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Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

タブラチュアと五線譜  

よく記事上にリュートタブラチュアを載せると、暗号のようだ、とコメントをいただくが、
タブラチュアには大きく分けて3種あり、フランス式とイタリア式及びドイツ式である、
7c lute
フランス式とイタリア式は弦を表わす線にポジション記号を書く方式で、馴れれば指板上の
イメージになって、とても具合が良いのである、
French.jpg
フランス式:一番上の線が1コースを表わす、ポジション記号はアルファベット
Italian.jpg
イタリア式:一番下の線が1コースを表わす、ポジション記号は数字
ただ、ドイツ式だけはまさに暗号的で憶えにくい、弦を表わす線がなく、各弦、各ポジションに固有の記号が与えられるのである;;
GermanTab_20210116111118104.jpg
1コースの開放なんか"5"になっている;これはリュートが過去は5コースまでだった名残である、
Germany.jpg
上に音価記号が付くのは同じで、白紙に書けるのは合理的だが・・これで弾ける人は世界に何人いるだろうか?アマチュアで弾く人がいたら畏敬の念を^^;
しかしドイツでもバロック期になるとフランス式で書かれるようになり、主要レパートリーとなるS.L.ヴァイスもそうなので救いである。
weiss_20210116103909a5e.jpg
S.L.ヴァイス:ロンドン写本、

なお、リュートを手にして幅広く活躍するには、五線譜からも弾ける必要がある、主に通奏低音のお仕事である、
バロックの楽曲はバス旋律は明記されているが、和音を表わす数字記号に従って適切に和音や対旋律も加えて弾くのである、和音は声部の繋がりが必要だし、いろいろ規則があり、現代使われるコード表のようにEasyではない;バス音に対し、和音の乗せ方はいくつもある、
Basso continuo
鍵盤は音の順に並んでいるので、音楽理論の学習にも視覚的に都合よいが、
cem_202101161039006ea.jpg
リュート、ギターなどは同じ音が別の弦でも出せるややこしさがあり(タブラチュアが使われる要因でもあっただろう)、どのように弾きこなすかは技術も含め修練しかない、
lutes_202101161039077e4.jpg
バロック楽器一式、調弦法もいくつかある;
もちろん筆者は即座にそんなこと出来ないので、かなり書き込んだカンニング・タブが必要であるが;音楽(音)→楽器が直結した頭の使い方にならないといけないだろう、
間に"準備作業"が入っては進歩がない。

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category: Lute

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発音原理:リード楽器いろいろ  

教会などに昔から設置されるパイプオルガンは大きく分けてフルー管、リード管を持ち、フルー管はリコーダーと同じ発音原理、リード管はシングルリードが付けられたもの、あと管の形状で様々な音が作られる、
p organhuigo_202012181104218a8.jpg
いずれも共鳴管を持ち、音程に応じて適切な長さ、太さに設定される、昔はフイゴ職人が人力で空気を送っていた、鍵盤を押した管に空気が行く、
Organ lead
リード管の発音部

ここで少し昭和の話になるかな、日本においてオルガンと言えば一般に学校などに置かれていたリード・オルガンを思い浮かべる、校舎はもちろん木造が合う^^足踏みのオルガンはミシンにも似た感覚?だが、リズムに関係なくフイゴを踏むのは結構やりづらいと思った、
Reed organ
これはパイプオルガンと違い、管を持たず、フリーリードと呼ばれる種類で、枠の中の金属リード(簧)が空気が通ることによって自由に振動し、その音程はリードの長さと厚さ(質量と硬度)で決まる、いかにも金属リードが振動する音で、あまり深みのある響きにはならないが、楽器をコンパクトにできるのが特徴、
Accordion reed
アコーディオンのリード
リード・オルガンは足踏みフイゴやモーターで空気を送る方式がある、ハーモニカ、鍵盤ハーモニカ、アコーディオン、笙はそれぞれ空気を送る仕掛けは様々だが、発音部の原理は同じである、またフリーリードは空気が通れば吹いても吸っても音が出る、
sho.jpg


