Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

高速度星  

夜空の星座はずっと昔から形を変えないもの、通常はそのとおりですが、18世紀の天文学者エドモンド・ハレーが、古代ギリシャのヒッパルコスが1800年以上前に観測した記録に対し、星の位置が僅かにずれているのに気付いた、多くの星は現在の位置と一致するのに、一部の明るい星(シリウス、アークトゥールスなど)が何故かずれている、これはヒッパルコスの観測が正確で、星が星座面を移動したことを示していて、時を隔てた優れた観測者の連携による発見でした。
この星の動きを固有運動と呼び、あくまで天球面上の動きを示します。距離が近く、横向きに動く星ほど動きが大きいわけで、今知られている最も動きの速いのがバーナード星という6光年の距離にある星です。
Barnardstar2006.jpg
バーナード星、2006年の位置
地球に対する相対速度も速く、100年で満月の半分(17.2秒角)ほど移動するそうです。暗い9.5等級の赤色矮星で、肉眼で見えないのが残念。  動画:バーナード星の移動

一方、太陽系に近いのに殆ど動いて見えない星もあり、太陽系に対し、真っ直ぐ遠ざかる星です、その例が発見者の名がついたショルツ星(中央)
ショルツ星
現在20光年の距離にあり、毎秒80kmで遠ざかっているそうで、逆算すると7万年前に太陽系をかすめていったらしく、オールトの雲の端をかき乱すほどの接近だった。7万年前は人類が文明を持ち始める頃で、地球史で言えば昨日の事と言える。もっと接近コースを通れば、惑星軌道も乱され、地球が宇宙を放浪する浮遊惑星になったもしれない。
浮遊凍結
凍結して浮遊する地球

ところで、星の速度、とは言っても何に対してなのか、とりあえず地球、あるいは太陽系から見て、とするしかないです、宇宙に絶対的な基準点というのは置けませんから、全て相対速度です;

category: 宇宙・天体

tb: 0   cm: 2

嘘か真実か!?  

今日は、ちょっと不思議だったことを想い出して書きますが、
ネット検索中に見つけたこの画像は印象強く記憶にあります、幼い頃、朝届いた新聞の一面に「空飛ぶ円盤」として載っていた写真で、1958年でした。
ufo1958c.jpg
1958年1月16日撮影、ブラジル海軍省公認の写真
海軍観測艦アルミランテ・サルダナ号から撮った岩礁上空の飛行物体

もちろん記事は読めませんでしたが、未知に対する不思議な気分を刷り込まれました。
TV時代になって、こういう目撃例による番組は多かったですね^^→「未知との遭遇」

過去に、当地の航空自衛隊に務めていた知人が飛行隊員からごっそりもらったという生写真を見せてもらいました、デジカメのない頃のフィルム写真でした。上空を飛んでいるとこんなもの、いくらでも居るとかで・・以下のサンプルのようなタイプが多かったです、
ufo01.jpg
小さいながらアダムスキー型とはっきりわかるものもありました。

地上から皿のようなものを投げ、高速シャッターで撮れば簡単に偽造できますが、上空を高速で飛ぶジェット機からそれは難しそうです。機内の窓の外に実在する感じで写っていました。隊員らは見慣れていて、いちいち報告もしないし、話題にもしないのか?
たださりげなく写真だけ見せられたんです。

category: 時事・雑記

tb: 0   cm: 4

宇宙の大工場 "金の大量生産"  

我々の周囲にある多様な物質は初代星以来、営々と生産されてきたもので、恒星内部の核融合、星の最後の超新星爆発でさらに重い元素が作られてきたそうです。
しかし金やプラチナ、レアアースなどの貴金属は超高音、超高密度の中の核融合でのみ作られる重元素で、超新星爆発をもってしても出来ないそうですね。しかし、超新星爆発のあとに出来た中性子星2つが合体すれば大量に生み出されると理論的に考えられています、地球2個分とも10個分とも・・この金が宇宙の塵となって拡散していきます。

中性子合体
国立天文台の説明図
重力で互いに超高速で廻りながら合体、そこで中性子を多く持つ金、プラチナ、ウランなど重元素が作られ、凄まじい遠心力で渦状にまき散らされる、このときは重力波が観測されるでしょう、その後にはブラックホールが残る。
地球にある金も中性子星合体がもたらしたものと考えられる。しかし惑星が形成されるとき、金のような重元素は中心部に沈み込み、核となってしまいます。地表付近にある金は後から降り注いだ小天体がもたらしたものでしょう。
地球などにある金は中性子星合体が作り出したほんの一つまみです。

category: 科学・自然・雑学

tb: 0   cm: 0

N.アーノンクール:モーツァルト 交響曲「ハフナー」「リンツ」  

N.アーノンクール、RCOによるモーツァルトの後期交響曲から、No.35「ハフナー」とNo.36「リンツ」、これも随分前から持っていたが、あらためて聴くとその新鮮さに驚く。

har moz 35 36
ニコラウス・アーノンクール指揮、ロイヤル コンセルトヘボウO
1980年、1984年録音


No.35「ハフナー」
当時のフル編成の曲でもあり、第一楽章、終楽章ともに反復指定がないのはいかにもエネルギッシュに快進すべき曲に思わせる。ちなみにO.スウィトナーだけはSKDとの録音で提示部を反復し、これに違反?している。
アーノンクールの演奏は、きりっと引き締まる第一楽章、優しい弱奏と攻撃的な強奏の対比、各パートが明瞭で立体的に聴こえる、一つ一つの音の意味を聴かせるような演奏にはおのずと集中させられる。
第一楽章の基本リズム、
moz sym 35
これを提示部の終りにtimpできっぱりと打ちだすのが心地よい、93小節が提示部の終りだが反復記号はない。終楽章でも同様の効果で聴かせるが、さらにエネルギッシュ。

