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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

落語:大岡裁き 3選  

一昨日、癖になっている腰を痛めてしまい、座ったり立ったり、寝たり起きたりがゆ~っくりとしか動けない、車の運転も近くのコンビニにどうにか行けるくらい、いつも治るのに1週間~10日とお決まりである; 
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座ったままちょっと楽器を弾いてみたら、左の指がツッてしまった、ヤワな体でさんざんな状態^^;いつも冷え込んでくる頃、こうなるようだ、体を温めて静かに過すのがいい、

また落語で、立川志の輔の大岡裁き3選、
まず「三方一両損」はお馴染み、これが定番の終りを少しアレンジしてあり、大岡越前がちょっとお茶目なのがいい、
obihisa you
you tube:立川志の輔「大岡裁き 3選…」

続きで入っているのが「帯久」、
不運続きのあまり意気消沈した 呉服屋の主人、与兵衛は火付けという法を犯す結果となった、善人であることが明らかな与兵衛をいかに法を踏み外さずに救うか、大岡越前の機転を効かせた裁きが見どころ、「元金の返済が済んだ」というところからの一押しである、

最後が「小間物屋政談」、亭主が死んだと思って妻が再婚してしまっていた、これも落としどころに困る話し;これが大岡裁きとなり、主人公は不幸から一転する、志の輔は前半と後半、話の区切り方がいい、観客の引きつけ方も上手い、
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category: 落語

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落語の浄瑠璃  

現在は日本発祥の娯楽の1つ、カラオケが普及している、海外にも流出しているが、その国によって利用のしかたが違うらしい、
カラオケのなかった昭和の始め頃までは素人が浄瑠璃をやる、っていうのが流行って、熱中する人もいたらしい、浄瑠璃に人形劇が付くと文楽(人形浄瑠璃文楽)となるが、 
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素人が取り組んだのは太夫の語りである、これも好きな人同士ならいいかもしれないが、そうじゃない人が聞かされるのは苦痛だったようで、そんな様子が落語の笑いになっている、
まずは「素人浄瑠璃」、
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you tube:桂南光 素人浄瑠璃
*原題は「寝床浄瑠璃」で、桂枝雀が改題して演じ、南光が引き継いでいる。

欧米の喜劇映画の主人公などが、同じ失敗をするシーンを何度も見せる、観るほうもそろそろ来るぞと思い、その通り期待に応える、日本のお笑いでも同じボケをこまめに入れる、しょうもない事が何度もやると可笑しい、古典落語にもそんな"繰り返しのギャグ"が仕込んである、
次は「軒づけ」という、素人がよその家の軒先で義太夫節を語ろうという噺、今じゃ考えられない迷惑な所行^^;
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you tube:桂文珍 軒付け

落語家は他の様々な芸能を引用してくるのが見せどころでもあり、「掛取万歳(掛け取り)」がその典型である。

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category: 落語

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落語:「真田小僧」「雛鍔」  

4月から少年補導員を引き受けていて、月に一度、子供の集まる場所を数人で巡回している、
児童公園を見に来たら、大きな枯れ枝が落ちていたのを、遊んでいた小学生が「あれ、何とかしないと危ないと思うんですけど」と言ってきた、公共の安全性を気にしている、我々の子供の頃はそんなこと気にもせず、遊んでいただろう;
以前、ある番組で子供に街頭インタビューするところがあって、小学4,5年くらいの子が落ち着いて話し、最後に「・・と言っても過言ではないと思います」とか答えた、おっさんかお前は、と笑ったが^^今の子は我々の頃よりずっと早く大人になっている感じだ;

さて落語に登場する子供ってのは妙に知恵が廻り、したたか、大人を見透かして手玉に取るのがお決まりで、「佐々木政談(裁き)」はすでに取上げた、ほかに「真田小僧」「雛鍔」っていうのが有名、

まず「真田小僧」はこの手の代表的な噺、
shincho sanada
you tube:古今亭志ん朝 真田小僧
まんまとごっそり小遣いをかっさらう。

「雛鍔」も同じシリーズのような噺で子供のしたたかさも聞き所だが、親父が仕事で出入りしている御店のご隠居が尋ねてきた場面で、茶菓子の羊羹を用意するかみさんの要領のまずさに亭主が事細かに小言を言う、本筋からすっかり外れた笑いどころを入れる、こんなのが他の噺でもあるが、落語の面白さ。
こういう脱線は漫画の筋書きにもよくあり、やがて本筋に戻す^^
shincho hinatuba
you tube:古今亭志ん朝 雛鍔(ひなつば)

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category: 落語

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落語:「堀の内」、「つる」  

どうもここんとこ落語が多くて恐縮;先日の「百年目」などじわじわ引き込む噺もあれば、軽~いけど、可笑しくてしょうがない傑作もある、
粗忽者のエッセンスを凝縮したような噺「堀の内」はその典型で、話の筋は重要でない;
実際それはないだろう程の慌てっぷりをよく詰め込んだもんだと、古典のセンスは大したもの、これはテンポよくトントンと連発しなきゃいけない、記憶にある所では、8代目橘家圓蔵(5代目月の家圓鏡)が、この手の噺はツボに嵌っていた、
動画で聞けるところではやはり古今亭志ん朝の滑舌が絶品、
shincho 01
you tube:古今亭志ん朝・堀の内
「堀の内」のお参り先、
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妙法寺(別称:お祖師様)東京都杉並区堀ノ内

