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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

フルトヴェングラー:Brahms Sym No.3 (2枚)  

フルトヴェングラーのブラームス Sym No.3はだいぶ後になってから聴きだしたので、ちょっと新鮮な楽しみでもあった、いずれもorchはBPO、会場はティタニア・パラストで1949年と1954年のライヴ録音を聴き比べた、 
まず'49年から、
W F br s3 EMI
1949年12月18日 EMI
音質はわりと耳ざわりよく聴きやすい、
第1楽章、柔らかい響きで始め、常に流線美を描くタッチで、柔軟にエネルギーを操る、提示部を反復するが、一回目の余熱が残る感じで、単なる繰り返しではない、加速状態で展開部に入る、[77]からva, vcが第2主題を弾き、vn1, 2のシンコペーションがより躍動的、
sc01 77
例によって終結部はかなりテンションを上げ巻き込んで行く、
第2楽章、やはり柔軟なタッチ、cresc.で内声部もぐっと湧き上がり懐深い、
第3楽章、Allegrettoはやや速めのテンポで弱々しくならず、流線的に起伏を大きく持たせる、
終楽章、ゆっくり始めるが期待どおり破天荒な気合いに巻き込む、
W F br s3 49 you
you tube:Brahms, Symphony No. 3 Op, 90 - Furtwangler, live 1949 (complete)

続いて'54年、フルトヴェングラー晩年の録音、
W F br s3 DG
1954年4月27日 DG
音質はだいぶ鮮明になるが、鑑賞する分には大差ない、
第1楽章はじっくりした入り、提示部は反復しない、'49年と共通するところもあるが、端正な落着きも感じ、じりじりとクライマックスへ運ぶ、
第2楽章は弱奏で穏やかに始め、夢見心地に運ぶ、後半で深く引き込む、
第3楽章、弦のしなやかさが魅了する、ppに入るとぐっと弱奏で聴き手を引き込む、最後にテーマを熱く聴かせる、
終楽章、'49年と基盤は共通だが、いくらか落着き整えた感じ、秀演としてはこちらだろうか。
W F br s3 54 you
you tube:Brahms: Symphony No. 3, Furtwängler & BPO (1954)

PS.しかし、ブラームスはストレートに甘美だったり、大仰な旋律にしない一歩控えた感覚が飽きることなく良い、ドイツ的なのだろうか、チャイコフスキーとなるとちょっと苦手;好みの分かれるところか、
tsc sc01
チャイコフスキー Sym No.6より

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category: ブラームス

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フルトヴェングラー:Brahms Sym No.1(3枚)  

フルトヴェングラーがほぼ4か月の間に指揮した、ブラームスSym No.1で、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、北ドイツ放送響、3つのライヴを聴き比べる、時期を隔てない異なる演奏というのも興味深い、
長いので一度には聴けない;数日でぼちぼち聴いた、 

まず、DGから出ているBPO盤、
W F Br s1 BPO
ベルリン・フィルハーモニーO
1952年2月10日 ベルリン、ティタニア・パラストでのライヴだが、手元の盤はAM放送を聴くようなエッジの丸まった音質が惜しい(別の音盤には良いのがあると聞く)、少しボリュームは上げぎみで耳が慣れれば内容は聴ける、
*you tubeに挙っているこの音源のほうが明らかに良い!^^
W F Br s1 BPO you
you tube:Brahms: Symphony No. 1, Furtwängler & BPO (1952)

次がEMIから出ているVPO盤、
W F Br s1 VPO
ウィーン・フィルハーモニーO
1952年1月27日 ウィーン、ムジークフェライン・ザールのライヴ、こちらは熱気を感じるようなウォームサウンドで、SN比も良く各パートも細やかに聴ける、
W F Br s1 VPO you
you tube:ブラームス: 交響曲 第1番 ハ短調 作品68 フルトヴェングラー /VPO 1952

3つ目がtahra盤で、北ドイツ放送交響楽団(NDR) 
W F Br s1 NDR
北ドイツ放送交響楽団
1951年10月27日 ハンブルクでの録音とある、録音はこれが最もくっきりした印象で、金管やtimpも鋭く効いてくる、
W F Br s1 NDR you
you tube:Brahms - Symphony No.1 (recording of the Century : Wilhelm Furtwängler 1951)

