Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

ミルコメダ  

銀河合体の話は前にも書きましたが、最も身近な銀河合体が天の川銀河とアンドロメダ銀河です。約40億年後だそうで、現在見える天の川とアンドロメダ銀河の様子から、このままの角度で接近したとすると、二つの銀河円盤はほぼクロスする角度関係になります。
ミルコメダ01
実写
ミルコメダ02
CG→詳細
大きな渦巻銀河が矮小銀河を呑み込む程度なら、銀河円盤の形に影響はないでしょうが、大型同士がクロスとなると・・銀河円盤の形は大きく崩れそうです。銀河同士は一旦すり抜け、その時、二つの銀河の星間ガスが圧縮され、一斉に星が生まれる(スターバースト)、
触角銀河
触角銀河:NGC4038-4039、合体の最中でスターバーストが見られる
そこで星間ガスが使い尽くされる?
最終的には下のような無数の星がランダムに周回する楕円銀河に纏ると予想されています。
合体後はミルコメダ(Milky Way+Andromeda=Milkomeda)と名が代わります。
楕円銀河
楕円銀河
地球が残っていたら、空には星が密集した明るい銀河中心が見えるだろう、とのこと・・
しかし楕円銀河って、発展性がなくて寂しいですね;合体の角度や速度で結果が変わるんでしょうが、せめてこれらの銀河のように円盤構造と星間ガスが残る可能性はないのかな?
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M104
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NGC7049
渦巻きのギャラクシーでこそ夢が湧くイメージがあります^^

category: 宇宙・天体

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N.アーノンクール:ハイドン交響曲No.45、60  

N.アーノンクールはハイドンのロンドンセットをRCO、パリセットをCMWと録音済みですが、これら以外の聴きどころを集めたBOXセット(5枚)を店頭で見つけ、選曲が興味あるところだったので購入。演奏はコンセントゥス・ムジクス・ウィーン(CMW)

n a hay sym
ニコラウス・アーノンクール指揮、コンセントゥス・ムジクス・ウィーン

アーノンクールらしく、ありふれた演奏とは違う、各フレーズを何か言葉に置き換えたような意味を感じさせ、引き付ける。古楽オケのCMWはやや編成を大きくした響きで、低音部にも量感がある。今日はこの中のCD4です。

No.45嬰ヘ短調「告別」
急速過ぎず、最的なテンポ、ぴしっと張り詰めた中に涼やかなレガートを聴かせる、内声のシンコペーションもくっきり奏でる。展開部の最後に第二主題?が出るがここはしばしの安らぎのようにゆったりと演奏、その後の再現部が本当の展開部のように切迫する。
第二楽章はやや速め、ppで始め奥行きのある強弱、涼やかな音づくりが一段と夢想的。
メヌエットも異例な速さだが、この活気は自然に感じる、トリオはゆったり演奏して対比をつける、ナチュラルホルンが美しい。
終楽章、ソナタ形式の前半はわりと落ちついたテンポ、じわりとしたレガートで始める、急速でない分、がっちり風格がでてくる、アダージョの後半は涼やかな合奏と各ソロの美音で魅了、最後はvn2つがかすかなpppで終わる。

No.60ハ長調「うかつ者」
この曲は喜劇の付帯音楽を6つの楽章にまとめたもの、確かに、そう思って聴けばこの異例な雰囲気も納得でき、じつに楽しめる作品。ユーモアに溢れるが高い作曲手腕で書かれているだけに安っぽくない。
第一楽章、華々しい序奏をもち、主部は陽気で活気にあふれる、>pppを聴かせffを轟かせるところ、アーノンクールはここでのffも爽快に聴かせる、展開部も充実させ、流石ハイドン。
第二楽章、穏やかな緩叙楽章らしく弦楽で始まるが、すぐに管楽器が静寂を破る;これも劇音楽としての要素だろう。しかし全般には美しく劇的な展開も感じさせる。
メヌエット、堂々かつ優雅な主題で初め、すぐに弦楽によるバロック風のフガートが挟まれるのが味、トリオは短調で風変わり、これも劇の要素だろう。
第4楽章、始まりの動機はハ短調だが、これが逆にユーモラスな印象を与える、すぐにハ長調に変わり、快調な終楽章風だが、やはり、劇の場面が盛り込まれる。
第5楽章、アダージョ、弦楽による穏やかな始まりだが、突然軍楽が轟く、再び穏やかになり、最後の楽章へと続く、
第6楽章では開始間もなく、ヴァイオリンが"調弦"を演奏として聴かせ、異例の面白さ、ここは何としても合わせないと続きが弾けないかも・・^^;因みに日本の雅楽では調弦にあたる"音取り"を音楽の開始として聴かせる儀式としている。

category: F.J.ハイドン

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ザ・ピーナッツ:ヒットアルバム(初回録音集)  

また古い話で恐縮;
幼いころの記憶として、当時の周囲の様子や自分が何をしていたかなんて、現実と夢との区別もつかいようなおぼろげな記憶しかありません;しかし音楽というのはくっきり憶えているものです、また初めてのお菓子の風味とか、言いかえればこれが幼少の記憶。
ザ ピーナッツ
可愛い花 (1959年3月)作曲:シドニー・ベシェ
情熱の花 (1959年8月)作曲:Gil Garfield, Pat Murtagh, Bunny Botkin
            原曲:ベートーヴェン
心の窓にともし灯を (1960年2月)作曲:中田喜直
悲しき16才 (1960年2月)作曲:I.Kosloff,I.Reid, Springer
ふりむかないで (1962年1月)作曲:宮川泰
手編みの靴下(1962年10月)作曲:宮川泰
恋のバカンス(1963年2月)作曲:宮川泰
恋のフーガ (1967年)作曲:すぎやまこういち
東京の女 (1970年)作曲:沢田研二
etc.


