Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

検盤  

今日は毎年恒例、名古屋の百貨店催し会場で中古盤セールをやっていました。初日でしかも平日にも関わらずかなりの賑わい、場内は暑い;盤の探し方がすごく手早い人もいてその筋のプロみたいな^^;隈なく見て廻るのは半日がかりでしょう;程々で切り上げ、あとは検盤です、椅子とテーブルが置かれていて皆、丹念に選んだ盤を目視点検しています、私も今日は無駄盤を買わないようにと、面倒だけど1枚ずつ出して点検。
チェックポイントは
深い傷、突起物が無いこと
反りや波打ちが無いこと
中央の穴廻りにターンテーブルの軸がスレた痕跡が少ないこと(再生歴が少ない)
内袋から出すとぱっと静電気を帯びること(新品状態に近い)
と、目でわかる範囲で点検、幸い今日選んだものは1枚を除いて合格でした。ジャケットは古びていても盤は良好だったりします。まだ探していないコーナーにお宝盤があるかもしれない、と気になりつつ帰宅;今日は以下のもののほか10枚、ハイドンも1枚あります。

2014 7 LP
etc

コレギウム・アウレウムのブランデンブルク協奏曲がつい懐かしくて買ってしまった。得体のしれない輸入盤が1200円以上だったりするが、それはパス、500円平均で内容の推測がつくものだけにする。この値段で素晴らしい演奏とサウンドだったりするので、尽きない楽しみです。

category: オーディオ

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R.グッドマン:ハイドン交響曲第90、91、92番  

ロイ・グッドマンのハイドン交響曲90番については過去に少し触れたことがありますが、この盤も全部じっくり聴いていませんでした。新盤ばかり気にしていて、久しぶりに当盤を聴くと思いのほか素晴らしく、録音も克明で好ましいのに気付きます。弦はまさに古楽器らしく厚みはないが清涼でくっきり、木管やホルンの響きが美しく、聴き入ってしまう。

goodman haydn sym 90 91 92a
ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァー・バンド

90番
グッドマンはtpとtimpの入らない版で演奏している。序奏の弦楽の弱奏が透明でしなやか、気体のように清々しい響き、主部は非常に爽やか、快活に進めながら弦のレガートな表現も使い、一つのフレーズが美しく整う、fl.トラベルソのスーっと安定的な響きが涼しげ、ホルンはポストホルンに相当する高域の演奏が上手く、このtpなしの版ならではの魅力を聴かせる。このホルンの魅力はメヌエットと終楽章でも存分に味わえる。

91番
この曲はちょっと地味な存在と錯覚していたが、ハイドンのこの時期らしい傑作、グッドマンの爽やかな演奏でじっくり聴いた。均整がとれ、なかなか旋律美の曲でもある。
第一楽章、主部の第一主題は始め滑らかに歌い、続く活気の対比が一段と良い(モーツァルトで言えば39番の主題みたいな)、第二主題も優美である、演奏は各パートの仕組みを良く聴かせてくる、展開部もよく練られて聴き応えあり、グッドマンはかっちりした骨格感にレガートな美しさを絡めてまとめる。
第二楽章、スッキリと親しみやすいテーマによる変奏、vlが美しく変奏で助奏していき、ファゴットやフルートがテーマを演奏、さほど灰汁の強さのない良くできた楽章。
メヌエット、テーマはわりとメロディック、典雅な感覚にリズム的鋭さも持たせた魅力、トリオはレントラー風、テーマにフルートの美しい助奏が付く。
終楽章、始まりは90番に似た感じだが、畳み込むようながっちり感で引き付ける、展開部も期待に応えるかのような内容、流麗な推移もよい。グッドマンは後半も反復する。

92番「オックスフォード」
C.デイヴィスの名演を聴いたところだが、なんだが聴き慣れたようにグッドマンも素晴らしい。
第一楽章、序奏はぐっと弱奏で開始、デリケートに味わいをつける、主部は快速だが、それがツボを突いたように心地よい、スピードの中に緻密なコントロールが成され自然に感じてくる。トゥッティのガツンとくる力感も痛快。
譜例は展開部の終わりの部分(弦パートのみ)、バス部が119小節から整然とした8分音符になり、転調しながらvl部が小刻みな16分音符の快活さで満たしていく、ここは引き込まれる。
譜例

第二楽章、美しいテーマだが、あまり情感たっぷりに演奏するとクドくて嫌気がさす、バーンスタインなどちょっと鼻につくが、C.デイヴィスはスッキリ、心得ていた、グッドマンも涼やかで良い、短調部分の思い切った鋭さがまた良い。
メヌエット、速めで大きくリズムを捉え、切れ味と力感も十分加えた演奏は申し分なし。トリオでのホルンがナチュラルホルンらしく朗々と輝く。
終楽章はちょうどよい快速、ぐっと弱音でテーマを開始、緻密な表現を繰り広げ、トゥッティの強奏の鋭さで圧倒する。
鋭いが聴き辛さのない古楽オケのサウンドを活かした最高の「オックスフォード」かも。

