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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

レコード盤の外側と内側  

太陽系の惑星は中心の太陽から遠い惑星ほどゆっくり周り、一定の軌道に安定している、遠いほど太陽の重力が弱くなるので、ゆっくりでないと、遠心力で飛んでいってしまう。
一方、回転している渦巻銀河も外側の星ほどゆっくり周ると思われていたが、星々の動きを観測してみると内側も外側も同じ移動速度で周っていた(これでも内側のほうが先行する)、
m31_20190920092438679.jpg201705011.jpg
この周り方では外側の星が遠心力で散らばってしまうはず?何か目には見えない重力源があり、散らばるのを止めている、という仮説からダークマターの存在が考え出された。
以上は余談^^;

レコード盤は惑星とも銀河とも違い、1枚のつながった固体である、できれば銀河のように廻るのが望ましいが;回転させれば外側も内側も同じ角速度で廻る、内側のほうが一定時間の移動距離が短い、この短い区間に外側と同様に情報が詰め込まれる、
lp_2019092009243794e.jpg
内側は溝の振動が小刻みになり、レコード針が滑らかに追従しにくく、音が歪んでビリつきやすくなる、最後のほうがppで終わる曲ならまだいいが、ffで終わる曲はビリやすい、内側一杯まで収録されているほど歪みの問題が出る、これはどんな高級プレーヤーや針を使おうと完全には解消できないレコード盤の宿命、
この軽減策として一番有効なのが針先の選定である(適正な針圧も重要)、溝に接する針先の両端が薄いほうが溝の振動に忠実に付いて行きやすく、歪みが少なくなる、
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hari 02
ラインコンタクト針というのがそれで、上級カートリッジ用なのが普通だったが、AT社では中級クラスのMMカートリッジにもこの針を用意している、
at ml 22019032012.jpg
大抵は型番が変わっても同等の後継品が出される、オーディオ製品はできるだけ節約したいので、こういうのは助かる。

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録音物:古今あれこれ 1  

今日は、アナログ盤再生に親しむ方はよくご存じの話、 
昭和のTVが普及し始めた頃、TVの音声は今みたいに鮮明じゃなく、モヤモヤしていた、
楠トシエさんはCMソングを多く歌ったが、そんな放送音でもハッキリ聞こえる声だった、
kagome_20190918095409873.jpg
you tube:とんとんトマト 楠トシエ

*新・旧のLP盤
そんな頃にはまだ本格的(HiFi)ステレオ装置もなく、我が家では簡単なプレーヤーをラジオに繋いでレコードを聴いていた、レコードの帯域バランスもそんな再生環境を想定していた、
*HiFi録音とは、低域から高域まで自然に近いエネルギーバランスで録音することで、低域ほど振動エネルギーが高い、有効な再生には、ある程度以上の大型システムを必要とする。
クラシックのレコードで古くから名盤を出しているD.グラモフォンは初期のものは俗に「チューリップ盤」と呼ばれるレーベルデザインだった、
d g od g new
左:チューリップ盤、右:新デザイン
レーベルをチューリップの図柄が囲んでいる、またジャケットの「STEREO」の表示が赤囲いになっている、
STEREO.jpg
古いLP盤はステレオであっても、当時一般の再生装置に合わせてマスタリングされたものがある、F.フリッチャイのドヴォルザーク「新世界」を比べて気付いたが、先に買ったのは再版されたヘリオドール盤だった、これはHiFi時代に入ったマスタリングがされていて、充実した再生音だが、後で見つけたチューリップ盤は中域にバランスを寄せた昔の音だった、他のチューリップ盤もそうなのか?わからない。
f f dov hf f dov dg
左:再版盤、右:初期盤
you tubeにはHiFiバランスで挙っている、いささか音源の古さはある、
f f dov sym9 you
you tube:Dvorak: Symphony No. 9 in E Minor, Op. 95, B. 178 - "From the New World" - 1. Adagio - Allegro...