人の声も声帯が開いたり閉じたりする振動で発するのでリード楽器の一種と見なせる、この声帯と同じ事を唇で行なうのが金管楽器(リップリード)になる。
b trp
ナチュラル・トランペット

そして、リコーダーやフルートは物体としてのリードを持たず、エアリード(ノンリード)と呼ばれるが、管の入口で外側と内側の堺に設けたエッジに集中させて空気を当て、その先にある管の空気にヘルムホルツ共鳴を起こさせるホイッスルである、これは空気がリードの役割をしていると言える、音程は管内の空気質量によるので、1本の管に息を吹き込む楽器は指穴が設けられ、開閉によって管の長さを増減させ音程を変える、
ryuteki_2020121810223755d.jpg
竜笛
ヘルムホルツ共鳴といえば、スピーカーに詳しい方ならご存じだろう、ビール瓶の口に息を吹きかけると「ボー」と鳴るのがそれ、バスレフ型スピーカーでは低域のある周波数をピークにヘルムホルツ共鳴を起こさせ、低音を補強している、
sp_2020121810224010a.jpg
バスレフ型スピーカー
胴をもつ弦楽器も胴内の空気が低域に同様の効果を出すようサイズや開口部が合わされたものがある、19世紀ギターなどそうなっている。
box.jpgkeisanshiki.jpg

PS.リラ・オルガニザータという楽器、
2020030812565332d_2020121810532483b.jpg
you tube:Rue de begles
周囲に並んで立つ四角い管はフルー管、ハンドルを廻して空気を送り、同時に弦を擦弦する、
ヴァイオリン、ギターと同じく"入力"は右手がやりやすいようだ、

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音が持続する楽器、減衰する楽器  

管楽器、弓弦楽器、オルガンなどは音が持続する、ピアノ、チェンバロ、ハープ、ギターなどは発音した瞬間が一番強く、あとは減衰するだけ、当然これらの表現力には違いがあり長所でも短所でもある、
音が持続する楽器は声部が重なったとき、和音がよく響く、ただ次の声部の出だしは前の声部が重なり、多声になるほどその出だしが埋もれがちになる、 
jizoku_2020121422304815f.jpg
一方、音が減衰する楽器は次の声部の出だしが邪魔されず、明瞭に聞こえやすい、アルペジオは撥弦楽器が最も美しく響く、ただ前の声部と重なった響きは持続音ほど強くない、
gensui_202012142230494ab.jpg
バッハの同じ曲、プレリュードとフーガ ト長調 BWV541をオルガンとペダルハープシコードで聴き比べてみる、
bwv 541 you
you tube:J.S. Bach: Praeludium und Fuge in G-dur - BWV 541
d a bwv541 you
you tube:Prelude and Fugue in G major BWV 541
オルガンの練習楽器と思ってきたペダルハープシコードだが、各声部の発音が明確に粒立って聞こえる点では優れた楽器に思える、ただしオルガンは多声の重なりが力強く、息継ぎなしでどんな長い音符でも鳴らせる壮大さがある、
Bellows_202012141032508e6.jpgPedal harpsichord
オルガンのふいご職人、ペダルハープシコード

orch音楽は多くの楽器が持続音楽器で、互いに重なり合い、あるパートが聴きづらいことさえある、そこは演奏(および録音)のバランス手腕に掛かってくると思うが、録音物を聴く際、いつも気になるところだ、
orchが本来であるブラームスSym No.1などピアノ連弾編で聴いてみると、各声部が骨格のように聴き取りやすい、
br sym 1 piano you
you tube:ブラームス:交響曲第1番 ハ短調 Op. 68 (ピアノ連弾編)
先日も編曲について書いたところ、原曲に使われた楽器又は合奏体が最も相応しいが、楽器を替えて聴きやすくなる一面もあって面白い。

