Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話題など

上層は秋の雲  

PCはまだ治っていません、今日は別機から、

0827雲

今日も猛暑ではないものの地上は湿っぽいです。記録的な豪雨災害が発生している中、気になるのは太平洋の海水温の高さ、これも過去と比較すると異常に高い、
<気象庁8月25日の海水面温度>
しかも台風13号以後、パタリと台風が発生していない、これも異様です、南太平洋上に熱が蓄積されている、まだこまめにに台風が発生するほうがいいのでしょう、このあと9月、10月とどうなるのか?

category: 科学・自然・雑学

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修理中  

パソコン修理のため、しばらく書き込みを休みます。
また落雷の影響か?

category: 時事・雑記

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ブリッジ:弦の止め方  

リュートのブリッジでの弦の止め方はクラシックギターと同じですが、サドルがありません、なぜサドルが無いのか?弦が緩いのでサドル上で振動してしまいそうですね;ブリッジ全体が軽い必要もあるでしょう。よって弦高はブリッジで決まる、普通に止めると弦穴とブリッジ天板の中間の高さで止まりますが、結び具合で僅かながら高さを調整できます。ただし弦穴と天板の距離が近い楽器は殆どできません。
ビリつきさえ出なけりゃリュートの弦高は低いほど助かるわけで、高くて良いことは一つもありません;私の場合、ぐっと下げたいときは弦穴に弦をぐるりと2回通しして止めます。こうすると望みの高さで止めやすくなります。逆に弦高が低すぎてビリつく楽器は高い位置にもしやすいです。1回通しでは結局、穴と天板の中間にズってきます。
13c ブリッジ
↑⑤コースに対し①~④コースが低めに見えると思います。
2回通せるのは細い弦だけで、写真の楽器は④コースまでできました、大抵は③コースまででしょう、まあハイポジションを頻繁に押さえるのはこのあたりですから。オクターヴ弦も控え目に鳴らしたいとき、下げるといいですね、どうも⑥コースのオクターヴ弦は甲高いので;

フォークギターや19世紀ギターは弦の端をピン沿いの溝から楽器内部で緒止めし、外には出さないのが伝統の方式です、見た目もすっきり、弦の端が服の袖に引っ掛ることもないです。
リュートも何とかしたい、こんなふうに隣同士で弦端を抱き込むように結んでみたら、すっきり収まり、セーターの袖もまず引っ掛りません、ちょっと巻くのが面倒ですが;
11c ブリッジ

ギターでもやってみました。
guit ブリッジ

category: 楽器について

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フランス・ブリュッヘン氏 死去  

8月13日、古楽の巨匠、フランス・ブリュッヘン氏が79歳で亡くなりました。謹んで哀悼の意を表します。

ブリュッヘンといえばまず、古楽のリコーダー、flトラヴェルソの先導者でした、今日はレオンハルト、クイケンら同胞達とSEONに録音したブランデンブルク協奏曲No.5などあらためて聴きました。

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ブランデンブルク協奏曲No.5、ブリュッヘンの第一楽章で奏でる装飾ヴィヴラート、単に外面的な奏法だけじゃなく、その精神も我が物とした深い味わい、第二楽章でのS.クイケン、レオンハルトとの共演、今や貴重な宝玉のようなものです。その後どんな新盤が出てきてもこの存在感は揺るぎません。

やがて指揮活動に重点を移し、18世紀Oを結成、古典派を中心とした演奏活動が大いに注目されました。初めて聴いたハイドンの交響曲には驚きました。

bru hay101

それまで古典派演奏といえば、ある意味、演奏界はマンネリ化していて進展のしようがなかった、そこにまるで異世界からの新風をブリュッヘンは巻き起こした、古楽器オケの透明感のあるサウンド、鋭く打ち出すダイナミズム、ブリュッヘンの前傾姿勢の独特の指揮ぶりには、作品の真髄を掴み取ろうとするような印象を受けました。いまいちよく聴けなかったハイドンの曲を隅々まで聴けて、欲求不満を解消してくれた。モーツァルト、ベートーヴェンも同様。
ブリュッヘンはじめとする古楽演奏は一時の演奏史で終わることなく評価され、それは良いからに他ならないが、伝統の常套手段にとらわれず、白紙から作品の真価を見つけ出す姿勢を示してくれたようで、その姿勢は続く演奏家にも少なからず影響しているようです。老巨匠と言われる指揮者にさえ後年にはそれが見られます。古典派には手を染めなかったレオンハルトにかわり、時代を動かしてくれた一人でしょう。