さて、同様に軽い噺で「つる」というのがある、これも内容は、しょーもないもんで、鶴の名の由来が・・「つー」と「るー」という苦し紛れも通り越したアホらしさ、
なんぼ阿呆でもこれはウソやとわかるが、おもろいから町内に言うてまわる^^枝雀が演じたのがやたらハマって記憶に残っている、
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you tube:桂枝雀「つる」<有頂天落語>

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category: 落語

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落語:宿替え(粗忽の釘)  

昔は漬物といったら大抵、各家々で作り、子供には持てない大きな川原石を一つ漬物樽へ乗せていた、今思えばあんな重たい石を持ってこなくても、もうちょっと小さめの石を何個か乗せれば同じではないか、一つの塊である必要があるのだろうか、と疑問である; 
tukemono taru
しかし今もコンクリートか何かで出来た漬物石を通販でも売っている、取っ手を付けたらカーリングのストーンになりそうな;
落語にはそんな漬物石まで持っていくという引っ越し話がある、上方では「宿替え」、江戸では「粗忽の釘」という、これも主人公があまりにアホでお馴染み、
まず、上方は桂文珍
bunchin yadokae
you tube:桂文珍 宿替え
元は長い話で、途中でオチをつけて終わることが多い。

もう一つ江戸版「粗忽の釘」を柳家小三治で、
kosanji sokotu
you tube:柳家小三治 「粗忽の釘」
"粗忽"とはまさにこういう主人公を表わし、粗忽者は落語ネタ、お笑いには欠かせない^^

nagaya 02

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category: 落語

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落語:百年目2  

昨日の続きで恐縮;
いつも小言を言っている番頭さん、奉公人達も馴れてしまって逆に自立心がなくなるかも、
いっそのこと朝、皆を集めて「今日は一日、何も言わず黙って見ている、そのかわりお前達、自分で考えて仕事に励んでおくれ」と言ったらすごく効き目ありそう^^
sensu 02
さて堅物で通っている番頭が内緒でハメを外しているところを主人に見られる、その翌朝の話が大詰め;このヒヤヒヤ場面を落語家がどう演じるか、アレンジも含め楽しみな名作「百年目」、まずは古今亭志ん朝の心地よい名調子、
shincho hyakunenme
you tube:古今亭志ん朝 百年目

次は「ガッテン」でお馴染みの立川志の輔、
枕なしで入る、番頭がその夜、悩むところも可笑しいが、翌朝の場面にぐっと溜めを置く、
「遠慮は外でするもんだ」 とか「それにしても昨日は楽しそうだったね」 がガツンとくる;
褒めているのか皮肉っているのか、どちらにも取れる話の中、旦那が話を止めて丹念にお茶を煎れるあたり、次は何を言われるのかと聞き手は番頭の心理になる^^;
しかし流石は旦那、懐が深い、
shinosuke hyakunenme
*音量差注意
you tube:立川志の輔「百年目」落語で疲労回復…

この話に出てくるセンダン(栴檀)の木だが調べてみると、葉の形に見覚えがある、拙宅のすぐ北にある私鉄の駅には昔、桜の木が並んでいたが、1本だけ違う背の高い木が立っていた、センダンの樹液はクマゼミが好むそうだが、たしかにこの木に限ってクマゼミが多くとまっていた、駅舎が改修され今はないが、あれがセンダンだったかと懐かしく思った。
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センダン

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category: 落語

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落語:百年目1  

普段は律儀で堅物の番頭、いつも店を切り盛りして、奉公人達に小言をいう鬼上司であるが、そういう人物ほどときに羽目を外したいもの、店の人々には内緒で顔なじみの太鼓持ちや芸者らと派手に宴を催すことしばしば、桜の季節となったある日、店を抜け出し、借りてあった屋形船に乗り込み盛り上がる、川沿いの桜の名所へ着いたところ土手の桜が満開なので、船から降りようと皆から誘われるが、堅物で通っている番頭が人に見られてはまずい、そこで太鼓持ちの案で扇子を顔に掛けて隠せばよい、骨の間から見通せるってことで土手にあがり、芸者達と鬼ごっこに興じる、そこで人違いをして捕まえた人物が・・
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なんと店の旦那様!旦那は医者の友人と風流に花見に来ていたのだ;番頭の遊興三昧がバレてしまった!逃げるように先に帰った番頭だが、旦那に会わす顔がない、部屋にこもり、許してもらえるか?ヒマを出される前に夜逃げしようか・・と眠れぬ夜を過す、
さて翌朝、旦那に呼ばれてからが聞きどころ、

