Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

R.グッドマン:ハイドン 交響曲No.82「熊」  

アーノンクールの「熊」を聴く予定だったが、ふらふらっとグッドマンのほうに目が行ってしまった、久しぶりで、どんなだったか憶えていなかったし;m
r goodman hay 82
ロイ・グッドマン指揮
ハノーヴァー・バンド
録音:1991年 hyperion


交響曲No.82ハ長調「熊」
第一楽章 Vivace assai
開始からtimpの活躍が目立つ、動機に基づき、バスパートやhornパートと重なったり、単独だったりする、
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グッドマンは快速に踏み込み、timpは雷鳴のように押し出す、弦のみの弱奏は涼やかでこの力感の差は他に例がないほどだ、第二主題のflとvnの溶け合いが心地よい、
第二楽章 Allegretto
変奏形式だが、ロンドのように始めのテーマが(少し変化を入れて)戻ってくる、この楽章は楽譜どおり、端正に演奏される、
メヌエット、トリオ
第一楽章と同じ活気が戻り、timpが際立つ、その合間に弱奏されるob、fag、さらに通奏低音のCembがスタカートで一際細やかに聴こえる、
終楽章 Vivace
快速なテンポを取るが、楽譜の細かな指示が明確に音となって耳に入ってくる、[90]からの強弱指示などが緻密に再現されている、
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しかし展開部の最後の部分、[176~]はffに強調している、
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[172]と[174]に同じパターンがあり、3つ目になるし、これは良い手だ。
終結前に展開部が短く再現されるが、[264]からtimpの連打がffで入る、
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指示どおりでもあるが、ここも強調している、
あらためて、欲求不満を満たしてくれるような快演だ^^

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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シャントレル  

リュートの①コースはシャントレル(Chanterelle:歌う弦)と呼ばれ、例外もあるがシングルで弦を張ります、バロックluteでは②コースも大抵シングルです。このあたりの弦は楽器の顔ともいえる、特徴の出るところで、美しいほど良いです^^ギターの①弦もそうですが、m

良い楽器は弱音でも"よく通る"と言われ、これは基音のしっかりした純度の高い音が出ているためかと思います、基音がよく出れば和音も鮮やかに響き音楽的です。

木は良材でも個々に質が違う、製作家さんはこの質を確かめ、良い方向を狙って調整しながら製作していると思います。
昔は国産にも形だけの量産品があり、たぶん基音以外の雑味成分が多すぎるのでしょう、本当につまらん音でした;これでカルカッシ教則本で黙々と練習、なんて憂鬱になります^^;
c guitar e
リュートにもまるで使用に耐えないものが始めの頃、出ました;
情報、物資ともに不足していた時代です、

以下、近年のことですが、
リュートの購入としては唯一、店頭にあったのを気に入って買ったのがこれで、
7c lute
J.Matuo 7c lute
まず①コースの開放弦、独奏曲でよく使うポジションが鳴ってくれること、音色が華やぐこと、これらを満たしていた、

うちで一番、華のあるシャントレルがこの13コースバロックluteです。
13c lute
7ポジションの"C"がとても明るく、鳴りが特に凹んで困るところもないです、

もう一つ、古い11コースluteの①コースは、とくに華やかという音ではないですが、
11c lute
芯があり、ポジションによる鳴りに差がなく、均されているようです、響板はやや厚めかな?

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 楽器について

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マルチバース  

今日はかなり空想的な話です;m
量子力学では超ミクロの世界では、人間サイズの世界ではあり得ない事が起きている、いくつもの状態が確率的に重なり合っているという、しかし、我々人間の体、周りにある物体、元は超ミクロな素粒子で出来ているわけで、関わりが無いわけではない、

思考実験の「シュレディンガーの猫」はよく引き合いに出される、箱の中にいる猫の生死の確率は50%ずつで、2つの状態が重なり合っていて、人が蓋を開けるとどちらかに決まるという理屈だが、実際には無意味な実験だ、
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過去記事
しかし、"超ミクロの側"から見ても、「猫が無事でほっとする人」と「猫が死んでいて悲しむ人」があるわけで、結果は1:1でお互い様、つまり、マクロサイズの世界も、複数の状態が重なり合っていて、1つではないとする考えが成り立つ、我々はある1つの世界に居るので、別の世界は認識できないが、じつは今居る場所に別の世界が重なっているらしい?
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「箱の中の猫」はやはり、生と死、両方が存在し、片方しか見られないだけ!? どう転ぶかは運しだいで、別の世界では違う結果が出ている;単純化のため50%に絞ったが、実際はもっと細分され、多様な世界があるとのことだ。

多宇宙論では無数の宇宙が存在する模式図をいろいろ見るが、理論物理学者によっては、1つの宇宙の外に別の宇宙が子分かれして描かれていたり、あるいは最初の親宇宙はたった1つで、その内部に子宇宙が誕生する、というのもある。
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"宇宙の外"は空間すらない"無"であると;
さらに同じ場所に多数の宇宙が重なり合っているという見方も加わる;

これら多数の宇宙は誕生したときに、重力や電磁気力などの数値が個別に決まり、その宇宙の物理法則となって、我々の宇宙とは違うという、ダークエネルギーの斥力が強く、星や銀河が生れる間もなく急速に膨張してしまう宇宙も多いと考えられている。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 科学・自然・雑学

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.82「熊」  

ハイドンの交響曲全集で、単独盤でも欲しいような演奏は、A.フィッシャー盤やD.R.デイヴィス盤の中にもいくつかあったが、ドラティ盤はその密度が高い、
今日はパリセットからNo.82「熊」、
過去に聴いた中では、モダンorch.に絞ると、コリン・ディヴィス(RCO)盤がひじょうに良かったが、ドラティ盤の整った心地よい演奏は同格か、上を行くくらいかも。
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アンタル・ドラティ 指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA

you tube:Symphony No 82 C major'The Bear' Antal Dorati PH

交響曲No.82 ハ長調「熊」
第一楽章 Vivace assai
ドラティは快速なテンポだがランドン版のffの始まりはさほど強奏ではない、これが力み過ぎず心地よい印象を与える、[5~7]でpとなり、[8]のfからぐっと力感が入ってくる、ドラティは強弱の設定が細かく効果的で、のちのS.ラトルの演奏を思わせる。
ポリフォニックな書法が多いが、[25]からバスが動機、vaがリズム、vn1,2がシンコペーションの和声、といった重なりが心地よい、hornの響きが浮き立ち効果的だ、
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緻密に書かれた展開部と変化に富んだ再現部も引き締まり上々、
第二楽章 Allegretto
へ長調で始まる、小ざっぱりとした主題による変奏、
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なかなか充実感がある、ヘ短調となる変奏が挟まり、始めの主題に少し味な変化をつけて戻る、[175]から終結までの締めくくりが良い。
メヌエット、トリオ
これもパリセット共通のフランス好みっぽい主題、obやhornの響きが効き、timpが引き締め、気品を帯びた演奏
終楽章 Vivace
ハイドンの傑作終楽章の1つ、ドラティは程良く快速、pの部分をぐっと引き、立体感をだす、そんな中、hornの響きが効いている、
展開部は[140]からが壮大な対位法で素晴らしいところ、
期待どおり、ドラティは申し分なく決めるv

