Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

レコード盤の寿命  

音の波形をそのまま盤面に記録する蓄音器は1857年、フランス人エドゥアール=レオン・スコット・ド・マルタンヴィルが発明したそうだが、再生が出来なかったらしい;
T.エジソンが1877年に初めて実用化して以来、この原理は100年越えて用いられた、m
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エジソン式蓄音器
エジソンは円筒に刻んだが、プレス複製で大量生産できる円盤型が定着することになった、ただしLP時代から内周部の歪みが後々も短所となった、1970年代にはカッティングや再生機のクウィリティは最高に達した。

レコード盤を聴き始めた頃は簡易なシステムで、交換針も"サファイア針"というレベルだった、また初期は完全に静電気を除去できるスプレーもなかった、あるいは盤の塩化ビニルを溶解させてしまうスプレーもあった;当時は古い日本家屋だったので隙間風も入り、砂埃も多かった、こんな環境で聴いていた盤は確かに痛んでいたと思う。
その後、良質な針やトーンアームが普通となり、盤の静電除去やクリーニング用品も優れたものが出てきて、埃ノイズは皆無になった、
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おそらくこれ以後に買ったレコード盤は殆ど健在のようだ、気に入って頻繁に聴いた盤も問題ない、塩化ビニルは殆ど劣化しないので、録音面に手を触れず、毎回クリーニングするなど、取り扱いに注意すれば、孫の代まで聴けるのではないだろうか。
針の寿命は一応、メーカーの目安として再生時間が示されているが、実際のところわからない、再生音が良好な間はOKだろう。

しかし、針が接触して音を拾うレコード盤より、光で読みとるCDのほうが保存性が高い、とデジタル時代が予想より早かったのを喜んだ。
CDは透明なポリカーボネイト盤の片面にデータがアルミ蒸着してあり、その上にコーティング剤がレーベルとともに印刷される、読みとり面より、蒸着面側の保護が重要だ。
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下写真は過去に火災があって;たぶん化学繊維の建材や家具が酸性の蒸発物を出し、それにさらされ、コーティングとアルミ蒸着が腐食したものと思われる?
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ま、これは極短な例で^^;CDは小さな欠落が数か所あるくらいなら問題ないが、こうなると再生できない;コーティングは薄く透明なのが多いが全面分厚いほうが良いかもしれない。
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右のタイプは剥げ落ちしなかったと思う。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: オーディオ

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.103「太鼓連打」 【LP】  

先日はB面の「ロンドン」について書いたが、今日はA面「太鼓連打」について。
これも「聴きたかった理想の演奏」と言える、
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アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA


交響曲No.103変ホ長調「太鼓連打」
第一楽章、序奏はtimpの強打型で入る、その後は弱奏で涼やか、序奏の主題は主部の第一主題と関連付いている、この楽章はAllegro con spiritoの主部においてもtimpを活躍させるようだ、第一主題は簡潔でリズミカル、timpに合わせやすい形に思える、
例えば[47]から、また[70]からのように、
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また[47]からのtuttiでもtimpの2音が概ね総奏と重なる、
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この総奏の中、[53,54]で唯一旋律を弾くvn1もこの演奏ではよく聴かせる(音盤では3例目)。
第二主題は[79]から出るが、第一主題の変化形?とも言え、同じ性質を持っているようだ、
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第一主題
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第二主題
展開部[93]~は第一主題の対位法で始まる、
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また[111]から低声に序奏部の主題が出てくるが、各主題が似通っているので、これらは単一主題かもしれない、
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ドラティの演奏はこれら聴きどころをくまなく聴かせる快演である。
第二楽章 Andanteは誇張するところなく、FHの美音で進められる、変奏がハ短調となる[109]以降ではまたtimpの活躍が多くなる。
メヌエット、ゆったりしなやかだが、引き締まった感覚もある、ドラティはこれも気品をおびたメヌエットにしている、トリオのcl.ソロもくっきり心地よい。
終楽章、程よい快速、hor.を奏でた後、ぐっと弱音で始める、弦、管ともにくっきり、低音も効いて掛け合いが立体的、終楽章でもtimpの活躍が際立ち、まさに"太鼓連打 交響曲"である。

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[91]からのパッセージが明確に聴けるのも良い。

you tube:Symphony No 103 E flat major 'Drum roll', Antal Dorati,FH

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category: F.J.ハイドン

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歌謡,ポップス:タイムワープ 5  

*楽しい歌謡,POPS、今回は演歌系は入りません、まずはGSから、m
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you tube:銀河のロマンス/ザ・タイガース(1968)
「花の首飾り」とカップリングされていたけど、どちらもA面にしていい曲だった。

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you tube:真珠の涙/ザ・スパイダース(1968)
スパイダースらしいサウンドでこの曲が一番良かった、
you tube:ガラスの聖女/ザ・スパイダース(1968)
スパイダースをもう一曲、箏や笙が入ったヴァージョンで古謡調の異色作だ、作曲はテンプターズのリーダー、松崎由治だそうだ。

you tube:あまい囁き/中村晃子 細川俊之(1973)
このコンビは絶妙だった、細川俊之のセリフ最高^^

*次の2曲はトレンディー・ドラマの主題歌でヒット、
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you tube:CHA-CHA-CHA / 石井明美 (1986)
TBS『男女7人夏物語』の主題歌

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you tube:Groove A・Go・Go "CIRCUIT of RAINBOW" /杏里(1989)
フジTV『ハートに火をつけて!』の主題歌、作曲は杏里がしている、

*清水ミチコがきっかけで、またYuming、みゆきが聴きたくなった^^
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you tube:ロッジで待つクリスマス/松任谷由実(1978)
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you tube:冷たい雨/倉田まり子(1982)
これもYumingの曲だが、アルバム"14番目の月"の「天気雨」に似たところがある、

m nakajima
you tube:地上の星 / 中島みゆき [公式](2000)

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category: 歌謡・ポップス・etc

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リュート譜 いろいろ  

リュート譜(タブラチュア)はルネサンス期までは愛好家人口も多く、活版印刷されて出ていた、アルファベットや音価の活字と、音がない所は"線の活字"を並べて印刷されていた、m
R Dow
ロバート・ダウランド曲集より
バロック期になると、プロ奏者や限られた愛好家の間で、もっぱら筆写して伝わり、たくさんの印刷物は必要なかったようだ、
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saizenay写本より
saizenayは当時の有名なリュート奏者の良い作品を集めた写本で貴重な一つ、
J Gallot
ジャック・ガロの曲集より
j bit
ヤコブ・ビュットナーの曲集より
J.ビュットナーの曲集は非常にきれいに書かれた例だ、いずれも曲の終りに"減衰波線"が大抵書かれている、

*そういえば、羽ペンを作って書いてみたことがある、
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拡大画
ボールペンのように筆圧がかけられないので、丁寧に書く習慣がつく;

