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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

C.アバド:Haydn Sym No.103「太鼓連打」  

クラシック音楽を聴くには体力と気力が要る;アバドのブラームスSymを聴く予定だったが、集中して最後まで聴くのはまだしんどい、途中でボーっとしてくる^^; 
気を取り直してハイドンにした、一昨日のアバドの「時計」は1988年録音、今日の「太鼓連打」は1995年の録音で意外に期間が離れている、アバドはその間にもさらに21世紀的な演奏へと進展したのが感じられ興味深い、
"21世紀的"というのはピリオド奏法の有効性も取り入れた作品の"素"の魅力を聴かせる近年の演奏指向で、それ以前の演奏の対義的意味のつもり。
abbado hay s 103
交響曲No.103 変ホ長調「太鼓連打」Hob.1/103
クラウディオ・アバド指揮
ヨーロッパ室内O
DG 1995年

第1楽章、古楽器のtimpに硬いマレットを用い、始まりで即興を演奏した録音はこれが初めてだったと思う、序奏は遅くせず、清涼で神秘な趣き、主部はまさに快活だが、ツボを得た強弱法、レガート奏法も適宜入れて柔軟な感覚もあり、各パートのバランスもよく、明快な演奏が心地よい、
例の[53, 54]で総奏 fz の中、vn1もわりと聴こえるほうだ、
sc01 50
第2楽章、程よいテンポで始まる変奏主題はレガートに入るが、付点の部分を二重付点に近くしてリズミカルでもある、
sc02 01
vnのソロでは奏者のセンスのよい装飾が魅力、
メヌエットは速めで活気と気品がある、トリオはテンポを緩め、ここでもソロのclが少し装飾を聴かせる、
終楽章、快速で爽快な始まり、金管やtimpが結構痛快にダイナミズムを繰り出す、flのパッセージなども切れ味良く聴こえ、引き締まったアンサンブルもこの上なし。
この「太鼓連打」が出たときは従来の演奏をすべて凌駕する名演だった。

当演奏がyou tubeにあった
abbado hay s 103 you
you tube:Great Performance Claudio Abbado plays Haydn Symphonies #103, 105

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category: F.J.ハイドン

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H.クリストファーズ:Haydn Sym No.86(新盤)  

下顎で2本抜歯して一段落、と思ったら日曜日にまた別の歯が痛み出し、今度は上顎、まさかの連続治療!ちっとも楽になれない、歯痛の当たり年か;;
過去に治療して銀など被せてあっても、その境目から虫歯になっていく、それが原因だった、昨日はこの歯の神経を取り、歯根の神経管を掃除した、これがチョット怖い; 
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今度こそほんとに落ち着いて音楽が聴ける・・と思う;

さて、本題^^
ハリー・クリストファーズ指揮で、米国のピリオドorch. Handel & Haydn SocietyによるハイドンSymを取り寄せた、目当ては傑作Sym No.86で久しぶりの新盤である、ほかSym No.26とモーツァルトのVn Con No.3がカップリングされている。
Handel & Haydn Societyは米国で最も古く設立されたピリオドorch.でC.ホグウッドを桂冠指揮者に任じ録音も行っている、2008年から音楽監督に就任した英国の指揮者、ハリー・クリストファーズによるライヴ録音だが、会場の響きも良く、録音が主目的に思える出来栄え。
hay sym 86 h c
交響曲 No.86 ニ長調 Hob1/86
ハリー・クリストファーズ指揮
ヘンデル&ハイドン・ソサエティ
2017年 ボストン、シンフォニー・ホール

これまで聴いた古楽器orch.によるNo.86はギィ・ファン・ワース指揮、Ens.レザグレマンが特に気に入っていたが、当盤はこれに匹敵するか、上回る魅力だ、第1楽章の後半も反復している分、充足感がある。また弦の編成も大きいようで、vaやvn2のパートもパワー不足にならず、よく聴けるのが良い、
第1楽章は序奏を爽やかに終え、主部は程よく快速、活気は持たせるが、柔軟な味わいも両立、強奏部にも心地よい強弱を付け、timpがそれを明確にする、
sc01 28
展開部以降も、推進力と力感が湧き上がる快演で反復する。
第2楽章、Capriccio:Largo この楽章はCapriccioというのが珍しく、次のNo.87の第2楽章のような変奏の魅力はないが、クリストファーズはあまり遅くせず、緊迫感を引き出した演奏にしている。
メヌエット、Allegrettoの活気を持たせたテンポは小気味良い、少し間を置いて爽やかなトリオに入る、flトラヴェルソのソロが常に味わいがある。
終楽章、最も活気づいて楽しい楽章、クリストファーズは心地よい快速をとる、trpやtimpの押し出すところも痛快、[138]の f で変ロ長調に転じるところが引き付ける、
sc04 138
切れ味良く進めて終わる。
全楽章、期待を裏切らず、久々よい買い物をした^^

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category: F.J.ハイドン

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C.アバド:Haydn Sym No.101「時計」  

高校生くらいの頃、名盤ガイドのたぐいの本で、ハイドンの「時計」といえば、トマス・ビーチャム、フリッツ・ライナー盤あたりがトップに挙げられていた、著者の私見もあろうが、この時代の常識的な美意識だろう、
参考 you tube:ハイドン 交響曲第101番 ライナー & His SO (1963)
現在、こういう演奏は皆無だろうし、またこの時代に戻るなんてこともないだろう;
その後はハイドン(古典派)の真価を探る演奏が増えてきた、N.マリナーなどそんな一端を聴かせていた。ジェフリー・テイトなど端正な好演を聴かせる指揮者も出たが、ちょっと穏やかすぎてつまらなかった。
1980年代になって、F.ブリュッヘンはじめ古楽器orch.による演奏が衝撃的で、始めは戸惑ったが、その有効性は十分感じ取った、
この後、モダン系orch.の古典派はどうなっていくのか?と気になってはいた。 

印象深かったのがC.アバド指揮、ヨーロッパCOが出したハイドンの一連の録音だった、アバドは明らかに過去の古典派演奏スタイルから変わり、21世紀の演奏の先陣をきったように思えた。*過去にアバドが指揮したハイドンといえばtrp協奏曲(A.ハーセス:trp)くらいしか記憶になく、何のことはなかったが。
abbado hay sym101
交響曲 No.101 ニ長調「時計」
クラウディオ・アバド指揮
ヨーロッパ室内O
1988年、DG
 amazon
第1楽章、序奏から前時代の物々しい表現は排し、清々しい、主部は活き活きとした快速テンポで強弱の対比も明確だが、若く腕利きのヨーロッパCOにより反射的といえる細やかなデュナーミクが柔軟性を醸しだし、ダイナミズムも溌剌としながら耳心地よい、
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第2楽章のテンポの取り方はじつに様々な例があるが、やたら遅いF.ライナー盤は旋律美を重視したのか?辛抱できなかった;
アバドはとても自然なリズムで運び、バランスのとれた響きで変奏が進むにつれシンフォニックな楽しさを引き出す、
第3楽章「時計」のメヌエットとして初めて聴いた心地よい演奏、と言って過言ではない、従来の感覚よりかなり速めで快活、力感は十分あるが重苦しくない、強奏部の響きが整い耳疲れしないのは一貫している、
終楽章も速めのテンポながら曲の構成をかっちり捉えて最後まで切れ味良く引き締めた達演。
DGから出た、初めての魅力的なハイドンSymでもある;

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category: F.J.ハイドン

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TV観て休養  

どうも歯の治療以降、体調不良が長引いて、なにも集中してできない;
昨夜は録画してあった番組を観て過ごした。
 
nhk大河の「西郷どん」はいよいよ最終章に入った、
西郷吉之助(鈴木亮平)は髷を落とした着物姿で隆盛らしい、大久保利通(瑛太)、木戸孝允(玉山鉄二)など洋風の装いがやたらかっこいいv・・岩倉さんは兎も角^^
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nhk:「西郷どん」サイト・登場人物
面白いのはずっとナレーションをしてきた西田敏行さんが西郷隆盛の長男、菊次郎役でドラマ登場、時代を先送りしたシーンとなるが、京都市長として出てくる、なるほど語りは西郷の息子がやっていたのかと終盤で気づかせる、
奄美生まれの菊次郎は子供時代を城桧吏くん、青年時代を今井悠貴さんと合わせて3人が演じる手の込んだ配役、しかし城くんと西田さんはあまりに結びつきにくいので、間に今井さんが入ってうまく繋がるのかも^^