当時はレコードプレーヤーをラジオの入力端子に繋いで聴くのが普通だったのかな?レコード店に行くと現行機種のあらゆるレコード針がずらりと常備されていて、入手に困ることはなかったです。プレーヤーは単純なもので、アームに収音機構(カートリッジ)は固定され、針だけネジ止めで交換するというものでした、それでも立派に再生していましたね。

最も古い記憶に凝結しているのが、ザ・ピーナッツの「可愛い花」次いで「情熱の花」、いずれも外国曲の訳詞だったんですね、モノラルですが、音源は時代を感じさせながらも鮮明、双子のハーモニーも印象深かったようです。バンド演奏も上手い。
外国曲を含み、日本の作曲陣も多彩です、「小さい秋みつけた」の作曲者、中田喜直さんはまさにそれらしい。宮川泰さんの「ふりむかないで」~「恋のバカンス」も代表的ヒット曲となりました、やがて沢田研二さんという顔ぶれも登場。
その後も双子の歌手というのは登場しましたが、ザ・ピーナッツに並ぶような人達は現れなかったですね。

category: ポップス・etc

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トリプルの優れ物  

今日はPHILIPSの音盤ではなく、シェーバー^^、自分は昔から、ずっとこの三つ刃です。
肌の凹凸に合わせ、三つの刃が角度を変え、回転刃の3点攻めなので、あらゆる角度から剃れる、軽く剃残しなくサッパリできます。複雑な構造のわりにかなり長持ちですが、さすがに刃の一つがちょっと不調になったので、おnewを買いました。
シェーバーnew
これは日用品なので小遣いではなく、家計費で落ちます^^v
新型は一段と使いやすく、快適で音も静か、毎日使うものは良い物を。

関係ないですが^^大型のリュート属の響孔もトリプルが多いです、
T rose
大きな穴を開けるのは強度が心配、そこで3つに分けて開口面積と強度を確保したアイデアの優れ物ですv

category: 時事・雑記

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L.バーンスタイン:ハイドン 交響曲第102番  

バーンスタインのハイドン・シンフォニーは曲によりけりで、過去に聴いたニューヨーク・フィルとの演奏で93、94番あたりは今一つでした、VPOとの演奏も特別好きじゃない、しかし、NYPとの102、103番は効果をあげていて気に入っています。

バーンスタイン hay sym
レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック

102番は録音が1962年でやや古く、CBSソニーの古い録音にありがちだった、高域が強すぎるバランスです、アンプのトーンコントロールで高域をぐっと押さえてみたら、弦が自然に滑らかで聴きやすくなります。
トーンコントロール

第一楽章、序奏はゆっくり、透き通った響きで神聖な面持、ritをかけた開始音を管が次の小節まで少し余韻を伸ばし、2小節目の弦に重ねる、
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楽譜に指示はないが間延びせず繋がる上手いアイデア。主部は適度な快速で、NYPの量感が活かされ、なおかつ総奏のf音を武骨にしないところもいい。がっちりした曲相だが、第一主題はけっこう流麗、51小節あたりからバーンスタインは僅かに加速する感じ、1st vlの小刻みな音形を57小節から2nd vlが引き継ぎ、
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他のパートがポリフォニックに動く、このあたりのぐいぐい構築される立体感がじつにいい、バーンスタインは各パートを対等にくっきり聴かせる。同様に展開部の彫の深さ、再現部~終結まで充実感をもって進める。
第二楽章、ゆっくりレガートに行くが、バーンスタインの持ち味か、純朴感があって嫌味がない、フレーズの境にふっと休符を入れたり、fの前にぐっとpに落としたり、自然で心地よい息づかいに聴き手を引き込む。
メヌエット、テンポとしては中庸、程よくテヌートをかけて厚い響きを引き締め、心地よい。
終楽章、演奏時間4:17は今でも最速記録だろうか、NYPの厚みのある響きで、アンサンブルを緻密に決めた上でのスピード、バーンスタインはまさにパッピーエンド的に痛快に終わる。

category: F.J.ハイドン

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一番安いプリメインAmp  

昔、購入した某有名メーカーのステレオシステム、一時だけ流行った、4chステレオですが、初めての本格機に喜んだのも束の間、2、3年も経たぬうちにAmp部のトランジスタなど鉱石素子が劣化したせいか、リア・チャンネルから酷いノイズが出だして、音場空間もへったくれもなく、リアはキャンセルして、フロントのみ使いました。そもそも4ch空間が広がっている実感もなかった^^;
トリオ
同型写真
しかし、やがてフロントでも同様のノイズが出だし、とても聴けなくなりました。一度は修理で治ったものの、すぐまたノイズが復活;(トランジスタなど一つ素子がイカれると、その周囲の素子にもダメージが波及するらしい)諦めて処分しました。今考えれば問題製品だったとしか言いようがない。昔は電気製品も車もよく故障するものでした;

しかし最近の製品は安いプリメインAmpでもそんなことはないですね、素子の品質が良くなったのか、回路の設計が良いのか?・・問題なく長持ちしていますv
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これはDENONの一番安いPMA-390SE、一旦は一つ上のPMA-1500SEを買ったんですが、電源トランスが左右チャンネル2つあって、性能的には良いでしょうが、重すぎるのを理由に買い替えたしだい;腰や腕を痛めてから、しゃがんだ姿勢で重いものを扱いたくないんです^^;次に買い換える際も、これの後継機で十分でしょう。
PMA-390SEの内蔵フォノAmpはMMだけですが、この音質は気に入っていて、下手な別体イコライザーAmpより良く、これに昇圧トランスを繋いでMCを聴いています。

PS.ところで、私が購入した4chステレオはCBSが開発したSQ方式というものでしたが、1本の音溝にどうやって4chを記録するのか不思議でした。
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音溝はVの字谷になっていますが、まずフロントchの音は谷の片斜面の振動で右ch、反対側で左chを記録、ここまでは従来のステレオと同じ、さらにリアchの音は谷底そのものに右回転と左回転の振動をさせて記録、これを振り分けて各スピーカーに送る、というものでした、この方式は信号の分離があまり良くないとのことで、確かにSQ:4ch録音のLPでさえ、リアをキャンセルして聴いたほうがまだ良かった^^;4chにするとフロント左右の分離も曖昧でモノラルに近くなったみたいで、回路も複雑で無理があったのかも?

category: オーディオ

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あらためて"低音用ガット弦"  

