Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

アウトレットCD  

16年ほど前でしょうか、アメリカの某アウトレット・ショップから随分CDを取り寄せていました。今はネット上でできますが、当時は新聞紙みたいな紙に一覧が載ったカタログ冊子から、興味ある曲目で未知の演奏者、レーベルも選んでいました。日本では売られていない名盤があったり、大ハズレもあったり;とにかく福袋が届くみたいな楽しみがありました^^;

goodman corelli

写真はその中のひとつ、ロイ・グッドマン指揮、ブランデンブルク・コンソートによる、コレッリの合奏協奏曲集です。ヴァイオリン属の歌わせ方が素晴らしい(そこにリュート属の通奏低音が活躍)これまでで最高です。
グッドマンはホグウッドやピノックほど日本では有名じゃないかもしれませんが、古楽器による良い録音を次々出しています、バロックのほかハイドンもかなり集めました。
hyperionというレーベルもここで知ったのですが私の興味つついてくるんですね、古楽を多く出していて、マイナーどころも優れた演奏でだしてくる。先日のM.ハイドン、レクイエムもそうです^^
最近はアウトレット?じゃなくても結構安いのでいろんな方面から注文しますが。

category: A.コレッリ

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R.キング:ミヒャエル・ハイドン "レクイエム"  

そんなわけで、ミヒャエル・ハイドンのRequiem for Archbishop Siegmund(シグムント大司教のためのレクイエム)のCDを取り寄せました。白地に文字だけのジャケットがいい。
1枚ものと思いこんでいたら、コンパクト・ケースでMissa in honorem Sanctae Urelae を加えた2枚組でした。

m.haydn.req

演奏はロバート・キング指揮、キングス’コンソートに4人の独唱者。演奏のほうは申し分なく、録音も音質、バランスともに最良です。
古典派好きのはずの自分としては不覚にも目を向けてこなかった弟ハイドンの傑作です。古典派の好楽家にはとっくに有名な曲のようですね^^;M.ハイドンがわずか1歳の子を亡くした後に書かれたということもあって、特別な気持ちも入っていることと思います。作曲技法の手腕云々は全面に出ず、第1曲、Introitusからすっかり音楽に身を委ねたくなる。なかなか旋律美の作曲家でもありますね、兄ハイドンも宗教曲は弟のほうが上手だと言っていたそうで?

のちのモーツァルトのレクイエムに影響を与えたのは間違いないだろうと言われます。がモーツァルトは未完で亡なり、弟子の手に委ねられたため、突然曲のクウォリティが下がったり?つぎはぎ感を感じます・・演奏するならジュスマイアー版でよいと思うのですが、モーツァルトの手が入っていない楽章は削ったという版もあって、Benedictusなど良い曲なのに削られているのはまた物足りないです。M.ハイドンのほうは全曲本人によって完成されているので問題なく最後まで聴けます。おススメの作品。
どうしても商業的に売れる有名作曲家ばかり取り上げられますが、録音なり演奏会でこうした作品をもう少し取り上げてほしいですね。

category: M.ハイドン

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グラモフォン・サウンド  

LP時代から親しんでいる方には多いと思いますが、私もドイツ・グラモフォンのふくよかで厚みのある音が好きでした。これはカール・リヒター指揮 BPO ハイドンSym94&101、私がハイドンを聴き始めた最初期のものです。
バッハの演奏同様、気取った表現は微塵もなく、リヒターらしいきっちり真面目な演奏です、各セッションの音もくっきり捕えられています。

lp1
lp2

お気に入りだったので、数年後、予備をもう1枚買いました^^
最初に買った盤はB面、101番が内周いっぱいまでカッティングされていて、私のプレーヤーでは終楽章で音がビリぎみでしたが、次に買ったものは写真のように、外周に寄せてありました、針トレースはスムースでダイナミックレンジが落ちた感じもなく、重厚な響きはそのままです。

多くのLP番を消失してしまい、これも幸い残っていたものです。

category: F.J.ハイドン

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ブルーノ・ワルター:ハイドンsym No.100, 86, 92  

sym100
過去にはワルターのLP盤を何枚かもっていましたが、今はこのCD1枚しかありません。倉庫に眠っていて探しだしたものです。
VPOを指揮した、ハイドン交響曲100、86、92番で1938年録音という古いものです。古いながら克明な録音で、VPO伝統のたっぷりした弦の弓使い、ウィンナ・オーボエの特長ある響きもはっきり伝わってきます。
第100番は後にコロンビア響とステレオ録音で88番とカップリングした演奏が有名ですが、演奏内容はほぼ同じでしょう、第一楽章主部はとてもゆっくり、提示部のリピートなしで演奏時間は7分20秒です、普通はリピートありでこの時間でしょう、たしかにこの曲はじっくり歌わせると魅力がでる堂々とした特長ももっています。
一方、カップリングされた他の2曲はとても速く、92番第一楽章は提示部のリピートありで6分35秒!これにも驚きました;最近の演奏にもこれほど速い演奏はないでしょう。(フルトヴェングラーのとても速いモーツァルト40番をふと連想しました;)いずれもワルターが曲ごとに選んだ最良のテンポなんでしょうね。

