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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

腱鞘炎  

もう何十年も前;ギターをやっていた頃に、左手親指が腱鞘炎になった、押弦の困難な曲を無理して練習したからだろう、手術を受けた人もいるが、そうまでせずとも「弾けない曲」として切り捨てたほうがいい、
腱鞘炎は一度かかると一生付き合う事になる、痛みがおさまっても治ってはいない、悪化すると長引き、湿布など気休めにもならない; その後は「いけないな」と思ったら休むようにしている、ここ数日、調子よくないので3-4日弾くのは休むことにした。
 
リュートでは押弦で格闘するような事は少なくなったが、たくさーんあるペグを調弦するのに親指を酷使する; この11コースluteの場合、①コースのペグは他と離れているので、指の腹で握る形で廻せるが、
peg01_20200219090834d18.jpg
ほかのペグは間隔狭く並んでいるので、どうしても指先で摘まむ形になる、
peg02_20200219090835556.jpg
ざっと廻すときは大したことないが、調弦がぴたりのところで止めるのに結構力を使う;
20170218b_202002190913381fa.jpg
こんなペグ廻しも作ったが、あまり楽にならないし;直接ペグを持たないと微調整がし辛い;
peg mawashi
楽器を抱えて調弦すると左手ばかり使うので、楽器を下ろし、右手も使って調弦するなどしているが、右手だけで調弦するには・・
リュートの場合楽器を立て、まず正面向けて、左手で弦を弾きながら右手で片側を調弦、
次に裏向けて反対側も右手で調弦する、
11c lute
バロックギターは向きをかえず右手だけでいける、
DSCN7774_20200219091737acd.jpg
このやり方に慣れてみようかと・・?;

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クラシックguitar:編曲作品  

クラシックギターのレパートリーは何故かオリジナル曲よりも、オーケストラや鍵盤曲からの編曲ものに好きな曲が多い;それらはギターにこそ相応しいと思える味な曲がある、 
スペインで活躍した作曲家が多いが、古くはドメニコ・スカルラッティのチェンバロ・ソナタ、もともとギター音楽を意識した書法であるらしい、
D S guitar
Edoardo Catemario ( guitar)
you tube:Domenico Scarlatti - Guitar transcription
チェンバロではできない無段階な強弱、音色切り換えで表情豊かになる、

近代になるが、マヌエル・デ・ファリャのバレエ音楽も編曲される、お馴染み「三角帽子」より~粉屋の踊り
j w guitar 01
you tube:John Williams: Miller's Dance La Danse du Meunier (Manuel de Falla)
orch版を聴くと、ギター編曲してくれ、と言う感じ、
Manuel de Falla
you tube:Manuel de Falla - El sombrero de tres picos

また、L.ボッケリーニの「ファンダンゴ」は元々ギターを含む五重奏だが、ギターの二重奏編もよく演奏される、
bo fan 01
you tube:Duo Sempre - Introduction and Fandango, L. Boccherini
こちらはオリジナルの編成、
bo fan 02
you tube:Luigi Boccherini: Guitar Quintet No. 4 in D major "Fandango", G.448

最後にイサーク・アルベニスの曲、ピアノ作品から編曲され、とくに好きなのが、「グラナダ」、「コルドバ」など、ギター奏者がそれぞれに編曲する例が多い、ジョン・ウィリアムズの「コルドバ」の編曲がいい、
20150908205127ecd_20171224230242f1a_2020011409414719a.jpg
you tube:John Williams | Córdoba | Isaac Albéniz
鍵盤ではできない音色の変化や特殊奏法が効果をあげている。
こちらは原曲のピアノ版
I A co
you tube:Córdoba, Albéniz, Alicia de Larrocha

