、残されたオリジナルの管楽器等から探れるだろう、

リュートのような独奏の多い弦楽器は自由なピッチで手持ちの楽器が最も鳴りやすい音高(又はテンション)に合わせるのが理に叶っており、現代でも任意のピッチを選ぶ奏者がいる、たぶん絶対音感は持たない人だろう、しかし聴き手の中に絶対音感のある人がいたら、何調にも当らない狂った音高なのだろうか。
7c lute02

orch.の総譜にはクラリネット、ホルンなど実音ではなく、演奏に都合よく移調して書かれたパートがある、またバッハの無伴奏vc組曲では変則調弦の曲があり、楽譜は実音ではなく、通常調弦だった場合の弦上のポジションを示す書き方がされている、歴史的にはそれで不都合な人はいなかったということか、
あのモーツァルトも相対音感はあったが絶対音感は持たなかったと言われる、国際標準のなかった当時、各国を演奏旅行して、そりゃ持ちようがなかったと思うが。

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オクターヴ跳躍 <追記あり>  

楽曲の旋律を聴いていて、オクターヴ上がる跳躍は伸びやかで心地よい、またオクターヴ下がる所は懐深く感じさせて、安定感がある、
"跳躍"という言葉は上に上がる意味なので、大きく下がるのは"急降下"になるだろうか、
 
oct.上げて高域へ跳躍するのは器楽でも声楽でも聴かせどころ、よく取り上げるトランペット作品ではそういう魅力で攻めてくる
201812081005244cb_20190110090242913.jpg
you tube:Michael Haydn - Trumpet Concerto No.2 in C-major
楽器の音域の都合で上げ下げを余儀なくされることもある、オーボエ属(ダブルリード)の楽器は広い音域を取るのが難しいようで、オクターブ移動がよく行われる、
雅楽の篳篥(ひちりき)も高い方へ行けなくて(あるいは甲高い音を避けて)、oct.下げる、寄り添って吹く龍笛(りゅうてき)は余裕なので上に昇る、ただし区切りのよいところで下がる、越天楽の主旋律を聴いているとわかる。
etenraku you
you tube:Japon | Gagaku [1987, Full Album]
これと同様のことが古典派の管弦楽でも見られる、モーツァルトのSym No.36「リンツ」メヌエットのトリオ[14]、このままvnと平行して行くとobは出せない低域に至るので、結構早い段階でoct.上げている、裏拍で上げると不自然さが減る。
moz sc03 09
you tube:Mozart - Symphony No. 36, K. 425 "Linz"

PS.そういえばハイドンのSym No.87ではメヌエットのトリオ後半でobの難しい高音を聴かせるところがあった、跳躍ではないが;
sym 87 sc03 53
you tube:Haydn Symphony No 87 A minor, Antal Dorati 3rd(trio)

バロックのバス旋律は終止の前にoct.下げる動きを語尾の決まりのように行う、
handel_20190110090246a84.jpg
ヘンデル:リコーダー・ソナタ変ロ長調 HWV377より
you tube:Handel. Recorder Sonata B flat major, HWV 377
バロックluteのバス弦が増えたのもこうした低音の大きな動きを可能にした結果と思われる。
13c lute
またバロックではバス旋律が高い方に昇っていく場面がある、そこは高揚、緊張のところで勝手にオクターブ下げたりしてはいけない。

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ポルタメント  

Wikipedeiaの解説によると、
【グリッサンド(Glissando)奏法 は、一音一音を区切ることなく、隙間なく滑らせるように流れるように音高を上げ下げする演奏技法をいう。 グリッサンド奏法を、主に旋律の表現のために使う場合はポルタメント(Portamento)と呼ばれる。ただし、ポルタメントが次の音に移る瞬間に素早く移動するのに対し、グリッサンドでは前の音から一定の時間をかけてほぼ等速で移行する】 とある。
弦楽器では弦を鳴らしながら次の音程へ押さえる指を滑らせて無段階につなぐ奏法で、それを表現上、意図的に使うのがグリッサンド、あくまで旋律を自然で滑らかに繋ぐのがポルタメント、と捉えている、
violin.jpg
you tube:Glissando and Portamento on the Violin
ポルタメントはヴァイオリンや二胡など弓弦系のほか、三味線やギターの撥弦系でも効果的に行われる、vnの楽譜など、port.と指示を見るが、無くても適切に行うだろう、orch.曲でもport.が一瞬あると良かったりする、ポジション移動の箇所でport.が有効なら一石二鳥だ。

アコースティックギターは完全に日本の歌謡に溶け込み、古謡的な三味線とは違った趣きを作る、洋風を取り入れたムード演歌のイントロや間奏などで、ギターはイイところを弾く^^
ちょいと入れるポルタメントが効いている、
hisame_20181220093617f81.jpg
you tube:氷雨 佳山明生
you tube:一杯の甘酒
クラシックGuitarを続けていれば、いつでも真似して雰囲気楽しめるけど、今はできなくて、ちょっとストレスである;
(*you tubeの音源には左右の位相を逆転させてステレオ効果を壊してあるものがある、外部SPを使っている場合、片方のSPケーブルを+、-入れ替えて繋ぐと正常に聴ける)