以前にも取り上げたリュートの低音用ガット弦には現在、以下のようなタイプがあります。

①ガットを縄状に撚り合わせたもの
gut 01
比重はガットそのままに近いが、縄状にすることで、弦質はしなやかになる、単に太いガットと言える。

②ガットを捩る際、一緒に金属線を捩り込んだもの、
gut 02
金属線が密ではないので、大幅に細くはならず、弦質は硬い。現代の考案で歴史的にはなかったと思われる。(出来あがったガットに金属線を後から巻いたものはあった)

③ガットそのものを金属化合物で重くしたもの、
gut 03
細くする効果はあるが、均質に作るのが難しく、振動状態の悪いものが多い。歴史的に存在し、絵画にも見られるが、製法は確かな記録に基づいたものではない。(a社、生産休止中)

特にバロックluteではどれを使うか、プロ奏者の間でも試行錯誤のようです。
高音弦や低音のオクターブ弦に張る細いガットは押さえたフレット位置どおりの音程になるが、太いガットは高めのピッチになり、ハイポジションほど顕著になる
6、7コースはよく押弦しますが、オクターブ弦と音程差が出てしまう。①はその傾向が強く、②も準じてその傾向、③は細いせいかほぼ問題ない。
ガットは伸率の少ない、ガチっとした性質で、押弦の押え込みでピッチが上がりやすい?それが太いほど顕著で程度に差が出るような・・歴史的には何らかの対処法があったのか、謎です。リュートが固定フレットにならなかった事情は推察できますが、同コースに並んだ低音弦とオクターブ弦の音程差はどうしようもない・・?

近年、佐藤豊彦さんが出したヴィゼのアルバム、リュートはオリジナル楽器のグライフ、録音は極めて詳細で弦の特徴がよく聴けます。
sato visee
すべて素ガットで低音は①のタイプです。(過去の録音では②を使っていた)
sato visee 2
奏法もブリッジに近い位置を弾いていますが、やはり上述のような問題は発生します、歴史的には許容されていたことなのか?
現代の巻弦を使えば、こういう問題はまったく無く、昨日のエグエスのリュートのように楽器全体がきれいに共鳴する、それに我々が慣れ過ぎているのか?
モダン派か、ガット派か!ちなみに私は中立です^^;

category: 楽器について

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天も湧き返る、千秋楽  

暖冬の中、今日の寒波は奄美大島にも115年ぶりの雪を降らせ、天も湧き返っている?^^
大相撲は琴奨菊が豪栄道を突き落しで下し、日本出身力士10年ぶりの優勝を決める。このところ琴奨菊は立ち会い前、相手を見据えるように目が座り、自信を見せていた、勝ちっぷりも痛快、この強さを維持してほしいものです。(行けそうな気がする)
千秋楽
動画
一方、稀勢の里は今日も横綱:鶴竜相手にどっちが横綱かわからない攻めで勝ち、実力を見せた(やはりキーパーソン?)、それだけに9勝6敗というのは歯痒い;;
日馬富士vs白鵬は日馬富士の上手投げで一瞬に決まる、ともに12勝3敗で終わったが、今場所、内容的には日馬富士のほうが好調に思えた、白鵬は終盤で緊張の糸が切れたみたい?
しかし大いに湧いた初場所でした。

category: 時事・雑記

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E.エグエス:S.L.ヴァイス リュート作品集  

出た直後くらいに買ったCDですが、2005年録音なのでけっこう経ちます。アルゼンチン出身のリュート奏者、エドゥアルド・エグエスによるS.L.ヴァイスのアルバム、E.エグエスはバーゼル、スコラ・カントルムでホプキンソン・スミスに師事、バッハのアルバムも出しています。師匠譲りと思われる繊細なヴァイスを聴かせます。使用楽器はロバート・ランドバーグ作の13コースlute、低音弦はピラミッドの巻弦に見えるが?使い込んで安定した状態と思われる。

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シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス:リュート作品集
1.ソナタ イ短調「L'Infidele 異邦人」 (ロンドン手稿譜)
2.ソナタ ヘ長調(ドレスデン手稿譜)
3.「ロジー伯爵に捧ぐトンボー」(ロンドン手稿譜)
4.ソナタ ニ短調(ドレスデン手稿譜)
エドゥアルド・エグエス(バロックlute:ロバート・ランドバーグ作)
2005年6月 サン・ベルナルディーノ・デ・シエナ教会(ピエモンテ,イタリア)
*ワンポイント録音


このCDでは曲ごとに録音状態が違い、後の方ほど好ましく聴こえる。美しい響きではあるが、残響音はもっと控え目がいい。
一曲目は6つの楽章のソナタ、イ短調"L'Infidele"(異邦人)、以前は「不実な女」と訳されていたが「異邦人」のほうが内容に合う気がする、ヴァイスらしさと同時に他の作品とは少し異色な魅力を持つ、エグエスは装飾を巧みに行い、流線美の中に見事に収める、よくコントロールされたバスは控え目に聴こえるが録音のせいもあるだろう、自分の好みとしては13コースリュートにはいま少しどっしりと迫るところがほしい。
3曲目に入っている「ロジー伯爵に捧ぐトンボー」は後半が素晴らしいが、エグエスは鬼気迫る力感で引き付け、このアルバムで突出した魅力、だだし変ロ短調という難しい調で、易々とは取り組めない;
最後に入るソナタニ短調は、ドレスデン写本にある、あのアルペッジョのプレリュードで始まるお馴染みの曲、バロックluteをやる人が最初に取り組むヴァイス入門の曲だろう、特に困難な技法はなく、魅力を持った作品、エグエスの装飾巧みな第一級の演奏で聴くと、さらに美しくやり甲斐のある傑作に聴こえ、また弾きたくなってくる^^;

category: リュート作品

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鍵を握る男  

14日目、今日は琴奨菊、栃煌山相手に一気の寄り切りで楽勝、1敗を守る。→動画
優勝争いから脱落したものの、それを掻きまわす力をもつ力士が鍵を握る、稀勢の里が今場所その役です、今日は白鵬の立ち会いがまずかったせいで何も出来ず、稀勢の里が一方的に押し出し、ここでまた座布団が飛ぶ^^
14日目
動画
琴奨菊を有利にする転回となった、座布団はこの意味もあるでしょう。
でも明日の千秋楽、まだわからない;;
このところ白鵬は安定はしているけど終盤で精彩を欠くようになったかな?
稀勢の里も今場所は力強さがいまいち、来場所はキーマンじゃなく主役になってほしい。

category: 時事・雑記

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宇宙から見た星  

大気のない宇宙から星を眺めてみたいものです。
宇宙飛行士の若田さんによれば、宇宙から見ると星々に3次元の奥行きを感じる、とのこと・・
聞いただけでわくわくします^^;
地上から星を見ると、本当は拡がりのない一点に集中している光が、大気のゆらぎで滲んで見える、このほうが星像が大きくなって見やすいのかもしれない。しかし、滲んだ星像はプラネタリウムみたいな天球に貼り付いているような錯覚も起きる、若田さんの言うような奥行きは感じがたい、昔、天動説が信じられたのも不思議はない気がします。

