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Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

インパクタ  

銃声というのは発射する場所によって音も変わるだろう、壁に囲まれた場所なら反射音が凄いし、砂漠や海上なら反射音なしになる、
この動画はTVや映画で見覚えのある銃器の実際の音だそうだ、 
kar98k etc you
you tube:【フリー効果音】世界の銃声 Gunshot in the world #1
最初に出てくるドイツ軍の歩兵が持っていたボルトアクション式のKar98kの音はなかなかサマになっている、5発の装弾の音も^^命中率の高い名銃だったと聞く、
ほか、動画中のワルサーP38、通称シュマイザーMP40など興味深い、ワルサーのマガジン内は8発だが、1発装填済みなら9発連射できる。
p38.jpgmp40.jpg
また懐かしい「コンバット」でサンダース軍曹が持っていたトミーガン(トンプソン:サブ マシンガン)の動画もある、お~、これもさすがv
Thompson you
you tube:The Thompson M1A1 Submachine Gun (Full Auto)
おまけ、トミーガン vs シュマイザーMP40
tonp vs mp40 you
you tube:Thompson Vs. MP40 Shootout
次に「ダーティハリー」でお馴染みとなったマグナム44、構造解説入り、
44mag.jpg
you tube:ザ・マグナムハンドガン Chapter 3 マグナムとは何か?

マグナム44の動画の実験でわかるが、弾丸は小さなものでも「運動量=質量×速度」なので、その速度が高ければ大きな物体を衝突させたに等しいエネルギーとなる、
20201230110248de0_20201230172052827.jpg
ゼリー体を貫通させたところ、弾丸より大きく穴が膨らむ
地球に落下してくる大隕石は質量、速度ともに大変な値である^^;

さて、ここから本題^^
「はやぶさ2」でも行なった、小惑星リュウグウの表面にクレーターを作ったインパクタもようするに銃砲である、
hayabusa2_inst_12.jpg
銅板が丸い形状になって飛び出す特殊な開発がされている、強い発射速度も得られる、
また過去記事に書いたESAによるミッションだが、
小惑星衝突ミッション
これも、インパクタを小惑星に打ち込み、軌道にどの程度影響を与えるかの実験計画である、
AIDA03_20201230110252bcb.jpg
将来、地球に衝突する危険のある小惑星の軌道をずらす方法の1つにインパクタが考えられているが、他の方法もいくつか考案されている、早い段階ならほんの少し軌道をずらせばよい、
kidou.jpg
しかし小惑星には様々なタイプがあり、1枚岩のような塊、土砂を丸めたようなスカスカな状態、土混じりの雪玉(彗星)、鉄やニッケルの塊で原始惑星の衝突でコアが飛び出したもの(隕鉄)等々、また表面が黒っぽいか明るいか、形状や自転の状態、詳細なデータを事前に知っておいて有効な対処法を選ぶ必要があるだろう。
その他過去記事:高速自転する接近小惑星

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category: 科学・自然・雑学

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天文衛星「ガイア」:第3期データ  

その昔、空の恒星は遙か遠い天球面に貼り付いていると考えられた、ガリレオのように宇宙には奥行きがあり近い星、遠い星があると気付いた人もいたと思うが、実際に近くの恒星までの距離を年周視差で初めて測定したのは19世紀、ドイツの天文学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセルで、1838年の事だった。
 
ESAが2013年に打ち上げて以来、年周視差で全天の星の距離や固有運動を測定し続けている、位置天文衛星:ガイア(gaia)であるが、
gaia_20201215092158100.jpg
この第3期初期リリース(EDR3)が公開された、18億個を超える星のデータが含まれ、この内約15億個は色情報も含まれる、星の色は温度を表わし、距離と見かけの明るさから質量も見積もることができて、個々の星の実態もわかる、
また連続した観測により、個々の星の動きもわかった、天の川銀河は約100億年前に「ガイア・エンケラドス」と呼ばれる別の銀河と衝突したことが示唆されていた、
過去記事:「衝突銀河:ガイア・エンケラドゥス」
今回のEDR3のデータは、衝突前の天の川銀河の、今より小さかった円盤の痕跡を浮かび上がらせている、銀河考古学の上でも成果をあげている、

