Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

C.デイヴィス:ハイドン交響曲第86番届く  

ついに待望のLP盤が届きました!コリン・デイヴィスの数々のハイドン交響曲名演を聴いてしまって、86番を聴かずに我慢しろ、というのはムリ;;
C.デイヴィスの追悼盤でサー・コリン・デイヴィス~ザ・シンフォニーズ というCDのBOXが出るそうですが、残念ながらロンドン・セットしか入っていない、中古LPの流通を待っていても何時のことかわからない、ということでLP専門ショップを検索、1枚の在庫を見つけました。このショップは店長が欧州まで足を運んで状態の良い新盤や新古盤のみ買い付けてくるものだそうで、盤状態の良さは保障付き、もちろんコストはかかっていますが、安心確実な買い物です、この1枚くらい少々奮発しても良いでしょう^^

de hay 86 98

フランス盤で出ていたもので、見開きジャケット、特徴はレーベルの中央の穴の周りが空けてあるところです。印字も大きめ。1980年とあるのは発売年だと思います。出荷前にクリーニング・マシンできれいにされていますv
さて今夜はじっくり鑑賞して、レビューは明日以後に書きます^^
明日届く、97、103番は国内盤ですが、状態は良いとのことで、期待して待ちます。Daisyさんもこれらはお持ちだそうで、レビューが楽しみです。

category: F.J.ハイドン

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C.デイヴィス:ハイドン交響曲第94番「驚愕」  

カートリッジの針にもやはりエイジングというのがあるのかもしれません、取り付けたばかりの新品はやや硬直した音に感じますが、数日経つとのびのびしてくるようで、出力も若干上がったような気がします。電気系統にエイジングはないと思いますが、振動系ですからね、カンチレバーの接続部がこなれてくるとか考えられなくもない気がします。
昨日はこなれてきた?カートリッジでC.ディヴィスのハイドンsym88&99を聴き、あらためて演奏と録音の素晴らしさを味わいました。デイヴィス&RCOの一連のハイドン交響曲録音はアナログ期からデジタル期に跨っています。アナログ期の録音をCD化したものは今一つ音が冴えませんが、昨日の88&99番のLPでは鮮度の良さに驚きました。PHILIPS最高のアナログ録音はLPで聴きたいものです。

さて今日はデジタル期の録音('81年)94番「驚愕」をあらためて聴きました。こちらはCDが本来の器でしょう、サウンドは申し分ありません。
d hay 94

昨年3月にもちらっと取り上げ、「コリン.デイヴィス指揮、RCOは94番も名演・名録音、オーケストラが1つの楽器みたいに整い、引き締まっている、快活でバランスも絶妙」なんてことを書いていました^^;
やはり「男の気風」ですかね、ひじょうに整い、几帳面過ぎる感じも与えず、健康的。
第一楽章からして、緻密な構成を端々まで聴かせ、弦の明快さ、木管の響きの色合い、timpの打ち込みの心地よさ、舞曲的とも言えるリズムの切れ、これほど小気味良くまとめた第一楽章は他に思い当りません。これに続くのがJ.L.コボス&ローザンヌ室内Oかな。
第二楽章、自然で素朴、旋律を撫でまわすような無用に甘い表情はつけない。びっくりのところのffにも荒っぽさがない。弦や木管の旋律にやたらスラーをつけたりせず、小ざっぱりしているのも良い。
メヌエット、近年のような早いテンポではないが、適宜短く切り快活、ダイナミズムの入れ方がツボです。
終楽章、速くし過ぎず、折り目正しく、じつにデイヴィスらしい終楽章と言うほかない、充実感たっぷり。古楽オケを含め数々94番を聴いたが、やはりデイヴィス盤がトップかな。
評価は(★★★★★)←ゴールドです^^