No.36「リンツ」
モーツァルトがリンツを訪れて、新作の交響曲を依頼され、わずか4日間で書きあげたと伝わるのがNo.36「リンツ」で天才ぶりを伺わせる話として有名だが、本当に可能なのだろうか?
リンツに到着したのが1783年の10月30日、演奏会が開かれたのが11月4日、到着翌日から数えて5日目である、その間、書きあがった部分から写譜屋がパート譜を作り始めたとして、その後最低限の演奏リハーサルも必要だったと思うが、この時間を含めて考えると、かなり厳しいのではないか?いろいろ疑問に思えることがある。また「リンツ」はハイドンの作風を取り入れた、モーツァルトにとっては新タイプの作品で、急場しのぎに書いた内容に思えない。曲の構想は前々からなされ、頭の中にほぼ完成していて、速筆で書くことができたとか?(にしても天才の技)この総譜の写譜をするだけでも3日かかるとの話もある・・
さてアーノンクールの「リンツ」はやはり濃密な内容で引き付ける。大御所指揮者の演奏をいくつか聴いても、この演奏から見れば殆ど似たり寄ったりの世界だ。
カラヤンは別の意味で特殊だが。

category: モーツァルト

tb: 0   cm: 0

ebayのリュート  

ついにこの話題を取り上げることになりました;楽器通販サイトのebay、ときに掘り出し物といえる出品物も出ますが、今日はなさそう、
決して欲しくはないけど、ちらっと音だけ聴いてみたいものがあります;;

響板がカナダ杉というリュート、ぱっと見、外観は何とか許容範囲?細かく見ると怪しい;
ebay 8c02
8-Course Lute Sheesham & Canadian Cedar
ギターでは使われる杉はリュートには殆ど例がないと思います。(そういえばEMSのキットにはあったかな)スプルースとどう違うのか?

これは古そうな出品物、バンジョー・リュートだそうで、
4b3fc86504e5ffb5fc0a6b2018f04af47.jpg
6 string German guitarlute with banjo resonator
何か、複雑な音がしそうだけど、ちらっと音だけ聴いてみたいような・・

最後はサイレント・ウード
s-l1600.jpg
Silent Oud, Ud, Laute Sapeli inkl. Zubehör, neues Modell
ウードらしい音がするのかな、電気的に音を作るしかなさそう?さすがにサイレント・リュートは作る意味なさそうです;

ヤフオクのほうは今日は特になさそうです。

category: 時事・雑記

tb: 0   cm: 4

天動説は正しい?  

古代ローマの学者クラウディオス・プトレマイオスがまとめた著書の天動説は千年以上にわたり常識として信じられてきた。
地球が宇宙の中心に据えられており・・と言うと間違いとなるが、天体の動きの説明としてはほぼ正確に表現されていたし、プラネタリウムのように地動説を地球視点から見た表現とすれば間違いとは言い切れない。
地動説を発表したニコラウス・コペルニクスも当初は天動説がとれだけ正確なものか、天動説に記された計算と精密な天体観測とを照合することから始まり、そこから誤差を次々見出していった。また天動説では惑星の逆行という不可思議な動きを、周転円という小さな円運動をしながら地球の廻りを公転しているという仮定で説明している。

02_20160326173016258.jpg

後にニュートンが発見した万有引力の法則に従えば、周転円の中心にも重力を持つ天体が必要になるが、この法則が知られていなかった当時は惑星軌道には目に見えないガードレールみたいなものがあって、そこを廻っていると考えられたらしい。
天体を含め物体の自然な力学はシンプルなものであり、コペルニクスはこの周転円とやらに疑問を感じていた、ここが勝負どころで、周転円を排除し、すべての惑星の動きをシンプルな円公転で説明できないか、そこで太陽を中心に置き、地球は内側から3番目の惑星とすれば、すっきり説明がつくのに行き着いた。火星などが逆行して見えるのは内側を公転する地球が追い抜く際に見られる様子となる。
逆行
火星の逆行

しかし、コペルニクスの地動説に基づいても惑星の動きに誤差が生じた、これは惑星が真円を描いて公転しているという前提から抜け出せなかったためで、のちにヨハネス・ケプラーが惑星の公転が楕円であることを見出して解決した、これはケプラーの師ティコ・ブラーエが残した正確な観測記録のおかげだった。
業績は引き継がれ、天動説も地動説の生みの親として評価できるだろう。

