Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

オーディオは受け身  

オーケストラ音楽で、ここが決めどころだ、という所で金管がパーっと鳴る、timpが明快に決めてほしい、など自然に欲求が湧きますが、ほとんど引っ込んじゃったような録音もあり、肩透かしをくいます;第2vnやvaがもうちょっと押し出すといいのに・・とかバスにもっと力がほしい・・という場面も多々ある、
巷では名盤と言われても、そこが期待外れなのがあります。
m
これは演奏そのものが原因か、収録の仕方が原因か、両方か、わかりませんが、結果として自宅のオーディオから良い具合に聴こえてくれないといけない、
高級なオーディオ装置があっても効果が出るとしたら、十分な帯域再生とか、音質や音場感をレベルアップするまででしょう、
収録内容のパート・バランスや見通しの良さ、までは変えられず、そこは普通レベルの装置で聴くのと変わりない、手にした音盤しだいで、ほとんどは受け身です。

指揮者、演奏者、そして各レーベルの録音技術者によってはシリーズ録音に、ほぼ一定の傾向があるので、期待どおりの音盤を予測することはある程度できます。
使っているオーディオ装置は今ので十分と思い、長く替えていません、良い音盤を見つけるのが楽しみとなっています。

例をあげると、過去にも書いた、ハイドン交響曲No.86で第一楽章の以下の部分、
hay 86a
hay 86b
付点の入ったtimpの打音が堂々と聴けるとじつに心地よい、
モーツァルト「ハフナー」第一楽章も同様です^^
moz 35
またベートーヴェンの「第7」第一楽章、提示部の終り前で、vn2とvaが小刻みに弾くリズム(展開部にもある)、
be 7
これが明確に聴けると切れ味良く、じつに活き活きして効果的、
ここが総奏の中に溶け込んでしまっている録音が殆どですが、O.スウィトナー指揮、SKBの「第7」(DENON盤)は分離して鮮やかに浮び、最もお気に入りv
denon.jpg
こういう細かいところが気になります^^;
ほかに、W.サヴァリッシュ指揮、RCOもかなり良いです、

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: オーディオ

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.40  

ハイドンの交響曲No.40も全集ものでないとまず録音されないが、気に入っている曲。
orch.編成は大きめだが、ドラティはいつもどおり爽快な響きでわるくない(*you tubeの音質よりCDは滑らか)、逆に小編成では聴けない豊かな良さを感じる。
a d hay 40
アンタル・ドラティ 指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA

you tube:Haydn Symphony No 40 F major, A.Dorati PH

交響曲No.40ヘ長調
作曲は1763年とのことで、まだ「疾風怒涛期」前の作風のようだ、バロック的書法も多い、
第一楽章 Allegro
快活で流麗な主題をもち、バスが対位法的に聴かせる部分も目立つ、
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この演奏はバスのラインが量感をもって聴けるのが良い、後半[52~88]が展開部だが、この時期の他の作品同様、充実して聴き応えがある。
第二楽章 ndante piu tosto-Allegretto
弦楽のみで完全な2声で書かれていて、対位法的に重なる、主題もスタカートが付いた、淡々としたもの、
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ハイドンは何故こういう楽章にしたのか狙いはわからないが、この演奏ではcemb.がリアライゼーションで飾り、効果的だ。
メヌエット、トリオ
前期古典派的な趣きの主題で、ドラティは一際ゆったり、雅びな味わいにする、着飾った人々が優雅に踊る雰囲気、続く急楽章との対比も成す。
終楽章 Allegro
始まりのvn2が奏でるテーマを聴けば、フーガ楽章だと直感する、
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バス部を伴わずvn2が裸で始まればヘンデル風になりそうだ、この楽章の充実がこの作品の価値を高めている、ドラティは適切なテンポで明快、申し分ない。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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昆虫に学ぶ  

秋に入ったというのに、去年も今頃同じようなことを書いた;夏の虫の話です。
m
カブトムシなど甲虫が木から飛ぶとき、まず、おもむろに鞘翅(外翅)を開く、次に内翅を大きく展開して飛び立つ、ここが機動戦士?みたいでかっこいい^^どこかへ止まると鞘翅の中に内翅がすーっと縺れることなく収まっていく、この内翅の展開、収納技術は非常に巧妙で、人が工夫してあみ出したミウラ折りにも匹敵しそうだ、
Wikipedia:ミウラ折り
こうした技術は宇宙探査機がロケットに収納できて、宇宙で機体を拡げるのに不可欠である。
テントウムシの小さな体でも立派に甲虫の仕組みがある、甲虫の特徴は体を立て向きに吊り下げるように飛ぶところ。
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you tube:テントウムシの飛翔
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you tube:タマムシの飛翔
なお、鞘翅を開いていると風の抵抗を受けて不利だが、カナブンだけは鞘翅を閉じて、内翅だけ出して飛べる技術開発をしている^^
you tube:カナブンの飛翔

ところで、クワガタのオスは体重の半分が重装備の前半身にありそうだが、後半身の翅で飛べるんだろうか?と疑いたくなる、
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すごく危なっかしいけど、何とか飛べるというのが凄い、
noko kuwa you tube
you tube:ノコギリクワガタの飛翔
敵から逃れるような素早い飛び立ちではないので、自ら移動したいときくらいだろう;

最も飛行技術が高いのはトンボの"不均翅亜目"で4枚の翅を駆使するが、翅は畳めない。
鳥類のハチドリは嘴が細長く、同じく花の蜜を吸うスズメガと飛び方もそっくり、種は全く違っても生き方で似てくるのが面白い、
たぶん地球外生命も、環境と生き方が似ていれば、姿も似てくる気がする?^^
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you tube:ハチドリのホバリングを超スローで
you tube:スズメガ(ホウジャク)とホバリング

