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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

G.Holst:組曲「惑星」 (2枚)  

冥王星が発見されたのは1930年で、グスタフ・ホルストが組曲「惑星」を書いた1914年より後の事で入っていない、 
pluto_202005300919085e5.jpg
作曲家コリン・マシューズにより冥王星(再生の神)が追加されたが、
pluto you
you tube:Pluto, the Renewer
2006年の国際天文学連合総会において「惑星」の定義が定められ、冥王星は「準惑星」に格下げになった、理由は冥王星が直径2370kmと非常に小さく(月以下)、同サイズの天体がさらに遠くを廻っており、冥王星だけ惑星扱いにできなくなったからだ、結果的に惑星は海王星まででよいことになった。
Neptune_2020053010014416b.jpg
ホルストが「惑星」を完成させたのは1914年と随分過去にも関わらず、その後のSF映画音楽を先取りしたような未知のものに対する不思議なイメージを感じさせる、
あの「スターウォーズ」メインテーマにもあきらかに「火星」が引用されている、
↓その部分から、
sw nhk so
you tube:N響ほっとコンサート 「StarWars」より
「惑星」は宇宙が舞台である音楽だけに、orchサウンドも広いスケールを感じさせるものであってほしい、それだけ録音技術も重要になる、早くから理想的な録音を行なったのがDECCAで、カラヤン指揮、VPO盤はこの曲を有名にした録音でもある。
当時、自宅には簡易な卓上ステレオしかなかったので、友人宅の上級ステレオでLPを聴いた、スケール感は'81年、デジタル期にDGから出たBPO盤より魅力がある、
VPO盤の火星には良い意味で荒々しさがある、金星の演奏は一際美しい、
土星で"急な異変"を表わすような突然の鐘はチューブラーベルを用いる例が多いが、
Tubular bellチューブラーベル
VPO盤のここは何か別種の楽器である、この音を好まないという意見もあるが、筆者には未知の合金(UFOの機体?)など連想させて効果的である^^v
なお最後の教会風の鐘はチューブラーベルである。
kara h p
you tube:ホルスト - 組曲《惑星》Op.32 カラヤン ウィーンフィル 1961

デジタル期に入った録音で今も名録音として気に入っているのはJ.E.ガーディナー盤でorchはフィルハーモニアO、これも評価が高かった、(orchはVPOのほうが好きだが)
生で聴く金管楽器は絶対音量が太くパワフルだが、それがよく感じられる、金管というと、LPの詰め込み盤ではアルミ箔が振動するような薄っぺらな音になるが、LP盤には収め辛いであろう音圧が押し出してくる、
j e g planets you
you tube:Holst: The Planets, Op.32 -
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因みに筆者の勝手なイメージとして、
金星は穏やかで理想的な第2の地球を思わせる、
土星はまもなく死を迎える恒星が急な変調をきたす脈動変光星のイメージも浮かぶ、
海王星は宇宙の遙かな奥行きと謎を感じる、

PS. UFOの残骸とみられるメタマテリアル
material.jpg

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Benny Andersson Piano  

一昨日の続きになるが、この表紙、パっと見、クラシックのアルバム風だが、あのABBAのメンバー、ベニー・アンダーソンである、 
b a pianob a piano
Benny Andersson Piano
2018 D.G

ミュージカル「マンマミーア」が映画化され、日本でも劇団四季が上演して、今もABBAの曲は現役である、ミュージカルの歌手達もさすがに上手く良いと思うが、アグネタとアンニが原点だなとも思う、2人がライヴで歌うシーンも聴いたが、やはり実力は素晴らしい。
ベニーがピアノ1台で弾く当アルバムは各曲の純粋なエッセンスがあらためて聴けるようだ。
以下収録曲、
20200513.jpg
'70年代のABBAの曲とその後の新作が集められている、グランドピアノで落ち着いたノクターン風に綴られる、ピアニスティックな編曲だが和声進行はオリジナルどおり、ピアノ1台による響きでコード進行の魅力がよく聴かれ、時代の流行を超えた普遍的な良さを十分感じる。
新作はクラシカルな雰囲気もあり、ピアノソロとして味わい深い、ABBAの曲では"輝いた時代"を満ち足りた気分で回想するような趣きがまたいい、作曲者当人ならばこそか・・
abba cd
「Thank You For The Music」「I Wonder」「My Love, My Life」など筆者個人には最高、「Money, Money, Money」だけはアップライト・ピアノを使っているようで、酒場の片隅を思わせ、上手い演出v
you tubeにも当アルバムは紹介されているが、
b a piano you
you tube:Thank You For The Music
you tube:I Wonder (Departure)
you tube:Money, Money, Money
you tube:My Love, My Life

