Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

理想のテンション  

バロック期のリュート奏者はどれくらいのテンションで弦を張っていたのか?ブリッジ近くを弾く例が多いのでたぶん緩かったことと推察しますが、奏者それぞれで差はあったでしょう。
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バロック期のよくある例
現代では、プロの方々で公開演奏する人は強めに張っているかもしれませんが、いわゆるプライヴェートな使い方で、ちょうど良いところはどれくらいか?
リュート弾きの皆さんはどれくらいで張っておられるか、参考に知りたいところです。

因みに私の場合はこんなところです、A=415hzで計算していますが、適宜ピッチを下げることもあります、
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13コース バロックリュート(弦長 69.5/78cm)
緩めのほうと思いますが、緩いなりに右手はブリッジ寄りに手応えの良い位置へいきます。
ただし、上の計算表は弦メーカーが用意しているcalculatorと同じく、弦が伸びない仮定の計算結果で、選定のときの目安値です。テンションは弦長内の弦の質量を基に計算しますが、実際、弦は伸びて数値は下がります。

新しい弦を張るとき、弦のナット位置に印を付けておき、巻いて安定した頃、また印を付けると、全体の何%伸びたかわかります、
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伸びた分だけ質量が減ったわけで、弦長70cmの楽器で10cm伸びたとすると、弦長内に残っているのは87%になり、テンションも同じ率だけ下がることになります。しかしそれが事実上、ちょうど良い張り具合なら問題ないわけで、計算上のテンションではないというだけです。

楽器の性質や強度、奏者の弾き方で変わってくるので、これが標準、と決めにくいでしょうが、すぐ変形したりしない範囲ですね;

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category: リュート

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清水ミチコが面白い 2  

ものまねをする人は多いですが、清水ミチコさんは群を抜いた存在ですね、好きな歌手や有名人の美味しいところを一人で一挙に聴かせてくれる。世代が離れていないせいか、レパートリーには親しみがあるし、半端じゃない、こんな人までやるか、と驚かされる。
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特に傑作の2枚v
ピアノが得意で、松任谷由実、中島みゆきなどシンガーソングライターの作風を捉えて作詞,作曲までしているが、本人もそれででやっていけそうな技量だ、笑わせることが本領ではあるが、ひじょうにマニアックで^^インド、中国風の曲も書いていたり、かつてのタモリ的な凝り様でレベル高い。
趣味の演芸より you tube:清水ミチコと安住紳一郎20141116

ざっと聴いたレパートリー(ほかにもたくさん)、
*下線を付けた人は知らなきゃ本物と思いそう;
松任谷由実 中島みゆき 井上陽水 秋川雅史 山口百恵 森山良子 矢野彰子 忌野清志郎 美輪明宏 平原綾香 一青窈 笹川美和 宇多田ヒカル 綾戸智絵 ピンキーとキラーズ 
いしだあゆみ 佐良直美 都はるみ 松田聖子 薬師丸ひろ子 欧陽菲菲 南沙織 桜田淳子 麻丘めぐみ 浅田美代子 天地真理 渡辺真知子 あべ静江

Yumingの歌とトークは清水ミチコのライフワークだ、"ミスリム"の1曲がいい、山口百恵、松田聖子なども完璧な一方、忌野清志郎、美輪明宏もそっくり、じつに変幻自在^^
ほかに
黒柳徹子 加賀美幸子 楠田枝里子 桜井良子 ジュディ・オング 平野レミ アグネス・チャン 山口もえ 山瀬まみ 大原麗子 小原乃梨子大山のぶ代(のび太とドラえもん)
田中真紀子 土井たか子 岸田今日子 草笛光子 瀬戸内寂聴

これらも見事だが、瀬戸内寂聴は圧巻^^ 
桃井かおり 大竹しのぶ 真矢ミキ 中村玉緒 市原悦子 浅香光代
多重録音でこの6人が喋り合うのが似過ぎ、絶品、夜中に笑った!
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初期からの録音を抜粋したアルバム

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you tube:大竹しのぶのオールナイトニッポンGOLD/清水ミチコ
どっちが喋ってるかわからない、

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category: 歌謡・ポップス・etc

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夏の中古盤セール  

名古屋の百貨店恒例、中古盤ショップの合同セールに入ってきました。
いくつもあるダンボール箱に一杯のLP盤からお目当てを探すのは時間かかるし、しんどい;
大抵、レーベル名を見ながら探り、これは!とピンときたのをよく確かめます、
ただし、お値段は高くて800円以内に留めます^^;