はるか遠方(数十億光年以上)にあるクエーサーの位置は、見かけ上動いている、これは太陽系が天の川銀河内を動いているためで、
quasar.jpg
EDR3のデータから太陽系の動きが年々わずかに変化していることも突き止めた。

これは太陽系近傍恒星4万個の、今後160万年間の動きを白線で表示した全天マップ
Gaia 01
当然、今の星座の形は失われる、
Gaia 02
(資料:ESA/Gaia/DPAC; CC BY-SA 3.0 IGO. Acknowledgement: A. Brown, S. Jordan, T. Roegiers, X. Luri, E. Masana, T. Prusti and A. Moitinho)
ESAページ:Gaia’s stellar motion for the next 1.6 million years

また天の川銀河の伴銀河である大小マゼラン雲に含まれる星の動きを分析、星は老齢から若い順へと、赤、黄、青に色分けされている、
大マゼラン雲は小規模ながら渦巻き構造を持ち、中心部に老齢の星が多く、腕の部分に若い星が多い、渦巻き銀河の特徴がわかる。
Magellanic cloud
小マゼラン雲からは大マゼラン雲方向へ星が流出しているのが鮮明となった。
20201215.jpg
20世紀初頭まではこれら外部の銀河の距離も皆目わからなかったが、今は高度な宇宙の物差しと測量器を持つ時代となったv
その後はさらに遠い距離を知る「物差し」が発見されていった。
hashigo.jpg
宇宙距離梯子

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category: 宇宙・天体

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はやぶさ2:カプセル帰還  

2014年に打ち上げて6年、はやぶさ2が小惑星リュウグウからサンプルリターンする、ここまでは全て順調に運んだ、カプセルがオーストラリアの砂漠に着陸するのは6日の未明なので、寝て朝結果を見ることにした、
hayabusa-2 02
宇宙というところはまったく過酷で楽観はできないが、地球上の気象条件のような不確定要素は少ないだろう、カプセルの切り離し、大気圏突入と着陸、1ステップずつ全て成功させなきゃいけない、関係者には常にプレッシャーがあるのか、あとはプログラミングどおりだから結果を待つだけ、なのか・・どっちだろう?ドキドキはしていると思うが、無事を知らせる信号をキャッチしたら、そりゃもう大歓喜だろう^^

今朝のニュースで無事着陸とのこと、この火球の映像はちょっと懐かしくもある、夜になるよう設定されているのだろうか?^^
hayabusa2_202012061047461e0.jpg
カプセルの回収も伝えられた、
jaxa_202012061731475df.jpg
nhk:「はやぶさ2」現在の状況
jaxa.jpg
JAXA: はやぶさ2プロジェクト

人類は太陽系の小天体に狙いを外さず、到達できる技術を持った、これはプラネタリー・ディフェンスにも有力な基礎となるはず、
しかし「昨日見つかった小天体にロケットを飛ばそう」なんてすぐできるわけじゃない、まず期間をかけて小天体の軌道を正確に把握、つぎにどんな手順で到達させるか計画する、すぐに向かうんじゃなく、地球の重力でスウィングバイして加速する必要がある(太陽系内とはいえ宇宙的距離を飛ぶのだから)、そのために一旦地球から十分離れる必要がある、最終的にその天体にスピードを合せ、寄り添うような軌道に乗せる、最小限の燃料で出来るだけ早く目標に到達、また帰還できる綿密な計算と準備が要る、はやぶさ2は打ち上げから6年のミッションになるが、その前の準備をいれるともっと長い、

リュウグウのサンプルは表面のみならず、インパクターで人工クレーターを作り2度目のタッチダウンで地下のサンプルも採取したはず、その分析から太陽系初期の情報など、何がわかるか注目したい。
Impactor.jpg
はやぶさ2本体はこのあと、つぎの目標「小惑星1998 KY26」に向かい、2031年7月に接近探査する予定。

