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Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

成果のあがる練習を  

暮れからしばらく、左手人差し指の横が腫れてしまい練習を休んだが、やや治まって昨日、弾き始めをした、まだちょっと良くないかな、
長年リュートをやっているが、どうも非効率でまずい練習癖がついてしまっている、
人が演奏するのを聴いて、「ここはいい、ここはもうちょっと・・」などといくらでも注文は付くが、いざ自分が弾くとなると「ここは難しいんだから」とか甘い自己弁護意識が・・^^;聴く側に立ったら絶対まずい、
gt_202101041053363a2.jpg
ほんの短い曲でも注意点は縦横無尽にあるが;音楽を最後まで上手く奏でるのは「はやぶさ2」を操るみたいなミッションではない、
機械的な積み上げで、ここをこうすれば、こういう結果が出る、という音楽とは外れた頭と体の使い方になってきて、ここは60%の強さで、ここは80%で・・などど計測的に実行しようとして、そのとおりできないと「ああマズい」と止まって弾き直す悪い癖、
下手すると頭が煮詰まって、今何をしようとしているのか、音楽そのものを見失う;
何事も律儀な日本人が陥りやすい、音楽と技術を分離してはいけない、
この曲はこういう事を語ろうとしている、というのを頭で掴んで、それを聴く人に伝わるように通して弾いてみるのが自然で当り前、
ciacona.jpg
思い通り弾けているかどうか感知して、フレーズの区切りのよい所から再度弾いて修正する、 大事なのは、ゆっくり指の確実な動きを頭にインプットしながら、同時に音楽を感じながら、ジーグなら、1拍目にウェイトがくるジーグらしい心地よさを出しながら、
gig.jpg
ただし、以上は左手、右手とも合理的な運指を入念に決めてからの事である、
これも楽しい準備と思って・・;
tab 01
せっかく練習するなら、進歩のある練習を心がけたい。
11c lute

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ダブルタンギング,フィゲタ  

小学校でよく吹いたリコーダーだが、バロックの曲では音を明確に素早く区切って演奏している、あれはどうやって吹くのだろう、と思ったが口の中で「tu ku tu ku」と発音する舌の動きで行なうダブルタンギングだった、これはフィンガリングとぴたり合せるのが練習どころ、
一瞬フィンガリングが先に成されていないといけない;しかし小学校ではそんな奏法は習わず「tu tu」だけだった、そこまで難しい曲はやらないせいか、 
takeyama rec
リコーダーといえばテレマンが得意な楽器で数多く書いている、
tele r g con you
you tube:Telemann - Concerto for Recorder , Viola da gamba in a minor, II. Allegro
ダブルタンギングは当然リコーダー以外の管楽器でも用いられる、

細かく区切るトレモロやパッセージは弓弦楽器なら弓の往復で容易にできる、
マンドリンやピックを使うギターでもピックの往復で弾弦すればいい、
ルネサンスluteでは親指と人差し指を交互に使って弾く、フィゲタという奏法がある、親指と人差し指は「押す、返す」の位置関係なので実に具合が良い、必ず強拍に親指、裏拍に人差し指を使う、
Etude.jpg
フィゲタの練習曲、・印は人差し指、あとはすべて親指、
これも左手の押弦とタイミングを合せるのが練習どころ;これをやらないとルネサンスluteはまったく弾けないほど基本の奏法である、
lute you
you tube:John Johnson - Ground - Alejandro Sosa

過去、ギターをやっていた頃、筆者は中指と人差し指(m,i)の交互が速く動かないのが致命的だった;あのF.ソルの「魔笛の主題による変奏曲」でも下譜のパッセージが弾けないのである、
そこでルネサンスluteをヒントに親指と人差し指(p,i)の交互で弾いた、
sor moz
実際、19世紀ギターの時代にもこの弾き方はあったようだ、まあ弾くためにはあらゆる手段を考えたことだろう。
19世紀ギターによる、ソルのグランソロ、
g solo sor you
you tube:Cecilio Perera - Grand Solo / Fernando Sor
やはりこの楽器の鳴り方は音楽的で耳に馴染み、完成度を感じる、半分管楽器のような、胴内の空気が鳴る感じが心地よい。