category: 演奏について

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I.ボルトン:モーツァルト 交響曲36番「リンツ」ほか  

アイヴォー・ボルトンのモーツァルトの名演がもう1枚ほしいと取り寄せた、交響曲「ジュピター」&「リンツ」、クラリネット協奏曲の入った1枚・・と思ったら2枚入っている、1枚には収まらず、クラリネット協奏曲だけCD2に入っていた;2005年のザルツブルク、モーツァルテウムでのライヴ、会場の前席で聴くような詳細な録音である、ややボリュームは下げ気味で聴くのが良い。41番「ジュピター」については、曲が立派過ぎてあれこれ指揮者の表現を気にすることはない、堅実に演奏すれば良いといった感じ、一方36番「リンツ」は大いに気にする、

i bolton moz

36番「リンツ」
第一楽章は長い音符に細かい音符が入り組み、ハイドンに近い響きの対比を見せる。ボルトンは序奏からピリオド・モードを印象づける、すっきりとした響きで付点を強調し、あまり引きずらない、序奏の最後は弦の重音奏法のじわっと響くしなやかさにtimpの重みが絶妙のタイミングで加わる、主部は普通のテンポ、弦のみで主題を提示、次に総奏で力強く提示するが、32小節から譜例のような強弱表現を明確に聴かせる、
譜例1
32及び33小節の3拍目、他のパートは沈黙し、1st vlがC音を弱音で弾き集中させる、
このような決して無駄な小細工ではない緻密な強弱表現で全曲満たされている。続いて低音がパッセージを弾く総奏は切れ味痛快、ナチュラルtpの輝きのある響きは古典派シンフォニーはまさにこうあるべきと思える。
第二楽章、モーツァルトでは異例で緩抒楽章にもtp、timpが効果的に使われる、ゆっくりな中でじわっとくるダイナミズム、これもハイドンの影響か。この楽章は旋律に酔いしれるようなレガート一点張りの演奏には飽き飽きするが、ボルトンはさすがに違う、理知的感覚でリズム感も出し、心地よく節目をつける、要所でレガートを存分に聴かせたりする。
メヌエット、大らかなテーマにリズムの切れ味も持ったメヌエット、三拍子を一拍にまとめる感覚で、一拍目に打つtimpがシンプルな感覚で心地よい。他の楽章でも同様だがボルトンは強弱、スタカート、レガート、巧みに設定した表現で引き付ける。
終楽章、流麗さと切迫感の楽章、ボルトンは程よく快速でくっきりと締まった演奏、2nd vlが力強くトレモロを奏で彫が深い、展開部は短いが第一楽章に勝る充実感、コーダの熱気をじりじり盛り上げ、かちっと締めて閉じる。

CD2のクラリネット協奏曲、これもかけがえのない名作に違いないが最後期の作品でpf協奏曲27番と同じく、悟りを開いたような秋空のような気分、貪欲な野心は感じない、それがクラリネットに相応しいかもしれない。古典派らしいエッセンスで音域の広いクラリネットだけにソロには音階練習のようなパターンも多く聴かれるが、そんなありふれた要素で純粋に美しい曲が出来上がっている。第二楽章は世俗を離れた極めつけの崇高な世界、pf協奏曲27番も同系だが、ここまでくるとせつなく、気易くは楽しめない。
録音のおかげでクラリネットの味わいを鮮明に味わえる、ふっくらとした弱音がすばらしい、ソロはペーター・シュミードル、さりげない装飾演奏も良い、オケの和音も色彩感良く、透き通った美しさのひと時、古典派に透明感は不可欠とあらためて思ったしだい。

category: モーツァルト

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気になるところ:ハイドン交響曲86番  

エアコンの設定はじっとしている分には28℃でよいのですが、ちょっとリュートの調弦をする、カートリッジの針圧調整をする、といった集中の要ることをやるだけで大汗かきます;今夜も過ごしにくいです。