日本人は保守的なようで、いざとなったら切り替えが早いのだろうか、幕末、明治と一気に生活様式を西洋式に変えたのが嘘みたいに思える、世界史的にもこんな短期間に文化を一新させた例は他にあるだろうか?
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category: 映画・TV・DVD

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銀河団の内部では星が生れない  

天の川銀河のような渦巻き銀河は星の材料となるガスや塵を豊富に持っており、今もあちこちの星雲の中で星が集団で生まれている、 
おとめ座 渦巻き銀河ngc4526
おとめ座 渦巻き銀河 NGC4526
一方、楕円銀河やレンズ状銀河のように年老いた星ばかりが残り、新しい星の材料が欠乏した銀河もある、このような銀河は銀河が集まる銀河団の内部ほど多く分布しているという特徴があるが、それが何故か、はっきりとはわかっていない。
かみのけ座 楕円銀河NGC4150
かみのけ座 楕円銀河 NGC4150
りゅう座 レンズ状銀河NGC5866
りゅう座 レンズ状銀河 NGC5866(少し星間物質を残している)
数百~数千個の銀河が集まる銀河団の領域は銀河のほか高温のガス、ダークマターに満たされている(*銀河団内に高温のガスが存在するのは何故か: 銀河団の外側から銀河団へと落ちてくるガスは衝撃波を形成し、重力エネルギーが熱エネルギーへと変換され、結果、ガスが加熱される)、銀河団の中央部へ新たな銀河が引き込まれていく際、その銀河内では新しい星の形成が急に止んでしまうらしい、
星の形成には銀河内の低温のガスが必要であり、これが凝縮して星を生み出すが(高温のガスでは散逸してしまう)、それが豊富だった銀河も銀河団内部に落ち込む際に銀河団を満たす高温のガスによって剥ぎ取られてしまう、という1つのプロセスが考えられる。
ほかに考えられるのが、スターバーストのように銀河の星形成エネルギーが銀河内の冷たいガスを外に吹き払ってしまい、これは時間的に速く進行すると予測されるそうだ。

米・カリフォルニア大学リバーサイド校、Ryan Foltz氏らの研究によれば宇宙の様々な年代(つまり遠くを観測するほど過去)の銀河団で星形成が止まった銀河を調べ、遠方と近傍の銀河での星形成が止まる時間スケールの比較から、先述の「高温のガスによって剥ぎ取られる」というプロセスが予測に合うとのことだ。
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おとめ座銀河団(近傍の銀河団で約6000万光年)
SpARCS J0035
ほうおう座の銀河団「SpARCS J0035」(約90億光年)HST撮影、宇宙年齢が48億歳だったころになる、(資料:Jeffrey Chan, UC Riverside)

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category: 宇宙・天体

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E.オーマンディ:J.Strauss Ⅱ Waltz & Polka  

親しみ易く飽きることないワルツ王、J.シュトラウス2世だが、先日のベーム盤のときも書いたようにあまり音盤は集めていない、演奏になにか特徴的な魅力があれば加えていきたいが、1枚追加したのが、E.オーマンディ指揮、フィラデルフィアO
録音は1959、61年で、DGのフリッチャイ盤と同じく古いながら好録音で聴ける。 
ハンガリー出身で19世紀生まれのオーマンディにとってJ.シュトラウスは身近な作品だったと思われるが、アメリカの名門orch.で演奏するのが興味あるところ、当録音以外にも繰り返し録音しているそうだ。
J.シュトラウスはその旋律美から、小編成のorch.や室内楽編曲によっても楽しめるが、好きなのはやはり、フル編成のorch.サウンドで聴くことだ。
e o j strauss
ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィアO
CBS-SONY 1959、1961年

全般にゆっくりすぎるテンポは避けていて、お馴染みの「ブルー・ドナウ」ほかワルツは洒落た速度変化の妙で楽しませる、
j st you
you tube:Johann Strauss II - The Blue Danube Waltz
「南国の薔薇」も入っているが、ベーム&VPO盤とは一味違う楽しさがある、
you tube:Johann Strauss II - Roses from the South Waltz
「ウィーン気質」を聴くと弦楽の内声が豊かでブラームスのorch.みたいに聞こえる、
you tube:Johann Strauss II - Vienna Blood Waltz
興味深いのは「アンネン・ポルカ」で通常とは違う編曲版で演奏される、資料不足で何時の誰による編曲か不明だが、どこかアメリカン?で、ポップスorch.向きな雰囲気が面白い、
you tube:Annen-Polka, Op. 117
因みにオーマンディは旧盤(1956年)でもこの編曲で演奏している。
なお、このCD化された音は上々でLP盤を探す必要はなさそう、
e o Phila o

上述のフリッチャイ盤はLPもあるが、演奏時間から少し詰まったカッティングになっている、これのCD化の音も上々で、LPより低域が余裕あるサウンドで聴ける、
f f j st 01f f j st 02
F.フリッチャイ指揮、ベルリン放送SO
D.G 1961年


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category: その他・ロマン派

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O.スウィトナー:Beethoven Sym No.3「英雄」(LP)   

抜歯前の歯の痛みや薬の副作用のせいか、疲れが残っていたが、少し楽になってきたかな、ちょっと外に出て、秋の日差しと道端の雑草が風に揺れるのを見るだけで気分が和む、 
DSCF0563.jpg
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何事もなく、平穏な1日を過ごす、これが何より有り難い^^
昨晩のご飯はおでん、こんな豪華じゃないけど;
oden.jpg
まだ熱いのを食べるのはしんどいので十分冷ましてから、辛子も抜きで食べた、
それでもおいしい、

さて本題^^;
今日はO.スウィトナーとSKBによるベートーヴェン「英雄」のLP、シリーズ録音の第1弾だそうだが、こんなに穏やかな「英雄」は他にないかもしれない、強引に作った感じじゃなく、作品を自然に実らせるような感覚、
sui be sym3
交響曲No.3変ホ長調「英雄」
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
DENON 1980年
 amazon
第1楽章、落ち着いたテンポで、冒頭の総奏音なども、入念にバランスを取ったような響きが心地よい、力を抜いた室内楽のような感覚だ、しかし低音は深みがある、スウィトナーは客演するorch.でまず、前の指揮者による癖を抜くことから始める、と聴いたが、本当にそれが必要な演奏に思う。涼やかで出張ることのない弦と、木管やhornが対等で、それぞれが奏でるパートの重要な重なり、繋がりがよくわかる、cl、flなど天然な味わいが心地よく、色彩感豊かになる、終結のクライマックスなどffでも決して最大音にせず、余裕のあるサウンド、提示部を反復しているので長く、A面すべて第1楽章だが「そんな演奏で退屈しないのか?」どころかずっと聴きたいような演奏なのだ。
第2楽章もじっくりと運ぶ演奏に引きつけられる、対位法の部分も始めの弦楽のしなやかさ、加わる木管の彩りが素晴らしい、
第3楽章、緩徐楽章のあと、リズムの刺激性がほしいところ、ちょうどよく快速でキビキビしたスケルツォを聴かせる、トリオでのhornがまた天然の味わい。
終楽章、乱奏的な開始も力み過ぎない、この楽章も細心の注意を払って各パートの大事なところを明確に聴かせる、それゆえ、ずっと引き付けて実質長い演奏を長く感じさせない。
sui be sym 3 lp

you tubeには1980年、N響とのライヴがあったが、モノラルで詳細に聴ける程じゃない、
sui be sym 3 you
you tube:ベートーベン作曲 交響曲第3番「英雄」全楽章
これはぜひDENON盤で聴きたい、

