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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

ナットのスペーシング  

ギターやリュートはナット側で弦の間隔が狭く、ブリッジ側が拡がっている、多コースのリュートも複雑な押弦をするのは6コースまでだが、ナットでの間隔の取り方は微妙で演奏性を左右する、ナットでの間隔を測ってみると、目測で思うより意外に狭い、
各楽器の1~6コース間(ダブルコースではその中心)の長さを比較する、

この7コース、ルネサンスluteは37.5mmと手持ちでは一番狭い、ただしブリッジ側はフィゲタ奏法に合わせ大きく拡がっている。
7c lute
7c lute 02

11コースのバロックluteも40.0mmと案外狭い、
11c lute
バロックluteでは鳴っている弦に触れずに隣のコースを押える弾き方が多いので、間隔は開いているとその点は助かるが、
2015071121524287d_20191015101057e44.jpg
あまり開くと低音弦が遠のき、指を大股に開くことになって、これがまたやり辛い、諸条件を考慮するとこれくらいがベストになってくる、なおバロックluteのブリッジでのスペーシングはほぼ標準的に揃っている、「10コースはこのあたり・・」とか指が位置を覚えているので、そこから外れると困る;

バロックguitarはもともと5コースしかないが、その間が38.0mmくらい、
b guitar
リュートの1~6コース間とほぼ同じで、わりと間隔に余裕がある、隣のコースに触れずに押えるという奏法がより重要になる楽器なので理に叶っている。

ナットを何度か自作したが、一番緊張するのが弦の溝入れである、理想の位置から0.2mmずれても具合が悪い;
nut_2019101510110013b.jpg

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ペグのツマミ  

台風19号は大型で勢力が弱まらない、進行速度が遅いので風雨の時間も長い、10月のいまごろになって、本当に勘弁してほしい;
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今日はリュートのペグ(糸巻き)について、
ペグは旋盤で削って作るので、ツマミになる部分は一旦、コケシの頭のようになる、
peg_201910121120280cb.jpgkokeshi.jpg
この両側を削ってツマミの形状にしていく、リュートは隣のペグとの間隔を詰めざるをえないが、ツマミが小さすぎてもいけない、あとはツマミの断面、
beg b
一番具合がよいのは①の中央が凹んだカーブ形で、指がしっかりかかり、廻すのに力が入れやすい、②の平坦な形でもさほどやり辛さはない、③のように先が薄くなって、しかもカーブがない形は、指が滑り落ちるようで、掴み辛い感触だった、
手持ちのリュートの多くは①か②の形でとくに問題ない、これは①の形、
11c peg
これは③に近いが、内側にカーブしているのでわりと掴みやすい、
11c b peg
バロックguitarのペグはStradivariのオリジナルを再現してあり、厚みがあって先側が幅広で力が入れやすい。
b guitar
ペグの面は五平餅の上側を広く取った形か、ハート形が具合よい、
7c peg
あとはペグとペグ穴がよく調整されて滑らかに廻ること、ナットで弦の滑りがよいこと、これらが揃うのは頻繁に使う楽器で、必須と言える;
13c lute b

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管楽器の楽しみ、あれこれ  

クラリネットの仕組みなど調べてから管楽器が興味深い、よくまあいろんな管楽器を考え出したもんだと、 
バロック期の楽器は管に指孔を空けただけの簡素な構造でflトラヴェルソ、リコーダーなど音程をとるためにクロスフィンガリングを多用し、その演奏は難しかった反面、構造が単純だけに指孔を徐々に開いたり閉じたりして、vn属と同様に無段階に音程を操作できた、
fl t
fl トラヴェルソ
fingering-chart-traverso-with-1-key 02
ここでC.P.E.バッハの協奏曲を1つ、運指の難しさだけでも超絶技巧に思える;
c p e bach fl con you
you tube:C.P.E. Bach: Flute Concerto in A minor, Wq.166, H.431 – Bremer Barockorchester

和楽器に着目してみると、その無段階音程を活かした奏法が多い、雅楽で主旋律を担う篳篥(ひちりき)、これはob属と同じ二枚リードの管であるが、指孔は長円形である、短いわりに低音が出る、
hichiriki_20191011110346a49.jpg
篳篥
篳篥の古来からある奏法を活かして、現代洋楽の演奏を切り開いたのが東儀秀樹氏である、独特の音色と音程の操りが効果的だ。
hideki togi you
you tube:東儀秀樹 - 映画 Mission:Impossible – Main Theme