ハイドンはじめお馴染みの作品を聴くときにはつい拘ってしまうところがあります、今日はハイドンの傑作、交響曲第86番、まず第一楽章の気になるところ、提示部34小節から、
譜例1
1st vlが流麗に動くところ、ここでtimpは付点の入った快調なリズムを打つ、ここをまさに快調に付点を強調ぎみに決めてほしい、timpが引っ込んで聴こえない録音じゃ話にならないが、ライヴのB.ハイティンク、RCOは気持ち良く決めている、R.グッドマン、鈴木秀美、G.ファン.ワースはどっしり明確で快調な推進力、B.ヴァイルは付点の切れがあまい。
また第一楽章の展開部の締めくくりのところ、144小節から、
譜例2
ここは総奏で、tpとtimpは高らかに付点を打つ、まさに堂々と締めくくってほしい、ここはR.グッドマンが最も痛快に決めている、次いで鈴木秀美、G.ファン.ワースなど、

そして魅力の終楽章、提示部の27小節から、
譜例3
2つのtpがスタッカートの8分音符、全音符を引き、次の小節で和音、ここも曲の輝くところ、当然、tpが美しく輝いてほしい、ここはS.クイケン盤がtpがレガートかつ透明な美音でじつに良い、N.マリナー盤もtpが美しく決めている、いずれも快速でありながら終楽章全体を端正、緻密に聴かせる。

総合的に好きなのはG.ファン.ワースの録音で、2nd vlなど内声も明瞭で楽譜をきっちり音で聴かせてくれるような名盤。次がB.ハイティンクやR.グッドマンなど。

category: F.J.ハイドン

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レコード盤の持ち方  

レコード盤の手で触れてよい部分は外縁とレーベル面だけです。昔から録音部分を平気で手で持つ人にはレコード盤を貸しませんでした、レクチャーして合格してから・・(笑)
私の持ち方は親指の根元を外縁に、中央の穴には薬指を当てています、無意識にこうなります。

持ち方

これで自然な支え具合でクリーニングもやりやすい、薬指が穴に食い込み、滑り止めとなって残りの指がバランス良く支える感じです。長年の慣れでしょうか、薬指を中指に替えただけでちょっとやり辛くなくなります。
ターンテーブルに載せてクリーニングする人もあるかと思いますが、私は薬指派?

category: オーディオ

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R.グッドマン:ハイドン 交響曲第93、94、95番  

台風が接近し、朝から雨、曇りの繰り返し、気温は23℃止まりでちょい小寒いほどです。でも暑いよりはいい;
ロイ・グッドマンのハイドン、続けます。

goodman haydn sym 93 94 95
ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァー・バンド

93番、序奏は堂々とした開始、じっくりしたテンポで風格あり、弦はぐっと弱奏でしなやか、強奏との対比を効かせる、主部は程よい快速、弦がしなやかだが、キビキビとした骨格で柔と剛を心地よく組みあわせる、展開部のホルンの輝きが効く。再現部の弦の第一主題に重ねる1st vlの副旋律が美しい。
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第二楽章は速めのテンポをとり、弦楽四重奏で始めるが古楽器ならではの味わい、短調のダイナミズムも思い切った強奏で引き付ける。
メヌエット、速めで拍を大きく捕えた軽やかなリズム、トリオではtp & timpが極めて力強く打ち出し、これもある意味びっくり、
終楽章、快速に始まる弦、レガートな感覚ももたせながら、キビキビした爽快感、展開部はがっちり風格をつける。

94番「驚愕」、第一楽章、この楽章の主部は器楽的な主題を使い開始はやはり弦をしなやかに表現、続く総奏の力感が鋭い、まさに純粋な管弦楽の面白さを追求した内容、弦のトレモロやパッセージが湧きたってくる、このあたり、まさしくシンフォニック、
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グッドマンは1st、2nd vlを左右に配置し、対等バランスなので、この武骨ともいえる構築の魅力を全開にする、弦のトレモロはエッジを立て過ぎず爽快さも聴かせる妙技、本当に上手くツボを押さえる。
第二楽章、弦で始まるおなじみ童謡風とも言える素朴な主題、反復の2回目では殆ど聴こえない弱奏にして、ffのびっくりを強打、このびっくりはあと2度あるが、グッドマンはみな同じffで炸裂させる、あとの2回でむしろびっくり、素朴なテーマが変奏で優美に変身していく。
メヌエットは速めで非常に快調、これぞ本当の演奏法ではないかと思える、大きく拍を捉え、愉悦で進める。
終楽章、快速だがきっちり折り目正しい、弱奏のロンド主題から総奏のシンフォニックな力感が痛快。