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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クラゲ銀河  

銀河円盤とたなびくガスの姿がクラゲのようで、Jellyfish galaxies(くらげ銀河)と呼ばれる奇妙な銀河が多数見つかっている、
我々から見て、良い角度じゃないと、それらしく見えないが;m
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左:eso1725b 右:eso1725d VLT撮影 資料:eso
その一つ、みなみのさんかく座方向2億光年にある渦巻銀河、ESO 137-001は「じょうぎ座銀河団(Abell 3627)」の中心域に引き込まれている、
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ESO 137-001 /HST撮影拡大画像
秒速約2000kmの速度で移動し、周囲を満たす約1億度の超高温ガスに対する動圧によって銀河内のガスが引きずり出され、紫外線で輝きながら、数万光年の長さにたなびいている、銀河の明るい中心から塵とガスが零れ出すシルエットも見られる。
また、たなびく尾の中でも星形成が起きて、ガスは消費される、
eso you tube
ESO動画 you tube:3D visualisation of ESO 137-001
銀河団の中心付近には年老いた星が構成する楕円銀河が多いそうだが、このように新しい星の材料を失うのも原因だろうか。

もう一つ、esoがVLTで捉えた、くらげ銀河 JO204の画像、
イタリア国立天体物理学研究所パドヴァ天文台のBianca Poggianti氏らがこの銀河を含む6個のくらげ銀河の中心に、活動的な超大質量BHがあるのを観測から明らかにした。
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JO204 /VLT撮影、(赤)電離水素ガス、(白)銀河中の星が集まっている部分
ガスの一部は、引き剥がされずに銀河の中心に向かい、それが超大質量BHに吸収され、活動的にしているらしい、

銀河衝突もそうだが、何らかの外的要因、あるいは中心BHのような内的要因?が関わって、銀河にスターバーストを引き起こし、星の材料を消費していくようだ。
過去記事:銀河風の中で生れる星

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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弦の止め方  

また楽器のメンテの話です、次は別の話にします;

低音弦のローデド・ナイルガットはさらに切れたという知らせを聞く、購入した時期からみて、同じ生産ラインだったと思われるが、うちの楽器ではまだ1本も切れていない?
l ng
糸倉が後ろに折れたリュートでは、弦がナットに強く押しつくので、調弦を上げた場合、糸倉のほうがテンションが高くなっている、ここも切れやすいところかもしれない、
この13コースluteでは、
13c lute
・弦のナットと摩擦する部分には固形石鹸を塗った、
・ペグが遠い弦はアラミド糸で繋いだ

という対策で糸倉内では少しは持ちこたえているかもしれない、しかし、張ってある中間でも切れるそうなので、もろいことは確かなようだ。

もう一点、細いナイルガットだが、①コースがブリッジでよく切れると聞く、これもなぜか自分の楽器では1度も切れたことがない? 1、2年張りっぱなしのもあったような;
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NG40
切れるとしたら、この交差した所だろう、
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ブリッジの穴に弦を2回通して絡めたりするが、こうすると思い通りの弦高で止めやすい、
弦の細い③コースくらいまでなら可能、
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2回通したあと、普通に絡める
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普通は①のように止まるが、2回通しすると滑りが止まり、②、③のような止め方がしやすい
2回通しの場合、交差した所の圧力を軽減しているかもしれない?いずれも推測だが^^;

"弦高調整"のついでに、バロックギターのブリッジを見ると、「下駄式」と呼んでいるが、こんな様子、開口を▼形にして接着部を広くしたものもある、
b gutar01
ダブル弦の間隔を調整でき、①コースはダブル、シングル、どちらも対応できる、
さらに、このようにブロックを挟み込んで、弦高調整も可能なようだ。
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はじめからブロック使用タイプと思われる

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: リュート

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ローポジションのフレット  

前にも書きましたが、自分の指は低反発でフニャっとしています、m
「撫で撫で」するにはいいかも(笑)
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リュートの弦を、指先で押さえるにも、セーハするにも、弦が指の方に沈み込み、押えが弱くなるのが悩み;特にローポジションはフレット間が開いているので、
11c lute o
指の態勢によっては、フレットの傍を押え難い場合もある、ローポジションのフレット径が0.7㎜くらいだと、かなり辛い;最低でも0.9mmはほしい、
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先日、11コースluteのナットを補修した際、思い切って太いフレットガットを巻いたら、結構押えが効くのがわかりました、
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これなら指に沈み込んでも、なお押え込める、⑤コース以下なら弦自体が太いので押えやすくなるけど;①~④コースあたりが助かる、
1フレットで1.0mm以上、5フレットで0.8mm切らないくらいが良い、
f gut
フレットガット:1.15mm
ちょっとだけナットを高くすれば太いのが巻けるし、ハイポジションも順じて調整すれば弦高にも影響はない、ブリッジ側の高さからして、限度はあるけど、押え辛い楽器はこのように設定し直してみようと思います。
ローポジションから順に決めていきますが、もし次に巻いたのが太過ぎてビリった場合、外すのももったいないので、サンドペーパーで適度に削ります、
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指板を削らないよう両サイドにテープを貼って・・;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: リュート

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アーノンクール:ハイドン 交響曲No.104「ロンドン」  

アーノンクールの104番って、ちょっと記憶してなかったので聴き直してみた、m
n h hay 104 b
ニコラウス・アーノンクール指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウO.