そして、バロックリュートで欠かせない作曲家、シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス、その作品の多くを占めるドレスデン手稿譜は、ヴァイスの活躍したドレスデンの図書館に保管されていた、これらは複数人の筆跡が混ざっていて、
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①~④ S.L.ヴァイス、ドレスデン手稿譜より
ヴァイス自身の筆もあるかもしれない、書き方の流儀は様々で、一曲の最後には"減衰波線(または螺旋)"の印が付いたり、無かったり、組曲の終曲に"Fine"と書いてあったり、
この図書館は戦時中も空襲を免れ、消失せずに残ったのは幸運だった、バッハなら写しや出版譜があちこちにあっただろうが、ヴァイスはここがやられたらおしまいだった;

地味な譜面が続いたので、ちょっと絵画を(勝手にセリフを付けてみた^^)
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Gerard van Honthorst 画
ヘラルト・ファン・ホントホルスト(1592-1656)は、バロック期オランダの画家、リュート奏者を描いた作品もけっこうある、燭光の室内をリアルに描いた作品が多い、
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上:オリジナル画、下:絵を再現した写真

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category: リュート

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寒天とゼリー  

家内がふと思いついたように、このニッキ寒天を買ってきます、これも昭和のお菓子ですね^^ニッキには滑らかなゼリーより、ポロっとした食感の寒天が合うんです、
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寒天はテングサなど海藻の粘液質を乾燥させたもので、多くが炭水化物、糖質、食物繊維だそうで、1%以下の濃度でも固まることができ、一度固まると85℃以上にならないと溶けないという性質がある、微生物の培地に用いるには、ゼラチンより寒天が優れているそうだ。
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一方、滑らかな食感で、食用としては主流となったゼリーは動物の皮膚や骨、腱から取ったタンパク質が主成分で、ゼラチンと呼ばれる、
(肉を煮込んだ料理が冷めると煮汁がゼリー状になる)
jelly.jpgEdible gelatin
寒天と違い、炭水化物や糖質は全く含まれない、木製楽器の接着剤で欠かせない"膠"と成分は同じで、不純物を取り除いたものがお菓子のゼリーや料理に使われる、食用のゼラチンも接着剤になるだろう。膠は「コラーゲン分子の三重螺旋構造が熱変性によってほどけたものを主成分とする混合物」だそうで、硬さと弾力性を高いレベルで両立した接着剤になるが、濃度で接着力を調性でき、熱すると溶けて剥離させられる、
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三千本膠、切る時は布に包まないと破片が飛び散る;
接着に使う際は鍋に湯を沸かし、中に湯呑等を置いて膠と水を敵量入れて溶かす、湯呑よりペットボトルの底部分など使うと使い捨てできる、過去に一度、膠接着をやったが、さすがに強固で、接着面の少ないリュートのブリッジも多数の弦の張力に持ちこたえている、
ただし高温多湿な場所に放置するとこうなる;;
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category: 時事・雑記

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A.ドラティ:ハイドン交響曲No.92「Oxford」【LP】  

CDの全集との聴き比べがしたくて、ドラティのLP盤をもう1枚だけ用意した、88番と92番「Oxford」、これで終りにしよう^^;先日のNo.103&104と同様、盤状態は極めて良好、カッティングも良い収め方で、最後まで問題なく聴ける。さすが弦の響きなど鮮度が良いが、CD化されたほうも申し分ないようだ。
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アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA


まずは92番ト長調「Oxford」から、
第一楽章、序奏は清々しい、主部もすんなり馴染める自然さ、属七の動機が涼やかな弱奏で始まり、トゥッティ・サウンドはバランス良く引き締まる、R.ランドン版のスコアを重視した演奏、対位法を駆使した展開部も申し分ない、
再現部で[129]からのvn1の主題をflが追うところ、
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この録音では明確で印象に残る。
第二楽章 adagioはカンタービレの指定もあるが過剰にせず、節目をつけてすっきり、
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中間部[40]からニ短調となるが、ドラティは弦のffをあまり強調せず、心地よい響きで緊迫した効果を出す、木管のみによるアンサンブルも聴きどころの楽章。
メヌエット allegrettoはゆったりした感覚で、期待どおりドラティは過剰に重くしないのが良い、trp、timpが明確で効果的、トリオは管に対し、vnが密やかに引く対比がいい。
終楽章は見事なソナタ形式、ドラティは快速に行くが構成美はくっきり聴かせる、弦のpで始まり、[32]からのトゥッティが引き締まる、対位法的な展開部はすばらしい、
再現部の[267]からバス部を吹いているhornが明快でこれも印象的。
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ドラティの「Oxford」も正統的だが古い感覚ではない、いつもどおり弦、管ともに美音で味わいがあり、数ある中で最良の演奏に入る。
you tube:Symphony No 92 G major 'Oxford', A.Dorati Philharmonia Hungarica
ドラティ盤のハイドンSymphonyは殆どがyou tubeに挙がっているが、好録音なので良いシステムで聴く醍醐味もある。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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C.クライバー:ベートーヴェン「第7」  

ワーグナーが「舞踏の神化」と評価している一方、音楽家の間では不評も多かったとされるベートーヴェンの第7交響曲、現在は特に人気の高い曲だが、演奏の好みも分かれやすい曲かもしれない、近頃では理性的に整った演奏が好みになって、ハイドンをきちんと聴かせるようなタイプの演奏がいい。しかし、カルロス・クライバーの第7は今も聴きだしたら止まらない麻薬的効果?をもっている^^;
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DVD:RCOとのライヴ(PHILIPS 1983)
クライバーは気に入らない仕事は次々キャンセルしたという、運営側にはすごい迷惑だが逆にカリスマ的と見られ、聴けるかわからない前売チケットもすぐ完売だったそうだ。

第7はこれまで、ロイヤル・コンセルトヘボウO. バイエルン国立O. ウィーン・フィルハーモニーO.と聴いたが、前2者はライヴ、VPOはD.Gへのセッションである。RCOとバイエルン国立O.はほぼ同じような演奏で白熱している、日本公演が一番キレてるかな;
you tube:ロイヤル・コンセルトヘボウO.とのライヴ(1983)
you tube:バイエルン国立O.とのライヴ(日本公演 1986年)

第一楽章、序奏から熱気に溢れ、主部に入りffへと入るところ、
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フェルマータとffのパッセージに間を置かず、一息になだれ込む、ツカミはばっちり、以降終りまで陶酔させる、
今回のyou tubeではないが、CD化されたバイエルン国立O.とのライヴ盤では、
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バイエルン国立O. ORFEO盤(1982)
終楽章のここで1st,flが誤って1小節早く出てしまっている;
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冗談だが、クライバー閣下から「オレ様の指揮でトチりやがったら明日の陽はおがめねえ」
なんてプレッシャーかけられたみたいな想像をしてしまう^^;

D.GのVPOとの録音は1976年で、いささか落ち着いた感じもする、音源自体は良いと思われるが、具合の良い音盤がない;CDはやや音が細っている、
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you tube:VPOとのセッション(D.G 1976)
同録音のLP盤を見つけたが、今度は溝が随分大きく内周一杯まで刻まれ、ML針をもってしても、終楽章がビリまくった、これをまともに聴けるカートリッジはあるのだろうか?