人間の作るロボットも、昆虫などの体をモデルにしたものが多く見られる、惑星や衛星に降り立つ探査ロボットなど六足歩行ならどんな場所でも行けそうだ^^

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 科学・自然・雑学

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世界の星空環境マップ  

奇士さんのブログで良いサイトを教えてもらいました。
世界中の光汚染マップです、衛星画像から夜の明るさをもとに作られたものと思います。m
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リンク→Light pollution map
拡大して各地の詳細が見られます、
任意の場所をクリックすると、光汚染のレベルが表示される、
Light_Pollution_Visualization.jpg
class 1~9の目安
あくまで光害の多い少ないを表すようで、元々の気象条件による良否は別だと思います、ただ光害さえ少なければ、空気の澄んだ夜にはとてもよく星は見えるはずです。
さらに高地へ行くと大気の影響も少なくなり、最高のclass 1になりますが、南米のアンデス山脈沿いの高地がこのクラスです。(標高は3000m以上)*Ratioの値も低いほど良いそうです。
light map02
この地に住む人々には星が多く見え過ぎて、星座を結ぶという文化が生まれず、そのかわり天の川の塵で暗くなった部分に動物などの姿を想像したそうです。
あと、太平洋のド真ん中もclass 1^^;

このマップで日本国内も詳しく見られますが、まず拙宅の付近をみると、class 5でしたが、実際はもっとよくないと思います、6~7の感じ;地域のおよその目安と思ったほうがいい、
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近場で観測に良い場所を探ってもclass 4くらいです、でもclass 6よりは大幅に良くなるでしょう、class 3となると、クマさんが出てきてもおかしくなさそうな所で、ちょっと怖い^^;
天の川はclass 4からよく見えそうです、class 5でも存在がわかるでしょう、一見何もない感じだが、空を見て頭を左右に廻すと、うっすらと帯が横たわっているのに気付きます。
良く晴れた夜、海岸に行くのも手でしょう(港町以外で)、海側に光害はないので、過去に若狭湾に海水浴に行った夜、天の川がclass 4くらいには見えていました、こういう機会に限って望遠鏡が手元にないんです;

アンドロメダ銀河もお隣なのに意外と見辛いんです、class 6程度では中心のバルジ以外は空の明るさに埋もれてしまう、おおぐま座のM81,M82などは観測しやすいので、class 4くらいの所ならよく見えるでしょう、これらもご近所の銀河です。
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すべて月の出ていない夜が前提です。
"class 0"を求めると、宇宙空間でしょう^^;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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偽装工作  

ヴァイスのニ短調フーガと合わせて弾こうと思うニ短調のプレリュードですが、フーガのほうははじめから11コースluteで弾けます、
このプレリュードも、ロンドン写本には13コース用として書き下ろされていますが、元は11コース用だったように思われます、m
weiss pre 00b

指の拡張がしんどいので、できれば短かい楽器で弾きたいところ;
11c lute
弦長66cm
たぶん以下のようにして、弾いてもよいのじゃないかと。
weiss 03
weiss pie06
weiss 02
12,13コースで弾く低音、B,Aはオクターブ上げてもさほど弾き辛くない、②の初めのバスもオクターブで重複しているので、どちらかだけで良い。
ファクシミリの別の場所にあるアルファベットをコピペして、さもオリジナル譜かのように偽装しました^^;
weiss ple05
このプレリュード、また音楽的表情を付けるのに苦心しそうです;

PS.そういえばこの楽器は私含め、3人が同時に注文したんでした、工房で出来上がった写真ですが、一番奥にバスライダーが付いたのが見えます、一人だけ同モデルを13コース仕様で頼んだ人がいました、
m o 11c lute
M.オッティガー 工房
66cmサイズの13コースなら、バッハとか、何かと助かりそうです^^;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 演奏について

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うちの音楽環境  

拙宅の近くには写真のとおり、航空自衛隊の滑走路があります、またすぐ北裏を電車が走っています^^;静寂には縁のないところですが、昔と比べればだいぶマシになりました;
まあ電車の音などは日常の風情というか、ほっとするもんですが。
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過去のジェット機は何度もエンジンを吹かし(暖気運転?)、それから飛び立つので煩い時間が長かったけど、新型はすぐに飛べるようで、さらに飛行場の住宅街に面した側には高い塀が設けられた。また新築する家は防音対策するようになった、などで極端に喧しくはなくなったようです。しかし音楽のppが聴けるというわけではない、
(ただ自分が楽器を練習する際には何の支障もない^^;)
休日や夜の飛ばない時間でないと;オーディオの前には座れないけど、幸か不幸かうちも隣家も二重ガラスの防音なので、室内からの音漏れも防げるわけです。うちの音楽部屋はガラス嵌め殺しで、一部換気窓ですが、パッキンでぎゅっと閉まります、
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ベートーヴェンの「運命」も、清水ミチコのCDも恥ずかしがらず??聴けます^^;
d g lp
リュートの音なんてまったく外には出ないでしょう、弦は細いもので0.42mm、これを緩く張った小音量の楽器です。
夏,冬はエアコンあっての話ですが、これも送風音が静かになってきて有難いです。
あとは北裏の電車、うちは駅の真南の位置で、何年か前、自動改札を設けるため駅が改築され、駅舎が遮音壁となったようで、雨の日など電車が来たのに気付かないほどになりました。

親戚の田舎は人工的な騒音がなくていいと思うけど、夏など昼はセミ、夜は蛙の合唱が賑やかで少しは防音が要るかな、
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夜の光害が少ないのは良いけど。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: オーディオ

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C.ホグウッド:アルビノーニ 協奏曲集op.9  

久方ぶりで、バロックの作品を聴いた。
ヴェネツィアで活躍したトマゾ・アルビノーニ(1671-1751)といえば、当時はJ.S.バッハにも大きな影響を与え、近年でいう「バロック」の象徴的な作風で親しまれやすい。
とは言ってもよく演奏されるのはお馴染みのオーボエ協奏曲d-moll op9-2くらいだった。
マルチェッロなども含め、一頃は「ネオ・バロック」とも呼ばれる現代のムード・ミュージックの元になったタイプだろう、例の「アルビノーニのアダージョ」とやらもそうした一つで、"偽作"と言える代物ですらない;
C.ホグウッドとvnのA.マンゼ、obのF.de.ブリュイヌら優れたソリストらで聴いて、ようやくアルビノーニの真価が味わえる。
c h alb
アンドルー・マンゼ(vn) 
フランク・ドゥ・ブリュイヌ(ob1)
アルフレッド・ベルナルディーニ(ob2)
クリストファー・ホグウッド指揮 エンシェント室内管弦楽団
録音1994年、1997年