category: F.J.ハイドン

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オーケストラ版と編曲版:ベートーヴェン交響曲 第8番  

昨日の続きで、コンスタンティン・シチェルバコフのピアノ・ソロによる同盤、F.リスト編曲のベートーヴェン交響曲 第8番です。

be sym 8

第8番も7番と同じくリズムが大きな魅力の要素ですが、8番の編曲は不足感なく、上手く完成しているように聴こえます。譜例は第一楽章の始めから12小節目ですが、

譜例be sym8

第一vlの主旋律と低音、そして管とtimpが一緒になったダイナミズムで骨格は出来上がっていますが、第二vlとvaによる小刻みな内声は重要で欠かせない、リストの編曲も何とか鍵盤上に乗せています。シチェルバコフは第一楽章から快速で切れ味よく、終楽章がまた見事な快演。
オーケストラ演奏ではやはりO.スウィトナー&SKBが期待どおり、全パートのバランスが良い、第二vlとvaもかき消されることなく明確、力みのない透明サウンドに低音と管&timpがズバっとダイナミズムを入れる、全楽章素晴らしく、この演奏があれば他は要らないと言えそう。

sui be sym8

しかしR.クーベリック&クリーヴランドOによる第8番も快演でベートーヴェン交響曲全集で最も良いと思える出来栄え。
またK.ベーム&VPOの第8番がいつものように武骨なほどがっちりした上にVPOの柔軟な弦の響きが何ともいえず、他とは違う味わいを放っている。カラヤン盤もはずれではないが、控えの席に置くことになる。

category: ベートーヴェン

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オーケストラ版と編曲版:ベートーヴェン交響曲 第7番  

ベートーヴェン交響曲 第7番は特に好きな曲なので様々音盤を集めていますが、編曲ものも興味深い。以前取り上げた、プロ・アルテ・アンティクァ・プラハによる弦楽五重奏版も巧みな編曲で意外にスケール感があった、今日取り上げるフランツ・リストによるピアノ・ソロ編も聴き応えがある。演奏はコンスタンティン・シチェルバコフ、巧みな強弱法でピアノ1台というハンディを克服したような名演。

liszt be sym7

リストの編曲も主要なパートは極力省略せず、3本の手で弾いているみたいな超難度のものと思うが、さすがに部分的には割愛もやむなしのところがある。適宜ピアニスティックに変更して上手くまとめたところもある。目まぐるしい終楽章はちょっと省略感が目立つが限界のところでしょう。ただ純粋にピアノの粒立った音のみで、オーケストラのような響きの混雑がなく、各声部が明確に聴けるのは大きな利点。

下の譜例は後半、展開部に入ってからの26小節目、

譜例1

赤枠の第二vlの奏でる小刻みなリズムは、まさに第7番らしい切れ味の躍動感を聴かせるのに重要なパート、さすがにピアノではもう1本手が要るようで省略されている。オーケストラの演奏でも音の混雑でこの内声が聴こえ辛い演奏が多い。唯一明確に聴かせるのがO.スウィトナー、SKBの録音で、混濁感を作らず、常に見渡しの良いオケ・バランス、

スウィトナーbe sym 7

「田園」も「英雄」も同様な表現効果で素晴らしい。曲の大筋を聴かせながらぐいぐい推進していくカラヤンの演奏でこのように内声を味わうことはできない。本当にティンパニの弱音一つでも大事な要の音だったりするので、それが聴こえないと肩透かしをくったようで不満でならない。昨日のC.デイヴィスのハイドンが好きなのは肩透かしをくわせない、いつも安心して聴けるところ。もちろん録音技術者にかかる部分も大きい。

category: ベートーヴェン

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C.デイヴィス:ハイドン交響曲第98、99番(新盤)  

7/19レビューの続きです、コリン・デイヴィス晩年の録音で今日はCD2の交響曲第98、99番。
92番以外はあえてニックネーム付きの有名曲を避けたような選曲ですが、C.デイヴィスなればこそ聴いてみたくなるというもの。

davis hay

ハイドンがロンドンで98番を書く頃、モーツァルトの死の知らせがあったというタイミングだそうで、ハイドンが親交を深めた天才への思いが98番には繁栄している、と全ては推測ですがいろんな話を聞きます。第二楽章の楽想や終楽章の造りなど、通常の作品とは異なった特別なものはあるようです。
第一楽章は憂いの変ロ短調で始まり、この主題が長調と変りそのまま主部の第一主題となって活気を帯びる、展開部が対位法でかなり入念に書かれているのが特徴、デイヴィスは手堅く造形美を打ち立てる。第二楽章は聴きどころ、静寂さと悲しみを描き、モーツァルト「ジュピター」の第二楽章にも近い雰囲気、デイヴィスは過度な表情は押さえ、素の美しさを満喫させる。対照的に活気を帯びたメヌエットがきて、終楽章はvlや最後にチェンバロのソロが入る、これはコンマスのザロモンと指揮のハイドンが弾いたとみるのが自然でしょう、チェンバロがちょっと聴かせるだけなのも、ハイドンの控えめな姿勢を思わせる。ただいつものロンド・ソナタ形式の終楽章のように引き付ける内容ではない。
続いて99番、過去のRCOとのフィリップス盤も素晴らしかったが、このLSOとの録音はさらに満足。99番は2回目のロンドン旅行の前、ウィーンで書かれたもの、充実しているので、魅力を漏らさずに演奏してほしいと願うだけだが、デイヴィスはさすがに一滴も漏らさない。
第一楽章の爽やかで快調な横の線と構造美の縦の線がかっちり組み合ったような演奏、珍しい要素は何もないが極めて彫が深い。第二楽章は珍しくソナタ形式、木管群が奏でるハーモニーのところが極めて魅力、デイヴィスはここでレガートな表現をとるが、入念なデュナーミクを味あわせる、ヴィヴラート控え目の奏法が透明度を増し、過去のRCOの演奏より一歩踏み出す。メヌエットの簡潔な主題は回りくどい主題よりはるかに良く、心地よい、お気に入りのメヌエットの一つ。終楽章はハイドンの手腕を満喫できる見事なもの、落ち着いたテンポでくまなく聴かせる。

