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Michael: Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

スウィトナー:Dvořák Sym No.9「新世界」 【更新】  

ドヴォルザーク「新世界」も旋律美の主題が常に流れていて、民謡調の素朴な旋律が多く親しみやすいが頻繁には聴かない。先日のスウィトナーの「第8番」が非常に良かったが、「新世界」も同じ期待に応える演奏だ。特異というわけではないが、他の多くの演奏とは根元が違う音楽作りに思える、SKBの演奏はBPOのような完璧な構えという感覚ではなく、大事なところを押さえ、各楽器の天然な持ち味を放ってくる大らかさ?が良い。 
D.シャルプラッテンの録音はまだアナログ期だが、CD化された音はその後のDENON盤と区別つかないレベル、スウィトナーの美質と優秀な録音が一体となって楽しめる。
sui dvo sym 9
ドヴォルザーク交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1978年 D.シャルプラッテン

全楽章通して、弱奏を基盤にレンジを深く取っている、
第1楽章、いつもどおり低域にエネルギーを寄せ、vn群は涼やかだ、序奏はぐっと弱奏に始め[5]の休符に長い溜めを置き次の木管が奏でる、ここで引き付けられる、
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主部は快速ぎみ、さほど切り立てず、行書的タッチだが張り詰めた感覚があり、終始透明感のあるサウンドが味わい深い、弱奏をぐっと押さえ対比が効果的、強奏は金管、timpが豪快に担う、第2主題のflと続くvnは一際柔和で穏やか、
sc01 149
提示部を反復しないと[177~180]の接続句を聴けないが、この演奏で珍しく聴ける、
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展開部はブラームスのような対位法書法は少ないが、転調とvnの最高域を多用したオーケストレーションの巧みさで聴かせる。終結部は加速し、熱気を込めて終わる。
第2楽章、程よいテンポ(11:25)、イングリッシュホルンに始まり、[26]からpppの弦がきめ細かく密やか、第一楽章の再現も入る。
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情感豊かな和声も見事な楽章だがスウィトナーは一段と響きの溶け合い美しくする、
第3楽章、Molto vivaceでスケルツォ楽章になるが、快速なテンポをとり、キレは抜群、[68]からPoco sostenutoで長閑になる、また第一楽章の再現も入る、気分を変えてはスケルツォの活気に戻る。
終楽章も快速ぎみに行く、弦の爽快な流れ、金管、timpの切り込み、木管やhornの味わいも聴かせる、1か所弱奏のシンバルも明快、各楽章のテーマが回想され、加速して終わる。
you tubeに当演奏がある、
sui dvo s9 you
you tube:スイトナー指揮ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」

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category: ドヴォルザーク

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ドホナーニ:Dvořák Sym No.8 (更新)  

ドヴォルザークのsym No.8は民族音楽的な屈託のない旋法を用い、orch.を魅力的に鳴らす、曲の進行も快調とあって、これも人気の要素だ、アメリカに渡ってからのNo.9「新世界より」に対し、チェコ時代に書かれた重要な作品になる、書法的にはSym No.9を凌ぐと言われる。
ブラームスが弦楽の中低音域の渋い響きを好んで使うのに対し、ドヴォルザークのオーケストレーションは高域をよく使い華やかで、
sc01 103
ブラスの輝き、木管の色使いも効果的だ。
スウィトナー、クーベリックと取上げたが、C.von.ドホナーニとクリーブランドOの録音も好みで音響的にも満足、潤いのある弦楽と各木管の色合い、ブラスの豪快さ、弱音で陰のように叩くtimpもくっきり聞こえる解像度、DECCAの名録音でもある、No.8を聴きたいとき、最も親しんだ音盤である。
dvo sym 8 doh
クリストフ・フォン・ドホナーニ指揮、クリーヴランドO
1984年 DECCA