それぞれ、楽章ごとの演奏時間を書きだしてみた、
BPO盤 ①14:40 ②10:39 ③5:20 ④17:06
VPO盤 ①14:29 ②10:29 ③5:07 ④16:51
NDR盤 ①14:51 ②10:01 ③5:12 ④17:18
楽章によって結構差があるが、意外にこの時間と聴いた印象はあまり一致しない;?速度の緩急変化のせいだろうか、
第1楽章で一番がっしりした趣きなのはNDR盤で凄まじい、
VPO盤は幾分、物腰柔らかく、じわっと来る迫力を感じる、
終楽章の設定は概ね共通に思えるが、フルトヴェングラーとして一番完成度高く決まっているのはBPO盤に思える、

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category: ブラームス

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スウィトナー:Brahms Sym No.1(3枚)  

1人の指揮者がどのように変化をみせるかというのも興味深い、
今日はオットマール・スウィトナーのブラームス Sym No.1で約10年の間のライヴ2つとセッション1つを聴いてみる、orchはいずれもSKBである、 
まずは1978年11月9日 東京厚生年金会館での収録、なかなか好録音である、
sui br sym1 you 01
you tube:ブラームス交響曲第一番 スウィトナー / ベルリン国立歌劇場O 
第1楽章、序奏部からじっくりした構えで、主部に入っても清涼な響きながら、timpは鋭く重厚なエネルギー感だ、終楽章は深い息づかいの強弱で入る、ブラームス版「歓喜の歌」は滋味を帯びてゆっくり歌い、[94]ffからぐっとテンポを上げ踏み込みよく進むのが効果的、以降、緩急の対比で引き付けていく、
sc04 86

次は'86年のセッション録音、D.シャルプラッテンの録音は明瞭で会場の拡がりを感じさせる、
20181109a.jpg
第1楽章、序奏は速めでさらりとした入りに変わっている、しかしこの速さが熱気を帯びたダイナミズムと相乗効果となる、主部もやや速くなったか、提示部を反復する、ここではスマートな感覚と気合いの両方があるようだ、終楽章、設定は'78年の演奏に近いが"緩"の歩みでじっくり力を溜め、炸裂させる効果がよい、
sui br sym1 you 02
you tube:スイトナー指揮ブラームス交響曲第1番

最後に1988年6月13日、サントリーホールでのライヴで、nhkによる収録、
20181109.jpg
(*じつはこの1か月前に、カラヤンとBPOが最後の来日公演を同会場で行なっており、ブラームス1番をnhkが収録、こちらはDGから出ていて興味深い)
スウィトナーの演奏は'86年のセッション録音が基盤のようだが、それが一段と熱気凄まじくなる、演奏を固定化せず、判で押したような繰り返しはしない、一番好きなのはこの演奏だ。
第3楽章をいつも以上に速く進め、十分間を置いてから渾身の気合いを入れた終楽章に入る、[267]ffからの追い上げが熱烈、
sc04 263
you tubeはビデオ録画から起こしたようで細切れにアップされている、音質もいまいちだが、同録音のCD化された方は良好である、
sui br sym1 you 03
you tube:スウィトナー /ブラームス/交響曲第1番
第1楽章(Part1) 第1楽章(Part2)
第2楽章
第3楽章
第4楽章(Part1) 第4楽章(Part2)
*you tubeに挙った音源は音質の良否、音量レベルがまちまちなので考慮して聴いている、

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category: ブラームス

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フルトヴェングラー:Brahms Sym No.4 (2枚)  

もう昔の話になるが、フルトヴェングラーの録音をEMIがCD化して発売しだした頃、FMでブラームスのSym No.4の第1楽章のみ、プロモーションとして放送された、1948年、BPOとの録音だったが、すっかり虜になり、同録音のLP盤のほうを買ったのを憶えている、表紙デザインも初盤の頃を再現している、 
W F br s4 01
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1948年、ティタニア・パラスト ライヴ