交響曲No.104ニ長調「ロンドン」
第一楽章 Adagio - Allegro
序奏は重厚な印象だが、アーノンクールは1拍、又は2拍ずつにdim.をかけ、
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弦の推移イメージは下図のようだ、
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これにより、vn2からvn1への受け渡しも滑らかに繋がる、
弓を一杯に使わない古楽奏法の反映か、重く引きずらない響きが良い、
主部はわりとゆったりした歩調、"爽と剛"の使い分けがあるが全体に堅牢な味わいだ、
(*C.ホグウッドの軽やかさとはだいぶ異なる)
第一主題がfとなる[32]から、ランドン版楽譜のレガート指示を取り払い、鋭くしている、
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アーノンクールの演奏では自然だろう、
以上から、展開部以降も期待どおり、彫りの深い演奏となる、
第二楽章 Andante
あまり遅くせず、さらりと始まる、ト短調となる中間部で[42]から、ひじょうにエネルギッシュな踏み込みとなる、
この楽章はこちらのブログを参照:ハイドン探求 三次科学技術教育協会
メヌエット Allegro、トリオ
まさにAllegroのテンポで鋭く畳みかける、それが自然でこのメヌエットにふさわしいと感じる、[20]からvn1,2の活力が効き、
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vaとvcがヘミオラの効果を重ねる、トリオはテンポを緩め涼風のように穏やか、
終楽章 spiritoso
程良い快速、他の楽章と同様、骨組み感はがっちり、
pの爽、fの剛で聴き手を引き込んでいく。

n h hay 104 you tube
you tube:Haydn, Symphony nr.104, Concertgebouworkest, Harnoncourt

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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ブラシ代り  

(今日はしょーもない話です;)
道具類を目的外で使うってよくあります。

いつも風呂でガシガシ頭を洗い、タオルでガサガサ拭きます、
一応滑りを良くするスプレーはありますが、髪の毛が絡まって、ブラシが引っ掛ります、
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ブラシがしなるタイプもありますが、やはり引っ掛る;
そこで目についたのが、使わないヘアクリップ、
適度に間が空いているので、ここを櫛にして使うと引っ掛りにくく、
Hair clip
ざっと髪を梳かすのに具合よいです、これだけでもよいくらい、
ブラシって細か過ぎるんですね;
うちに大袈裟なクリップを使うほど髪を伸ばした者はいません^^;
このバナナクリップで間に合ってます、
Hair clip03

あと、電気コードをちょいとまとめるのに具合よく、目的外で重宝します^^
Hair clip02

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 時事・雑記

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ナットの底上げ  

古いほうの11コースluteはナットを作り替えた際、どうやら低音側を低くしすぎたようで、低音の開放弦がフレットに当っていました、
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また作り替えというのも大変なので、ひとまず、ナットの底に薄いプラスチック板を接着し、低音側を高めに、傾斜をつけて削りました、
nut 02
nut b
*こんな要領で削った
とりあえず、問題は解決v
ちょっと弾いてみて、微妙な弦高の具合は溝の深さで調整しました。

このリュートは弦高を低く補修済みなので、フレットは1ポジションから徐々に細くしていく加減が難しいです、スタートの1フレットは1.15mmにしてあります^^;
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しかし、①コースのⅦポジションで指板から弦の下面まで2.7mmと、ひじょうに押えやすくなっています。
このリュートにもローデドNGを⑨~⑪コースだけ張ってみました、
11c lute02
これも良いけど、今までのKF弦(フロロカーボン)もわるくない感じ、KF弦は減衰が早いので、"ボン"と低音の出が強く、フレットにビリつくことも少ないです。

余談:一昨日の記事でふと気づいたのは、
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peg 13c
自分は同じ回転物がいくつも並んだ構成美が好きなんだと・・(笑)

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: リュート

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.31「ホルン信号」  

ドラティ指揮のフィルハーモニア・フンガリカはいつも述べているように、ハイドンに相応しいサウンドで聴かせる、今日取り上げる「ホルン信号」で各パート奏者のソロが聴けるが、弦も木管も過剰にvibratoを行わず、透明感が出ているように思われる、
'70年代にはN.マリナーもハイドンの魅力を伝える演奏を聴かせた、アカデミーCO.は非常に上手いが、音作りは、やや前時代的な感がある、
a d hay
アンタル・ドラティ 指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA

you tube:Symphony No 31 D major 'Hornsignal' Antal Dorati PH

交響曲 No.31ニ長調「ホルン信号」
第一楽章 Allegro
幾分落ち着いたテンポだが、その分、hornを朗々と聴かせる、4本のhornの響きはさすがにorch.音の大半を占めるが、そのバランスで録音されている、ドラティはhornの味わい十分に爽快で過不足なく聴かせる、
第二楽章 Adagio
この楽章はト長調になる、vnのソロで始まるが高域の弱奏で、次に出るhornとの対比が大きいがくっきり響く、vcのソロも同様、現実的な音量差が奥行きに感じる、
後半に入り、[41]からvnソロが始まり、[44]から[51]までvcソロが重なって行く、
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ここも美しい聴きどころだ、
メヌエット、トリオ
弱音基調で気品ある演奏、始まりからhornを短く切った演奏が緩やかな中に明確で印象的、
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*hornは移調記譜でハ長調になっているが、実音はニ長調
またトリオの中で、horn1のソロに対し、[52~56]だけflが控え目に重なるところ、洒落た味わいを作っている、
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終楽章 Moderato molto
全パートが順々にソロを聴かせる楽章、各奏者はここでも大味にならず、細やかな聴き応えで締めくくる。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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昭和のプラモ  

懐かしい話でプラモを思いつきました^^小学生の頃、趣味の1つがプラモデル作りでした。
大抵、図画工作が得意な子はプラモも上手く組み立てていた、
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今は、ジオラマに使う動かないものが多いかな?
当時は子供向けに、"マブチモーターで動く"のが普通で、
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動かして面白いのは"タンク"でした、小さくてもキャタピラー車、障害物を乗り越えて走ります、初めて買ったタミヤ模型のT34(ソ連)は1/35サイズでしたが、モーターを2個使い、左右のキャタピラーが独立で動き、リモコンで自由に方向転換できました。
メーカーはやはりタミヤが一番かな、バンダイからも良いのが出ていました。
当時、人気だったのはこんなところ(画像:TAMIYA)
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M48(米)
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スターリン(ソ連)
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ヤクト・パンサー(独)
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M4A3(米)
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タイガーⅡ型(独)
特にドイツ車両がかっこいい、