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category: ベートーヴェン

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I.ボルトン:Haydn Sym No.102  

ハイドンがエステルハージ家に仕えていた頃は音楽通の侯爵のために作曲していた、反復すると17分ほどの長い緩叙楽章もあったりした。パリセット、ロンドンセットは不特定の聴衆向けで、そんなに長い楽章は出てこない。
さて、数ある中で102番は1、2を争う傑作かと思う、I.ボルトンの指揮で聴いた、 
21世紀らしい演奏だが、弦の編成は大きいようで各パートが太く押してくる、vn1と2は左右の配置で効果的、
i b hay sym 102
交響曲No.102 変ロ長調
アイヴォー・ボルトン指揮
ザルツブルク・モーツァルテウムO
2011年

メヌエットやロンド風の終楽章は反復でスコアのページ数が節約されるが、
第1楽章は全ページの半分近くを占める、主部は活き活きとした主題で、この[60]からは一押し楽しさを加えたようだ、
sc01 58
展開部では対位法の面白さが十分、再現部以降の充実感も見事、
第2楽章では変奏曲が多いところ、ここはソナタ形式、vcのソロが通して活躍、ミュートを付けたtrpを使う新アイデアも聴かせる、
第3楽章、このメヌエットは初めて聴いたとき、踏み込みの強い、随分武骨なテーマに思ったが、今は何とも言えぬ高貴な趣きに感じる、どっしりした貫禄としなやかな気品を持つような(昨日のヤルヴィー指揮、N響の演奏が一段と良かった)、
ボルトンは活気のあるテンポで[50]からtimpが入るところ、orch.の量感を痛快に効かせる、
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終楽章、やはり快速なテンポが魅力だろう、斬新で遊び心いっぱいの楽章でもある。

参考動画はA.ドラティ、PHの演奏、
ドラティの場合、メヌエットが一際柔軟タッチなのが面白いがわるくない、
hay sym 102 you
you tube:Haydn Symphony No 102 B flat major, Antal Dorati Philarmonia Hungarica

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category: F.J.ハイドン

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抜歯  

急な痛みは時を選ばず;金曜日から奥歯が痛くなりだし、虫歯なら叩けばどの歯が悪いのか大抵特定できるが、今回はどの歯が悪いのかはっきりせず本当に困った、 
長年通っている歯医者さんは過去に急な歯痛で休日に診てもらったのがきっかけで、治療も的確だし、その後も休日や夜間でも頼めば治療してもらえて有り難い、救いの神だ^^
sika 2
今回、悪い歯をみつけ、2日に分けて2本抜歯してもらった、もうボロボロの歯だった;
抜歯後の痛みは個人差もあるかと思うが、殆ど気にならなかった、抜いたあとは縫合して数日後に抜糸する。昔は抜いたらまる1日、すごく痛かった憶えがあり、覚悟していたが;
疾患の痛みは辛いが、治療後の「これで治っていく」という痛みは結構我慢できたりする^^
抗生剤や鎮痛剤を続けて飲んで胃腸が調子崩すが、これもやむなし、

ちょっと体がしんどかったが、やっと一息ついて、録画してあった10月21日放送のクラシック音楽館を見た、N響コンサートマスター、MAROさんが案内役でお馴染みだが、曲目にハイドンのSym No.102があがっていた、指折りの好きな曲だ、
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首席指揮者のパーヴォ・ヤルヴィによる演奏、N響は流石だし、期待に応える良い演奏だった、やはりハイドンを聴くと気分が癒やされ健康的になる。

参考動画は興味深いところで、レスリー・ジョーンズ指揮、The Little Orchestra of Londonを挙げる、なかなかの好演でLP盤などあれば欲しいところ、
hay 102 you
you tube:Haydn: Symphony No. 102 in B flat major / Leslie Jones, Nonesuch, 1968 - Movement 1 Movement 2  Movement 3  Movement 4

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category: 時事・雑記

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人工知能との会話  

映画「2001年宇宙の旅」では"HAL 9000"という人工知能が登場し、宇宙船のクルーの話し相手になっていた、もちろん重要な情報分析もする、 
hall 9000
会話で対応する自動車も出てきたり、かつてSFの世界だったものが、急速に現実のものとなりつつある、各分野での活用が注目される人工知能(AI:artificial intelligence)だが、脳のニューロンの仕組みを真似た機構だとか。
AIが話すことは、様々な会話パターンを学習し、こんな問いかけにはこんな返事が最適、と選んで話している、画像処理で人の表情を読み、適切な声かけをしたり、冗談には冗談で返したり、アホな発言にはツッコミいれたり、こういうのも学習させれば可能かもしれない。
ai-brain.jpg
ただし、AIには心(本音)が存在しない、良く言えば論理的判断しかしない;
全てパターン学習による演算結果だ、冗談も本当に面白いとは感じていない、喜怒哀楽とか、五感で接したことから生じる気持ちなど生身の体をもつ人間と同じにはいかない、(とは言え人間の脳だって、電気信号のやりとりに過ぎないのだが)
しかし我々人間も、心底話したい事じゃなくても、その場を和ませるような適当な話を持ち出すことはある、(皆が、本音ばかり言ってちゃ、うまく行かない)
また体験のないことを空想で話すこともある、ただし空想するための様々な情報が要る、
我々も大抵は本音じゃなくて、世の中まるく治まるのを優先してタテマエで喋っているので、AIが出す結果に近いかもしれない^^;
人間が冷静な判断ができない状況でも、煩雑な情報から適切な判断をしてくれたり、このへんはAIの得意部分になりそうだ、人間の思い込みは排し、AIの判断にただ従ったほうが良い場合もあるだろう、
Deep-6-AI.jpg
人間の心に寄り添う存在として、AIがどこまで進化できるか、人間の受け止め方、活用法にもよるが、たぶん、これが一番難しいだろう、会話AIにも「癒し系」とか、やたら解説しだす「学識派」などいろいろあると面白そう。

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category: 科学・自然・雑学

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A.ドラティ:Haydn Sym No.94「驚愕」(LP2種)  

LP盤のマニアックな話ばかりで恐縮;
A.ドラティのハイドンSym全集は録音の良さでも気に入っているが、何曲かはLPでも聴きたくなって取り寄せた。今回は「告別」と「驚愕」がカップリングされた国内盤LP、これも無垢盤に近い美品だった。
なお「驚愕」のほうは以前にDMM盤でも取り寄せてダブってしまったが、通常のカッティングと違いがあるのか、興味が湧いてしまった^^→DMMカッティングのLP
カッティングはこのようにDMM盤のほうが溝が細く、極端に外周寄りに4楽章が収まっている、B面の「時計」はこれほどではないのだが?
交響曲No.94ト長調「驚愕」
アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ DECCA

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DMM盤(独盤)
a d hay sym94 lplp 01
通常盤(国内盤)
当然、溝の細いDMM盤のほうはややボリュームを上げることになる、元の音源が同じなので、まあ同じように聞こえるが^^;結果として通常盤のほうがSN比が良いと言えるし、音質も劣ると感じるほどではない、カッティング方式の違いより、どう仕上げるかのほうが結果を左右するようだ。
通常盤をじっくり聴いたところ、第1楽章から見渡しのよいサウンドは格別、バランス良く木管も彩りよく響く、
第2楽章は遅くせず小ざっぱりした感じ、びっくりffは短くズバっと入れる、その後もシンフォニックにまとめる、
メヌエットはリズムを歯切れ良くキビキビと演奏、重たい感覚じゃないのが良い、
終楽章、快速で緻密、たたみ込むような痛快さで決める。

a d hay sym94 you
you tube:Haydn Symphony No 94 G major 'Surprise', Antal Dorati Philarmonia Hungarica

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category: F.J.ハイドン

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O.スウィトナー:Beethoven Sym No.5「運命」(LP)  

レコード盤再生というのはレコード会社の技術者とそれを買って再生するリスナー側の技、それぞれが最善に働いて素晴らしい音が得られる、そこがマニアックな楽しみでもある^^ 
先日はレコード針について書いたが、高価な機材を揃えれば良くなるとは限らない、行き着いた機材は一部だけ拘り、あとはみな普及クラスで済ませている、因みにプリメインアンプは実売23000円程だったろうか、これも旧型になっている、
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PMA-390SE
故障しないかぎりこれでいい、フォノアンプは外部機も試したが、結局このプリメイン内蔵のが一番良いようだ;MC昇圧トランスも名古屋大須で電材を買って作ったこれで十分、
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プレーヤーも価格を下げたDP-400に替えたばかり。

