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Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

「セラフィム」と「ダイアモンド1000」  

今日はちょっと昭和話でもある; 
クラシックを聴き始めた頃、次々買い求めたのが千円盤で東芝の「セラフィム」とコロムビアの「ダイアモンド1000」シリーズで2本柱だった、ほかにテレフンケンやバロック音楽のエラートもあった、この頃は買い足すたび、何を聴くにも新鮮でワクワクしていた;
初めて買ったクラシックLPはセラフィムで、R.クーベリック指揮、ロイヤル・フィルハーモニーOのBeethoven「田園」だった、
ra ku be s6 lp
恐ろしいほど昔の事で;演奏内容も忘れ、あらためて聴くと新鮮に聞こえる;EMIらしいが意外に奥行き感があり、木管がくっきり浮き立つ、
セラフィムがEMI原盤なのに対し、ダイアモンド1000はいろんな方面から原盤を集めたようで、これも面白かった、
co vi lp
なぜか今の中古市場にダイアモンド1000は少ない気がする、
この頃、うちには簡易な卓上ステレオしかなく、カートリッジ部はトーンアームに組み込まれ、針だけ替えるというやつ;三菱製でこんな感じだった、
Simple stereo d筆者イラスト
ヤワなアンプとSPでラジオをステレオ化した程度の音だったが;
隣の家が本格ステレオを買ったので、何枚かかけさせてもらった、
stereo sp筆者イラスト
はじめて買ったブラームスのSym No.1がセラフィムのルドルフ・ケンペ指揮、BPOで1959年の録音だが、これが奥行き感のあるHiFi音が入っているのがわかリ、システムでこんなに違うのかと目が覚めるようだった、
これも中古盤を買い直して、しまいっぱなしだったが、
r k br sym 1 lp
*ジャケットは黄土色から青灰色に変わった
あらためて聴いてみると、滑らかな音質で当時としてはかなり良好、かつてこの音に感動したのかと懐かしくもある、スタジオ録音とあるが場内の残響も豊か、
l k br sym 1 lp2
ケンペの演奏はあまり力み込まず清潔だが雄大感もある、終楽章も端正だが、有名なテーマを奏でたあと、ぐっとテンポを速めテンションを上げる、終結への入り方も同様で金管がきらびやかに響く。
you tubeの音質はやや劣る気がする?
r k br s 1 you
you tube:Brahms - Symphony n°1 - Berlin / Kempe

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安くあげるオーディオ  

今年は夏から立て続けにオーディオ機をリニューアルした、もちろん安く普及クラス、これ以上は必要ない、プリメインアンプとCDデッキは新製品、DENON PMA-600NE、 DCD-600NEに替えたところ、 
denon amp cd
コスト削減か、リモコンはまったく共通品;
Remote controller
またDA変換回路がアンプにも入り、CDデッキとダブっている、どっちを使ってもよいのだが;主要部の性能は先代機よりだいぶ良くなった、
一方レコードプレーヤーは過去に使った'80年代の機種、DP-47Fを中古で再購入、今は作られないアナログ時代最後の技術が詰まっている、どうでもいい所じゃなく効果のある所に技術を投入している、(関連:即時制御  ライバル機:フルオート・プレーヤー
dp 47f
you tube:DENON DP-47F
スピーカーだけは随分前に自作したもの、何時だったかよく思い出せない、新旧混合状態;
my sp
ごく普通の2ウェイ、バスレフ型にして、ネットワーク回路は初めから外に出してある、
network_2020112210380368d.jpg
同じユニットでもコンデンサーとコイルを替えてウーファーとトゥイーターの受け持ち帯域(クロスオーバー)を変えたり、トゥイーターのアッテネーター値を変えたりすると音の傾向やバランスが変わる、
crossover.jpg
2ウェイ・クロスオーバー
アンプはソースダイレクトにして、バロック音楽を再生し、ヴァイオリンが甲高くならない、チェンバロが引っ込まない、人の声が自然、など意識してちょうど良い所に追い込んでいく、あまり頭が煮詰まるとわからなくなるので;クールダウンした翌日また聴いてみる、
音質の気に入ったメーカー品SPと聴き比べるのも1つの手である、
解像度の良いユニットでウーファーの受け持ち帯域を広げたほうが好ましかった、