第1楽章の始め、アウフタクトからフルトヴェングラーは枯淡の境地のような入り方、
動機は3度下、6度上、3度下、6度上、oct下、3度上・・と途切れ途切れに動き、内声が揺らめき、じわじわとエネルギーが高まる、
sc01 01
録音レンジに収まり切らないようなダイナミズム、コーダでは合奏不可能なまでの加速の凄まじさである、
sc01 422
第2楽章の弦楽による[88]から、生で聴いたらさぞ素晴らしかろうと想像させられる、
sc02 88
第3楽章はわりとじっくり始め、熱気を高めていく、
終楽章のパッサカリアは整然と進めるのも効果的だが、フルトヴェングラーは各変奏の表情に応じ、シフトを変え、最後は熱烈にして終わる、
W F br s4 1948
you tube:Brahms - Symphony No.4 - Furtwangler, BPO (Live 1948)
[1/4]  [2/4]  [3/4]   [4/4]

次は同じくBPOで、5年遡って1943年12月12~14日とあるライヴ録音、
マスターテープの劣化が激しいため、残された良好なLP盤から起こしたCDになる、磁気テープよりも、固形化されたLP盤のほうが保存性が高い、
W F br s4 02
BPO 1943年
5年後より全般にスロットルの踏み込みが早くて強い、聴衆とその場の空気を背に受けて指揮するかのような即興性がある、
完璧な演奏とクリアな音質を当り前のように聴いてきた今の若い人がこの録音を聴いたら「なんて聴きづらい音だ」というのが第1印象だろう、合奏がわやくちゃになるほどの加速、昔はこんなエキサイティングな演奏があったのかと、ただ驚くだけか、ハマるか?"若い人"になってみないとわからない^^;
W F br s4 1943
you tube:Furtwangler - the Melodiya records - Brahms Symphony No. 4 (1943)

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category: ブラームス

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H.グリモー:Brahms pf Con No.1 (更新)   

オリンピック選手もそうだが、ロシア(旧ソビエト)のような大国からは十分養成され選び抜かれた強豪がでてくる、音楽の演奏家も同じではないか、と勝手に思ったりする^^
ブラームスのpf協奏曲で、最初に聴いたのは今も名盤として名高い、E.ギレリス:pf、O.ヨッフム指揮、BPOのDG盤だった、 
E G br pf con 1 you
(参考)you tube:Emil Gilels plays Brahms: Piano Concerto No. 1 In D Minor
orchは重厚この上なく、ギレリスは鋼鉄の指と言われる剛腱でorchと対等な圧倒ぶり、こういうのも魅力なのは確かだ、ただこの録音はバランス的にvn群が強く、低域が引っ込んでいるのが残念、もっと全体にドシっと来てほしい。

さて昨日に続き、pfはエレーヌ・グリモー、指揮:アンドリス・ネルソンス、バイエルン放送交響楽団によるCon No.1を再聴した。
with nelsons
グリモーはフランス出身でアメリカへ移住、ドイツ・ロマン派が主なレパートリーだったが、近年は演奏対象を広げているそうだ。
新鋭指揮者、A.ネルソンスは2020年のVPO、New Yearコンサートの指揮をするそうだ。

第一楽章は交響曲のような始まり、これが強く印象づける、まずネルソンス指揮、バイエルン放送響の充実した前奏が気に入ってしまった、爽快な響きで十分な力感を出す、[76]から弦がセンスよくレガート、[79]から金管,timpがくっきり打ち出す対比が良い、対位法的なところに立体感をだす。
br pf con01
pfソロは柔軟なアゴーギグを伴って始まる、pfが最初に弾くffのトリル[110]だけゆっくりにして力感を入れている、
br pf con02
全般に詩的な緩急の表現で進める、pfの単独ソロでは一段と深まるが、orch.が伴う部分も息を合わせる、pfと1つのhornが合わせる所もある[211]、
br pf con 05
pfのffで入る展開部では急き立てる感覚を徐々に増していき、清々しさを挟みながら、熱気をもって終結へ進む。
第二楽章、弦の弱奏の涼やかなタッチは現代的、pfソロはより夢想的でppは本当に微かで引きつける、cl.が奏でる音はレクイエムの雰囲気、
終楽章、快活なテンポでソロが開始、鮮やかな切れを聴かせorch.のダイナミズムが量感を加える、ロンドテーマによるorch.のフガートを挟み、
br sc04
再び活気を帯びて終結へ運ぶ。
h g br 02
D.グラモフォンの録音は潤いがあり、バランスのとれた好録音だ。
h g br you
ブラームス pf協奏曲No.1 ニ短調 op.15
エレーヌ・グリモー:pf
アンドリス・ネルソンス指揮、バイエルン放送交響楽団
2012年録音 D.グラモフォン

you tube:Brahms - Piano Concerto No. 1 (Helene Grimaud)