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リュートの面白さ  

有名な作曲家の作品は読みやすい五線譜に印刷され数多く出まわっている、ただ、作曲者の書いた原譜に対し、誤植もあれば後世の手による変更もあるので注意が要る、"誰々編"とはっきりあれば、その編者による変更や付け足しがあるものと見ていい、
もっともベートーヴェンなど作曲者自身も改変をよくやっているので、最終のものを採用すると思うが、他人の手じゃない限りそれぞれに正しいとも言える、
近年は最善に改訂された楽譜も出てきて、新しい録音で「聴き馴染んだ音とは違う」と気付いたら改訂版による演奏である。

幸か不幸か、リュートの楽譜はあらためて活版印刷されたものは殆どなく、昔の出版譜や筆写譜の写しがいろんなルートから流通している、
11c lute
ヨーロッパの図書館などがネット公開しているのもある、よって誤植や変更はない、
(原譜自体の書き誤りはある;)
visee tab
こういう写しはカラーが望ましく、白黒では判別しにくい所がわかりやすい、
リュート譜(タブラチュア)は元々弾き方で表わした楽譜だが、特にバロック期の手書き譜では、装飾記号のほかに左手、右手のどの指を使うかの記号も補記されることが多い、
yubi kigou指記号
それは時を超えて^^昔の奏者に手ほどきを受けている感触もある、その指示はほかでも応用の効く奏法であり、極力守るべきである、何も書かれていない場合はその経験を基にうまい指使いを丹念に考える、下の譜例など、指順をうまくしないと弾きづらい;
tab01b_2020120510013182f.jpg
意味のわからない記号も出てくるが、ほかに何か所もあると、状況証拠からわかってくる場合もある、そんな謎解きもしながら音に再現して、魅力ある曲だったりすると面白い、

楽器に関しては、リュートには定形がなく、スリム型もあれば幅広型もある、当然音の傾向も独特に変わる、
2 11c lute
弦についても、ギター弦と同質のナイロン&巻弦もあれば、昔の再現を試みたガット弦、新案の合成素材の弦、と現在は様々ある、どれも一長一短の所はあるが;
strings_20201205100130893.jpg
素材が違うだけに特性も随分変わり、張り替えてみると「おお~っ」という違いである^^
gut l ng
低音用弦で、左はガットを撚り合せたもの、右は合成素材

参考:S.L.Weissのシャコンヌ、永田平八氏の演奏、バスを消音するといいなという所もある、
weiss tab
you tube:Chaconne Es-Dur シャコンヌ (S.L. Weiss ヴァイス) 

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category: Lute

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Lute:フレットの部分削り  

バロックluteでよく押える6コースの低音弦とoct弦の径差が大きいと段差ができて垂直に押え辛く、oct弦がビリってしまう、特に1ポジションは人差し指で押えることが殆どである、筆者の場合、指頭が狭いので、指先を寝かせぎみにするか、指頭の中心をずらすことになり、さらにナットの近くは弦の間隔も狭いので、隣の5コースに触れやすくなる、 
002 01
バロックluteではこれを避ける必要のある曲が多い;
tab_20201130215402d2c.jpg
先日、11コースluteを1つ、オイル漬け巻弦に替えたところだが、一番の目的は径の細い巻弦でoct弦との段差を少なくし、押えやすくすることで、これは具合良くなった、
11c lute amakigen_20201130141903f9b.jpg
*オイル漬け巻弦は金属質の音はなくなったが、余韻が長いのは押えられない、

しかし他の楽器はFカーボン弦のままである;弦を替えずに、径差の問題を解決できないか・・
この部分だけフレットを削り込んで下げてはどうか?ちょうど具合のよい精密ヤスリがある(いつもナットの弦溝を彫るのよりは大きい)、
yasuri_202011301108008d9.jpg
これの丸や半丸を使って6コース低音弦の当る部分を下げた、
002 02
oct弦との段差が減って押えやすくなる、
ただし、これをやると弦高が下がり、次の2、3フレットに当り、ビリが出ることもある、その場合、2、3も同じ位置を最小限(通常弾くにはビラない程度)に削り、4以上あたりで問題なくする、ビミョーな調整になるが、一番手間要らずの解決策に思う、
11c lute b
*この方法はローポジションのフレットガットが十分太い場合(0.9mm以上)に限られる、