一方、機械仕掛けの壮大な管楽器がパイプオルガンで、フルート管、リード管など大小様々な管を並べ、組み合わせを変える、鍵盤が空気を送る鍵である、
次は「ヤマト・ファン」必聴、関西学院大学の学生が弾いた名演、
なんと、動画音源から"耳コピ"した演奏だそうで!
yamato org you
you tube:恐怖のパイプオルガン曲「白色彗星」&「宇宙戦艦ヤマト」 White Comet (organ) @関西学院大学
作曲:宮川泰
「白色彗星のテーマ」は遙か遠方から接近する描写から始まる、本テーマはパッサカリア風に始まり、自由なトッカータの中にフーガの書法が織り込まれ、圧倒的驚異のうちに終わる、続くお馴染みの曲も見事、

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ハイポジションのフレット  

リュートなどのハイポジションは固定フレットが接着してあるが、ピッチをわずかにずらしたいことがあるので、できるだけ巻ける位置まで巻きフレットにするのがよい、 
このリュートは9ポジションの巻きフレットが裏でボディに掛かり、斜めに止めるので絞め加減がちょっと難しい;
11c lute

このバロックギターは9ポジションまで簡単にガットフレットが巻けるので、この位置の固定フレットを外すことにした、
fret 02
電気アイロンの先のほうで、上から軽く加熱、接着のニカワが溶けてくる、
Iron.jpg
カッターナイフを差し込んでめくるときれいに外れる、
b guitar 02
外したフレットの高さを測定、0.75mm程でよい、
fret.jpg
代りのガットフレットを巻いて完了、30分とかからなかった。
b guitar 06
b g

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ハイドンのクラリネット  

オーケストラ音楽では誰よりも秀でていたハイドンがクラリネットを用いたのが最後期の作品に限られるのは意外に思える、交響曲では最後の作品群になる第二期ロンドンセットで初めて使われ、102番を除く5曲に使われる、ハイドンがそれまでに出会ったorchにたまたまcl奏者がおらず、縁がなかっただけかもしれないが、第二期ロンドンセットでも控えめな用法に留まり、後からclパートを加えた?ようにも思える、
18c cl
18世紀のクラリネット
99番や100番「軍隊」ではclが効果的に聞こえる部分もあるが、単独パートがあっても助奏的で、clが主導する場面はない、99番の第2楽章では魅力的な木管アンサンブルが入るが、
sc03 14
奏でるのはfl、ob、fagの3者であり、clは総奏部の響きとして大抵は他のパートと重ねられる、101番「時計」はclのない版も残っており、これも総奏部でほぼ他のパートと重ね、後から加えられたようだ。
103番「太鼓連打」で初めて少ないながらcl単独のパートが聴かれる、
a d hay s103
演奏は「太鼓連打」一番のお気に入り、A.ドラティ指揮、PH
hay sym103 you
you tube:Haydn: Symphony in E flat, H.I No.103 - "Drum Roll" -
1. Adagio - Allegro con spirito
2. Andante piu tosto allegretto
3. Menuet - Trio
4. Finale (Allegro con spirito)
メヌエットのトリオに入り、vnと重ねてはいるが、他の木管は沈黙している、
sc03 45
また終楽章の[323]で初めて単独に主題を奏でる、
sc04 320
初めてclを聴いたという実感があるのはこれらの箇所である^^;
ハイドンはロンドンでの仕事を終え、ウィーンで書いたオラトリオなどでは効果的にclを用いるようになった。
モーツァルトはclを好み、早くからorchに用いていた、ベートーヴェンになると表現上不可欠な楽器になってくる。

ところで、「新発見の・・」という触れ込みで、ハイドンのcl協奏曲として出たCDがあったが、誰が聴いてもハイドンじゃないだろう;楽譜にはハイドン作を示す記載があったということだが、もう少し後の19世紀世代の誰かが書いたとしか思えない、この後、同曲を演奏する人はいないようだ。
hay cl con you
you tube:Clarinet Concerto in B-Flat Major: I. Allegro