全般に程よく快調で、あまり粘るところなく、自然の慣性に乗ったような颯爽とした進め方がよい、まず第1楽章がそんな印象で切れ味よい、
第2楽章は色彩感豊かで、pppまで弱奏を聴かせスケール感もある、
第3楽章は洒落た大人のムードというべきか、潤いのある再生音で弦が味わい深い、
興味深いのは終楽章の変奏形式で、輝かしいtrpソロで始まる、この録音の澄んだ響きが良い、
ブラームスのsym No.4 を参考にしたと言われ、あくまで初めの主題に基づいて変奏されるのだが、[123]からトルコの軍楽調に変化するなど、多彩に様変わりしていくのが面白い、
sc04 123 b
dvo sym 8 you
you tube:Antonin Dvořák, Symphony No. 8 in G major, Op. 88

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category: ドヴォルザーク

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R.クーベリック:Dvořák Sym No.8 (更新)  

手持ちのターンテーブルは時折、水平を確認している、 
suihei 02
ヘッドシェルは首が固定のものが多いが、回転して調整できるほうが望ましい、
Head shell
アームとの取付け部分も角度にアソビがあるので、締め付けのとき水平に注意、
suihei_20200409144619f5b.jpg
概ね水平ならOK、

さて、とても良かったという憶えはあるが、久しく聴いていなかったクーベリックのDvořák、Sym No.8、No.9「新世界」と2枚組になったLPを中古ショップで何気なく購入したが、なかなかの名盤で、1966年録音のNo.8が特に気に入った、D.Gramophonのバランス・エンジニアはG.ヘルマンスだが、カラヤン盤とは違った感じに聞こえる、弦楽の押し出し感は強く各パートが集中的に響き、東のD.Schallplattenとは対称的なサウンド仕上げと言えようか?
r k dvo s8 02
ラファエル・クーベリック指揮
ベルリン・フィルハーモニーO

r k dvo s8 01

ドヴォルザークはvnの高域を多用したハーモニーが爽快。
sc01 103
ハイドンの時代からの交響曲の形式を引き継いでいるものの、ドヴォルザークはさすがに各楽章が多様な要素で交響詩的内容になってくる、第一楽章展開部も何段かで構成され、対位法的な部分も聴きどころ、アイデア満載のところはハイドンに通ずる感がある。
クーベリックは抒情的な部分の柔軟でデリケートな表現の一方、活発な部分では思い切り切れ味よく、第一楽章の中で存分に聴かせる。ドヴォルザークは一つの楽章の中でテンポの変化を指定しているが、それをどう実感的に捉えるかはやはり指揮者の音楽性になるが、クーベリックも自然に設定していく。
第二楽章は三部形式でドラマティックな展開、弦楽は厚く深々と始め、スケール大きく描いていく、
第三楽章のお馴染みの美しい主題、BPOの味わいは申し分ない、
終楽章は快速ぎみ、開始のtrpがじつにブリリアント、トルコ行進曲風の部分も速めの歩調で一段と引き締める。
sc04 123
r k dvo s8 you
you tube:Dvorák: Symphony No.8 In G, Op.88, B. 163 -
1. Allegro con brio 2. Adagio
3. Allegretto grazioso - Molto vivace
4. Allegro ma non troppo

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category: ドヴォルザーク

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スウィトナー:Dvořák Sym No.8 (更新)  

O.スウィトナー指揮、ドヴォルザークのSym No.8、以前はN響とのライヴ録音を取上げたが、シュターツカペレ・ベルリンとのセッションのほうを聴いた、
D.シャルプラッテンの録音だが、これぞHiFiと言える好録音、音場に奥行きがあり、各楽器の発する音のエネルギー差(低音ほどエネルギーが高い)に実在感がある、低域に深みがあり、高域(vn群)は常に力を抜き清涼、ブラスは厚みを帯びて押し出す。 
sui dvo sym 8
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1977年、ベルリン キリスト教会