MCカートリッジ用の昇圧トランス、これもメーカー品はバカ高いが、自作なら材料費5000円弱で済む;回路図を取得して半信半疑で作ったが、十分用を成すのに驚いた、
電気回路なんてこんなもん^^;
Transformer_20201122102650bca.jpg
表側にMC/MM(パス)切換えスイッチを設けた
工作に明け暮れる趣味はないのでさっさと作り、これでよしと思ったら後はいじらない;

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LP盤1枚の「第九」  

このところ、久しぶりのLP盤を聴きまくっている。
プレーヤーDP-47Fはリモコンこそないが、スタートボタンを押して着席し、態勢ができてから音が出だすのはけっこう利点なのである、「第9」などppの始まりに集中したい。 
dp 47f
DENON DP-47F

さて、CDの収録時間はベートーヴェンの「第9」が1枚に収まるようにと決められたが、LP盤の時代にも「第9」を何とか1枚に収める試みがされ、1枚ものは多数ある(いずれも第3楽章を途中で分断する)、2枚に分けるのがベストだろうが、スペースを節約した音溝に、いかに充実した音を収めるか、技の見せどころでもあり、マニアックな興味が湧く、
手元にはF.フリッチャイ盤とカラヤン盤があるが、残してあるのは気に入っているから、

フリッチャイは1957年の録音、CDでも出ていて、やや音源テープの劣化も聞こえる気がするが、LPにはそんな荒い感じはない、国内盤ではどこかに目立つスクラッチノイズがあったが、最後に求めたこのドイツ盤は良好だった、
なお当盤はD.フィッシャー・ディースカウがバリトン・ソロを録音した唯一の第9である、
f f be s9 lp
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1957年 DG 独盤

ボリュームは上げぎみに聴くのでノイズレスは重要である、D.グラモフォンは薄っぺらな音にはしない、というのがポリシーにあるようで、全体に音量を抑えつつ帯域バランスはいつもどおりに近い、フリッチャイは強弱の懐深い演奏で、第3楽章の最後で金管群を豪快に鳴らす、
こうした響きも不足なく聴ける、
sc03 120
筆者が生まれて間もない頃(大昔^^;)にこれほどの録音があり、LP1枚に上手く収まっている・・そういう意味でも貴重に思える。
f f be s9 you
you tube:Beethoven: Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125

もう1枚は長く聴いていなかった、カラヤン、BPOで1962年の録音、
ka be s9 lpka be s9 lp 02
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1962年 DG 国内盤

カラヤンは'70年代、'80年代にも計3回、ベートーヴェンSym全集(ステレオ)を録音しているが、イエス・キリスト教会での当録音が一番気に入っている、'80年代のデッドな響きのCDより好ましい、
再版盤で、何時カッティングされたかわからないが、音の鮮度が高い印象がある、弦や金管が滑らかでフリッチャイ盤よりさらにクリアに、会場の拡がりもよく感じる響きである、終楽章のコントラバス群も深々と聴ける、ノイズも少なくLP盤をかけているのを忘れる感覚になる、それが1枚に収まっている、
kara be s9 you
you tube:Beethoven - Symphony No.9 D minor Op.125 "Choral" Karajan BPO 1962

一昨日もレコード盤の製造について書いたところだが、その工程が出来の良さに関わってくるらしい、レコード盤が出来るまで
意外な盤から良い音が聴けたりするのが、針を下ろす楽しみでもある。

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レコード盤が出来るまで  

最初期のレコードは電気増幅というのを行なわず、メガホン形の集音器で音を取り入れ、そのまま音溝としてカッティングするという、アクースティックな方法だった、 
acoustic_recording_202011121020068b2.jpg
シュトローViolinというのは、この録音法に有利なようにラッパ管で音に指向性を持たせた発明品で蓄音機に弦を張ったような構造で普通のViolinとはかなり異質な音になる;
stroviol_20201112123045b5e.jpg
シュトローViolin
「音溝を刻む」という原始的な方式はT.エジソン以来、約100年も続いた、その後電気増幅されるようになり、飛躍的に録音技術は進歩したが、技術を磨くというのは凄いもので、レコード最後期のクウォリティには目を見張る。
磁気テープを使う録音法も発明されたが、レコードとは一長一短のところがあった。磁気テープは経年劣化があるが録音時のマスター音源には都合よく、レコードは数多く複製して普及させ、保存性にも優れていた、マスターテープが新しいうちにカッティングされたレコードが最も鮮度高く音を保存している。

you tubeにレコード盤の製造工程をまとめた映像が挙がっていた、ラッカー盤から始まる標準的な製造法がわかりやすい。
you tube
you tube:THE MAKING(100)レコードができるまで
ここで気になるのは最終的に塩化ビニルにプレスして、レコードを完成させる「スタンパー」だが、金属とはいえ何枚もプレスを重ねると音溝が変形,劣化していき、1枚のスタンパーから作れる数に限度がある、初回近くにプレスされた盤ほど良い、