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category: ブラームス

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ブレンデル:Brahms pf協奏曲 No.1 (更新)   

同曲の音盤を数多く聴いていると、各々にどんな特徴があったか思い出せない、過去記事に書いた感想を見てみて、ほんとにそうだったか、と疑いつつ、また聴いてみるのも面白い^^;
アルフレッド・ブレンデル:pfとC.アバド、BPOによるブラームス、pf協奏曲No.1を再聴、 
ブレンデルはPHILIPSお抱えであるが、アバド&BPOがPHILIPS盤に入るのは珍しい気がする、会場はベルリン、フィルハーモニーだが、DG盤と一味違い、音質はしっとり、orchパートの弱奏もくっきり聴きとれ、pfもフォーカス良く響く、PHILIPSらしい特色を感じる、
bre bra pf con1
アルフレッド・ブレンデル:pf
クラウディオ・アバド指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1986年 PHILIPS

第1楽章は22:40と平均的なところだが、全体には速度の効果的な緩急変化がある。
前奏は重厚な味わいだが、あまり重すぎず程よい、リズミカルな心地よさもある、pfの入りは透明な響き、ブレンデルは剛腕というより、細やかな緩急、強弱の変化を入れる、pfソロの後をorch楽器がすんなり自然に引き継ぐ、この曲の力強いトリルもあまり気張らずorchとともに細やかな質を揃える、pfソロがひとしきり弾いたあとのorch、[117]からのポリフォニックなところがたまらなく良い、上に重なる管も効いている、
sc01 117
まさに"ピアノ付き交響曲"
いくつもの主題がでてくるがpfによる[157]からのテーマのひっそりとした開始が引き付ける、
sc01 157
ショパン風なエレガントな表情もある、
[211]からpfとhorの二重奏となり、ゆっくりとなった余韻をさらにorchが弱奏で引き継ぐ、
sc01 211
[226]からテンポに戻りffのpfソロが始まるが、さほど強烈にはせず、その後もわりと落ち着いた進め方、
sc01 226
展開部はorchが踏み込み大きく盛り上げていくがpfともに冷静さも保っている感じだ。
第2楽章、予期したとおり、pfの弱奏へ向けての間の取り方が深い、寄り添う弦楽の静謐な響きの和声も非常に味わいどころ、
[91]からのpfのパッセージも弱奏で粒立ちよく鮮やか。
sc02 92
第3楽章、歯切れ良い印象のpfソロで始まる、アバドのorchも切れの良い表情でキビキビと進めるロンド楽章、[238]からの主題を元にしたフガートも締まった表現、
sc03 238
pf、orchともパッセージや装飾的動きがピタリと決まる。

bren bra pf con 1 you
you tube:ブラームス: ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15 ブレンデル, アバド 1986


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category: ブラームス

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LSO主席:ブラームス 二重協奏曲 (再)  

複数のソロ楽器を持つ協奏曲、あるいは協奏交響曲というのが結構あるが、ソロ楽器1つの作品と比べると少ない、傑作と言えるのはさらに絞られる気がする、各時代の様式、趣味も関わると思うが。ハイドンの協奏交響曲はソロ楽器4つだが、長くない時間に巧みに凝縮されている。ベートーヴェンはpf,vn,vcの「トリプル」を書いているが、長大で今一つ集中に欠け、傑作群からは後退する感じだ、密度高くまとめるのが難しいのだろうか。ブラームスはvnとvcの「ダブル」に留めている、聴けば聴くほど味のある、密度高い傑作だ。 
今回はハイティンク指揮、LSOレーベルのライヴからLSOの首席奏者がソロを弾いた録音。
br d con lso 02
ブラームス vnとvcのための二重協奏曲 イ短調op.102
Gordan Nikolitch:vn Tim Hugh:vc
Bernard Haitink:cond. London Symphony O.
May 2003