幸い作品9の全12曲がyou tubeにも挙がっている、もちろん、好録音なのでCDをシステムでじっくり聴くのがいい^^
c h alb 02
you tube:Albinoni:Concertos Op.9/C.Hogwood,Academy of Ancient Music
<もっと見る>をクリックすると1曲ずつ聴けるが、有名なオーボエ協奏曲d-mollは2曲目に入っている、
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ブリュイヌのバロックobがじつに達演で、反復部分での装飾が見事、第二楽章はじつに魅力だが、こうした優れた演奏はモダン楽器でも大いに可能なはずだ。
4曲目のvnがソロになる協奏曲 イ長調 Op.9-4は第二楽章のコレッリ風の美しさとフーガを用いた終楽章が魅力、
また2つのobがソロの曲が4つあるが、特に終楽章がバッハのBWV1060など、2つのソロ楽器のための協奏曲を彷彿させる、バッハの旋律美もイタリア作品に学び、ちょっとドイツ訛りなところが味かもしれない^^
sc bach
バッハ:vn&obの為の協奏曲BWV1060r (終楽章)
アルビノーニは旋律美が際立つ曲もあるが、テレマンにも似た、活気に満ちた器楽的なテーマで緻密に聴かせる要素も多分にある、ホグウッドらの演奏でそこは十分楽しめる。

'60年代頃、イ・ムジチ等に代表されるバロック・ブームの演奏法でも旋律美をもった作品なら抜き出して聴かせられただろうが、これら全部を演奏してもつまらないだろう。
PS.最新のイ・ムジチは何処へ向かおうとしているのか?「"ロック感覚"のバロック」とかリーダーが言ってた記憶だが、少なくともヴィヴァルディの「四季」は一度聴けばもういい;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: その他・バロック

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F.フリッチャイ:ブラームス 交響曲No.1  

たまには、じっくり濃い目の音楽も聴いてみたい;m
再掲となるが、F.フリッチャイのブラームス 交響曲No.1について、
録音年からすると、優れたステレオ録音も出ていた頃だ、モノラルは一向に構わないが、セッティングが良くないのか、trpがビリつくのが惜しい、が逆に生々しさも伝わる、これを購入したときは思わず2度聴きしてしまった^^
Fricsay Brahms Symphony No 1
ブラームス 交響曲No.1
フェレンツ・フリッチャイ 指揮
北ドイツ放送交響楽団
1958年録音(モノラル)


ブラームス 交響曲No.1ハ短調
序奏部は懐深く、圧倒する、主部はじっくりとした息をのむ入り、フリッチャイは強弱、緩急による「準備と燃焼」の設定が巧みで、[227]の躊躇うようなpから燃え立つまでが絶妙、
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また、激しい場面においても、弦のしなやかな味わいを常に保つ、
展開部、[293]のK-fagがppで唸りだすところからのクライマックスも圧巻、
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第二楽章、この楽章にも燃え立つ要素があるが、それを一際しなやかな弦の響きで包み込む、
第三楽章、スケルツォにせず、終楽章の前奏のような位置づけ、終楽章のお馴染み、"歌"の主題が一部顔を覗かせ、そわそわした気分を抱かせる。
終楽章、前楽章から呼吸を繋ぎ、導入部から第一楽章と同様に引き込むが、特に終結に近づくにつれ白熱していく、最後の4小節の休符の間が極めつけ^^;
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なお、フリッチャイがスイス・ロマンドO.を指揮した第1番がyou tubeに挙がっていた、こちらは1956年のライヴ録音でおそらく放送用と思われるが、このCD-Rも出ているようだ、
f f you tube
you tube:Brahms: Symphony No.1- Orch.de la Suisse Romande/Fricsay
録音としてはこちらのほうが良いかもしれない、もし入手できればじっくり聴き比べたい。
どっしり構えた凄みは1958年、北ドイツ放送soが上にくるようだ。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: ブラームス

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弦楽器の左手  

竿をもつ弦楽器は多種ありますが、右手については弓で弾く指頭のみではじく指頭と爪ではじくプレクトラム(ピック)又は撥ではじく、等々技法も多様です、
左手は単に弦を押えるという点では共通ですが、楽器の構え方、調弦法や技法、サイズ等で要領はかなり違ってきます、m

ギター、リュートは手のひらが弦と並行で、①:指の頭(基本は隣の弦に触れない垂直)と②:のセーハ、つまり指の柔らかい部分だけで押えます、
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*自分の場合、指先に弦が沈み込んでしまうので、爪はギリギリまで切り、さらにヤスリで角を落とします、そうしないと爪が指板に当ってしまう;
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弦の跡

ヴァイオリンはフレットがないのでわかりませんが、ちょうどソプラノ・マンドリンのフレットのようにポジションが細かく、
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ハイポジションは指の頭より間隔が狭いです、まずサイズの小さい難しさがあるようです、
ヴァイオリンの弦の押え方はどうでしょう、うまく真似できませんが、③:のような感じ?
変だったらスミマセン^^;
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まず、楽器の底部がこっちを向いて、高音弦は右側、奏者が弓を当てるのもチェロとは反対から、っていうのも大きな違いだが、指先に対する弦の角度はやや斜めになるかな、
爪が指板に当らないように、という注意は同じのようです、また次に押える指はすぐ上に待機していること、っていうのも;

チェロは左手がまったく自由なので、親指も押弦に使うのが特徴、クラシックギターでも稀にこの方法で親指を使う(ネックの反対側からじゃなく)曲があったような、もちろん弾いたことないけど;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 楽器について

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人類の痕跡を残すもの  

日本時間の15日夜、土星探査機「カッシーニ」は20年間の活動を終え、土星の大気に突入して蒸発、土星の物質の一部と化した、非常に多くの成果をあげたが、もう影も形もない、
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探査機:カッシーニ
you tube:NASA at Saturn: Cassini's Grand Finale

もし太陽系に異変が起きて、地球も月も火星も破壊されたら、人類が居たという痕跡も消えてしまう、今のところ唯一、我々の痕跡を宇宙に残せるのは太陽系を抜けだし、やがて星間空間を飛行して行く、探査機「ボイジャー」と「ニューホライズンズ」くらいか、
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探査機:ボイジャー
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探査機:ニューホライズンズ
(*長い期間に、高エネルギーの銀河宇宙線でダメージを受けたり、宇宙の塵との衝突で、やがてボロボロになってしまう?としたら永遠のものではない)
最も速いボイジャー1号でも時速62140km(秒速17.26km)で、この速度になれたのも、惑星の重力でスイングバイ効果を得たからで、それでも宇宙スケールからはとても遅い、隣の恒星リギル・ケンタウルスの距離でも8万年かかる、
何百万年~何億年とかかって、偶然どこかの高度な異星人に捕獲され、自然には絶対あり得ない物体を見た彼らは大いに興味を示すだろう、
(むこうでもロズウェル事件のように隠蔽されるかも^^;)