今回は松任谷由実もお目当てだったが、「ミスリム」はなかった、
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かわりに「ALBUM」と題されたLPがあり、それまでのヒット曲抜粋のようだ、ミスリムの聴きどころも入っている。もう1枚、「14番目の月」をゲット。

クラシック盤はややマニアックなところになったけど、
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be sym7moz co
C.ホグウッド率いるメンバーで、テレマンの協奏曲、室内楽集がヴィオラ・ダモーレなど多様な楽器が使われ楽しみだ、もう1枚はT.ピノックとS.プレストンが指揮した、ヘンデルの戴冠アンセム集、これがまた金に輝くジャケットに惹かれてしまった;以上は輸入盤。
ほかにO.ヨッフム指揮、RCOのベートーヴェン「第七」、コレギウム・アウレウムのモーツァルト「戴冠ミサ」ほか、

ま、一応暑い中、出かけた甲斐はありました^^;
ご覧いただき、ありがとうございました。

category: オーディオ

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昭和のお菓子 4  

缶詰のみつ豆、これも幼少の頃大好きでした、贈り物で箱入りをもらうと、2缶入っていたりして喜んでいました。m
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不二家のミルキー・バー、七五三の時季には長くしたミルキー千歳飴がありました、今も七五三のときだけ限定生産のようです。
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ガムケースみたいなのに入った酢昆布、なぜかみんな持ってましたね;
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菓子パンでチョコクリームの入ったコロネが好きでした、大きい側に紙蓋があって、語源はコルネット(角笛)だそうです。
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三色パンというのも懐かしい、餡、カスタード、チョコクリームだったかな、今もあります。
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ビスケット類で、シスコのココナッツサブレはよく買いました、
co sabure
マツナガのしるこサンド、自分では買わなかったけど、親がよく買ってきました;
matunaga siruko
水飴はいろんなお菓子に使われるけど、そのまま食べるのも好きでした、昔はねっちりと粘りが強いもので、割り箸の先から垂れてこなかった、今あるのは緩くて液状に近いです。
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以下は地方のお土産バージョン、
飛騨高山の「塩せんべい」、スカスカの軽い米煎餅で香ばしく、これ以上素朴な味はない^^
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京都の土産の定番、五色豆と八橋せんべい、五色豆の茶色いのがニッキ味で、袋全体にその香りが行きわたっていた。
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生せんべいというのが知多半島名物、昔は名古屋近辺で普通に店にありました、
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これは賞味の価値があると思います。田中屋 

PS.昨年注文したバタークリームのX'masケーキはじつに懐かしい味でしたv

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category: 時事・雑記

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省エネで弾く  

ギター、リュートは殆ど常に重音奏法というか、複数の弦を押えるのが指の負担です、m
特に人差し指を寝かせて何本も押えるセーハ(バレー)なんて他の楽器にはないかな;押える時間が長いほどきつい、過度に力を入れると指にとって無酸素運動となり、次が続かない、
何本も押えるようで、じつはしっかり押えるべき弦と力を抜いてよい弦とあり、時間経過によっても力を抜いてよい所がある、この力配分をうまくやれば省エネ運動でくたびれない、
新しい曲を弾くときはこの加減がわからないが、練習を重ねるうちに要領がわかってくる、
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S.L.Weiss "L infidele" Musetteより
譜例のオレンジ枠の箇所はセーハに掛かるのは⑤コースと②コースだけですが、他の指の動きも影響してしっかり押え辛かった、
↓オレンジ枠箇所の押え
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⑥~⑬コースの赤茶色の弦はローデド・ナイルガット、この鳴り具合も試しているところ

しかし時間経過による力配分で楽になってきました。
どうも音がうまく出ない;と悩みつつ練習を終え、あくる日、意外に楽だったりすることがあります、それだけ考えた、ということで、クールダウンした頭から要領がスっと出てきたり、日にち薬となるようです。
習いに行ったり、仲間を持つと自分では気づかない解決法を教えられ、助かります。
アコGさんから見れば「こんなん、何ともあらへんがな!」という事かもしれませんが^^;

ダブルコースの2本をきちんと押え、鳴らすというのも難しいです、
自分の指は中指、薬指はまあ普通ですが、
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人差し指と小指の先が狭くて外しやすいです、1本だけ鳴り、もう1本がビリつきやすい;

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category: 演奏について

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ホグウッド:ハイドン交響曲「驚愕」(室内楽編)  