以上デイヴィスの新録音2枚を聴いて、どれも流石と言うほかないが、特に印象深いのは93番の充実感でした。92番、99番も手持ちの音盤の中ではベストに位置します。

category: F.J.ハイドン

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WeissのファンタジーⅢ  

Weissのファンタジー、しつこく続けます;
私がリュート・オリジナル作品に拘るのは、作曲者がリュートの達人で、楽器が魅力的に響くように書いてあるからです。このファンタジーにもそれが随所にあり、下はその一例です。
譜例
五線譜を合わせて書きましたが、旋律が音階的に動くところでも、下のタブラチュアでは同一弦の連続使用をできるだけ避け、アルペッジョ的に弾くようになっています、赤線で示したように音を残し、次の音に重ね、レガートな華やぎを聴かせるんです、これがバロックluteの醍醐味。よって先に鳴った弦に触れないように次の弦を押えないといけない、また鳴っている1コースに触れないよう、2コースで下降スラーをやる、といった場面もあります。また音量の粒が揃うよう細心の弾弦コントロールも必要です。
何らかの曲をバロックluteに編曲する際も、この美質を活かした編曲をしないと価値も半減してしまうので難しいでしょう。

ちなみに下はバロックluteの指板表、1~6コースの開放弦の音からd-moll調弦と言われますが、1と2コースの音程は3度と近い、特有の奏法がしやすい調弦になっています。これもルネサンス時代の調弦から様々な変則調弦を試みた末に完成したものです。クリックで全体表示
バロックlute調弦
13c lute

category: 演奏について

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WeissのファンタジーⅡ  

Weissのファンタジー、レッスン続いております。
お馴染みの短い曲ですが、掘り下げ出すと大変;;なんとなく弾くだけでは、音楽理論を知っている人が聴けばテキトーにやっているな、と丸わかり、
ほんの一部ですが、まず前半から、
譜例1
上の譜例のゼクエンツで①と②の音をバス音とみるか、旋律とみるか?
バス音なら次のバスが出るまで保持するか、必ずしも音価いっぱいにする必要ないが、ゼクエンツを同じパターンに揃える必要はある。旋律なら次の音に少し重ねて消せばいい、となる。

また、前半が終り、フーガに移るところ、
譜例2
③のF音を内声とすると、解決音なしにフーガが始まる、この繋がりはどうするのか。

ちなみにN.ノース氏は①と②は適度なところで消している、③はふっと区切りを入れてフーガに入っている。
これ以外にも注意点はいっぱいあって、それを行いやすい運指に替えたり、悪戦苦闘です^^;

category: 演奏について

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C.デイヴィス:ハイドン交響曲第92、93、97番(新盤)  

コリン・デイヴィスがRCOを指揮したハイドン交響曲のフィリップス盤は今も不動の名盤ですが、その後の新たな録音は聴けませんでした。ようやく、最晩年にロンドン響を振ったライヴ録音が出されました。場の空気が伝わってくる鮮明な録音、時折デイヴィスの声も入っている。晩年とは思えない、この意欲と覇気は誰が聴いても感じることでしょう。フィリップス盤以来ほぼ30年ぶり、C.デイヴィスの進歩も興味あるところ、やはりアバド同様、古い指揮者にはなっていない、常に最良の音楽を求めて前進する人でした。LSOはあきらかにピリオド・アプローチ、ブリリアントに突き抜けてくるtpはおそらくナチュラルtp、timpも本皮を張ったやや濁りながらも瞬発力を持つ存在感たっぷりな響き、新しい演奏に活力を加えている。収録曲は92番「オックスフォード」ほか93、97、98、99番の5曲で2枚組、今日はCD1の3曲について、

davis hay
サー・コリン・デイヴィス指揮、ロンドン交響楽団
2010年-2011年 ライヴ録音


92番「オックスフォード」、全体のテンポ設定は遅すぎも速すぎもない、もっとも馴染みやすいもの。序奏はテンポも響きもすっきり、主部は弦が弱奏で動機を奏で、どっしりエネルギーに満ちた総奏が来る、過去の演奏以上に骨太の感覚で、全パートが明確に聴こえ、常に内声部の切迫感が引き付け、展開部も見事な構築感、低音とtimpが刃金の土台を作っている。この切り立った感覚はアーノンクールにも負けない。
第二楽章もことさら美しい旋律を強調することなく、適度に切れ目をつけ、すっきりと始める、短調に入ると一際鋭さを聴かせる。
メヌエットはアレグレットらしいテンポ、あまり重苦しい演奏は好きではないが、デイヴィスは切れ味があって心地よい。
終楽章、昔と同じく速すぎるテンポはとらず、第一楽章同様、筋金入りの演奏、余計な添加物は一切ない。
うれしいことに自筆譜が公開されています→ haydn symphonie No.92