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: ベートーヴェン

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.104「ロンドン」 【LP】  

かつて、ドラティの全集LPが買えないかわりに、D.Gから出た、O.ヨッフムの「ロンドンセット」6枚組を購入した、こちらもR.ランドン版に基づく名盤と評されていたが、さほど気に入ってはいなかった、なんだかorch.の腕達者ぶりが耳につき大味で、もっと素朴な味わいで聴きたいところだった、録音は低域が不足ぎみで聴こえてほしいところが埋もれていた。同じ買うならドラティの「ロンドンセット」があればよかった、と今は思う^^;
ドラティのCD全集は揃ったが、LPも少しは聴いてみようと、「太鼓連打」&「ロンドン」の1枚を取り寄せた、幸い極めて良好盤。
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アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA


交響曲No.104 ニ長調「ロンドン」
ドラティは心地よい響きの範囲で強弱の対比が大きいので、弱奏で始まる曲はボリュームに気をつけないと強奏で音量過剰となる。ハイドン最後のSymphonyは堂々たる内容だが、ドラティは全てに過不足なく聴かせる。
第一楽章、序奏の開始は重厚だが割れるような響きではなく耳心地よい、続く弱奏はぐっと密やかで神聖な趣き、主部は程良い快速、まさに聴きたかった演奏だ、orch.のvn1,2は左右配置ではないが、それぞれのパートは良く聴こえる、展開部のポリフォニックな緻密な書法が浮き立つ、展開部の最後、
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[191]もレガートに繋ぎ、爽やかに閉じる。
第二楽章、アンダンテ、三部形式で変奏の要素もある楽章、ドラティの対比の付け方でト短調となる中間部は一段と劇的に引き立つ、弦楽は常に美しく味がある。
メヌエット、アレグロ、近年ではリズムのキビキビした演奏が主流だがドラティは切り立てずゆったり、そこに入ってくるtimpの響きがまた典雅な趣きをつくり、これも良い。
終楽章、スピリトーソ、わりと快速で、細部をきちんと聴かせるが、そこに適度に柔軟な肌合いも持たせるところが絶妙。
[221]からhornがバスとともに主題を奏でるが、
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けっこう高らかに吹かれ、ベートーヴェンを予感させるようだ。

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you tube:交響曲No.104 ニ長調「ロンドン」/A.ドラティ

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category: F.J.ハイドン

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リュート用小物  

趣味の工作も含め、こまごまとした、リュート用の小道具を用意しています^^

まずこれは自作のペグ廻し、
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突起飾りのついたペグが多いので、それが嵌る穴を奥に設けています、あくまで手がくたびれたときの補助で、ペグは直接、感触を確かめながら廻すのが良いです。

ナットの具合が悪ければいつでも作り替えるよう、材料は用意しています、
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象牙は無理なので、獣骨か黒壇です、外形だけ作って溝を彫らずに忘れていたのがあった;

これは製作家さんが作ったもので、ギターの夏用エッジカバー、
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楽器の右腕が当る角に取り付けると、角が丸くなり、腕の汗から楽器を守り、一石二鳥v この吸盤はリュートでも9枚リブでニスのツヤありなら取り付きますが、小さめの吸盤に替えればもっと使いやすいでしょう、内側のスポンジもフェルト布に替えると良いかな。

最後はメーカー品で、小型のチューナー、D'Addarioの PW-CT-12
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反応速度、表示の捉え易さ、今までのチューナーで一番で、合わせやすいですv
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表示が「緑」で安定すれば、概ね問題ない程度になる、A=410~480hzの設定ができ、発信音は出ないが、メトロノーム機能も付いている、自動電源OFF機能、直前の設定が保持される、安くて優れ物です。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 楽器について

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.43「マーキュリー」  

これまで、全集ものとして、フィッシャー盤、D.R.デイヴィス盤を先に聴いたおかげで、ドラティ盤の良さが浮び上ってきた気がする。1969~1972年にかけて、短期間に録音しているが、ドラティはハイドンの聴かせ方を十分心得た名指揮者で、録音も良好で粒揃いである。
メヌエット楽章は全般に近年のような快速傾向ではないが、過剰な響きを作らず、気品があり、じっくり聴きたいと思わせる。まずは疾風怒涛期から1曲、
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アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA

you tube:交響曲第43番 変ホ長調「マーキュリー」/ A.ドラティ

交響曲No.43 変ホ長調 「マーキュリー」
第一楽章 Allegloはドラマティックな構成に思える、瞑想的な始まりだが、ドラティは快速なテンポであまりそれを強調していない、[26]からfで快活になるが、ここは切れ味よい推進力、fに対しpの対比をつけ引き付ける、弦がpで引いた時、obが前に出るバランスのやりとりが良い、
[84]からの第二主題が清々しく気分を変える、obの4度-5度ハーモニーも効いている、
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展開部は第一主題動機で始め、さらに劇的な内容で第二主題も効いてくる、再現部にかけて入念で充実した楽章だ。
第二楽章 Adagioは疾風怒涛期を代表するような緩抒楽章、ドラティは期待どおりの演奏を聴かせる、弦楽編成は多めと思うが、弱音器付きの密やかなppで始め、きめ細かいサウンドで、ホグウッドなどの古楽orch.に馴染んだ耳にも美しい、静謐、夢想の世界に引き込む。
メヌエット、簡潔で心地よい主題のメヌエット、
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ドラティはゆっくりめで折り目正しく一段とよい、また弱奏ぎみで、第二楽章の続きのような清涼な印象で聴かせる。
終楽章 Alleguro あまり急速にせず、vnパートの滑らかな美しさが印象的、強弱の奥行きと弦,管のバランス良さも充実して聴ける。

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category: F.J.ハイドン

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パルサー惑星  

以前、大質量星が超新星爆発したあとに残るパルサー(中性子星)はまき散らした残骸物質を強い重力で再び引き寄せ、第二の惑星系を作るという話を書いた、これはパルサーが爆発の中心に残っている前提だが、この場合、惑星系は重金属が主成分となるらしい、
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パルサー惑星系円盤想像図
しかし、パルサーは残骸物質を残したまま、大なり小なり移動しているようで、最高で毎秒1500kmで移動するものが知られる。こうした移動するパルサーは惑星系を作れるのか?

英・カーディフ大学のJane Greaves氏とイギリス天文学技術センターのWayne Holland氏によると、ふたご座、800光年にある「ゲミンガ・パルサー(Geminga pulsar」をハワイのサブミリ波観測装置ジェームズ・クラーク・マックスウェル電波望遠鏡(JCMT)で観測したところ、ゲミンガの周囲にアーク(弧状構造)を捉えた。
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左上へ移動するゲミンガ(黒丸内)、点線は衝撃波面、円筒形がゲミンガが通った跡。
0.45mmの赤外線波長で観測した擬似カラー画像(Jane Greaves / JCMT / EAO)

このアークは衝撃波面で、ゲミンガが超音速で天の川銀河内を移動することで発生した衝撃波に物質が巻き込まれ、一部の固体粒子がパルサーに向かって流れていくと考えているそうだ。パルサーは超強磁場をもっており、吹き出す電子プラズマが周囲の物質と衝突して衝撃波を作る。計算から、ゲミンガに捕まった恒星間粒子の質量は地球の数倍以上になるらしく、惑星系を作るのに十分と導かれる。
今回の観測は解像度が低いため、アルマ望遠鏡による詳細な観測が計画されている。

2003年にも衝撃波面(弧状構造)を持つパルサー「B1957+20」が見つかっている、このパルサーも秒速280kmで移動している、
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B1957+20(や座5000光年):X線観測衛星チャンドラ 撮影、緑が衝撃波面
パルサーは恒星間の物質を集め、新たな惑星系ができる可能性も示された、ただ、恒星とともに生れる普通の惑星系とは区別されるものだろう。
関連過去記事:宇宙の回転構造Ⅱ:パルサーと"パルサー惑星"?