A.アインシュタインも宇宙の大きさは変わらないと考えていたが、大前提から抜け出す発想が新しい発見をもたらしてきた。

category: 宇宙・天体

tb: 0   cm: 0

修理中のリュート  

バロックリュートは11コース、13コース、2台ずつ持っていますが、最も気に入っているこれら2台が修理中です^^;
lute 13c b
11c a
いずれもハイポジションの弦高を理想にするには、あとちょっと下げたい状態です。少々ビるくらいでもよいので・・鳴っている開放弦に触れず、隣でごちゃごちゃ押える場合がよくあります、これがしやすい状態でようやくOKとなります;演奏性さえ良くなれば、新しい楽器は欲しいと思いません・・?;

その間、頼りにしているのがこの2台、いずれも状態はまずまず、
11c b
gt_20160326021316105.jpg
予備楽器があってよかったと思うしだい。

ガット弦は弦高が低くてもビリにくいという利点があるそうですね、すぐに音に変り、余韻の振幅が小さくなるからで、ナイロンや巻弦は余韻が長く、思い切って弦高を下げられないようです。たぶん昔は弦高を極力低くしていたのでは?緩くガット弦を張って楽器の変形を避け、ブリッジ近くを弾いてビリつきを避ける、そう考えると理にかなっています。

category: 楽器について

tb: 0   cm: 2

D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.46  

D.R.デイヴィスのハイドン交響曲全集より、疾風怒涛期作品をもう一曲、46番ロ長調。以前は44番「哀悼」のスピンオフ的な曲だと、先入観で軽く聴いていたが、魅力あふれる傑作だと最近気付いたしだい;いくつかの古楽オケで親しんできた。
デイヴィスの当録音は演奏後に拍手が入らず、残響音の豊かなことから、セッション録音と思われる、理想的な録音だが、他のライヴ録音も詳細で好録音なのに変わりはない。

hay sym46
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

交響曲No.46 ロ長調
第一楽章、デイヴィスはあまり急がず、総奏音爽やかに始まる、ホルンの広々と響くのが美しい、第二主題が短調に変化した後の翳りが印象強い、展開部は第一主題のカノンで始まり、疑似再現を聴かせる、その後が、展開部と再現部が一体となったような劇的な内容が見事、後半も反復して十分に聴かせる。
第二楽章、疾風怒涛期らしい緩抒楽章をシチリアーノのリズムに乗せている、デイヴィスは引きずらず軽やかに演奏、この楽章は特に後半の再現部に当る42小節から、
sym 46
2nd vnのアウフタクトがシンコペーションで始まり、2つのobが2度を重ねる響き、このあたり意外な魅力を持ってくる。
メヌエットは簡潔で強い個性はなく、親しみやすいもの、トリオも簡潔だがホルンの強奏が高鳴り引き付ける。
終楽章、明るく快活だが、短調の要素も少なくない、ホルンの高音による豪奏が聴かせどころ、展開部の終りに前楽章のメヌエットが挿入される、終結がいつなのか予測できず、ハイドンの機知が効いた楽章。

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 0

D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.48「マリア・テレジア」  

D.R.デイヴィスのハイドン交響曲全集は順番を決めず、ランダムに抜きだして聴いているが、数多く聴いた中で、筆頭にあげたいような名演がある。No.48ハ長調「マリア・テレジア」もじつに良い。デイヴィスの全集は緩めのテンポでじっくり聴かせる演奏が多いが例外もあり、これは極めつけ、

hay sym 48
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

第一楽章のキビキビとした快速に驚く、これほど痛快に決まった演奏はほかにないかも?ホグウッド、ピノック、ブリュッヘンなど古楽オケではtrpを使わず高音のホルンを使っているが、当演奏ではtrpが入る、ただしこの曲でのtrpはモダン仕様かもしれない?堂々と動機が響いたあと、短調の弱奏が入るが、ここでのチェンバロの活躍が効いている、展開部では立体的な構成を快速ながら緻密に聴かせる。
一瞬のことだが、穏やかなカノンのあと、178小節で2nd vnとvaが、次からの活気を導く、これが一瞬の"味"で、耳に残った、
sc01_20160323211147898.jpg
ハイドンの巧みな仕掛け、デイヴィスの演奏と詳細な録音でこれに気付いた。
第二楽章は疾風怒涛期らしい緩抒楽章の魅力、後半ではぐっと趣きを深める。ここでもシュトゥットガルトCOの弦の美しさとチェンバロが耳を満足させる。
メヌエット、気品を持ち祝祭的なテーマ、デイヴィスはゆっくりめに堂々と風格をつける、トリオはハ短調となり弦楽が主体で演奏され、意外に深みを帯びる。
終楽章、デイヴィスは第一楽章同様、快活に畳み込むような演奏で引き付ける、展開部では疑似再現を置いたあと、じっくりとした内容を聴かせる。
いつもながら秀逸な録音で細部まで味わうことができる。

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 0

オリオンとシリウス  

今夜はよく晴れて、さほど寒くなく、月と木星が並んでよく見えました。

冬の星座オリオンも西に傾き、春の到来を感じさせます・・
などと手紙の書きだしみたいな^^;
ささっと三脚に載せて写してみました。何光年~何百光年の光がこうしてちっぽけなカメラに写るのに感動を覚えたりします;

or 01
拡大
オリオンの左は全天で最も明るいおおいぬ座のシリウスです。

さてオリオンの小三つ星の真ん中にある大星雲は、
or 02
かすかにボンヤリしたものが写ったかな;ハッブル宇宙望遠鏡で撮ったヒミコみたい^^;
月がない夜ならもう少しマシかも?