93番
、この曲はロンドン・セットの中でもやや軽量級に感じていたが、デイヴィスは102番や104番と変らない重量級に聴かせる。序奏の堂々たる開始に圧倒される、そして弦の涼やかさとの対比が凄い、主部はまさに慎重に決められたような絶好のテンポ、響きの透明感で弦楽の和声がきれいに響く、そして自信に満ちたようなダイナミズムがズバっと決めてくる。小気味良くても軽薄な演奏は多いが、これほどの充実感は初めて。
第二楽章、テーマが弦楽四重奏で始められる、LSOの首席たちが美音で魅了、短調の総奏は思い切り深々と付点リズムを切り込む、オーボエ・ソロとバックのダイナミズムを重ねているところはハイドンの斬新さ、魅力に富んだ楽章だ。ユーモアを入れて終わる。
アレグロのメヌエットは3拍子が1拍のような快調さ、timpの連打が活躍、トリオでもtimpを伴ったtpが痛快。力強くまとめたメヌエット。
終楽章、テンポは慌てない、きちんと折り目を入れながらじっくり聴かせる。展開部の対位法的な弦の絡みがひじょうに美しい、そこにやや粗野でもある総奏音が続く対比が味である。

97番、序奏部がわりと短く、導入部という感じですぐ主部に突入する、ベートーヴェンを思わせる押しの強い主題、斬新な調移行のあと穏やかな第二主題が来る、展開部は短調の第一主題で始め、木管群が対位法を美しく奏でる、続いて弦が主体で緊迫感を作る、再現部も緊迫感、静寂さと多様な聴きどころあり、堂々と終わる。
第二楽章は温和な主題の変奏曲、ごくお馴染みの変奏だが美しく内容は深く、一流の手腕を聴かせる。
メヌエットがまた練られたテーマで新鮮、活力あるこの曲にふさわしい。トリオも過去の焼きまわしを感じない感覚。
終楽章はリズムを小刻みに歯切れよく打ちだし、timpを効かせた力感でじりじり引き込んでいく、ロンド風に変化を聴かせて行くが発展ぶりが見事、最後は長いritをかけ、再び快活に終わる。アイデア満載の楽章。

以上、デイヴィスは過去の演奏の良さも維持しつつ、新天地を開いたかのような格調高い演奏、待った甲斐がありました。

category: F.J.ハイドン

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スクラッチノイズ  

名盤、F.フリッチャイのベートーヴェン交響曲「運命」、安かったので予備盤を購入、盤はパっと静電気を帯び、新盤状態、ジャケットもスレ痕一つなくシャキっとしている。 前に購入した輸入盤とはカッティングも異なっています。

be sym5
be sym5 b
どちらもA面、右の輸入盤のほうが内周の空きが大きい

新しい盤で気になるのはスクラッチノイズ、静電気による埃は丹念に除去しても、製造時に埃か塩化ビニルの粒子のようなものが挟まったと思われる、パチッとうるさいノイズが出ることがよくあります。新盤らしくスレたノイズがないなかで、突然パチッと出るのは余計に辛い;盤面に完全にくっついているとだめですが、へばりついている程度なら数回再生するうちに針が掻き取ってくれる場合があります。「運命」の場合、第三楽章から第四楽章に入る前のピアニッシモのところ、ここでノイズは出てほしくないですね、始めパチッっと目立つノイズが出た^^;こりゃあだめかなと半分諦めつつ、歯ブラシでそのあたりをゴシゴシ掃いてみたところ、取れました、これでホッとしました^^v

category: オーディオ

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C.ホグウッド:ハイドン 交響曲第16、40、72番  

ホグウッドのBOXセットもまだ半分も聴いていません;ホグウッドは番号順じゃなく、作曲年順にカップリングしているので、まさにハイドンの前進ぶりを聴いて行けます、誠に未完に終わったのが残念。
今日はCD9、1763年頃の作品をまとめたもの、随分番号が飛びます。

hay sym 16 40 72
クリストファー・ホグウッド指揮、エンシェント室内O

第16番、3つの楽章で短いながら、この時期らしい冴えたセンスを聴かせる、主題が少しヴァンハルの曲を思わせる。第一楽章は第一主題を対位法的に始め、あらためて総奏で聴かせる。切れ味のよい快活さ、展開部はいつもの手腕で聴かせる。第二楽章アンダンテ、弦楽のみだがふっと途切れる休符が入り、不思議な味わいで引き付ける、バス部は上声に対し、通奏低音のように動く。終楽章、プレストで非常に快活な主題、ホグウッドはくっきり切れ味をつける。展開部も快速な中に練られた味わい。
第40番、第一楽章はきわめてすっきりとした第一主題で快調、この曲もバス部が対位法的で充実した動き、ファゴットは不可欠でバスを明快にする。展開部も充実した踏み込みがある、無駄をカットして、快調な充実感を圧縮したような楽章。第二楽章、非常にあっさりした主題、上声とバスの2声だけで進む、これといった発展も変奏も聴かれない。メヌエット、主題はまずまずだが、トリオは聴きどころがない。終楽章、簡潔なフーガ書法で短いが一転して見事な楽章、フーガ主題にバスパートが伴う、あまり深い入りせず、聴き易くまとめたフーガ楽章。両端楽章は良いが中落ちといった出来。
第72番、どうしたことか、前の2曲のような聴きどころは期待できない。4本のホルンが入り、活躍が目立つが、第一楽章にあまり身構えて聴くような内容はない。同じ編成できりっと出来上がったのが第31番「ホルン信号」ということになる。第二楽章はvlとflが交互にソロを奏でるが、第24番の第二楽章など他の作品の魅力には程遠い、終楽章でも各楽器がソロをする変奏になっている、コントラバスまで登場するのは第31番と同じ、しかし今一つ冴えたところがなく退屈、プレストで終結する。