従来は2人の奏者が左右チャンネル方向に位置した録音が多かったが、これは生の客席で聴くように両者は中央寄りに聴こえる、鮮明な好録音。全楽章深いヴィヴラートをかけ、炎がたつ感覚だが響きは清潔で引き付ける、
第一楽章、総奏で始め、まずvcの緊迫したソロ、次に[26]から管が清々しい第二主題を奏で、
sc26.jpg
vnソロが続き、orch.による前奏に入る、これでツカミはばっちり、過去の作曲家に学んだ要素は多いと思うが、2つのソロとorch.が緻密に結びついた書法は見事、
2つのソロが並行したり、逆行したり、弾き継ぎしたり、と譜を見るだけで面白い、
sc175.jpg
[189]からのスタッカート、当演奏ではこれ以上ないほど鋭利に切り立て、痛快である^^
sc189.jpg
第二楽章 Andanteはソロにespress.と指示がある、低音線に深いヴィヴラートをかけ、人の声のように弾く、
sc01_2018042408470471b.jpg
この演奏ではテンポはあまり遅くしないのでそれがクドくなく聴ける。
終楽章、心地よいリズム感が印象的、テンポは速めにソロが軽やかに始める、その分orch.の総奏になると壮大でキビキビした感覚になり効果的。両ソロは重音奏法など技巧的な聴きどころも十分、[69]からはvcが雄大な流れのような主題を奏で、vnが続く、
sc69.jpg
[119]からは趣を変え、展開的内容、[128]から始めの主題に戻る、縦横無尽の楽章だ。
今回はyou tubeに当盤が挙っていた、
brahms vn vc con you
you tube:Concerto for Violin and Cello in A Minor, Op. 102:
I. Allegro II. Andante III. Vivace non troppo

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category: ブラームス

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コヴァセヴィチ:Brahms Piano con No.1(再)  

好きな曲はハマると依存症になってくるが、ブラームスのpf協奏曲No.1もその1つ、異なる演奏者で何枚も音盤を揃えてしまった、その中から今日はスティーヴン・コヴァセヴィチpf、W.サヴァリッシュ指揮、ロンドンPOの演奏を再掲。 
51BAQNml4bL_20180328105726a5a.jpg
ブラームスpf協奏曲No.1
スティーヴン・コヴァセヴィチ:pf
ウォルフガング・サヴァリッシュ:指揮
ロンドン・フィルハーモニーO

第一楽章、前奏部はレガート気味に悠然とした演奏も、それなりに魅力がでるが、サヴァリッシュの楷書的でキビキビとした演奏は期待どおり引きつける、コヴァセヴィチのpfソロはアゴーギグは控えめでサラサラと入る、粒立ちとキレのよい心地良さ、[157]からのソロは弱奏で大事に聴こうとさせる、
157_2019103112025368c.jpg
木管合奏を挟み、[184]から同じテーマを弦の弱奏でしみじみと引きつける。

*余談だが、pfパート、左手が9連符で上が6つだったり、部分的に3連符の表示があったり、聴いていても難しそう;数の違う連符が重なる場合、考えないほうがいいと聞いたことがある;
204.jpg

[226]から展開部で、pfが加速気味にffで開始、ここからはダイナミックに追い込んでいく、
[438]からpでtimpが叩かれるのに気づいた、細やかに聴かせてくる。
438_201910311202555e7.jpg
第二楽章、orch.はひじょうに弱音基調だ、それが一段と荘厳な雰囲気になる、pfも同様、遠く微かに響く、約14分間、聴き手を集中させる、楽章の最後2小節のみ、timpがpで鳴っているのが印象的。
96.jpg
第三楽章、pfソロで開始するが、けっこう快速なテンポ、コヴァセヴィチの鋭敏な指さばきが見事でパッセージもくっきり小気味良い、orchもスタッカート気味に切り立て、急き立てて進む、orch.のみのフガートも聴きどころだ、強弱の設定が深く、じつに引き締まった終楽章。
今回はyou tubeに挙っていた、
kova bra pf con you
you tube:Piano Concerto No. 1 in D Minor, Op. 15:
I. Maestoso II. Adagio III. Rondo (Allegro non troppo)

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category: ブラームス

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O.スウィトナー:Brahms Sym No.2 (再)  

昨日は台風一過の日和、被災した地方はこれからが大変だが、ひとまずほっとしたい気分、こんなときまず聴きたいと思うのはブラームスSymのNo.2である。
 
スウィトナー指揮するorch.演奏に親しんでくると、弦、木管、金管、打楽器が各々の天然さをを活かし、以心伝心でorch.の自発性を引き出して進める、"自生"の美しさのように感じる。
全楽器の物腰に統一感を持たせ、すべて意のままに操るカラヤンとは対極に思える。
肩の力の抜けた清潔サウンドにピリっと張り詰めた内面性がある、ブラームスの第2番にはそんな期待がぴたりと嵌る気がする、録音会場の旧東独、キリスト教会の響きと、D.シャルプラッテンの好録音で快適に聴ける。
sui br sym2 
ブラームス交響曲第2番ニ長調op.72
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン 1984年録音