ついでに木星、
木星
木星とガリレオ衛星
今日は衛星1つ隠れています、その昔ガリレオが観測したときのように、毎日スケッチすれば、衛星の内側からの順がわかってくるんですね。

category: 宇宙・天体

tb: 0   cm: 2

T.ファイ:ハイドン 交響曲No.87  

なかなかの傑作であるハイドンの87番イ長調、アーノンクールに続いて今日はT.ファイ、ハイデルベルク響の演奏で聴く。
がっちりした構えのアーノンクールの演奏に対しファイのほうはややハイテンポでスマートな感覚。ただしバス部は力強く、立体的な味わい。

fey hay sym87
トーマス・ファイ指揮、ハイデルベルクSO

交響曲第87番イ長調
第一楽章、鋭く活気に満ちた主題に始まる、師アーノンクールと同じ技が多く聴かれるが、たとえば25小節からの8分音符(vnパート)、
sc02_201603201605454f7.jpg
pでスタッカート記号とともに滑らかに繋ぐ指示もある、ファイは師と同様に短く切らずサラサラと繋げる、その前の23、24小節のシンコペーションの感触が続くようだ、これは楽章全体の基本表現となり、効果的で引き付ける。展開部は第一主題の転調で始まり、彫の深い魅力、84小節から全管楽器がfでC音を響かせるのが粗野で鋭い。展開部の終り嬰ト短調のあと(123小節)、まる2小節休符があり、ホ長調の導入があって、主調イ長調の再現部に入る(131小節)、この変幻ぶり、まさに迷わせる楽章だ。
第二楽章、パリセット中、最も優美な緩抒楽章ではなかろうか、シンフォニア・コンチェルタント風に書かれ、ぐっと弱奏にする弦が清涼で引き付ける、flの活躍が目立つが、カデンツァが置かれハイデルベルク響の管楽器のアンサンブルが美しい、ハイドンらしさもあるが、どこかモーツァルト的美質も含んだような味わい。
メヌエット、装飾で始まる風変わりな主題、ファイはゆっくりめに典雅な味わいに仕立てる。トリオではobソロによる最高音が聴かせどころ、透き通った響きの名演だ。
終楽章、快速に決める、第一楽章でも聴かせた、"滑らかなスタッカート"を用いて切り立った中にしなやかさを置き効果的、展開部は対位法を用いた聴かせどころ。
流石にT.ファイ、緻密な技を駆使した快演。

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 0

指の厚み  

連日疲れ気味ですが、今日もちょっとリュート練習しました。
いつも悩むのはダブルコースをきちっと押さえることですが、自分の指を見ると、
指厚1
正面からは普通の太さでしょう、真横から見ると、先のほうで厚みがない・・当然、指頭も狭いので、2本の弦がうまく捉え辛いんですね;ハイポジションに行くほど、ダブルの間隔が開くので、1本は押さえられてももう1本が外れる、あるいは2本の弦の間に嵌り込んでしまう、
ってことでまともに音が出ない;練習しててストレスに感じることもあります。

人差し指の逆反りはこれくらい、
反り
3~6コースをセーハして、1コースでは浮かす、ってのは何とかいける、アコギでは必須ですが、バロックリュートではあまり使わないかな;

久しぶりにナイジェル・ノース氏の動画を見ました。
n north
Nigel North plays Weiss - Sarabande from Partita in G minor
Nigel North plays Overture in B flat by Weiss

あまり画面を切り替えず、指さばきを見せてほしいですが、全ての音がきれいに鳴ってますね、こんなふうに弾けたら思い残すことはないです^^;

category: 演奏について

tb: 0   cm: 6

帯域バランス  

最近殆ど買わないオーディオ雑誌ですが、付録のオーディオ・チェックCDです、低域から高域まで連続した正弦波で帯域バランスを診る音源が必ず付いています。
チェックCD
耳に聴こえない超低音から超高音まで徐々にポルタメントで上がっていきますが、出る音量は山あり谷ありで、平坦になることはありません。楽器と同じで鳴りやすいところ、鳴りにくいところがあります。
この起伏を持った特性はスピーカーにはもちろん、アンプやレコード・カートリッジ、さらには音楽CD、LPなど音源自体にもあります。さらに部屋の寸法も影響するでしょう、これらが重なった結果として再生音が決まります。

もし、スピーカーとCD等音源の特性が同じような位置に山をもっていると、プラスされて、よりフラットバランスから外れていき、一部の帯域が喧しくなったりします。
帯域
実際にはもっと複雑な凹凸があるでしょう。
たまたま結果として良いバランスで聴ける音源もありますが、ソースダイレクトで聴ける音源なんて少ないでしょう、アンプのトーンコントロール部は不可欠です。しかしこれは最後の微調整で、何を聴いても高域が喧しいとか、低域が重た過ぎるというのは問題;;