この作業も狙い場所を外さないよう、拡大眼鏡が役立つ;
kakudai megane

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category: Lute

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巻弦の問題点  

リュートの歴史が一旦途絶えた原因は多々あると思うが、最適な弦を何本も揃えるのが難しいのも一因かもしれない。
20世紀、復興後のリュート弦もかつてはギターのナイロン弦や巻弦と同質のものしか普通には手に入らなかった、低音用の巻弦はナイロン繊維の芯線に銅線を隙間なく巻き付けたものだ、楽器に張れば芯線はある程度伸びて巻線に隙間ができる、その隙間が均一なら良いが、偏りがあると振動不良が起こるだろう、 
makigen 02
巻弦:Pyramidはアルミメッキでギター弦と同質、Aquila"D"は樹脂コーティングで倍音を抑えた性質
今はヒストリカルな性質を狙った弦が作られ、巻弦をリュートに使う例は減ってきているようだ?(手を加えて使う例はある)、
cd string 02
Aquila ローデド・ナイルガット

ここで"巻弦"について、
ある太さの芯線と巻線があり、それを隙間なく(あるいは一定の隙間を開けて)巻いていくと、ガット単線径の何mmに相当する弦が出来るか、算出するエクセル表を作った、
(弦を自作する方がいて、その製作結果とほぼ一致した)
wound strings
*この計算例で、1.2mの弦を作ると、巻線の全長は21.5mとかなりの長さになる、
巻線にする銅線は弦専用に作られておらず、電線材など多目的だろう、その太さも段階的に用意される、低音用の巻弦を作るにあたり、徐々に質量の大きい弦を作るには、ある所で巻線と芯線の太さ比率を変えざるをえない、微調整は芯線(ナイロン繊維の束)の太さで行なう、
図は①から順に弦のゲージ(重さ)が大きくなる、
makigen_20201120090644721.jpg
②から③へ移るところで、巻線径が一段上がり、芯線を細くして重さの増え過ぎを調整する、よって③では金属割合が多くなり、音も金属っぽく、順に弾き比べると音質や余韻が不揃いになる、メーカーによってはこの不揃いぶりが目立つ弦もある、また巻線の太さは精密でなく、不均一な部分が使われると振動が悪くなる、

低音は音楽の土台として重要、表現上少しでも有利な弦を張りたい、倍音を抑えればその分、低音にエネルギーが集まった鳴り方になる、また、余韻が短いほど弾弦時の瞬発力が上がるが、各楽器に程よいものを選ぶ、
21世紀でも弦について苦心する状況は変わらず、プロ、アマチュアともに試行錯誤している、
先日の"巻弦のオイル漬け"も金属っぽい音を押える1つの策である、ただし、上述の原因で弦によって余韻の長さにいくらか違いは出る、
11c lute
PS.マブチモーターなど小型のモーターには細い銅線でコイルが巻いてある、銅線同士ショートしないようエナメルの絶縁被覆がしてある、Aquilaの巻弦も一見、裸銅線みたいだが錆びてこないので、同様のコーティングがされていると思われる。

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リュート:巻弦のオイル漬け  

ほかの弦楽器の方々からは「いったい何やってんだ?」という話かもしれない;
モダンギターでは低音弦は巻弦1本で倍音も程よく出す、"フルレンジ"方式であるが、リュートの場合、低音専用の弦と倍音を補うoct弦のセットで、"2ウェイ"である、低音用の弦は倍音は抑え、余韻短く鳴るのがよい、
11c lute 01
リュート弦の理想は金属的なギラギラ感がなく、しっくり落ち着いた鳴り方、というのが筆者の考えるところ、(こういう拘りも、聴いている人には何も変わった感じがしない程度ならばやる意味はないが;)