久しく聴いていなかった音盤は再掲しています。
うちに1曲だけある、ホグウッドらが演奏したハイドンの交響曲でザロモン編の室内楽版のLP、残念なのはカップリングされているのがモーツァルト:40番のorch.演奏で、B面も"ザロモンの室内楽編"が入っていれば本格的で良かったのだが;
弦楽四重奏にflとfpが加わった編成だが、orch.のスコアを見ながら聴くと、ザロモンの工夫がわかってくる、ザロモンはロンドンでの演奏会で演奏した人なので、原作の響きはよく知っていて、1本のflが木管の主要パートを巧みに渡り歩き、強奏部はfpとvcの響きでイメージを作る、奏者も自分は今、どの楽器の代役をしているのか、知っている必要もあるだろう。
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ヨハン・ペーター・ザロモン編曲、室内楽版
ヤープ・シュレーダーほかエンシェント室内O.メンバー
クリストファー・ホグウッド:fp


交響曲No.94ト長調「驚愕」
録音は極めてクリアで心地よく、序奏が始まる、
第一楽章は簡潔な主題で、和音上の進行や音階パッセージだったり、細かな同音が続いたり、
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ひじょうに器楽的で、これに基づく緻密な書法は"交響楽"の醍醐味と言えるが、各パート、1人ずつの室内楽版により、明確に聴き取れ、orch.では聴けない良さが出てくる、fpはどこかのパートを受け持つことはせず、通奏低音であり、必要な響きを補うのが上手くいっている、ダイナミズムの量感不足も感じない。
第二楽章、ホグウッドのorch.版演奏より、ややゆっくりめのテンポを取る、これが"溜め"を置くことができ、ffの箇所などを十分イメージさせる。vcの重音奏法が十分な量感を作る。
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メヌエットも快活で、トリオを含め、ポリフォニックなところがあり、
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ここは室内楽向きに思えてくる、
終楽章、ここはorch.版と同じく快速なテンポにしている、推進力の醍醐味はあるが、ここではガツンとくるダイナミズムの"イメージ"が表現しきれない感がある、室内楽版に全て望むのは無理があるだろう;

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category: F.J.ハイドン

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弦に石鹸を塗る  

今朝は大雨が続き、どうやら線状降水帯に入っているようです、m
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7/14 8:30 気象庁
朝は自室の湿度が65%くらいになっていて、快適とは言えません、まずはエアコンを「除湿」にして、風量を少し強めにする、やがて50%くらいに下がる、
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これであとは普通の冷房でどうにか凌げるようです、楽器を弾くときは60%は越えないようにしたいです。
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さて先日、13コースluteで張り替えた低音弦、ローデド・ガットですが、軟質のため、日が経つとナットに密着してきて、調弦の際、やや滑りの良さに欠けるようです、"アラミド糸"の効果で大方は良いのですが、あと少し・・
そこで、弦のナットに接する付近に固形石鹸を塗りました、
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張り直した後は弦の上側の余分な石鹸をティッシュで拭き取ればいいです。
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調弦は問題なく滑らかになりましたv
ナットの溝に鉛筆を塗る策は、ほんとにナット部分だけですが、これはナット前後に塗るので効果も持ちます。

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category: 楽器について

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「高速度星」は大マゼラン雲から?  

空間内を秒速1000kmを超すような速度で移動し、銀河系の重力を振り切って飛び出していくような特異な星があることは以前にも書いた、m
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高速度星
その高速度の起因については様々説があって興味深い。(*今回、高速で移動する"中性子星"は除く)連星系が片方の星を失い、重力の相方がなくなって飛ばされた、あるいは重力の強い天体に接近して、スィングバイの力を得る、等々、今までの説が正しければ、高速度星は天の川銀河のどの方向にも見られてよいはずだが、なぜかほとんどが北半球のしし座、ろくぶんぎ座方向に見つかっているとのこと。
英ケンブリッジ大学 Douglas Boubert氏はこれに疑問をもち、新たな説が考えられた、これら高速度星は隣にある矮小銀河、大マゼラン雲からやってきている、というものだ。
Large Magellanic Cloud
大マゼラン雲:16万光年(ESA)
大マゼラン雲は星形成が活発で、星団の中の連星系からはじき出された星は、大マゼラン雲の質量が天の川銀河の1/10程と小さいため、その重力を振り切って飛び出しやすい、その一部が天の川銀河にやってきている、という可能性だ。また、大マゼラン雲は天の川銀河に対し、秒速400kmで相対的に動いているので、大マゼラン雲起源の星はその速度も維持してやってくる、また、しし座やろくぶんぎ座の方向に偏っているのも説明がつくらしい(図説がないので詳しくは不明)、たしかに高速度になるという点では有力説で興味深い。
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大マゼラン雲の活発な星生成領域から跳び出す暴走星のイメージ図(資料:Amanda Smith)
(この図の物理的説明はない)