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国際宇宙ステーションから見た、地球や宇宙、
動画:Alexander Gerst’s Earth timelapses
3:11から天の川も見られますが、所詮はカメラで見た画像、臨場感はありません;
宇宙ステーションの窓から、つまりガラス越しに観るほかないですが、それでもカメラの映像じゃなく、肉眼で見る、これは違うだろうな、と想像します。(*拡がりが"ゼロ"の点では何も見えないことになるが、人間の網膜やカメラの画素の上で滲んで存在がわかるのかな?)
無数の星の光が微塵もゆらぐことなく、静謐な闇を背景にピシっと凝結している・・時間が止まったみたいに・・
天の川も平面的な川じゃなく、奥行きのある銀河円盤を実感できるんじゃないかと・・
雄大とか、深淵とか?言葉では表現できない眺め・・思わず窓を開けたいような^^;
そんな様子を想像してみるしかありません。

category: 宇宙・天体

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今日も、座布団舞う、  

昨日の続き、お相撲です、あまりに痛快なもんだから^^琴奨菊の快進撃が止まらない、
今日は三人目の横綱、日馬富士を圧倒し、突き落としで決める、
12日目
動画
波に乗ってるだけじゃなく、ほんとに強い、自信持ってる感じかな、
これを昨日敗れた白鵬がモニターで見ていた、日馬富士が止めてくれれば"1負"で並び、自力で優勝も・・とアテにしていたのに・・?
12日目b
『ダメじゃん、』といった顔?
今日は相撲も見応えあったけど、この白鵬の膨れっ面がもっと良かった^^

まだ3日残っているので、わかりません、ここで稀勢の里が引っ掻き廻してくれると面白い、
稀勢の里は優勝争いから脱落すると強い、鍵を握る、とか言われますから^^;

category: 時事・雑記

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座布団、投げてみたい、  

大関が横綱に勝つくらい、珍しいことじゃないはずですが、今日は座布団が飛び交いました、白鵬にはずっと分が悪かった琴奨菊ですが、今場所快調で、体も一回り大きく見えます、全勝同志での対戦、
座布団
動画
ここで琴奨菊らしい相撲を取り切り、堂々たる押し出し、観客も盛り上がります、今日、観に行って座布団投げた人は同じ入場料でも、すごい得したでしょう。一度でいいから、こういうのを生で観て、座布団投げてみたい^^
琴奨菊、明日は日馬富士と対戦、今場所の調子からみて、こちらが難敵かもしれません;

かなり昔ですが、仲間と名古屋場所を見にいったとき、中日でしたが、結びの一番で北の湖と高見山の対戦で物言いがつき、取り直しとなり、その一番もまたややこしく終り、二度目の物言い、協議がやたら長引いて、客席から座布団が飛び始めた、観客も気合いが入っている^^審判長は「北の湖優利とみて・・」とケリをつけたが、"これも取り直しだろう"と誰もが思うのが自然、不満の声があがった・・
ちょうど私達が居た所のすぐ前がNHKの放送ボックスで、当時、中継でお馴染みの杉山アナウンサーが出てこられ、「私も今のは納得いきませんねえ」と、本音を語って引き上げて行かれた^^まあ、そんな事もきっかけで、長く親しんでいます。

category: 時事・雑記

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カラヤン:ハイドン 交響曲No.96「奇跡」  

近年のハイドン・シンフォニー演奏に耳馴染んでいると、先日のワルターといい、今日のカラヤンのようないささか古風?な演奏も、たまにはいいかな・・と。
しかし、さすがに用いている楽譜はR.ランドン版である、今日はロンドンセットからNo.96ニ長調「奇跡」を聴く。

カラヤン hay 96 102
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1982年録音


カラヤンは録音にも深く関わっていたそうで、これもベートーヴェンのときと同じく、すべてが渋い同系色に収まった響き、弦楽は厚く整ったアンサンブルでBPOならではの味わい。木管はやや後方に控えた感じ、弦楽だけで十分なダイナミズムが得られ、金管やtimpも総奏音の中で一体となり、突き抜けては来ない、各楽章のテンポは適切なところ。
第一楽章は総奏部での押し出しはこの編成ならではで効いている、ただ、木管も等卒された隊員の一人のようにきちんとこなすが、控え目な存在に聴こえる。
第二楽章、timpの入るランドン版のシンフォニックな響きで甘ったるさはなく整然と行く。
メヌエット、壮大に開始、トリオのobソロはやはり、奥へ下がったバランス、きっちり演奏するが、ソロの微妙な味わいが聴けるほどではない。
終楽章、あまり速くせず、手堅くまとめる。
統率されたスーパー・オケらしい演奏だが、わるく言えばやはりゴツくさい。
各パートが明瞭で、ほんのりした楽器の余韻、美しさを求めるにはD.R.デイヴィス盤など、近年の録音になる。

category: F.J.ハイドン

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猫だまし、じゃなかったけど・・  

今日は仕事帰り、歯医者に行く途中、ラジオで大相撲中継を聴いていましたが、白鵬対栃煌山戦で白鵬がまた何かやったらしく、ブーイングとか・・帰って動画を見てみると・・

ネコパンチ
動画

なんだか立ち会いが先場所そっくり^^;両手の猫だましが右手の猫パンチ?に変っただけ;
白鵬はすぐに左へ変化して、一応上手出し投げ、栃煌山は前へバッタリ!似たような手に二度もひっかかるし^^;北の湖前理事長がご存命なら、さぞ苦言が厳しいことでしょう・・
・・でも正直、面白かったですけどね、見応えは別として^^

category: 時事・雑記

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MC 昇圧トランス  

アナログ盤再生を再開した頃にはLP盤も僅かしかなかったので、MC型カートリッジを使う予定もなかったですが、徐々にLP盤が増え・・MC型ならではの緻密さと厚みのある再生をする機種があると知り、使い初めました。
AT33PTG 2
AT33PTG/Ⅱ 