ちなみに92番「オックスフォード」の一番好きな演奏はコリン・デイヴィス指揮、コンセルトヘボウ・アムステルダムOのものです。

category: F.J.ハイドン

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モーツァルト 交響曲第37番  

sym37
メジャーなモーツァルトの話題はめったに書きませんが^^;この曲はマイナーですね;
多くはご存じのことですが、原曲はミヒャエル・ハイドン(弟ハイドン)の交響曲第25番ト長調で、モーツァルトが序奏を書き足したもので、旅先のリンツで急な演奏会の依頼をうけた際、第36番「リンツ」をわずか3日で書いて間に合わせたのか?たまたま持ち合わせていたM.ハイドンの楽譜を転用してこちらを演奏したのか?明らかではないようですが、急場しのぎとしては後者の可能性が高そうです?第36番「リンツ」といえばそれまでの作品とは一線を画す、じっくり腰を据えたような内容で、慌ただしく書いたとは思えないですね;
とにかく20世紀始めまで全曲モーツァルトの作品と思われて第37番となっていたわけです。
今では殆ど演奏されず、パイヤール、イギリスCOによる第一楽章の録音のみ手元にあります。
原曲に対してやや冗長な序奏ではありますが、自然な導入感で、そこはさすがです。主部は快活で心地よいソナタ形式の楽章です。
とはいえ、現代演奏されないのはM.ハイドンを除外するかのような不当な扱いにも感じます。
ちなみにM.ハイドンの交響曲第1番を聴いてみますと、
M.Haydn Sym Nr1
兄ハイドンの"第1番"にも勝るような立派な曲です。(本当に最初の作品か?はわかりませんが)レクイエムも傑作ですね。
M.Haydn Requiem
これを機会に弟ハイドンもいろいろ聴いてみようかと思い、また楽しみが増えました

category: モーツァルト

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BWV1027~1029  

3 sonaten
バッハ通はBWV作品番号で、どの曲かわかりますね!私はまだですが;;
先般、古楽界最大の重鎮、グスタフ・レオンハルト氏の逝去(83歳)が報じられました。
レオンハルト氏の弟子、孫弟子とたどれば、今日どれほど多数の古楽演奏家がいるだろう?と話していたところです。
氏の指揮したブランデンブルク協奏曲(SEON)を初めて聴いた時の印象は鮮烈なものでしたが、今では普通の演奏に聴こえます。
久しぶりにバッハ、ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロによるトリオ・ソナタを聴いてみました。(ガンバ:ヴィーラント・クイケン、チェンバロ:G・レオンハルト)、最近はホール・トーンも取り込んだエレガントな響きの録音が多いですが、これは直接音主体の録音でクッキリしたチェンバロ、渋く響くガンバ、じっくりと2つの楽器に集中できて飽きることはありません。その後の若い演奏家のよく練られた演奏も魅力ですが、またレオンハルト&クイケンのベーシックな演奏が聴きたくなるんですね^^
レオンハルトはバッハ・リュート作品や無伴奏vl&vc作品を好んで鍵盤に編曲して録音していますが、そのへんもリュート弾きにとって親しみ深いところです。

category: J.S.バッハ

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F.ジェミニアーニ  

gemimiani
録音評★★★★★
昨日届いたフランチェスコ・ジェミニアーニの合奏協奏曲集です。分厚いので2枚組かと喜んだら、分厚いH.MのCDカタログが収まっていました^^;
さてジェミニアーニはA.コレッリの後継者、その音楽をヘンデルへと繋ぐ人でもありますが、作品も師に負けない美しいものです。このCDは師コレッリのヴァイオリン・ソナタOP.5 No7~11を合奏協奏曲に編曲したものでした!しかし、ソロ・ヴァイオリンとバス・パート二つしかないパートから導かれるような他声部を加え、みごとなコンチェルト・グロッソになっています、これがオリジナルみたいな!順序としてはまず、コレッリの原曲を聴いた後が楽しめますね。
演奏はアンドリュー・マンゼ指揮、Academy of Ancient Music、マンゼはT・ピノックの後を継いでイングリッシュ・コンサートの指揮もしている人ですね。
久々にハルモニア・ムンディの魅力的なCDを聴きました。次はジェミニアーニのオリジナル作品もほしいです。

category: その他・バロック

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新ブログ開設  

2012年1月18日から、いろいろ書きはじめています。
旧ブログ
に書いたことも、適宜リメイク?して再書き込みしていく予定です。

category: 時事・雑記

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コレッリ、ヴァイオリン・ソナタ  

Aコレッリのヴァイオリン・ソナタはバロック・ヴァイオリン奏者には特に腕のみせどころなのでしょうか、じつに多くの録音がでていて、いずれ劣らぬ名演が多いです。コレッリ自信の巧みな装飾演奏の実演が誰かによって聴き書きされた楽譜が残っているそうで、今日の奏者はこのレベルを目指しているんでしょうね。
私も何枚か集めましたが、ヴァイオリンはどれも上手いです、中でもお気に入りはこのモニカ・ハゲットのCD、
ヴァイオリンは素晴らしく、さらに通奏低音陣の充実が楽しめます、チェンバロ、オルガン、チェロ、それにナイジェル・ノースの弾くリュート属(テオルボ、アーチリュート)と曲ごとにいろんな組み合わせです。
N.ノースの通奏低音がこれほど官能できる録音は他にないかな?録音もきわめて良く、まずはお薦めの(2枚組)です。

corelli

category: A.コレッリ

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