天文衛星ガイアの取得データが来年公開されるが、ガイアは個々の星の動きも捉えているので、そのデータの中に、この説の候補となる星が見つかるかも、と期待されている。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲全集  

ドラティのHaydn Symphony、パリセットだけ用意したが、もう何曲か聴きたいと思ったところ、1枚、2枚は面倒だ、まとめて買っちまえ、ってなことで昨日届きました;
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4枚入りプラケースをBOXセットにした頃もあったようだが、今回のは薄いCDポケット入り、嵩張らなくてよい、収録が作品番号順で探しやすい。
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随分昔、当全集から「告別」と「驚愕」だけ抜きだしたLPを聴いて、それっきり縁がなかった、その頃は「告別」の快速な第一楽章に少々驚いた印象しかなかったが、Daisyさんのブログ:「ハイドン音盤倉庫」の評価が良いのをきっかけに、あらためて聴くことにした。
その後の新全集にばかり目が行き、後廻しになっていたが、最初のドラティの全集が一番完成度が高かった。1969~1972年の比較的短い期間に録音しているが、曲ごとに入念に聴きどころを引き出していて、録音も概ね粒揃いだ。

主だった曲を抜き聴きしたところ、なんと良いこと、「軍隊」の快演といい、「太鼓連打」も最高で、例のここ、
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No.103 第一楽章
vn1のパートも聴こえるしv
No.88、92、101、102、等々期待どおり、録音も各パートを良く捉え、音場感もよく、自然なサウンド。
あらためてレビューしていきたい。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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宇宙初期の活動銀河  

宇宙で最初の星、ファーストスターは水素とヘリウム(+僅かなリチウム)だけで作られ、いずれも巨星で寿命も短かった、初期銀河もこうした星で形成され、多くの星が一斉に寿命を終え、超新星爆発していたと考えられる、狭い領域に小銀河が密集していて、衝突も頻繁にあり、スターバーストが起きて今よりも遥かに銀河は活動的だった、星の核融合で作られた重元素も銀河間に多くばらまかれたと考えられる。m
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銀河フィラメント(銀河が密集する網目)
広島大学大学院理学研究科のNorbert Werner氏らの研究チームはX線天文衛星「すざく」で、10個の近傍銀河団の観測データを解析したところ、すべての銀河団の外縁部にある高温プラズマ中の"鉄"の含有率が太陽の1/3ほどで均一だとわかった。
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X線天文衛星「すざく」:現在は観測を終了している(JAXA)
銀河団という大きな領域で均一なのは、初期銀河の集まりの段階で非常に多くの超新星爆発があり、銀河風が重元素をまき散らし、混ざり合って銀河間が満たされたと推測されている、銀河同士が離れた時期であれば、物質の含有率は偏りがあるはずだ。
お馴染みの近傍銀河M82などは密集状態ではないものの、そんな頃の銀河の様子を今も見せているのかもしれない、
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M82(1200万光年):左、X線、可視光線、赤外線の合成画像(NASA)
近くにある銀河M81の重力の影響で活動銀河となっているらしいが、銀河の上下に激しい銀河風を噴き出している、初期銀河は密集し合い、もっと活発だったと思われる、
先般は活動銀河の銀河風の中でも星が誕生して、一緒に噴き出されているという話を書いた、
銀河風の中で生れる星
初期銀河でもこれが起きたら、近接したいずれかの銀河に取り込まれそうだ?

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category: 宇宙・天体

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.85「王妃」  

近年のピリオド・スタイルが浸透した古典派演奏に馴染んだあとでも、ドラティ盤は古臭さを感じない、ピリオドではないが、当時有りがちだった、ロマンティシズムに染まった演奏でもない、R.ランドン版の楽譜を用い、逆に言えば新しい演奏の先駆け的部分も感じる、orch.編成はやや大きいが、ハイドンに相応しいバランスとサウンド作りで、録音含め全曲入念に取り組んだ内容はフィッシャー盤、デイヴィス盤を凌いでいると思う。ホグウッド盤が完結していれば、古楽orch.にも完成度の高い全集ができただろうが。
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アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
1971年 録音