category: F.J.ハイドン

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T.ピノック:バッハ チェンバロ協奏曲 第2、3番  

当盤について、第1番 BWV1052についてはすでにレビューしましたが、今日は続きの第2番 BWV1053、第3番 BWV1054について書きます。じつは第1番を聴き終えたらいつも針を上げていた、第2番の第一楽章がA面の最後に入っていて、レーベル面の手前5ミリの位置まで刻まれていて、ビリって聴けなかったのがラインコンタクト針によって難なく聴けるようになりました。
アナログ最後の録音で、CD化された音よりやはり好ましい。

bach cem con 2 3
トレヴァー・ピノック:指揮&チェンバロ、イングリッシュ・コンサート
1979-1980年録音


さすが、ピノックが若く冴えまくっていた頃の演奏は再録音の必要なしと思わせる、傑作の第2番からじっくり味わう、
第一楽章は異例なほど充実していて、リトルネッロ形式で提示部のような部分を置き、長い展開部というべき、バッハの閃きに満ちた中間部が置かれる、ピノックは第1番と同様、溌剌としたリズム感で整然と進める、冒頭の再現に入ると鮮やかな装飾パッセージを加え申し分なし。バッハは同じ音形をソロに繰り返えさせ、低音や内声で和声を移行させる手法をよく使い、聴き手を引き付けるが、そこが整然とした演奏で一段と吸引力となる。
第二楽章はシチリアーノだが月並みじゃない深さがある。終楽章も第一楽章と同じような構成で再び満足させる。
第3番の原曲は現存するvl協奏曲第2番、バッハがあまり原曲をいじっていないのがわかる。当時使われたチェンバロの最高音の問題とも言われるが原曲より1音低いニ長調に移調されている、チェンバロの響きが甲高くなるのを避けたという話も聞いたことがある。この曲の第一楽章は充実していて味わい深い。テレマンもグラウプナーもここまで手の込んだ曲は聴かせてくれない。

ドイツ3大Bとはよく言ったもの、ベートーヴェンだけはご愛嬌というか、駄作としか思えない曲も稀に書いていて、周囲にのせられたのか、そういう時代だったのか?しかし、バッハとブラームスはまったく隙を見せないところが凄い。

category: J.S.バッハ

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リュートの形状  

ヴァイオリンは遥か昔に形が決まって殆ど変化していません、完成された楽器のようです。構造的にも耐久性が高そうで、弦はエンドピンで止められ、ブリッジは圧力を表板に伝える、表板は一枚の板を削って凸面に膨らみを付け、魂柱によって裏板にも振動が伝わり、エネルギー効率が高く、f字型のスリットがヘルムホルツの共鳴箱の効果も出し、内部の空気が"笛"としても鳴っている。木の弦楽器でこれ以上鳴らすことは出来ないでしょう。ちなみに開口面積が小さくなるほど、空気共振の周波数は低くなります。
19世紀ギターが小振りなわりに遠達性のある鳴り方をするのはヘルムホルツの共鳴箱の原理を十分に活用しているからだと思います、ちょうど⑤、⑥弦あたりの低音に空気共振のピークが合わせてあり、あの内容積と響孔の直径を変更しちゃったら、独特の鳴り方をしなくなるでしょう。その意味で19世紀ギターも形が決まっていると言える。
リュートはどうでしょう、歴史が古いだけに形は決まってよさそうですが、ヤワな表板に直接弦を止め、いかに壊れないように鳴らすか、の歴史だったかもしれません;形は定まらなかったようでじつに様々、面白いですが選択で大いに迷います。ボウルの形状を見ただけでも、正円を半分に切った形、楕円状に浅くした形、これで音のキャラクターが随分変わります。

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音の反射パターンが変るからでしょう、リュートらしい音を作るのには正円のほうが理想かもしれません。
H.フライ、C.ホフマン、J.ティールケなどは正円のタイプ、正面は細長い雫型となり、響孔は小さめが多い、音はすっきり締まった感じ、良く出来た楽器は低音も豊かです。ヘルムホルツの共鳴箱の効果も当然あるはずですが、響孔に透かし彫りがあるので正確な有効開口面積は解りません、どんな彫りを施すかで変ってしまうでしょう。
ティーフェンブルッカー、ライリッヒ、セラスなどに楕円の浅いタイプがありますが奥行きが深すぎて抱えにくくなるのを避ける意味もあるでしょう、正面は幅広で音量があり、開放的な感じ、内容積も大きくなるので、開口は大きいのが自然でしょう、実際大きめの響孔一つか、三つ孔のものが多いです。

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タブラチュアという記譜法により、調弦の異なる楽器でも弾けてしまう、そして楽器は不定形、リュートを始めたら一つ二つでは済まなくなり、泥沼化します(笑)

PS.演奏する部屋の反射音も楽器の一部と考えます、吸音壁の施された部屋ではどんな名器も鳴らない安もん同然になります;

category: 楽器について

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コダーイSQ:ハイドン弦楽四重奏曲Hob.Ⅲ:75,76,77  

