Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

「千と千尋の神隠し」サウンドトラック  

宮崎駿監督のアニメ映画で一番傑作だと思うのが"千と千尋"です。あのトンネルに入る前の石像の薄気味悪さ、でもちょっと怖いもの見たさもそそられる雰囲気、昔どこかで見たような廃屋同然の古臭い建物や街並み、幼い頃の、夢だったか現実だったか区分けが付かない記憶を明確に映像化したような世界は宮崎作品共通です、空間はいつもどおり広大に描く、またこの作品は色彩が一際良かった。神経質な千尋に対し、父と母は羨ましいほど大ざっぱ、これも不安でいっぱいだった子供心を思い出させる;冠水した線路を電車が走るってのはあり得ないけど、夢なら何の違和感もなかったりします。

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久石譲の音楽がいつも作品に深みを与えています。大編成オケってのはめったに聴かないのですが、この作品なら「ピーターと狼」云々よりずっと楽しめる、オケは新日本フィル。なかなか優れた音源で、手持ちのホルストの「惑星」やらマーラー交響曲の優秀録音より上をいっている。たまにオーディオ・チェックも兼ねて聴いてみたりします。オケ全体の厚み、特に金管の量感ある響きがリアル、バスドラムは室内の空気を揺ってくる、シンバルや金属系打楽器のキレも痛快。トラック4「夜来る」や5「竜の少年」など聴きどころ。19「ふたたび」は歌曲的で長く記憶に残るよい曲だ。

オーディオ・チェックと言っても使っているのは自作SP、
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箱は一度作り替えたが、SPユニットはもう20年近くなるもの、スピーカーってのはほんと壊れないですね、その後新型の特性の優れたユニットは次々出ていますが、これで古楽器も大編成オケもそれらしく聴けるのでいまだ使用中、壊れたら"ハーベス"とか考えたいですが;(笑)

category: 近代・現代作品

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ブリトゥン:青少年のための管弦楽入門  

アナログ盤を楽しむ、とは言いながらプレーヤー機能については殆ど解らずという状態です;同じカートリッジでも取りつけたトーン・アームやヘッドシェルの違いで音質にも変化が感じられますが、ちなみに今回導入したプレーヤーにはaudio-technicaのヘッドシェルAT-LT13aを使っています、厚地の金属製でカートリッジを付けた状態で重さ19.62gです。旧プレーヤー(DP-47F)のシェルは専用タイプでプラスチック製で同様に量ってみると10.85g、約2倍の違いです。やはりこれはAT-LT13aのほうがカートリッジの台座としてがっちりしていると見るべきでしょうか、針を盤面に落とした音からして違って聴こえます。旧プレーヤーは幾分ほんのりした反応で嫌いではないですが。

ヘッドシェル

さて今日は新プレーヤーで、ベンジャミン・ブリトゥン:青少年のための管弦楽入門を聴きました。20年近く?倉庫にあったLPです;今更管弦楽入門というわけじゃありませんが、健やかに過ごした時代を思い出し、懐かしい気分です。

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1面 ブリトゥン:青少年のための管弦楽入門
   ナレーター:小山田宗徳
2面 プロコフィエフ:「ピーターと狼」
   ナレーター:黒柳徹子
ロリン・マゼール指揮:フランス国立放送管弦楽団

1962年録音 D.グラモフォン

オケの調率音が鳴りだすとともに解説が始まる、小山田宗徳さんのナレーション、いいです、ぴったり、(これで買おうという気になった)、姿勢を正して真面目に聴かなきゃ、という気分になります。ナレーション音声にはコンサートホールに響くような適度な残響を持たせ、会場で聞くようにリアル。ヘンリー・パーセルのロンドの主題がまず全奏で始まる、続いて各楽器を紹介しながらの変奏、コントラバスに走句を弾かせたり、けっこうその楽器に不似合いな旋律だったりして面白い、最後は壮大なフーガにパーセルの主題を重ね華々しく終わる、と御存じのとおり、その間、小山田さんのてきぱきとしたナレーションが入る。
録音がいつものグラモフォンとは一味違う、Hi-Fi録音というやつで英デッカによくあった録音、昔のオーディオ・ブームを思い出す感じ、大型3ウェイの本格SPで聴けばそれなりに応えてくれる音源でしょう。'62年の録音ながら見事で、特にパーカッション、シンバルの切れ、バス・ドラムの押し出し、マリンバのくっきり音など聴こえてくるとオーディオ的に楽しんでしまいます。
なお2面は黒柳徹子さんナレーションで「ピーターと狼」、こちらは音声に残響をつけずTV番組風、昔のNHK子供番組の雰囲気です。

category: 近代・現代作品

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