交響曲No.85 変ロ長調「王妃」
第一楽章 Adagioの序奏は付点リズムを持ち、フランス風序曲を意識している、ドラティは付点を二重付点くらいにして、より雰囲気をだす。
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主部、Viaceは快速だ、滑らかにぐっと弱奏で始め、[23]からのfが厚みと切れ味の対比で迫ってくる、[47]からvn部の爽快なトレモロが始まり、
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[52]から低音部が活気強く主題を弾く、
[62]からヘ短調で「告別」に似た第二主題が出てくるが、第一主題と関連付いた形に思える、
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ドラティの「告別」と同じテンポだ、
木管が明瞭で色彩感がある、展開部は第二主題で始め、続いて第一主題がやや瞑想的に扱われ、やがて畳み込む、再現部ではhornやobが明瞭に効いてくる。
第二楽章 変奏形式のRomanceはまさにAllegrettoで、清々しい感覚だ、単に涼しげというだけじゃなく、弱奏との対比で深く引き付ける、後半のflソロが美しい。
メヌエット Allegrettoはフランス好みと思える気品ある主題で、ゆったりと聴かせる、これはもうフィルハーモニア・フンガリカの美音を味わえばよい、
終楽章 Presto 程良い快速、短めに書かれた楽章だが、ドラティは丹念に充実感でまとめる。
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you tube:Symphony No.85 "La Reine" A.Dorati Philharmonia Hungarica

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category: F.J.ハイドン

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ゴボウの花  

家内がよく実家で野菜をもらってくるのですが、
ゴボウの花、というのを初めて見た気がします、
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イガイガの玉から紫の花が出ています、で、肝心のゴボウはもらってきてない;
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あとはトウモロコシ、カボチャ、ナスでした、
根菜類の地上の部分って意外に見覚えがないです、

蕪は大根と違って、地上部分に出来るのも長く知りませんでした;
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丸い可食部は上胚軸という部分でその下に根があります。(大根の可食部は根になる)

去年の写真ですが、オクラも;
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上向いて実がつくことも栽培して知りました、ハイビスカスの仲間だそうで花は似ている、早めに収穫しないと硬くなります。

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category: 時事・雑記

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.83「雌鶏」  

世界初にハイドン交響曲全集を録音したアンタル・ドラティ指揮、フィルハーモニア・フンガリカだったが、当時は全集を買うのは諦め、抜粋で出たLPを購入して聴いた。あらためて「パリセット」を取り寄せて聴いたが、よく練られた演奏でorch.も上手い、録音はvnをしなやかに捉え、管楽器が明確、低音部も不足ない、心地よい音場感もあり好録音だ、丹念な全集製作のようで、のちに出たフィッシャー盤の上をいく完成度かもしれない。m
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アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
1971年 録音


まずはNo.83ト短調「雌鶏」から、
第一楽章 Allegro spiritoso 標準的なテンポで弦が爽快に響く、木管も味わいがある、始まりの動機はト短調の主和音を昇る間にC♯が入り、印象強い、
またvcがobbligatoとbassに分けられ、和声的効果をねらっているようだ。
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第一主題は緊迫した開始だが変ロ長調に転じ、[20]から付点リズムが目立ち、
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[33]からは動機の明るい変化型に思える、
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[45]から陽気な雌鶏風の第二主題がvnで弾かれ、
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[52]からobソロが付点リズムで重なり、さらに雌鶏の声らしくなる、展開部はまず第一主題動機で引き付け、すぐ第二主題になり、再び第一主題で対位法的な妙技で引き付ける、No.80と同様にいつの間にか陽気な第二主題に主役を奪われて終る。
第二楽章 Andante 落ち着いた気品のある主題が味わい深い、pで引き付けたあとのffで驚く部分があるが、ドラティはあくまで清々しく響かせ耳心地よい。
メヌエット Allegrettoは'60~'70年代的でゆったり、典雅な表現だが、フィルハーモニア・フンガリカの価値あるサウンドで、じっくり聴くのもわるくない。
終楽章、ロンド風のソナタ、ドラティは速過ぎず堅実な演奏、やや大きめの編成による強弱で奥行きの深さが利く、弦の合間の木管ソロが心地よく浮かぶ。

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you tube:交響曲No.83 g-moll「雌鶏」 A.ドラティ、フィルハーモニア・フンガリカ

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category: F.J.ハイドン

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低質量星の脅威  

これまで、系外惑星が多く発見され、ハビタブルゾーンにあるらしいものも見つかっている、特に赤色矮星を廻る地球サイズの惑星が幾つも見つかり、生命の存在も期待されて、ここでも取り上げてきたが、またちょっと翳りのさす情報が入ってきた。