本来、市場に出まわってはいけないはずの「見本盤」というのが中古ショップなどにあるが、これはレコード会社が新盤を出した折に放送局へ提供するもので、大抵は初回プレスで状態は良く、品質検査もよく行なわれていると聞く。
放送局もそう何度も再生はしないだろうし、未再生のままもあるだろう、あちこち渡り歩いた中古盤はよくない場合もある、
偶然手に入ったこの見本盤2つは状態も未再生のように良かった、

阿川泰子のアルバムでは、トミー・フラナガン・トリオと組んだアクースティック・サウンドの1枚が最高、スクラッチノイズは1箇所もなく、お宝の1枚、
agawa lp 02agawa lp

O.スウィトナーのBeethoven「第9」も長い全曲の中でノイズ箇所がない、
さすが初回プレス?だからか、DENON盤はどれも品質は良いが。
sui be s9 02sui lp
見本盤ながらタスキが付いていて、5000円という当時の値段もわかる、
レコード盤で聴く第9では数多ある中でたぶん最高の出来栄えではないだろうか、これは超お宝かもしれない、元の音源がデジタル(PCM方式)でありながら、再生媒体としてレコード盤のほうが良く出来ているのが面白い。

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ライバル機:フルオート・プレーヤー  

かつてはクルマの業界でも、各社ライバル車種が作られ、カローラとサニー、ブルーバードとコロナみたいに同価格帯で少しずつ異なる特徴を持たせて競っていた、今もそんな傾向はいくらかあるようだが?
'80年代のオーディオ機器にも同様なところがあったようで、フルオート・プレーヤーでパイオニアから出たPL-707とDENONのDP-47Fは価格もぴったり同じである、高出力のMCカートリッジが付属していたのも同じ(これはあまり使う気にならなかったけど)、
オート・プレーヤーというと、主要部がお粗末なイメージがあるがそれは入門機クラスの話で、これらは主要部にも技術が込められ、量産して安く提供した製品と言える。 
pl 707 h
Pioneer PL-707 :詳細ページ
dp-47f_20201024123902437.jpg
DENON DP-47F :詳細ページ
PL-707はスタティック・バランスアームで手前のボタンで殆ど操作できる、
DP-47Fはダイナミックサーボトレーサーアームで、アームに一切触れずボタン操作できる、
それぞれの操作機能が一目でわかる動画がyou tubeにある、
pl 707 h you
you tube:Pioneer PL-707
dp 47f you
you tube:DENON DP-47F
DP-47Fのほうが後から出ているが、電気的制御が積極的で、電源を入れるとアームに電磁力で針圧がかかる様子がわかる、アームはアルミパイプ、ヘッドシェルはプラスチックで軽量だ、PL-707はLP,シングルの盤サイズを手前のボタンで選択するが、DP-47Fは光線を当てて自動検知する、盤を乗せないままスタートボタンを押しても、すぐアームが戻り停止して、安全性を徹底している、PL-707はスタティックのロングアームで素材に拘っており、いずれもオートの使いやすさのみでなく、再生性能にも技術を込めている、
S D balance s
*ダイナミックバランスの場合、アームやシェルの質量は軽いほど効果的である、
スタティックの針圧は重力に依存し、盤の歪みによりエレベーターの上昇,下降による体感重力と同様に実効針圧が変動する、
磁力式のダイナミックは、重力をキャンセルし、磁力で針圧をかける、アームの上下の動きを検知して、盤の歪みによる変動を磁力制御で相殺し、実効針圧を一定に(近く?)保つ、
反りのひどい盤は聴かないが、完全に平坦な盤もめったにない、同時制御のかかる磁力式ダイナミックは実情に応える良い技術で、現行製品にもあってほしい。

おそらく、この両機に同じカートリッジを付けて聴き比べたら、アームの素材や質量、針圧の掛け方の違いから音質は結構変わってくると思う、
過去に持っていたDP-47FからDP-500M(スタティック,S字アーム)に替えたとき、良く言えば音が締まり、悪く言えば硬く感じたのが第一印象だった、ここは使い手の好みだろう。