ところで、デイヴィス&RCOによるハイドン、86&98番、87番&103番のLPを執念でゲット、近々届くはずですv

category: F.J.ハイドン

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C.デイヴィス:ハイドン交響曲第88、99番  

さて、昨日見つけたC.ディヴィスのハイドンsym No.88&99から聴きました。
このLPは最近憶えがあると思ったら、ハイドン音盤倉庫、Daisyさんがレビューされていましたね。同じ盤を見つけてまた運がよかったです。
まさしくディヴィス&RCOらしく、ほかに考えようがない、まったく期待どおりの演奏で、完成度が高いです。タスキのキャッチフレーズに「堂々とした男の気風、フレッシュなハイドン」とあります。

haydn 88 99
録音:1975年、アムステルダム、コンセルトヘボウ

88番、親しみやすい曲想で特に人気がありますが、単に人気曲を小奇麗に演奏しただけではない、"通"を納得させる骨太で自然な演奏。第一楽章は溌剌とした魅力ときっちりとした様式感、絶妙なパートバランスと味わい深い響き、第二楽章のダイナミズムも乱暴じゃなく心地よい。メヌエットもきりっと引き締め、終楽章も落ち着いたテンポで見事な構成を漏らさず聴かせる。
99番がまた、他に類をみない名演で、第一楽章の第一主題のたった一音の捉え方にもハッとさせられる。クラリネットはまだ重要な扱いをされない曲だが、木管もよく聴かせ、オケ・サウンドの色彩感も豊か。第二楽章の木管ハーモニーの所も過度な表情なく美しい。引き締まったメヌエット、かっちり整った終楽章。
両曲とも一瞬の隙もなくツボを押え切っていて妙な飾り気のない自然な演奏、「男の気風」とはうまいことを言ったもんで、知的で職人的。RCOはいつもながら見事応えています。評価はもちろん(★★★★★)。
そして、明らかにLP盤で聴く価値がある、CD再版盤はこんな目の覚めるサウンドだったろうか?LP盤に針を下してはじめてPHILIPS音源の真価が眼前に拡がるように思えます。
・・この盤を聴くとデイヴィスの86番が聴きたい・・と震えがきます^^;

category: F.J.ハイドン

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夏の中古レコード・セール  

今日は「誕生日休暇」ということで休みを取り、名古屋の百貨店の催しもの会場、中古レコード・CDセールに行ってきました。じっくり音盤を探す至福の時を過ごそうと思っていたけど、かなりの出展量で疲れてきて、探し方が雑になってきました;予算の都合と、持って帰る重量も考えつつ、諦めた盤もいくつかあります;

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①左、マルコム・ビルソン:ハイドン ピアノソナタ変ホ長調 Hob.ⅩⅥ:49&52
②右、M.ウェルディケ指揮ウィーン国立歌劇場O、ハイドン交響曲No.103&104


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③左、C.デイヴィス指揮、RCO ハイドン交響曲No.88&99
④右、A.ヴェンツィンガー&バーゼル・スコラ・カントルム、 
テレマン ターフェル・ムジーク第2集


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⑤左、R.クーベリック指揮、BPO ドヴォルザーク交響曲No.8&9
⑥右、同、クリーヴランドO、バイエルン放送SO ベートーヴェン交響曲No.8&9


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⑦左、K.ベーム指揮、BPO モーツァルト ハフナー・セレナーデ
⑧右、同、VPO ベートーヴェン交響曲No.3「英雄」


lp05.jpg
⑨K.リヒター、ミュンヘン・バッハO、バッハ チェンバロ協奏曲全集

2枚組やBOXもあるので盤数は16枚になります。例によって盤状態の確認で少しずつ針を下したところ、ほとんどが良好、新古盤と思われるものが3組あった。②のハイドン交響曲だけは埃かカビか?チリチリノイズが目立つので何とかしたい。①のピアノ・ソナタはいい、'82年録音だがデジタルとどこにも書かれていない?③のデイヴィス盤はまさに期待どおりだが、99番は特筆もので素晴らしい!④のターフェル・ムジークは新古盤のようで軽くクリーニングしただけでノイズレスのサウンドが味わえる。⑥のクーベリック盤も新古状態、クリーヴランドOとの8番がいいんですね。⑦のベームによるハフナー・セレナーデが重厚な内容で聴ける。最後の⑨、リヒターによるバッハ チェンバロ協奏曲、抜粋版しか持っていなかったが、全集があったりするもんだから放って置けない、これもBOXは古びているが中身は新古状態v
さて、明日から新カートリッジで至福の時間を過ごそうかと。

category: オーディオ

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MC昇圧トランス:問題処置  

昇圧トランス、一応出来たものの、ひっかかっていた問題点に対処しました。
まずは回路の不備です、MMを使うときのバイパスのため、切り替え用にトグルスイッチを入れたのですが、最初は一次側だけしか設けていませんでした(完全にバイパスしていない)。スイッチ一発で一次、二次とも切り替えできるよう、4連のトグルスイッチに替え、接続し直しました。一度付けたハンダを外すのは面倒ですが、ハンダ吸引器を使えばわりと楽です。
回路図
トグルスイッチ
どうにか結線できました;