我々が百年ほど前から使い出した電波も、自然の電波と区別できる高感度の受信システムさえあれば数十光年?くらい先でも受信できるだろうか、
USA NM VeryLargeArray
電波も人類の痕跡と言える、電波は光と同じく、距離の二乗に反比例して弱まっていくので限界はあるだろうが、これをどこかの異星人が、人類初期の電波からキャッチしたとする、初めは単純な信号だったのが、時を経るごとに信号パターンが高度化していき、地球人の進歩の様子がわかるだろう、(ある日、ぷっつり電波が途絶えたり・・;)

PS.ご存じの方も多いが、ボイジャーには人類のメッセージを刻んだアナログ盤が、ニューホライズンズには冥王星の発見者、クライド・トンボーの遺骨が乗せられている。

今日は思い切り空想めいた話;
ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.101「時計」  

ハイドン交響曲全集では、やはりドラティ盤が一番完成度が高く、どの曲も集中力を感じる、
同時期に出た、O.ヨッフムとロンドン・フィルの「ロンドンセット」や、続くN.マリナー盤も名演だが、orch.の演奏ぶりはドラティ盤のPhilharmonia Hungaricaが最も好ましい。
今日はドラティ盤のNo.101「時計」について。
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you tube:Symphony No 101 D major 'The Clock', Antal Dorati PH
アンタル・ドラティ 指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA


交響曲No.101ニ長調「時計」
第一楽章 Adagio- Presto
序奏は食前の吟醸酒みたいにスーっと喉を通って行く感覚、美しく聴かせるために入念にリハーサルしたみたいな?秀演だ、主部はプレストらしいテンポで快活だが、弦楽には程良いしなやかさがある、主題はいずれも器楽的な素材で、展開部の対位法は歯車が噛み合うように緻密な聴き応えがある。
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強奏でも木管とのバランスが良い鮮やかなサウンド、特にflが効いている。
第二楽章 Andante
昔はF.ライナー盤が名演とされていたが過去のものだ、あの物々しさにはくたびれる;
ドラティは申し分なく心地よい、リズムはfagが目立ち、軽やかに開始、弱奏で透明な弦が続き、効果的なデュナーミクで引き付ける、ト短調のffの[34]からも期待どおり、爽快な響きで、[60]までクライマックスを聴かせる。
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[38]でv1とvn2が引き継いでいるが、スコアを見るまで気付かなかった、また、flソロが終始ほぼノンヴィブラートで美しく溶け合うのが心地よい。
メヌエット Allegretto
ドラティはじっくりしたテンポだが、例によって力みを抜いて歯切れよく、上品で飽きさせない、トリオの[81~96]は普通は反復記号になるところ、ランドン版は二度書かれ、
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[86~88]の和声が[102~104]では安定する、これも原譜に従ったものだろう。ここでもflのソロが魅了する。
終楽章 Vivace
落ち着いたテンポで内容をかっちり聴かせる、ドラティは強弱法の設定が上手く、ゴツくさい強奏を聴かせず、彫りの深さを出すのが良い。
全般に特異な要素はないがハイドンは絶妙な匙加減で曲が活きてくる。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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系外惑星から地球を発見?  

これまでもよく取り上げた、系外惑星の発見法として、恒星の前を惑星が横切る際の減光で発見する、「トランジット法」があるが、m
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球体が横切る減光パターン
英・クイーンズ大学のRobert Wells氏ら研究チームは、逆に今わかっている系外惑星側から(観測者が居たら)、我々太陽系の惑星を同じくトランジット法で発見できる条件にある惑星を割り出した、太陽系の惑星のどれかを発見できるのは68個で、さらに地球を見つけられる系外惑星は9個となった。しかし、地球を見つけてくれる人類並みの生命が居そうな候補となると今は1つもないらしい。これはあくまで、"こちら側"で発見している系外惑星に限ってのことで、未発見の惑星も多数あると思われる。
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拡大画像
太陽系の惑星のトランジット現象を観測できる系外惑星の位置(必然的に、黄道に沿った位置になる)、線1本ずつは8惑星のうち1つのトランジットを見ることができる位置、青い線は地球のトランジットを見ることができる位置、つまりこの位置にある系外惑星上の観測者からは地球の検出が可能になる。(資料:2MASS/A.Mellinger/R.Wells)

トランジット法はいわゆる"食"の現象を見ることで、良い具合に惑星の公転面が観測側から水平に近いことが条件になる、しかし、"ぴったり水平"という確率は低い、仮に系外惑星から太陽系を見るとして、僅かに惑星公転面が傾いているとすると、
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*惑星は一部省略
太陽に近い金星、地球などは"食"を起こす範囲に入って発見される確率が高いが、海王星など外惑星は"食"の範囲から外れる、様々な傾きから見ても、中心星に近い惑星が発見しやすい。

系外惑星の発見法はほかに「ドップラー分光法」がある、惑星が周る重力の影響で中心星がわずかに揺れる、
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観測側からみて、視線方向への揺れにより、光のドップラー効果が周期的に観測され、惑星の存在と公転周期がわかる、この方法は惑星の公転面が水平である必要はなく、傾いていても揺れが観測できればよい、ただし惑星の質量は下限値を知るだけとなる。

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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体の発達  

猛禽類の足は獲物を掴む武器に発達しているが、水面生活の多い、カモやアヒルは指の間に膜がある(①膜蹼)、このところ、雛をおんぶした写真をよく拝見して、ほのぼのするカイツブリは指1本ずつがスクリューのように広がっている(②弁膜)
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カイツブリ
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しかし、一応水鳥で水面を泳げるバンの足には水かきらしい構造がなく、普通の足らしい、
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バン(若鳥)
これも不思議、泳ぐ頻度が少ないからか?
以上は生まれつきの遺伝だが;