*詰め込み盤
レコード盤には録音内容である音楽のほか、ノイズ成分があり、針がトレースする音や音源の磁気テープノイズ等がある、さらに再生装置がノイズを加える場合もある、このノイズ成分の割合が小さければSN比が高い(良い)、割合が大きければSN比が低いと言う、
s n
SN比が低いと、ボリュームを上げるとノイズが目立つ、
レコードの溝が大きければ、情報を入れる器としても余裕があるわけで、十分なダイナミックレンジがとれ、SN比も良くなる、よってLP盤は片面25分以内に留めるのが理想だが、30分超え~40分くらいになると細く詰めた溝になり、ダイナミックレンジを押さえ込んだ厚みのない音になってSN比も下がる、ベートーヴェンの「運命」を片面に収めるとそんな傾向になる、「第九」をLP1枚に収めるのはかなり"詰め込み"で第3楽章を途中で切ることになる。
be sym9 kasui be sym9
左:「第九」を1枚に入れたカラヤン盤、右:2枚に分けたスウィトナー盤
このようなレコードで不満だった音もCD化されて出れば十分なレンジで聴ける・・と期待するが、元のマスターテープの経年劣化が目立ち、よけい聴き辛かったりする;マスターテープがあまりに古いと、良好なレコード盤からコピーして再版する例もある。
デジタル録音になってからはこうしたノイズがなくなり、保存性もよく、小音量の古楽器の音も詳細に聴けるようになった。

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レコード洗浄機  

レコード盤の洗浄機として、洗浄水の中に超音波を発するタイプもある、超音波はたしかにこびり着いた汚れを振るい落とす効果があるようで、様々な洗浄機のたぐいに使われるが、こういうマシンがどの程度まで効果があるのだろう、 
02 Cleaning machine
いろいろ情報を見ても、「きれいになる」とはあるが、完全にノイズ無し、まではいかない?ようだ、繰り返し洗浄すれば良いのか、わざわざマシンを買って試そうとも思わないし;
発送する前に洗浄機にかけるというレコードショップもあり、届いた盤は外見はきれいだった、しかし針を下ろすと、ジリジリとノイズが出て、針が通ったあとにこのような凝固物が掻き出された、
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レコード盤は殆どが中古品であり、過去の持ち主がどんな扱いをしていたかが一番の問題と思える、速乾性の良質な静電防止スプレーをかけた程度なら問題ないだろうが、過去には液状の静電防止剤、あるいは潤滑剤と称して様々な製品が出回り、盤の塩化ビニルが溶解するようなものまであった、それで痛んでしまった盤はどうしようもないが、何らかの異物が溝内で凝固しているような場合、前述のように針を通すと掻き出され、拭き取りながら、数回再生するとノイズがなくなるケースが多い、
02 mizo
カビが発生した場合も、カビが盤に根をおろすことはないので;針で掻き取れる、
このベーム盤もはじめ、チリチリノイズが出たが、針にカビらしい白い物が絡んだ、3回目くらいの再生からクリアになった。
20181227_201909030933035c3.jpg
ヤワなベルベットクリーナーで取れるのはふわっと乗った埃で、凝固物は取れない、
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毛先の細い歯ブラシも軟質なナイロンだし、溝の底までは届かないのか、掻き落とすには至らない、結局、ダイヤモンドの針が一番効果がある;
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ノイズの音が硬質でないか聴いて、始まりの部分だけ再生して、そこに凝固物が出るかどうか、2回目、3回目と再生してノイズが減っていくか、これで判断している。

一度も針を下ろしていない無垢盤に当たることもあるが、内袋から出すとパァっと静電気を帯びる、昔、新品盤を買ったときと同じで、埃さえ取れば目立ったノイズは出ず、CDを聴くのと変わらないレベルで聴ける。

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新製品は出てくるけど・・  

オーディオ機にお金をかけるつもりはないので、お値打ち価格で希望の機能を満たした製品を選んでいる、1つ製品を買った直後にもっと良いお値打ち品が出てくると悔しかったりするが、上級機にしか無かった機能を下に持ってくるのもよくある戦略だ^^;
 