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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理想のテンション  

バロック期のリュート奏者はどれくらいのテンションで弦を張っていたのか?ブリッジ近くを弾く例が多いのでたぶん緩かったことと推察しますが、奏者それぞれで差はあったでしょう。
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バロック期のよくある例
現代では、プロの方々で公開演奏する人は強めに張っているかもしれませんが、いわゆるプライヴェートな使い方で、ちょうど良いところはどれくらいか?
リュート弾きの皆さんはどれくらいで張っておられるか、参考に知りたいところです。

因みに私の場合はこんなところです、A=415hzで計算していますが、適宜ピッチを下げることもあります、
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13コース バロックリュート(弦長 69.5/78cm)
緩めのほうと思いますが、緩いなりに右手はブリッジ寄りに手応えの良い位置へいきます。
ただし、上の計算表は弦メーカーが用意しているcalculatorと同じく、弦が伸びない仮定の計算結果で、選定のときの目安値です。テンションは弦長内の弦の質量を基に計算しますが、実際、弦は伸びて数値は下がります。

新しい弦を張るとき、弦のナット位置に印を付けておき、巻いて安定した頃、また印を付けると、全体の何%伸びたかわかります、
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伸びた分だけ質量が減ったわけで、弦長70cmの楽器で10cm伸びたとすると、弦長内に残っているのは87%になり、テンションも同じ率だけ下がることになります。しかしそれが実用上、ちょうど良い張り具合なら問題ないわけで、計算上のテンションではないというだけです。
ガット弦は伸び率が低いのでテンションは強く保たれる、ナイロンやNG等はかなり伸びる性質なので、選定を考慮すべきでしょう。

楽器の性質や強度、奏者の弾き方で変わってくるので、これが標準、と決めにくいでしょうが、すぐ変形したりしない範囲ですね;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: リュート

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清水ミチコが面白い 2  

ものまねをする人は多いですが、清水ミチコさんは群を抜いた存在ですね、好きな歌手や有名人の美味しいところを一人で一挙に聴かせてくれる。世代が離れていないせいか、レパートリーには親しみがあるし、半端じゃない、こんな人までやるか、と驚かされる。
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特に傑作の2枚v
ピアノが得意で、松任谷由実、中島みゆきなどシンガーソングライターの作風を捉えて作詞,作曲までしているが、本人もそれでやっていけそうな技量だ、笑わせることが本領ではあるが、ひじょうにマニアックで^^インド、中国風の曲も書いていたり、かつてのタモリ的な凝り様でレベル高い。
趣味の演芸より you tube:清水ミチコと安住紳一郎20141116

ざっと聴いたレパートリー(ほかにもたくさん)、
*下線を付けた人は知らなきゃ本物と思いそう;
松任谷由実 中島みゆき 井上陽水 秋川雅史 山口百恵 森山良子 矢野彰子 忌野清志郎 美輪明宏 平原綾香 一青窈 笹川美和 宇多田ヒカル 綾戸智絵 ピンキーとキラーズ 
いしだあゆみ 佐良直美 都はるみ 松田聖子 薬師丸ひろ子 欧陽菲菲 南沙織 桜田淳子 麻丘めぐみ 浅田美代子 天地真理 渡辺真知子 あべ静江

Yumingの歌とトークは清水ミチコのライフワークだ、"ミスリム"の1曲がいい、山口百恵、松田聖子なども完璧な一方、忌野清志郎、美輪明宏もそっくり、じつに変幻自在^^
ほかに
黒柳徹子 加賀美幸子 楠田枝里子 桜井良子 ジュディ・オング 平野レミ アグネス・チャン 山口もえ 山瀬まみ 大原麗子 小原乃梨子大山のぶ代(のび太とドラえもん)
田中真紀子 土井たか子 岸田今日子 草笛光子 瀬戸内寂聴

これらも見事だが、瀬戸内寂聴は圧巻^^ 
桃井かおり 大竹しのぶ 真矢ミキ 中村玉緒 市原悦子 浅香光代
多重録音でこの6人が喋り合うのが似過ぎ、絶品、夜中に笑った!
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初期からの録音を抜粋したアルバム

you tube01
you tube:大竹しのぶのオールナイトニッポンGOLD/清水ミチコ
どっちが喋ってるかわからない、

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 歌謡・ポップス・etc

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夏の中古盤セール  

名古屋の百貨店恒例、中古盤ショップの合同セールに入ってきました。
いくつもあるダンボール箱に一杯のLP盤からお目当てを探すのは時間かかるし、しんどい;
大抵、レーベル名を見ながら探り、これは!とピンときたのをよく確かめます、
ただし、お値段は高くて800円以内に留めます^^;

今回は松任谷由実もお目当てだったが、「ミスリム」はなかった、
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かわりに「ALBUM」と題されたLPがあり、それまでのヒット曲抜粋のようだ、ミスリムの聴きどころも入っている。もう1枚、「14番目の月」をゲット。

クラシック盤はややマニアックなところになったけど、
hog telepin handel
be sym7moz co
C.ホグウッド率いるメンバーで、テレマンの協奏曲、室内楽集がヴィオラ・ダモーレなど多様な楽器が使われ楽しみだ、もう1枚はT.ピノックとS.プレストンが指揮した、ヘンデルの戴冠アンセム集、これがまた金に輝くジャケットに惹かれてしまった;以上は輸入盤。
ほかにO.ヨッフム指揮、RCOのベートーヴェン「第七」、コレギウム・アウレウムのモーツァルト「戴冠ミサ」ほか、

ま、一応暑い中、出かけた甲斐はありました^^;
ご覧いただき、ありがとうございました。

category: オーディオ

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昭和のお菓子 4  

缶詰のみつ豆、これも幼少の頃大好きでした、贈り物で箱入りをもらうと、2缶入っていたりして喜んでいました。m
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不二家のミルキー・バー、七五三の時季には長くしたミルキー千歳飴がありました、今も七五三のときだけ限定生産のようです。
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ガムケースみたいなのに入った酢昆布、なぜかみんな持ってましたね;
miyako konbu
菓子パンでチョコクリームの入ったコロネが好きでした、大きい側に紙蓋があって、語源はコルネット(角笛)だそうです。
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三色パンというのも懐かしい、餡、カスタード、チョコクリームだったかな、今もあります。
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ビスケット類で、シスコのココナッツサブレはよく買いました、
co sabure
マツナガのしるこサンド、自分では買わなかったけど、親がよく買ってきました;
matunaga siruko
水飴はいろんなお菓子に使われるけど、そのまま食べるのも好きでした、昔はねっちりと粘りが強いもので、割り箸の先から垂れてこなかった、今あるのは緩くて液状に近いです。
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以下は地方のお土産バージョン、
飛騨高山の「塩せんべい」、スカスカの軽い米煎餅で香ばしく、これ以上素朴な味はない^^
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京都の土産の定番、五色豆と八橋せんべい、五色豆の茶色いのがニッキ味で、袋全体にその香りが行きわたっていた。
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生せんべいというのが知多半島名物、昔は名古屋近辺で普通に店にありました、
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これは賞味の価値があると思います。田中屋 