1/35モデルではキャタピラーはゴムかビニル製で一体のベルトでしたが、1/25サイズのシリーズが出て、キャタピラーはピースを繋いで組み上げるものになり、たくさんの転輪にはサスペンションが付き、走行の様子がリアルになりました、こんな感じ、
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これでプラモ仲間とよく遊びました、"タンク相撲"で、マットの上で押し合って、マットから落とすという・・^^
今は動くタイプと言えば1/16サイズのラジコン操作がメインのようで、大人のマニア向けで10万円弱の高価品となっているようです、さすがに重厚で、砂地を走らせてビデオに撮れば、本物のようにも見えるマニアックなものです、さすがに買えませんが;;
ちっこいのでいいから、また作ってみたり・・^^

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 時事・雑記

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線状降水帯  

昨日は日中、曇りで雨が降ったり止んだり、湿度が高かったです、夜になると集中的な大雨と雷、しばし止んだと思ったらまた大雨、けっこう長い時間続きました。
夜半近く、やっとおさまり、あとで気象庁の情報を見たら、全国で当地だけに雲が集中していた、ちょっと休憩の入った線状降水帯だったと言える^^;
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気象庁

うちは通信線や電源線に誘導雷が入りやすい地帯のようで?過去に何度かPCやTV、電話機など壊されているので、雷が大きいときは全て線を外します、雷サージカッターなどまるであてになりません;
その間、音楽を聴こうにも雨音や雷がうるさい^^;

今朝の天気図も見てみたら、「ほとんど停滞」だらけ、
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今日も暑くなり、夜は雷雨かも;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 時事・雑記

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アーノンクール:ハイドン 交響曲No.103「太鼓連打」  

アーノンクールのロンドンセットでは特に第一期の6曲に他にはない魅力を感じたが、第二期の曲もあらためて聴いてみた、まず「太鼓連打」から、m
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ニコラウス・アーノンクール指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウO.


交響曲No.103変ホ長調「太鼓連打」
第一楽章 Adagio - Allegro con spirito
序奏はtimpのソロをfで開始、続く弦の弱奏の中にもエネルギーを感じさせ、引き付ける、主部に入ると、ガチっとした骨組みに細やかな表現が寄り添い、コンセルトヘボウの会場に豪快に響く様子が録音されている、各パートが分離よく聴けるほどではないが、大編成的なダイナミズムとキレの良さで魅了する、
第二楽章 Andante piu tosto Allegretto
爽快な弦で始まり、リズミカルな要素も聴かせる、vnソロの後の短調は期待どおり、キビキビと切れ味よい、
メヌエット 
ここもリズムの鋭さとレガートな要素の対比で見事に引き付ける、トリオはテンポを緩め、クラリネットが味わえる。
終楽章 Allegro con spirito
程良く快速だが、骨組み感はしっかり、主題はポリフォニックに扱われる部分が多い、
ただ、[91]から総奏の中でvn2、vn1とflが交互に奏でるパッセージがドラティ盤ほど浮んでこないのが惜しいところ、
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[107]から弦が奏でる和声とリズムは、始めにスタッカート記号があるが、アーノンクールならではのレガート奏法を聴かせる。
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レガート奏法のイメージ
全般にはやはり"剛と爽"の対比が引き付け、弱奏の中にも集中力のエネルギー感が潜む。

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you tube:Haydn, Symphony 103 E-flat major 'Drum Roll' N.Harnoncourt

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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低音弦が切れる!?  

待望の低音弦が出た、と喜んだばかりですが、
そのAquila、ローデド・ナイルガットが一部「切れてしまった」という報告があります、最低音の太いのでさえ・・気を揉ませますねえ^^;
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切れた箇所はブリッジやペグ付近ではなく、張ってある中間だそうです、モダンギターの④,⑤弦が切れるのはよく聞きますが、巻弦ではない太い弦が切れるというのは前代未聞、
ローデドNGの鳴り方はひじょうに好ましいので発売以来、よく売れていると思うけど、一連の製造の中で起きた問題か、根本的な品質の問題か?根本的であれば世界中のユーザーのところで切れているでしょう、
Aquilaは次の製造では切れないものを出すと言っているそうですが。

ちなみに私の13コースluteには7月5日に張りましたが、
今のところ切れて・・(確認)・・いません^^;
13c lute
こんなふうに糸と連結させるとやばいのかもしれないけど;
"麺"に例えると、ツナギの成分が足りないのかな?
しかし失敗はあるものの、Aquilaほど新製品に前向きな弦メーカーはないので、今後の改良に期待したいです。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: リュート

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月の水、資源  

いつも何気なく見ている月は唯一、表面の様子を肉眼で見ることができる近い天体で、どこか遠くの惑星系にもありそうな景色を見ているとも言える、そう思うと壮観である、m
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月と地球の間は、地球を30個並べた距離になる、
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(距離:384400km、地球直径:12756km、月直径3474km)
アポロ計画で持ち帰った月の岩石を分析したところ、成分は地球の岩石とそっくりで、火星サイズの原始惑星が高速自転していた原始地球に良い角度で衝突し、その破片で同じ成分の月が出来たという、ジャイアント・インパクト説を裏付けている。
2011年に月の岩石中のガラス粒子を調べたところ、地球の玄武岩の一部に含まれるのと同等の水があることがわかった。ここで問題は、これが月全体の状態を示すのか、一部だけのことなのか?である、加えてインドがNASA、ESAの協力で打ち上げた月探査機「チャンドラヤーン1号」のデータを調べたところ、
Chandrayaan-1.jpg
チャンドラヤーン1号
月の火砕流堆積物には全て同様に水が含まれるらしいとわかった。
これまで、月の両極の永久影の所は多量の水の存在を示していたが、
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南極の永久影(全方向から太陽があたった合成画像)
火砕流堆積物は含水量は僅かだが膨大で、月全域で確保できるかもしれない。
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水の存在を示した月面図、色のついた領域で特に赤や黄は周囲よりも水が多く存在する
(資料:Milliken lab / Brown University)
クレーターの縁に集中が見られる、暗い海の領域は少なそうだ、