問題なのが、良質な昇圧トランス又はヘッドアンプが必要なこと、これが良くないとせっかくのMC型も活かせません;低価格でMM/MC対応のA社イコライザーはありましたが、本当にミニコンポなどでレコードが楽しめるレベルです。
最近同社から久しぶりに本格昇圧トランスが出ていて知りませんでしたが、もう生産完了だそうで、(A社サイト:AT3000TAT2000T)、しかしお値段が超マニア向け・・オメガのボンド:ウォッチよりは安いけど^^;うちの使用環境には不釣り合い;単純な装置なのに、有名ブランドのグッズ並み?手頃で良いものって出てこないんですね、

これは以前紹介した、自作の昇圧トランス、
MCトランス 写真

MCトランス
回路図:片チャンネル、切換えスイッチはMM型を使う際、本回路をスルーさせるもの
メインのパーツは2つの小さなトランス(サンスイ ST-12)で1個800円弱です^^vオーディオ専用?ではないが、回路もいたって単純、一次側がMCカートリッジから来る微弱な電力、これを二次側で昇圧するだけ、J.マクスウェルが電磁気の法則を発見して以来のごく基礎的な技術で、これで十分用を成し、不足ありません。
床に置いているのはアンプ等の機器から離し、誘導ノイズを避けるためです。

category: オーディオ

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B.ワルター:ハイドン交響曲No.96「奇跡」ほか  

自然界から聴こえてくる音は必ず方向や拡がりのあるステレオですが、モノラル録音というのは左右のスピーカーが鳴っていても、ド真ん中にスピーカーがあるみたいに聴こえるし、ヘッドホンでは頭の真ん中で鳴っているみたいです。拡がりなく、直接音も残響音もすべて真ん中から・・心の中、あるいは夢で聴くような不思議な音です、そこが妙に集中させられる。

さて、このLPはモノラル、過去にB面の交響曲No.102のみ取り上げた。
今日はA面のNo.96ニ長調「奇跡」、
ワルター hay 96
ブルーノ・ワルター指揮、ニューヨーク・フィルハーモニック
1954年録音 CBSソニー


現在なら、楽譜は大抵ロビンス・ランドン版が使われるが、この演奏は後世の改変版?(何版と言うべきかわからないので仮に改変版と呼ぶ)による、序奏からtimpが入る、流麗な演奏になるかと思ったが意外に普通、ニューヨーク・フィルの厚い響きがモノラルでより濃厚に感じる。主部のテンポも快活で、ワルターらしい特色?のようなものはなく、曲に対して自然に行く。小音量で聴けばAMラジオみたいな音だが、ボリュームを上げると、ドスの効いた低音が押し出し、システムで聴く意味が出てくる。
第二楽章、ランドン版ではこの楽章でもtimpが使われ、ダイナミズムの効果を上げるが、当演奏の改変版では使われない、曲の推移からして、timpが入るのが必然に思えるが・・
メヌエット、開始から3小節目、
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3拍目のG音はランドン版はナチュラルだが、当演奏では♯が付く、
旋法の好みは時代で変わるので、♯は後世の改変だろうか?ピリオド指向の現在は素朴なナチュラルを自然と取るだろう。
またトリオではobのソロが楽しみだが、この改変版では一部trpを重ねる、
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面白いがこれもオリジナルではない気がする。
終楽章、快速でダイナミック、ニューヨーク・フィルの厚みのあるサウンドで決める。

ついでながら、これも過去に取り上げた、まさに"奇跡"の名盤、B.ハイティンク指揮、RCOによるNo.96「奇跡」、
ハイティンク hay 96
ベルナルト・ハイティンク指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウO
1966年録音 フィリップス


現代の優れた演奏を先取りしたような名演、名録音を1966年に、同じフィリップス・レーベルのN.マリナーやC.デイヴィスより先に行っている。
例えば第一楽章の主部、39小節から1st、2nd vnが掛け合いをするところ、
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ほんの数秒のことだが、ここが緻密に決まる響きなど、愉悦の極み。
ただ少々残念なのがワルター盤と同じ改変版を使っているところ、こういう演奏にこそ、ランドン版がふさわしい。

category: F.J.ハイドン

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リュート、調弦のコツ  

たぶん弦楽器の中で最もテンションが緩いのがリュートでしょう、そして最もペグの数も多い;この楽器でナットから最も遠いペグは23cmあります;基本形のリュートは糸倉が後方に折れている、これがナットへの弦の圧力を強めています、
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当然、調弦の際はナットを滑りにくく、ゆっくりペグを廻しても弦の伸縮が起こり、ペグが遠い弦ほどなめらかに滑らない、初心者の人は苦心するでしょう、コツは狙いの音程にクッと廻して命中させる、だんだん扱いには慣れてくるでしょう^^;

一方、リュートの変種であるジャーマンテオルボの糸倉はギターと同じくらいの角度で、
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ナットへの圧力は低いので、滑りやすく、こうした苦労は少ないです。が、長く付き合ってみると、後方に折れた糸倉のほうが、一旦合わせた後は調弦が安定する気がします。ぐっとナットに止まっているためか?
調弦の際、ナットを境に糸倉側と指板側にテンション差が生じていると思われますが、ジャーマンテオルボはナットへの圧力が低いので、弾いている間に徐々にテンション差が解消されて、狂ってきやすいんじゃないかと?
ペグ式の19世紀ギターでも、しょっちゅう調弦を直していた記憶です。

category: 楽器について

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R.グッドマン:ハイドン 交響曲No.82「熊」、No.83「雌鶏」  