PS.昨年注文したバタークリームのX'masケーキはじつに懐かしい味でしたv

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 時事・雑記

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省エネで弾く  

ギター、リュートは殆ど常に重音奏法というか、複数の弦を押えるのが指の負担です、m
特に人差し指を寝かせて何本も押えるセーハ(バレー)なんて他の楽器にはないかな;押える時間が長いほどきつい、過度に力を入れると指にとって無酸素運動となり、次が続かない、
何本も押えるようで、じつはしっかり押えるべき弦と力を抜いてよい弦とあり、時間経過によっても力を抜いてよい所がある、この力配分をうまくやれば省エネ運動でくたびれない、
新しい曲を弾くときはこの加減がわからないが、練習を重ねるうちに要領がわかってくる、
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S.L.Weiss "L infidele" Musetteより
譜例のオレンジ枠の箇所はセーハに掛かるのは⑤コースと②コースだけですが、他の指の動きも影響してしっかり押え辛かった、
↓オレンジ枠箇所の押え
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⑥~⑬コースの赤茶色の弦はローデド・ナイルガット、この鳴り具合も試しているところ

しかし時間経過による力配分でちょっと楽になってきました。
どうも音がうまく出ない;と悩みつつ練習を終え、あくる日、意外に楽だったりすることがあります、それだけ考えた、ということで、クールダウンした頭から要領がスっと出てきたり、日にち薬となるようです。
習いに行ったり、仲間を持つと自分では気づかない解決法を教えられ、助かります。
アコGさんから見れば「こんなん、何ともあらへんがな!」という事かもしれませんが^^;

ダブルコースの2本をきちんと押え、鳴らすというのも難しいです、
自分の指は中指、薬指はまあ普通ですが、
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人差し指と小指の先が狭くて外しやすいです、1本だけ鳴り、もう1本がビリつきやすい;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 演奏について

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ホグウッド:ハイドン交響曲「驚愕」(室内楽編)  

久しく聴いていなかった音盤は再掲しています。
うちに1曲だけある、ホグウッドらが演奏したハイドンの交響曲でザロモン編の室内楽版のLP、残念なのはカップリングされているのがモーツァルト:40番のorch.演奏で、B面も"ザロモンの室内楽編"が入っていれば本格的で良かったのだが;
弦楽四重奏にflとfpが加わった編成だが、orch.のスコアを見ながら聴くと、ザロモンの工夫がわかってくる、ザロモンはロンドンでの演奏会で演奏した人なので、原作の響きはよく知っていて、1本のflが木管の主要パートを巧みに渡り歩き、強奏部はfpとvcの響きでイメージを作る、奏者も自分は今、どの楽器の代役をしているのか、知っている必要もあるだろう。
hog hay 94bhog hay 94 04
ヨハン・ペーター・ザロモン編曲、室内楽版
ヤープ・シュレーダーほかエンシェント室内O.メンバー
クリストファー・ホグウッド:fp


交響曲No.94ト長調「驚愕」
録音は極めてクリアで心地よく、序奏が始まる、
第一楽章は簡潔な主題で、和音上の進行や音階パッセージだったり、細かな同音が続いたり、
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ひじょうに器楽的で、これに基づく緻密な書法は"交響楽"の醍醐味と言えるが、各パート、1人ずつの室内楽版により、明確に聴き取れ、orch.では聴けない良さが出てくる、fpはどこかのパートを受け持つことはせず、通奏低音であり、必要な響きを補うのが上手くいっている、ダイナミズムの量感不足も感じない。
第二楽章、ホグウッドのorch.版演奏より、ややゆっくりめのテンポを取る、これが"溜め"を置くことができ、ffの箇所などを十分イメージさせる。vcの重音奏法が十分な量感を作る。
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メヌエットも快活で、トリオを含め、ポリフォニックなところがあり、
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ここは室内楽向きに思えてくる、
終楽章、ここはorch.版と同じく快速なテンポにしている、推進力の醍醐味はあるが、ここではガツンとくるダイナミズムの"イメージ"が表現しきれない感がある、室内楽版に全て望むのは無理があるだろう;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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弦に石鹸を塗る  

今朝は大雨が続き、どうやら線状降水帯に入っているようです、m
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7/14 8:30 気象庁
朝は自室の湿度が65%くらいになっていて、快適とは言えません、まずはエアコンを「除湿」にして、風量を少し強めにする、やがて50%くらいに下がる、
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これであとは普通の冷房でどうにか凌げるようです、楽器を弾くときは60%は越えないようにしたいです。
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さて先日、13コースluteで張り替えた低音弦、ローデド・ガットですが、軟質のため、日が経つとナットに密着してきて、調弦の際、やや滑りの良さに欠けるようです、"アラミド糸"の効果で大方は良いのですが、あと少し・・
そこで、弦のナットに接する付近に固形石鹸を塗りました、
sekken 13c
張り直した後は弦の上側の余分な石鹸をティッシュで拭き取ればいいです。
sekken nut
調弦は問題なく滑らかになりましたv
ナットの溝に鉛筆を塗る策は、ほんとにナット部分だけですが、これはナット前後に塗るので効果も持ちます。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 楽器について

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「高速度星」は大マゼラン雲から?  

空間内を秒速1000kmを超すような速度で移動し、銀河系の重力を振り切って飛び出していくような特異な星があることは以前にも書いた、m
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高速度星
その高速度の起因については様々説があって興味深い。(*今回、高速で移動する"中性子星"は除く)連星系が片方の星を失い、重力の相方がなくなって飛ばされた、あるいは重力の強い天体に接近して、スィングバイの力を得る、等々、今までの説が正しければ、高速度星は天の川銀河のどの方向にも見られてよいはずだが、なぜかほとんどが北半球のしし座、ろくぶんぎ座方向に見つかっているとのこと。
英ケンブリッジ大学 Douglas Boubert氏はこれに疑問をもち、新たな説が考えられた、これら高速度星は隣にある矮小銀河、大マゼラン雲からやってきている、というものだ。
Large Magellanic Cloud
大マゼラン雲:16万光年(ESA)
大マゼラン雲は星形成が活発で、星団の中の連星系からはじき出された星は、大マゼラン雲の質量が天の川銀河の1/10程と小さいため、その重力を振り切って飛び出しやすい、その一部が天の川銀河にやってきている、という可能性だ。また、大マゼラン雲は天の川銀河に対し、秒速400kmで相対的に動いているので、大マゼラン雲起源の星はその速度も維持してやってくる、また、しし座やろくぶんぎ座の方向に偏っているのも説明がつくらしい(図説がないので詳しくは不明)、たしかに高速度になるという点では有力説で興味深い。
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大マゼラン雲の活発な星生成領域から跳び出す暴走星のイメージ図(資料:Amanda Smith)
(この図の物理的説明はない)