95番、第一楽章、彫の深い感じであまり流麗感のない楽章だが、グッドマンは速めのテンポで重くし過ぎず、推移の快調さを出す。展開部ではぐっと張りつめた魅力を聴かせる。tpの輝き、低音部のトレモロに重みをつけ意外な迫力。
第二楽章、ハイドンらしい健康的な主題の変奏、弦が中心の変奏のあと、徐々に力強さ、切れが魅力の変奏へと移る、わりと簡潔な楽章。
メヌエット、速めでリズムの切れ味を強調、短調の切迫感で聴かせる、トリオはvcのソロ、あまり粘らずさらりとリズミカルに表現。
終楽章、普通のテンポでしょう、弦による清々しいテーマの提示、やがて、見事なフーガの書法で引き込む、
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モーツァルト「ジュピター:終楽章」の簡潔版のような楽章だが、短めの中に見事に充実感を収めている、「ジュピター」ではコントラバスにも長々とパッセージを駆け抜けるところがあるが、ハイドンはファゴットに委ね、演奏負担を軽減した書き方のようだが、低音楽器の奏でるパッセージには只ならぬ熱気があって引き付ける。展開部、終結部のダイナミズムは鋭く強烈に盛り上げる。

category: F.J.ハイドン

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R.グッドマン:ハイドン 交響曲第76、77、78番  

1770年代後半、エステルハーザではオペラの上演が主流となり、その間は交響曲不毛の時期でもあり、ハイドンは他曲からの転用などあり合わせの曲くらいしか書いていない、それに比べ交響曲76~78番はフィッシャー盤でも書いたように、パリ・セットを書く前の力量でハイドンが英国の不特定の聴衆を意識した意欲作で、あまり録音数がないだけにR.グッドマンの演奏も貴重。グッドマンはハイドンの交響曲を初期から最後まで適度に抜粋して録音しているが、76~78番を外さないところ、さすがと思える。古楽器オケの引き締まった演奏でいやが上にもこれらの魅力が際立ってくる。オケのバランスも絶妙、木管の味わいも良い。

hay sym 76 77 78

76番、第一楽章、快活で切れ味のある第一主題と大らかな第二主題の交錯、提示部だけで魅力、短調の第一主題で展開部が始まり、やや瞑想する感覚、再現部もまだ展開部の内のように濃密に味わいを置く。
第二楽章はやはり親しみやすいテーマ、柔和な美しさの変奏の中に、突然短調で32分音符を力強く打つ変奏が登場して驚く、まさに意欲作の象徴、グッドマンはここの響きをハイドンが目論んだとおりに表現しているようだ。
メヌエットは軽やかで愛嬌のあるテーマ、トリオではフルートとホルンを重ねるなど、新しい響きを聴かせる、この曲では管楽器のミックスも特長で新感覚。
終楽章、弦とフルートが装飾的動きまでぴたり重なりロンド主題を始める、これは古楽器の弦とflトラヴェルソで出る味わい。フェルマータ付きの全休符が置かれたり表情たっぷりの楽章。

77番、ホルンの和音を伴った明るい第一主題、清らかな第二主題が提示部を構成、展開部は転調で始め、フガートの手法で聴かせるが、118小節あたりから95番の終楽章に似た部分がある、
hay sym 77
再現部も工夫が散りばめられる。
第二楽章、じーんとくるような良いテーマ、それが月並みじゃない変奏で木管やホルンの聴きどころも作りながら、、これは宝石のような変奏曲。
メヌエット、簡潔、活発なテーマ、ホルンの響きを効かせる、第二楽章の気分のあとに良い配置である。
終楽章、ハイドンらしさいっぱいの嬉しくなるようなロンド主題、提示のあと、さっそく凄味さえある対位法的な充実感を聴かせる、ふたたび出てくるロンド主題が飽きない魅力、もっと凄いのが目まぐるしい展開部、密度の高い音楽だ。最後までくまなく味わいを置く、グッドマンの切れ味とともに音符の全てを聴かせる緻密さで満足。