第1楽章、滑らかに情感深い強弱で開始、この歌い出しを大事にしているようだ、主部はひじょうに快速で活気を持った演奏、先に述べたとおりのサウンドが心地よい、展開部は見事だが、このブラスがテーマを力強く奏で、弦が半音階で上下するクライマックスが圧巻、
sc 01 1
ここでも耳に爽快な演奏だ、終結はキレたように加速し熱気あふれる。
第2楽章はドラマティックな構成、弦楽による始まりは涼やかな風、鳥が鳴く森、湧き出る泉、大渓谷?・・何かいろいろ情景が浮かんで楽しませる楽章、vnソロが一際美しい、スウィトナーは聴力検査ギリギリのpppまで使い、ffで突然ステージが変わったような劇的スケールで聴かせ、奥行きや色彩感も豊かである。
第3楽章、スウィトナーはゆったりと、いかにも優雅なワルツ風に聴かせる、
sc dvo
弦の一弓のデュナーミクにも気品を持たせる、サヴァリッシュのきりっとした演奏も良かったが、こちらもまたハマる、
このfzでの量感の入れ方も絶妙で期待どおり、
sc 03 2
弦楽の爽快さと、obソロを助奏するvcが味わい深い。
終楽章はわりと落ち着いたテンポ、trpの澄んだ響きで開始、この楽章もppをpppくらいに押えて奥行きを付ける、flソロのバックでtrpが弱奏する、この澄んだ響きも良い、トルコ行進曲風になる変奏でちょっと武骨になった後がスマートに決まる。
スウィトナーのサウンド作りとDvořák Sym No.8はとても相性よく思える。
sui dvo s8 you
you tube:スイトナー指揮 ドヴォルザーク 交響曲第8番

*ほか、C.フォン.ドホナーニ、R.クーベリックの演奏も良かったのであらためて。
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category: ドヴォルザーク

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O.スウィトナー:Dvorak Sym No.8 (N響ライヴ)  

ドヴォルザークのNo.8やNo.9は凝った書法も使われ充実しているが、国民楽派的でメロディアスな主題が、常にどこかのパートで明確に奏でられ、流れよく曲が運び聴きやすい、ここはブラームスと対称的かもしれない、 
いつ頃買ったか憶えがないが、ラックにO.スウィトナー、N響のライヴ録音で、ドヴォルザーク Sym No.8があった、1973年、大阪厚生年金会館での収録で、会場の響きは期待できないが、意外に録音は良好で集中させる、ひじょうに覇気のある演奏で気に入った、
sui dvo s8 nhk
第1楽章、滑らかに情感深い強弱で開始、この歌い出しを大事にしているようだ、主部はひじょうに快速で活気を持った演奏、先に述べたとおりのサウンドが心地よい、展開部は見事だが、このブラスがテーマを力強く奏で、弦が半音階で上下するクライマックスが圧巻、
sc 01 1
ここでも耳に爽快な演奏だ、終結はキレたように加速し熱気あふれる。
第2楽章はドラマティックな構成、弦楽による始まりは涼やかな風、鳥が鳴く森、湧き出る泉、大渓谷?・・何かいろいろ情景が浮かんで楽しませる楽章、vnソロが一際美しい、スウィトナーは聴力検査ギリギリのpppまで使い、奥行きや色彩感を豊かに聴かせる。
第3楽章、スウィトナーはゆったりと、いかにも優雅なワルツ風に聴かせる、
sc dvo
弦の一弓のデュナーミクにも気品を持たせる、サヴァリッシュのきりっとした演奏も良かったが、こちらもまたハマる、
このfzでの量感の入れ方も絶妙で期待どおり、
sc 03 2
弦楽の爽快さと、obソロを助奏するvcが味わい深い。
終楽章はわりと落ち着いたテンポ、trpの澄んだ響きで開始、この楽章もppをpppくらいに下げて奥行きを付ける、flソロのバックでtrpが弱奏する、この澄んだ響きも良い、トルコ行進曲風になる変奏でちょっと武骨になった後がスマートに決まる。
スウィトナーのサウンド作りとDvorak Sym No.8はとても相性よく感じる。
you tubeにN響盤は挙っていないが、1978年、SKBとの東京公演が挙っていて、ほぼ同じ魅力で聴ける、
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you tube:ドヴォルザーク 交響曲第八番 スウィトナー / シュターツカペレ・ベルリン 1978東京