トレモロが一番やり辛そうなのは鍵盤楽器、octを交互に使う奏法もありだが、同鍵を連続して素早く弾くのは難しそう、数本の指を順に入れ替えて打鍵する方法がある、グランドピアノは素早く次のスタンバイができる構造になっているが、クラヴィコードは自然落下に任せるので、速いと追いつかないかも?しれない、

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Orchestra:モダン と ピリオド  

カラヤンが数回録音してきたベートーヴェン交響曲全集はいつもながら弦楽が強めの基調で、「英雄」の始まりなど全楽器が一丸となって響く、カラヤンは録音技術にも深く関わっていたので、これがベストなのだろう、量感を持たせパワフルな車のような機動力でぐいぐい進む、他の演奏では聴けない痛快さでもある、
kara be s3 you
you tube:Beethoven: Symphony No.3 In E Flat, Op.55 -"Eroica" - 1. Allegro con brio
同時代、対極に聞こえるのが東のスウィトナーで「英雄」の演奏でも悠々とした木管の響きに「田園」のような長閑さも感じる、モダンorch同士でも演奏でかなりの違いが出る、
新時代の代表でS.ラトル、VPOの演奏でも最適なバランスを大切にしている、
s r be s3 you
you tube:Sir Simon Rattle - Beethoven - Symphony No. 3 Mov. I

ざっとモダンorchと古楽器orchのエネルギーバランスをイメージ化すると、こんな感じに思える(弦の人数も関係するだろう)、
Modern orchestra
Period Orchestra
金管や打楽器は音楽にダイナミズムを付ける役割が多いが、モダンorchは弦楽がパワーアップして、演奏(録音)によっては相対的に「ここぞ」という所の鋭い対比、パンチが埋もれぎみで、全体が丸まって聞こえる、しかし古楽器orchの場合、木管の存在感も強く、金管、打楽器はガツンと飛び出す、かといって弦楽が弱く聴きづらいわけでもない、それぞれ音色が違うので分離して聞こえてくる、ヴィヴラートを使わない弦は和声が鮮やかになる、
例として古楽器orchのJaap Ter Linden指揮、Mozart Akademie Amsterdamによる、モーツァルトSym No.36「リンツ」
j t lin moz s36 you
you tube:Symphony No. 36 in C Major, K. 425: I. Adagio - Allegro con spirito

同様にハイドンもベートーヴェンもこのバランスを想定して曲を書いているのは歴史的事実、
ハイドンのSym No.103「太鼓連打」も比較してみる、
モダンはチェリビダッケ、古楽器はB.ヴァイル
Celibi hay s103 you
you tube:ハイドン: 交響曲 第103番「太鼓連打」変ホ長調 Hob.Ⅰ-103 チェリビダッケ 1993
b we hay s103 you
you tube:Symphony No. 103 in E-Flat Major, Hob. I:103 "Drum Roll": I. Adagio - Allegro con spirito (Live)

コンチェルトでもソロ楽器、orchとも古楽器でバランスが取れる、モーツァルトはフォルテピアノの軽やかに転がるような音とorchを合せている、音量が小さい分、集中させられる、短調のfp協奏曲No.24でも、古楽器orchのほうがより鋭く、緊迫感が出てくる、
モダンはW.ケンプ、古楽器はブラウティハム、
moz pf con w k you
you tube:モーツァルト ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K 491 ケンプ/ライトナー指揮 Mozart Piano Concert No.24
BRAUT moz pf con 24 you
you tube:MOZART PIANO CONCERTO NO 24 K 491 IN C MINOR BRAUTIGAM DIE KOLNER AKADEMIE WILLENS
うまく例えられないが、モダンは聴きやすく下ごしらえされた響き、古楽器は野性味を残した響き?そこが聴く人の馴染みやすさの違いかもしれない。