鉱物資源に加え、水も現地調達できれば、将来の月面開発、さらには宇宙開発基地として期待できそうだ。
月は大気がないので、いつも晴れ、太陽光発電は安定的にできるが、小さな隕石も燃え尽きることなく全て落ちてくる、これにどう対処するか?あと生物由来の資源は調達できない;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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S.L.ヴァイス:プレリュード d-moll  

今、ヴァイスのロンドン写本にある、d-mollのfugaを弾いていますが、やはりフーガの前にはPreludeがほしい、そこで同じロンドン写本のd-mollソナタのPreludeを置くことに・・
これはヴァイスのPreludeの中でも特にカッコイイやつで^^m
しかし、譜を見ると、そう易々とはいかない(・・);
weiss pre d s
f 01f 02
②で10コースの押えにゾッとしたが、セーハじゃないので、大して問題なさそう、
f 03f 04
f 05
ほかはセーハを含む押えがあり、きれいに響かせないといけない、一番厄介なのは7コースの押弦を含む③かな、④もちょっときつい;また、パッセージの部分は右手の指順を上手く決めないといけない;
とは言え、練習積めば何とかなりそうに書いてあるのは、さすがにヴァイス^^またじっくりやってみます。

適当な参考動画がなかったので、チェンバロによる演奏、前半がこのPrelude、
you tube:Weiss - Prelude and Fuga
*画面のダブ譜にはいくつか間違い箇所がある

PS.譜の最後にWeisのサインがあるけど、"W"をendマークの波線を兼ねた書き方にしてあるのかな?^^

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 演奏について

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「カッシーニ」が捉えた絶景  

NASAの土星探査機「カッシーニ」は今年9月15日に土星の大気に突入して20年間に及ぶ探査を終了する、20年も経ったという気がしない?;
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降下機を下ろして衛星タイタンの地表の様子を捉えたり、衛星エンケラドゥスから噴き出す水の発見など、カッシーニが初めてもたらした成果は大きい、最終ミッションとして、土星の環の内側を周回した接近画像を撮っているところ。 
過去記事:「カッシーニ」環の内側から土星を撮影

やはり興味深いのがカッシーニが捉えた個性豊かな(変な^^)衛星達の鮮明画像だった、

本体が破壊される寸前のような大きなクレーターがある衛星「ミマス」はお馴染みだが、 Mimas_198.jpg
ミマス(Mimas):半径 198km  別名"デス・スター型衛星"
「テティス」も同様の巨大クレーターを持つ、テティスの半径はミマスの2.7倍あり、氷が多いためか?起伏は浅くなっている、
Tethys-533.jpg
テティス(Tethys):半径 533km

「イアペトゥス」は明るい表面だが、潮汐ロックされた"進行側"に暗い物質が降り積もっている、これは外側を周る衛星「フェーベ」がまき散らした希薄な物質がリングとなっていて、イアペトゥスの周回上にあるためだ。 過去記事:イアペトゥス
Iapetus_736.jpg
イアペトゥス(Iapetus):半径 736km ココア・パウダーをかけたお菓子?

「パン」は最も内側を周る「羊飼い衛星」の1つ、赤道付近が薄く広がった、球体に鍔がくっついた形で、どうしてこうなったかわからない;土星の環の中を周回している影響か?
Pan_15.jpg
パン(Pan):半径 15km 別名"UFO型衛星" タコ焼きをひっくり返したところにも見える^^;

「ヒペリオン」は奇妙な衛星で他に例がない、元々密度の低いスカスカの天体に隕石が落ちればズボっと沈み、飛び散るものがなく、このような深いクレーターが残ると考えられる、黄線で囲った部分には大きな放射状の地形があるようだ。
Hyperion01.jpgHyperion02.jpg
ヒペリオン(Hyperion):半径 95-182km 垢すりの軽石には荒いかな^^;

次は「タイタン」の大気を捉えた画像、
Titan02.jpg
これは壮観!

最後は「エンケラドゥス」を遠方から捉えた画像、
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惑星探査機の画像は大抵、対象物が明るいため、背景の暗い星々は露光が足りず、写らないのが殆どだが、これは露光が十分あったため、エンケラドゥスと背景の恒星も写っている珍しい画像だそうだ、宇宙の奥行きを感じさせる。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.53「帝国」  

ドラティの録音では(どうなんだろう)timpの音が好ましく、モダン楽器的な響きではないような気もする?
今日も取って置きの1曲、No.53「帝国」について、
a d haydn
アンタル・ドラティ 指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA

you tube:Symphony No 53 D major 'L'Imperiale', A.Dorati P H

交響曲No.53ニ長調「帝国」
第一楽章、短くも堂々とした序奏が置かれ、主部Vivaceはvn2の持続音に乗って、主和音を動く動機が穏やかに始まる、
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この動機は主要に使われていく、ドラティは十分レガートにこの穏やかさを表現、[29]のfから活気づいていく、
[41]からvn2はvn1に並行しながら小気味よい切れ味を入れる、ここでのバス部はfag.を目立たせ明快に聴かせている、
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[76]から第二主題が出るが、[83]のfから第一主題の性格に変わり、提示部の締めくくりへと繋がっていく。
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展開部は[118]から[187]までと思われるが、長く劇的に構成されている、[141]のfから白熱、[167]のpからは瞑想的、
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第二楽章、andanteは歌謡風の主題と変奏になっていて、変奏の性質がピアノ曲風にも思える、編曲すれば親しまれるかも。ドラティはやや速めに小ざっぱりした感覚、
メヌエット、簡潔でいつもながら心地よい主題、ドラティは落ち着いたテンポで、力まず気品を帯びているのが一味違う、
終楽章にドラティはBヴァージョンのprestoを演奏している(Aヴァージョンは別盤、CD33に収録)、まさしくprestoでキレキレ、PHがぴしっと決め、急速感と強弱の起伏で白熱させる。
奏者の上手さが出張らず、orch.サウンドが心地よい、

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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螺鈿とインレイ  