PS. DP-47Fのバランスウェイトは0バランスで重力をキャンセルするだけの役割で、ネジ廻し式になっていない、
weight_202010241447228c7.jpg
単にスライドさせて0バランスを取る、回転させながら移動すると合せやすい、内側に樹脂板があり、ネジで適度に締めてズレを防止する。

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専用ヘッドシェル  

レコードプレーヤーDP-47Fを中古で再入手してちょっと困るのは専用のヘッドシェルしか使えないところ、できればもう一つ予備がほしいが中古品を探すと結構高い;
倉庫に置いてあった旧機にまだ1つ付いていてラッキー、ほんとに軽いプラスチック製である、しかし、リード線が付いていない、このシェルはプラグの差し込み部が非常に接近していて、普通のリード線では隣と接触しそうで怖いのだが、ルーペで確認しながら取り付けた; 
shell 02
これで使いたいカートリッジ3個分揃った、
もう1つ使いたかったのはシュアーのME75EDである、
ME75ED_202010151022535f9.jpg
ヴォーカルを中心に音出しを試したが、ME75EDは出力が高く、だいぶボリュームを絞るが、全帯域がガツンと聞こえる、
まず、阿川泰子とトミー・フラナガン・トリオのLPを聴く、
agawa lp
ピアノとドラムスの質量感と瞬発力が効いてくる、ウッドベースの押し出しも十分、ヴォーカルは高域が刺激的に張り出してくる、声のハスキーな部分が目立つようだ、
次に17cmシングルで、アームのオートON作動の確認も兼ねてこの2枚を聴く、
sp_202010150955233aa.jpg
you tube:オリビアを聴きながら 杏里
you tube:中村晃子・細川俊之 あまい囁き 1973 / Paroles,paroles
これらも高域が張り出すが、「あまい囁き」で細川俊之氏の声が右脇から電話機を通したような音声?キザっぷりは半端じゃなく痛快^^昭和のフルレンジ・パルプコーンスピーカーで聴いているような、やや暴れのある懐かしい音にも感じる、
このあと、AT440MLbに交換してかけてみたところ、対比効果もあってさすが新時代の日本製らしく、ノーマルバランスで潤った声になるが、ME75EDも耳当りが変わって面白い、
cartridges.jpg
・・とまあ、マニアっぽい事を書いてしまった^^;

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即時制御  

遠い天体をくっきりと見たい、ということで大型望遠鏡が作られた、しかしこの解像度にも大気による光の揺らぎがあって限界がある、そこで大気のない宇宙で観測しようとハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げられた、それまで見たことのないシャープな画像が得られた、
その後、補償光学という技術が開発され、地上望遠鏡でも大気による光の歪みを瞬時に補正して解像度高く見られるようになった、 
subaru etc
補償光学望遠鏡
M104_20201014090441393.jpg
過去記事→補償光学
これは大気の揺らぎを検知し、可変形鏡を駆動させて、歪んだ光の方向をミリ秒単位で補正するという高度技術で、今回ノーベル賞受賞となった、銀河系中心のBHを廻る星の動きを観測するのにも威力を発揮した。

そこでまた、プレーヤーの話で恐縮;調べてみたら面白くて・・
'80年代のレコードプレーヤーには「補償光学」には遠く及ばないものの、即時制御といえるテクノロジーが使われていた、こちらはレコード盤の歪みに対応する技術と言える、
DENONが1982年、一般向けに出した上級モデル「DP-67L」だが、
dp-57l-h.jpgDP-67L
このトーンアーム部の構造図を見ると、
dp-67l-arm.jpg
拡大→画像サイト
コイルなど電気仕掛けの部品が目立つ、針圧やアンチスケーティングのダイアルの下には可変抵抗(ボリューム)が付いている、多くの制御を電磁気力で行ない、検知・フィードバックで即時に適正状態を保つ、ダイナミックバランス・アームと言っても機械的なバネではなく、磁力で非接触に針圧をかけている、(*これほどの中身で当初8万円弱だったのに驚く)
手持ちのDP-47Fはこれの簡略ヴァージョンだと思うが、操作スイッチを全てダストカバーの外に並べてある、
dp-47f.jpgDP-47F
確かに電源OFFの時、アームは0バランス状態、電源を入れるとアームがストンと降りる、どういう仕掛けか不思議だったが、磁力によるものとやっとわかった;
ターンテーブルの回転も実際の速度を検知して、水晶発振の位相に合せ、モーター速度を調整する、電磁気なら素早い制御も可能だろう、