2ウエイ以上の自作スピーカーはそのへんを自分で調整できるところが利点です、ネットワーク回路のコイル、コンデンサ、固定抵抗などを交換して、様々な音源に対し、平均的で納得できる良いところに追い込めます。
net_20160316224525b14.jpg
(外部付けネットワーク回路)
ちなみにコイルとコンデンサはウーファーとツィーターの受け持ち帯域の変更、固定抵抗はツィーターへの入力を下げ、相対的にウーファーとの音量バランスを取ります。
自作向けのスピーカー・ユニットには、細かい特性データが付いているので、ひとまず計算上で値を決め、あとは耳で確かめて補正していきます。
あと、スピーカーの箱(エンクロージャ)の作り方でも特性は変わりますね。
メーカー品はネットワーク回路が言わばブラックBOXで手が出せませんし、下手にいじったらブランド価値を損なうのでやりません;

category: オーディオ

tb: 0   cm: 0

N.アーノンクール:ハイドン 交響曲No.87  

N.アーノンクールの演奏で、今日はハイドンのパリセットより第87番を聴く、まず、このDHMの録音が素晴らしい、S.クイケンのロンドン・セットと同様、ピラミッドバランスのHiFi仕上がり、重量感のある低域に細やかな高域が乗り、強奏は音圧十分で耳喧しくない。
87番はパリセットの中で派手な存在ではないと思っていたが、じつに侮れない充実した書法で聴きどころは十分、アーノンクールはこの曲にベートーヴェンさえ凌ぐ力を感じさせる。
イ長調という調性も、どこか吹っ切れた型破りの曲に多い気がするが、これもハイドンが鬼才に思えてくる。

har hay sym 87
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

このCDのライナーノーツには"ハイドンの「パリ交響曲集」についての作業メモ"と題されるアーノンクールの手記訳文が載っていて、意味が掴めない部分もあるが、型どおりの解説文よりずっと興味深い、まるで演劇の場面推移になぞらえたような?

―引用、87番について―
めずらしい調性、極端な物語、全く異常な形式!
第一楽章、ドラマと硬直、27小節ではエスプレッシーヴォ、37小節には暴力(ホ長調)。47小節では「この暴力に対して私は何をすべきか?」展開部は次第に激しく劇的になる。再現部の前で全く迷ってしまう(107-130小節)。
第二楽章、豊かな和声に支えられた壮大な情感の物語。コーダの前(86-97小節)で木管楽器のコンチェルタント。
第三楽章、何というものをハイドンはメヌエットとして提供したことか!奇妙で表現意欲に満ちた舞曲であり、まさに「ホフマン的」なトリオがつけられている。
第四楽章、終楽章は、小さく執拗な反復を数多く伴い、同時に並み外れた響きの遊戯と転調を伴うロンド。


ということだが、第一楽章などスコアを見ながら聴いていくと、確かにその意図が伝わってくる。メヌエットや終楽章も同様。
アーノンクールはスタッカートの付いた音を事実上殆ど繋がったレガートにしたり、音が毛羽立ったようなスタッカートにしたり、消化し尽くした上での変更であろうが、各主題の表情が舞台俳優が放つセリフのように思えてくる。聴き手は術中にはまり、いつの間にかアーノンクール伯爵の共謀者にさせられる;これは様々な曲で聴き方のヒントになりそうだ。

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 0

フレット増し絞め  

今日も室内は乾燥しています、
湿度
もう一つの湿度計は測定エラーをおこしてました;低いほうの値は誤差が大きいようです。

サクラペグの楽器は何本も緩んでいて、一つ廻していると、隣が緩む・・;;
ペグ

その日はどうせ弾けませんね、こんなときは、ついでにフレットの増し絞めをします、
冬に乾燥し、夏に湿気る、これを繰り返せばどうしてもユルユルになってきます。
フレット
ガットの端を引っ張り出して焼きますが、ここはギザギザ付きのラヂオペンチがいいです。
今日は交換なしでいけましたv

category: リュート

tb: 0   cm: 0

小惑星を塗装?  

001a_20160312212446a86.jpg

小惑星が接近し、地球に衝突する確率が何百分の1、何十分の1;とかいうニュースがよく入ってきます。これは近年の観測網が充実してきたお陰ですが、それでも落ちて気が付いた、というのもしばしば;これは小惑星が小さすぎるためです。
衝突を回避するSF映画も多かったですね、よくあるのが小惑星を粉々に粉砕するというやつ、これはダイナマイトで岩盤を砕くのと同様、小惑星にいくつも穴をあけ、内部に仕掛けて爆破しないと効果がない、とても困難な方法のようです。下手に壊すと収拾がつかなくなるし;;

次にこれは私も考えていたのですが、小惑星表面にロケット装置を着床させ、噴射力で軌道をずらす、というもの、少しでも早く発見して軌道を把握し、手を打つのが重要、遠くでちょっぴり方向をずらせればいいわけで、
20160313124050ebd_20160313152957dee.jpg
しかし小惑星が硬い岩盤とは限らず、スカスカの土や氷だったり、石ころがくっつきあったものが多いらしい、確実にアンカーを打ち込み、着床させるのが難しいことを彗星探査機ロゼッタが示している。着床させたとしても、小惑星の多くは自転していて、噴射しっぱなしでは方向が定まらない・・ある方向の時だけ間欠的に噴射するテクニックが必要か?