アナログプレーヤーでは、TEACのTN-3Bというのが新製品で出たようだが、アーム部は上級機のTN-4Dと共通で、ナイフエッジトーンアームという拘りの機構があるようだ、違いはターンテーブル部で、TN-4Dはダイレクトドライヴ、マイコン制御によるフィードバック回路があり、テーブル回転速度を制御する、と仕様にある、
tn-3b tn-4d
これらで選ぶなら、TN-4Dにする、
TN-3Bのほうはベルトドライヴでベルトは外掛け式、ここはマニアの触手をそそりそうだが、回転制御機能が仕様に無く、これにがっかり;TN-4Dと値段も大して変らず、テーブル回転が正確という確証はない、売れている様子だが、こういう所に無頓着なのは相変わらずだ;
ターンテーブルは一番大事な"土俵"のようなもの、ほかをいくら良くしても片手落ちだ、仮にモーター自体は規定の速度で廻るとしても、ベルトドライヴの場合、ベルトを掛けるローラー径の僅かな誤差など狂わせる要素はいくつかある、
20180617_201908051158309f2.jpg
結局、テーブル回転を検知フィードバックしてモーター速度を自動または手動で変えてテーブル回転を正しくする機能は不可欠だ、
A=440hzにチューニングした楽器も数%回転が速いだけで450hzくらい軽くピッチが上がる;以前にも挙げた同じ音源のサンプルを比較すると、
①回転が速く狂ったアナログプレーヤー、
20180617 you 01
you tube:Mozart, Symphony No 35 Haffner, Otman Suitner
②速度が正しいプレーヤー、
20180617 you 02
you tube:モーツァルト:交響曲35,36番/オトマール・スウィトナー指揮/SKD
出だしですぐわかる、これほど極端でなくても、ぴたり正確じゃないのは気持ち悪い;
ちなみにCDの場合、時間もデータとして入っているので狂わない、

今のところDENONのDP-400がテーブルの自動回転制御機能が付いた最安製品である、
DP-400_20190805113700087.jpg
ストロボ・ドットを乗せて確認したが、正確な回転で安定する、部屋を暗くし、LED電球を当てれば、電源周波数とドットが同調してわかる、
dp-400 02led_201908051131054c7.jpg
正確ならドットが静止、狂っていると流れる、
トーンアームも特別な機構はないが何も問題なく、オートリフトアップがあるのも一歩強み、今から買うとしてもこれを選ぶだろう。

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安く追い込むオーディオ 3  

オーディオ用というだけで、細かな物品まで無駄に高価だったりする; 
うちのスピーカーのケーブルにはY端子を圧着してネジ止めしているが、Y端子はアルミメッキで普通の電工用だ、これを圧着ペンチでケーブルにぎゅっと止める、
acchaku penchi
Y tanshi A
Y端子:100個で500円弱
アルミメッキは音に良くないとか言うが迷信である、金メッキは酸化防止のためには良いが、強く圧着したり、ネジ止めした所は密着し、酸化しないのでY端子の金メッキは殆ど必要ない、

外部に出したネットワーク回路にアンプ出力を繋ぎ、そこからトゥイーター、ウーファーへと繋いでいる、
net w 02
net w
コイルはウーファーへ行く信号の高域をカットし、コンデンサはトゥイーターへ行く低域をカット、それぞれの受け持ち帯域を分ける、抵抗はトゥイーターの音圧レベルを下げるアッテネーターで、ウーファーとのバランスを調整する、これらの部品の数値変更で再生音の特性も変えられる、メーカー品は手が付けられず、受け入れるしかないが。

このY端子ですら、audio用として金メッキで太いケーブル対応の大層なのがある、
Y tanshi G
実売:8個で3200円前後
参考写真はないが某audio店ではこれ専用の(特注か?)金メッキを施した圧着ペンチを目撃した、開運のお守りか^^;
ハンダ付けにも音響用銀ハンダというのがあり、拘る人は任意の接続に使うようだが、
gin handa
audio機器の内部までこれが使ってあるわけでもなし、外部のどこかだけ銀ハンダを使う意味がない、まるまる自作するなら別だが;まあ普通のハンダでよいだろう。