人間は水上の動物じゃないけど、水泳選手をやっている人は指の間の水かきが蹼膜状に発達?しているのをよく見る、よく使うところが発達する個体の変化だろうか、よく泳ぐ、というだけで人間の水かきが発達するというのも不思議な気がする?水泳をやめても長く残るそうだ。
幼少より熱心に楽器を稽古した人も、その楽器に都合よく骨格から発達している。
筋肉が増えたり減ったりするのは早いが、骨は時間がかかるだろう、いつも力仕事をしてきた人は骨が太くなるようで、火葬場で骨を拾うとき、係員が「この方は体を使ってきた人だ」とか骨を見て生前がわかるという。

ところで水泳なんて殆どやってないのに自分の指は水かきが張り出しているような気がする?
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誰でもこんなもんかな?
楽器には何の役にも立たない;ただ左手の爪は邪魔にならないよう、短く後退している^^;

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 時事・雑記

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.22「哲学者」  

朝夕は小寒いくらい、エアコンを止めてppまでよく聴けるようになった、m
9 12
昨日の夕方

さて、ドラティのハイドン交響曲全集は趣くままにランダムに聴いているが、No.22「哲学者」が意外に印象的だった、
a d hay 22
アンタル・ドラティ 指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA

you tube:Symphony No 22 E♭major 'The Philosopher', A.Dorati PH

交響曲No.22変ホ長調「哲学者」
第一楽章 Adagio
ハイドンが「神と愚かな罪人との対話」と語ったという作品かもしれない?との推測もある、主題はバスの一貫したリズムに乗り、明確なhornに続き、2本のコールアングレがユニゾンで独特の響きを放つが、この演奏はオン・マイク的に詳細に録音されており、一際印象強く、少々驚いた、(you tubeの音声ではさほど感じないかもしれない)
またvn群は弱音器を付けるが、倍音を押えた音でもあり、弱音ながら和声は鮮やかになる、後半は弦のみで始まり、[25]以後、vn1とvn2が2度-3度の響きを度々聴かせ、神秘的になる、
sc01a_201709130951147ce.jpg
ドラティは清涼な響きと奥行きのある強弱法でその魅力を大切に聴かせる。
ハイドンの意図とは違うかもしれないが、生々しいコールアングレと夢想的な弦の対比が特にこの演奏では超現実というか、不思議な世界を鮮明に見ているような空想をしてしまう。
第二楽章 Presto
適度な快速で演奏、ここでもコールアングレが印象的に鳴りながら、快活な楽章となる、展開部も聴き応えがあリ、後半も反復される。
メヌエット、トリオ
すっきり簡潔な主題は心地よく飽きが来ない、トリオも同様の感覚、ドラティはまさにすっきりと聴かせる。
終楽章 Presto
小刻みな主題にhornとコールアングレを効果的に使っているが展開部は簡潔ですっきり終る。
Englischhorn.jpg
コールアングレ(イングリッシュホルン):モダン・タイプ

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category: F.J.ハイドン

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太陽系に接近する恒星  

生きている間に冥王星の接近画像が見られるとは思っていなかったが、膨大な遠い恒星の距離や動きがわかるようになったというのも同じくらい興味深い。

ヨーロッパ宇宙機関(esa)が天文位置衛星「ガイア」で10億個以上の星の距離、動きなどの観測を続けている、データの一部が公開されているが、動きを捉えるには1つの星に対し平均70回の観測が必要で、途方もないデータ量ということになる。
8月31日、「グリーゼ710」という恒星が135万年後、太陽に2.3兆km(約0.24光年)まで接近すると発表された、先代の天文位置衛星「ヒッパルコス」でも概ねはわかっていたが、グリーゼ710は現在、へび座62.3光年にあり、質量は太陽の0.6倍程度である。
g 710
大きさ比較図

esaがその接近する様子のイメージ動画を公開した、
esa you tube01
you tube:Waiting for a stellar encounter
中央に見えるグリーゼ710に視点を置き、148万年後までの動きを早送りにしたもの、周囲の星も観測に基づいた動きを示している。

もう1つの動画は全天を視野に入れ、その中をグリーゼ710が動いていく様子、(ハンメル図法のためカーブを描く)
esa you tube02
you tube:Tracking stellar motions
動画の中で○で囲った所が出発点、シアターモードで見ると、画面の全ての星が動いている、
接近といっても、135万年後の事だが、約0.24光年まで近づけば、太陽系の惑星の軌道を乱すまではいかないようだが、オールトの雲に侵入して、かき乱し、太陽系内側に多量の彗星を送り込むかもしれない、
【オールトの雲:太陽系外縁を球状に取り囲んでいると"仮想"される、彗星の起源となる小天体の集まり、半径は0.16光年から1.6光年とも言われ、はっきりした境界はないかもしれない】

グリーゼ710の絶対等級は8.25vとされる、これが最接近した0.24光年の位置にくると、
g 710
視等級は-2.42vとなり、金星と木星の中間くらいの明るさで、恒星では最も明るくなる。

過去には約7万年前、太陽系に接近した赤色矮星「ショルツ星」があるが、これは最接近のとき、0.82光年だったと計算され、絶対等級は19.4vなので、視等級は最大でも11.4v、肉眼で見えない暗さだったことになる。
Scholzs-Star.jpg
ショルツ星
宇宙年齢は138億歳、7万年なんて、なんてこたぁない時間だ;
どうなってるかわからないが、135万年後という時間もかならずやってくる^^;

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category: 宇宙・天体

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ヘルムホルツ共鳴  

胴体中の空気の共振周波数を変化させる原理で、低音を増強するのにも使われるのが「ヘルムホルツ共鳴」である、フルートなど管楽器の音程作りもこの原理だが、空気を囲った胴体の一部に開口を持つ弦楽器もすべてこれが働く。

①ギター用の「トルナボス」の場合、ダクトに囲われた部分の空気質量が抵抗となり、空気の共振周波数が下がり、低音を増強する。
guitarajahs.jpg
トルナボスを施したギター
*要は空気の素早い出入りを妨げてやれば同様の効果があるので、ほかに
②響孔を小さくして、抵抗を作る、
③響孔の前近くに遮蔽板を置いて抵抗を作る、
005_201709110925172dd.jpg
といった方法がある、はギターやリュートでは邪魔になってしまう;

このリュートは響孔が大きめで、開放的によく鳴るが、低音は⑩コースのD音(69.24Hz)に空気共振のピークがある、
11c a
⑪コースのC音(61.69Hz)になると空気共振の後押しが足りない音になるようだ、試しに、上図③の方法になるが、左手のひらを遮蔽板として近づけて弾くと、⑪コースC音が増強されることがわかった。
リュートにトルナボスは使えないので;なにか施すとしたら、上図②の方法で響孔を狭める板でもあてがうしかなさそうだ、
11c rose004b_201709111728558a9.jpg
必ずしも円形に絞る必要もないので、右図の要領でもよいだろう。