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バロックリュートの装飾 (更新)【追記あり】  

今、レッスン中のE.ロイスナーの組曲はあと少し、最後のジーグが良い曲だが難しい;
次にやる予定は作者不詳の難易度の易しい曲で基本をやり直すことになったが、並行して自習したいのが、ロベール・ド・ヴィゼのニ短調組曲である、ヴェルサイユ楽派のスタイルで独特の気品が魅力。知る限り、誰もレコーディングしていない?のが狙い目^^ 
visse tab
バレエが好きだったルイ14世の姿も一緒に浮かぶような、
【追記】CDではないが、you tubeにこの曲のRob MacKillopによる演奏が挙がっていた、
visee lute d moll you
you tube:Suite in Dm for lute - Robert de Visee - Rob MacKillop
期待どおり良い曲v (誰か弾くだろう・・)
通常、複弦に張るリュートをシングルに張っていて、テオルボの雰囲気が出ている・・
ジャーマンテオルボをシングルに張ればもっと雰囲気出るかも^^

*当時、フランスのリュート曲はパリ楽派のスティル・ブリゼ(ブロークン・スタイル)という、旋律線を分散させ、リュートに相応しい書法が主流だったが、ヴィゼは主旋律とバスの流れを崩さない書法だった、よってリュートやテオルボ等の作品は旋律楽器と通奏低音のための曲としても編曲された。

バロック楽器をやる魅力は様々な装飾音である、やるからには音楽の流れにさらりと溶け込まないといけない;その前に曲そのものの構成、和声などを理解して、適切な装飾を行うのが重要。バロック期の決まりで、装飾の開始は該当音の拍の頭からで、前拍内から前倒しで始めることはしない。

トリル:どんな楽器でも共通だが、リュートは余韻の音にかけるので、指の押えと離しの際に軽くエネルギーを補充する、力を入れ過ぎず、小さな動きで、~~~と滑らかに入れる声楽的なトリルであり、チェンバロの粒立った音は意識しない。

モルデント:通常、同じ弦上で行なうが、バロックリュート独特のやり方もある、
sc01_20160224213304f22.jpg
②のように2本のコースを使い、先に弾いた音を残し、次の弦が一時不協和に響き、同音に重なる、これが雅び、軽くきれいに弾く。
あと、不協和音を先に鳴らし、スラーで和声音に落ち着く内声のアッポジャトゥーラなども、上述のモルデントと同じ技法で使うと良い。
sc03_201602242214374de.jpg

装飾ヴィブラート:バロックluteは通常ノンヴィブラートだが、印象付けたい音を適切に揺らして装飾的にヴィブラートを使う、他の弦楽器と同様にネックと水平方向に押さえた指を揺らす方法と、ネックと直角方向にフレット上でずらす方法とある。揺らし方もその場に適したように、数回揺らしたり、1回(ひと山)揺らすだけが良い場合も・・
sc03_201602242118293f6.jpg
一瞬の憂いのようでこれはフレンチの曲などハマる、