ほかにSKBとのセッション(1977年、ベルリン キリスト教会)もある、
D.シャルプラッテンの録音だが、これぞHiFiと言える好録音だ、音場に奥行きがあり、各楽器の発する音のエネルギー差(低音ほどエネルギーが高い)に実在感がある、低域を深々と聴かせ高域(vn群)は常に力を抜き滑らか、ブラスは厚みを帯びて押し出す、そんなバランスがよく再生される。
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you tube:スイトナー指揮ドヴォルザーク交響曲第8番

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クーベリック:Dvorak Sym No.9 "新世界より"(LP)   

アナログ盤再生を再開して、いろいろLP盤を物色に出かけるのが楽しみだった、このところちょっと落ち着いたが;また近々行く予定^^ 
このR.クーベリックのドヴォルザークSym No.8 & 9の2枚組も5年くらいになるが、No.8だけ聴いて保留してあった、ふと目について聴いてみたが、これが演奏、録音ともにトップに挙げたい名盤だった、
R K Dvo LP
ドヴォルザーク 交響曲No.9「新世界より」
ラファエル・クーベリック指揮
ベルリン・フィルハーモニーO.
1972年 ベルリン、イエス・キリスト教会
D.G バランス・エンジニア:ギュンター・ヘルマンス

2枚組のNo.8は1966年の録音だったが、こちらは'72年、G.ヘルマンスが手がけた録音でも特に傑作盤ではないか、程よく距離を置いたサウンドで、D.Gらしいゴツさがない、弦楽サウンド含め滑らかで明瞭、音場の奥行きがあり、木管もくっきり、何度も針を下ろしたいLPだ。
at 2
クーベリックは強弱幅を広く設定した懐深い演奏、
第1楽章、序奏はかなり弱奏で始まるが、ボリュームは普通でよい、あとで十分ダイナミックに押し出す、hornの弱奏dim.が安定して上手い、主部は落ち着いた開始だが、すぐに熱気を放ってくる、テンポの緩急がじつにツボを得た変化で、強弱の深い設定とともに引き込んでいく、提示部の反復はないが、この演奏はそれが良い、キビキビ切れ味良く追い込んでいく。
第2楽章もひじょうに弱奏で開始、テンポは遅すぎずちょうど良い、イングリッシュホルンも遠くに響く感覚だ、夢見心地に運び、[96~]の ff は思い切って豪快、
sc02 95
第3楽章、テンポは普通くらいか、歯切れ良くダイナミック、そういえばvn1とvn2の左右配置も効いている、BPOの管の上手さもよく味わえる。
終楽章、快速に開始、金管も透明感があって心地よい、弱奏とダイナミックの対比も痛快で過不足ない演奏だ、

you tubeで聴いてもなかなか音質良好、
dvo sym9 you
you tube:Dvorak 9th Symphony "From the New World" Rafael Kubelik BPO

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サヴァリッシュ:Dvorak Sym No.9「新世界より」  

前に取り上げた、サヴァリッシュによる「8番」とカップリングされた「新世界より」、
名曲だけに録音は多いが、ひじょうに満足して聴けるものは限られてくる。演奏プラス、録音技術による鮮やかなorchサウンドもこの曲には期待してしまう。
EMIの当盤は低域が深々と響き、金管が厚く豪快な好録音だ。 
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ドヴォルザーク 交響曲No.9ホ短調 op.95「新世界より」
ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮
フィルハーモニアO 1988年 EMI