最後が、ヤルコフスキー効果を使った回避策です、これは自転していたほうが好都合のようで、小惑星が太陽光で熱せられ、その面が影にまわったときに熱放射を放ち、それが僅かながら天体を押す力となるそうで、小惑星表面に塗料を掛け、明るいものは黒く、暗いものは白くして、熱放射を変化させると、それまでと違った軌道に変えることが出来る、というもの。
itokawa.jpg
イトカワを塗装!?
小惑星に探査機を外さずに到達させる技術はどうにか確立したようなので、一つ課題はクリアしたようですが、今後適切な小惑星を使って、軌道を変える実験も2020年代に計画されていると聞きます。しかし、人類がどうにかできるサイズはどれくらいが限界か?どうもわかりません、恐竜を絶滅させたユカタン半島の大隕石は小さくとも径10kmと見積もられます、ヤルコフスキー効果はキロメートルサイズになると無視できる弱い力だとも言われます・・;

category: 科学・自然・雑学

tb: 0   cm: 2

N.アーノンクール:モーツァルト交響曲No.39(再掲)  

先日亡くなったアーノンクールの音盤を聴きあさっているところです。ハイドンのロンドン・セット、パリ・セットも魅力的ですが、久しぶりに聴くモーツァルトにはアーノンクールらしさが明確に聴かれ、新鮮に感じます。録音は1984年、それまでの伝統的演奏に耳慣れていれば、確かに異質であり、私もそう感じた、当初は異端扱いされる傾向も少なからずあったが、21世紀現在では正統派と言えるでしょう。

har moz 39
ニコラウス・アーノンクール指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウO

アーノンクールのヴィヴラートなしのレガート奏法は心地よい微風のような響きがデリケートにコントロールされた味わい深いもの、従来の常識的?に歌うだけのワンパターン・レガートとは違う、この表現は弦はもちろん木管でも存分に聴かせる。一方で鋭く明確なスタッカート表現を効かせ、流麗な横の線とがっちりした縦の線が組み合い音楽に立体感を与える。
No.39変ホ長調 K.543
第一楽章、魅力的な付点リズムの序奏を持つが、古楽奏法に基づき付点を強調、序奏部から圧倒感で引き付ける、主部は意外にじっくりテンポだが、第一主題の歌う前半に続き、がっちり引き締めた力感を響かせる、これは曲のもつ愉悦を十分に引き出す。展開部もぐっと立体的に描く。
第二楽章はテンポはやや速め、このレガートの味わいを存分に聴かせて始まる、短調に入ると突如急楽章的な切迫感をだす。弱奏部分も常に張り詰めた感覚で聴き手を虜にする、聴き飽きたような、かったるさはどこにもないv
メヌエットは速く、三拍子を一拍に聴かせる、しかしリズムは小刻みに切り立てる、トリオはゆったりとクラリネットと弦を流麗に、雰囲気をかえる、メヌエットに戻った鋭さが効く。
終楽章、休みを置かず開始、やや快速なテンポで、武骨なほどきっちりと畳みかける、timpや金管が鋭くリズムと力感を加え、弦や木管のレガートも交錯し、じつに彫の深い終楽章となっている、後半も反復する。
アーノンクールはじめとする、古楽に基づく改革がなかったら、C.アバド晩年の名演も成り立たなかっただろう。

category: モーツァルト

tb: 0   cm: 0

O.スウィトナー:シューベルト 交響曲No.7(8)「未完成」(LP)  

オットマール・スウィトナー指揮、SKBのシューベルト「未完成」と第5番の同録音のCDはとっくに持っていたのですが、ちょっとこれが気になり、取り寄せたしだい。
独.シャルプラッテンのエテルナ・シリーズで出ていた、DMM(ダイレクト メタル マスターリング)という盤作り方式によるもの、ラッカー盤じゃなく、直接金属番にカッティングしてで工程を減らしたものだそうです。
s s sym8
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
1983年


ヨーロッパで良好なアナログ盤を探し、品質確認済みの盤を通販している業者さんがありますが、これもそこからです。ちょっと割高なのは手数料ですね。
針を下ろすと期待どおり、CDよりも一味鮮度の高い音質に感じ、懐の深いピラミッドバランス、スウィトナーの繊細な美質が伝わってきます。

第一楽章、開始はppながら、最低音がしっかり響く、vn群、木管が色彩鮮やかで味わい深い、オペラではなく、ドイツ・リートを思わせる演奏ぶりはスウィトナーならでは、強烈な響きは使わない。コントラバスのpizz、timpの明快な打音が支える上に爽快な歌が乗っていく。
ぞくぞく引き付けるのが67小節からの弦のトレモロ、
sc02_201603110010156dd.jpg
スウィトナーはまさに楽譜どおりと言えるが、fzからぐっと弱奏に押さえ、再びじわじわとfzに持っていく、これほど深く表現した例が他にない。美しいバランスのまま展開部ではブラスが輝き、鬼気迫るように引き込む。
第二楽章、あまり遅いテンポにせず、やはり爽快なサウンドの中に懐の深さで魅了する。
最もお気に入りの「未完成」をDMM盤であらためて満喫できた。

category: シューベルト

tb: 0   cm: 0

ひと区切り  

今日は職場の送別会がありました。
毎年何人も送ってきましたが、今年はなんと!自分の番なんですね^^;