次の問題点は、一応支障はないものの、できれば消したいハム・ノイズです。電源を持たない昇圧トランスはパッシヴな機器で自らノイズを出すはずがない、解決は簡単でした、アンプやCDデッキなど100V電源を持つ機器から離すだけ、30cmほどでまったく影響なくなりました。
離す
昇圧トランスはMCの極めて微弱な電力を増幅する入口ですから、わずかな電磁誘導もそのまま大きく増幅されるんですね、経験がなかっただけに、こんなにデリケートなものかと驚くしだい^^;これで万全、存分にボリューム上げて聴けます。
MCの良さに馴染んじゃうとMV(MM)が聴けなくなるかというと、そんなことはないですね、それぞれの味わいとして使い分けていけます。
久しぶりに工作に陥り、音楽をろくに聴いてません^^;明日からは鑑賞に戻るつもりです。

category: 趣味のハンドメイド

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MC昇圧トランス:試聴  

さて、MCカートリッジが届き、昨日作った昇圧トランスを試します。今回購入したカートリッジはAT社のAT-F7です。さっそく取り付け、電源を入れる・・(脈拍が上がっている;)とんでもないノイズは出てこない、まずは安心。試聴盤をかけてみる、ちゃんと普通に音が出てくる、出力もちょうどいいくらい・・ひとまずOK^^
昇圧トランスa
↑手書きの表示はお粗末なので印字したシールを貼る予定。

AT-F7は聴き慣れた同社のMV型(MM)と同質の帯域バランスで違和感はない、がっちり力感のある中低域が良い、そして高域は強調されることなく、MCらしい緻密で透明感のある音に置き換わる、当然、解像度も良くなる、いつも聴いている音が高品位に磨かれた感じ。
ATF7.jpg

試聴したK.リヒターのバッハ、チェンバロ協奏曲は弦楽の音が圧倒的に強い中、チェンバロがくっきり浮き立ち、一音ずつ味わえる、音量差のある楽器間も解像度でよく聴こえるのがわかる。ムター&カラヤンのベートーヴェン、vl協奏曲もオケの十分な量感、vlソロはこれ以上求めることはないと言える響き、オケの弦楽も気品と豊かさが充満する。
これら試聴する間、気付かなかったが、SPに耳を寄せると少しハム・ノイズが出ている、予想はしていたが、アースをプリメインにも延長接続したら、だいぶ低減した、リスニング位置ではまったく聴こえないレベル。
私の好みからしてカートリッジの選定も良かった、昇圧トランスもまる一日汗かいて準備した甲斐があり、プリメインの内蔵フォノ・アンプと良いコンビネーション、満足のいく結果が得られました。こちらのサイト、21世紀になってから作るMCヘッド・トランスのお陰です。

PS.回路に不備があるのが判明しました、MC/MM切り替えに2極(6P)トグルスイッチを使い、1次側しか切り替えていませんでした、MCを聴く場合は正常回路なんですが、MMを聴く場合もトランスの2次に繋がっている;4極(12P)トグルスイッチに替えて2次側も切り替えるよう直します。

category: 趣味のハンドメイド

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MC昇圧トランス、試作  

今日はやたら蒸し暑いかったですが、名古屋大須、アメ横の電材店に行ってきました。
とりあえず、昇圧トランスを作ってみようと、一個10円~数百円程度の電材やらケースやら、複雑な物を作るわけじゃないので必要なものはすぐ揃いました。昔はこういう店があちこちにありましたが、今は都心あたりでしか成り立ちませんね。
10時頃出かけ、13時頃には帰宅、今日は買い出しだけにしようかと思ったけど、こういう事は勢いがあるうちにやらないと、放ったらかしになるんですね;午後にやっちゃいました。
主要部品はこの小型トランス(サンスイ:ST-12a)のみです。
トランス
本来、トランジスタ・ラジオなどの電源部に使われるもので、昇圧トランス向けというものではありません。電圧比1:10で1次側をMCカートリッジからの入力、2次側をフォノ・アンプへの出力とします。
すっかり視力が落ちて、ハンダがうまくくっついたかどうか目視できない;線のぐらつきがないか、手で確かめながら、どうにか接続、きれいに仕上げるどころじゃない;まあ蓋をしちまえば見えません;
昇圧トランス
前面のトグルスイッチはMCとMMの切り替え用です、MMのときは本機の回路をパスしてINからOUTへ直結とします。このトグルスイッチの信頼度が気になるところ、接触不良になってきたら外すのみです。
しかし、まだMCカートリッジは届いていない、今日はMMでちゃんとパスするか確かめただけです^^;メイン回路の結線を間違っていないか心配ですが、明日、一か八かです・・