ほか、簡潔な旋律に経過句を加えたり・・何もやらないほうが良い場合もあり、
生かすも殺すもセンスにかかってくる^^;
11c lute m c

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楽器のノイズ  

生楽器なら何でも、ノイズに類する音が発生すると思う、管楽器ならヒュっと風が吹き込む音、弦楽器は振動する弦に触れたときの音、それが楽器の特徴でもあり、曲によってそのノイズが効果を生むこともあるが、どの楽器も"聴く価値のある音"に苦心されるだろう、
リュートの場合、楽器としての音量が小さいうえに、ノイズは一人前に出るのである;
11c lute
左手の押弦不全によるビリつき、余計な弦に触れて発する音、右手の弾弦のまずさなど、原因は多々あり、楽器の弦高など最適に調整するのも必須、
ちょっと愚痴めいた話になるが、今、四苦八苦して練習している、E.ロイスナーの組曲はフレンチ系で、こうした曲はノイズに埋もれると弾く意味がまったくない;
(ノイズより小さな音が表現の範囲になる)
因みに譜例の縦に「---」が書いてあるところは軽いラスゲアートを示す、
sara.jpg
サラバンドより
gigue_20200909102441110.jpg
ジーグより
ここは人差し指で上方向又は下方向に軽く掻き鳴らすのだが、たくさんある弦のうち、2~4本だけを捕え、バランスよく柔らかく鳴らすのはひじょうに難しい、余計な弦まで弾けばノイズになる、その余計な弦は左手を触れて鳴らないようにするなど工夫するが・・これも注意点のほんの一つである;

時折、このホプキンソン・スミスなど演奏を聴いて、耳を肥やすようにしている、
h s lute gallot
ジャック・ガロの曲集で同系のフレンチ作品だが、ノイズレスで音楽が溢れている、
h s gallot you
you tube:Pièces de Luth. Jacques de Gallot (1625 - 1696)
このように弾くには精密なテクニックと集中が要るだろう、フレンチには鳴りやすい高音弦を使わず、中低音域で和音の味わいを聴かせる曲もある、これにも細心の音作りが必要で、バロックリュートとはこういうものだ、と取り組んだだけ良い練習になる。

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リュート:立奏で練習  

こう暑いと気怠く、楽器を練習し始める、までに気力が必要;
 
ギターをやっていた頃、始めは左足を足台に乗せる一般的なやり方だったが、楽器と体が縛り付けられたような姿勢で疲れやすかった、左膝を高くするってのがどうもよくない;その後は楽器に取り付けるギターレストを使い、だいぶ楽になった、
Guitar rest
挟みつけ部分にビニル材が巻いてあったが、楽器にへばり付いて塗装を痛める、コルク板に替えると良いと思う、

リュートではストラップで肩に掛け、椅子の高さによっては右足を低い足台に乗せるが、右足の場合は姿勢的に苦ではない、体はかなり自由で楽である、
11c lute a
ashidai02.jpg
リュートは背が丸いので楽器がツルンと上向いてきて安定しにくい、座って弾くときは右膝に滑り止めを乗せているが、立奏のときはこれを胸と楽器の間に挟めば何とかなる、滑り止めシートは百円ショップにもあるが、効果が弱いタイプが多い、
sheet 2
薄くて、ねちっとズレない良材を見つけた、
Non-slip sheet
埃が付着すると効果が鈍るが洗うと元に戻るv
剥がし易い両面テープで弾くときだけ楽器の背に貼ってもよい、

ヴァイオリンや管楽器など大抵ソリストは立奏だが、リュートやバロックギター、19世紀ギターも立奏する人がけっこうある、
弦楽器は息は使わないが、立奏は深く呼吸ができ、座奏の上半身だけより、体全体が自由に動いて(一歩踏み出したり^^)、音楽的に集中できる感覚がある(気のせいか)、同じ姿勢を続けると体が凝ってくるがそれも緩和される、
先日来、癖になっている腰痛で練習を休んでいた、ひどい時は無理だが、軽ければ立奏で何とかいけそうv

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バロックluteの右手  

「しなやかにたわむ」と言ったら、同義語を重ねたことになる?「撓る(しなる)」、「撓む(たわむ)」で漢字は同じ、日本語は表現が細やかで多様なのだろう、「枝もたわわに・・」もここからきている、撓々(しわしわ)、撓々(たわたわ)という言い方もある、
「指がしなやか」、「稲穂がたわわ」、は良いが、
inaho.jpg
「楽器がたわむ」は良くない^^;