第一楽章、Allegro non troppo、
始まりはさすが清々しく、hornが柔らかく鳴り、いきなり「田園」を印象づける、vn群は控えめで清涼、vc、vaによる第二主題も滋味を持たせた歌い方、
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木管が奏でる残響音までよく聴こえ、音場に透明感がある。
[218]から出るtrb.とB tub.のペアは特別な存在のようで、このあとも金管らしく生々しく唸る、その分、展開部や再現部でのダイナミズムが効いてくる。
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第二楽章 Adagio non troppo - L'istesso tempo,ma grazioso
は第一楽章の印象に対し、意外に豊かな響きで始める、概ねソナタ形式でこの楽章も各パート間で複雑な綾が組まれ味わい深い、hornに木管が重なるアンサンブルが一際美しい、劇的な展開部~終結もかなりエネルギーを帯びた演奏に引き込まれる。
第三楽章 Allegretto grazioso (Quasi andantino) - Presto ma non assai - Tempo I
A,B,A,B,A形式でobが長閑に始め、hornや他の木管が絡む、Bの Presto ma non assaiがスケルツォ的で、小気味よい。
第四楽章 Allegro con spirito
楽章の手法は交響曲第3番にも似た感じだ、スウィトナーは穏やかに始めるが[23]のfからシフトアップ、ぐいぐい攻め込んでいく、主題の性格でチェンジしながら進める、清潔な響きを崩すことなく、熱気をもって運んでいく、[395]から終結まで思い切った加速で終わる。
ブラームスやシューマンの演奏では第一楽章が清涼で、終楽章でエネルギッシュになるのはスウィトナーの特徴のように思える。
sui br sym2 you
you tube:スイトナー指揮ブラームス交響曲第2番

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O.スウィトナー:Brahms Sym No.4 (セッション & ライヴ)  

O.スウィトナーのブラームスも何度か取り上げてきたが、交響曲No.4はSKBを指揮した、セッションとライヴ録音が手元にあり、楽しみなセットになっている、スウィトナーは隅から隅まで型どおり仕上げるというより、自然に芽吹き、湧き上がる美しさを促すような演奏に思う、セッションとライヴを聴き比べてもそんな柔軟性を感じる、 
sui br s 4sui br s 4 live
ブラームス 交響曲No.4 ホ短調
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
左:1986年 セッション録音 D.シャルプラッテン、 右:1981年6月8日 ライヴ録音(東京厚生年金会館)

セッションのほうは録音会場の音場感豊かでD.シャルプラッテンらしい名録音だ、豊かな低音、彩り感十分のhornや木管、清涼なvn群、ピラミッド・バランスで、スピーカーシステムが良ければそれに応える音源だ。
ライヴのほうはホールトーンが殆どなく、orchに接近した分離のよい音で別の意味で好録音、SKBサウンドの聞こえ方の違いも興味深い、

第1楽章は意気込まずさらりと開始、展開部以降、熱気を込める、ライヴのtimpは爆音的だ、
第2楽章は管が主体で始まるが、その天然な味わいが良い、[88]からの弦楽は清涼で深みがあり、慈味を帯びていて、ライヴのほうは極めつけと言える、
sc02 87
第3楽章は速めのテンポでキビキビ引き付けていくが、ライヴのほうはさらに速く、強調された感じである。
第4楽章、演奏の基盤はセッションも同じだが、終楽章は特にライブのエネルギー感が圧倒する、パッサカリアの開始はゆっくりめ、じりじりと懐深く進め、穏やかな中間部を経て、[129]から速度を速める、[132]からのffが凄い、
sc04 126
以降、緊迫感のうちに最後まで運び、終結音もスパっと短く切る、

幸い、両録音がyou tubeに挙っている、
sui br s 4 you
you tube:スイトナー指揮ブラームス交響曲第4番(セッション)

sui br s 4 you 02
you tube:Brahms Symphony No. 4 - Suitner, Staatskapelle Berlin (ライヴ, 1981)

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