category: 趣味のハンドメイド

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ヒュー・ウルフ:ハイドン 交響曲第86番  

先々週あたりは夜半過ぎても30℃という腹が立つほどの暑さでしたが、ようやく普通の暑さになりました;とはいえ夜は気温が下がるとその分湿度が上がるので動けば汗をかきます;

以前の話ですが、近隣で一軒だけのオーディオ専門店を時折覗いていました。大抵、オーディオ店に入ると共通の匂いが漂っている、これはスピーカーの箱に使われるMDF材の匂いです。自作を初めてMDF材を取り寄せたところまさにこの匂いでした。ある日店内にいっぱい樹立しているスピーカーのどれかがオーケストラを見事に奏でている、「今、どれが鳴っていると思いますか?」と店主に聞かれ、後ろにある大型のSPかと思ったら、意外にも手前にある細身のトールボーイだった、「しかるべき音量に上げると"スピーカーが消える"んです」との言葉に納得、見事に音場が存在していて、SPの存在を感じません。こういう店に入ると、店主や常連客に唆され、深みにはまっていくので要注意です(笑)

いつも自宅では深夜、遠慮ぎみの音量で聴いていますが、日中、しかるべき音量で久しぶりに聴きました。ヒュー・ウルフ指揮、セント・ポール室内Oによるハイドン、交響曲86番。ちょっと音量を上げるだけで、オーケストラの実在感が出てきます。トゥッティで鳴っているチェンバロも余韻まで聴こえてくる。この録音は最近のものかと錯覚していましたが、1990年の録音、S.ラトル&バーミンガム市響の録音(1994年)より前だったんですね。しかし演奏はすっきりとした近年的モダン・オケ演奏の好例で、録音も良好。

hay 86wolf
交響曲第85番 変ロ長調 「王妃」 Hob.I:85
交響曲第86番 ニ長調 Hob.I:86
ヒュー・ウルフ指揮 セント・ポール室内管弦楽団


さて86番、第一楽章、序奏は遅くせずさらりと始める、主部は程よい快速、溌剌と切れ味があり、清涼な響きの中で打ち込みどころはどっしり、オケもきれいにまとまります。展開部では強弱の起伏を上手く付けます、再現部以後も快演。
第二楽章、ラルゴらしいテンポでじっくり、神聖な気分を出します。弦、管それぞれに心地よいサウンドで聴かせる。ゆっくりな分、休符が一段と長く感じ、次の音が衝撃的になります。
メヌエット、中くらいのテンポでしょう、メヌエットはくっきり切りながら重くならず、トリオでは開始に溜めを置いて一際穏やかな表情。
終楽章、メヌエットと対比を付けたようにハイ・スピードで行きます。速いながら、横の流れ、縦の構造を絶妙なバランス・コントロールできっちり聴かせながら進める、終楽章の愉悦感に浸らせます。
もう一曲収められた85番「王妃」ともに好演のひとつとなりますが、各楽章あと一歩練り上げた味わいもほしいと感じ、評価は(★★★★☆)とします。

category: F.J.ハイドン

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鞭毛モーター  

鞭毛

宇宙や万物の成り立ちは未だ謎だらけですが、生命も同じくらい不思議なのは今さら言うまでもないですね。
大腸菌など細菌が活発に動き回るスクリューとなる鞭毛モーターの仕掛け一つとってみても驚きます。人間の作った電動モーターと似ているそうですが、DNA設計図に従いシャフト、軸受など役目の異なるタンパク質が集まって勝手に組みあがっていく、また回転のためのエネルギーを運ぶものもあります。
鞭毛モーター:動画 これ、どう見たって機械ですよね^^

円構造や線構造というのは自然にできやすい形なので、単純な円回転の構造体が自然に出来てもおかしくはない?とも思いますが、ナノ・サイズのモーターにまで組上がるとは恐れ入ったことです。人間か神様が知恵を出して作ったとしか思えない?電動モーターは故障したらそれまでですが、こちらは次々複製を作っていくんですね、これでさえ高度に進化したように思えますが、液体の水と数種のタンパク質等があれば、こういうことが、当然のように進行するのだろうか?