D.R.デイヴィスのハイドン交響曲が続いてますが、ちょっと趣きを変えます。ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァーバンドのNo.82「熊」とNo.83「雌鶏」です。
グッドマンのパリセット後半No.85~87は何度か聴いたけど、前半No.82~84ってあったっけ?とラックを探ったところ、ありました^^;何年も前に取り寄せて隅に埋もれていた、それというのもグッドマンの当シリーズはどれも表紙デザインがそっくりで見分けがつきにくいんです。このNo.82~84は始めて聴くような?気がします;

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ロイ・グッドマン指揮、ハノーヴァーバンド
1991年録音


まず、No.82ハ長調「熊」、第一楽章の始まりでびっくり、timpのド派手なこと、快速なテンポでアンサンブルは緻密に決まる、強弱の対比を深く、timpを伴った強奏の波が押しよせる、これほどソリッドで痛快な演奏は他にないだろう、展開部はぐっとエキサイトしてくる、後半も反復される。
第二楽章はアレグレットの変奏曲でややリズミカルなテーマ、涼やかに始めるが、力強い変奏も入って変化に富む、終結部が見事にまとめ、風格のある変奏楽章。
堂々としたメヌエット、ここでもtimpが大活躍、トリオでは木管が艶やかに響き心地よい。グッドマンが奏でるチェンバロも鮮明に聴こえ華を添える。
終楽章、ここも快速に演奏、ぐっと弱音で始め、強奏との対比が痛快、対位法の展開部は進行が雄大でいつもながら素晴らしい、速いテンポながら、ここも緻密にかっちり聴かせてくる、最後にはtimpのトドメの強打を入れて終わる。

No.83ト短調「雌鶏」、第一楽章、快速で第一主題を畳み込むように一気に聴かせる、第二主題で木管による雌鶏の声がしばし和ませる、展開部も第一主題がメイン、急き立てるように緊迫して引き込む。
第二楽章、アンダンテ、穏やかで気品のあるテーマ、pppのあとの強奏で驚かせるが、全体には優美である、ソナタ形式で後半での展開が聴きどころ。
メヌエットのテーマは平穏で、いたって明るい、flソロが常に主旋律を奏で、トリオでも同様に奏でるのが印象的。
終楽章でも、flやobが1st vnに重なったり、ソロになったり、木管の味わいを聴かせるのが特徴、比較的簡潔なフィナーレで、後半も反復して終わる。

category: F.J.ハイドン

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D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.102  

連休の最後、今日はちょっと贅沢な曲いきましょう。D.R.デイヴィス、ハイドン交響曲全集CD35より、No.102です。この曲は堂々たる立体感が魅力、最高傑作とする評論家もいます。編成を大きくしても効果の出るタイプの曲だが、デイヴィス盤は小編成のスリムな響きで満喫させ、ゴツくさくないのが良い。また耳ざわり良いサウンドの中にチェンバロの金属質の音がキラっと聴こえる緻密な録音も嬉しい。

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デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

No.102変ロ長調
第一楽章はまさに立体的に切り立った魅力がある、デイヴィスは序奏をノンヴィヴラートの神聖な響きで始める、主部は昔に戻ったようなじっくり聴かせるテンポだが、清涼な響きに心地よい強奏の力感を入れる引き締め方は新しい、見通しのよいサウンドで各パートをよく聴かせる、展開部の構造は見事で、特に161小節から、
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2拍ずつ遅れたストレッタの重なりが聴き応え満点、しかし冗長にならず、次の聴かせどころへ移る、展開部を堂々と終え、推進力をつけて再現部へ、ここから終結までがまた素晴らしい。
第二楽章、ピリオド指向の爽快な音作り、柔軟な起伏をつけた演奏が心地よい、緩抒楽章らしいやんわりとしたダイナミズムが自然でtimpとtrpが効果的に使われる。
メヌエットは力強い表情を持つが、デイヴィスは過度に切り立てず、ここでも自然体、引き締まった感覚で聴かせる。
終楽章は極端ではないがデイヴィスは快速、巧みな書法の楽章を切れ味よく一気に進めるのがいい、あまり落ち着いたテンポだと、終盤、休符を挟むところで勢いがなくなる。最速記録はバーンスタイン、T.ファイ、R.グッドマン、C.アバドなど記憶にある。

ところで、No.102は過去にも名演盤をいくつか取り上げた、
始めて引き締まった名演を聴いたのがC.アバド、ピリオド指向に量感的魅力を加えたI.ボルトン、多様な作戦で能動的に表現したT.ファイ、古楽オケの美しさを極限まで聴かせたS.クイケン、などなど・・

category: F.J.ハイドン

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D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.40ほか  

D.R.デイヴィスのハイドン 交響曲全集、今日はCD7より交響曲No.40です。
No.40とはいえ、1763年作曲だそうで、かなり初期に類する曲です、バロック期を思わせる書法が目立ち興味深い。
はじめ聴いたのがT.ファイの闊達な演奏で印象的でしたが、デイヴィスはナチュラルに心地よく演奏しています。

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デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

No.40ヘ長調
第一楽章、冒頭部分など一部だが、上声の主旋律に対し、バスがポリフォニックなところが耳につく、ファゴットが加わるのでそれが明確、(譜例1)
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展開部はやや彫り込んだ聴かせどころを持つ心地よくまとまった楽章、後半も反復される。
第二楽章は弦楽のみ、1st vnと2nd vnは同一パート、vaとバスもオクターヴユニゾンで実質二声のみで書かれている、(譜例2)
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この二声が対位法で書かれ、バロックに回帰したようだ。スタッカートがつき終止淡々と流れる、なぜこんな楽章にしたのか?正直あまり面白くない^^;
メヌエット、やはり主題を奏でる上声に対し、バスは通奏低音のようだ、トリオも同様だが、ホルンが美しい。
終楽章はヘンデルの作品にも近いような明るい主題(譜例3)によるフーガ、
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反復なしで通して書かれているが、ソナタ形式的なまとまりも持たせ見事に発展する。
第二楽章が充実していれば、言うことなしだが・・;