78番、第一楽章、短調のかっちり切れのある動機にメロディックな部分が続く第一主題、始まりからカノンの書法が入る、ハイドンの他の時期の短調交響曲とは一味違う気がする。グッドマンの切れ込み、力感が冴える展開部の対位法の充実感は半端じゃない、二つばかり大波が押し寄せ、短い中に凄さが詰まっている。これはロンドン・セットでも聴けないような素晴らしさ。
第二楽章、アダージョ、表情豊かな主題、弦も管も16分音符を刻むのが特長。
メヌエット、これもすっきりとしたテーマで良い、まわりくどいテーマではすぐ飽きてしまうのが不思議だ。
終楽章、短調に戻り、いかにもロンド主題的な軽快さで開始、obとflの軽妙な間奏が良い、溜めを置き、堰を切ったように展開部に突入、簡潔に切り上げて終わる。
ハノーヴァー・バンドの弦と木管のぴたり息の合った演奏も聴きどころ。

category: F.J.ハイドン

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今日の昼ごろ  

まったく、この湿度にはうんざりです。
2014 8 6
雨後の日差しで地面から湯気がたっていました;;

曇り、雨、晴れが1日の間に繰り返しです、午後はまたバケツをひっくりかえしたような雨、湿度はぶっ通しで95%以上でしょう。室内はエアコンをかけてもやっと70%弱、雷が鳴り出したらケーブル類は全部外します、こんな天気がいつまで続くのか?何かをしようという気力も起きません、とにかく夏は嫌いです、やり過ごすことにします。
そういえば、身近に「私は気温は30℃くらいで湿度高めが調子よい」という人がいるらしく、たまにいるんですよね、そばに来んといて!と言いたい^^;;

category: 時事・雑記

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次のレッスン曲は、  

S.L.ヴァイスのL'infideleをやることになりました・・自信ないけど;;
O.M.ドンボアの演奏を聴いて以来、いつかやろうと思っていた魅力の作品、バッハでは聴くことのできない、まさに"ヴァイス節"です、ちょっと日本人好みの雰囲気?
今日は読みやすいように筆写をしました、案外早く書けるもんです。

まず最初の難所がアントレーのこの部分、
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7連符です、ここを~~のごとく滑らかに弾く秘訣はないものでしょうか;

使うのはロンドン写本のほうです、もとは11コースlute用に書かれた曲で全曲中、ミュゼットだけが13コースを使うように改作されていますが、ちょっとだけです。
musette02.jpg

赤枠のところ、"6"(13コースA音)と"5"(12コースB音)は1か所だけです、これらはオクターヴ上げて11コースluteで弾く予定です。

category: 演奏について

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コレギウム・アウレウム:バッハ ブランデンブルク協奏曲No.2,3,5  

かつては随分集めたコレギウム・アウレウム合奏団のLPはその後殆ど手放してしまった。古楽器を用いながら、学術めいたところなく、当時一般的だったバロック合奏団と同様に親しみやすい演奏を提供していた。その後SEONやDHMからレオンハルト、クイケン始めとする古楽奏法による演奏が登場してから時代が変った。つい懐かしくコレギウム・アウレウムによるブランデンブルク協奏曲2、3、5番の入った1枚を先日入手、明らかに古い盤だが状態は上々。バイエルンにあるフッガー城の杉の広間という美しい音響の会場でHiFi録音されたというのも魅力だった。 
コレギウム・アウレウムは当初、DHMが古楽器による録音を行うため結成された団体だったが、現在のカペラ・コロニエンシスとほぼ共通メンバーだったそうで、好評により演奏旅行を行うようになった。私も名古屋での公演でモーツァルト・プログラムを聴いたが、クラリネット協奏曲が名演で楽章の合間にも拍手がおきた。

bach bran 2 3 5

全曲、モダン・ピッチのようだ。
1曲目の第2番がいい、ソロも弦楽もしなやかなタッチ、モダン楽器による古楽アプローチは可能だが、その逆も可能。エドワード・タールのバロックtpが一際透明で朗々と響く、これは初めて聴いた時素晴らしいと思った、M.アンドレがいかに上手くてもこの音は出ない、H.M.リンデのリコーダーが明朗に響く、愛用の象牙製だろうか、F.J.マイアーのvlはふくよかな美音、バロックvlを美しく鳴らす奏法には違いない。第二楽章の通奏低音のvcも極端なヴィヴラートやレガート奏法は取らず、わりとすっきり、終楽章でのtpの輝きがまた爽快、E.タールはA.ヴェンツィンガーとの録音でもバロックtpの室内楽的な奏法を聴かせている。
第3番は弦楽の特質がわかるが、鋭い表現はとらずふくよかに溶け合う、終楽章もそれまでの馴染みのあるテンポだがさすがに遅すぎるということはない。その後のレオンハルト盤のスピードに驚くことになる。
第5番、非常に馴染みやすい演奏、当時のHiFi録音らしく、明瞭なサウンドで、レオンハルトのチェンバロの音が冴えわたる、リンデのflトラヴェルソはくすんだ響きの古楽器らしさはなく、朗々とヴィヴラートで聴かせる、マイアーのvlがやや控えめに聴こえるがくっきり響く。特異なところはなくレオンハルトのソロも堅実に通す。
コレギウム・アウレウムは表現上はモダン風だが古楽研究の反映した要素ももちろん聴かせた。