もう1つのリュートは⑪コースC音がよく鳴る、響孔は小さめで、元々、上図②の効果があるのかもしれない。(リュートの場合、透かし彫りの隙間が開口面積)
11c b
しかし、トルナボスなど、策を施すと、ほかの音程で鳴り難いところが発生して、痛し痒しになりそう、なにもしないのが結局良いのかも;

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category: 楽器について

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歌謡,ポップス:タイムワープ 6  

久しぶりで"6"です、
あまり、じっくり選んでいませんが、今日は何度でも聴きたい曲、4曲に絞りました。

まずは杏里のデビュー曲、
anri o
you tube:オリビアを聴きながら /杏里
17歳の時で、さすが声が若く透明です、アイドル系とは遠く離れた大人の曲、いい曲でデビューしました、一番よい曲かも?
追加:すっかり大人の雰囲気で
you tube:「オリビアを聴きながら」杏里

ここから清水ミっちゃん絡みですが^^
Yumingは特に初期の曲が記憶に焼き付いています、はじめ作曲家志望だったそうだが、レコード会社の奨めで歌手デビュー、初アルバム「ひこうき雲」から一気に知名度が上がった、
2つ目のアルバム「MISSLIM」に入った好きな曲です、
misslim.jpg
you tube:海を見ていた午後 /松任谷由実
もう一つ最近の録画、時を経た味わいもいい、
you tube:海を見ていた午後 /松任谷由実

もう1曲、「COBALT HOUR」より、
cobalt h
you tube:卒業写真 /松任谷由実
これはミっちゃんもよく取り上げる、不変の名作でしょう、

最後はテノール歌手の秋川雅史、親しみやすい日本語の歌で、クラシックの声楽がいかに感動的なものか伝えてくれる好例だと思います。
m akikawa
you tube:千の風になって /秋川雅史
この動画では、CDアルバムより、ぐっと声楽の底力が発揮され、大きく包み込まれるようで圧巻です、2番の歌詞が泣かせます。

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category: 歌謡・ポップス・etc

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バロックギターの魅力  

弦をはじく楽器をいろいろ経験した中で、自分の手に合うのは、「複弦のバロック楽器」ということに行き着いたようです。
あれだけ、やれ「押え辛い」とか言いながら^^;細い弦がダブルに張ってあるのが弾弦感覚としては手に馴染みます。m
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フェルメール「ギターを弾く女」

リュート属が低域を伸ばそうとコースを増やしていって身軽ではなくなったのに対し、ギター属はコースを増やさず、バロックギターは5コースに留めている、調弦法は上から①~⑤コースがE,B,G,D,A というのは今のギターと同じですが、④や⑤コースに低音弦を含めたり、オクターヴ上げちゃったり、そこは奏者(作曲者)の流儀によって様々です。
Baroque guitar
調弦例
②や③の調弦が多いようだが、実質、狭い音域の中で、④、⑤コースは暗示的にバス弦の役割だったり、高音弦の一部だったりする、近接音程の和音が響き、万華鏡のように音楽を作っていきます、"身軽"ながら奥の深い楽器です。

b g 1
you tube:Canarios - Gaspar Sanz - Baroque Guitar
you tube:Miguel Rincon | Santiago de Murcia & Gaspar Sanz
you tube:Santiago de Murcia "Prelude por la E"
b g 3
掻き鳴らし奏法の解説
tou tube:Stephen Gordon on strumming techniques for Baroque Guitar.
バロックギターでも掻き鳴らし(ラスゲアート)が行われますが、フラメンコギターのそれとはまったく別世界の感覚です。

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category: 楽器について

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J.M.クラウスSQ:J.M.クラウス 弦楽四重奏曲 op.1-4  

よくある、一般ウケする古典派音楽とは一味違う趣きをもった、ヨーゼフ・マルティン・クラウス(Joseph Martin Kraus 1756-1792)はドイツ出身、スウェーデン国王グスタフ3世のもとで王室付きの芸術家として活躍した。王に献呈された弦楽四重奏曲からは、王とクラウスのインテリジェンスの高い関係が伝わってくる、m
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グスタフ3世
フーガの技法で書かれた傑作もある、楽章の数も3つ、あるいは2つ、と定形にこだわらず、余計な楽章は割愛し、王が満足する内容に絞った、そんな作品群に思える。
その中の傑作op.1-4(VB184)を聴く、演奏は古楽器SQで、W.エールハルト率いる、その名もJ.M.クラウス四重奏団、
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ヨーゼフ・マルティン・クラウス四重奏団
レーベル:CAVALLI RECORDS
 


弦楽四重奏曲 ニ長調 op.1-4(VB184)
第一楽章 Allegro
主題は明確なタイプではなく、流麗に始まる、
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vn1とvcの間で印象的な掛け合いが目立つが4パートによるポリフォニックで調の移ろいもデリケートな書法、ソナタ形式だが各部の区分けを意識する必要ないような流れに聴こえる。
また、このパターンはクラウスがよく用い、スマートな歩調だ、
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第二楽章 Larghetto
ニ短調の悲痛な面持の主題で書かれた変奏形式だが、
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"変奏の楽しみ"は二の次で、あくまで音楽の内面に引き込んでいく、中間部で長調となり、始めのテーマに戻る、
終楽章 Allegro molto
クラウスならではの才気が効いた傑作楽章に思う、fで始まる主題は切り立ったリズム、これが全体に緊張を与えながら、[7]からのpのデリケートな要素が交錯するが、
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僅かな緩和を入れて引き付けていく、展開部では一段と緊迫、北欧の宮廷でスペイン風?にも聴こえる熱情的な曲が演奏されたのだろうか、こんなのはハイドンも書いていない、J.M.クラウスSQは切れ味よく曲の持つ躍動感を目一杯に聴かせる。
kraus you tube
tou tube:J.M.Kraus String Quartet Op.1-4 in D major(VB 184)
1. Allegro (0:00)
2. Larghetto (5:48)
3. Allegro molto (13:49)