さて、以前取り寄せたラノリン・オイルに巻弦(Aquilaの"D")を漬けてみた、
oil_20201117100142ff5.jpg
ラノリンを含ませて倍音の発生を押え、ガット単線の音に近づけるのが狙いであるが、外塗りするだけより中の芯線まで浸透したほうがよかろうと液状にした、ラノリンは常温ではバター状だが、容器に入れて電気アンカで温めると液状になる、
Warmer.jpg
そこへ丸めた巻弦を30分ほど漬けて取り出し、キッチンペーパーで余分をしっかり拭き取る、結構ベタつくが、拭き取った後は差し支えない、
strings_20201117095450639.jpg
ラノリンはスキンケア用だが、いつまでもベタつかないのが良いらしい、
今までローデド・ナイルガットを張ってあった11コースluteの6コースから順に張り替えた、
11c lute 02
金属っぽい響きはなくなり、隣に残っているローデドNGとあまり差を感じない、弦によっては若干余韻が長いが、この11コースluteは弦長66cmと短めなのでちょうどよい程度かも。
これをやる利点は鳴り方の改良のほかに、
①弦が安い
②弦が細くなり、oct弦との径差が少なく押えやすい
③ローデドNGみたいに切れない
PS. "ローデドNG"はこのリュートの茶色の弦、
low gut
ラノリンは容器に蓋をしておけば固まり、次回使える、
ルネサンスluteの低音もこれでいこうかとv

ついでに、6コースのoct弦の溝を少し近づけた位置に彫り直した、0.5mmほどだが、
6c oct
フレンチの曲では6コースを押えながら5コースの開放を弾くことが多いので、指が5コースに触れにくくしたかった、これも弦の径差が減ったのでやりやすい、
この作業のときこそ、この拡大眼鏡が役立つv
Magnifying glasses
この方法は過去記事に書いた、J.リンドベルイ氏による情報、
巻弦のワックス漬け!?
真似しっ子の性格なのでやってみた、具体的にどうやるかは自分で考案。

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category: Lute

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楽器と演奏空間  

地方の会館にもよくあるコンサートホールといえば、多目的ホールでもあり、大まかにこんな形ではないだろうか、ホール内の壁や天井は平坦ではなく、多方向に反射するよう傾斜がつけてあり、ステージ~前席下にオーケストラ・ピットを設けた所もある、 
lobby.jpg
一方、待合室であるロビー(ホワイエ)は吹き抜けで天井の高い縦長の空間になる、会場によっては教会のドームのように響き、小編成の楽器や合唱を聴くにはこちらのほうが好ましい場合がある、グレゴリオ聖歌などこっちだろう、偶然の産物だが、筆者の近傍にもそんな会館があって、ロビー・コンサートを定期的に催している、
fuso 01
バロックのアンサンブルやリュート独奏を聴いたことがあるが、それは良い響きだった。
ちょっとこんな所で弾いてみたくもある(無観客で;)

リュートやアコギの場合、奏者の耳は一番鳴っている表面板の後方に来てしまう、いつも使っている楽器がどんな鳴り方をしているか、他の人に弾いてもらって初めてわかったりする、
Lute player
壁に小穴が開いた吸音壁の部屋ではまったく響かず、自分で弾いている音も聴きづらい、
kyuonheki.jpg
練習には程よく反射のある部屋が望ましい、

木管楽器は管の周りほぼ全体に響いているだろうか、トランペットの場合は指向性があるようで、アサガオの向こう側だと思う、これは上述のロビーなど素晴らしく響くだろう、
trp_2020111310542229e.jpg
川原など屋外で練習する人を見かけるが、音量の大きな楽器を夜も自宅で練習するには防音室が必要だろう、初めから建て付ける場合と、搬入組み立てタイプの防音ユニットもある、
bouon.jpg
防音ユニット
響きの良さ云々は度外視した事になってくるが、本来コンサートホールに響くはずのグランドピアノを練習のためとはいえ、防音室に閉じ込めてしまうのは、もったいないというか辛くも思える;