天文衛星ガイアの取得データが来年公開されるが、ガイアは個々の星の動きも捉えているので、そのデータの中に、この説の候補となる星が見つかるかも、と期待されている。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲全集  

ドラティのHaydn Symphony、パリセットだけ用意したが、もう何曲か聴きたいと思ったところ、1枚、2枚は面倒だ、まとめて買っちまえ、ってなことで昨日届きました;
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4枚入りプラケースをBOXセットにした頃もあったようだが、今回のは薄いCDポケット入り、嵩張らなくてよい、収録が作品番号順で探しやすい。
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随分昔、当全集から「告別」と「驚愕」だけ抜きだしたLPを聴いて、それっきり縁がなかった、その頃は「告別」の快速な第一楽章に少々驚いた印象しかなかったが、Daisyさんのブログ:「ハイドン音盤倉庫」の評価が良いのをきっかけに、あらためて聴くことにした。
その後の新全集にばかり目が行き、後廻しになっていたが、最初のドラティの全集が一番完成度が高かった。1969~1972年の比較的短い期間に録音しているが、曲ごとに入念に聴きどころを引き出していて、録音も概ね粒揃いだ。

主だった曲を抜き聴きしたところ、なんと良いこと、「軍隊」の快演といい、「太鼓連打」も最高で、例のここ、
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No.103 第一楽章
vn1のパートも聴こえるしv
No.88、92、101、102、等々期待どおり、録音も各パートを良く捉え、音場感もよく、自然なサウンド。
あらためてレビューしていきたい。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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宇宙初期の活動銀河  

宇宙で最初の星、ファーストスターは水素とヘリウム(+僅かなリチウム)だけで作られ、いずれも巨星で寿命も短かった、初期銀河もこうした星で形成され、多くの星が一斉に寿命を終え、超新星爆発していたと考えられる、狭い領域に小銀河が密集していて、衝突も頻繁にあり、スターバーストが起きて今よりも遥かに銀河は活動的だった、星の核融合で作られた重元素も銀河間に多くばらまかれたと考えられる。m
galaxy filaments
銀河フィラメント(銀河が密集する網目)
広島大学大学院理学研究科のNorbert Werner氏らの研究チームはX線天文衛星「すざく」で、10個の近傍銀河団の観測データを解析したところ、すべての銀河団の外縁部にある高温プラズマ中の"鉄"の含有率が太陽の1/3ほどで均一だとわかった。
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X線天文衛星「すざく」:現在は観測を終了している(JAXA)
銀河団という大きな領域で均一なのは、初期銀河の集まりの段階で非常に多くの超新星爆発があり、銀河風が重元素をまき散らし、混ざり合って銀河間が満たされたと推測されている、銀河同士が離れた時期であれば、物質の含有率は偏りがあるはずだ。
お馴染みの近傍銀河M82などは密集状態ではないものの、そんな頃の銀河の様子を今も見せているのかもしれない、
m82m81 m82
M82(1200万光年):左、X線、可視光線、赤外線の合成画像(NASA)
近くにある銀河M81の重力の影響で活動銀河となっているらしいが、銀河の上下に激しい銀河風を噴き出している、初期銀河は密集し合い、もっと活発だったと思われる、
先般は活動銀河の銀河風の中でも星が誕生して、一緒に噴き出されているという話を書いた、
銀河風の中で生れる星
初期銀河でもこれが起きたら、近接したいずれかの銀河に取り込まれそうだ?

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.85「王妃」  

近年のピリオド・スタイルが浸透した古典派演奏に馴染んだあとでも、ドラティ盤は古臭さを感じない、ピリオドではないが、当時有りがちだった、ロマンティシズムに染まった演奏でもない、R.ランドン版の楽譜を用い、逆に言えば新しい演奏の先駆け的部分も感じる、orch.編成はやや大きいが、ハイドンに相応しいバランスとサウンド作りで、録音含め全曲入念に取り組んだ内容はフィッシャー盤、デイヴィス盤を凌いでいると思う。ホグウッド盤が完結していれば、古楽orch.にも完成度の高い全集ができただろうが。
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アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
1971年 録音


交響曲No.85 変ロ長調「王妃」
第一楽章 Adagioの序奏は付点リズムを持ち、フランス風序曲を意識している、ドラティは付点を二重付点くらいにして、より雰囲気をだす。
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主部、Viaceは快速だ、滑らかにぐっと弱奏で始め、[23]からのfが厚みと切れ味の対比で迫ってくる、[47]からvn部の爽快なトレモロが始まり、
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[52]から低音部が活気強く主題を弾く、
[62]からヘ短調で「告別」に似た第二主題が出てくるが、第一主題と関連付いた形に思える、
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ドラティの「告別」と同じテンポだ、
木管が明瞭で色彩感がある、展開部は第二主題で始め、続いて第一主題がやや瞑想的に扱われ、やがて畳み込む、再現部ではhornやobが明瞭に効いてくる。
第二楽章 変奏形式のRomanceはまさにAllegrettoで、清々しい感覚だ、単に涼しげというだけじゃなく、弱奏との対比で深く引き付ける、後半のflソロが美しい。
メヌエット Allegrettoはフランス好みと思える気品ある主題で、ゆったりと聴かせる、これはもうフィルハーモニア・フンガリカの美音を味わえばよい、
終楽章 Presto 程良い快速、短めに書かれた楽章だが、ドラティは丹念に充実感でまとめる。
you tube hay
you tube:Symphony No.85 "La Reine" A.Dorati Philharmonia Hungarica

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category: F.J.ハイドン

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ゴボウの花  

家内がよく実家で野菜をもらってくるのですが、
ゴボウの花、というのを初めて見た気がします、
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イガイガの玉から紫の花が出ています、で、肝心のゴボウはもらってきてない;
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あとはトウモロコシ、カボチャ、ナスでした、
根菜類の地上の部分って意外に見覚えがないです、

蕪は大根と違って、地上部分に出来るのも長く知りませんでした;
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丸い可食部は上胚軸という部分でその下に根があります。(大根の可食部は根になる)

去年の写真ですが、オクラも;
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上向いて実がつくことも栽培して知りました、ハイビスカスの仲間だそうで花は似ている、早めに収穫しないと硬くなります。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 時事・雑記

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.83「雌鶏」  

世界初にハイドン交響曲全集を録音したアンタル・ドラティ指揮、フィルハーモニア・フンガリカだったが、当時は全集を買うのは諦め、抜粋で出たLPを購入して聴いた。あらためて「パリセット」を取り寄せて聴いたが、よく練られた演奏でorch.も上手い、録音はvnをしなやかに捉え、管楽器が明確、低音部も不足ない、心地よい音場感もあり好録音だ、丹念な全集製作のようで、のちに出たフィッシャー盤の上をいく完成度かもしれない。m
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アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
1971年 録音