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category: J.M.クラウス

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清水ミチコが面白い 3  

ついに"3"まで来ました^^ハマっています、
この人はとにかく、普通に言うものまね芸の域を越えている、m
清水ミチコ自身が好きなシンガーソングライターはその作風で作詞,作曲までしてしまう、(本人は"勝手な新曲"と言っている)
彼女とほぼ;同世代のせいか、レパートリーにも親しみがわく、若い頃からYumingを聴いてきた人にはそれだけで大きい、音楽の実力があり、真似というよりオマージュと言える、本人は憑依だと言っている。

2010年のライヴDVD「清水ミチコのお楽しみ会"バッタもん"」より、
DSCN6321.jpg
いつもどおり様々な歌手、有名人の声を楽しませてくれるが、笑いも含めてツボを押えていて、you tubeにはない美味しいネタがいっぱい、「研ナオコ」がすごく可笑しい、
アンコールで手の込んだネタを披露している、Yuming風に作曲した「青春のメディスン」という曲がいい、これ、お笑いにするのはもったいないというか、歌詞が真面目だったら、松任谷由実:作、としても疑わないかも?、ビデオ・クリップがあり、Yumingに扮したミチコが登場、雰囲気出てるが「真田丸の旭姫」に見える瞬間もあり可笑しい^^
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テノールからソプラノまで声が出せるのも凄い、「秋川雅史」にも磨きがかかり、「千の風・・」は真面目にしっかり唱っている、耳から入ったものはすっと体に取り入れて再現してしまう能力の持ち主か、(1%でいいから分けてほしい^^;)
長時間で集中力も要るであろうステージ、頼るのは自分だけ、決して楽ではないかと、
ツアーは彼女50歳の2010/4/9~8/25、全国で50公演だった。客席の距離からは見えない?真剣にお仕事している覇気に感動も覚える。
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you tube:清水ミチコと松任谷由実
you tube:清水ミチコ / ボイスアドベンチャースペシャル
you tube:行列のできる法律相談所ユーミン、なぜか「行列」に… 16.10.30

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category: 歌謡・ポップス・etc

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畑の隅の果物  

自分は酸っぱい果物は苦手ですが、先日お土産でよく熟した白桃をもらい、じつに美味しかった、桃なんて久しぶりで、懐かしく思いました^^
地元ではよく畑の隅っこに自家用にイチジクやら柿、枇杷の木など植えられていて、採れすぎた分は近所や知り合いに廻ってきます、仏さん用の菊の花とかも^^
これも貰いもののイチジク、
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すごく食べたい、ってほどじゃないけど、たまに一つ味わうのもいいです、
イチジクの花って見たことないですよね、植物解説によれば、「甘みのある食用とする部分は果肉ではなく小果(しょうか)と花托(かたく)である」
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つまり"実"のような中に花の集合体があるということに。

今は見かけませんが、子供の頃、畑の隅にサトウキビが植えられていました(地元では"アマキ"と言ってました)、雑草化してその辺に生えたのもありました、
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おやつ代りで、これを適当に切って皮を裂き、芯をかじる、
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ガシガシした歯応えで、少し草っぽい香りで甘汁がとび出す、これが何ともいいんです。
(噛みカスの繊維は、"ペッ"します)

またマクワウリもよく作られていました、
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熟してもメロンほど柔らかくならないけど、特有の甘い香りが"昭和の風味"っていうか、何とも良いのです、

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category: 時事・雑記

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やっと切れた!【Loaded Nylgut】  

9月3日午前11時頃、リュートケースの中から"パンッ"という余韻を伴った音がして、
「おっ、ついに!」と思って開けたら、13コースluteの⑪コースが切れていました^^
13c lute cd
Aquilaのローデド・ナイルガットで、赤みが濃い色なので、2016年製造のものです、切れた箇所は指板上の位置で、断面はこのようにプッツリ破断した様子です、
a l ngl ng
こういう太い弦が切れるというのは歴史上初めてでしょう!^^;

代りの弦を注文するにも、また10日ほどかかるし、同時期の在庫品でまた切れるのが届いても困るし、ひとまず、もとのKF弦(フロロカーボン)に全部戻しました、
13c lute kf
もし再注文するなら、期間を置いて新しく入荷したものにしたいです、Aquila社は材料を替え、改良品を出すと言っているそうで。
ついでに2つの11コースluteもKFに戻しました、
11c lute kf
しばらくぶりにKF弦で鳴らすと、懐深い低音が出て、こちらも捨て難い良さがあります、
このままでいくかもしれません?
筆者個人の見解です

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: リュート

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A.ドラティ:ハイドン 交響曲No.88(LP)  

88番はよく演奏されるが、各楽章均整がとれ、主題に華があるのが人気の要因だろうか。
今日はドラティのLP盤で残りとなる88番、「V字」という副題も懐かしいような;タスキを見ると「R.ランドンの権威ある校閲楽譜によるドラティの貴重な名演盤」と、どこか"通"向けのキャッチコピーだ^^m
a d hay88 lp
アンタル・ドラティ 指揮
フィルハーモニア・フンガリカ
録音:1969~1972年 DECCA


交響曲No.88ト長調
第一楽章 Adagio - Allegro
この楽章だけ、timpとtrpが用いられず、軽快な楽しさで統一されている、付点リズムの序奏からその雰囲気、主部はスタカート付きのauftaktで始まる2拍子(オレンジ線)で、
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楽譜を知らないと、4拍子(紫線)のように聴いてしまう;一度この聴き癖がついてしまうと、頭から離れない;;しかし[32]にくると、
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小節の頭にアクセントがあって、2拍子らしく聴こえる;
軽快ながら、ポリフォニックな書法で展開部は聴き応えがある、再現部の[180]からflが華を添えるのが心地よい、
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ドラティは適切なテンポで過不足なく、バランスのとれた演奏。
第二楽章 Largo
優美な主題による変奏、[41]から総奏のffとなるが、ドラティは程々の強さで爽快に響かせるのがひじょうに良い。変奏としても魅力的な楽章だ、
メヌエット Allegretto
いつも通り、力みのない上品なメヌエットで心地よい、timpの弱奏が余韻をもって聴こえる、
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こういう細やかな一味が良い、
トリオはドローンバスに乗った民謡風で趣きを変える。
終楽章 Allegro con spirito
この出だしはバス部のリズムでちゃんとauftaktに聴こえる^^
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ロンド風の主題は弱奏にfagを目立たせたバランス、テンポはまさに適切な快速で進む、[108]からの目まぐるしい対位法は圧巻、終結も華々しい傑作楽章、ここはドラティ、PHに任せておけば安心、というところだ。
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Symphony No 88 G major, Antal Dorati PH

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: F.J.ハイドン

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画面の左右と上下  

右利きの人が横線を描くとき、大抵、左から右へ描く、そのほうが筆を流しやすい、また静物画をいくつか見てみると、左側から光があたり、右側が影になっている例が多いようだ、m
pic01.jpg
pic02.jpg
右利きにとっては、この陰影関係が描きやすい気がする、
人の顔を描くときも顔は左向き加減のほうが描きやすい、
pic03.jpg
これは観る側にとっても、何となく落ち着いて感じる。
左利きの人はどうなのかな?
版画は左右反転するが、何となく"反転している"のを感じることがある?