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バロックlute曲の分析  

リュートで今、取り組んでいるのはエザイアス・ロイスナーのヘ長調組曲、ロイスナーはフレンチ・バロックの流れを継ぎ、内面的な趣きで、明朗なイタリア作品と対称的だが、これがd-moll調弦のバロックluteに相応しい音楽といえる。
e reusner
曲集の表紙
バロックlute曲は鍵盤曲のように多声には書かれておらず、一見して和音構成の解りづらいところがあり、音数が少ない故の難しさだ、この少ない音で豊かに聴かせないといけない;
わかりやすい作曲家もあるが、ロイスナーは転調の多い結構凝った書き方のようだ;
たまに五線譜にざっと書きだしてみることがある、
tab r
リュートの上声はギターと同じく実音で書くと結構低い音域になり、二段譜にすると上段と下段を行き来するようなラインになり、ちょっと見辛いが;構成を捉える助けになる、もし内声を加えたらどんな和音になるかわかりやすい、
前拍の音が残って次の音と重なってある和音になっているとか、和声が変わったので、前拍の音は止めないといけない・・など、このへんはタブラチュアだけでは明示しにくい、
実際、五線譜に移す際、上声なのか、分離した内声か、はたまたバスラインか?迷う部分もあるが(バスラインは結構跳躍する)、よく把握しないといけない;
11c lute
親指で弾くバスと他の指で弾く上声、それぞれ音楽的に流れるよう、独立した指のコントロールが要る、音量が小さい故に強弱表現はその前後関係をうまく図らないとといけないし、少ない音1つ1つに集中力が要る。
【技術的練習=指の機械的コントロール】に陥ってしまいそうだが、「こう弾きたい」という音楽が頭にあって、そうなるように指が自然に動かないといけない;

当曲はだれもレコーディングしていないので、代わりにロイスナーのト短調組曲を、
*接近マイクでボリューム感が増強されているが、生で聴くリュートはずっと軽やかである、
reudner you
William Waters (Lute)
you tube:Esaias Reusner - 5. Suite en Sol menor:
*低い音域で和音を鳴らす所がある、これはガット弦を用いると味わい深く響くのだが^^

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不均等奏法  

バロック音楽に親しむ方はよくご存じのことだが、当時はいちいち楽譜には書かない演奏習慣が多々あって、現代の奏者も研究に基づき、用いるようになった。それらは曲に活気、気品、心地よさなど与えるもので、音楽センスの要素である、
楽譜の音価を伸縮させる奏法は多いが、その1つにイネガル奏法がある、 
(notes inégales:不均等な奏法)
同じ音価が並ぶ場合、強拍をやや長めに、弱拍をやや短めに弾いたりする、お馴染みペツォールトのメヌエット(BWV Anh.114)で聴くとこのように、
anh 114
演奏例:G.レオンハルト
G L cemb
you tube:Gustav Leonhardt BWV Anh. 114
音量の変化がつかないチェンバロ等では特に有効となる、小音量のリュートでも行なう。
ただし、長い音価やパッセージには摘要しない、どの程度の加減にするか、どこで用いるかはCase by caseで、型にはまらない。

また、付点リズムは強調する場合がある、付点はより長く伸ばされ、後の音は縮められる、
フランス風序曲の始まり、グラーヴェの部分は付点リズムだが、バッハの管弦楽組曲No.2を例にすると、
sc bwv1067
・・これじゃ解りづらいが;演奏例で比較すれば明白、
まず楽譜どおりに演奏しているパイヤールの演奏、
J F P
you tube:Bach, JS : Orchestral Suite No.2 in B minor BWV1067 : I Ouverture
付点を強調した初めての録音を聴かせたのはN.マリナーだったと思う、
N M bwv1067
you tube:Bach - Suite for Orchestra No.2 1st Mov. BWV 1067 (Neville Marriner, William Bennett)
しかし全般にはこの当時らしい感覚も残る、
そして最新の洗練された古楽、Zefiroの演奏
Zefiro bwv1067
you tube:Ouverture [No. 2] in B Minor, BWV 1067: I. Ouverture

この付点の強調などは古典派以後も効果的に行なわれる、交響曲や序曲の序奏部が付点リズムの曲があるが、フランス風序曲の影響もある、モーツァルトのSym No.39 第1楽章の序奏部を例に挙げる、
まずは楽譜どおりにリズムをとったK.ベームの演奏、
K B moz s39
you tube:Mozart: Symphony No. 39 in E-Flat Major, K. 543 - 1. Adagio - Allegro
老舗のオーダーメイド・スーツみたいな?かちっと整いきった演奏もわるくない^^
次のC.アバドは付点を伸ばしたピリオド・スタイル、
abbado moz s39
you tube:Mozart: Symphony No.39 In E Flat, K.543 - 1. Adagio - Allegro (Live)
序奏部に限らず全楽章が活き活き、心地よい楽しみに充たされる、
ほか、N.マリナー、N.アーノンクールなど早くからこのスタイルだ、
Marriner.jpg
you tube:Mozart Symphony No 39 K 543 E flat major Neville Marriner
N H moz s39
you tube:Harnoncourt conducts Mozart: Symphonies No. 39 - 41
演奏の数だけ楽しみがある、