ベートーヴェンやブラームスの凝りに凝った室内楽をしばらく聴いた後、ハイドンを聴くとほっとします、コダーイSQのBOXセットも全曲聴くにはまだ程遠い有様です;
CDをかけた瞬間の鮮明な好録音の響きがまず良い、コダーイSQの演奏は透明で必要なものはちゃんとあり、余計な雑味がなく、これほど良く出来た全集ものは他にありません。純粋にハイドンを聴かせてくれて、妙に思い入れの過ぎた1枚ものより良い。今日はCD22より、Hob.Ⅲ:75、76《五度》、77《皇帝》です。

コダーイSQ
コダーイ弦楽四重奏団 ハイドンSQ:BOX CD22

Hob.Ⅲ:75 ト長調、第一主題が各声でポリフォニックに弾かれる始まり、提示部最後にでてくる第二主題(score.72~)が愛らしくリズミカルでじつに楽しい、提示部の最後は一気の下降音階を4パートが引き継いで面白い。展開部に何とも言えぬエレガントな和声が第一vlを支える(score.102~)ここ、いい、時間にして僅かだが引き付ける魅力が随所にある。再現部にかけても充実している。
第二楽章はアダージョ・ソステヌート、4パートのポリフォニーで始まり、穏やかな弱奏で滋味に満ちた味わい、第一vlとvcの対話の部分をおく。
メヌエットはプレストの指定でキビキビ、まさにスケルツォのように聴こえる、トリオは楽譜に指定はないがアレグレットくらいになり、第一vlのおどけるようなソロをピツィカートが伴奏。
終楽章はト短調となり、異様な雰囲気の主題、三連符の素早い走句で進む快速感、チェロの長々と弾く走句も印象的、一味捻った楽章で楽しませる。

Hob.Ⅲ:76 ニ短調《五度》 、第一楽章は副題どおり、五度音程をもつ動機、アレグロの流麗な感覚が心地よく、ちょっとボッケリーニにありそうな味もある、展開部は転調しつつ、聴き応えのある書法、終結の前にritがあり、もうひと押し展開を聴かせて終わる。
第二楽章、ほっとくつろぐテーマの変奏曲。
メヌエットは悪魔のメヌエットと呼ばれる、怪しげな息の長いテーマが第一&第二vl組と、va&vc組の2声できっちりカノンしていく、これがしつこく悪魔が追ってくるように聴こえる、見事な効果。トリオは明らかにメヌエットと連結されている。
終楽章、ここも小悪魔のロンドといった感じ、快速で結構メロディック、この楽章もちょっとボッケリーニ風の味、しかし構成はいつものハイドンらしい、痛快に締めくくる。

Hob.Ⅲ:77 ハ長調《皇帝》、第一楽章、健康的な第一主題、弾むような感覚でscore.8からチェロのC音の上に他パートが属七を奏でる濃厚感で引き付ける、この楽章は4パートがまさに対等で彫が深い。コダーイSQは程よい快速ですっきりと演奏。
第二楽章、変奏テーマはハイドン自身も愛奏していた現在のドイツ国歌、短い歌曲なれど和声を含めてこのような人々を暖かい希望で包むような特別な曲はそうそう出来ないでしょう。複雑な交響曲を書くより難しいかも?各パートが順にテーマを奏でオブリカートの変奏を重ねていく、コダーイSQのようにごく清楚に演奏すればいい。
メヌエットはくつろいだ主題で4つのパートが味わい深く絡み合う、短調となったトリオも同様の感覚。
終楽章をハ短調にするところが非凡な閃き、重音奏法で力強く開始、三連符の素早く駆け抜けるパッセージを第一vl以外も奏で、立体的な聴き応えも十分、展開部以後もまさに切迫する充実度、特にvcのパッセージが力強く、引き付けられる。

category: F.J.ハイドン

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L.キルヒホーフ:「リュート音楽三世紀の旅」  

リュート奏者ルッツ・キルヒホーフはSONYレーベルにいくつか録音していますが、初期にだした「リュート音楽三世紀の旅」と題したアルバムはまさにルネサンスからバロックまでの聴きどころを拾いだしたものでした、

キルヒホーフ

出版物として楽譜が出ていない曲もあって、特に気に入った曲が当CDの中のDubutが書いたシャコンヌ イ短調です。リュートのためのシャコンヌやパッサカリアはS.L.ヴァイスも魅力な曲を書いていますが、キルヒホーフの切れ味の良い演奏でヴァイスの曲にも勝る魅力を放っていた。
参考: "Preludio/Chacona en La menor" (Mouton/Dubut) para laúd
(はじめにMoutonのプレリュードが弾かれ、続いてDubutのシャコンヌです)

Dubutの分厚い曲集を取り寄せてもこの曲は入っておらず、ついにはキルヒホーフ氏本人に出どころを尋ね、リュート・ソサエティ・アメリカがマイクロ・フィルムを所管しているとわかり、フィルムを借りてスキャン、これはいくつかの作曲者を集めた当時よくあった写本です。

dubut chaco

原譜のインクがかなり褪せていて、プリントアウトしても潰れて読めないところがあった、画面に表示すれば微かに読めたのでそこは筆写、という具合でやっと下記のように出来上がり、たった5分程度の好きな曲を手に入れるのにこの手間;;
11コースluteのレパートリーとして再挑戦したいです。

dubut chaconne

おそらく世界中の保管庫に知られないまま眠っている傑作があることでしょう。しかしこれ以上楽譜を集めても残りの人生で弾けっこないので、私はこのへんにしておきます;

category: リュート作品

tb: 0   cm: 4

O.スウィトナー:ベートーヴェン交響曲第4番  

今日は前線に南の湿った空気が流れ込み、とてつもない湿気です;室内はエアコンを入れて湿度67%、屋外は90%越えているでしょう。こんな日はリュートは取りださずお休み;奥まった部屋に避難しているのがいいでしょう。