増し締め:
組み立ての家具を買って木ネジで締めた後、何日か経ってから増し締めしないとグラついてくる、木材は弾性が強く、初めは木ネジに反発して締まるが、反発がおさまって緩んでくる、
mokuneji.jpg
銅など金属は大方、塑性変形だが、この変形が落ち着くまで少々かかり、ケーブルをターミナル等に締め付けたのが緩んでいたりする、細い銅線を束ねた隙間に嵌り込む変形の余地が残っているためと思われる、
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時折、増し締めすると接触不全が防げる。

(*筆者個人の感想です)
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安く追い込むオーディオ 2   

一頃は真空管アンプも含め、いろいろ機材も揃えたが、すべて普及型に替えた、 
cm1 1063
"真空管特有の良い音"などが生じる根拠はない、増幅の帯域特性による違いは出るだろうが、それはトランジスタアンプ同士でも同じで、ただの増幅器である、
ケーブル類も付属品クラスでいい。

エイジング:
SPなど機械動作のあるものにはコーンやエッジなど素材のエイジングはあるだろう、木で出来た楽器と同様、素性が良ければ新品から良い音がする、ダメなのはいくら待っても同じ、
トランジスタアンプの鉱石部品は"劣化"はあるけど、時が経って"良くなる"要素などない、
ケーブルの銅線にもエイジングがある、とか言われ、強制エイジングの装置まであるとか!?
ただの金属線にどんなエイジングがあるのか;原子レベルの事か?
cable02.jpg
今使っているケーブル
SPやアンプのターミナルはこれでも十分、これに繋げないほど太いケーブルは不要、
Terminal.jpg
接触部を磨いてしっかり咬ませてやればいい。

アナログ盤再生:
MCカートリッジAT33PTG/IIに付いてきたリード線 AT6101は硬くて取り付けにくい、使っているのはシェルに付いていたリード線だ、
無酸素銅とか高級線も様々あるが8万円まである!;どうやったらこの値段になるのか^^;
どっちみちアーム内を通るリード線は極細で普通の銅線である、微弱電流の通り道で約2cm間だけ高品質にする意味が電気工学的にあるのか?;
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MCカートリッジの昇圧トランスは自作もの、主要部品は小さなトランス(1個800円弱)が2個のみで回路は簡単、トランスのコイル線は髪の毛並みに細い、
mc tr
↑MMに倒すと本機の回路をキャンセル、
ST-12a 2002 b
商品ページ:SANSUI インプットトランス 【ST-10(A)】
本機を通してから、アンプ内蔵のMMイコライザーに繋ぐ、MCのクウォリティは十分聴ける、SN比の低い下手なMCイコライザーよりずっと良い、床に置いてあるのはアンプなど100v電源のある機器から離すためで、近いと電磁誘導でノイズが入る。
sp 02b

このリスニング椅子は生地が硬いので背もたれの耳の位置で音の反射があった、モフモフの膝掛け毛布で解消、
Chair03_20190521100915466.jpg
効果を発揮した物は安い^^
*筆者個人の感想です。 -続く-

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安く追い込むオーディオ   

昔、あるガソリンスタンドでスパークプラグへ電気を送るコードに良材のものがあり、替えるとエンジンが調子良くなるとか言われたが・・なんも変わりなかった;古くなって痛んだのを、普通の新しいのに替えるんなら意味あるけど; 
cord 02
セルフスタンドになる前は、毎回、店員にやたら余計な品を勧められ、「この次ね、」と言って断っていた;クルマが趣味にもなった昭和のこと。

過去には近くのオーディオショップを何度か尋ねた頃があり、聴き慣れたCDを試聴してみた(SPはTANNOY STIRLING/GRなど、AMPはLUXかMACなど)、ある機種を使ったから特に良くなった・・とかいう記憶はない、いつものCDの音だ。
「このスプレーをCDに吹き付けると音が良くなる」とか、昔のGスタンドを思い出す怪しげな品が出てくる^^;「このSPケーブルはしなやかなので柔らかい音が出ます」とか、そんなアホな^^ でも信者の客が来るので儲かっている;
cable01.jpg今は使っていない;
もう20年以上、オーディオショップには行ってない、
もっと前なら家電店を兼ねた店があって、ちゃんと電気のわかる店員がいて、無駄な買い物は勧めなかったが、そういう店がなくなってしまった;