その後なぜ作られなくなったのか?製造コストや修理のアフターサービスも大変に思える、
また電気仕掛けをユーザーが支持しないとか・・

アナログ盤時代の終焉で需要が減ったのが一番の原因か^^;

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インシュレーター ≪追記あり≫  

機械工学では他の機材からの振動を遮るために装置の脚部などに挟まれる素材であり、ゴムやバネのような吸振効果のあるものをインシュレーターと言う、 
レコードプレーヤーはハウリングを起しやすいので、その対策は必要だろう、このプレーヤーの脚部はフワっとしたクッションがあり、置いたときに沈みこむ、
dp 47f ashi
しかし完璧というわけではない、

オーディオの世界のインシュレーターにはゴム材もあれば木材、金属、石材のような硬い素材もあり、金属をスパイク状にしたものもある、これをスピーカーのみならず、アンプ、プレーヤーなど機器の下に挟むと良いとして多くの製品がある、
Insulator_20201011113336391.jpg
本来の脚部からは外すと効果があるとか?
音の好みに合せて選べば良い・・とか言われるが、何をどうしたらよいのやら;
因みに筆者は何か挟んで変化があったという経験はない、

スパイクに絞ってみるとよく言われるのが"振動の一方通行"で、スピーカーの振動は逃がすが床からの突き上げは止めるという、これは木の床に突き刺すように置いて効果があると聞く、脚部がピンポイントになると何か違いがあるのか、同じ金属製の受け皿まであるが、これでもピンポイント?の効果があるのか、そのまま一体化した金属とは違うのか、
スパイクがあろうとあるまいと、SPは自重でがっちり床に乗っているのに変わりない、
spike_20201011112618839.jpg
さっぱりわからん^^;*ある専門家は物理的に何らかの変化はあるが、聴覚的にわかるほどの変化があるか効果は疑わしいと言う、

小型SPとSPスタンドの間にインシュレーターを挟む例もあるが殆ど意味ないのでは? それよりSPとSPスタンドを一体化させたほうが質量が増して防振になるだろう、ベルトなどで締め付ければいい、地震対策にもなり一石二鳥v 何かやるなら?スタンドの足元だけでよくなる、
これにも「スピーカー専用」とした高価なベルトがあるが、荷止め用のしっかりしたベルトで良いのではないか、
belt_2020101111094211c.jpg
sp belt
*↑使用例の写真はそもそもスタンドが頼りないので、何しても無駄に見える

スピーカーケーブルにさえ、木のブロックなどインシュレーターが有効とか言われるが、床からの振動を防ぐなら、これが一番ではないか、
Air cushion
その前に・・以前にも書いたが、2ウェイ以上のスピーカー内部にはこのようなネットワーク回路が入っている、
network_20201011104150af9.jpg
ずばり音声信号が通る回路で、最も振動する場所にある、何かと振動対策が問われるが、ここには触れられない、発振源の内部ならば振動は同期するのでよいのか?・・考えにくい;

追記. 前の家では畳の部屋に置いていたので、スピーカーの足元を固めるべく、図のような方法を取っていた、受け箱に丸砂利を厚めに敷き、スタンドの底面を水平になるよう押さえつけると均されてガタつきなく安定する、
tatami sp
線路の敷石と同じような効果か、スピーカーはDYNAUDIO Contour 1.1を乗せていた。

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DENONでDENONを聴く  

1980年代中頃はすっかりCDも普及した頃だが、1枚3000円前後と高価で、まだLP盤も求められていた、そんな頃に出されたDENONのPCM(デジタル)録音を音源とするLP盤は最高水準だった、カッターマシンが優れ、カッティング速度を通常より遅くして行なうなどの技術があったらしい、この頃のLP盤と、のちに再版された同録音のCDと聴き比べると、CDのほうがクウォリテイが下がり、ミニコンポに合せたかのようなマスタリングになっている、LP盤のほうがずっとHiFiなのである、 
denon lp 01denon lp 02

またレコードプレーヤーのほうも、当時放送局用に開発された電子制御技術が一般向けの製品にも導入され、アナログ盤再生の1つの黄金期だったとも言える、
2020100609405741d_2020100922020881c.jpg
DENON DP-47F
しかしその後、こうした技術を使うのをプッツリやめてしまい、今は他のメーカーとかわりないフツーのプレーヤーしか作っていない、最上モデルのDP-1300MK2-Mでさえ、単純な機構のスタティックバランス・アームで、価格半分以下のDP-500Mと主要部分は変わりない、
DP-1300MK2-M_20201013225153f3a.jpg
DENON DP-1300MK2-M
たまにいろんなオーディオマニアのレビューを見てみたりするが、何の影響か「そこかよ?」と思うような部分の評価に拘って;肝心な事から外れている、
今のユーザーが求めないせいか?日本の技術を発揮した'80年代の高水準から見ると、すっかり退廃的になってしまった、アンプ類は良い製品を作り続けているのだが。