NASAゴダード宇宙飛行センターのChristina Kay氏らの研究チームが、低質量星でハビタブルゾーンが中心に近い惑星系を想定し、中心星からのコロナ質量放出(CME)による影響を調べたところ、低質量星は磁場が強く、CMEが非常に激しいらしい。
近距離にある惑星が"仮に磁気圏を持っていた"としても、それがCMEの圧力で縮小し、大気が露出して剥ぎ取られることになる、大気がなくなれば、水もなくなる。
防御層を失った惑星表面は中心星の放つX線の直撃を受ける、ということだ。
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強いCMEによって大気が剥ぎ取られる想像図(資料:Ron Miller)
今回モデルにしたのは、系外惑星が見つかっている低温の星ペガスス座V374だそうで、太陽系のCMEの情報を当てはめて考えられた、要するに中心星が低温で小さく、ハビタブルゾーンも中心星に近過ぎるのは、生命にとって適さない惑星だということになる。今回は「低質量星」という表現で「赤色矮星」とは表記されていないようだが、同じことと思われる。

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参考:太陽系と赤色矮星「TRAPPIST-1」のハビタブルゾーン(緑色)比較

4月に取り上げた、系外惑星「プロキシマb」の環境予測 でも、過酷な環境らしいことを取り上げたが、今回は大気が剥ぎ取られるという脅威が加わった。
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プロキシマb地上の想像図:やはりこのようなの景色は望めないのか?
大気があるかないかくらい、やがてJWSTなどでわかるかもしれない。

地球は太陽に対し十分に距離のあるハビタブルゾーンである、マントル対流があり、磁場を持ち、太陽フレアなどから守るバリアもある、程良く傾いて自転している等々、挙げればきりがないほど奇跡的に好条件が揃っている。

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category: 宇宙・天体

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ローデドNGに張り替え  

頼んであった低音用の弦、ローデド・ナイルガット(以下、NGL)がようやく全部届き、昨夜は13コースluteの張り替えをしました。ゲージの"115"と"120"がなかなか入荷せず、それは抜きにして送ってもらいました。
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NGLの難点としては、最初張るとき非常に伸びて、ペグの巻きしろが足りなくなるという点、また⑥~⑧コースに使う細めのゲージに振動不良の確率が高いところ、もしダメだったら、KF弦のままにしようと思ったが、今回のは使えそうv
伸びが多いことへの対策として、どれくらい伸びるか印を付けておき、その位置から伸びない性質のアラミド糸などに連結してペグに巻く、
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巻く前、連結部は指板上の丸印の位置にあります、巻いて調弦が合うとき、ちょうどナットを超えるくらいにします(越えるときはちょいと摘みあげる)、ペグボックス内での伸縮がないので、ペグが遠い⑥~⑧コースも微調弦がしやすいですv
NGLの良い点としては、柔らかくて巻き付けがしやすい、また、他の硬質の弦はナットに当る部分で"折れ形"が付いて微調弦し辛くなるが、
ore kata
その問題も少ない、最初は伸びるが、安定するのは早い、太いものは振動不良が少なく、音程が明確になる、といったところ。シングルに張るテオルボの低音、弦長の短いルネサンスluteやヴィウェラにも具合良いでしょう。
ひとまずNGLでいきますが、今まで張っていたKF弦もわるくないです、もっと図太い鳴り方がいいな、と思ったらKF弦かな^^;

PS.7コースluteの⑤コース用:1本を半分に切って節約、ギリギリとどいた;
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ご覧いただき、ありがとうございました。

category: リュート

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小惑星衝突ミッション  

過去には地球に、恐竜ほか多くの種を絶滅させた小惑星衝突があったのは事実、現在わかっているだけで、直径1km以上の近地球小惑星が1000個はあるそうだ、それ以下の小さな小惑星はほとんどわかっていないが、はるかに多いだろう。
観測網を強化させるのも重要だが、いざ、地球に重大な被害を与える軌道をとる小惑星が見つかった際の対応策の一歩として、NASAとESAが2022年に実験を行う予定なのがミッション「AIDA」:Asteroid Impact & Deflection Assessment である。
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ESA
「DART」と名付けた宇宙船を小惑星「ディディモス」の衛星「ディディムーン」に送り、DARTを衝突させる、という計画。
*DARTはDouble Asteroid Redirection Test(二重小惑星リダイレクション試験)の頭文字で、上手く"投げ矢"になっている、連発撃ちなら"Darts"^^ 
*ディディモス(直径750m、岩石質とわかっている)
*ディディムーン(直径160m、12時間でディディモスを一周している、岩石質かどうかはわかっていない)

ナビゲーション,誘導システムで正確に中心を狙う、この小天体に対しインパクタとしてのDARTの質量は微小なものだが、秒速6km程の高速で衝突させ、僅かでも、軌道をずらすことができるかを調べるようだ。物体の運動量は質量×速度なので、速度で質量不足を補える。
dart 06
ESA:動画
you tube:Asteroid Impact Mission
この二重小惑星が選ばれたのは、単独小惑星では軌道の変化を測ることが困難だが、二重小惑星なら相対的位置変化で測れるからだそうだ。
esa you tube