ほかに興味深いライヴ録画も挙っている、
ピアノとパイプオルガンによる「Dancing Queen」ほか
b a d q
you tube:Benny Andersson & Gunnar Idenstam - Dancing Queen @Studio Acusticum [HD]
you tube:Benny Andersson - En skrift i snön @Studio Acusticum [HD]

PS. '70年代、ABBAが人気絶頂の頃、映画では「スターウォーズ」が大ヒット、J.ウィリアムズが担当した音楽もまた普遍的名作、VPOを指揮したライヴ盤は8月に出るそうだが、こちらも今から楽しみ。

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VPOとBPOの「スターウォーズ」  

今日は予定を変更しての記事、
yositakaさんのブログ「児童文学と音楽の散歩道reload」で、とても楽しみな情報を知った、あのS.ホーキング博士さえ、SF映画は大好きと言っていたが、SFシリーズ映画として人気を誇る「スターウォーズ」はじめ、数々映画音楽を書いたジョン・ウィリアムズの作品を作曲者の指揮でウィーン・フィルが演奏した、そのライヴ盤である「John Williams in Vienna」
が8月に出るという情報、 
j v vpo sw
ジャケット予告
この中から「帝国のマーチ」がyou tube配信されている、VPOはこれ以前にも演奏しているが、作曲者のJ.ウィリアムズがムジークフェラインの指揮台に立ったというのが感無量。
j w vpo you
you tube:John Williams & Vienna Philharmonic – Williams: Imperial March (from “Star Wars”)
VPOは第一級のクラシック作品しか演奏しないというお堅いイメージを勝手に持っていたが、今やジョン・ウィリアムズはクラシック、映画とともに各国でも人気は高いだろう。
SWシリーズは毎回、スクリーンにこのタイトルが出ると同時にテーマ音楽が衝撃的に始まる、
SW_2020050709145842d.jpg
勇壮な音楽とともに字幕が遙か彼方へ遠ざかっていく、こんな引き付ける開幕は他にないかも、このメインテーマには、ホルスト「惑星」から"火星"も引用されている節がある、
そして好きなのが「帝国のマーチ」、始まりの鋭いリズム、威圧感のある主題は傑作だ、VPOの金管奏者らに人気で演奏曲に加えられたらしい^^

次にサイモン・ラトルがBPOを指揮した、ジョン・ウィリアムズ作品、SWやインディージョーンズのテーマが挙っている、
s r bpo sw you
you tube:Williams: Star Wars / Rattle · Berliner Philharmoniker
s r bpo i j you
you tube:Williams: Indiana Jones / Sir Simon Rattle · Berliner Philharmoniker
さらに、スコット・ブラッドリーの「トムとジェリー」の音楽も取上げている、このアメリカっぽい音楽がBPOで聴けるのも面白い、以前も書いたが、これはnhk「らららクラシック」の初回放送で取上げられたが、なかなかハイテクニックな演奏になるらしい、
s r bpo t j you
you tube:Bradley: Tom and Jerry / Rattle · Berliner Philharmonike
いずれも演奏が一流なのは当然か^^

伝統を誇る名門orchもグローバルで親しみ易い活動をみせてくれる時代となった。
もちろんN響さんもやっているv
nhk sw you
you tube:N響ほっとコンサート 「Star Wars」

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楽器ソロ←編曲→オーケストラ  

今日も個人的好みや価値観で勝手にあれこれ・・; 

ソロ楽器のための作品をorchに編曲する例は多くみられる、オーケストレーションでどの楽器をどう使うかで、編曲者がいかに作品を捉えているかが具現化されているようだ。大抵は原作者の没後に行なわれるため、その良否はわからない。
L.ストコフスキーはバロック作品のいくつかを現代のorchに編曲している、バッハのトッカータとフーガBWV565もそうだが、
bwv1004 orch 01 you
you tube:Toccata and Fugue in D-Minor BWV565 Toccata.
かなり物々しい;
一昨日話題にしたシャコンヌBWV1004の編曲もある、
you tube:Bach - Stokowski. Chaconne (1950)
独奏楽器のための曲には装飾的なパッセージの切れ味、即興的なアゴーギグなど、ソロイスティックな聴かせどころがあり本来の魅力だが、それを大勢で合奏というのはもどかしい;
日本の指揮者、齋藤秀雄によるorch編もある、どこか西洋音楽を消化した後の日本風に聞こえるところもあり、そこはちょっと面白いかも、
bwv1004 orch 02 you
you tube:Seiji Ozawa - SAITO-KINEN Chaconne