中古で求めるしかなくなった'80年代DENONのLP盤をプレーヤーDP-47Fに乗せて聴いた、(カートリッジだけはaudio-technica;)
pcm lp
再生音は申し分なし、一とき黄金期が蘇る、
スイッチ1つでプレイ開始から終了までオート、その動く様子がゆっくり丁寧なのである。
1985年発売の本機にはこんな電子制御のための基板が入っているそうだ、使いやすさだけではなく、適正針圧を保つなど、再生に有効な制御機能も入っている。
Electronic control board
電気と磁気の力でオート機構を動かしている、無音で作動するのもそのおかげか、これを全て昔のカメラや時計みたい機械式に組むのは無理かもしれない;

PS.先日の反った盤への対応、この方法ならどんなプレーヤーでもいけるかも、剥がしやすいテープを使う、一時的な対処であるが、
Tape stop

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ダイナミックバランス・アーム ≪追記あり≫  

運良く、昔使ったレコードプレーヤーDENON DP-47Fの中古良品が落札できた、
何故今さら・・と思われるかもしれない; 
player denon
本機に惹かれるのは、今のプレーヤーの主流になっているスタティックバランス・アームではなく、ダイナミックバランス・アームで、それに電子的な制御機能が加わっているところ、
よくこんな仕掛けの込んだ製品がミドルクラスで出たもんだと思う。
スタティックは0バランスを取ったあと、目盛を見ながらウエイトを前に寄せて、地球の重力で針圧を掛ける、ダイナミックは0バランスを取ったあと、バネの力で針圧を掛ける、
shinatu_2020100710425475e.jpg
スタティックでは重力による一律の加圧になるが、ダイナミックは盤面に対し柔軟なバネ圧で押えようとするので盤のうねりによる多少の上下揺れにはしなやかに順応する、ただしカートリッジやアームにも質量はあるので、小刻みに揺れるような酷い盤になると、変動が急で対応できない(慣性の法則)、よってヘッドシェルとアームは出来るだけ軽質量が望ましい、
追記:アーム部のスタティック(重力)とダイナミック(バネ)による針圧の掛かり方について、下図のようにイメージしてみた、
car hude
スタティックは走る自動車に例えられ、接地面に山があったとして、上り坂では重力が増し、下り坂では重力が弱まる、速度が速く、下りが急な場合、宙に浮くこともある、地球の重力は一定だが、"等価原理"により実効重力が変動する、
ダイナミックは筆の穂が同じ接地面をなぞるのに例えられ、筆の穂は柔らかなバネでもある、
上り坂では即座に撓って、突き上げを吸収し、下り坂ではすぐ元に戻り、変化に対する追随の即時性が高い、(レコード針のカンチレバーにもこの性質はある)

ウエイトは0バランスを取るのに動かすだけで針圧を加える目盛は付いていない、0バランスを取るときは電源をOFFにする、本機ではアームの脇に針圧を加えるダイアルがある、
shinatu chosei
電源を入れるとアームがコトンと下りて針圧がかかる、ダイアルを廻して調整する、電子秤に針先を乗せ確認したが、ダイアル目盛は正確である。
shinatu 02
本機はストレートアームで、軽量のヘッドシェル及びコネクタは独自のもので、一般的な統一規格のシェルは使えないが、交換シェルが1つあればいい、
cartridge.jpg
ターンテーブル及びゴムシートにはスリットが開いており、ここに光線を当て、中の光センサーが30cmLPか、17cmシングルか検知し、アームのオートONの降ろし位置を判断する、
slit.jpg
至れり尽くせりのオート機能は過剰とも言えるが、あればやはり便利で快適v
オートリターンでアームがゆっくり戻り、ふわっとストッパーに着地する作動の様子には精度の良い機械的魅力?がある^^回転制御はクォーツロックでこれは不可欠、

新たにプレーヤーをセットした際、いつも試聴盤としてかけるのがこれである、
Böhm be sym 7
1958年録音 DG
耳慣れたグラモフォンの名録音がいつもどおりに聴けるか・・意外に確認基準となる、

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