「百年目」は上方が発祥と言われ、商人の都らしい話だが江戸にも原話があったと言われる。
まずは上方の桂米朝、喜寿を迎えた東京公演から、
beicho hyakunenme
you tube:米朝 百年目

次は東京で三遊亭圓生の一席でじっくり、
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you tube:圓生 百年目

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category: 落語

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落語:「子ほめ」  

落語の定番というと、脳天気で頭を使わない主人公と普通に賢い人物のやり取りではじまり、主人公が生半可に知恵を拝借し、とんちんかんをやらかすという噺はいくらでもある、
今日はその一つ「子褒め」、
桂米朝がやると、賢い人物がじつに落ち着いて品があっていい、これが持ち味でその分、主人公と対比がついて面白い、
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you tube:桂米朝・子ほめ

同じ話を桂枝雀で聞く、枕から枝雀流の世界に引き込み、期待どおり笑わす、
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you tube:枝雀寄席 008 子ほめ TV録画 VHS

子ほめは東京落語でもお馴染み、なるほど同じ話が江戸っ子調に面白くなる、
一押しが柳家喬太郎、
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★音量大
you tube:柳家喬太郎「子ほめ」
話の本筋は同じだが、落語家それぞれに枕を聞かせ、ここでかなり盛り上げる、本筋は大丈夫かってくらい^^

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category: 落語

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落語:流暢と間(溜め)  

ちょっと疲れて、何するのも面倒くさいな、というとき、やっぱり落語が一番、定番の話でいい、今日は東京落語の二人、 

古今亭志ん朝はさすがテンポよく、間(ま)を空けずトントンと進めるのが心地よい、喧嘩で啖呵切れば立て板に水、お馴染みの「三方一両損」で存分に味わえる、
shincho you
you tube:【落語】三方一両損【古今亭志ん朝】

次は柳家小三治、こちらは結構"間"を置くがそれが絶妙で、客の反応を読みながら、音楽で言えば休符を上手く使ったような効果、次の台詞に引き付け深みがでる、講演会などでも間を上手く使って話す人がいる、
今日はお白州もの揃えで「鹿政談」、白州の場面をじっくりといく。
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*音量差注意
you tube:柳家小三治 鹿政談
それぞれの持ち味で練り上げられた話芸であるv

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category: 落語

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落語:「代書」  

昭和の初期に作られた落語というのは古典か新作か? 内容からするともう古典というイメージで、昭和もすっかり昔になった、この「代書」という話を作ったのは米朝の師匠、桂米團治だそうだ、米朝はやる人がいなくなった古典落語を復活させてきたが、これもそのたぐいの演目になりそうだ。桂米團治は一時、落語をやめ、代書屋をやった時期があり、その経験を元にした、当時の新作落語になる、役所等へ提出する法的な書類を不慣れな人に代わって作成する、司法書士のような仕事で、今も通称、代書屋さんで呼び名だけは残っている、地味な話にも思えるが、これを聞くと、昭和初期の世情が伝わってくるし、この時代に成り立つ意外な笑いどころがあって面白い、
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you tube:落語 桂米朝 代書
この話は面倒な客3人が代書屋を訪れるが、3人目の客は朝鮮半島の人で妹の渡航証明が必要で尋ねてきた、当時は向こうにも戸籍があった、
戸籍謄本では死んだ人がまだ生きている、「死亡届け出さなかった」そうで、代書屋は「届けを出さないと遺体の始末が認可されないはずだ」というが、「その人、虎に食われて死んだので、始末要らなかった」という; また肝心の妹(18歳)が載っていない、「まだ出生届出してない」とか;嘘か本当かすごくいいかげんな話;オチもうまくひねってある、

もう一つ、桂枝雀、客は最初の1人目に絞られるが、十分過ぎるほど面白い、
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you tube:桂枝雀 Shijaku Katsura 代書屋 落語 Rakugo
土地家屋測量士と言っているが、正しくは土地家屋調査士である、米朝の話の3人目が出てくるともっと面白そうだが、

しかし韓国は近年、戸籍制度を廃止している、差別問題など戸籍が個人によっては不利益になるという事情だそうだ。
日本の戸籍は時代に合わせ、変化してきた、昔は家単位で、戸主(こしゅ)を定め一家全員載っていた、子が家督相続すると戸主が代わった、本籍はその家のある場所であった。
今は住所地と本籍は別である、戸籍は夫婦単位で作られ、妻の姓で婚姻してもよい、戸主は「筆頭者」に変わった、子は婚姻すると戸籍を出るので孫は載らない。相続等の際に身分、血縁関係を証明するのに戸籍が必要で、本籍は住所地以外でも実在する場所ならどこでも置ける、本籍を定めるのは、どこの役場で戸籍の証明がとれるようにするか、の選択に過ぎない、番地まで定めるのは戸籍を特定する表示にするためである。本籍地を変えるだけなら転籍届でできる、他の市区町村へ移動する転籍をすると新たに作成する役場では既に戸籍から出て「除籍」となった人は記載しないなど不要な情報は消えていく。
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外国人と婚姻する場合、当人の本国法も関わってくるので、添付する証明書類も様々異なる。

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