M.ムソルグスキーの組曲「展覧会の絵」もM.ラヴェルによるorch編のほうがお馴染みのようだが、原曲はピアノで、やはりピアノ音楽らしい特性が強く、orch編では面白い面もあるが聴き辛く感じる部分もある、ピアノの素早い"粒立ち"がorchではモヤモヤしてしまう、
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you tube:Mussorgsky/Pictures at an Exhibition Pf:Freddy Kempf
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you tube:Mussorgsky: Pictures at an Exhibition - Alfonso Scarano & Thailand Philharmonic Orchestra
一方、orch編で有名となったこの曲をクラシックギター1本に収めた、山下氏の演奏も話題を集めた。当時LP盤は買ってみたが、針を下ろしたのは1回のみだった、orch編も取り入れての再編曲らしいが、楽器の限界を超えていて、弦だけがバシャバシャ鳴る音に疲れた。
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you tube:Jorge Caballero - Mussorgsky Pictures (Complete)

編曲といえばバッハも自作多作問わず、多く行なっている、ただし本人の時代の音楽。
原曲と両方残っていれば一番だが、チェンバロCon No.1 BWV1052の原曲は失われたヴァイオリンConに違いない、vn上の技法を鍵盤向きに変えることなく、あえてそのままにしてある、
20171116.jpg
20171116 b
譜例1ではvnのA線の開放を弾きながら、同音異弦を響かせる、次はE線で出てくる、また譜例2はD線を延々と弾く、vn上に成立する曲の真価を損なわないためだろう、他の曲では変更する場合もあるが、原曲を書いた人だからこそできる判断だろう。

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ギターによる、アルベニス スペイン組曲  

バロックではドメニコ・スカルラッティ、近代ではイサーク・アルベニス(1860-1909)、エンリケ・グラナドス(1867-1916)といった作曲家は、いずれも鍵盤作品でありながら、ギターに編曲され、主要なレパートリーになっている、それも一、二曲ではなく数多い、6本の弦に納めるのは難しいが、音楽の相性がよいのか曲の魅力を損なわず、ギターのほうが良い感じになる曲さえある。m
(一方、バロックリュートの作品は意外にギター編曲しにくい、どうにか編曲しても、曲本来の求める響きを再現しにくい場合が多い、同種の楽器のようでも、調弦と運指が大きく異なるためだ。)

アルベニスはスペイン国民楽派を先導したが、スペイン組曲No.1など、ギターを想定したかのような書き方である、
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「Asturias」の始め
クラシックギターは同じ楽器でも、奏者の弾き方や、爪の性質(形状や厚み)で音が随分変わってくる、それぞれに理想の音を求めることになり、面白いところ、無機質でつまらない音の奏者もいるが、ジョン・ウィリアムズの音は味わいがある。
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you tube:John Williams Albeniz(アルバム全曲)
ここでも、ジョン・ウィリアムズ自身の編曲である、
特に好きな「コルドバ」は[93]からある3連符の和音をa,m,i のラスゲアートで3回掻き鳴らすように変更しているが、
albe03.jpg
これがツボを得たように良い、アルベニスのピアノ原曲も元々そのイメージかもしれない。
albe 02
J.ウィリアムズ:「コルドバ」動画付き
you tube:John Williams | Cordoba | Isaac Albeniz

ピアノによる演奏も聴くと、ギターは遠くで鳴るピアノのようにも聴こえてくる。
albe 01
you tube:Cordoba, Albeniz, Alicia de Larrocha