category: J.S.バッハ

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K.ベーム、VPO:モーツァルト交響曲第29、35番  

先日の中古セールで目に着いたLP、ベーム追悼盤のラベルが貼られていて、内容はVPOを指揮したモーツァルト交響曲第29番と35番「ハフナー」、録音が1979-1980年でベーム最晩年のセッション録音。思えばベームの29番って聴いた記憶がなかったのと、「ハフナー」もBPOとの古い録音しか聴いていないので興味ひかれた。ピリオド指向の最近の演奏に耳慣れたあと、ベームのゴツくさいモーツァルトも逆に聴きたくなる。アナログ時代のD.G最高の録音でもある。ジャケットも盤も新品在庫という感じでまったくのノイズレス。

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D.G 1979-1980年 ムジークフェライン・ザール、 録音技師:G.ヘルマンス

29番、第一楽章、がっちり筋金入りの演奏は思ったとおりだがそれだけではない、VPOのこの上なく整った響きは流石、過度に厚みはなく気品を帯びている。少ない木管群もよく透る、旋律の気取ったような表現は一切なく、第二vl、va、低音、各声部対等な充実した響きが良い。管は弦と重なるか、ハーモニーの演奏のみ。ベームとしては意外なのは提示部が終わり、反復の際、また展開部へ移る際の接続句でぐっとテンポを落とし、間奏のようにレガートにする、(譜例)
譜例moz sym29
テンポに戻った提示部、展開部がまた新鮮な活気を持つ、これは上手い効果だ。究極の標準と言われるベームもときに意外な表現を聴かせる、決して意表を突くものでなく、音楽的価値があり納得できる。この曲は全体にはホモフォニックで時折カノンの書法が入る、展開部はいたって短いがぐっと強弱をつけて引き付ける、再現部も型どおり、ハイドンでは見られないコーダが置かれ、結構長ったらしく感じるところ、ベームは最後まで格調高くまとめる。
第二楽章、弱音器付きのVPOの弦で魅了する、無用に甘ったるい表現にならず、淡々と自然に行くのがいい。終結部でobが意外なフォルテで立ち上がり、力強い総奏で終わる。
メヌエット、さりげなく始まるテーマだがベームは強弱の対比を大きく付け、彫の深い味わい。最後の音にすーっとritをかけ、終楽章に続くように聴かせる。
終楽章、ベームとしては速いというか、普通のテンポで活気をつけ、エネルギッシュ、展開部は第一楽章を凌ぐ充実感。再現部のあとにやはりコーダがある。

35番「ハフナー」、第一楽章、力強い動機と流麗目まぐるしいパッセージが入り乱れるモーツァルトならではの楽章、始まりの総奏は厚いが整った響き、さほど遅いテンポではなく、ベームらしい厳格さは過去のBPOと同じ、かなり楽器数の多い曲だが、各パートもきちんと整理したように聴かせる。(*楽譜には提示部の反復記号がないので多くの演奏は反復しない、唯一O.スウィトナーは反復しているが、とても速い演奏なので必要であろう。)
第二楽章、弦楽が気品を帯び、木管も要所できりっと浮び上る、やはり良い意味で淡々とするのが飽きさせない。
メヌエット、じっくりしたテンポできりっと気高く演奏する、この感覚は近頃の演奏ではないかもしれない、このメヌエットの最後もすーっとritをかけ、間を置かず終楽章に入る。
終楽章はメヌエットの余韻から柔らかく開始する感じ、急速なテンポは取らず、がっちり個々の音符を噛みしめるかのような演奏、BPO時代のような覇気が足りない、とジャケットの解説者は書いているが、これこそが老境でなお衰えないベームの覇気と感じる。

category: モーツァルト

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