螺鈿といえば、正倉院の「螺鈿紫檀五絃琵琶」を思い出すが、楽器にも関りの深い装飾技法である螺鈿と西洋のインレイについてざっと調べてみた、どちらも非常に手の込んだ職人技で、人間の作った着色料は殆ど使わず、天然素材の色彩、質感だけで構成される"美の壺"^^
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まず、螺鈿は中国から伝わった漆器に施す飾り(主に貝殻)であり、工法は大きくわけて嵌入法と付着法の2種がある、
①嵌入法
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漆塗りを施した表面を彫り込み、その模様に合わせて切り出した貝片をはめ込み、さらに上から漆を塗ってから研ぎ出し、ツヤが出るまで磨く。
②付着法
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木地固めをした上に貝片を漆で接着し、その貝の厚さに近い高さまでサビ(生漆に砥粉を混ぜたもの)を塗り、中塗り、上塗りを施して、貝を研ぎ出す。
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螺鈿の漆器
黒い漆器に貝殻の光沢のコントラストは古くから人々を魅了してきた。

次はインレイ、漆を使わない西洋の家具、楽器、小物類等では木地に直接飾り材を嵌めこむという手法が使われる。
楽器でいうと、バロック期までは飾り材は主に象牙や、木地に対し色違いの木材が使われ、落ち着いたコントラストだった(個人的にはこれが好みv)、
b guitar02
バロックギター
インレイは飾り材を図柄の形に切り出し、木地側にもそれがぴったり嵌る彫り込みを入れて接着、最後は木地と平坦になるよう仕上げる、(技と根気、時間が要りそう;)
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ニス塗りにより、木地と飾り材の発色も鮮やかとなる。
19世紀になると、真珠母貝など光り物のインレイが多く見られる、
このギターは響板の縁と響孔周りに貝のインレイがある、
19c g 01b
またこのように貝の表面にケガキ針で図柄を入れ、そこに顔料を擦り込んだ、
銅版画的な装飾もある、
19c g 02b
歳月が経つと木地のスプルースは褐色化してくるが、インレイは色褪せずコントラストが際立ってきて、古くなった風格が出てくる。
ローコストの楽器にはインレイ風のシールが貼ってあったりする;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 楽器について

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ミントの栽培  

一頃、ミント類の栽培をして、葉っぱを乾かして紅茶に入れて味わっていました。m
ペパーミント、スペアミント、アップルミントなど、育ち具合で葉の形や葉脈の様子、茎の色が変化するようです。こんなメントールだらけの葉でも食う虫はいるんですね;
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ペパーミント
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スペアミント
Apple mint
アップルミント
それぞれ香りの趣きが違うのがいいです、
スペアミントのガムがありましたが、このとおりの香り^^
spearmint gum

ミント類の自生力は強く、地下茎と種で増えて行く、プランターに植えても種が落ちて地面に拡がっていきます、一時庭にペパーミントとスペアミントの一群が拡がりましたが、スペアミントの方が勢力が強いようで、ペパーミントの領地を席巻して行きました;
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たぶん地下茎のせめぎ合いでしょう、庭や花壇から離した場所でプランターに植えないと大変なことに;;すぐ一杯になるので間引きします、

一番メントールが強いのがニホンハッカです、真っ青な空をイメージする清涼感!
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ニホンハッカ
子供の頃、近所に生えていたのを1株庭に植えたら一気に拡がりました;懐かしい匂いです。
外来種vsニホンハッカでどっちが勝つか?まだ試していません^^;
乾燥させて布袋に入れれば、ダニなど虫よけになります、
PS."外来種vsニホンハッカ" 同じプランターに1本ずつ苗を植えて試してみようかな^^

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 時事・雑記

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山ごぼう漬け  

また地味な食材の話ですが、好きなんですねこういうの^^大抵、スーパーなどにありますが、この「山ごぼう漬け」はガリガリした歯応えと、土の匂い?のような独特の風味、m
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付け足しのおかずとしていいんです。
じつはこれ、ゴボウの直接の仲間ではないようで、モリアザミ【キク科アザミ属】の主根だそうです、これを醤油漬けにしたのを通称"山ごぼう"と呼んでいます。
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モリアザミの花
アザミの花言葉は「独立、報復、厳格、触れるな」だそうで、トゲトゲが多いからかも?
キク科という点ではゴボウの仲間のようです、
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ゴボウの花
花もまったく似ていないこともないかな、

なお、紛らわしいのがヨウシュヤマゴボウ【ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属】で、種類としてはゴボウには関係なく、そのへんにいくらでも生える多年草で利用価値のない雑草です、
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ヨウシュヤマボゴウ
どの部位にも毒性があるそうで、濃い紫の実をつけ、汁が服に付くと落ちにくい、
花言葉まであるそうで「野生、元気、内縁の妻」だって・・わからない^^;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 時事・雑記

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N.アーノンクール:ハイドン 交響曲No.93  

アーノンクールの「柔と剛」の対比を駆使した演奏、93番など、よく効いてくるようだ。m
特に弱奏における響きは"柔"より"爽"が相応しく思う、剛のところは心地よく鋭いが、重っくるしくない、pは極めて弱奏にされ、木管の弱奏ソロもくっきり聴かせる、バランスの細やかさ、周りが静かでないとこの演奏は観賞し辛い、
n a haydn sym
ニコラウス・アーノンクール指揮
ロイヤル・コンセルトヘボウO.


交響曲No.93ニ長調
アーノンクールのレガートが、よくあるレガートとどう違うのか、よく聴いてみると、音符をただなだらかに繋ぐのではなく、音符1つずつに微妙な膨らみと減衰を付けて繋ぐようだ、
第一楽章、序奏部を聴いただけで引き付けられ、価値がある、[16]からvn1にはスタカート記号があるが、ここでさえ、下にイメージしたように奏でる、
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古楽奏法の運弓が反映していると思うが、音符の細かい部分は拍単位で同様、このような奏法が適所で音楽的にこなされ、味わい深い、主部も十分な弱奏で始め、fのトゥッティも程良い、
trp、hornが輝かしく効果を出す、展開部は対位法で書かれ、[127]からバス部がfで先行して入るところは立体感が効いている、
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ここはスコアには欠落?しているが、くっきりスタカートを効かせる、
第二楽章、繰り返される主題に変奏要素を重ねる、室内楽のレベルで極めて弱奏に始まる、[17]からff、短調の付点リズムはフランス風序曲の影響と言われる、[23]から再びppに落とし、聴き手を集中させる、ソロ楽器の密やかさも聴きどころ、
メヌエットはキビキビ引き締めた感覚だが、[7]のアウフタクトに溜めを置くなど、リズム的な効果も楽しませる、
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トリオはtrpとtimpの鋭さ、弦の滑らかさの対比が良い。
アーノンクールは楽章の合間を長く取らず、次の楽章に入る、
終楽章も急がず、第一楽章で示したような充実感でまとめている。
全楽章、演奏時間としては普通だが、たっぷりと聴いた充足感がある。