さて、一昨日の続きになるが、バロックluteの右手について、筆者の場合をまとめてみた、
弦ヘのタッチについては既に書いたが、適切な弾弦角度にするのが難しい部分でもある、
lute_20200716105544a49_20200718093412432.jpg
バロックluteで13コースの場合、ブリッジ位置で両端の弦の間はこの楽器では147mmある、大抵の楽器はほぼ同じだろう、
13c lute
1コースあたりを弾きながら13コース付近を弾くのは手の開きを要して難しい、
右手の平は響板に対し並行にかなり近づけ、・~∴指は第2関節より先が主に動く、(小指は軽く響板に当てるが適宜離すこともある)
|指は真っ直ぐ伸ばし、第1関節も反らした状態に近いが、13コース付近まで行くと弦に掛かりにくくなるので、適度に第1関節を曲げて弾く(自然にそうなる)、

消音
バロックluteでは開放で弾く低音は必要に応じ消音を要する、和声内の音だとしても表現上、くっきり止めたほうが良い場合もある、それで節目、活気が出てくる。
バスの音階を順に下るときは|指は前の弦に触れて音は止まる、
上るときは何もしないと鳴ったままである、止め方としては、
right hand
よくやるのが写真の①、親指の側面から裏側あたりを弾いたあとに触れて止める、また最低音付近を弾いて次に6、7コースあたりに跳ぶとき、写真②のあたりで止めつつ、親指は上に持って行く手もある、
消音のために右手の態勢が大きく崩れてもいけないので、最小限の動きで止める工夫をする、左手の空いている指で触れてもよいし、消音動作も運指の一部としている、
ヴァイスのファンタジー後半の例で、こんなふうにやっている、
weiss f
①のCは一旦止めたい、親指の側面で止める、
②のFは音価より少し短く切りたい、Fを親指の腹で止め、そこから下のEにずらして弾く、
等々、その場ごとに工夫する、

PS.左手の話になるが、筆者は指が薄く、とくに1指と4指の先が狭い、
押弦不全でノイズが出やすいのが悩み;
left hand
弦は垂直に押えたいところ、片方が滑って逃げてしまう、4指でいきなりハイポジションを押えるときは両方逃げたりする;
yubisaki_20200718093418e7a.jpgyubisaki 2

良いアイデアはリュート弾きさんの間で情報をいただくと助かる^^

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常にアポヤンド  

ヴァイオリンの構造を見ると、ブリッジを介して常に弦の圧力が響板に掛かっており、効率よくエネルギーが伝わって豊かに鳴ると思う、バンジョーや三味線も同系だろう、 
b violin
ギターやリュートのブリッジが響板に接着されているのは何故なのか、これは一気に音に変換せず、余韻を長くするためだろうか、音響学的に詳しくはわからない;
b guitar

最新のギター奏法については詳しくないが、昔、ギターを習っていた頃、弾き方はアポヤンドとアルアイレの2種類で教わった、
guitar_202007161000029d6.jpg
図はおよそのイメージで、正確ではないと思うが、アポヤンドは隣の弦上で指を止め、弾く瞬間は弦を響板方向に押え込む角度になり豊かに鳴る、上述のヴァイオリンのように響板方向に圧力がかかる弾弦角度が効いているように思う、しかし隣の弦を止めてしまうので常に使える奏法ではない、
アルアイレは隣弦に触れないよう、弾弦時点から響板から離れる角度で弾いていたが、どうやっても軽い音しか出ない、あのA.セゴビアさえ、アルアイレでは急に軽くなる、

リュートを習いだしてからは、「隣弦には触れず、タッチそのものはアポヤンド角度で、」というのが課題になった、複弦の2本両方に触れ、押さえ込み加減に圧力を加え、鳴らしたあとは隣弦に触れずに戻す、
lute_20200716105544a49.jpg
という具合、こうしないと豊かで太さのある音にならない、
特にバロックluteでは鳴っている隣弦は響かせたまま、という場合が多いので隣に触れないのも重要、こういうアポヤンドタッチのアルアイレ?がギターにも可能であれば有効かと思う、
ついでに書くと左手で下降スラーを行なう際、弦を若干引っ掻きながら指を離すが、バロックluteではこれも隣弦に触れず、最小限に動かす必要が出てくる;