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category: 宇宙・天体

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ハッブル宇宙望遠鏡:30周年  

まず、関係ないが;うちの居間にあるTVとDVDデッキ(HDD付)は購入して20年を過ぎたが、未だ画質、機能とも健在で不満なく観られる(DVDは1度修理した)、けっこう長持ちv
そのDVDデッキで随分宇宙番組を録画した、その多くは打ち上げから30周年となるハッブル宇宙望遠鏡(HST)の画像である、
HST_202011190954374f5.jpg
こちらもスペースシャトルで何度も修理や性能アップが行なわれた。
hst 02
HSTがあるとないとでは大違い、宇宙科学が大きく進展、極めて鮮明な分解能で、その天体で物理的に何が起こっているのか、まず直感的に予測しやすい、
当ブログのカテゴリ「宇宙・天体」でも興味深い話題を拾ってきた、
それまで塊にしか見えなかった球場星団の密集した星の1つ1つを見分け、数年かけてその星々の動く様子を捉えたり、
web.jpg
Globular Cluster 47 Tucanae拡大

これは中心の明るい星々の光圧で星雲が吹き払われ、空洞域ができている様子、
large_web_202011190954416a7.jpg

撮像された最遠の重力レンズ効果、手前の銀河がその真っ直ぐ後方にある1つの銀河を4つの像に見せている、
J1000_0221.jpg
J1000+0221

一時的に増光した星の光が、周囲にあった暗い星雲を照らす範囲が光速で拡がっていく様子を人間時間の変化で捉えたり、
SN2014J_202011191852381ae.jpg
「光が進む様子」:超新星 SN 2014J

また衝突、合体しつつある銀河の例も多数、
arp 87
Arp 87
挙げればきりがない成果である、
今後もできる限り長持ちしてほしいHSTだが、後継機となるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡はコロナ感染の影響等でまた少し延期、2021年10月31日になるとの予定。
jwst_20201119095440189.jpg
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
さらに「ローマン宇宙望遠鏡」というHSTと口径は同じながら、視野が100倍広いという宇宙望遠鏡も、2025年打ち上げ計画で進められているそうだ、
人間にとって欠かせない眼となったHST、後継機の稼働まで頑張ってほしいところ、

また地上望遠鏡にも大きな期待がかかる、
大気の揺らぎによる画像のぼやけを補正する、補償光学という技術が確立されて以来、地上に巨大光学望遠鏡を設置する価値が成立した、現在あるESOの8.5m望遠鏡:VLTで撮った画像を見ても補償光学の威力がわかる、海王星の撮影を例に比較すると、
low_full_jpg.jpg
HST:撮影
eso1824b.jpg
VLT:撮影、左は補償光学装置使用、右は不使用、

欧州超大型望遠鏡(E-ELT)は口径39m、
計画通りに行けば2025年に"ファーストライト"の予定である。
E ELT
E-ELT:完成予想図
筆者の小学生の頃は世界最大の望遠鏡で見える最遠の天体(銀河)は50億光年が限界だった、今は観測可能な果て(138億光年)に迫ろうとしている。

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category: 宇宙・天体

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猫の風呂入れ  

猫は一応泳げるが、本能的に水に濡れるのを恐れる、
乾燥地帯に適応した身体で体毛に水をはじく油脂分がなく、濡れると体温が下がり命に関わることもあるからだそうだ、 
F l lybica
イエネコの原種:リビアヤマネコ
猫は自分で毛繕いするが、やはり洗ってやると綺麗さが違う、以前は猫が3匹いて、順に風呂に入れた、まず残り湯に浸けて体を濡らす、そりゃもう嫌がる;適度なぬるま湯だが、
あとは左手で前足2本がっちり捕まえ、右手でシャンプーとシャワーで洗うが、
この動画のとおり、悲鳴あげるし、怒る!^^;
neko huro 01
you tube:Cats just don't want to bathe
体が乾くと気持ち良さそうだが、3匹洗うとこっちも疲れる;
一度憶えると風呂場の前へ連れて行くだけでジタバタするw