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未練の残る楽器  

ギターを弾いていた頃、良い楽器に巡り会えず、やっと手にした文句なしの楽器は師の仲介で、「良いのをまわしてくれ」と選別してもらった河野ギターだった、河野さん晩年近い頃なので、製作は桜井さんだったかも、 
kono guitar同型
以前のKONOギターはイマイチ好きじゃなかったが、この頃のは従来とは一新して、クリアで締まった音がしていた、さらに買い換えようという気は起きなかったが・・
やがて、リュートに専念することになり、爪がないとこのギターも活用できず、死蔵するのももったいないので、ギターの仲間にお譲りした、とても気に入ってくれたので、やはり良いのだろう;

19世紀ギターなら爪なしで何とか弾けるだろうと思い込み、何本か試して、一番良かったのがこの初期ミルクールタイプだった、
19c guitar
重量はバロックギターと同じくらい、軽量ケースも誂えた
あるとき、ギターの上手い人にこれを弾いてもらったら、香るような理想の音がする、自分ではどう頑張ってもこの音は出せない;先々を考えてもリュートの曲で手一杯で、古典派まで手が出せそうにない、これも活用できないと悟ってギターショップに預かってもらったら、すぐに買い手が現われた;
持つべき人に渡ったほうがよいとはいえ、良い楽器だったというのはちょいと未練も残る;

きのう、コメントいただいたお話を調べたところ、C.P.E.バッハが愛用していた、ジルバーマン作のクラヴィコードを弟子に譲ってしまい、「クラヴィーアとの別れ」という未練を表わした曲がある、
wq 66 you
you tube:C.Ph.E.Bach :: Abschied - Farewell - von meinem Silbermannischen Claviere :: Wim Winters, clavichord
主題は溜め息ムードか?ロンド形式なのが諦めきれないような^^;

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クラリネットだけが「閉管楽器」  

いつも親しんでいるorch楽器には知らないことは多い、クラリネットは長さのわりに何故、低い音域を持つのかも不思議だった、管楽器ではクラリネットだけが閉管楽器と言われ、その他は開管楽器だと言われる、単にこの呼び方だけでは理解し難い、
02Clarinet.jpg
原理的には管の一方だけ塞がったのを閉管と呼び、両方が空いたのを開管と呼ぶ、(両方塞がったのは密閉管?この際関係ない;)
管の太さが一定で長さも同じであるとして、閉管と開管を比較してみる、なお、管楽器には音程を変える指孔があるが、全部塞いだ状態とする、
heikan kaikan
閉管では管の閉じた側を起点として、出口部分を振動の山とする定在波が起きる、倍音は奇数倍のみになっていく、一方開管では、管の中央を起点として、管の両出口に振動の山が生じる、倍音は奇数、偶数倍ともに作られる、弦楽器のハーモニクスもこれらの倍音と同じように弦が振動している、
閉管の場合、最も低い定在波が開管よりもオクターヴ低くなるのが上図からもわかる、これがクラリネットの音域を広くしている、
フルート(横笛)は歌口に穴が空いており、奏者の口は穴を塞がず、歌口の角に息を当てる、歌口側も空気の出入りができるので名実ともに開管と言える、
fl ob 02
一方、クラリネット、オーボエ、サクソフォンなどはリードがあり、口で挟んでいるので吹き口のほうは閉ざされて空気は一方的に入るだけであり、構造的には同じ閉管に思える、
トランペット等、金管もマウスピースを口が塞ぐのでやはり閉管と思える、
ではなぜクラリネットだけが閉管なのか、これは管の内径が一定であるのがポイント、(アサガオの手前まで)
サクソフォンは似たような構造ながら、先に行くほど管径が拡がっていく、
02Saxophone.jpg
単純に描くと下図のようになるが、管径が拡がっていくと、定在波の山が管の内部に移ってきて、これが開管と同じような定在波の発生の仕方に変わってくる、
ob 03
?正確にはわからない;
オーボエやファゴットも先広の管になっていて開管的な性質になるそうだ、トランペットやホルンも同様、
簡単に言えば閉管状態でも管径が「一定か、先広か」が「閉管か、開管か」を分けることになる、真に閉管なのはクラリネット属だけ。

ところで、ジャズclではヴィヴラートをかけるのに、クラシックのclは何故ノンヴィヴラートなのか、昔からの慣わしとも言われるし、他の管楽器と異なる独自の存在感を出すため、とも聞く、確かにppからフーっと立ち上げたり、スーっと消えるような、なだらかでデリケートな表現はノンヴィヴラートが相応しいと思える、ある演奏会でモーツァルトのcl協奏曲を聴いたとき、楽章が終り、orchの音は止んでいるが、cl奏者は残った気圧を抜くかのようにフヮっと余韻を聴かせた。

you tubeより、A.カルボナーレ:cl、C.アバド指揮、モーツァルトOで、モーツァルト:cl協奏曲a-major K.622、
ソロclは高域と低域で2声に分けたように書かれた部分がある、
moz cl con you
you tube:Mozart: Clarinet Concerto In A, K.622 (Live) 
1. Allegro 2. Adagio 3. Rondo (Allegro)

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外したり張ったり:弦あれこれ  

「細長い」と「長細い」は微妙に意味が違い、使い分けられるが、「太短い」に対し「短太い」という言葉はわざわざ使われない 
003_20190929103553489.jpg^^;
弦長の短いリュートはまず短いのが先に立ち、それに合わせて弦を選ぶ、結果、太めの弦になる・・よって「短太い」と言うべきかも?

リュートの低音用にAquila社のCD弦(ローデドNG)が出てから重宝していた、適度に細く、柔軟で扱いやすい、調弦も安定するのは助かるところだが、品質改良後でもやがて切れる弦があるようだ、耐久期間がどれくらいかは予測つかない、プロは演奏会の最中に切れないよう、HDDみたいに早めに交換するのがよいとか・・;

手持ちの楽器ではルネサンスluteと、この11コースluteなど弦長の短いものにはやはりCD弦を使いたい、ガットはもちろん、フロロカーボンでもやや太すぎる、
11c lute
弦長:67cm
11c lute 02
茶色、エンジ色がCD弦
しかし、この13コースluteとジャーマンテオルボはフロロカーボンに戻すことにした、これらの弦長なら、短太いという状態ではないし、絶対に切れないのが安心、
13c lute
弦長:69.5cm/78cm
13c lute 02
戻した印象はこのほうが弾いた瞬間にドスっとパワーが出る、余韻もこの程度でよい、CD弦のような柔軟性がない分、ガットに近いと言えようか。

フロロカーボンは呉羽の釣り糸「万鮪」とサバレス社が弦として出している「KF」を併用しているが、モノは同じである、使えるのは下表のとおりだが、所有の13コースluteには片方だけで希望のゲージが揃わない、
manyu kf
⑥コースにはKFのみ、⑬コースには万鮪のみしか合うものがない、⑪コース用の万鮪90号(メーカー表示:1.57mm)はちょうど良いテンションになるが、今は出ていない号数で、運良く在庫品をゲット、マイクロメータで実径を測ると1.59mmで、KF160も同じだった。
manyu kf 02

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ギター属の音、あれこれ  

またもマニアックな話にのめり込んで恐縮; 
ギターは今でこそ標準的な形が決まっているが、歴史を辿るとリュート属と同様、ひじょうに多様で面白い、先日のビウエラの話で挙げた写真でも、
vihuela org
一番右の楽器はどう見てもバロックギターの前身的?な型で、側板の深いタイプだ、
現存する希少なオリジナル・ビウエラを調査した製作家、カルロス・ゴンザレス氏のレクチャーをまとめた西野 潤一氏のレポート(日本リュート協会会報より)があるが、
「キトのビウエラ カルロス・ゴンザレス レクチャーレポート」
この楽器は響板の厚さが4mmもあるらしい、
004_20190913102206cb7.jpgレプリカ
一方、側板奥行きの浅いタイプもあり、最盛期のビウエラはどんな楽器だったのか?
この動画ではスリム・ボディで深い型を弾いているが、バロックギターの音色に近い感じ、
vihuela 01 you
you tube:Guardame Las Vacas A
*参考にバロックギターの演奏も一つ、
b guitar you
you tube:Baroque guitar - Santiago de Murcia - Jacaras and Fandango
*作曲者のS.de.ムルシアはA.コレッリの曲をギターに移したり、民族的な曲を書いたり多彩である。

一方、奥行きの浅いビウエラ、
flat-back-vihuela_2019091310013226e.jpg
H.スミスの演奏でナルバエスの曲を挙げる、
H S vihuela you
you tube:Fantasia del quarto tono - L. Narvaez - H. Smith, vihuela
個人的好みでは、こちらがビウエラの理想といった感じ^^

19世紀ギターでも大きく分けて2つのタイプがあり、バロックギターを引き継いだような細身で奥行きの深い、Carlo Guadagniniのギターやミルクール・タイプ、
C Guadagnini f
Carlo Guadagnini
そして、幅広で奥行きの浅い、Gaetano Guadagniniのギターなどがある、これがビウエラの復活型?かどうかは不明;
G Guadagnini
Gaetano Guadagnini
この2つがClaudio MaccariとPaolo Puglieseのディオで聴ける、
guitar duo
you tube:Beethoven - Sonata no.23 op. 57 “Appassionata” - Duo Maccari-Pugliese
おそらく、どちらもボディの容積は同じくらいで、響孔も同じ程で大きめ、これが胴内の空気共振を活かした19世紀ギター共通の鳴り方を作っているようだ、しかし深型と浅型の違いは出ているように思う、デュオを組むには面白いv

PS.ルネサンスluteとビウエラのデュオを聴いてみたいが、良い動画が見つからない;
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信長も聴いた?ビウエラ  

9月13日(金)21時からリュート奏者の佐藤亜紀子さんが、ららら♪クラシックに出演されるそうで、興味のある方はお見逃しなく、
NHK:ららら♪クラシック「戦国武将を癒やした音色」
ここでは、長崎の出島で西洋使節団が演奏し、織田信長も聴いた?かもしれない、当時(ルネサンス期)の曲が紹介される、注目したいのは佐藤さんが使うビウエラがどんな楽器か、
vihuelas 04
番組では「幻の楽器」としている、ビウエラはイベリア半島で使われた「スペインのルネサンスlute」と言える楽器だが、宗教的理由でリュート属は使われなかったという、しかし楽曲そのものに国境はなく、同じ調弦のリュートと共有されていた。
「幻の・・」なのは、ビウエラはオリジナル楽器が殆ど残っておらず、資料不足という意味でも言える、残っているのはこの写真にあるものくらいだ、
vihuela org
一番左はバス・サイズで大型らしい、実際の演奏に使われた楽器ではないかもしれない
実際のビウエラとはどんな楽器だったか、今も製作家と奏者の間で模索中と言える、
個人的には、リュートとも違えば、普通にいうギター属とも一線を画した独特の楽器という気がしている、ビウエラは当時あった民族楽器のギターとは区別されたらしい、ちなみにバロックギターは民族楽器のほうを継承していると聞く。

現代、様々なVihuelaが作られているが、大別すると、1つは広めの響板と奥行きの浅い側板で平べったいボディの楽器、
flat-back-vihuela.jpgA Hop vi

もう1つはスリム型で側板の奥行きが深い、のちのバロックギターに近い型、
003_20190907102624f49.jpg
・・と分けられるが、その他いろいろある;
6.jpg
これもオリジナルを元にしたらしい、薄着で胸に当てると痛そう;

平べったい型のほうが、ギター属とは一味違う独特の響きを持っている感じだ。
手持ちのビウエラのCDで一番良いのが、マッシモ・ロナルディだが、演奏も優れ、楽器の音も好みである、写真からも側板の浅い型の楽器である、
m l vihuela
Massimo Lonardi: Vihuela
ルイス・デ・ミランのパヴァーナI
m l 01 you
you tube:Pavana I - L. Milan - M. Lonardi, vihuela
ナルバエスの「皇帝の歌」は原曲はジョスカン・デプレの「千々の悲しみ」という歌曲で、当時ひじょうに流行った曲だけに、日本を訪れた西洋使節団が披露し、信長や秀吉が耳にした・・かもしれない、
m l 02 you
you tube:Cancion del Emperador - Baxa de Contrapunto - L. de Narvaez - M. Lonardi
*you tubeの音源は過剰にリバーブが加えてあるようだ;

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