細菌MO-1はさらに巧妙な仕組みで、7本の鞭毛が隣接して回転しているのですが、互いに摩擦をおこさないよう、間に細い繊維がギアとして噛み合っていて、ベアリングの役目をするのだそうで、これにも恐れいる;
MO-1:参照サイト

一方、人間の作ったロータリー・エンジンというものがあります、(唐突ですが;)
一見、シンプルな機構に見えますが、単純な円回転ではない、これこそ人間の知恵があって始めて出来上がるものでしょうね。
ロータリー・エンジン:動画
ギターの三角ピック型の回転子が長円形のシリンダ内で、上下運動を含みながら回転、3つの頂点は常に壁面に接し、シリンダ内を3つに仕切り、吸気、圧縮、爆発、排気を連発的に行う効率の良さ、実際のエンジンとしては技術的欠点も生じるそうですが、原理としては見事です。さすがにここまでの構造を自然が作り出すことはなさそうですが・・?

category: 科学・自然・雑学

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聴覚  

いかに若く健康な耳の持ち主でも、無音室に入ったら無音かというと耳の中の血流音が聴こえて、生きている限り完全な静寂というのはないようです。たぶん人間の脳が聴くべき音に集中して、そこは補っていると思われますが。
かなり年季の入った私の耳も人間ドックの聴力検査だけは今のところパスしています(他はいろいろ引っ掛る;)が、20代の息子にはわかる音の違いが自分には気づかないのも確かで、耳の感度やSN比は下がっているようです。血流音とは別の耳鳴りもよくしますし;
こちらのサイトを参照すると、80代の聴こえ方というのに愕然とします(今の自分の衰え具合がプラスされて聴こえているのかも^^;)、80代でも活躍する指揮者、演奏家もいるので、皆同様に衰えるもんじゃない?と希望は持ちたいですけどね;;
特に高域が聴こえにくくなってくる、昔は音盤自体や音響機器の発するヒスノイズなどが気になっていたけど、今は細かなノイズくらい自分の耳がキャンセルしてくれる、今がちょうどいい聴力状態かもしれません?;、高性能でノイズ対策にもコストをかけた高価な機器を買わなくて済むのかも(笑)

category: 時事・雑記

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三日連休  

三日連休ということで、息子が帰ってきましたが、家には一晩泊まり、さっそく東京の友人とやらの所へ行くって;せっかく立ち寄るので先日の余ったカートリッジAT5Vを取り付け、持たせてやることに。

         at5v.jpg

私は何も予定なく、静かに過ごしますが;今月下旬には名古屋の某百貨店、催し会場で、
中古/廃盤レコード・CDセール
をやるそうで、全国の中古ショップから出品されるとのこと、クラシックがどの程度出るかわかりませんが、一応行ってみる予定。ウキウキしながら(平静顔で)レジに向える収穫があるといいんですが(笑)

ところでMC型カートリッジも考えていますが、問題は昇圧トランス、DENONには手ごろなAU-300LCなどあったのに生産終了、現行機種はバカ高いものしかない、需要が減ったせいもあろうが、これはいかがなものか・・;

category: 時事・雑記

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アンプ遍歴  

私のオーディオ遍歴というのは大したことないですし、高価なハイエンド機に手を伸ばそうと思ったこともありません、っていうか買えません;
アンプ類を中心に振り返ってみると、ステレオ・セットの一品として付いていたプリメイン・アンプが故障ぎみになったので、当時評判の良かった、DENON PMA-390の初代機を購入、安いにもかかわらずクウォリティの高さに驚きました。高性能時代の到来、だんだん熱が高じていき、DENON PMA-S10 & DCD-S10のペアに発展;これに欧州製のお気に入りSPを繋いで録音評の良い音盤を集めては楽しんでいました。確かにわるい音はしない、がっちりと緻密な再生音だったが、もう少しほんのりした雰囲気でも良いのでは、とも感じた、実際これらの一段下級機が良いという評価も聞いた。