なお、カップリングされているNo.12ホ長調が、3つの楽章のみで小じんまりとした曲だが、けっこう魅力。
第一楽章、後半も反復して5:17の簡潔さだが、また聴きたいな、と思わせる味わいを持つ。
第二楽章、疾風怒涛期の緩抒楽章を思わせる始まりだが、一味違い、悲歌的でメロディアスな主題に引き込まれる。
終楽章、前楽章とは正反対の明るさ、ハイドンらしい活気に満ちた楽章。

category: F.J.ハイドン

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Kürschnerのフレット・ガット  

Kürschner社の楽器に張るほうのガット弦(oild)は以前から半透明で、いかにも密度が高そう、硬質で他社のガット弦とは質の異なる鳴り方でした。gamutやaquila社は不透明で素朴な感じ。しかし、フレットガットについてはKürschner社も以前は不透明でしんなりした質でした・・が、昨年取り寄せたフレットガットを見ると、楽器本体に張る弦とほとんど同じ!?に見え、半透明です。

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硬質なので、ちょっと結ぶのがしんどくなったかな?ま、何とかなるとして・・

袋の中身は2.5mmで以前は1本つながりだったのが、今は半分に切って1.25mが2本入っています。1mあたりの値段に換算すると、本体用の弦の1/3近いです。実質、本体用と同じ精度なら、フレット用を転用すればお徳かもしれない^^;ただし、太さは0.05mmおきしか揃ってないので、ぴたり使える箇所に限られますが;

category: リュート

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録音機材の点検  

2006年に購入して、ず~~っと押し入れにあった録音機とマイクです。
久しぶりに取り出して、ちゃんと電源が入るか?など点検したところです^^;

fosex mr 8mkⅡ
FOSTEX MR-8mkⅡ 

fosex mc10
FOSTEX MC10

録音機のほうは、ミキシングや編集機能が付いているようで、ボタン類がやたら多く、また一からマニュアルを見ないとさっぱりわかりません^^;
まずは基本の使い方を覚えて、今年こそはリュートの練習記録を録りたいと思っていますが、何でも先延ばしにするのが、私の悪い癖・・;

category: オーディオ

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D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.36  

D.R.デイヴィスのハイドン交響曲全集、今日は初期に溯ってCD6より、No.36です。
「驚愕」が書かれたのが1791年、No.36が1761年頃ですから、かなり前です。
これはNAXOSのブリュール盤で初めて聴いて、とても気に入った曲で、後期のがっちりした曲にはない、流麗な魅力に溢れます。

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デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

No.36 変ホ長調
第一楽章、両主題とも美しく流れ、内声とバスが和声とリズムを快調に刻んでいく、主題にはtrの装飾が散りばめられ、また、パート間でパッセージが受け継がれるようで、
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ヒラヒラと飾りを纏ったようなお洒落な感覚で満たされる、展開部が二部構成かのように長く充実、ここも聴きどころ、初期作品らしい作風だが、特に冴えた魅力をもつ。デイヴィスは快活さと同時にしなやかさも持たせてとても自然にきかせる、後半も反復する。
第二楽章はvnとvcの二重協奏曲、弦楽のトゥッティが同じ主題を繰り返し、間にソロが入る、バロックのコンチェルトを思わせる、この楽章は演奏しだいといったところ、コンマスとvcのソロは申し分なし。
メヌエット、特に個性はないが、トリオも含め前期古典派らしい清々しさ。
終楽章、やはり装飾的な味わいも含んだ快活な終楽章、展開部の内容は簡潔だが、爽やかなフィナーレとなって締めくくる。

過去に聴いたものでは、T.ファイが良かった、こちらはピリオド奏法を基盤に様々な作戦が込められていた^^
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デイヴィス盤と録音状態が似ていて、同じ条件下で、異なる演奏を聴くようで面白い。

category: F.J.ハイドン

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D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.94「驚愕」  

新年6日になりましたが、まだ正月気分、とっておきの曲いきましょう、今日はD.R.デイヴィス盤、CD33より「驚愕」です。

失礼ながら、あまり大きな期待せず取り寄せたD.R.デイヴィスの全集ですが、初日に主だった曲を拾い聴きすると、これが今まで聴いた中でトップに持ってきたい演奏があるのに驚きました。特に「驚愕」はじつに多くの演奏を聴いてきただけに、要望が贅沢になります^^;
私には「驚愕」は指揮者とオケ、さらに録音技術の試金石といえる曲で、第一楽章主部の提示部を一回聴いて希望に合わなかったらそこで"没"になります^^;しかし当デイヴィス盤はまさしくデリケートな要望を満たしていて最高クラス、即、虜になった。

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デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

No.94 ト長調「驚愕」
第一楽章、序奏では弱奏をぐっと押さえて奥行きを出す。主部の両主題にメロディアスな要素は少なく、器楽的で、縦横に組まれた骨組みにパッセージが絡むような管弦楽ならではの見事な構成感、左からvn群の滑らかな響き、右からはtrpとtimpが明確に引き締めてくる、小編成のベストバランスで、トゥッティの強奏も重くならず、心地よい。「驚愕」の一言では言えない音の構築法のウマさが不足なく味わえる。
第二楽章、有名ながら極めて簡潔なテーマ、テンポは普通だが、fの総奏音をスパっと心地よく聴かせる。あえて素朴な変奏を続けたあと、flの入る優美な変奏が際立つ。
メヌエットは速くはないが、快活できりっと引き締めた感覚が良い。
終楽章、程よい快速、第一楽章同様緻密な表現で聴かせる。
「驚愕」の演奏としては特異なところはなく、とてもノーマルだが、指揮者、オケともに常に腕前の冴えを感じさせ、じつに素晴らしい。

過去の好きな録音はコリン・デイヴィス、N.マリナー、W.サヴァリッシュ等が浮かぶが、これらは皆フィリップス盤だった・・
古楽オケではR.グッドマン、S.クイケンかな。

category: F.J.ハイドン

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オーディオと弦楽器の便利アイテム  

これはニッパー部分もあるので、一応ラジオペンチですが、強く挟めるピンセット、のような工具です。先細で程良く曲がり、挟む部分にギザギザがないのがひじょうに良いです。
ラジペン
Amazon