リュート音楽ではルネサンス、バロック期ともにこのポルタメントという奏法は知る限り楽譜に指示されたことは無く、当時の音楽趣味に合わない?あるいはポジション移動が音となって出てしまうのを良しとしなかったのか?ついでながら、ハーモニクスも使われない、音が裏返った失敗音、と見なされたのだろうか(リュートのための現代曲は別)。
バロックのリュートの大家S.L.ヴァイスの曲に"L'infidele"という組曲があり、ムード演歌にありそうな雰囲気が少しある?副題は今は「異邦人」と訳されるが以前は「不実な女」だった。
ポルタメントではないが、1曲目で滑らかな7連符が入るところが味である。
entree_201812201007227e9.jpg
weiss_201812200936180c2.jpg
you tube:Sylvius Leopold Weiss-Suite en La mineur-L'Infidele

一方、エレキギターでよく行うチョーキングという奏法は、フレット楽器特有で、押さえた弦をフレット上でぐっと横にずらし音程を上げる、
Guitar_bending.jpg
これはバロックluteでも行う、ただし大袈裟にはやらず、軽く音程を揺らす装飾ヴィヴラートの一種として使う。

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トランペットの楽しみⅢ  

ナチュラルtrpのための協奏曲は古典派期に入っても良い作品があり、親しみ易く高域の響きが魅力である、モーツァルトの父、レオポルトの協奏曲ニ長調もよく演奏される、音階を辿らずオクターヴ跳躍した高音が聴きどころ、N.エクルンドの澄み切ったナチュラルtrpは絶品、 
l moz trp you
you tube:Johann Georg Leopold Mozart. Trumpet Concerto in D major
J.ハイドンの弟、ミヒャエルも記録的な高域を用いた曲を書いている、同じく、エクルンドのtrpで、M.ハイドンの協奏曲No.2ハ長調、
m hay trp you
you tube:Michael Haydn - Trumpet Concerto No.2 in C-major
M.ハイドンはモーツァルト父子と同じザルツブルク大司教の宮廷楽団に同席しており、共通性がある、いずれもtrpらしい簡潔な旋律で書かれているが、これで十分に思える。

古典派後期になると、従来のtrpの不自由さを解決するキー・トランペットという楽器をtrp奏者のアントン・ヴァイディンガーが発明、管の途中に孔を空け、キーで開閉するという方式だ、
n key trp
これにより低域の音階も自由に出せるようになった。
J.ハイドンのtrp協奏曲で第1楽章始まりの音階はナチュラルtrpでは出せなかった、
20181208.jpg
第2楽章は半音階が多分に使われ、表情細やかな曲が演奏される、
hay trp 02
ただし、キーtrpは音を犠牲にしており、自然倍音以外の音は曇った音になる、これも独特の味わいかもしれない、
参考動画:フリーデマン・インマーのキーtrpによる、ハイドン、trp協奏曲変ホ長調
f i hay trp con you
you tube:Haydn: Trumpet Concerto in E flat, H.VIIe No.1 - 1. Allegro
しかし、この発明のおかげでハイドン、フンメルが貴重な名作を残すことになったのは幸いだった、ハイドンにとっては最後の管弦楽作品だそうで、それまで存在しなかった楽器のために発想してこれほどの曲を書くとは流石、

締めくくりにM.アンドレによる、ハイドンとフンメルのtrp協奏曲、
m a hay trp con you
you tube:ハイドン:トランペット協奏曲変ホ長調 M.アンドレ(tp)/シュタットルマイアー/ミュンヘン室内o
J.N.フンメルのほうはカラヤンとの共演、ここではBPOの厚いバックが効いている、
a k hu trp con you
you tube:Trumpet Concerto in E Major, WoO 1, S. 49 :
I. Allegro con spirito
II. Andante
III. Allegro molto

PS.ブラームスの時代には現代のようなバルヴ式trpは既にあったが、ブラームスはorch.作品において、昔ながらのナチュラルtrpを想定した書き方をしているそうだ、古典を尊重する人らしいというか^^