子猫は順応性があるのか、温かい湯が気持ち良いようで、逃げるどころか出ない、
neko huro 02
you tube:おふろが大好きな仔猫の花ちゃん

猫は透明な水には感心を示し、飲み水として清潔なことを知っている、
しかし犬ならともかく、好んでプールで泳ぐ猫は珍しいかも、
cat Pool
you tube:猫が好きで泳ぐ、
猫の性格も個々に大きく違うとわかったが、恐怖心と慣れの度合いに差があるのかも。

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category: 科学・自然・雑学

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奇跡の航空技術 (更新)  

鳥が飛ぶにはそれなりの筋肉も要るし、体にエネルギー源も蓄える必要があり、そんなに軽くはなれないのもわかる、しかしコブハクチョウなど12kgにもなるそうだ、これは筆者が使っているプリメインアンプとCDデッキを合せた重さ;飛ぶ鳥の中では"ジャンボ機"と言える、
kobuhakuchou_20201018112648da8.jpg

このプロペラ旅客機を見ても、こんな巨体に対し、随分小さく見えるプロペラ2発だけで引っ張って飛ぶ、力学的に可能なんだろうけど、見た感じには不思議に思う;
離着陸のときの車輪もよく壊れないもんだと・・
aero lab
ボーイング747などジェット機とはいえ、最大離陸重量が440tだそうで、全長70m、
JAL_superresortexpress_20201018094145d56.jpg
スピードしだいで揚力は得られる理屈だが、こんなのが空を飛ぶとは騙されているようだ、
上空の薄い大気の中でも揚力を得ている、貨物型のB747-8Fは最大積載量140tで、ドイツ戦車のティーガーⅡ型が2台載せられる!

あの日航ジャンボ機墜落事故から35年になるが、山頂に墜落した現場では残骸が細かく散乱、まったく跡形はなく、衝突の凄まじさもあるが、飛行機の機体というのは軽量化のため最小限の強度しかないのか?と思った。
nikko tuiraku 01
事故発生:1985年8月12日
「垂直尾翼、方向舵、ダッチロール、圧力隔壁、金属疲労」など悪夢を伴う言葉として焼き付いた、自動車と比べ事故の起きる確率はずっと低いが、一度にこんなに大勢(520名)が亡くなるのは他に例がなく、惨状は想像しがたい。

大型ロケット、アポロ計画のサターンⅤの場合、全長110m、離陸重量は2890tだそうで、重量の殆どは大量の燃料である、ロケット本体が自重で壊れないかと思う、また噴射ノズルはこの全重量+推力に耐えている、
20200116105404aed_20201018094727078.jpg
重力圏外への飛行も大変な技術だと思うが、これもミッション達成までに大事故があった、
鉄や各種合金の強度をもって辛うじて飛べる、地球の重力と大気が奇跡的環境なのかもしれない、飛行機体に不可欠な鉄は太古の光合成生物が海に溶けた鉄を酸化沈殿させ、採取しやすくしている、さらに生物は化石燃料も作っている、条件揃いすぎである。

探査衛星TESSが発見した、ハビタブル圏の系外惑星:TOI 700 d は地球の1.2倍ほどで、仮に重力も1.2倍だとしたら、今の人間の技術で宇宙開発に飛び出せるだろうか?
PIA23408_hires.jpg
TOI 700 d:想像画

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天の川銀河中心での「近点移動」  

太陽の最も近くを公転する水星が太陽に最も近づく位置(近日点)が少しずつずれていく、
これは一般相対性理論が説明する時空の歪みによって生じる、 
Flamm.jpg
*ニュートン力学では、2つの天体が互いに重力で結び付いた場合、天体の公転軌道は楕円になり、いつも同じ位置を廻るとされる、しかし一般相対性理論では、天体の軌道は1周しても閉じず、近点(天体が主星に最も近づく点)がしだいにずれていき、花びら形の軌道を描くような「歳差運動」が起こると予言された。
20946_precession.jpg
天の川銀河の中心にある超大質量ブラックホールの「いて座A*」の最も近くを楕円軌道で廻る巨星「S2」の動きをESOが27年間観測を続けた結果、これも一般相対性理論の予測どおりに、いて座A*に最も接近する近点がずれることがわかった、これを確認するにはS2の公転周期が15.9年なのでが少なくとも2周近い間の観測が必要だった、
001 you
you tube:Animation of S2’s Precession Effect
S2がいて座A*に最も近づく距離は約200億km(太陽から海王星までの4倍程度)で、最接近時には光速の3%の速度で通過する、"太陽と水星"とはまるでスケールは違うが理論は同じに成り立つのが確認された。
大がかりな観測設備と時間をかけて、重力波の検知、ブラックホールの直接撮像、今回のBH周りでの近点移動の観測が成され、いずれもアインシュタインの予言から約100年で確認されたことになる。