写真の場合、筆は使わないので、どちらでも良いはずだが、無意識に「左から」を基準に被写体の配置や構図を決めているような?後でトリミングするのも左上から^^;
右手で何もしないときも、脳内に右利きの感覚があるようだ、そのせいか、たまに左利き用ギターを弾く人をみると、自分は弾いていないのに、やり難そーなストレスを覚える;
gt L2
左利き用ジャーマンテオルボ??;

宇宙から地球の写真を撮ると北極を上にするのが一応の常識で、太陽系の他の惑星を捉えた探査機の画像も一応、惑星公転面の北極側を上にする、(*天王星は自転軸が横倒しになっているので、その角度にされる場合が多い)
kisyocho 02hst_20170903092243e2f.jpg
宇宙に上か下かの決まりはないが、とりあえずそうしないと、人間にとっては不自然のようだ、「南下、北上」という言葉もあるように、文明を築いた人類は多くが北半球に住んでいたので、"北極星が見える方が上"だという感覚が定着したのかも、
遠い銀河の写真になると、もはや上下感覚はなくなるかな、たまに画像処理のミスで?版画みたいに左右が反転した画像をみるが、これはいけない^^;
ngc1097.jpg
NGC1097
この銀河はたぶん①の右回転が正しいと思われるけど、情報が入り乱れている;

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category: 科学・自然・雑学

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GPSか、マイニャンバーか  

我家にも一頃、3匹ネコを飼っていました、屋内から出さないのが一番ですが、ひょっとしたスキに出て行き、自宅は憶えているので大抵は帰ってくるが、1匹ずつ戻らなくなり、最後は皆、消息不明でした;
m
今はネコ用GPSがあって、種類は2つに分かれるようです、
「オリジナル電波GPS首輪」:固有電波の圏外へ出るとわからない(半径120mくらい)
「携帯電話電波GPS首輪」:携帯電話の圏内を全てカバー、ただし利用料が発生、
いずれも電池切れになるとダメ、
cat gps
オリジナル電波タイプ(子機は追加できる)
お高いが、スパイ活動にも使えそう^^;

なお、費用をかけずに人の手で助け合う、「マイニャンバー」登録(民営)があるそうです。
N2_cat.jpgsub1.jpg
迷子札(pawmy/画像)
詳細:pawmy  ガジェット通信
sub7.jpg
登録して安心のキジ白、山田たま さん(ガジェット通信/画像)

愛犬用、「マイワンバー」の登録もあります、
親切な人に保護されるのが前提ですが、登録料はそんなに負担じゃないようです。
筆者個人の感想です

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category: 時事・雑記

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遠い天体の"直接撮影"  

今まで見ることの出来なかった天体の姿は、観測データの解析から、理論的(間接的)にその姿を描き出すことも可能だが、どこまで正しいのやら?どうしても"実写"を見るまでは歯痒い思いである;しかし、アルマ望遠鏡が原始惑星系円盤を電波で捉えた時、事前の理論予想図とそっくりだったのに驚いたが、これで確認ができたわけだ。m
TW_20170901111430a16.jpgHL_20170901111431703.jpg
左:うみへび座TW星、右:おうし座HL星 (アルマ望遠鏡)
さらにVLTが光学的にも捉えた、
eso1640b_20170901085728ecf.jpg003_201709011324154c0_20170901173514652.jpg
RX J1615 (画像:ESO)
こちらには陰影も見られ、画面左上が"向こう側"とわかる、
やはり直接、光や電波でその姿を見るのが一番、問答無用の事実である^^

今年に入って興味深かったニュースは、まず6月に天文衛星ガイアの観測データで、多くの星の固有運動に基づく動画が公開された件だ、これも"直接観測"だろう。
過去記事:「esa動画:45万年の星の動き」

次に7月、アルマ望遠鏡が初めて恒星表面を電波で観測、ベテルギウスの表面を高解像度で捉えた件があった、(遠い恒星の表面を見るなんて、昔は夢みたいだったが・・)
過去記事:「アルマが捉えたベテルギウス」

さらに最新のニュースで、ESOのVLTIを用いた観測で、さそり座の赤色超巨星「アンタレス」の表面や大気を捉えたそうだ、VLTIは離れた4台の8.2m望遠鏡で観測した光を干渉させ、超大口径望遠鏡に相当する解像度が得られるシステムだ、
VLTI.jpg
ESO:Very Large Telescope 干渉計(VLTI)
今回、VLTIが高い解像度でアンタレスの表面の様子と大気の動きを捉えた。
eso1726a.jpg
アンタレス eso/VLTI撮影(距離:553.48±113.19光年)
太陽以外の恒星ではベテルギウス以来2例目で、解像度は最高レベルだそうだ。
eso1726c.jpg
アンタレス表面の物質の動きを示した図。赤は地球から遠ざかる方向の動き、青は近づく方向の動き、
(黒は観測ができなかった部分)

ガスは非常に離れた距離まで拡がり、乱流を起こしているらしい、この乱流のプロセスを調べれば、大質量星の進化で最終段階の様子がわかるかもしれない。
eso1726b.jpg
観測に基づく想像イラスト 参考:eso

次に気になるのが、今年4月、VLBIで観測済みで、データの合成作業が待たれるが、「ブラックホール・シャドウ」の直接撮影に成功したかどうか?である;
今のところ、"失敗だった"とかいう報道も聞いていない?;
過去記事:「EHT:ブラックホール直接撮影に挑戦」

ご覧いただき、ありがとうございました。

category: 宇宙・天体

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