まず、アナログ・オーディオではカートリッジのリード線脱着に最適、普通のピンセットでは強く挟めず滑って、線を痛めることがありますが、これなら確実で傷もつけません。
カートリッジ

また弦楽器の弦交換の際、ブリッジやペグボックスで、弦の端を摘み上げたり、引っ張ったりすることが多いですが、これもじつに具合良くできて、弦にギザ痕がつかないv
ブリッジ
↑端を引っ張ると、弦高を高くできる

一石二鳥の便利アイテム、何かにつけ、重宝するでしょう^^v

category: オーディオ

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スイートコーン状態  

私はリュートにはもっぱらaquila社のナイルガットという弦を使っています。(*低音弦はフロロカーボン) これは合成素材の比重がガットとほぼ同じというのが特徴で、音色はガットに近いとは言えませんが、ナイロンよりは好みの音です。同素材でギター用には"アルケミア"というセット弦が出ています。
このナイルガットですが、現在の新タイプはガットカラーということで黄色に染色されていて、製品により濃淡があります;また旧タイプは真っ白でした。旧タイプのストックもだいぶあるので、使わないともったいない、でも新旧混合すると色が揃わないのでどうかな?・・と思いますが、
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スイートコーンの色違いみたいで楽しいかも・・^^
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旧タイプは1、2コースやオクターヴ弦の細いのがパシャつく感じで好きじゃなかったのですが、新タイプはやや落ち着いた鳴り方かな、ただ太い弦は旧タイプのほうが、良い意味で濁り味で、存在感が出るように思えます。まあ聴いている人には殆ど違わないでしょうが^^;

category: 楽器について

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N.マギーガン:ハイドン交響曲No.57、67、68  

今日、これが届き、午後さっそく聴いたのですが、途中でうたた寝をしてしまい、夕方聴き直しました^^;2015年、Daisyさんベスト盤の1枚でもあります。
ニコラス・マギーガン指揮、フィルハーモニア・バロックOによるハイドン交響曲No.57、67、68です。マギーガンは以前取り上げた、J.M.クラウス 交響曲集&ヴァイオリン協奏曲で、くっきりと作品の魅力を聴かせていました、今回のハイドンは第2集だそうですが、全集録音でもない限り、まず陽の当らない選曲、しかし聴きどころ十分の傑作を取り上げていて、ここからマギーガン本領発揮というところか?
これらのうち、No.67と68はC.ホグウッド盤、No.68はN.アーノンクール盤を過去に取り上げていたのに気が付きました^^;

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ニコラス・マギーガン指揮
フィルハーモニア・バロック管弦楽団(ピリオド楽器)
2014年録音


No.57ニ長調
第一楽章、序奏は前打音の付いた音に始まり、総奏を奏でる特徴的な印象で引き付ける、主部アレグロは極めて快活、力感に溢れる魅力、涼やかな第二主題が対比をつける、マギーガンはくっきりとした表現で余すところなく聴かせてくる。
第二楽章、ピッツィカートに始まるアダージョは変奏曲ではあるが、変奏の技よりも疾風怒涛期を思わせる夢想的な音楽に浸らせ、これが美しい。
メヌエット、リズムが特徴的で新鮮な味わいの主題、トリオも大きく雰囲気を変えない。
終楽章、プレスティッシモは素早い三連符が続く目まぐるしい主題、展開部ではさらに入り組んだ面白さ。マギーガンはぴしっと決めながらも爽快さを失わない。

No.67ヘ長調
第一楽章、プレスト、小刻みな動機に始まり、第一主題後半は切れ味をもったパッセージがじつに爽快、展開部は短調に転じ、パート間のカノンといい、転調といい、期待通りに聴かせるv
第二楽章、アダージョもソナタ形式で清涼なテーマに始まる、展開部は短調で始め、ここでもカノンの手法を楽しませ、全体に疾風怒涛期の緩抒楽章に近い魅力もあり、新しさもある。
メヌエット、こういう明快なテーマは飽きがこなくていい、優美さもある、トリオはドローンの入る民謡風だがvn2つのみで弾かれる、なぜか2nd vnがG線をFに下げて重音奏法、
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vaを使わず、あくまでvn二重奏によるトリオにしたかったのか?
終楽章、普通の終楽章でまとめるかと思いきや、提示部のあと、なぜかアダージョとなる、弦楽三重奏で始まりこれが非常に美しい、やがてオケが加わる、再びアレグロに戻って終わる。

No.68変ロ長調
第一楽章、じつに溌剌とした第一主題は文句なしに良いv第二主題はあまり目立たない。展開部は規模は簡潔で再現部と合わせて聴きどころを作る、後半も反復される。
第二楽章にメヌエットが置かれる、さりげない感覚でトリオも含め簡潔に終わる。ヘビーな次の楽章の前で控えめか?
第三楽章、アダージョ・カンタービレ、非常に長大でこの作品のメインのようだ、3度~6度音程を交互に繰り返す伴奏が全曲リズムを刻み、夢想的なカンタービレ旋律が乗っていくが徐々に力感を付けて突如フォルテに達する変化、隠されたストーリーの描写に聴こえる。展開部と思われる後半の始まりから転調の妙でより夢想的な世界に引き込み素晴らしい、フォルテ音で一旦展開部を閉じ、再現部となる。後半も反復され時間は13分ほどと長くなるが、特に展開部はもう一度聴きたい魅力にあふれる。
終楽章、プレスト、ややおどけた味のロンド主題、この主題の間に挿入される部分の充実、ロンド主題そのものの変奏も聴かせ、最後には各パートのソロの交代をpppで引き付けで終わる。

category: F.J.ハイドン

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謹賀新年 2016  

今年も皆さま、素晴らしい年でありますように。

日の出

暮れから息子が帰宅して、のんびり過ごしています。
正月の墓参りをして、少し買い物、あとはTVです^^

音楽部屋の灯りが殺風景だと思い、落ち着いた電気スタンドを・・と思っていたところ、ちょっとこれは、昭和を思い出すレトロな雰囲気、チャラチャラ光りものの下がった、これにしちゃいました;;
昭和の電気スタンド
でも光っているのはLEDです^^

さて明日あたりから、luteの弾き始めとしたいです。

category: 時事・雑記

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