今までにもこうした危険な小天体回避のアイデアはいろいろ聞いた、小天体にイオンエンジン・ロケットを着床させ、徐々に押して軌道をずらす、というのもあったが、着床させるのがまず困難だし、できたとしても、大抵の小天体は自転しているようで、ロケットの噴射方向が定まらない;粉々に粉砕するような爆破も無理だろうし、早い段階でちょっとだけ「玉突き」、というのは単純で一番有効な方法かもしれない、
AIDA01.jpg
ディディムーンが岩石か、硬い氷か、スカスカ状態か、いずれであってもインパクタが突き抜けないかぎり、運動エネルギーは受け取るはず、ただ変形や熱などに変わる損失があるかも?
先々に向けて有効な結果が得られることに期待したい。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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超新星爆発の原動力はニュートリノ  

先日のベテルギウスの件にも関連しているが、m
6月28日の情報で、大質量星の最後、超新星(以下、SN)爆発の物理的プロセスについて理化学研究所とマックスプランク天体物理学研究所がSNの残骸である「カシオペア座A」(11000光年)をモデルとして、コンピューターシミュレーションで再現した。
cas a 01
カシオペア座A:可視光で捉えたHST画像(中性子星は見えない)
Cassiopeia_A.jpg
同:可視光(黄)に加え、スピッツァー宇宙望遠鏡による赤外線(赤)とチャンドラ宇宙望遠鏡によるX線(青)画像の合成、中心の青い点が中性子星。
順序としては、晩年を迎えた大質量星の中心核が太陽質量の約1.5倍に達すると、まず中性子星が作られる、このとき大量のニュートリノが発生し、莫大なエネルギーを放出(温度は約5000億℃)、周囲のガスを超高温に熱する、このガスの動きが激しくなって爆発に至る、ニュートリノは大量のエネルギーを運ぶ役割をするそうだ。
周囲のガスは煮え立つように動きが激しいので、爆発力は均等にならず、非対象(非球状)に衝撃が拡がる、星内部で核融合で出来た重元素、および爆発時の超高温で出来た放射性チタン、放射性ニッケルなどが吹き飛ばされる、中心にあった中性子星は爆発の中心にあるとは限らず、重い物質が多い側と反対方向へ押し出される、逆に言うと中性子星に"蹴られた側"に重い放射性物質が多く集まり、非対象性が顕著になるそうだ。
カシオペア座Aは1680年頃に爆発が見えただろうと推測されるが、他のSN残骸と同じように爆風による残骸物質の拡がりは不均等だ。
Cassiopeia A s
拡大
上図:ニュートリノ駆動超新星爆発の3次元シミュレーションによる放射性ニッケルの時間経過画像、爆発の開始直後(3.25秒)から非対称性が顕著になる(6236秒)までの非球形分布を示す、 各画像に示された色は、下のスケールに従った爆風の速度を表す。
cas a 02
上図:青の部分は主に放射性ニッケルが放射性崩壊した鉄である、黄色の×印は爆発時に中性子星があった位置、白の×印は現在の位置で矢印の方向へ移動している。
理化学研究所記事 

大マゼラン雲の「SN1987A」のときも爆発が光で観測される前にニュートリノが観測されていた、星の外層に爆発が至る前に中心の中性子星が放ったニュートリノが光と殆ど同じ速度で届いていた。カシオペア座Aのシミュレーションからも、中性子星が爆発の中心に鎮座しているのは考えにくい気がする、大なり小なり動く?;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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B.ハイティンク:ハイドン交響曲No.86(Live)  

このCDも久しぶりの再聴となる、LP時代からレコーディングが殆どなかったハイティンクのハイドンで、you tubeで知ってから、同じ音源がほしいと思ったところ、Live録音のCD-Rとして出ていた。音質はやや歪み感が惜しいが、バランスの良い録音だ。m
hai hay 86
ベルナルト・ハイティンク指揮
シュターツカペレ・ドレスデン
2004年