さて次もDENON盤でO.スウィトナーのベートーヴェン、「運命」を再聴。
sui be sym 5 lp
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
DENON 1981年

とにかく、こんなに清涼な「運命」は他にないかもしれない、
第1楽章は適度に急速で歯切れ良いが、始めの動機から力を入れすぎない、常に木管の奏でる重要なパートを前に出して聴かせる、"音の塊"にならないのが良い、
第2楽章もさほど遅くしない、木管だけのアンサンブル部分のハーモニーが心地よい、強奏部では金管、timpが結構強くでて、輝き十分、
第3楽章、弱奏でもcb音域が深く響き、[141]からのvc,cbのパッセージがゴリゴリせず、ふくよかで自然に拡がる低音が絶品、
sc03 133
終楽章、会場の響きもよいせいだろうか、ブラス群が光沢のある響きで爽快、[355]からのsempre più Allegroは結構加速する、
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普通は力感を入れる終結も適度にさらりとして、なるほどそんなに溜めて意気込むことはないか、と納得させられる。

you tubeはアナログ盤から取っているが、少しピッチ高め(速い)かもしれない、
sui be sym5 you
you tube:beethoven, symphony no 5 Suitner 1,2mov, 3,4,mov,

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category: ベートーヴェン

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連星中性子星の形成過程  

昨年の今頃、中性子星同士の合体による重力波が初めて観測されたというニュースがあった、
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中性子星合体による重力波
このように合体を起こすのは2つの中性子星が接近して廻り合っている連星系である、この中性子星の連星が形成されるには、それまで主系列にあった大質量星同士の連星で、先に大きな方が寿命を迎え超新星爆発を起こし、次に小さい方が爆発して両者とも中性子星になったと考えられるが、後者の爆発時に連星系の物質が一気に失われ、力学的に不安定で連星系が維持できないらしい、どのように安定した中性子星同士の連星ができるのか不明だった。

国立天文台理論研究部の守屋尭氏らは後で爆発する方は先に出来た中性子星に外層部の物質を吸収され、超新星爆発の際に吹き飛ばされる物質が非常に少ないため、力学的な不安定が生じず、連星系が保てるのではないか、と仮定してシミュレーションを行った、この結果、爆発時のエネルギーは通常の超新星爆発の10分の1程度になり、爆発から5~10日の間のスペクトル変化も予測した、また後から爆発する星は、爆発の直前に希薄なヘリウムの層を周りに作る可能性も示された。

そして、2014年10月に米・カリフォルニア工科大学が観測していた、ペガスス座の銀河に現われた超新星「iPTF14gqr」で、爆発の推移と爆発後に行われた分光観測で周囲に希薄なヘリウムの層が広がっていることがわかり、前述のシミュレーションとよく一致していた、
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超新星iPTF14gqrの出現前(左)と出現後(右)(資料:SDSS/Caltech)
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シミュレーションで予測された超新星の光度曲線(オレンジ色の破線)と、実際に観測された超新星 iPTF14gqr の光度曲線(黒丸)、超新星爆発後3日程度までは爆発の衝撃波が冷えていくために、急激に減光する。爆発後5-10日の間には超新星爆発で作られた放射性物質が崩壊する熱によって明るく光りピークに達する、シミュレーションと観測結果がよく一致している。
iPTF14gqrは中性子星同士が連星を形成するらしい天体として初めて捉えたことになる。

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category: 宇宙・天体

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O.スウィトナー:Beethoven Sym No.6「田園」(LP)  

はじめは、1本の針先でどうやって左右のステレオが再生できるのか不思議だったが、原理を知ればなるほどと思う、(初期にはレコード盤上に2本の溝を刻み、2本の針を下ろすという方法もあったらしい;) 
英コロムビア社の技術者アラン・ブラムレインが開発した方式で、溝の谷底ではなく、左右の斜面の上下運動に分けるという方法が主流となった、カートリッジも左右の振動を分離して受ける構造になっている。
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レコード盤に使われる塩化ビニルは適度に軟質で緩衝性をもち、プレス加工しやすく、表面も滑らかになる最適の材質だろう。レコード針の開発も進んだ、針とはいえ尖ってはおらず、先端を丸めた円錐形を基本に、丸針、楕円針、マイクロリニア針などがある、音溝の谷側面に接する面積が小さいほど、細かい振動に追従しやすくなる、
ot detail
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ダイヤモンドではあっても丸く滑らかな形状で接しているので音溝を傷付けることはない、
針は扱いが良ければメーカーが示す目安より、はるかに長持ちするようだ。
また、DENONのPCM録音によるレコード盤のカッティングは普通より低速で行われると聞いた、より精度高く溝が彫られているらしい。

そこでDENON盤、スウィトナーのベートーヴェン「田園」を最聴、
やはりトップに挙る「田園」である。
o sui be sym 6
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
DENON 1980年録音

音場が広がり、音の花鳥風月という感じ、全楽章、中庸のテンポですんなり親しめる、終始、力を抜いた感覚でパートバランスを最適に聴かせ、涼やかな弦楽、ただし低音は懐深い、木管の室内楽的な細やかさと余韻がよく聴ける。
第二楽章の弦楽も澄んだ清流のようだ、木管のハーモニーが色鮮やかに浮ぶ、
第3楽章はhornのふくよかさ、clの透明感が格別、
第4楽章の嵐の場面も清涼サウンドを崩さず、低音の唸りを効かせる、最強音のここはブラスを活用した響き、
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終楽章の美しさもこの上ない、終結近くの祈りの描写のようなところ[237]~でもしなやかにポルタメントをかけ、息づかいのような弦のボウイングが魅了する。
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耳疲れせず、最後までサウンドを味わってしまう。
dp 400

sui be sym6 you
you tube:Suitner Beethoven - Symphony No. 6, "Pastorale"

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category: ベートーヴェン

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無垢盤  

CDの場合、多少擦り傷があっても問題なく再生するが、レコード盤はピカピカの無傷が一番、中古市場にも一度も針を下ろした様子のない無垢盤らしい品がある(新古盤とも言う)、 
先日のクーベリックのベートーヴェンSymも何枚か揃えたが、どこかに眠っていた在庫だろうか、ジャケットも中身もそんな状態だった、このレオンハルト・コンソートのブランデンブルクConやC.デイヴィスのHaydn Symもそうだった記憶。
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無垢盤と見る根拠は、昔、新盤を買ってきたときと同じで、内袋から取り出すとパっと静電気を帯びる、レーベルの穴周囲にセンタースピンドルと擦れた跡がない、
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これは目視でわかる、速乾性の静電除去スプレーをかけてクリーナーで拭くと滑りが軽い、
再生すれば当然ノイズが少ない、
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因みにクリーナーは「アルジャント」を使っている、
a c
小さめで、このひっかかりがホールド性よく、盤の感触が伝わり丹念に掃除できる名品だ。
この簡易顕微鏡はライト付きで音溝や埃の付着の状態を確認できる、
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軽量なので盤上に置いても大丈夫、
中古盤では時折、カビか何らかの付着物が溝にこびり付いていて、ノイズになることがある、粉っぽい硬い埃ではなく、軟質だが水洗いで落ちない、これはレコード針で掻き出すしかない、2、3回やって良好になるケースが多い。
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拭き取ってしまい、この塵がどんなものか、顕微鏡で見るのを忘れていた;

何枚あったか忘れたが、たまに「見本盤」というのが舞い込んでくる、レコード会社が放送局などで紹介してもらう目的で提供する非売品だが、これが一度も再生されず、中古市場に出回っているのがある、こういう盤はプレスするスタンパーも"本当に"初期状態の可能性があり、お宝かもしれない^^
o s be sym9 bo s be sym9
ベートーヴェン「第九」
O.スウィトナー指揮、SKB
DENON 見本盤