その後、職場で"自作派"の人と知り合い、これらメーカー品を売り払い、SPのほか、プリアンプ、真空管パワーアンプなどキット品をベースに良質の部品に差し替え、組立てた機器で楽しんだ時期がしばらく続いた。自分で手間かけて作ったという思い入れもあるが、真空管は鉱石素子のようなノイズが出ないので、SPに耳を寄せてもまったくの無音、これは微かな音も埋もれず、音場が曇らないのが良かった、それ以外は普通のアンプというだけです;しかし、別体のシャーシがいくつも並び、互いにケーブルで繋いだ状態はごちゃごちゃして、鬱陶しくなってきた;で、最後に落ち着いたのが再びPMA-390の後継機、
pma390se dcd755se
PMA-390SE
DCD-755SE
一つのシャーシに必要な機能はまとまってスッキリ、フォノ・アンプも付いているし、音にはまったく不満はない。重くないのも助かる;

category: オーディオ

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サマー・ベスト  

今日は山梨で39℃!とか報道していましたが、うちのほうだって負けちゃいません^^;絶対にそれくらいいってる、温度計なしでもわかります;帰宅前に、カミさんが部屋のエアコンを入れといてくれた。
時計
27℃に設定してありますが、結構ちゃんと維持するもんです。湿度も52%なら上々でしょう。
28℃じゃちょっと動くと暑い、26℃ではじっとしていると小寒いんですね、わずかな温度範囲しか生きられないヤワな体になってしまった・・(笑)

最近買ったサマー・ベスト、このクソ暑いのにベストかよ;と思っていましたが、存在価値はあるようです。
サマーベスト
薄いTシャツ1枚じゃ、じりじりくる陽射しが熱い、またコンビニやスーパーでは冷房が強く小寒いところがある、どちらも薄いベスト1枚でちょいと助かる。一見、冬の毛糸みたいですが、麻混のメッシュ編み、羽織って蒸れる感じもなく、上手く作ってあるもんです。安もんのシャツをごまかす効果もありますv

category: 時事・雑記

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日本の気候とリュート  

今日は日中36℃、これは百葉箱とやらの中の恵まれた環境で36℃というのであって、アスファルトだらけの場所では40℃近く軽く行っているでしょう。夕方、気温が下がってくるとその分湿度が上がる・・;
和楽器というのは、さすがに日本の気候下でも壊れなく作ってあります。琵琶なんか形はリュート属でも分厚い木材でじつに頑丈、まったく別物です。リュートなんか壊れてくれと言わんばかりの構造;
これは2009年、湿度90%を越える場所にうっかり放置していた6コースリュートです;ケースの蓋は密閉しているわけじゃないので、じわじわと湿気が入っていきます。

6c lute

温度も40度近くいっていたでしょう。早めに弦をゆるめ、エアコンの効いた場所に避難すれば良かったでしょうが、緩めようにもサクラ材のペグが膨張しきり、ビクとも廻らなかった、弦を切ってでも保護すべきでした。この楽器は幸いブリッジの再接着だけで簡単に修理できました、きれいに剥がれてくれたようです、内部の力木などが剥がれるとさすがに面倒ですが、壊れるなら修理しやすく壊れるように^^;接着強度も程々にしてあるんでしょうかね。
また、せっかく修理を終えても、宅配車両内の熱気でやられては台無し、夏は輸送を避けるか、天気予報で曇りの日を狙って、夜間輸送、翌朝午前中には届く、といった配慮をします;梱包もケチっちゃだめですね、余裕のあるダンボール箱にケースごと入れ、隙間には丸めた新聞紙をぎっしり詰める、これで断熱、吸湿ともに一定時間はしのげるでしょう。
ガット弦もオイル仕上げしてあるとはいえ、吸湿しますね、湿度が高いと太く、重くなります。天丼の天ぷらがふやけるのと同じでしょう;

category: 楽器について

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カラヤン:ベートーヴェン交響曲6番「田園」(LP)  