まずはNo.83ト短調「雌鶏」から、
第一楽章 Allegro spiritoso 標準的なテンポで弦が爽快に響く、木管も味わいがある、始まりの動機はト短調の主和音を昇る間にC♯が入り、印象強い、
またvcがobbligatoとbassに分けられ、和声的効果をねらっているようだ。
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第一主題は緊迫した開始だが変ロ長調に転じ、[20]から付点リズムが目立ち、
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[33]からは動機の明るい変化型に思える、
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[45]から陽気な雌鶏風の第二主題がvnで弾かれ、
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[52]からobソロが付点リズムで重なり、さらに雌鶏の声らしくなる、展開部はまず第一主題動機で引き付け、すぐ第二主題になり、再び第一主題で対位法的な妙技で引き付ける、No.80と同様にいつの間にか陽気な第二主題に主役を奪われて終る。
第二楽章 Andante 落ち着いた気品のある主題が味わい深い、pで引き付けたあとのffで驚く部分があるが、ドラティはあくまで清々しく響かせ耳心地よい。
メヌエット Allegrettoは'60~'70年代的でゆったり、典雅な表現だが、フィルハーモニア・フンガリカの価値あるサウンドで、じっくり聴くのもわるくない。
終楽章、ロンド風のソナタ、ドラティは速過ぎず堅実な演奏、やや大きめの編成による強弱で奥行きの深さが利く、弦の合間の木管ソロが心地よく浮かぶ。

you tube hay
you tube:交響曲No.83 g-moll「雌鶏」 A.ドラティ、フィルハーモニア・フンガリカ

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category: F.J.ハイドン

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低質量星の脅威  

これまで、系外惑星が多く発見され、ハビタブルゾーンにあるらしいものも見つかっている、特に赤色矮星を廻る地球サイズの惑星が幾つも見つかり、生命の存在も期待されて、ここでも取り上げてきたが、またちょっと翳りのさす情報が入ってきた。

NASAゴダード宇宙飛行センターのChristina Kay氏らの研究チームが、低質量星でハビタブルゾーンが中心に近い惑星系を想定し、中心星からのコロナ質量放出(CME)による影響を調べたところ、低質量星は磁場が強く、CMEが非常に激しいらしい。
近距離にある惑星が"仮に磁気圏を持っていた"としても、それがCMEの圧力で縮小し、大気が露出して剥ぎ取られることになる、大気がなくなれば、水もなくなる。
防御層を失った惑星表面は中心星の放つX線の直撃を受ける、ということだ。
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強いCMEによって大気が剥ぎ取られる想像図(資料:Ron Miller)
今回モデルにしたのは、系外惑星が見つかっている低温の星ペガスス座V374だそうで、太陽系のCMEの情報を当てはめて考えられた、要するに中心星が低温で小さく、ハビタブルゾーンも中心星に近過ぎるのは、生命にとって適さない惑星だということになる。今回は「低質量星」という表現で「赤色矮星」とは表記されていないようだが、同じことと思われる。

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参考:太陽系と赤色矮星「TRAPPIST-1」のハビタブルゾーン(緑色)比較

4月に取り上げた、系外惑星「プロキシマb」の環境予測 でも、過酷な環境らしいことを取り上げたが、今回は大気が剥ぎ取られるという脅威が加わった。
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プロキシマb地上の想像図:やはりこのようなの景色は望めないのか?
大気があるかないかくらい、やがてJWSTなどでわかるかもしれない。

地球は太陽に対し十分に距離のあるハビタブルゾーンである、マントル対流があり、磁場を持ち、太陽フレアなどから守るバリアもある、程良く傾いて自転している等々、挙げればきりがないほど奇跡的に好条件が揃っている。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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ローデドNGに張り替え  

頼んであった低音用の弦、ローデド・ナイルガット(以下、NGL)がようやく全部届き、昨夜は13コースluteの張り替えをしました。ゲージの"115"と"120"がなかなか入荷せず、それは抜きにして送ってもらいました。
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NGLの難点としては、最初張るとき非常に伸びて、ペグの巻きしろが足りなくなるという点、また⑥~⑧コースに使う細めのゲージに振動不良の確率が高いところ、もしダメだったら、KF弦のままにしようと思ったが、今回のは使えそうv
伸びが多いことへの対策として、どれくらい伸びるか印を付けておき、その位置から伸びない性質のアラミド糸などに連結してペグに巻く、
13c 06
巻く前、連結部は指板上の丸印の位置にあります、巻いて調弦が合うとき、ちょうどナットを超えるくらいにします(越えるときはちょいと摘みあげる)、ペグボックス内での伸縮がないので、ペグが遠い⑥~⑧コースも微調弦がしやすいですv
NGLの良い点としては、柔らかくて巻き付けがしやすい、また、他の硬質の弦はナットに当る部分で"折れ形"が付いて微調弦し辛くなるが、
ore kata
その問題も少ない、最初は伸びるが、安定するのは早い、太いものは振動不良が少なく、音程が明確になる、といったところ。シングルに張るテオルボの低音、弦長の短いルネサンスluteやヴィウェラにも具合良いでしょう。
ひとまずNGLでいきますが、今まで張っていたKF弦もわるくないです、もっと図太い鳴り方がいいな、と思ったらKF弦かな^^;

PS.7コースluteの⑤コース用:1本を半分に切って節約、ギリギリとどいた;
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ご覧いただき、ありがとうございました。

category: リュート

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小惑星衝突ミッション  

過去には地球に、恐竜ほか多くの種を絶滅させた小惑星衝突があったのは事実、現在わかっているだけで、直径1km以上の近地球小惑星が1000個はあるそうだ、それ以下の小さな小惑星はほとんどわかっていないが、はるかに多いだろう。
観測網を強化させるのも重要だが、いざ、地球に重大な被害を与える軌道をとる小惑星が見つかった際の対応策の一歩として、NASAとESAが2022年に実験を行う予定なのがミッション「AIDA」:Asteroid Impact & Deflection Assessment である。
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ESA
「DART」と名付けた宇宙船を小惑星「ディディモス」の衛星「ディディムーン」に送り、DARTを衝突させる、という計画。
*DARTはDouble Asteroid Redirection Test(二重小惑星リダイレクション試験)の頭文字で、上手く"投げ矢"になっている、連発撃ちなら"Darts"^^ 
*ディディモス(直径750m、岩石質とわかっている)
*ディディムーン(直径160m、12時間でディディモスを一周している、岩石質かどうかはわかっていない)

ナビゲーション,誘導システムで正確に中心を狙う、この小天体に対しインパクタとしてのDARTの質量は微小なものだが、秒速6km程の高速で衝突させ、僅かでも、軌道をずらすことができるかを調べるようだ。物体の運動量は質量×速度なので、速度で質量不足を補える。
dart 06
ESA:動画
you tube:Asteroid Impact Mission
この二重小惑星が選ばれたのは、単独小惑星では軌道の変化を測ることが困難だが、二重小惑星なら相対的位置変化で測れるからだそうだ。
esa you tube