非の打ち所のない逸品で、これこそ年末にじっくり聴きたい^^

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category: Low cost audio

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K.ベーム:J.Strauss Waltz「南国の薔薇」ほか  

ワルツ王、ヨハン・シュトラウス2世ほど時代を超えて、これほど好き嫌いなく普遍的に親しまれている作曲家はあまりいないかもしれない、ワルツに使われるテーマの美しさと管弦楽の充実が、聴く音楽としても大いに魅力だ。 
そのわりに音盤はそんなに集めていない、気に入った演奏があると、これでよいという感じで、いろんな指揮者、orch.で聴こうとはあまり思わない。
VPOのニューイヤーコンサートのライヴ録音は音響的につまらない、交響曲同様、セッション録音の良いサウンドで聴きたい。
ということで、殆ど手元にある2枚、ベーム、フリッチャイ盤しか聴かない、
k be strauss lp
カール・ベーム指揮、ウィーン・フィルハーモニーO
k be strauss
最初に買ったのはCD化されたもので、DECCAの録音みたいなリマスタリングだったが、このLPは従来のDGらしいサウンド、同一音源が2種類の録音のように楽しめる、
J.シュトラウスⅡのワルツは第1テーマが曲の顔となり、次々気分を変えたテーマが出てきて、その切り替えが良いのだが、とくに好きなのが「南国の薔薇」、このゆるやかなテーマで出るところはじつに心地よい、
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k b straus you
you tube:Johann & Josef Strauss - Rosen Aus Dem Süden, Op. 388 : Karl Böhm
「皇帝円舞曲」は皇帝の名にふさわしいこのテーマ、
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ベームは一段とアクセントに力感を込め、気高く演奏する、
ほか、ピッチカート・ポルカがじつに懐深い響き、ポルカ「電光と雷鳴」はバスドラムを加え、これはCD化されたサウンドに迫力があるv

フリッチャイの演奏はorch.音楽としての充実感が良い、1961年の録音だが、D.グラモフォンの名録音といえる、
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フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン放送SO
アンネン・ポルカやラデツキー行進曲ではブラスを重厚に鳴らし、他では聴けない魅力。
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you tube:Johann Strauss II Annen Polka, Op.117.

追加するなら、E.オーマンディ指揮、フィラデルフィアOの演奏など、興味湧いているところ。
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category: その他・ロマン派

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A.ドラティ:Haydn Sym No.55「校長先生」  

不特定の大勢の前で喋るって、めちゃくちゃ苦手だ;大人の"関係者"だけならいいけど、
昨日は小学校区ごとの自治会でやっている市民運動会、その開会式と閉会式の司会をやれ、と指名されてしまった;; ハハ・・ 
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参考?:ちびまる子ちゃん「町内の運動会」
*ほか、さくらももこ原作で「町内」ネタは多い、
まるちゃんクリスマス会に参加する(前編) (後編)
ちびまる子ちゃん 79A「まるちゃんの七夕映画会」 の巻
式次第の原稿をもらったのは当日の朝である;朝礼台にこそ上がらないが、その脇のマイクで喋った;国会議員さん筆頭に何人か祝辞がある、
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いいオッサンが紙に書かれたままに読んでるのもアホみたいだし;場に応じたアドリブもしなきゃ、と、この後に及んで見栄もちょっとでてくる、
呑気生活大好きの身にはとんでもない事だが、ま、どうにか時は過ぎた^^;

朝礼台と言えば、校長先生だ、議員さんとかもそうだが、こういうお立ち台での話しっぷりはお手のもの、並の人より落ち着いて立派に見えなきゃいけない、
「校長先生」といえばハイドンのSym No.55 、A.ドラティの演奏で聴いた、副題の由来は不明だが、明らかにハイドンは全楽章、それらしいユーモアで仕立てている、
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交響曲 No.55 変ホ長調「校長先生」
アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ

第1楽章は、第1主題から真面目を絵にしたようで、この旋律など"先生"の雰囲気、
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第2主題からは少しお説教も出てきて?優しく励まして終わるような^^
[67]からの展開部がけっこうドラティックで凝っている、[97]で疑似再現を入れ、[150]まで続く、再現部での変化も聴きどころ、[185]では短2度がぶつかる運びとなる、
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第2楽章、変奏曲だが、校長先生が生徒に声をかけながら校内を回る様子に思えてくる;けっこう長い。
メヌエットも誰かに声かけ、トリオはvcとvnパートの対話みたいだ、
終楽章、やはり主題が独特の表情を持ち、何か想像させる、変奏の要素を持つロンド形式か、hornとob、fagの掛合いが面白い、意外な展開も聴かせる。

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you tube:Haydn Symphony No 55 E flat major 'The Schoolmaster', Antal Dorati Philarmonia Hungarica

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category: F.J.ハイドン

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系外"衛星"か?ケプラー 1625b I  

太陽系外の惑星を見つけるため、2009年に打ち上げられたケプラー宇宙望遠鏡は膨大な観測データを取得したが、2016年、そのデータからKIC 8462852という星で「異星人がダイソン球のような建造物で恒星を囲んでいるかもしれない」という説まで出て少し懐かしい^^ 
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ケプラー宇宙望遠鏡
ケプラー宇宙望遠鏡により見つかった、惑星を持つ恒星Kepler-1625(はくちょう座、約8000光年)には2017年7月、巨大ガス惑星(Kepler-1625b)を廻る海王星サイズの"衛星(Kepler-1625B I)"がある可能性が示されていた、いずれも恒星の前を横切る際の減光「トランジット」で観測する方法だが、
Kepler 1625 you
you tube:Did the Hubble Telescope Confirm the First Exomoon?
2018年10月に米・コロンビア大学のAlex Teachey氏とDavid Kipping氏はHSTによる追加観測で惑星Kepler-1625bによる減光の終了から約3.5時間後に、再びわずかに減光する様子が検出された、この減光は衛星によるものかもしれない、また惑星による次の減光が始まる予測より、1時間以上早く始まった、これは衛星の重力が大きいため、惑星の位置も揺らされているため、とも考えられるし、別の未発見の惑星の重力のせいという可能性もある、実際観測できているのは恒星Kepler-1625の減光の様子だけ、なので推測するしかないだろうが、この光度の変化は衛星があると見るのが最も自然であるとのことだ。
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今は未確認の段階だが、Kepler-1625B Iが本当にあるとしたら、海王星サイズでガスに覆われた天体になる、衛星というべきか、二連惑星の片方というべきか、惑星Kepler-1625bとの大きさ比率は地球と月くらいになるらしい。

そういえば、過去に系外衛星について書いたとき、Kepler-1625bにも少し触れた、この時と大きさの推定はだいぶ違いがあるようだ。
「二重の夜」系外衛星

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category: 宇宙・天体

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交換針  

カートリッジの予備の交換針を注文したが、幅24cmもの箱に入ってきたのは初めてだと思う; 
at 40ml 01
緩衝材の隙間にこれだけが、
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このプラスチックケースだけで万全だと思うが、値段的に貴重品扱いなのかも。

AT社はカートリッジを頻繁にリニューアルしていて、新製品だと思っていた、AT440MLbがもう生産完了、しかしカートリッジ本体の基本型は長年変わらないので、新製品の交換針が使える、AT社の【生産完了カートリッジ適合表】で現行品で使える針がわかる、
AT440MLbには新製品VM540ML用の針(VMN40ML)が推奨で、品番やノブカラーが変わっただけで、製品としてはたぶん同じものだ、カートリッジ本体は共通で、針の価格が多くを占める、どの針を使うかで品番が変わる、VM型の標準クラス、AT440MLbやVM540MLに無垢マイクロリニア針が交換も楽に使えるところが良い、届いたVMN40MLを付けて聴いたところ、
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まったく同じ音だ^^;
VM型はAT社開発の方式でMM型の一種だが、左右チャンネルの分離は優れている、
同じ盤でMC型のAT33PTG/Ⅱと久しぶりに違いを聴いてみた、
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幾分MCが高域が細やかだが、VMで不満というほどではない。
MCを使うなら、マイクロリニア針以上が望ましい、楕円針の製品もあるが中途半端に思う。

レコード盤の基本原理は1857年に発明され、CDが登場する1980年頃まで100年以上続いた、盤面を削って音溝を掘るという、原始的で荒っぽくさえ思える録音法だが、よく技術を高めていったものだと思う、
昔からLP盤の宿命だったのがトレース距離が短くなる内周部の音の劣化だった、カッティングの段階でこれを減らす技術、音を拾うレコード針の開発でこの問題も軽減された。
現在のアナログ盤再生は全盛期の'70年代には無かった新技術の機器で聴くのが楽しみ。

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category: Low cost audio

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"プラネット9"はあるのか?  

すばる望遠鏡の観測で、今まで知られていた太陽系の外縁天体で最も遠い軌道を持つ小天体「2015 TG387」が発見された、直径約300kmで、近日点が海王星の2倍以上、遠日点は太陽から約2300au(3450億km)離れ、公転周期は3万年以上とみられる、 
2015 TG387
動画
2015 TG387の発見画像(2015年10月3日撮影)、3時間ごとに撮影した画像、公転周期が長く、ゆっくりとしか動かないため、他の望遠鏡で追観測して精度よく軌道を求めるのに数年要した(資料:Scott Sheppard)

以前にも取り上げたが、セドナを含む「太陽系外縁天体」はいずれも偏った方向に集まった軌道をとっている、これらと釣り合う質量の天体(地球の10倍程度)がしかるべき軌道で廻っている可能性が考えられ、仮称「プラネット9」として観測が試みられたが見つかっていない。
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今年6月には太陽系の外縁部にある天体同士の偏りは重力の相互作用で説明でき、「プラネット9」は必要ない、との説も出ていた。
しかし、2015 TG387がこれまたセドナ達と同じ方向へ大きく偏った軌道であるとわかり、また木星、土星など巨大惑星の重力の影響を受けない外縁部にある、
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拡大
そこでまたプラネット9を復活させるシミュレーションを行うと説明がつきやすいらしい。
Planet 9
プラネット9 想像図

発見された2015 TG387は「ゴブリン」という悪魔の愛称がつけられた、ゴブリンはグレムリンの遠い親戚だそうで、いかにも人間を悩ませそう?はやぶさ1が満身創痍になったのはグレムリンが取憑いていたせいかも(余談^^)

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category: 宇宙・天体

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カラヤン:Beethoven Sym No.6「田園」('62年)  

R.クーベリックのセラフィム盤、「田園」が届いたところ・・ 
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ではあるが、何だかカラヤンの「田園」を聴きたい気分だった^^
カラヤンは'60年代、'70年代 '80年代にBPOとステレオ録音しているがベートーヴェンSymは結局、ベルリン、イエス・キリスト教会を会場とし、DGらしいサウンドで収めた'60年代のが一番好みだ、同じマスター音源でも、アナログ盤はカッティングし直す度に音質も変わる、
たまたま手にした、この2枚組にある「田園」は弦楽も金管も滑らかに聴けるようだ。
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交響曲 No.6 ヘ長調 「田園」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1962年 DG

さて、この「田園」、カラヤンは全楽章通した音響的戦略があるようで、まずテンポも速めだが、反復はすべて行わず一気に進める、
第1楽章はダイナミックレンジを押さえた演奏(ただしコントラバスは豊かに響くバランス)、アナログ盤ではSN比が下りぎみで、難しい収め方だ、良好に聴くには盤に反りがなく、スクラッチノイズも少ないのが望ましい、CDなら心配無用だが;
[458]ではじめて弦楽がffを奏でるが、ここも爽快な響きだ、
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第2楽章も速めで、弱奏基調だが、豊かさも聴かせる、
第3楽章、「田舎の人々の楽しい集い」はひじょうに快活、反復なしで次へ、
第4楽章、「雷雨、嵐」急速に、ここでようやくorch.の全開サウンドが鳴り響く、金管の鋭い響きもザラつかないのが良い、稲妻を表すピッコロは[97]~および[101]~ではfl 1と同音のところ、oct.高い演奏を採用している、
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[106]でfffくらいの最大値を轟かせ、嵐の猛威を表現、現代のorchで可能な演奏だろう。
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この思い切った演奏設定が、'80年代の録音ではやや緩和化しているように思える。
終楽章はカラヤンのレガート奏法も効果をあげ、BPOの爽快で豊かなサウンドが湧き上がる。

you tubeは'62年の演奏、
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you tube:ベートーヴェン 交響曲第6番《田園》Op.68 カラヤン ベルリンフィル 1962

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category: ベートーヴェン

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コンチェルト・ケルン:J.M.Kraus Sym Es-Dur  

古典派期のヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792)は、現在のドイツ、バイエルン州ミルテンベルクの生まれで、スウェーデン国王、グスタフ3世に見いだされ、スウェーデンに移った、作曲のほか劇作家、画家としても活躍したマルチ芸術家だった。 
j m kraus
Joseph Martin Kraus
1782年から4年間、ヨーロッパ音楽修行に送られ、恵まれた待遇だったようだ。ウィーンではハイドンに会い、交響曲VB142を献呈している。ハイドンはモーツァルトに匹敵する才能と評したと伝わるが、作品の内容からして、ありそうな話、クラウスはフリーメイソンにも加入し、モーツァルトと会った可能性もある。
フランス革命が起きて間もなくの1792年、庇護者だったグスタフ3世が暗殺され、クラウスも同年末、結核で他界した。
Gustavo III
Gustav III

さて、クラウスが書いた交響曲でとくに親しみ易く聴きどころも十分なのが、変ホ長調VB144あたりだろうか、録音はNAXOSのスンドクヴィスト盤もあるが、コンチェルト・ケルンの演奏が特に良い。
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ヨーゼフ・マルティン・クラウス 交響曲変ホ長調 VB144
コンチェルト・ケルン
1991年 CAPRICCIO

第1楽章、アレグロ、序奏を置かず、確固とした動機で始まり、ホモフォニックで颯爽とした推進力を持つ、コンチェルト・ケルンは爽快な弦とバスのリズムや内声弦のトレモロがキビキビ引き締める。第2主題は穏やかでゆったりflトラヴェルソが重なり華やぐ、提示部の終わりは明るく高揚させ、反復は省略、短調の展開部の入りで弦楽がぐいっと引き付け、緊張の始まり、第1主題後半を用いて深める、展開部後半は第2主題で明るく、再現部は回想するようにまとめ、終結部も明るく終わる。
第2楽章、ラルゲット、シチリアーノ風で短調の悲歌的な主題が涼やかな弦で始まる、オーボエが加わり繰り返す、印象に残る名旋律だ、中間部は長調主題に変わり、obが奏でるがこれも表情が美しい、また始めの短調に戻る三部形式。
第3楽章、アレグロ、楽章の始まりから弦による凝った対位法で始まる、やがてトゥッティの快調な部分に入る、このあたりが第1主題群か、やや構成は複雑のようだ、快活な推進力で進め、提示部を反復する。展開部の入りも緊迫感があり、突き進む、やがて冒頭の対位法を少し再現するがトゥッティが割って入り、そしてまた対位法を複雑、念入りに聴かせる、ここは見事。再現部に当たりそうな部分も聴きどころを入れて、スパっと終結する。
you tubeにコンチェルト・ケルンの演奏が挙っている、
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you tube:Joseph Martin Kraus (1756-1792) - Symphony in E flat Major

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category: J.M.クラウス

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真空が万物を造る  

物質がエネルギーに変わる様子は燃焼(酸化)による化学反応でも見られるが、逆にエネルギーが物質になることもできる、一般相対性理論ではエネルギーと物質は同じものである、これだけでこの世界の不思議を垣間見たような気がする、 

物質の最小単位は素粒子とされるが、粒子という言葉を使うと何か固形の粒のような"物"を思い浮かべる、一方、"波"という流動的な性質も見せ、相容れない要素がある、
じつはこの世界には固形の粒、あるいは"物"なんてのは存在せず、真空の空間が備えている"場"が、ある箇所にエネルギーが集中した状態を作り、これが素粒子という存在に見えているだけ、というのが「場の量子化」という考え方だ。
(因みに超弦理論もいくつかの素粒子をそれぞれ振動の異なるエネルギーの弦と見なす。)
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真空の中の"場"を平面にしたイメージ、盛り上がった所がエネルギーが高く素粒子が存在して見え、静まった所にはなにもない、
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真空中には電子場、クォーク場など全ての素粒子に対応する場が備わっていて、物質に質量を与えるヒッグス粒子もヒッグス場が作り出している、
"場"については沢山の電球を敷き詰めた電光掲示板に例えられる、
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電球の点滅でニュースの文字など、動画的に表示を動かせるが、実際電球が移動したのではない、素粒子も粒が移動したのではなく、場のエネルギーの高い所が変わったと考える。
通常は便宜的に粒が存在するイメージでよいが、正体を突き詰めると場のエネルギーが励起しているような状態らしい、粒と言える存在じゃない素粒子でも大量に集まって、石ころなど目に見えるサイズになれば、ハッキリ手触りのある物質と感じるのである。

かつて、宇宙空間は「エーテル」という、移動すれば風をうける物質的な何かに満たされていて、それが電磁波を伝えると考えられたが、真空はそんな何かに満たされてはいない、しかし電磁波などを伝える"場"を持っていて、形こそないが何も無いわけではない、言い換えれば空間(場)は物質になる、ということに?
真空の謎を解き明かすことがこの世界のカラクリを知る1つの鍵になると言われる。

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category: 科学・自然・雑学

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R.クーベリック:Beethoven Sym No.8(LP)  

ベートーヴェン Sym 8番は過去に聴いたなかでは、スウィトナーとクーベリックが気に入っていたが、記憶の薄らいだクーベリック盤を再聴してみた、クーベリックは'70年代、ベートーヴェンのSymを1曲ずつ異なるorch.で録音している、第1番から順に、LSO、RCO、BPO、イスラエルPO、ボストンSO、パリO、VPO、クリーヴランドO、バイエルンRSOで、興味湧くところでもあるが、これが良いのかどうか?場所も変わりどうしても録音状態は不揃いになる、VPOとの7番など、ちょっと録音は残念、最も良いと思ったのはクリーヴランドOの第8番あたりか、これなら全曲、クリーヴランドOと録音スタッフでやってほしかったと思える; 
CD化された全集も持っていたが、傾向は同じなので手放した。
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交響曲No.8ヘ長調
ラファエル・クーベリック指揮
クリーヴランドO 1975年 DG

全集:amazon
kube lp
クーベリックは「田園」の落ち着きぶりからすると、第8番は意外に威勢の良い快演だ、テンポは快速ぎみ、全楽章自然に馴染める、
第1楽章、活気をもって開始、ぐっと弱奏は引いて、弦はしなやかなタッチ、vn1、vn2を左右に配置しているので、パートも分離して聴きやすい、timpの打音が全箇所で効いて引き締める、心地よいかぎりだ、
第2楽章は普通くらい?のテンポで小気味よい、
第3楽章は面白い楽章で指揮者による違いも興味深い、クーベリックはゆったりした中にもリズムに十分重みを持たせる、始まりでtrp、timpによる主題のアウフタクト音が先行して現われ、強調されるのが効果的、その後もずれた形で現われる、
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トリオのhornとclは滑らかで心地よい、
終楽章、快速ぎみにキビキビと決める、バランスの良い録音で最後まで心地よく聴ける。 

you tubeにLP再生が挙っていた、(プレーヤーのピッチは正確)
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you tube:Beethoven Symphony No.8 - Raphael Kubelik/Cleveland Orchestra (from LP)

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category: ベートーヴェン

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A.ドラティ:Haydn Sym No.87(LP)  

ドラティ指揮のHaydn Sym全集がLP盤46枚組で初めて出た頃は8万円超えの価格で、たしか新聞の広告で見た記憶だ、その頃、国内でこれを買おうという物好き?マニアックな人は何人いただろう; たぶん自力で買える人達で、親にねだって買うもんじゃない; 
全集でも、急ごしらえではない、演奏も録音も1曲ずつ入念な取り組みのようだ、その後CD化された音も申し分ないが、初期に出たLP盤など最高だったかもしれない、
LPの全集BOXは2巻に分かれ、こんな高級感だったらしい、
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LPの全集:参考写真
DECCAの録音は普通に言う優秀録音のさらに一段上のような鮮明度で、「朝、昼、晩」のソロ楽器、22番におけるイングリッシュホルン、24番のfl、31番の4本のホルン、103番のtimp等々、ソロで活躍する楽器がこれほど鮮やかに浮ぶ録音は他にない、
今日は単売のLP盤で、87番、これも眼前にorch.が実在的にある感じだ、
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アンタル・ドラティ指揮
フィルハーモニア・フンガリカ

DECCA 1972年(英国盤)
do hay sym87 lp
87番はパリセットの中でも小粒な存在に見えるが、書法の充実が光る、
第1楽章、滑らかサウンドで各パートがくっきり聞こえる、第2主題の出る[37]から、
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fagの奏でるパートが重要であることに、この演奏で初めて気づいた。
第2楽章は聴き応え十分の優美な楽章、シンフォニア・コンチェルタンテ風で、flの活躍が目立つが、カデンツァが置かれ、複数の管のアンサンブルになる、ドラティ、PHは一際鮮やかに味わえる、
メヌエットは例によって力を抜いた典雅な演奏、
終楽章はあまり急がず、展開部の対位法など緻密に聴かせる。

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you tube:Haydn Symphony No 87 A minor, Antal Dorati Philarmonia Hungarica

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category: F.J.ハイドン

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銀河系外からの訪問者:超高速星  

また位置天文衛星「ガイア」の観測データから、今度は「オウムアムア」よりスケールが大きいニュースが入ってきた^^ 
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esa:位置天文衛星 Gaia
天の川銀河以外の銀河にあった星が銀河間を高速移動して、我々の銀河を訪れているらしい、そんな星々を発見したそうだ。以前にも高速度星の話を書いたが、
高速度星
銀河中心の超大質量BHの重力の作用で銀河の外に恒星などが弾き出されることがある、また連星系であった片方の星が超新星爆発したときもあり得る、現に天の川銀河内にそんな高速度星がいくつか発見されている、
オランダ・ライデン大学のTommaso Marchetti氏らはesaの位置天文衛星「ガイア」の第2期観測データから、3次元的に動きを掴んだ星から、20個の超高速星を発見、この内、13個は天の川銀河から離脱するのではなく、外から向かってくる動きであることがわかった。
ESA_Gaia_Sprinting_Stars_1280.jpg
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20個の超高速星の位置と軌道を天の川銀河のイラスト上に示したもの。黄色の矢印が他の銀河から来たものと思われる13個の超高速星、赤い矢印が天の川銀河から離脱するほどの速度で銀河の外へ向かう7つの超高速星【資料:ESA(イラストと画像の合成)、Marchetti et al. 2018(星の位置と軌道)、NASA/ESA/Hubble(背景の銀河)、CC BY-SA 3.0 IGO】
たぶんこれらの星は銀河系を通りすぎていくだろう、

そこで知りたくなるのが、これら高速度星の起源となる場所である^^
大小マゼラン雲など近傍の銀河か、もっと遠い銀河か、あるいは天の川銀河を囲むハロー由来の星か?もしハロー由来の星なら球状星団にあるような水素が主体の宇宙初期型の星だと考えられる、星の成分分析や飛来した軌道など詳しく調べれば、これらの星がどんな由来かわかってくると思われる。

はぐれ天体はスケールごとにあるようで、
惑星系から飛び出したオウムアムアのような小天体や浮遊惑星、銀河から飛び出した超高速度星、さらには銀河が集中する場所(銀河フィラメント)から外れ、ボイド(銀河がない空洞域)にポツンと居る銀河まであった。
宇宙の回転構造Ⅶ:"空所の銀河"
MCG-01-02-015.jpg
LEDA1852(MCG+01-02-015)

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R.クーベリック:Beethoven Sym No. 6 "Pastorale"  

その昔、初めて自分でお金を出して買ったクラシック盤というのは印象深く、私の場合とくに根拠はないがとりあえず、ベートーヴェンの「田園」だった、当時お馴染みの兼価盤セラフィムで、R.クーベリック指揮、ロイヤル・フィルハーモニーO、
これを卓上の簡易ステレオ装置で聴いていた。 
be sym6 se
R.クーベリック指揮、ロイヤル・フィルハーモニーO
セラフィム ジャケット

その後失ったが中古盤があったら、また聴いてみたい、
以前記事にしたが、中古セールで見つけて喜んだら、何かの手違いで中身がポール・モーリアの「グレイテスト・ヒッツ」、「エーゲ海の真珠」ほか、これはこれで懐かしいが、
手に入ったのはセラフィムのジャケットのみ^^;
p m
中身;
そのかわり、'73年録音のパリ管弦楽団を指揮したのがあり、これも懐かしい印象で聴ける、針を下ろすと、まさに"クラシック"に浸った気分だ。
kube be sym 6 lp2
交響曲No.6 ヘ長調「田園」
ラファエル・クーベリック指揮
パリ管弦楽団 1973年 DG

今はこういう演奏はあまりないかもしれないが、ひじょうに長閑、この曲は上手く力を抜くのが大事かもしれない、
第1楽章、「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」はかなりゆっくり、ロイヤル・フィルでもこうだった記憶、この情景を細かな筆使いで描いたような演奏に感じる、
第2楽章「小川のほとりの情景」も弦は控えめに囁き、木管が鮮やかに活躍、
第3楽章「田舎の人々の楽しい集い」、hornの活力が耳に残る、
第4楽章「雷雨、嵐」、timpを使うのはこの楽章のみだが、この嵐の場面もあまり大音響を狙わず、これまでの流れに沿った、落ち着き、品格を持たせた演奏だ、(カラヤンのように、ここにダイナミックレンジを合わせてやるのも面白いが)
終楽章「牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」、ここは普通くらいのテンポだろう、弦楽は優しく、horn、木管が鮮やかに彩る。
kube be sym 6 lp
(you tubeにはなかったので割愛)

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オウムアムアの出身地  

太陽系外からやってきた小天体として、史上初めて観測されたオウムアムア(1I/2017 U1)について、また興味深いニュースがあった。 
位置天文衛星「ガイア」のデータから、かつてOumuamuaが所属していたらしい恒星の候補が(確定的ではないが)見つかったそうだ。
ガイアは太陽を中心に銀河系内10億個以上の恒星の位置や距離、動きの情報を得ている、その中にOumuamuaが所属していた恒星があっても不思議ではない。
Oumuamua_20181004111813c19.jpg
オウムアムア:想像イラスト(資料:ESA/Hubble, NASA, ESO, M. Kornmesser)
Oumuamuaは太陽系にもある彗星のような惑星系が作られた材料の残りの小天体で、そこの惑星、又は連星の重力で恒星間に弾き出されたものと見られる、
Oumuamua 03
オウムアムアの太陽接近時の軌道
太陽もOumuamuaも、さらにOumuamuaが所属していた恒星もそれぞれに銀河系内を動いている。独・マックスプランク研究所のCoryn Bailer-Jones氏らは2018年4月に公開された天文衛星 ガイアの第2期データを使い、観測されたオウムアムアの軌道を過去に延長し、過去数百万年の間にその軌道と交わるような動きをもつ恒星4つを絞り込んだ、
このグラフは動画になっていて、過去に遡る動きにしてある、
esa 01
動画グラフ:esaのオウムアムア サイト
オウムアムア(青)、誕生地とされる4つの候補天体(赤)、太陽(黄色)の700万年の動きを示した図(資料:C.A.L. Bailer-Jones et al. 2018)
候補天体(赤)は動く方向が同じだし、互いに接近した関係のようで、同じ星団で生まれた兄弟星かも、たしかにこの中のどの星かを特定するのは難しいだろう。
いずれにしても、ガイアは銀河系スケールの様々な発見をもたらしてくれるのが興味深い、

PS.きしくもこの日の夜、コズミック フロント NEXTの話題がオウムアムアだった、ご愛敬で異星人の葉巻型宇宙船説やパンスペルミア説にもふれたが^^番組製作が間に合えばガイアの情報も入れたかったところだろう。

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小惑星:Ryugu  

JAXAのはやぶさ2号が探査とサンプル・リターンを計画している小惑星「リュウグウ」は炭素を多く含むC型小惑星だそうで、太陽系形成時の物質を多く残しているとみられる。またリュウグウは直径700mほどで、地球に衝突する可能性が大きい軌道にあるそうだ。 
ryugu 01
1999_JU3_orbit_on_30_Jun_2018.jpg
青と水色:162173(1999 JU3)がリュウグウの軌道

9月21日、探査機はやぶさ2から離れた2機の小型ローバーが撮影したリュウグウ表面の画像が公開された、小型ローバー(小型ロボット探査機)は表面を飛び跳ねながら移動している。【資料:JAXA】
fig2_R1B_JST20180923-0946.jpg
着地前の様子
jaxa hayabusa
リュウグウの自転によって太陽が動く様子
9月23日10時34分から11時48分までの間に「Rover-1B」が撮影した15枚の画像から作られた動画:JAXAはやぶさ2プロジェクト サイト

こちらは9月21日13時04分ごろに「はやぶさ2」の光学航法望遠カメラ(ONC-T)で撮影されたリュウグウの表面、
ryugu 02
沢山の(10cm前後)砂利が集まって塊を作っているように見える。
【資料:JAXA、東京大、高知大、立教大、名古屋大、千葉工大、明治大、会津大、産総研】
事前の表面探査を行い、いずれ、適切な場所にはやぶさ本体を着床させ、サンプル・リターンを行う予定。

過去にも惑星系のでき方について書いたことがあるが、リュウグウが固い塊なのか、あるいは砂利がくっつき合ったもろい状態なのか、その性質も知りたいところ。
いつか、地球に衝突しそうになった場合、軌道をそらす有効な手段を選ぶのに、小惑星の表面や内部の性質を知っておくのは重要なはずだ。しかし、はやぶさ2がリュウグウに寄り添うような軌道に入るまで、地球のスイングバイを利用して4年かかっている、危機がおとずれて、何か対策を打つにも容易ではなさそうだし、予算がどうのこうのとか言ってられない;
hayabusa2 you
you tube:「はやぶさ2」ミッション紹介CG / Hayabusa2 CG

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S.ラトル:Beethoven Sym No.8(VPO)  

ベートーヴェン Sym No.8、今日はS.ラトル、VPOの演奏、 
ラトルも新世紀的だが、アバド、ハイティンクに対しやや落ち着いたテンポで行く、orch.はBPOではなく、VPO、ただし、いつものウィンナobの音は聞こえてこず、普通タイプのobのようだ、この曲の木管はclがメインを取るので目立たないが第7番でははっきりわかる。
ラトルは緻密な強弱法の設定で引き付ける、実際、強弱を効果的に行うには強奏あるいは弱奏に入る前に準備が要るが、短い時間単位で何段階にも設定したような強弱表現を聴かせる。
第1楽章では[12]から、譜に示したように管とtimpが鳴る所を頂点に弦楽が滑らかに強弱の波を作り、引き付ける、
sc01 12
大きな尺度でも上手く整い、展開部のクライマックスなど極端にならず強奏が効く、また各パートのバランスも良く、重要な音を引き立たせる。、
第2楽章、速すぎず遅すぎず、管のリズムに弦はぐっと弱奏で重ね、ここでも強弱の対比を十分にだす。
第3楽章、Tempo di menuettoは変化に富んだ面白い書かれ方、
[21]からはヘミオラだろうか、
sc03 18
あまり急がずじっくり、トリオもテンポを緩める、
終楽章も音量の対比を上手く設定して進める、弦がひじょうに弱奏で、くっきりと始め、強奏では十分に力感を入れる、展開部の対位法の聴きどころも繊細に入り、がっちりと構造を聴かせる。こういう演奏をきちっと頭に入れておくっていうのが凄いことに思える。
S.ラトルのBeethoven Symは全曲you tubeに挙っている、
be sym 8 you
you tube:ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 / サイモン・ラトル指揮 VPO 2002年

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