昨日の続きです、今日は「田園」。

be sym 6 karajan
1962年 D.G

CDならともかく、LP盤はダイナミック・レンジというのにかなりハンディーを負う。この録音で興味深いのは、それでも全楽章通じての音量の起伏をそのまま刻もうとしているところ。カラヤンの演奏は第四楽章、嵐の描写に大音響を設定し、他の楽章との差を大きく取っている。通常のボリュームで第一楽章を聴き始めるとかなり音量が控え目、相対的に針トレース音でSN比も下がり音場も曇りがちだがその中でも強弱の起伏を深くとった演奏をする。しかし、か細い響きではなく弦楽は深みをおび、コントラバスもしっかり響き、豊かさがある。第二楽章も依然控え目、速めのテンポながらしなやかに「田園」を描写していく。第三楽章、「農民達の集い」も同様、第四楽章になって始めてBPOの最大音量を轟かせ、自然の猛威の恐怖を描く、ここに録音のダイナミックレンジを設定し、ここまでの大演出を納得させる。終楽章で嵐が去った後の歓喜を存分に歌う、弦楽は音場いっぱい、多勢的な響きですが、重い塊にならず、丹念に櫛でとかした毛並みを思わせるしなやかな響き、あえて拍節感を明確にせず、無重力的に聴き手を掴み運んで行く。
カラヤン&PBOならではの「田園」もさることながら、G.ヘルマンスの録音も見事な音の絵巻としてLP盤に仕上げている。

category: ベートーヴェン

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カラヤン:ベートーヴェン交響曲3番「英雄」(1962、LP)  

先日来、カートリッジAT7Vに後継機AT5Vの針ATN5Vを取り付け、聴きこんでいますが、ATN5Vの小っちゃな取扱説明書を見てみたらATVシリーズの共通交換針と書いてあり、これで整合品だとわかりました^^v せっかく供給の途絶えていた針が復活したんだから、そこをしっかり広報してほしいですね;
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ATN7Vの頃は楕円針だったのが丸針にかわり、仕様はグレード・ダウンしていますが、トレース性は悪くなく、内周歪も聴き辛くない程度です。ちょっと痩せた、色彩に乏しい音と思っていたが、今日聴くと普通に聴こえる・・カンチレバーのダンパーゴムがこなれてきたか?、自分の耳が曖昧だったか、たぶん、後のほうでしょう(笑)

カラヤンのベートーヴェンで「英雄」と「田園」はLP盤もほしいと思っていたところ上手い具合にカップリングされた2枚組がありました。
be sym 3 6
が、今回は盤がかなり埃っぽかったので、粘着式クリーナーも導入して入念に掃除しました。内カバーも埃っぽいはずで、裏返して拭くか新しいのに替えたほうがいいですね。幸い盤自体にダメージはないようです。
粘着クリーナー

今日は「英雄」のほうを聴く。1962年D.G、ベルリン・イエス・キリスト教会、G.ヘルマンス録音のサウンドが絶好調、渋さと艶のあるvl群、ゆったりと深い低弦、音場いっぱいBPOの弦が埋め尽くしているが、塊には聴こえず、櫛でとかしたしなやかな毛並みのように響く、AT7Vは癖をつけずちゃんと再生している。管の味わいも良い。
カラヤン自身は「過去の録音に興味ない」というが、62年盤が演奏も録音も一番気合い入って感じる。例によって第一楽章からテンポは速いが、ベーム盤と比較すると演奏時間は同じと言ってよい。(ベームも速い)

カラヤン&BPO  1962年 ①14:35 ②16:55 ③5:40 ④12:10
K.ベーム&BPO  1961年 ①14:40 ②14:25 ③5:59 ④12:24


ベームは拍節くっきり折り目正しく演奏するので、落ち着いて聴こえる。カラヤンはレガートに前の拍に次の拍を追い被せるような感じで行くので急速な錯覚をうけるのかもしれない。第二楽章はベームよりゆっくり、ねっちりと聴かせる。スケルツォはさすがにリズムの切れ味痛快、終楽章はBPOのダイナミック・レンジをもって壮大な起伏で聴かせる。
LP盤のしっとり安心して聴ける音に対して、CD化されたものは、鮮明なんだけど、どこか色合いの濃すぎるカラーコピーみたいな、デリカシーに乏しい仕上がりだったりして残念に思うのが少なくありません。針やカートリッジ部で程よい損失があって聴きやすいのかもしれません。

category: ベートーヴェン

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P-Jan・ベルダー:テレマン ターフェル・ムジーク  

テレマンといえばまず思い浮かぶ器楽作品がターフェル・ムジークです、バッハのブランデンブルクCon.に相当する充実した作品群です。第1集~3集と3つのセットになっていて、各集とも序曲(組曲)、四重奏曲、協奏曲、トリオ、ソロ、終曲、というメニューになっていて、特に楽しみなのはトランペットが活躍する第2集です。過去にはA.ヴェンツィンガー盤(アルヒーフ)におけるE.タールのバロックtp、近年はMAK盤におけるF.インマーの名演で親しみました。今回は2003年録音、P-Jan・ベルダー指揮、ムジカ・アムフィオンによる3つ目の名盤です。