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フレット交換:大失敗と立ち直り ≪追記あり≫  

1つの楽器を使い出すと、そればかりになってしまうので、曲が変わったら楽器を替えて均等に使ってやりたい、
この11コースリュートのハイポジションの弦高をもう若干下げられないかと思い、 
11c lute 2
すべて0.9mmを巻いてあったところ、この図の要領で少しずつフレットガットを太くしようとやってみた、(楽器の調整は0.何mmというのが大きな値である)
f gut 01
強調図
ハイポジションから始めたのが間違い;1.10mm→1.05mmへと下のポジションが0.05mm細くなるだけでビリつくのである・・それでも少しでも太いのを巻こうと、さんざん替えてみたが結局、元のオール0.9mmに戻すしかないとわかった;
このリュートは数年前、製作家の松尾さんに指板を削って弦高調整してもらったのだが、そのとき、これ以上いじる余地がないほど絶妙にに調整されていたのである;
悪あがきをして、フレットガットをこんなに無駄に・・;
f gut 02
(ジョイントして再利用できるかもしれないので、一応とって置くが;)
こういう作業がうまくいけば、心地よい疲労感で終わるのだが、時間もつぶしてまったく報われず、「トホホ;」気分^^;

転んでもタダ起きちゃ名折れってんで(何の?)、ムダを取り戻そうと・・
もう1つ、ジャーマンテオルボも少し弦高が高ぎみ、何しろ製作以来一度も調整していない、試したところ、こちらはフレットを少しずつ太くしてもビラない、
ムダにしたフレットガットと結束バンドを使って4~9ポジションを巻き替えた、
gt neck
この状態なら演奏の邪魔にならない、
方法は結束バンドにキリで穴を開け、ガットを通し、焼き止めして連結する、
kessoku_20201101174150ffc.jpgkiri_20201101174151181.jpg
kessoku 02
緩んでもラジペンで増し締めできるよう先を少し残す、
指板上が擦り減ったフレットもこの方法で、裏側だった部分を指板上に移すと2倍使える^^
gt neck 01
これで少し仇が取れた^^巻きに失敗したフレットガットは捨てないでおこうv

*フレットガットは普通に巻く際、太いものほど巻きにくい、
結び目になる辺りと指板(1コース側)の角になる辺りを、水で濡らしたガーゼ等で数分挟み、ふやかして柔らかくすると上手く出来る。
gut 02

追記:結束バンドを切らずに外す方法、小さいマイナスドライバー(又はニードル)を写真の位置に差し込み、ギザギザに噛んでいるストッパー部を解除して引き抜く、
zip tie

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リュート・バッグ  

当地ではコロナ渦対策として、市が商品券を発行している、5000円払うと10000円分の商品券(500円×20枚)を閉じたセットが発行される、ただし使えるのは市内の店舗のみで、
rarara_202009222341173fc.jpg
全店舗用(赤)が10枚、中小店舗用(青)が10枚に別れ、使用期限は来年の1月末まで、
5000円お得になるが、それでも無駄使いはしたくない;食料品などに使うのが一番、

このアルト・リュートにはケースが無かったので、持ち歩き用の袋など欲しかったところ、
キルト生地等で作ってもよいが、生地も結構高いし作るのも面倒;
alt jute
昨日、スーパーに寄ったら旅行バッグが目に付いた、
合いそうなサイズに見えたが本当に合うか?
bag.jpg
一旦戻って採寸しようかとも思ったが、「めんどくせぇ、買っちめぇ」って、一か八か商品券を使って購入;帰って入れてみたところ、
Lute bag
幅、奥行きともピッタリ^^v
念のため内側を段ボールなどで囲うとよいが、まあこのままいけばいい;軽い楽器なので自重でダメージも受けにくいし、
これで楽器がすべて押し入れの下段に収まったv
lutes_2020092211040266c.jpg
無駄じゃない買い物がお得にできて、久しぶりに気分良く一日を終えた。

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