楽器達

さて、スウィトナー&SKBのベートーヴェン、シンフォニーはいずれもお気に入りですが、偶数番も魅力的に聴けます。第4番は奇数番のような重厚さはないものの、均整のとれた美しさで好きな曲です。結構長大なんですけどね。

sui be sym4
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン

第一楽章はやや深刻ムードの序奏で始まるが、主部は吹っ切れたように元気になる、スウィトナーは例によって、主旋律の第一vlを強くし過ぎず、清潔な響き、木管や内声弦がよく聴こえ見通しが良い、ティンパニを軸としたダイナミズムは明快にパンチを打ち出す。低弦に量感のあるピラミッド・バランス。第二楽章、ベートーヴェンは緩叙楽章に充実した傑作が多いが、この楽章は第九の第三楽章を予期させるところがある。第三楽章はベートーヴェンらしいスケルツォ。終楽章のリズム感覚は快調で心地よい。ブラスを含むダイナミズムと弦の涼やかな切れ味は申し分なし。
このLPはB面に第4番の終楽章が刻まれ、残りのスペースに第8番が入っている、LP片面としては厳しいところだが、それほどボリュームを上げる必要もなく、しっかりとしたバランスで深みのあるサウンドが出てくる、さすがDENONのカッティング技術。

category: ベートーヴェン

tb: 0   cm: 2

独眼鏡  

レコード針手入れのアイテムとしてルーペがいると思ってホームセンターで探したところ、普通の虫メガネじゃ倍率が足りず役にたたない、そこで眼にはめるタイプの独眼鏡にしました、宝石商などが鑑定用に持ちあるくような;

独眼鏡

倍率約6倍、これなら針先の様子もよく見えます、ただ焦点位置がわずかなのでぐっと眼を寄せる必要があります。

先日レビューしたAT33PTG/Ⅱのマイクロリニア針はラインコンタクト系でアナログ再生の価値を根底から高めてくれますね、1954年には考案されていたそうですが。第一楽章はきれいな再生音でも派手な終楽章はビリつくというのが昔からの了解事でした、楕円針でも大した解決にはならなかったのがほぼ解決です。ただ埃が絡みやすい、毎回しっかりチェックが要ります。

at33ptg2 01

category: オーディオ

tb: 0   cm: 0

芥川直子:J.C.グラウプナー Harpsichord パルティータ集  

先日聴いたグラウプナーの管弦楽組曲も、聴き返すほどに良い曲で、聴き馴れたバッハやテレマンと一味違うセンスが楽しみです。簡潔な旋律を基に隙のない応答で作り上げる音楽はテレマンに近いかも。簡単に憶えられそうな甘美な旋律を避け、一捻りある感じが飽きない。
今日は日本のチェンバロ奏者、芥川直子によるパルティータほか聴きどころであろう作品を集めた1枚。グラウプナーは鍵盤の名手でもあったそうで、さすがにそれが覗える、パルティータ中に長い曲はないが、無駄のない時間を過ごせる。

grau cem
パルティータ イ長調
パルティータ ハ短調
シャコンヌ イ長調
パルティータ へ短調「冬」
芥川直子:ハープシコード  2007年


パルティ-タ イ長調の始め、プレリュードは言い換えればパッサジォとフーガ、鮮やかなパッセージを散りばめた前半はポリフォニックな要素も少し入る、短いフーガが続くがテーマが練られていて味がある。話がそれるが、バッハのBWV996は真作ではない疑いをもっているが、ちょうどこんな感じで各曲も長くないところも似ている。次のアルマンドはヘンデルにもありそうな親しみやすさ、クーラント、メヌエットは個性的、7曲目にアリアと5つの変奏が入る、変奏で名手らしい手腕が聴ける。最後のジーグは快活な魅力で、どんな奏法かわからないがギターのラスゲアート風の響きを聴かせ面白い。
ほかにハ短調、ヘ短調のパルティータが入るが個性的で耳新しい発見がある、左手の奏でるバス旋律が簡潔ながら充実した表情や力強さを持ち引き付ける。
圧巻は単独曲でやや長大なシャコンヌ イ長調、テーマの次からすでに技巧的だが、まさに多数の音符がこぼれ落ちるようなパッセージを詰め込んだ変奏が凄いし、良い意味で派手派手、バッハも名手だがこれほど痛快な曲はないかもしれない、これは一聴の価値大有り、芥川直子は鮮やかに決め、NAXOSの名盤の一つと言えそう。録音も充実感のある響き。

category: J.C.グラウプナー

tb: 0   cm: 0

フロロカーボン弦、その後  

リュートの低音弦として使いだした、フロロカーボンのハリス(万鮪)ですが、今のところ具合は良さそうです。一晩経つと若干ピッチは下がりますが、弾いている間くらいは十分安定する。