ところで、先日書いたブラックホール惑星に関連させると、
ブラックホール惑星
これらの惑星はいて座A*を中心に半径約10光年の辺りを廻っていると予想されるが、これより遙か内側の距離をS2含め多くの恒星がランダムに周回している、
002 you
you tube:Simulation of the orbits of stars around the black hole at the centre of the Milky Way
これらの恒星は、いて座A*から「AU」又は「光日」という単位で表わされる距離に集中しており、ブラックホール惑星から見れば、いて座A*に附随したに中心部の重力と見なせるだろう、とは言え天の川銀河の中心域は恒星が密集しており、ブラックホール惑星にそれらが接近して軌道を乱す確率は高いかもしれない。
太陽系の惑星がほぼ円軌道で公転面も同じで軌道が乱されなかったのは、太陽系が恒星の過疎地にあり、誕生以来、過去に恒星などの接近がなく、さらに大規模な銀河衝突もなかった幸運であると考えられる。

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台風が海面を冷やす  

気象庁の情報は小まめに見ているが、湿った空気が流れ込み、昨夜はこのとおり当地に降水帯が集中、結構長く降って雨音や雷がうるさく音楽にはあいにくだった; 
202009102125-00.jpg

さて先日の台風10号が通過した前後で海面温度に変化はあったのか、
t10.jpg
9月3日と9月9日を比べてみた、
sstD_HQ20200903.png
sstD_HQ20200909.png
9日を見ると、台風10号が通って行ったあたりの海面温度が下がっている、大型で勢力も強く移動も遅かったので影響が現われたのか、自然の変化だったかはわからないけど;
台風の雲が太陽光を反射し陰を作った、風が吹き付けて海水を蒸発させ熱を奪った、なども考えられるが、気象庁によると、台風を中心に回転する風によって、海面下の冷たい海水を引っ張り上げる「湧昇」という現象が起きている、→<気象庁解説>
また強風が海面と海面下の海水を掻き混ぜる効果もあり、 これらの影響が大きいらしい、地球の自己制御システムと言えるかも。


ところで昨日の画像では南海上には熱帯低気圧があるが、
kishocho01.jpg
北上しながら台風(11号)に発達するのかと思ったら、中心気圧は下がらず日本に接近する頃には弱まってしまう予報である、
20091209.jpg
Windyの日を追った予測を見ても消滅するようだ、
windy_20200911100220a4d.jpg
Windy
この辺の海面温は依然高いのに何故だろう?台風に発達する要因の何かが欠けているのだろうが・・地球は自転しているし、上空から低空の大気、海面、海中・・と流動する層がいくつもあり複雑で簡単にはわからない、気象は奥が深い^^;