余談:昨日、生命進化の話を書いたが、人間の手は楽器を弾くのにも上手いこと出来ている、手に合わせて楽器が出来ているとも言えるが;右手はバスラインを弾く親指と上声を弾く他の指が対位していて^^
migite_20200716100003cab.jpg

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運指パズル  

リコーダーなど管楽器は指穴に対して使う指が決まっていると思うが、鍵盤や弦楽器はポジション移動も伴って運指を決める、楽譜が五線譜で書かれた鍵盤やギターの場合、奏者に任される部分が多いが難しい部分は指記号を補記する、各楽器の指記号(番号)は以下のとおり、 
鍵盤
keyboard_2020070512532851a.jpg
ギター(開放弦は"0"と記す)
lute (2)
リュート
lute (1)
*リュートは弾く弦とポジションは楽譜(タブラチュア)に明記されているので、指をどう使うかを決める、原則、弦の変更はタブーなのでそこが難しくもある;

運指なんて熟達した人は即座に判断でき、弾いてしまうのかもしれないが、筆者には弾けるかどうか運命の分かれ道である、パズルあるいは詰め将棋のようにじっくり考える;
同じ指の連続使用は基本として避け、左の指は指板上を順調に運んで行くような、前後関係の良い指決めをする、またバロックluteでは音階でもアルペッジョ的に弦が替わり、音を重ねる弾き方が多いので、
20170317_20200705093001267.jpg
弾弦する右の指も上手く交替になるように決める、何度弾いても同じ運指で動くように練習が必要、ときに通常は不合理な指使いのほうが繋がりがよくなる、
ヴァイスのソナタ"L'infidèle"をやったときも四苦八苦、とくにPaysaneがくせ者だった;
001_202007050954168ed.jpg
Paysane:後半から
消せるボールペンで何度も書き直した;細かく書いておくと時を経てまた弾くときに助かる。
*O.M.ドンボワの演奏でPaysane
you.jpg
you tube:Sylvius Leopold Weiss-Suite en La mineur-L'Infidèle

一人では気付かない目から鱗的な秘策もある、奏者間の情報が解決策になることもある;
siban02_20200705091210310.jpg

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楽譜の紙サイズ  

コピー用紙など、A3とかA4などA列は国際規格で、日本では美濃紙のサイズによる製本の伝統が残り、B4、B5など「JIS B列」のサイズも使われる、 
いずれも縦と横の長さ比率が(√2:1)になっていて、ちょうど長辺を折って半分に切っても縦横比は同じになり、端切れが生じないので製紙上も都合がよい、正方形の一辺を1とすると対角線は√2なので対角線の長さに一辺を延長すればよい、
√2

リュート弾きのための楽譜(タブラチュア)には製本された出版譜が殆どないので、画像やPDFデータを大抵はA4サイズの紙にプリントアウトして使う、
b l tab
紙面を節約するため、細かく詰め込んで銅版印刷された原譜のファクシミリ版もあるが、B5よりもサイズは小さく見づらい、
b g tab
これはA4に拡大コピーするとちょうど良い、とまあ、通常の書類に最も使われるのはA4だが、

演奏用に使われる楽譜(五線譜)にA4はいまいち小さいようで、出版楽譜もA4を一廻り、特に横幅を広めにしてある、そうでないと綴じ代もあるし楽譜部分の幅が短くなる、
sc bachsc a4
必要なページを(自分用に)コピーすることもあるが、冊子を開いた状態でA3で一発コピーしようとしても収まらない;

オーケストラなどのパート譜は1ページがB4に近いそうだ、オーケストラ用の広めの譜面台が使われる、譜めくりの頻度も少ないのがよいわけで、
orch Music stand
弦奏者は1つの楽譜を2人で見る、1人が譜めくりをするが、ペアごとにめくる位置が数小節ずれるように書いてあり、全員が同時にならないようにしてある。

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