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「千と千尋の神隠し」サウンドトラック  

宮崎駿監督のアニメ映画で一番傑作だと思うのが"千と千尋"です。あのトンネルに入る前の石像の薄気味悪さ、でもちょっと怖いもの見たさもそそられる雰囲気、昔どこかで見たような廃屋同然の古臭い建物や街並み、幼い頃の、夢だったか現実だったか区分けが付かない記憶を明確に映像化したような世界は宮崎作品共通です、空間はいつもどおり広大に描く、またこの作品は色彩が一際良かった。神経質な千尋に対し、父と母は羨ましいほど大ざっぱ、これも不安でいっぱいだった子供心を思い出させる;冠水した線路を電車が走るってのはあり得ないけど、夢なら何の違和感もなかったりします。

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久石譲の音楽がいつも作品に深みを与えています。大編成オケってのはめったに聴かないのですが、この作品なら「ピーターと狼」云々よりずっと楽しめる、オケは新日本フィル。なかなか優れた音源で、手持ちのホルストの「惑星」やらマーラー交響曲の優秀録音より上をいっている。たまにオーディオ・チェックも兼ねて聴いてみたりします。オケ全体の厚み、特に金管の量感ある響きがリアル、バスドラムは室内の空気を揺ってくる、シンバルや金属系打楽器のキレも痛快。トラック4「夜来る」や5「竜の少年」など聴きどころ。19「ふたたび」は歌曲的で長く記憶に残るよい曲だ。

オーディオ・チェックと言っても使っているのは自作SP、
sp_201502222112263c7.jpg
箱は一度作り替えたが、SPユニットはもう20年近くなるもの、スピーカーってのはほんと壊れないですね、その後新型の特性の優れたユニットは次々出ていますが、これで古楽器も大編成オケもそれらしく聴けるのでいまだ使用中、壊れたら"ハーベス"とか考えたいですが;(笑)

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ブリトゥン:青少年のための管弦楽入門  

アナログ盤を楽しむ、とは言いながらプレーヤー機能については殆ど解らずという状態です;同じカートリッジでも取りつけたトーン・アームやヘッドシェルの違いで音質にも変化が感じられますが、ちなみに今回導入したプレーヤーにはaudio-technicaのヘッドシェルAT-LT13aを使っています、厚地の金属製でカートリッジを付けた状態で重さ19.62gです。旧プレーヤー(DP-47F)のシェルは専用タイプでプラスチック製で同様に量ってみると10.85g、約2倍の違いです。やはりこれはAT-LT13aのほうがカートリッジの台座としてがっちりしていると見るべきでしょうか、針を盤面に落とした音からして違って聴こえます。旧プレーヤーは幾分ほんのりした反応で嫌いではないですが。

ヘッドシェル

さて今日は新プレーヤーで、ベンジャミン・ブリトゥン:青少年のための管弦楽入門を聴きました。20年近く?倉庫にあったLPです;今更管弦楽入門というわけじゃありませんが、健やかに過ごした時代を思い出し、懐かしい気分です。

britten
1面 ブリトゥン:青少年のための管弦楽入門
   ナレーター:小山田宗徳
2面 プロコフィエフ:「ピーターと狼」
   ナレーター:黒柳徹子
ロリン・マゼール指揮:フランス国立放送管弦楽団

1962年録音 D.グラモフォン

オケの調率音が鳴りだすとともに解説が始まる、小山田宗徳さんのナレーション、いいです、ぴったり、(これで買おうという気になった)、姿勢を正して真面目に聴かなきゃ、という気分になります。ナレーション音声にはコンサートホールに響くような適度な残響を持たせ、会場で聞くようにリアル。ヘンリー・パーセルのロンドの主題がまず全奏で始まる、続いて各楽器を紹介しながらの変奏、コントラバスに走句を弾かせたり、けっこうその楽器に不似合いな旋律だったりして面白い、最後は壮大なフーガにパーセルの主題を重ね華々しく終わる、と御存じのとおり、その間、小山田さんのてきぱきとしたナレーションが入る。
録音がいつものグラモフォンとは一味違う、Hi-Fi録音というやつで英デッカによくあった録音、昔のオーディオ・ブームを思い出す感じ、大型3ウェイの本格SPで聴けばそれなりに応えてくれる音源でしょう。'62年の録音ながら見事で、特にパーカッション、シンバルの切れ、バス・ドラムの押し出し、マリンバのくっきり音など聴こえてくるとオーディオ的に楽しんでしまいます。
なお2面は黒柳徹子さんナレーションで「ピーターと狼」、こちらは音声に残響をつけずTV番組風、昔のNHK子供番組の雰囲気です。

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