あるレポートでは、ハイエンド級のセパレートアンプと普及型のプリメインアンプを同条件でブラインドテストしたら、どちらを使っているか当てられない人もいるし、当てた人も「自信はなかった」という微妙な事らしい;
昔、音楽仲間だった人がその後オーディオにどっぷり嵌っていて、お邪魔したことがある、
アナログ盤はやっていなかったが、CDプレーヤーはトランスポートとDAコンバーターが別体で拘りの製品らしい、アンプも重量級のがサクラ材のラックに置いてある、
スピーカーはデンマーク製で大型のトールボーイ、その足場にはこのような丸砂利を線路の敷石のように詰めた台座があり、スパイクを付けて載せてある、
sp st
ほか、太いケーブル類、あと100v電源をクリーンにするというテーブルタップとか、さらに室内の反射音を調整するサクラ材のパネルが何枚かあり、見栄えよく出来ている、吸音効果のあるカーテンなどで余計な反射音を押えれば十分と思うが・・
SPは確かに優秀だが(小さな編成やソロが肥大して定位するのが少し難点)、ほかにあれこれ注ぎ込んだだけの効果が得られているだろうか?;
いろいろやって試すのも面白いけど、音楽を鑑賞するプラスになる程とは思えない、
じつは砂利敷き台は自分も試したことがあるが;床に直置きしても何ら変わりなかった、その頃から余分な物は取っ払うようになった、耳にハッキリ効果があることはやるが「そんな気がする?」程度のことはやらない;
たとえばインシュレーター、SPでもプレーヤーでも下に挟むと良いとかいう。
某有名メーカーから、先にルビーが嵌め込んであるスパイクと受け皿のインシュレーターが出たようだが、こんなの出すとは・・かのメーカーらしくない。
どうでもよいアイテムばかり出てきて、あると便利な製品が出てこない;
筆写個人の感想です  -続く-

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レコード盤のゴースト  

長くアナログレコードに親しんでいる方はよくご存じ、針を下ろして曲が始まる前の無音部分で微かに予兆のように曲が聞こえる、
002 lp
盤によっては2度聞こえる、ゴーストと呼ばれる現象だが、まったく出ない盤もある、この原因として次のような説を聞く、
①マスター音源の磁気テープがリールに巻かれているため、重なった部分に磁気が転写されたためだという説、
②アナログ盤は通常、ラッカー盤という柔らかい素材にカッティングされるので、外周の溝にも振動が伝わり、わずかに変形してしまうという(ちょっと疑わしい)説、
どちらが正しいのか、どっちも違うのか?
レコード盤を再生し、曲が始まるちょうど1回転前にゴーストが出れば②の可能性があるが、音源が磁気テープであれ、デジタル音源であれ、②が原因ならこの位置で出るはず、
手持ちの盤で回転を見ながら確かめてみた(始まりが強奏の曲がわかりやすい)、そしたら1回転前ではなく、約半回転前に聞こえた、これは②の説を否定する、
では①の磁気テープの転写か? しかし音源がデジタルのPCM盤でも半回転前にゴーストが聞こえた、デジタル音源で転写が起きるはずがない、
denon lp

ラッカー盤ではなく、銅のマザー盤にカッティングするDMMカッティングでもゴーストは起きるのか? 参考記事:DMMカッティングのLP
確かめたかったが手持ちのDMM盤がシューベルトの「未完成」と第5番、いずれも始まりは強奏ではないので確認できなかった;
201803151230190d7_20190423093729bbd.jpg
いったいどこからこのゴースト音は入ってくるのか、ますますわからなくなった;

アナログ盤のカッティングは音量の大きい部分で溝間隔を広げ、小さい部分では詰めている、そのために音源を"先読み"しながらスペーシング調整する必要がある(自動制御できるらしい)、磁気テープではモニターヘッドが前に設けられ、先読みしていた、デジタル音源でも先読みは必要だろう、ゴーストの出るタイミングはこの先読みによいくらいに思えるのだが?