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トランペットの楽しみⅡ  

一昨日のⅠでは機構付のモダンtrpによる名演を取り上げた、バルヴ切り替えで管の長さを変え、演奏力を高めた近代のtrpも良いが、本日Ⅱとする昔のナチュラルtrpは、荒々しさを伴う透明感と、室内的柔らかさもあるところが魅力だ。 
なお現代ではナチュラル管を基本に正確な音程を得るため、音程補正孔が設けられた楽器が主に使われる、今回はこれも含めてナチュラルtrp(古楽器)とする、
n trp
ナチュラル・トランペット 補正孔(ベントホール)付き
最も初期に聴いたナチュラルtrpは1965年録音のアルヒーフ盤、エドワード・タールの演奏で、A.ヴェンツィンガー率いるバーゼル・スコラ・カントルムによる、テレマンのターフェルムジーク第2集の序曲だった、
tele ta 01tele ta 02
室内的に柔らかに演奏されるtrpと、バロックobが近似した音色で区別に迷うほどよく溶け合うのが意外だった、
参考動画はWillam Wrothのtrpと、ムジカ・アムフィオンによる2003年の録音だが、古楽奏法が進歩した演奏で、前述の近似した響きもよくわかる、
tele ta you 01
you tube:G.P.Telemann. Tafelmusik. VII Ouverture Suite in D major. TWV 55:D1
フランス風序曲のスタイルで聴き応えがある、

次にテレマンのtrp協奏曲ニ長調で、ナチュラルtrpによる珠玉の演奏と言えるニクラス・エクルンドのアルバムから、
tele trp con you
ニクラス・エクルンド:バロックtrp
ニルスーエリック・スパルブ指揮
ドロットニングホルム・バロック・アンサンブル(1995年)

you tube:Telemann - Trumpet Concerto No 1 in D Major - Adagio (1)
*続く楽章も順に再々される、
trpが休む第3楽章も好きな楽章だ、

ここでテレマンと同時代、高い人気があった、クリストフ・グラウプナーのtrp協奏曲を挙げる、trpソロは簡潔に書かれているが、響きの楽しみどころを押さえている、
c g trp con you
you tube:Graupner - Concerto a clarino, 2 vn, va e cemb in D major GWV 308

バッハにはtrpの高度な曲があるが、ライプツィヒの楽士でtrpの名人だった、ゴットフリート・ライヒェ(1667-1734年)が担当したそうだ、
Gottfried Reiche
ゴットフリート・ライヒェ(trpはカタツムリ型)
カンタータ「全地よ、神に向かいて歓呼せよ」 BWV.51では、ソプラノとtrpのソロが高度な技巧で魅了する、
bwv51 you
you tube:J. S. Bach. Cantata "Jauchzet Gott in allen Landen" BWV 51.
*trpは第1曲「アリア」と終曲「ハレルヤ」で演奏する

最後は一昨日紹介した、J=F.マドゥフのtrpによるテレマンの序曲と組曲ニ長調、これもフランス風序曲に始まる、
真正なナチュラルtrp(補正孔なし)の響きでバロック期にタイムスリップできる、
tele ov trp you
you tube:Ouverture-suite in D Major, TWV 55:D7: I. Ouverture

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トランペットの楽しみⅠ  

昨日、トランペットの話も書いたところで・・
トランペットは吹いたことないけど、物心ついた頃から、ラジオ等から聞こえていた、
バロック期のtrpやhornの曲で、誰の何という曲かも知らず、その輝きのある響きに引き付けられていた、ヴァイオリンなどと違い自由な音程を取れず、自然倍音で構成される明快な旋律が逆に魅力だったと思う。
1950年代から、バロック音楽の復興は始まっていたが、奏法的には現代流にやるしかなかった、その後は古楽奏法も研究され、現在に至っている。
'50年代、trpの高音域を巧みに使う名人級のバロック作品を演奏できる人がおらず、アドルフ・シェルバウムというtrp奏者が、初めて見事に演奏した先駆者だった、Brandenburg ConのNo.2が吹けるのもこの人だけだったそうだ。
a s bwv1047 you
you tube:Brandenburgisches Konzert Nr. 2, F-dur, BWV 1047

あのモーリス・アンドレがtrp奏者を目指したのもシェルバウムの演奏に触発されて、と聞く、確かにクラシック界のtrp奏者で目標とする人はこの人しかいなかっただろう。
やがてM.アンドレは「trpを吹くために生まれてきた」と言われる存在になった、trpを木管の名手みたいに吹くのは驚異的だった。
これはカラヤンとの一度だけの共演、
m a tele you
you tube:Maurice Andre Telemann Trumpet Concerto in D
m a bwv1047 you
you tube:Brandenburg Concerto No. 2 in F Major, BWV 1047: III. Allegro assai

M.アンドレというハードルが出来ると続く奏者もレベルが上がっていく、アメリカのジェラード・シュワルツなど、柔らかで安定した音が素晴らしい、
g sch trp you
you tube:Trumpet Concerto in D Major, TWV 51:D7: II. Allegro

M.アンドレ最後の弟子である、スペイン出身のルベン・シメオが師にまったくひけをとらない天才、16歳で録音したアルバムの完成度の高さに驚く、なお、演奏スタイルは師を引き継ぐ部分と新時代的要素がある。
20171127.jpg
you tubeはちょっとだけ聴ける;
r s tele you
you tube:Georg Philipp Telemann: Trumpet Concerto (Ruben Simeo, trumpet) I

今日はモダン・trp編(ピストン操作付)だが、これも定型の楽器はなく、奏者の考案で様々なタイプが作られているようだ。-続く-

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