各楽章に出てくるお馴染みのテーマは共通の因子で出来ているように思う、これらが終楽章では全て登場し、絶妙に組み合わされる。
sc01_20180714095055f30.jpg 1st
sc02_201807140950569d1.jpg 2nd
sc03_20180714095058a13.jpg 3rd
sc04_20180714095059118.jpg 4th
*1st,2nd,4thは共通性があり、3rdはこれらの続きに置きやすい?
第1楽章、序奏を終え、主部は程よい快速、がっちりした骨組み感の中で少し柔和なレガート感覚を弦にも管にも持たせている、第2主題のところはより落ち着いた感覚、これが何度も聴きたい気品も帯びた味わいになる、提示部は反復し、展開部も熱気は控えめで終結部にかけて加速をかける。
第2楽章、イングリッシュホルンはじめ、フィルハーモニアOの木管、ホルンはじつに繊細に聴かせる、短調のテーマに移ると低音弦のピッチカートが深く支える。
第3楽章は、期待どおり瞬発力のあるキビキビとした演奏、しかし荒っぽさはまったくなく気品を失わない。
終楽章、これまでの楽章のテーマが巧みに取り入れられる、導入部はじっくりだが、快速に移る、キビキビした心地よさがあるが、弦のボウイングには柔らかさがある、展開部の金管の高鳴るところも爽快サウンドに整える、終結は豪快に決める。

動画は同じくフィルハーモニアOで1999年のライヴ
sawa dvo sym9 you
you tube:Dvorak: Symphony No.9 "From the New World" / Sawallisch Philadelphia Orchestra (1999 Movie Live)
EMIの録音から11年の隔たりがあるが、老練で落ち着いた要素が増した印象だ。

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C.デイヴィス:Dvorak Sym No.9(LP)  

早くからハイドンの交響曲をよく整った演奏で納得させてくれたサー・コリン・デイヴィス、ドヴォルザークの交響曲というと自分にとってはレアな気がして興味が湧いた。 
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RCOを指揮したPHILIPS盤だが録音年が不明、アナログ期最後の頃だろうか、伝統のマルチマイクからのミキシングは拡がりのあるvnパートでさえ、1か所に固まったように聴こえてくるが、当録音は自然に拡がる感じ、金管が厚みをもって響き、木管同士のハーモニーも味わい深く聴ける。オランダ盤LPだが随分と薄い、
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ドヴォルザーク 交響曲No.9「新世界より」
サー・コリン・デイヴィス指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウO


第1楽章、序奏はゆっくり初め、主部もゆっくりめに感じるが、楽章通してほぼインテンポ、pの[91]から、あるいは第2主題の出る[149]からはテンポを緩める演奏が多いが、
sc01 149
ここは速く感じる、ディヴィスの整然と通す演奏も他にはない引き付ける効果がある。
第2楽章は12:26で普通くらいの時間、コールアングレ含め全体に弱奏に押さえた演奏、バーンスタインのようなソロ演奏的な表情付けはなくさらりとするが、内面的に響いてくる感覚で引き付ける。
第3楽章、比較的落ちついたテンポだが、ぐっと引き締め、timpが力強く、心地よい力感を込めるが、極端ではない、
sc03 31
トリオに該当する部分も一貫したテンポで整える。
終楽章、10:32、やや快速か普通だろう、RCOの清々しい弦、がっちりした力感で、端正に整えた感覚が耳を引く、テンポの変化も最小限だが、終結はエネルギッシュに決める。
c d dvo sym9
you tube:Dvorak: Symphony No.9 "From the New World" - Colin Davis
1st 2nd 3rd 4th

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スウィトナー:Dvorak Sym No.9  

「新世界より」もメロディアスな主題が常に流れていて、音階の4度、7度が抜かれた民謡調の旋律が多いことから親しみやすい曲で、普段はあまり聴かないが、先日のスウィトナーの「第8番」が非常に良かったので、久々に取り出した。 
特異というわけではないが、他の多くの演奏とは根元が違う音楽作りに思える、SKBの演奏はBPOのように上手すぎるという感覚ではなく、大事なところを押さえ、各楽器の天然な持ち味を放ってくる大らかさ?もまた良い。
D.シャルプラッテンの録音はまだアナログ期だが、CD化された音はその後の録音と区別つかない、スウィトナーの美質と優秀な録音が一体となって楽しめる気がする。
sui dvo sym 9
ドヴォルザーク交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1978年 D.シャルプラッテン