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しかし、こんな太い弦でまともに鳴るのだろうかと、普通思われますね、たぶんギターやヴァイオリン属ではありえない太さですが、バロックリュートの低音は開放弦しか弾かないし、オクターヴ弦が寄り添っているので、ちょうど良い鳴り方になるんですね。弾いた頭でしっかり低音が鳴り、余韻は短いほうが表現上具合が良いです。

category: リュート

tb: 0   cm: 0

カンチレバーと針先  

新たに購入したMCカートリッジAT33PTG/Ⅱはカンチレバーが非常に細い、先に購入したAT-F7も細いと思っていましたがはるかに細い、AT-F7は先端の針は目視できますが、AT33PTG/Ⅱは針が付いているのかもわからない;こりゃあルーペが要ります、超精密技術なんでしょうね。

針先01
AT-F7 楕円針

針先02
AT33PTG/Ⅱ マイクロリニア針 

針が小さいせいか、演奏中に埃が随分絡みつきます(埃だけは見えます;)盤面は十分掃除しても空中の埃が降ってきて、大きめの丸針ならほとんど絡まないんですが、マイクロリニア針は横に平たい形状なので、板で溝を掃除していくようなもんでしょう。
ブラシのカラ掃きでは取れないことがあり、液体クリーナーを使います、たぶん中身はエタノールでしょうが、悪影響はないかちょっと気になる、AT社が出しているクリーナーだし、取説に使っちゃいけないとも書かれていないので、たぶん大丈夫と思いますが。

針クリーナー

category: オーディオ

tb: 0   cm: 0

今日の買い物  

今日も少々暑かったけど、買い物日和、ということで私もカミさんもじっとしていられず、出かけました。名古屋の大須というのは共通でしたが、目的が違うので一緒に行く必要なく、先に出かけましたが、ギリギリ同じ電車にカミさんも乗ったらしい^^;
大須アメ横でゲットしたのがこれ、これ以上の格安価格はないでしょう、オーディオテクニカのMCカートリッジAT33PTG/Ⅱ、日本製らしい自然体でクウォリテイの高い製品だと思います。

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本体が重いので、DENONの軽いシェルを利用した

高域は繊細だけどキンつくことなく、中域痩せもなく低音もパワフル、違和感のないバランスで耳に馴染む音質。カンチレバーは私の視力では見辛いほど細い;しかし盤面に下ろすと良いサスペンションが働く。先端に付いているのはマイクロリニア針、内周まで大きく刻まれた音溝も殆ど歪みなく拾う、これが何より嬉しい。出力が少々低いのでは、と思ったが心配するほどでもなかった。だいたい世間のレビューどおりで事前の情報として助かりました。

ついでに立ち寄ったレコード店で新入荷の中古?2枚をゲット、いずれもほぼ新品のコンディション。

7月2日LP

1枚はカラヤン&VPOのブラームス交響曲No.3と悲劇的序曲、やはり後のBPOとのD.G盤より良い、特に交響曲No.3の終楽章など覇気と輝きが違う、続く悲劇的序曲も同様、好きな序曲の仲間入りだ。
もう1枚はB.ワルター&ニューヨーク・フィルのモーツァルト交響曲No.35「ハフナー」とNo.39、デジタル・コピー・マスターによるLPだそうで、クリアなモノラルで、変な音質にもなっていない。ワルターの35、39番って聴いた記憶がなかった、どうも40番とかハイドンの「軍隊」のようなゆっくり優美に歌う演奏のイメージしかなかったが、35、39番の演奏は意外、ワルターはこういう指揮者だったのかと再認識。いずれの曲も第一楽章など、アクセルを踏み込んだり緩めたり、あの古いハイドンsym86番の録音を思い出す表現で引き付ける、フルトヴェングラー風のロマンティシズムとK.ベームやG.セルのような厳格さも聴かせるような、終結部もritせず、スパっと終わるのも意外。結論として、お気に入り盤となった。

category: オーディオ

tb: 0   cm: 2

超新星 SN1994D  

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銀河NGC 4526と超新星 SN 1994D

この銀河は星間ガスが豊富なようでブラック銀河とでも言いたいほど、その外れに出現した超新星SN 1994Dと良い構図になっていますね。銀河の領域(ハロー)は銀河円盤の10倍以上広範囲の球状領域だそうで、球状星団や矮小銀河が分布しているところ、ここに超新星が現れてもおかしくない。これが1a型超新星だったら、距離も大方わかるわけで。1a型は恒星と白色矮星の連星系で恒星から白色矮星に流れ込んだガスがある一定の質量に達したところで爆発を起こす、よって1a型の爆発規模はどれもほぼ同じということで、見かけの明るさで距離が推定できる。
まあ、どのタイプでも一生に一度くらい肉眼で見えるくらいの超新星を見てみたいものです。
オリオン座のベテルギウスやさそり座アンタレスは寿命を終えようとしている、もし爆発を見られたら人間史上最大の天体イベントでしょう、何しろ近距離ですし、爆発後は中性子星になるらしい、ベテルギウスの自転軸は地球に対して20度ずれているので、ガンマ線の直撃は免れる、と言われてきたが、星の中心できれいに爆発するとは限らない、偏っていれば自転軸も変ってしまったり、パルサーになって宇宙空間を超高速で暴走する、ということも、爆発してみなけりゃわからない要素もいろいろあるのかも?

category: 科学・自然・雑学

tb: 0   cm: 2

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