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21世紀のLP盤:続  

良い音の出るレコードは溝が反射する光沢もメリハリがある、音量の小さい所は詰め、無駄のない溝のスペーシングを見ると限られた盤面に充実した音が収まっている・・グラモフォンのLPレコードなどそんな印象があったが、盤面を眺めるだけで、精度の高い技術の美を感じたりする・・って変かな^^;
 
さて、先日の新譜LP盤、やっと針を下ろした、
20190305.jpg
ハイドンのSym No.80、81はLP1の片面ずつに収めるのにちょうど良い時間だ、
CD時代に復活したJ.M.クラウスの曲がLP盤に刻まれたのはこれがおそらく初めてだろう、
LP2のA面にクラウスのSym C minor VB142が入る、
g a haydn lp
楽章間のトラックの隙間はなく連続している
ハイドンがSym No.80、81を書く少し前にクラウスから献呈された曲で、関連する作品として挙げられている、
you tube:Kraus Symphony VB 142 | Giovanni Antonini | Kammerorchester Basel (Haydn2032 live)
第1楽章序奏の内容の深さ、この曲が書かれた時点でハイドンはまだ交響曲にこれほどの序奏は付けていなかったのではないか、バーゼル室内Oの清々しいサウンドがLP盤から出てくる。
LP2のB面に入っているのはハイドンのSym No.19、
g a hay s19 you
you tube:Haydn Symphony No. 19 | Giovanni Antonini | Kammerorchester Basel (Haydn2032 live)
初期のスタイルで3つの楽章からなる、ちょうどハイドンがこの時会ったクラウスくらいの年齢で書いた曲になる、第2楽章が味わい深い。
2032年完成を目指して、毎回ハイドンの作品と関わりのある作曲家を取り上げているのが興味深く、単なる全集とは違う楽しみを加えている。

録音は高水準な仕上がり、マスター音源が良いことが前提だが、カッティングの技にも掛かっているし、聴き手側でも良好な音が聴ける準備をする、こうした一手間介入するところにCDやメモリーにはない楽しみがある。
アナログ盤技術は'70年代後半にはこれ以上進歩しようがないほど完成しているようで、とくに新時代らしい音、という印象ではない。

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21世紀のLP盤  

くっそ忙しくて、あれやこれややる事が頭にあふれて、2つや3つ忘れてもおかしくない; 
なにかやっている最中にかぎって、やたら呼び鈴が鳴る、またかと思って出たら宅配さん、
これが届いた、
g a haydn lp
良い呼び鈴だったので、少し気分が和んだ^^
TOWERさんで「お取り寄せ」だったが意外に早かった、先日記事にした、これのLP盤だが、
G.アントニーニ:Haydn Sym No.81
CDなら1枚で収まるところ、2枚組になる;
このところ、小ブームなのか新たなアナログ盤が作られる、S.ラトルがBPOとブラームスのSymをダイレクトカッティングで出したり、
s r lp
また、昔の音源を再度カッティング、プレスして出されるというのもあるようだ。

今どき作られるLP盤って、どうなのだろうと興味が湧いた、
当盤のジャケットは結構ゴージャスで、背表紙部分が布張り、盤は厚手でしっかりしている、盤の刻字は手で罫書いたようだ。
lp 2

ところで、書の世界では硯の名品を、使うのではなく見て鑑賞する「洗硯」というのがある、
(ここでは洗うという意味ではない)、
suzuri.jpg
端渓など天然の硯石の文様や質感、加工の美しさを味わうのだ。
ならばアナログ盤の世界にも「洗盤」があってよいのではないか?名盤を丹念にクリーニングして・・などと今日は考えるだけ^^;
lp_20190305111443041.jpg
落ち着いて針を下ろすヒマがないので、試聴はあらためて、

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