ターフェルムジーク
2006 BRILLANT CLASSICS

第2集から3曲ほど書きます。
序曲(組曲)ニ長調
例によってフランス風序曲で始まります、トランペットはティンパニを伴った祝祭音楽的な扱いでなく、ここではtimpなし、室内楽楽器です、バロックtpはブランデンブルクCon.No.2でも名演した、William Wroth、ここでも室内的音作りで驚くほど上手い。グラーヴェはわりと軽やかに進め、走句も鮮やかにアンサンブルの技が光る、tpとobはペアになったように使われ、ユニゾンで演奏する部分も多いです、この音の近似性を聴くとバロックobが室内のトランペットと言われたのがわかります。またtpで小回りが効かない旋律をobが補う、掛け合うなど、それぞれの特長を活かして上手く使われます。アタッカでアレグロに入る、この瞬間はいつもながらいいですね、tpとobのペア、それにvlがソロで活躍、テレマンらしい絶妙に隙のない掛け合いで進められる、バス・パートに耳をやるだけで楽しい快活な音楽、演奏がリズミカルになるのも自然の成り行き。グラーヴェを挟んでアレグロが反復されるが、tpはまるでvl並みの達演で装飾を入れる。
序曲だけで満足させられるが、続く4曲のAirでも同様に楽しませる、緩抒な楽章はなく、いずれも闊達な魅力。
四重奏曲 ニ短調
リコーダー1本、flトラヴェルソ2本および通奏低音による四重奏、全集の中でリコーダーが使われるのはこの曲のみ、指揮のベルダーが達演を聴かせる。同類の笛ながら、リコーダーとトラヴェルソの味の違いを楽しめる。
第一楽章、アンダンテは穏やかに少し憂いをおびた曲、2本のトラヴェルソが平行和声を吹いたり、掛け合いをする、そこにリコーダーが重なる。緩抒楽章にも息を呑ませる間があります。
第二楽章、ヴィヴァーチェ、快活な魅力、トラヴェルソのほんのりした響きに対し、タンギングで音が粒立つリコーダーの切れ味が心地よい、この録音はバス・パートも詳細に聴こえてくるので、チェロのバス演奏にも引きつけられる。チェンバロの和音で刻まれるリズムも心地よい。
第三楽章、シチリアーノのリズムだが、第一楽章のテーマの断片も現れるのが面白い。
第四楽章、リズミカルで切れ味よい、リコーダーと2つのトラヴェルソ、3つのソロが区別なく同種の旋律で掛け合う、笛同志だけあって響きの溶け合いは良い、バス・パートが重要な旋律を弾く部分がある。穏やかな中間部を置いて再び闊達な冒頭に戻る。
トリオ ホ短調
トラヴェルソ、オーボエおよび通奏低音のトリオ、これまたテレマンらしい魅力の傑作。
第一楽章、憂いをおびた楽章だが、トラヴェルソ、オーボエの響きがふさわしい、当演奏ではリピートでの装飾の妙技が聴きもの。
第二楽章、テレマンらしさを代表するようなこの快活なテーマがじつに良く、曲はすっかり憶えてしまったが、飽きがこない、バス・パートの受け止めもじつに良く、隙なくひきつけられる。これは聴衆以上に演奏者が楽しいに違いない^^ちょいとリタルダンドして休止し、快速に戻る、粋な聴かせどころも置き満点の楽章。のどかな第三楽章で息抜き、第四楽章は構成感の緻密な味わい、奏者の装飾も聴かせどころ。

バロック音楽は穏やかなBGMでなく、アドレナリン沸き立つものでないといけません。
こういった曲を聴くと、リュートなんかよりヴィオラ・ダ・ガンバに転向すれば良かったと思う;大作曲家の作品にいくらでも加われるし、バス・パートは楽しいんです。

category: G.P.テレマン

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