参考としてNo.92 G Major"Oxford"のyou tube動画
n a hay 92
I. Adagio - Allegro spiritoso
II. Adagio cantabile
III.Menuetto: Allegretto
IV. Presto

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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スターバースト・リング  

とけい座、約3800万光年にある、棒渦巻き銀河のNGC1512と近接した小銀河NGC1510のペアは銀河進化の謎を明かしてくれるようで興味深い。m
ngc1512 1510
左:NGC1512、右:NGC1510(HST)拡大画像
まず棒渦巻きのNGC1512は渦状腕のところには普通に見られる星生成領域があり、棒状に伸びたバルジには塵とガスが流れ込む道筋ができ、中心にあるであろう超大質量BHに落ち込んでいる、その中心に至る手前に明るい星が集まった、スターバースト・リングが見られ、ここは星生成が非常に活発なことを示している、
ngc1512 b
NGC1512 中心部 スターバースト・リング、狭い領域に集中して見えるが、棒状バルジの差し渡しを2万光年くらいと仮定すると、このリングの直径は2000光年くらいになる;
もっと広い範囲を見たのが下の画像だが、NGC1512の渦状腕はさらに伸びていて、隣の銀河NGC1510を囲いこんでいる、
NGC1512master2.jpg
NGC1512とNGC1510(HST):広範囲(この画像は左右が反転していたので修正した;)
銀河合体シミュレーションの1コマを見るようだが、両銀河の重力の相互作用が、NGC1512の特徴的な星生成を促し、NGC1510のほうも、小さいにも関わらず星生成が激しく、高温の新しい星々が多いとのこと。
ngc1510.jpg
NGC1510
NGC1512の渦状腕の外側には過去に取り込んだ古い銀河の星々があるらしい、現在の小銀河NGC1510もいずれ取り込まれる過程にある。

これらと似た状況なのが、近くに伴銀河を持つ、NGC1097ではないだろうか、中心にスターバースト・リングも見える、こちらは腕の巻き方がやや複雑だ、
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NGC1097(HST)拡大画像

また、お馴染みの棒渦巻き銀河、NGC1300にも棒状のバルジには同じ構造があるが、
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NGC1300(HST)拡大画像
中心を取り巻くリングには盛んな星生成の様子はないようだ、近くに重力を及ぼす銀河があれば、NGC1512と同じになるのかもしれない。
*渦巻き銀河の約2/3が棒渦巻き状である、理由は確定的ではないが、力学的不安定性によって、同じ銀河のバルジが棒状に伸びたり、丸くなったり、を繰り返すというシミュレーションの結果があるそうだ。

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category: 宇宙・天体

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郊外のトンボ達  

地元にもいくらか自然が残っている場所があり、これ以上壊されないことを祈るばかり、
住宅地ではシオカラトンボくらいしか見られませんが、航空写真のこんなあたりに行くと、m
kakami.jpg
以下のようなトンボが見られます、
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オオシオカラトンボ(雄)シオカラトンボより青が濃く、後ろ翅の根元が黒い、飛び方もパワフル、
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ノシメトンボ、翅先が茶色、
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ミヤマアカネ、翅先手前が茶色、
翅先の茶色い、これらが飛んでいると、こんなふうに見えるのですぐわかります、
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観察に行くには暑い盛りより、夏の終りから秋がいいです;
しかし、この場所も夜の光害はひどくなりました、街灯りや球場のナイター照明は数km離れても空を明るくします。

一方、三重県内のかなり田舎で、親戚がいますが、昔は毎年、お盆にはに出かけていました。
墓をこちらに移してからはご無沙汰しています、たまには覗いてみたいけど、結構遠いんですね、隣の県ながら;航空写真ではこんな所で、今も民家が集るくらいの渓流沿いです、
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山にはヒグラシが鳴いて、渓流にはこのようなカワトンボ属がいた、
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ミヤマカワトンボ
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アサヒナカワトンボ
"華奢"という言葉がぴったりの涼しげな姿がいい、一部護岸工事されたようだが生息環境が残っているといいけど。
運良く天気の良い夜はこのように空が見えた、
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星空環境は、航空写真の様子からたぶん昔と変わっていないでしょう。
プラネタリウム並みの現実の空は考え方変えます^^

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 写真・散策

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長寿台風  

ありがたい長寿じゃないですが、久しぶりに天気図を見たら、東の海上に台風11号がある、今接近しているのは5号って、えらい古い番号、m
tai 5
気象庁 6日AM6時
5号が発生したのは7月21日で、歴代トップ10に入るような長生き台風、2つの台風が東西に並んだときは東側の台風が先に北上し、西側の台風は停滞するそうです、
keirozu t5
5号経路図 *進路予想部分の情報は古い
見方によっては、長く白い雲で太陽光を反射し、影を作って雨を降らせ、海面を冷却していく自然の温度調節でもある、こうカンカン照りの日が続くと、一雨冷やして行ってほしい気もするけど、降る所には極端に降るのがいけません;
生き返り台風ってのもありますね、一旦、熱帯低気圧に落ちて、再び台風の勢力になる、2014年の7号がそうでした;あと日本近海で発生する地元台風とか;

8月10日(木)は地元最大の花火大会の日、その頃には通り過ぎる見込み?
花火大会のときは適度に風があったほうがいいです、煙が立ち込めると見辛くなる、
nihonrain hanabi02
花火は混雑する場所を避けて、少し離れた所から双眼鏡で観たりしますが、何年か前、霧の出た晩で、霧+煙で雲の中で雷が光っているみたいでした;
こんな感じ→霧の中の花火
しかし当地では、ひどい荒天でない限り、延期はせず打ち尽くしてしまいます;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 時事・雑記

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"楽"な楽器の保持  

ヴァイオリンの保持法などは完全に決まっていますが、リュートやギターの仲間は、歴史的にもこれで決まり、という保持法がありません。
クラシックギターの教則本では、左足を台に乗せ、その膝にギターを乗せることになっていますが、これは万人向けではないかもしれない?左足は常に高く上がり、左腕も押弦で筋肉が忙しい、体の左側にストレスが溜まるようで、これで長時間はきつい; 何か方策はないかと思っていたら"ギターレスト"が登場、早速使ったら楽になって、足台には戻れませんでした。m
guit res01guit res02
【*ギターとの接触部分に軟質ビニールが使われ、付けっぱなしだと塗装面が変質して痕が付いてしまう問題あり】
当時使ったのは左のタイプで、今は右のタイプが主流のようです、プロにも多く使われ、みんな足台は嫌なんだとわかりました;
bach g duo
you tube:Guitar Duo KM - Concerto BWV 972, I. Allegro, J.S. Bach