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ブラックホール惑星  

太陽系には密度が低く内部がスカスカな小天体は多く見つかっていて、彗星も土混じりの雪玉のようなものらしい、太陽系初期の原始惑星を作った残りのようだ、太陽から遠い位置は低温で氷をまとった微小な塵が大量にあり、それがくっつき合って、ふわふわな状態でまとまっていく、ゆるい雪粒ができる感じだろうか、 
seicho01.jpg
その集まり同士がぶつかると衝撃で圧縮され、さらに自身の重力も強まり密度が高まる、こうして徐々に大きな微惑星になっていき、さらにこれらが衝突合体して惑星になる、そんなシナリオが考えられる、
(*圧縮されるには塵の集まりに"乱流"が起きるステップも必要とする説もある)
seicho02.jpg
これまで惑星が作られるのはこのように恒星の周りだけだと考えられてきたが、鹿児島大学の和田桂一氏らは、銀河系中心の超大質量ブラックホール(いて座A)の周りにある降着円盤にも、同じ条件の場所はないだろうか、という新しい発想で理論計算を行なったところ、BHから約10光年離れた領域に先述のような惑星ができる条件が整っているという結果が出た、
Black hole planet
ブラックホール惑星想像図
量にして地球の10倍ほどの岩石と氷を主成分とする惑星が1万個ほどできる、とのこと、
10%
拡大
この距離にある惑星サイズの天体を検出するのは今のところ不可能だが、もしあるとすれば半径約10光年という途方もない軌道を廻っている、将来的に観測手法の研究が進み、ブラックホール惑星の発見が期待される・・(というが、半径10光年の公転の様子など掴めるのか?)

過去にも書いたように、恒星以外の惑星系でパルサー惑星というのが実際に発見されている、これは大質量星が超新星爆発した後、中心に残った中性子星(パルサー)が強い重力で飛び散ったガスや塵を再び引き寄せ、周囲に惑星系が作られたというもので、普通の恒星にある惑星系とは元素組成からしても異質のものと考えられる。
201605011_20200910093423426.jpg
宇宙の回転構造Ⅱ:パルサーと"パルサー惑星"?

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宇宙の雲  

HSTなどが捉えた天体画像を見ると、宇宙のあちこちには地球の大気中に発生する雲にも似た星雲があり、いかにも物質が濃厚に集まったように見えるが、その場に行ったとすると人間にとっては真空に近いほど希薄なものだ、遙か遠方から全貌を見ているので、濃厚な雲のように見える、 
これはHSTが捉えた最も美しい画像と言われる、りゅうこつ座、カリーナ星雲の内部、中心部に明るい星々の2群があり、周囲の星雲に饅頭型の空洞域ができた様子がぼんやりわかる、これは恒星の放った光子(光の圧力)で押された結果である、
Carina Nebula
この空洞域の右上にゴツっとしたもの(黄囲い)が見える、ここは本当に星雲が一際濃く集まった部分でミスティックマウンテンと呼ばれるが、星雲の外側から恒星の光圧で"風化"し、残った部分だろう、拡大すると、双極方向へ吹き出すジェットが見える、
Mystic Mountain
星雲内部で誕生したばかりの原始星の周りにある原始惑星系円盤から原始星が吸収しきれなかったガスが円盤の両極へ吹き出されている、
オリオン座 HH 24にも見事なジェットが見られる、
hh24-hst.jpg
HH 24
飛行機雲にも似ているが、違うのは双極に吹き出しているところ、飛行機雲は前進するジェット機が残していった水蒸気になるが、これはまさに吹きとばしている、
空気中のスプレー霧のように拡散せず、宇宙では真っ直ぐ飛ぶ、
8495f_20200829105545b69.jpg
原始惑星系円盤

もう一つ見栄えのするのがカシオペア座にあるバブル星雲(NGC 7635)、
一見、風船形の星雲が左上方向から灯りに照らされたような錯覚を受けるが、星雲自体が放っている光である、
NGC_7635 01 s
拡大
バブル内、左上の明るい星から出た物質の恒星風によって、周りにあった薄いガスが風船状に内側から掃き寄せられて出来たものらしい、右下側が暗いのはガスが少なかったため、
一方、バブルから離れた画面左上、巻雲のもつれ雲に似た形の星雲がある、
ngc7635 02
濃い塊から流れ出す感じ?
これは先述したように、恒星から光速でやって来た光の圧力で吹き流されており、バブル星雲内の恒星風(物質圧力)は到達していない、

HSTや運用中の大型望遠鏡を継ぐ次世代望遠鏡が予定どおりなら2021年あたりから続々完成するはず→次世代(超大型)望遠鏡
GMT_20200829102614d4d.jpg
これまで以上に鮮明な画像のファーストライトを見てみたい。

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