今までにもこうした危険な小天体回避のアイデアはいろいろ聞いた、小天体にイオンエンジン・ロケットを着床させ、徐々に押して軌道をずらす、というのもあったが、着床させるのがまず困難だし、できたとしても、大抵の小天体は自転しているようで、ロケットの噴射方向が定まらない;粉々に粉砕するような爆破も無理だろうし、早い段階でちょっとだけ「玉突き」、というのは単純で一番有効な方法かもしれない、
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ディディムーンが岩石か、硬い氷か、スカスカ状態か、いずれであってもインパクタが突き抜けないかぎり、運動エネルギーは受け取るはず、ただ変形や熱などに変わる損失があるかも?
先々に向けて有効な結果が得られることに期待したい。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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超新星爆発の原動力はニュートリノ  

先日のベテルギウスの件にも関連しているが、m
6月28日の情報で、大質量星の最後、超新星(以下、SN)爆発の物理的プロセスについて理化学研究所とマックスプランク天体物理学研究所がSNの残骸である「カシオペア座A」(11000光年)をモデルとして、コンピューターシミュレーションで再現した。
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カシオペア座A:可視光で捉えたHST画像(中性子星は見えない)
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同:可視光(黄)に加え、スピッツァー宇宙望遠鏡による赤外線(赤)とチャンドラ宇宙望遠鏡によるX線(青)画像の合成、中心の青い点が中性子星。
順序としては、晩年を迎えた大質量星の中心核が太陽質量の約1.5倍に達すると、まず中性子星が作られる、このとき大量のニュートリノが発生し、莫大なエネルギーを放出(温度は約5000億℃)、周囲のガスを超高温に熱する、このガスの動きが激しくなって爆発に至る、ニュートリノは大量のエネルギーを運ぶ役割をするそうだ。
周囲のガスは煮え立つように動きが激しいので、爆発力は均等にならず、非対象(非球状)に衝撃が拡がる、星内部で核融合で出来た重元素、および爆発時の超高温で出来た放射性チタン、放射性ニッケルなどが吹き飛ばされる、中心にあった中性子星は爆発の中心にあるとは限らず、重い物質が多い側と反対方向へ押し出される、逆に言うと中性子星に"蹴られた側"に重い放射性物質が多く集まり、非対象性が顕著になるそうだ。
カシオペア座Aは1680年頃に爆発が見えただろうと推測されるが、他のSN残骸と同じように爆風による残骸物質の拡がりは不均等だ。
Cassiopeia A s
拡大
上図:ニュートリノ駆動超新星爆発の3次元シミュレーションによる放射性ニッケルの時間経過画像、爆発の開始直後(3.25秒)から非対称性が顕著になる(6236秒)までの非球形分布を示す、 各画像に示された色は、下のスケールに従った爆風の速度を表す。
cas a 02
上図:青の部分は主に放射性ニッケルが放射性崩壊した鉄である、黄色の×印は爆発時に中性子星があった位置、白の×印は現在の位置で矢印の方向へ移動している。
理化学研究所記事 

大マゼラン雲の「SN1987A」のときも爆発が光で観測される前にニュートリノが観測されていた、星の外層に爆発が至る前に中心の中性子星が放ったニュートリノが光と殆ど同じ速度で届いていた。カシオペア座Aのシミュレーションからも、中性子星が爆発の中心に鎮座しているのは考えにくい気がする、大なり小なり動く?;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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B.ハイティンク:ハイドン交響曲No.86(Live)  

このCDも久しぶりの再聴となる、LP時代からレコーディングが殆どなかったハイティンクのハイドンで、you tubeで知ってから、同じ音源がほしいと思ったところ、Live録音のCD-Rとして出ていた。音質はやや歪み感が惜しいが、バランスの良い録音だ。m
hai hay 86
ベルナルト・ハイティンク指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
2004年


交響曲No.86ニ長調
この曲は全体にポリフォニックな書き方の部分が殆どなく和声的で、快調な推進力と響きの重なりで聴かせていく、
第一楽章 序奏は清涼な響きで引き付け、主部は心地よい快速、[26]から、vn1の主題以外、総がかりでこのように和声を響かせる、
sc01_20170703090227a35.jpg
vn2とvaは各々2声に分けた部分が多い(展開部でもこのパターンが[104~123]で多くを占める)第二主題の存在感は小さい、骨太な響きを聴いたあと、
sc02_20170703090306b2e.jpg
[34]からvn1のパッセージとともにtimpの付点を含んだリズムが快調感を与えるが、この演奏ではよく分離して聴こえる。
第二楽章、カプリチォはlargoとしては速めのテンポかと思う、引きずらずすっきり、速さの分、緊迫感の効果もある。
メヌエット Allegretto は軽やかに引き締め心地よい、レントラー風のトリオも清々しい。
終楽章 Allegro con spirito ロンド風の要素は少ないソナタ形式、
sc 03b
この楽章の展開部[91]からvn1と他のパート間でちょっぴりポリフォニックな場面がある、
ハイティンクは活気を持った快速で、SKDの合奏力、キレが冴える。
you tube:Haydn: Symphony No.86 - Haitink/SKD(2004Live)

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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歌謡,ポップス:タイムワープ 4  

今回も思いつくままに拾いあげました、m

tha pi
you tube:ザ・ピーナッツ/恋のバカンス (1963)
記憶的にはもっと古いかと思っていた、

you tube:鶴岡雅義と東京ロマンチカ/小樽のひとよ (1967)
東京ロマンチカというと、何か「夜のヒットスタジオ」を思い出す。

you tube:小川知子/初恋の人 (1969)
小川知子も「夜ヒットS」だ、

a nakamura
you tube:中村晃子/虹色の湖 (1968)
中村晃子も同じく^^

tha tig
you tube:ザ・タイガース/廃墟の鳩 (1968)
先般の「花の首飾り」はタイガース一番のヒットだったそうだ。
同じ頃の記憶にビートルズの「Hello, Goodbye」があった、
hello good
you tube:The Beatles - Hello, Goodbye (1967)

blue triangle02
you tube:青い三角定規/太陽がくれた季節 (1972)
青春ドラマシリーズ主題歌の1つがヒット、曲とヴォーカルが良かった

y arai
you tube:荒井由実/ひこうき雲 (1973)
Yuming初期の曲の多くは耳に焼き付いているが、これは原点、

you tube:沢田研二/ストリッパー (1981)
ザ・ベストテンで一等賞目指していた、

anri_201707091937443b6.jpg
you tub:杏里/気ままにREFLECTION(1984)
のちの「トレンディードラマ」主題歌も良かった、

ところで番外となるが、清水ミチコが面白い^^
s michiko
you tube:清水ミチコ/ボイス・アドベンチャー シンガーソングライターSP
マニアックに掘り下げてます、「陽水、Yuming、みゆき」の作風で作詞作曲している、Yuming風は流石だし、みゆき風が傑作だ^^v

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 歌謡・ポップス・etc

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