花

いっちょまえに花束などもらっちゃって;
まだちょっと日にちはありますが、一応、ひと区切りです。

楽器をやるには気力も体力も重要、まずは心身の健康づくりを
目指したいです。

category: 時事・雑記

tb: 0   cm: 4

D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.50  

今日はCD19より、50番ハ長調を聴く。
trp、timpが入る曲で先日のじっくり入念な味わいの42番にくらべ、こちらは明快な作風、これまでR.グッドマン、T.ピノックの演奏を取り上げたが、いずれも快速に小気味よい切れ味で聴かせていたが、デイヴィスの落ち着いたテンポで引き締めた演奏もじつにツボである。
d hay sym 50
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

第一楽章は付点リズムの祝祭的な序奏、やはり古楽器のtrpとtimpは効果的だ。主部は8分音符できっちり刻まれていくリズムに軽やかなテーマが乗っていくのが心地よい。
sym50.jpg
デイヴィスのテンポが緻密な感覚で一段と魅力を増すようだ。展開部は手は込んでいないが、すっきりと楽章がまとまる。
第二楽章、疾風怒涛期の延長のようだが、1st vlとvcがオクターヴユニゾンでじわりと響くのが雰囲気を変える、後半は少々魅力的な展開を聴かせる。
メヌエット、荘重さとデリケートな味わいをあわせ持つテーマ、デイヴィスはゆっくりめに風格をつける。
終楽章、ロンド風のテーマだが、第一楽章に近似した味わいもある、展開部から終結にかけて祝祭的に盛り上げて終わる。
いつもながら、バランスの良い好録音で楽しめる。

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 0

ニコラウス・アーノンクール氏死去  

指揮者として幅広く活躍、古楽界の巨匠でもあったニコラウス・アーノンクール氏が5日、86歳で亡くなりました。病気療養中だったそうです。
ウィーン交響楽団のチェロ奏者としてスタートし、すぐに古楽オケのウィーン・コンツェントゥス・ムジクスを結成、はじめはバロックの演奏で注目していましたが、のちにRCOやBPOはじめモダン・オケを指揮するようになり、特にハイドンの交響曲の録音は多く集めましたし、ベートーヴェン、ブラームスなどもアルバムが出るたび、注目してきました。

アーノンクール
ニコラウス・アーノンクール、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

鬼才と呼ばれることが多かったようですが、時代の殻を打ち破った人ですかね、演奏史の流れで、ある種標準化された演奏スタイルを白紙に戻し、古楽奏法の研究を基に今まで気が付かなかった作品の持つ魅力を聴かせ、聴衆にも新たな聴き方を教えてくれたようです。当初は不支持層もあったようですが、人気も高かったですね、表面的に綺麗なだけの演奏など一切なかった。続く演奏家にも大きな影響を与えたと思います。弟子のT.ファイの事故といい不幸が続きましたが、哀悼の意を表し、あらためて録音の数々を聴いていきたいです。

category: 古典派

tb: 0   cm: 2

古墳の石室  

先日取り上げた、大牧1号古墳の付近を歩いてみました。
大牧1号写真
大牧1号古墳はこのあたりで最も規模が大きく、石棺や副葬品からも、位の高い豪族の墓のようです。石室は壁面も山から運んだ堆積岩が使われ、隙間を川原石で埋めています。
大牧1号

この1号墳の周辺にも一族と思われる小規模な古墳が多数見つかっていて、これもその一つ、
1号墳から西、400mあたり、墳丘と石室になっていた石が壊れた状態で残っています、
墳丘
拡大
発掘調査は済んでいて、その後土地利用はされていないようです。でっかい天井石をどうにかするだけで大変ですね;
小規模な古墳の石室は天井のみ山石で、壁面は木曽川から運んだと思われる川原石が積まれています。まん丸な石じゃだめで、枕形の石が集められ、俵を積むように重ねてあります、こういう具合のよい石はそう転がっていないので、探すだけで大変だったでしょう。
石室
これならしっかり重なり、崩れにくいですね、古墳が作られた後、幾度も大地震があったはずだが、後世の盗掘で壊されない限り、崩れずに残っているのは大したもの。
付近の畑を見てまわると、枕形の石が多数見つかります。
川原石01
川原石02
今も畑の囲いに利用されていて、文化財保護法もなかった昔に壊された古墳のものでしょう。これ1つ運ぶだけで数人がかりの大きさです。現代、重機を使っても大がかりな仕事を古代に・・想像を絶する労力ですね。