第1楽章、いつもどおり低域にエネルギーを寄せ、vn群は涼やかだ、序奏では[5]の休符に溜めを置き次の木管が奏でる、ここで引き付けられる、
sc01 1
主部は快速ぎみ、さほど切り立てず、行書的タッチだが張り詰めた感覚があり、終始透明感のあるサウンドが味わい深い、弱奏をぐっと押さえ対比が効果的、強奏は金管、timpが豪快に担う、第2主題のflと続くvnは一際柔和で穏やか、
sc01 149
提示部を反復しているので、[177~180]を珍しく聴ける、
sc01 174
展開部はブラームスのような対位法的書法は少ないが、転調とvnの最高域を多用したorchestrationの巧みさで聴かせる。スウィトナーは終結部を加速し、活き活きと終わる。
第2楽章、程よいテンポ(11:25)、イングリッシュホルンに始まり、[26]からpppの弦がきめ細かく密やか、第一楽章の再現も入る。
sc02 26
情感豊かな和声も見事な楽章だがスウィトナーは一段と溶け合い美しく聴かせる、
第3楽章、Molto vivaceでスケルツォ楽章になるが、快速なテンポをとり、キレは抜群、[68]からPoco sostenutoで長閑になる、また第一楽章の再現も入る、気分を変えてはスケルツォの活気に戻る。
終楽章も快速ぎみに行く、弦の爽快な流れ、金管、timpの切り込み、木管やhornの味わいも聴かせる、1か所弱奏のシンバルも明快、各楽章のテーマが回想され、加速して終わる。
同演奏の動画、
sui dvo sym 9 you
you tube:スイトナー指揮ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」

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バーンスタイン:Dvorak Sym No.9  

1度聴いて、どうも好きじゃないなと思った演奏は大抵再度聴いても同じだが、珍しく2度目に良いと思う演奏もある、初めはちょっと聴く態勢が良くなかった? 
バーンスタイン指揮、イスラエル・フィルのDvorak「新世界より」は第2楽章があまりにゆっくり(18:22)なのが有名で、聴き馴染んだ多くの演奏(12分前後)の中で、この第2楽章の真髄かもしれない。録音は鮮明で聴き心地良いサウンド、豪快なブラスもクリアに響く。
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ドヴォルザーク 交響曲第9番ホ短調op.95「新世界より」
レナード・バーンスタイン指揮
イスラエル・フィルハーモニーO D.グラモフォン 1986年


第1楽章の序奏も非常にゆっくり、弱奏で引き付け、快速に入る主部はバーンスタインらしく極めて活きの良い演奏、timpは豪快に打つ、適宜テンポを変化させ、ツボに持って行く、
第2楽章、おそらく他のどの演奏例よりゆっくりだろう、また演奏可能な最弱音ppppが基調になっていて、mpくらいがmfに感じる対比だ、夢想的ではあるが、それがさも現実のように拡がる鮮やかさもあって不思議な感覚、弦楽のみの弱奏は聴こえる限界くらいで、速度、強弱ともソロ演奏なみに繊細な表情が込められる、obソロが始まる[90]からテンポは快活になり、第1楽章が再現され、また静謐に戻る。
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DG盤最高といえるこの鮮明な録音ではじめて味わえる演奏かもしれない、夜、静かでじっくり聴く態勢も必要;
第3楽章、打って変わってスケルツォは快速に極めてキビキビと演奏、さすがバーンスタインと言うか思わず喜んでしまう^^
終楽章、前の楽章に出てきたテーマを後の楽章に再登場させるのはハイドンの頃からあるが、この楽章ではこれまでのテーマ全てが登場し、全テーマは同じ因子で関連付いているのが明かされる。曲の細かい仕掛けもこの録音で気づいたりする、ちなみに[316]から第3楽章のテーマが弦を下がっていき、最後にtimpに移るのが面白い、
sc04 316
終楽章もバーンスタイン豪快な締めくくり。

you tubeに同録音があった、
bernst dvo sym9
you tube:Dvorak - Symphony n9 "From the New World" - Bernstein - Israel Philharmonic Orchestra

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