リュートに移ったときは"リュートレスト"なんてないし、以前のように"左に足台"は最悪;
楽器の底部にピンを付けて、ストラップで肩に掛けることにしました、歴史的にもストラップの例があるし、
lute st01
服などに掛けるところがあれば、↓こんな方法もあります、
lute st02lute st03
いずれも体が自由で楽な保持法です。
リュートの糸倉側に止めるには、↓ペグの間でバランスの良い位置に結べばよい、
11c lute
ストラップで椅子に座るとき、楽器の高さ調性で、右足を低い台に乗せますが、
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押弦しない右腕側の足が多少上がるのはバランスも取れた感じで楽なんです、
人体工学的に説明できませんが;

小振りな19世紀ギターもストラップが具合よさそうです、
19c guit
you tebe:Ständchen by Mertz-Schubert / Pascal Valois - Romantic Guitar

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 演奏について

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浄土の花  

今の時季、写真ブログを訪問すると、きれいな蓮の花を多く拝見できます、
水鳥やトンボの姿もv
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蓮は花も好きだけど、食べるのも好きなんですね、
花が終わった花托に、虫が巣食ったみたいな実がいくつも生ります、
Nelumbo_nucifera_nucifera7.jpghasunomi.jpg
これを取り出して生で食べるととても美味しいです。

そして、地下茎のレンコンも地味な食材かもしれませんが、わりと好きです、
JaRenkonLotus04CR.jpg
昔、八百屋さんにこんな状態で置いてあった
熊本の郷土料理で「辛子蓮根」というのがあり、名物として売られています、
麦味噌に和辛子を合わせたものを予め茹でた蓮根の穴に詰めて天ぷらにしてある。
食欲をそそるおかずになります、
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辛子蓮根
ただ、お土産でもらう辛子蓮根は辛子が強過ぎて、少し味噌を抜いて食べていました;
過去に自家製の辛子蓮根を作ってみた、味噌は赤と白の合わせ味噌にして、砂糖で甘味をつけ、辛子は控え目に入れました、これが食べやすく美味しかったv
穴に味噌を入れるには、狭めの容器(深底の湯呑とか)に味噌を入れ、蓮根の切り口を何度かぐっと押しつけると入っていくそうです^^
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蓮の葉っぱも食べられるそうで、無駄がないですね。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 時事・雑記

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リスニング環境  

なんだか、ブログに書くことも過去記事の使い回しの傾向が多くなってきます、ちょっとだけリニューアルして--^^)

音響についてはぜんぜん詳しくはないですが、
ステレオシステムで、どんなスピーカーでも小音量のときは、左右のSPから音が出ている、ように聴こえます、適度に音量を上げると音場が繋がって、そこにあるSPが鳴っているという感じを受けなくなります、
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音量を出すには部屋の環境を考えないといけませんが、うちでは支障となる反射音だけは防ごうと、システムの後ろの壁に厚手のカーテンをかけ、あとは窓の遮光カーテン、床の一部は絨毯で吸音材としています。デッドにし過ぎてもいけないので、一部板面を出しています、パチンと手を叩いて変な反射音がなければよしとしています。
また、あまりきれいに片付いた部屋より、ごちゃごちゃ物があったほうが、反射音が分散して良いとも聞きます、だとしたらうちはOK^^;
オーディオ店内など、それこそ物だらけなので、それが良いのかも?

あと、リスニング椅子が硬い生地なので、背もたれの耳の位置で音が跳ね返ります、
Chair01_201708030819158fb.jpgChair02_2017080308192408e.jpg
これはモフモフの膝かけ毛布を掛けて防いでいます。

半分は自作のシステムなので不釣り合いな高価な物品は使わずに凌いでいます;
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一応、各楽器はそれらしく、清水ミチコのCDも本物さんそっくりに聴こえるので、支障なく使えていると思います^^;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: オーディオ

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A.ドラティ:ハイドン交響曲No.96「奇跡」  

今日はドラティの全集から、交響曲No.96ニ長調「奇跡」m
a d haydn
アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA

you tube:Symphony No 96 D major 'Miracle', Antal Dorati/PH

第一楽章 Adagioの序奏はいつもどおり清々しい、主部Allegroはvn1が主題だが、内声が先行してポリフォニックに始まる、orch.はvn1,2が左右でない配置だが、対等によく聴こえ、
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[39]からの交互掛け合いも明快で良い。
ドラティ&PHは清涼な響きだが軽薄ではなく、低音や内声が弱過ぎない充実した聴かせ方だ、あらためてカラヤン&BPOの録音を聴くと厚ぼったく聴き辛い;
第二楽章、三部形式で[26]からト短調となり、vn1から順にポリフォニックに重なるところ、
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管も効果的に重なり、劇的でこの曲の大きな魅力である、ドラティは"縦方向"にもがっちり聴かせる。またソロ楽器の活躍もあるが、主張し過ぎず心地よい。
メヌエット、親しみやすいテーマだが、[3]のG音はランドン版の♮が自然で正しい、
sc hay 96
ランドン版がなかった頃はG♯に変更された楽譜が使われたようだが、後の時代の旋法趣味で変えられたようだ。20世紀半ば頃まで、そんな楽譜が多かった、あのギターのA.セゴビアもバロックや古典を演奏する際、時代の趣味に合わせて変えている、それが標準楽譜のようにギタリストの間に広まったようだ。
a se hay
参考:同メヌエットのギター編
you tube:Andres Segovia Minuet & Trio by J.Haydn
その後は原典に忠実な楽譜が出るようになった。
フリー楽譜でお馴染みのサイトにも結構古い出版譜が出ている。ハイドン交響曲に関しては全曲ランドン版が載せてあるので助かる。余談が入ったが;
終楽章 Vivace assai あまり急ぎ過ぎず、"縦"の構築感をじっくり聴かせて進める、ドラティらしい充実感だ。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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