PS.ネヴィル・マリナー(1924-2016)の演奏も改めて気に入った、マリナーは取上げた作曲家の数、録音数の多さにも驚く。
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条件反射  

勉強や仕事でPCを使いまくった世代はキーボードに十分慣れているだろう、逆に大抵はスマホで済ませてしまう若い世代はあまり慣れていないという。 
キーボードの数字は1から順に並んでいる、アルファベットは決まった位置に統一されているが順番はまったくランダムである、これはタイプライター時代から引き継がれているそうだ、
key b
カナ入力も使う人は少ないがやはり規則性はない、打つ確率から最も合理的な配置にしてあるのかと思っていたが、なぜこのように定まったのか諸説あり、実のところ不明らしい;
文字を打つ際、ここがA、ここがK、などと憶えようとせずとも打てている、訓練すればブラインドタッチも出来る。
しかし、白紙にキーの文字並びを書き出せと言われても、わからない、キーボードがあれば、ほぼ迷わず指が行くのが不思議に思うが、これも条件反射というやつか、

楽器の演奏でも慣れた楽器に条件反射が作られる、
鍵盤楽器のキーボードは音順であり、1オクターブで同じパターンが続くので、それだけは覚えやすいかもしれない、しかし曲自体は複雑に書かれる;
tastatur_detail.jpg
ギターなども大きなポジション移動でちらっと見るくらい、あとはほぼ手探りでいける、
リコーダーなど、クロスフィンガリングなど順番性のないややこしい押えもあるが、
rec_201910291130171c1.jpg
やっているうちに音符を見ただけで反射的にその押えになり、暗譜もしやすい、

リュートの場合、タブラチュアという奏法譜を用いるが、
tab_201910291130198c3.jpg
"目で譜を見る→そこに指が行く"というのが一連の神経の手順になっていて、指先はギター同様手探りに近い、他の楽器なら既に暗譜している頃でも、必ず目で譜を追うところが違うが、反射的にやっているのは変わりないだろう、もちろん練習の始めはいろいろ考える;

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お復習いしなきゃ;  

去年は自治会役員をやって、今頃は夏の疲れがどっと出ていた頃だ、1日に早朝、午後、夜と出かける日もあった;ほんとに田舎の自治会はやる事が多過ぎで人材はない、毎年恒例の行事だから・・と言って無理が来ている、自分に権限があれば大幅に簡略化するのだが、古い慣わしに拘る人もいる、体調も崩したし、楽器はブランクの年になった、
今年6月頃からやっと立ち直ってレッスンを再開している、 
006_20190919155040faa.jpg

次にやる曲は予定変更して、E.ロイスナーのヘ長調の組曲、
e r suite
これ誰もレコーディングしていないらしく、良い感じの曲で楽しみ、
・・はいいけど;新しい曲に必死で、過去にやった曲のお復習いができていない;いつでも大方弾けるレパートリーを作っておきたい、と思う今日この頃、全部は無理にしても。
S.L.ヴァイスの曲だけでも、ここ数年で何曲かやったが、ソナタ「L'infidele」も、1年弾かないとだいぶ忘れている、
1曲目アントレ後半に出てくる7連符も
weiss 01
指順は覚えているがぎこちない;終曲のペーザンヌも決めた運指どおりきっちり弾けないと、まるで駄目;この曲もうまく弾けるかどうかの秘訣が随所にある、しかし1年くらいならまだコツを思い出せるのでこれは押えておきたい。
L'infideleはこんな曲、you tubeから、ミシェル・カルダンの演奏を挙げる、
全曲、順に再生される
m c weiss you
you tube:Sonata No. 23 in A Minor, WeissSW 29 "L'infidele": I. Entree
なお、L'infideleはドレスデン、ロンドンの両写本に入っているが、ロンドン写本には転記ミスがあり、5曲目ミュゼットの後半、46小節が55小節の位置にワープしている(転記は助手が行なっている);こんな間違え方するだろうか?って思うのだが、
musette.jpg
O.M.ドンボアが弾いているのはこの状態で、M.カルダンは正しく直して弾いている、しかし、ヴァイスは不思議な書き方が多いので、あえてこうしたのか、とも思えて紛らわしい;

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バロックギターの通奏低音  

クラシックの世界でも近頃は趣向を凝らしたパフォーマンスが見らるが、ブレーメン・バロックOのそれはセンスが良く、音楽的だ。
まずはヴィヴァルディの弦楽のための協奏曲を、
始めにギター奏者が出てきて、チェロ、チェンバロが加わり通奏低音楽器がパッサカリア風に導入、全奏者が出てきて本曲に入る、楽曲を二倍楽しませるようだ。
b b 01
you tube:A. Vivaldi: Concerto for strings in G minor, RV 157 - Bremer Barockorchester, Ryo Terakado
次はテレマンのトラヴェルソとリコーダーのための協奏曲、
b b 02
you tube:G.Ph. Telemann: Concerto for Traverso and Recorder in E minor, TWV 52:e1 - Bremer Barockorchester
以上両曲にギターが入るが、バロック期にはイタリア、スペイン、フランスなどラテン諸国ではギターが持て囃された一方、バッハやテレマンが活躍したドイツには普及しなかったそうだ、よってヴィヴァルディの曲では"歴史的"になるが、テレマンはそうではない?
しかし現代の演奏ではテレマンの曲でバロックギターが使われる例をよく見かける、テレマンは若い頃、フランス、イタリア、ポーランドの民族音楽に触れ、これはいけると思ったのか、それらを作風に取り入れている、舞曲や急速で快活な楽章ではギターのラスゲアートがツボを得たように合うのである、音量のある楽器ではないので騒がしくならない、
この演奏でも終楽章でギターに持ち替えている、
TWV 42 a4 you
you tube:G.Ph.Telemann - Trio Sonata in a minor for recorder, violin and basso continuo, TWV 42:a4
バロックギターはこのように調弦される例があるが、広い低音域を持つ楽器ではない、
b guitar tu
b guitar 03
②の張り方
b guitar 02
それでも通奏低音楽器の一員で、役割の一つである和声を担当する、調弦の基本は今のギターと同じく、Eチューニングで♭の多くつく調は苦手になる、Gチューニングのアーチluteは♭系に対応しやすいので、楽章によって調が変ると奏者は持ち替えるか、休む^^
a lute tu
al1.jpg
アーチlute

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運指決め  

指板をもつ弦楽器は同音を別の弦とポジションでも出すことが出来る(音色は変化する)、
複数の声部を弾く弦楽器はこれが煩雑なところだ。
20190405.jpg

クラシックギターの楽譜は五線譜で書かれ、音を指定してあるのみで、使う弦とポジションは特定されていない、奏者が判断する必要があり、特に難しいところをどうクリアするか、詰め将棋にも似た問題解決が必要になる、初心者の練習曲などには細かく運指が書き込まれる、
各記号は、
弦:①~⑥
左手:人差し指から、1 2 3 4(開放弦は 0 )
右手:親指から、p i m a

M C etu
M.カルカッシ:練習曲

リュートの場合、使う弦とポジションはリュート譜(タブラチュア)そのものが表しており、半分は解決済み、あとはどの指を使って押弦、弾弦を行うかの判断だけ、オリジナル譜にもその運指が書かれた例が見られる、
20180407.jpg
バロックluteの指板表
指の各記号は、
左手:人差し指から、1 2 3 4
右手:親指から、 ・ ‥ ∴

しかしバロックluteはあっちこっちの弦を弾くので、どの指でやるか綿密に手順を組まないと流れよく弾くのが難しくなる、右手は同じ指の連続使用を避ける、
下は自分で書き込んだ運指例、
20160806.jpg
自然に具合良い指使いになる所は何も書かなくてよいが、とりあえず決めて練習、まずい箇所は修正して、何度弾いても同じ運指になるよう練習する、この点はギターも同じだろう。

今村泰典氏のリュートによるバッハ、BWV997のジーグとドゥーブル、
じつに心地よいジーグだが、後半がそのドゥーブル(音価を細かくした変奏)、非常に難しい曲で入念な運指設定が必須となる。
imamura BWV997
you tube:Suite in C minor BWV 997, IV Gigue-double

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絶対音感とは  

CDには時間もデータとして入っており、再生速度は正確だが、回転速度が正しくないレコードプレーヤーなど絶対音感をもつ人には狂ったピッチで聴けたものではないのだろうか、
絶対音感をもつ人の身になってみないと本当にわからないが、これが音楽をやる上で有利なことも多いが弊害となることもあるそうだ。うちの長男もピアノを習った際、ある程度音高が頭に定着したようだが、べつに必要があってやってはいない。
【移調楽器や現在の基準音(A=440~442)に設定されていない楽器(古楽器等)を演奏する場合、出ている音と譜面の音が一致していないと感じて、演奏に抵抗を感じることがある、
なお現代の標準ピッチ:A=440Hzは1939年、ISA(万国規格統一協会国際会議)で決まった・・Wikipedia】
 
仮にA=440~442hzを基準に音高が脳に定着しているとして、標準ピッチ(440)、バロックピッチ(415)、ヴェルサイユピッチ(392)を比較してみる、
A= Hz
線でつないだ音高はほぼ一致する
表左の現代の標準ピッチでヘ長調で演奏すればそのとおりに聞こえる、約半音低いバロックピッチA=415hzで演奏したらホ長調に聞こえ、さらに半音低いヴェルサイユピッチA=392hzで演奏すれば変ホ長調に聞こえる・・ということか、
F E Es
ただし本人が標準ピッチでない楽器を演奏しようとすると、記された音符と出てくる音が違い、抵抗があるのかもしれない。
上記のバロックピッチやヴェルサイユピッチは現代における古楽のための便宜的な標準ピッチと言えるもので、これらは現代ピッチに対しおよそ半音単位でずれている。この半音単位からも外れる自由なピッチ(A=400とか、A=430とか)はどの音高にも該当しないピッチになる。バロック期など、国際的な標準ピッチが定まっていなかった頃は国や地方により、まちまちだったそうだ、残されたオリジナルの管楽器等から探れるだろう、

リュートのような独奏の多い弦楽器は自由なピッチで手持ちの楽器が最も鳴りやすい音高(又はテンション)に合わせるのが理に叶っており、現代でも任意のピッチを選ぶ奏者がいる、たぶん絶対音感は持たない人だろう、しかし聴き手の中に絶対音感のある人がいたら、何調にも当らない狂った音高なのだろうか。
7c lute02

orch.の総譜にはクラリネット、ホルンなど実音ではなく、演奏に都合よく移調して書かれたパートがある、またバッハの無伴奏vc組曲では変則調弦の曲があり、楽譜は実音ではなく、通常調弦だった場合の弦上のポジションを示す書き方がされている、歴史的にはそれで不都合な人はいなかったということか、
あのモーツァルトも相対音感はあったが絶対音感は持たなかったと言われる、国際標準のなかった当時、各国を演奏旅行して、そりゃ持ちようがなかったと思うが。

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オクターヴ跳躍 <追記あり>  

楽曲の旋律を聴いていて、オクターヴ上がる跳躍は伸びやかで心地よい、またオクターヴ下がる所は懐深く感じさせて、安定感がある、
"跳躍"という言葉は上に上がる意味なので、大きく下がるのは"急降下"になるだろうか、
 
oct.上げて高域へ跳躍するのは器楽でも声楽でも聴かせどころ、よく取り上げるトランペット作品ではそういう魅力で攻めてくる
201812081005244cb_20190110090242913.jpg
you tube:Michael Haydn - Trumpet Concerto No.2 in C-major
楽器の音域の都合で上げ下げを余儀なくされることもある、オーボエ属(ダブルリード)の楽器は広い音域を取るのが難しいようで、オクターブ移動がよく行われる、
雅楽の篳篥(ひちりき)も高い方へ行けなくて(あるいは甲高い音を避けて)、oct.下げる、寄り添って吹く龍笛(りゅうてき)は余裕なので上に昇る、ただし区切りのよいところで下がる、越天楽の主旋律を聴いているとわかる。
etenraku you
you tube:Japon | Gagaku [1987, Full Album]
これと同様のことが古典派の管弦楽でも見られる、モーツァルトのSym No.36「リンツ」メヌエットのトリオ[14]、このままvnと平行して行くとobは出せない低域に至るので、結構早い段階でoct.上げている、裏拍で上げると不自然さが減る。
moz sc03 09
you tube:Mozart - Symphony No. 36, K. 425 "Linz"

PS.そういえばハイドンのSym No.87ではメヌエットのトリオ後半でobの難しい高音を聴かせるところがあった、跳躍ではないが;
sym 87 sc03 53
you tube:Haydn Symphony No 87 A minor, Antal Dorati 3rd(trio)

バロックのバス旋律は終止の前にoct.下げる動きを語尾の決まりのように行う、
handel_20190110090246a84.jpg
ヘンデル:リコーダー・ソナタ変ロ長調 HWV377より
you tube:Handel. Recorder Sonata B flat major, HWV 377
バロックluteのバス弦が増えたのもこうした低音の大きな動きを可能にした結果と思われる。
13c lute
またバロックではバス旋律が高い方に昇っていく場面がある、そこは高揚、緊張のところで勝手にオクターブ下げたりしてはいけない。

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