交響曲No.86ニ長調
この曲は全体にポリフォニックな書き方の部分が殆どなく和声的で、快調な推進力と響きの重なりで聴かせていく、
第一楽章 序奏は清涼な響きで引き付け、主部は心地よい快速、[26]から、vn1の主題以外、総がかりでこのように和声を響かせる、
sc01_20170703090227a35.jpg
vn2とvaは各々2声に分けた部分が多い(展開部でもこのパターンが[104~123]で多くを占める)第二主題の存在感は小さい、骨太な響きを聴いたあと、
sc02_20170703090306b2e.jpg
[34]からvn1のパッセージとともにtimpの付点を含んだリズムが快調感を与えるが、この演奏ではよく分離して聴こえる。
第二楽章、カプリチォはlargoとしては速めのテンポかと思う、引きずらずすっきり、速さの分、緊迫感の効果もある。
メヌエット Allegretto は軽やかに引き締め心地よい、レントラー風のトリオも清々しい。
終楽章 Allegro con spirito ロンド風の要素は少ないソナタ形式、
sc 03b
この楽章の展開部[91]からvn1と他のパート間でちょっぴりポリフォニックな場面がある、
ハイティンクは活気を持った快速で、SKDの合奏力、キレが冴える。
you tube:Haydn: Symphony No.86 - Haitink/SKD(2004Live)

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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歌謡,ポップス:タイムワープ 4  

今回も思いつくままに拾いあげました、m

tha pi
you tube:ザ・ピーナッツ/恋のバカンス (1963)
記憶的にはもっと古いかと思っていた、

you tube:鶴岡雅義と東京ロマンチカ/小樽のひとよ (1967)
東京ロマンチカというと、何か「夜のヒットスタジオ」を思い出す。

you tube:小川知子/初恋の人 (1969)
小川知子も「夜ヒットS」だ、

a nakamura
you tube:中村晃子/虹色の湖 (1968)
中村晃子も同じく^^

tha tig
you tube:ザ・タイガース/廃墟の鳩 (1968)
先般の「花の首飾り」はタイガース一番のヒットだったそうだ。
同じ頃の記憶にビートルズの「Hello, Goodbye」があった、
hello good
you tube:The Beatles - Hello, Goodbye (1967)

blue triangle02
you tube:青い三角定規/太陽がくれた季節 (1972)
青春ドラマシリーズ主題歌の1つがヒット、曲とヴォーカルが良かった

y arai
you tube:荒井由実/ひこうき雲 (1973)
Yuming初期の曲の多くは耳に焼き付いているが、これは原点、

you tube:沢田研二/ストリッパー (1981)
ザ・ベストテンで一等賞目指していた、

anri_201707091937443b6.jpg
杏里/気ままにREFLECTION(1984)
のちの「トレンディードラマ」主題歌も良かった、

ところで番外となるが、清水ミチコが楽しい^^
s michiko
you tube:清水ミチコ/ボイス・アドベンチャー シンガーソングライターSP
マニアックに掘り下げてます、「陽水、Yuming、みゆき」の作風で作詞作曲している、Yuming風は流石だし、みゆき風が傑作だ^^v

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 歌謡・ポップス・etc

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アルマが捉えたベテルギウス  

冬の星座の代表であるオリオン座、左上の赤く明るい星ベテルギウス(脇の下の意味)は640光年にあり、太陽系に最も近い晩年を迎えた赤色超巨星の1つである、質量は太陽の20倍、ベテルギウスを太陽の位置に置くと、木星軌道(半径5.2au)に迫る大きさである。
参考:星の大きさ比較(Wikipedia)
少し昔まで恒星は望遠鏡でいくら拡大しても点にしか見えないものだったが、HSTが初めて超巨星のベテルギウスを実像で捉えた。恒星はガス体と言えるので、はっきりした表面の境界は捉えられないだろう。m
Orion_Head_to_Toe.jpgbetelgeuse hst
右画像:HST(NASA)
また、ESOのVLTによる観測で、周囲の広範囲にガスを放出した様子が捉えられている、
1024px-Nebula_around_Betelgeuse.jpg
ESO
ベテルギウスは脈動変光することが古くから知られており、2009年の観測で、15年前より15%小さくなっている、2010年のNASAの観測で表面温度が不均一で、整った球形ではなく、瘤状の膨らみをもった形らしいことがわかった。

2017年6月30日の情報で、アイルランド・ダブリン高等研究所のE. O'Gorman氏らがアルマ望遠鏡でベテルギウスを高解像度で捉えた、アルマとしては初めての恒星表面の観測となる。
betelgeuse alma
ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)/E. O'Gorman/P. Kervella)
電波観測により、内層の高温部分を捉えているが、ここでも不均一な形状が鮮明に見られる。

将来、ベテルギウスが超新星爆発を起こすと、その自転軸の方向へガンマ線が放たれ、もし地球に向いていたら、被害をもたらすとされる、HSTの観測でベテルギウスの自転軸が太陽系に対し20°傾いているとわかったが、不安定な状態で、自転軸はそのままとは限らない?また爆発後は中性子星が出来ると予想されるが、爆発力の偏りで弾き出され、超高速で移動する例もあり、行先で接近を受けた惑星系は壊滅する;
過去記事:ベテルギウス

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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