category: 科学・自然・雑学

tb: 0   cm: 6

D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.42  

D.R.デイヴィスのハイドン、今日は溯ってCD16より、42番です。疾風怒涛期の中の一曲ですが、これは聴くたびに入念に作られた味わい深い曲だと思います。ハイドン自身も通向けに書いたとほのめかしている。
よって、小忙しいときは避け、じっくりくつろいだときに聴くのがいい・・^^;

d hay sym42
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

第一楽章、モデラート・エ・マエストーソはいつもの快調な急楽章ではなく、じっくりとした構えを見せ、丹念に語るような進め方、当演奏では9:19と結構長い、展開部も数部に分かれたような彫の深い構成、当演奏は通奏低音のチェンバロが効果的なパッセージを入れているのが聴きどころ。再現部も味な変化を聴かせ、長い楽章を充実させる。
第二楽章、疾風怒涛期を代表するような緩抒楽章、演奏時間は後半も反復して16:04、デイヴィスはアンダンティーノ・エ・カンタービレの指示に相応しい演奏、弱音器を付けた弦が主体で滋味に富んだ主題を歌いあげて行く、後半ではさらに深い精神世界に引き込まれていく、長いけど最後まで聴きたくなる、さすがハイドンの自信作。
メヌエット、アレグレットは気分を替えて快活で一捻り味な表情を持つ、トリオは弦楽で演奏、装飾的なテーマで対位法で書かれ、デイヴィスは軽快に洒落た雰囲気を出す。
終楽章、快活なロンド形式だが、変奏の要素も持つ、木管とホルンだけのアンサンブルも入り、この作風は疾風怒涛期の他の曲にはなく、次期へのステップのような新しさを感じる。

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 0

D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.100「軍隊」  

D.R.デイヴィスのハイドン、今日はCD35より「軍隊」です、いつもながらデイヴィスはサウンド作りが上手いv この録音は他よりややオフマイクの耳心地よい響きだが、各パートは明瞭に聴こえる。気品に満ちた「軍隊」でこれもお気に入り盤です。

d hay sym 100
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

第一楽章、序奏は引きずらず、さらりと演奏、ダイナミズムのバランスのとれた心地よい響きも心得たもの、主部はあまり速くせず、しなやかな感覚を十分聴かせ、強奏に入る前の一瞬の溜めが効いてくる。愛らしい主題を使いながら、勇ましさも聴かせるのがハイドンの味なところ、展開部から終結までの痛快な進展も見事に聴かせる。
第二楽章も誇張することなくすっきり、鳴りものはさほど派手にしないが、大太鼓が押し出し、シンバル等キラっと鮮明に聴こえるのが良い、信号ラッパも綺麗に聴かせる。
メヌエットは快速で軽やかだが、リズムの面白さもくっきり捉える。
終楽章、急ぎ過ぎず快活、粒立ちよくきっちりと聴かせる、ホルンの豪奏が意外だが、これがじつに効果的、終結はガチっとした力感で痛快。

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 0

荷造り完了  

13コースリュートの発送準備、今日はこれをやるので精一杯でした;
このダンボール箱、本来は縦にして衣服をハンガーで吊って送る箱ですが、寸法がお誂え向きなんです。EMSぎりぎりサイズでバロックリュートを運ぶならこれです!

荷

ダンボールは厚手ですが、余ったダンボールで内貼りしたり、三角柱を作って挟みこんだり、最後にプチプチ材をまるめて隙間を埋めました。あとはEMSを信頼するだけ;

楽器の製作者さんが現役バリバリなら、いつでも修理を頼めますが、中古で手に入れた古い楽器は不明の場合が多いです。国内の製作家さんにご無理を言って何とか維持しています。
「80歳のリュート弾きは60年は調弦していただろう」という当時の評論家の言葉に「修理依頼」が加わりますね^^;

category: リュート

tb: 0   cm: 2

D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.101「時計」  

しばらく休止していたD.R.デイヴィスのハイドンです。
今日はCD37より、No.101「時計」、演奏、録音ともバランスの良さはいつもどおりv

d r d hay 101
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルトCO

第一楽章、序奏はゆっくりだが、rit表現が控え目でさらりと清涼に聴かせる、古い演奏とは違う、主部がまた従来の"プレスト"らしい多くの演奏に対し、意外にゆっくり、しかし、このテンポ設定には納得させられる、折り目正しく、急速な演奏では聴きそびれてしまう丹念な強弱法など味わいどころを粒立ち良く聴ける。常に心地よい響きで展開部もじっくり聴かせる。
第二楽章、大きな古時計じゃなく、壁掛け時計の振子のリズムで軽快、始まりの弦が奏でるテーマが美しい、短調に入っても重々しくならず心地よい。ちなみにハイドンの時代には小型の懐中時計を作る技術まであった。
メヌエットは近年めずらしくゆっくり、しかし響きは重くなく清涼、キッパリと歯切れよい演奏で長いメヌエットを心地よく聴かせる。
終楽章もけっこうじっくり、第一楽章同様、丹念に内容をきかせる。

オーケストラの不味い演奏ではもどかしく、耳疲れする場合があるが、それがまったくない、室内楽演奏に相当する心地よさとシンフォニックな味わいも十分に聴かせ、ありふれた「時計」とは一線を画した魅力。

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 0

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック