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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

猫の手に"お砂糖"  

地球に落ちてきた隕石にアミノ酸が含まれていたり、星が誕生する星雲の中を観測すると、アンモニア、メタンなど有機分子が宇宙空間にあることが知られている、生命に不可欠なリボ核酸(RNA)さえ、作られている可能性も。
さそり座、約4200光年にある「猫の手星雲」の愛称をもつNGC6334の中に単純な糖類の1つ、グリコールアルデヒド(HOCH2CHO)が検出されたそうだ、
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"グリコール"はギリシャ語で「甘い」の意味、集めて舐めると甘いのだろうか?^^
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グリコールアルデヒド
ほか、メタノール(CH3OH)、メチルアミン(CH3NH2)、エタノール(CH3CH2OH)など様々な有機分子が見つかった、未解析の分子もかなりあり、アルマ望遠鏡の高感度電波スペクトル観測により、695本もの分子輝線が検出されている。
国立天文台が中心に開発した「バンド10」という最も高い周波数帯(高温・高密度な環境に存在する分子からの電波)を捉える受信機を使って検出された、
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(上)ハッブル宇宙望遠鏡による「猫の手星雲」、(下)白い丸で示された領域「NGC 6334I」の観測から、アルマ望遠鏡と過去に赤外線天文衛星「ハーシェル」が検出した分子輝線の数を比較したもの(資料:S. Lipinski/NASA & ESA, NAOJ, NRAO/AUI/NSF, B. McGuire et al.)
また、重水(HDO)分子が放つ電波の観測からNGC 6334Iの中心からガスのジェットが両極に噴き出している様子が捉えられた、ジェットの中心には巨大な原始星があることを示す、
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アルマ望遠鏡によるデータから作られたNGC 6334Iの擬似カラー画像、中心に巨大な原始星「NGC 6334I MM1B」があり、その上下にガスが噴き出している、(青)重水分子が放つ電波、(オレンジ)塵が放つ電波(資料:ALMA (ESO/NAOJ/NRAO): NRAO/AUI/NSF, B. Saxton)
PS.他に原始星の周囲でグリコールアルデヒドを検出した例として「IRAS 16293-2422」という連星系があり、2012年に発見されている。

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category: 宇宙・天体

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S.ラトル:Beethoven Sym No.7 BPO  

11月も終わり、年末や新年、3月くらいまであっという間の気がする、自治会費の銭勘定やら資料のまとめなど今から大方やっておかないと"引き継ぎ"が滞る、半年も前にやったことなど忘れているし;しかし一日中やるのは気が滅入るので時間を区切ってあとはゆっくり^^
 
さて、ラトル指揮BPOのBeethoven Sym、次は7番を聴いた、VPO盤とは手法をだいぶ変えているのが興味深い、
s r be sym bpo
サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
2015年 ライヴ

第1楽章、orch.の編成は弦が少なめで響きはスリムだが低域はしっかり出て支える、序奏部分は弦の重音 ff も引きずらずスッキリとした面持ち、vnのsf、2分音符も清々しく弾く、
sc01 13
主部は快速で切れ味があるが滑らかな奏法も聴かせる、ぐっと弱奏に押さえて f を押し出しエネルギッシュな効果をだす、展開部に入るとややテンポを緩め、以降は場面に応じた緩急の変化をつける、
第2楽章、低音がテーマを気だるい表情で始め、続いてva以降、弦の柔軟な奏法が重なっていく、clやhorn、flが同質で滑らかに引き継ぐのが心地よい、終わり近くの総奏では適度に切れ味をつける、
第3楽章、快活でキビキビと始まる、強奏音の後をすっと引いた弱奏にするなど、巧みに引き付ける、スケルツォの間に同じトリオが2度入り、終結にも顔を出す、(この楽章、個人的にはどうも長丁場な感じ・・;)
終楽章、VPOとの演奏では普通くらいのテンポで始め、緩急の変化を付けながら、これもフルトヴェングラー、C.クライバー以来のクライマックスを演じていたが、[400]から sempre piu f の指示があるので、加速の効果も入れてよいだろう、
sc04 400
しかし当BPO盤では頭っから急速である、timpの打音鋭く、展開部から終盤に向けてさらに加速ぎみになるが、BPOの恐るべき合奏力が緻密に決める、
sc04 246
楽器によっては吹き込みから音が出るまでわずかにタイムラグを持つものもあると思うが、そこをぴたりのタイミングに持ってくる技だろうか。

you tubeはVPO盤が全曲、BPOは終楽章のデモ
s r be sym 7 you
you tube:ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op. 92 / サイモン・ラトル指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 2002年4月-5月
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you tube:Beethoven: Symphony No. 7 / Rattle ・ Berliner Philharmoniker

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category: ベートーヴェン

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リュートを手にするまで  

数ある楽器の中で何故リュートなんぞにたどり着いたのか、ちょっとしたきっかけ、巡り合わせだった気がする。
この楽器の存在を知ったのは中学のとき(随分昔;)だった、音楽の教科書に楽器の歴史として絵だけ載っていた、リュートの形や奏者の何やら孤高な雰囲気から、どんな音なんだろう?と、最初の興味は見た目からだった。 
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ずっと昔に途絶えた楽器なので聴けるはずもないと思っていた、しかし、その後15年も経たない内にその音を録音で聴き、生でも聴き、自分も現物を手にできるようになった、これも復活させてくれた演奏家、製作家のおかげだ。
リュートのレパートリーはA.セゴビアはじめギタリストが編曲して紹介していたが、
'60年代から古楽復興の模索が始まり、'70年代から本格的に進んできて、レコーディングするリュート奏者も現われた(一部のギター奏者も手がけていた)、
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歴史が途絶え、師のいないところから研究、復活させてきた、これはリュートに限らず、古楽器全般に言えるが、初めてラジオ放送でリュートの演奏を聴いたときの音は、ある意味予想していたようなイメージを持っていて魅了された、モダンのギターとは大きく趣きが異なり、まさにバロックやルネサンスに相応しい雰囲気、はじめは高音弦の細さに驚いた。
11c lute
いくつか録音を聴いて、虜にされたのはM.シェーファーのバロックlute演奏だった。
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you tube:French Baroque Lute Music Lute:Michael Schaffer 
一方、ルネサンスluteはこんな感じ、駆け抜けるパッセージはフィゲタ奏法という、親指と人差し指の交互弾弦である、ポール・オ'デットは生で聴いたが、一番の達人だと思った。
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you tube:The Lute in Italian Renaissance Lute:Paul O'Dette

リュートは古楽器専門店でさえ殆ど置いていない、弦の補給も始めは容易じゃなかった、一番困ったのは楽譜が出版物として殆ど出ていないことだった、ネット時代になってやっと情報が探しやすくなったが、レコーディングしている奏者に入手先を聞いて、そこで楽譜のマイクロフィルムを借りたこともある;欧州の図書館等にはまだ多くの良い作品が知られずに眠っているかもしれない。
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現在に至るまで、楽器遍歴だけでもどれだけ"道楽勉強代"を注ぎ込んできたか・・
考えないほうが精神衛生に良い^^;

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category: Instruments

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S.ラトル:Beethoven Sym No.6「田園」BPO  

昨日はまた歯科へ行き治療の続きをした、「薬を詰めたので、あとで痛み出すかもしれない、どうにも痛かったら電話ください」と言われ^^;恐る恐る時間の経つのを待ったが何ともなくほっとした。
 
さて、S.ラトルの2015年、BPOとの演奏によるベートーヴェンSym全集が届いた。
s r be sym
ベートーヴェン交響曲全集
サイモン・ラトル指揮
ベルリン・フィルハーモニーO  2015

同曲を録音する際、演奏家は前回盛り込めなかった魅力を込めようとするだろうが、今回のラトルの演奏時間をみると2002年のVPO盤に対し、全般に少しずつ速くなっている、楽章によっては同じくらい。VPO盤、BPO盤それぞれに良さがあり、2つの楽しみがある。
同じくVPOとBPOで全集を録音したC.アバドがはっきりスタイルを変えているのに対し、ラトルは共通要素もあるようだ、いずれも2000年代の録音であるが。
まずは第6番ヘ長調「田園」から、
録音は各パートが聴きやすく明瞭だが、低域の豊かなウォームサウンドなのがいい、
第1楽章、速めのテンポだが、さほど急速に感じない、細やかで柔軟なデュナーミクが巧みで奥行きがある、弦楽の編成は大きい感じだが、物量感で押し出すことはない、
快活な基調に、アーノンクールやアバドの記事でも述べた、柔らかな音の立ち上げをラトルも効果的に用いる、
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第2楽章、速めだが落ち着いた感覚、ぐっと弱奏に引いて対比を付ける、[18]からの6連符も滑らかで、続く[19]からのvn1も同質に奏でるのが印象的で心地よい。
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この奏法にすっかり馴染んだが、ラトルも期待に応えてくれる。
第3楽章はテンポの切り替えが鋭い、いつもながらBPOのhornは木管みたいに上手すぎる、
第4楽章、嵐の描写はアバドの場合かなり鋭かったが、こちらは意外と聴き慣れた感覚、嵐の中でも弦楽の運弓の味わいを聴かせる、
終楽章、VPO盤より少し速めだが、ゆったりした感覚、厚い響きには至らず清々しい響きだが、ここでは20世紀の巨匠を思わせる味わいも感じ、懐深い演奏、終結はじっくりritをかけ、清涼に終わる。

you tubeはVPO盤が全曲、BPO盤はデモ画像
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you tube:ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68 / サイモン・ラトル指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 2002年4月-5月
ra be sym 6 you b
you tube:Beethoven: Symphony No. 6 "Pastorale" / Rattle ・ Berliner Philharmoniker

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category: ベートーヴェン

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E.ゼフィロ:J.S.Bach Brandenburg Concerto  

バッハ、ブランデンブルク協奏曲も幾多の古楽演奏を聴いてきたが、1976年のG.レオンハルト、ブリュッヘン、クイケン兄弟ら古楽の大御所達がSEONに録音した頃には基礎は出来ていて、その後異なる方向へ進む演奏は(一部の例外を除いて)登場していない、次世代の奏者達はその魅力を洗練していくのが課題で、各奏者、グループの個性が加わり、ブランデンブルク協奏曲などは技量が注目される、
新しいところで、ob奏者A.ベルナルディーニ率いるアンサンブル・ゼフィロの演奏を聴いた。 
bach br zef
<アンサンブル・ゼフィロ>
チェチーリア・ベルナルディーニ(ヴァイオリン&ヴィオリーノ・ピッコロ)
ローレンツ・ドゥフトシュミット(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ブルーノ・ウルタド・ゴンサルヴェス(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
ガエターノ・ナジッロ(チェロ)
フランチェスコ・コルティ(チェンバロ)
マルチェッロ・ガッティ(トラヴェルソ)
ドロテー・オバーリンガー(リコーダー)
ロレンツォ・カヴァサンティ(リコーダー)
アルフレード・ベルナルディーニ(オーボエ)
パオロ・グラッツィ(オーボエ)
マグダレーナ・カロラク(オーボエ)
アルベルト・グラッツィ(ファゴット)
ガブリエーレ・カッソーネ(トランペット)
ディレーノ・バルディン、フランチェスコ・メウッチ(ホルン)
2017年10月5日 ヴェローナ、リストーリ劇場/ ARCANA

E Zef
ピッチはA=398hzだそうで、幾分落ち着いた響きに思える、
録音は室内楽的で各パートが明晰かつ耳心地良い、今まで気付かなかったパートがよく聞こえてくる。6つの協奏曲は快活だが速すぎない程度、
No.1ではvn群を左、obを右、中央にhorn、の配置が効果的、第2楽章のヴィオリーノ・ピッコロや第4楽章メヌエットに挟まれたトリオのソロ楽器の装飾が耳を引く。
No.2は4つのソロ楽器は達演で注目だが、第1楽章の[33]から、あるいは[77]から、vn群がob、trpパートに基づく和声を奏でる、
br con no2
ここを涼風のようにしっかり聴かせるのが魅力、
No.3は"中間楽章"への入りが面白いが積極的な事はしていない、
No.4はvnソロのアゴーギグや切れ味が見事、第2楽章でのリコーダーの装飾もセンスよく心地よい。
No.5はチェンバロが達演で新世代の力量を見事に聴かせる、
No.6は個人的には各楽章ちょうど良いテンポで心地よくまとまっている。
これといって特異に感じる部分はなく、最新の洗練された好演の1つだろう。

そういえばA.ベルナルディーニは以前記事にした、Mozartのob協奏曲をバロックobで希少な名演を聴かせていた。
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you tubeは代表でNo.2、検索すれば他も聴ける、
bach br zef you
you tube:Concerto No. 2 in F Major, BWV 1047: I. [¢]
II. Andante
III. Allegro assai

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category: J.S.バッハ

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S.ラトル:Beethoven Sym No.9「合唱付」VPO  

今日はS.ラトルが2002年にVPOと録音したBeethoven Sym全集より、No.9「合唱付」、 
ハイティンクやアバドより後輩であるラトルが20世紀の巨匠時代に回帰したかのような一面を聴かせるのが面白い、楽譜はベーレンライター社の校訂版を用い、従来の版と異なる箇所がいくつかある、ラトルならではの新しさも同居している、演奏は国際色豊かな組み合わせのようだ、ライヴ録音だが、VPOのサウンドの魅力は十分味わえる、
s ra be sym 9
バーバラ・ボニー(S)
ブリギット・レンメルト(C)
クルト・ストレイト(T)
トーマス・ハンプソン(Br)
サイモン・ラトル指揮、 ウィーン・フィルハーモニーO
バーミンガム市交響楽団合唱団


第1楽章(16:56)比較的ゆったりしたテンポでレガートな表情もつけながら、深い強弱法とアゴーギグで引き込む、対位法的な展開部の後、再現部はクライマックスを担い、[301]からtimpの鋭い連打を伴い、重くはないが熱気十分に繰り出す、
sc01 295
そして[427]pから[453]ffに向けて長いスパンでこれほど思い切ってaccelをかけていくのはフルトヴェングラー以来の気がする、
sc01 425
ただし総奏による"爆音"には達しない、終結はぐっと速度を緩める。
第2楽章(11:59)導入音はじっくり、続きはやや快速だがこの楽章も巧みにテンポを動かす。弦を密やかにするアバドに対し、こちらは普通のバランス、timpは突出してくる、トリオでのobを聴くと、ウィンナobではないようだ?
第3楽章(17:03)ここもかつての巨匠的演奏を思わせる、非常に緩やかなテンポ、VPOの弦は極めて滑らかな味わい、弱奏基調で深く引き込む、終結はぐっと速度を落とす。
終楽章(23:59)校訂版がないので、詳細はわからないが、ラトルの解釈とともに特に終楽章で新しい要素が聴かれる、行進曲風のAllegro assai vivaceに入り、[45]からtenのソロが始まり合唱も加わる、[102]からorch.に受け渡されるがその前から加速するのが効果的、この他新鮮な楽しみが聴かれる。
s ra be sym 9 you
you tube:Sir Simon Rattle - Beethoven - Symphony No. 9 Mov. I-IV
なお、ラトルは2015年にもBPOとライヴで全集録音を行っていて、興味深い、2000年代ならみな新しい、と錯覚してしまうが;一応13年の開きはある、いずれ聴いてみたい。

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category: ベートーヴェン

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予想もしなかった進歩  

"我々世代;"の小学生の頃、科学の本などに天体の図も載っていたが、惑星ではおよその姿がわかっていたのは土星までで、天王星より外の惑星は思い出して再現すると概ねこんなふうに描かれていた;殆ど想像だけで、冥王星は小さな球体のみで表現、
ur ne pu
生きている間に、これらの惑星の詳細な姿を見られるなど、まったく予想しなかった。しかしボイジャー計画に始まる惑星探査で間近に見られるようになり、ついに冥王星まで達した、
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探査機ニューホライズンズがまだ近づきつつある時点でのおぼろげな冥王星の画像にもわくわくした。冥王星の発見者、クライド・トンボーはこれを見る前に亡くなっている。
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また各惑星の衛星も、みな月のような灰色のクレーターだらけの天体だろうと思っていたら、実に個性豊かだった!海王星の衛星トリトンなど謎が多く、とくに惹かれる、冥王星もそうだが極低温の世界でも地殻変動が起きていたのに驚く。
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衛星 トリトン(ボイジャー2号撮影)
どれも予想もしなかった姿で、行ってみないとわからないものだ^^;

さらに銀河など遠い天体もかつてはぼんやりとしか見えなかったが、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)で、宇宙船で近くまで行ったような詳細な姿で見られるようになった、
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HST
m104c (1)
M104銀河:地上望遠鏡で撮影した古い画像
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M104: HST撮影 
天体力学的にそこで何が起きているのかこれだけ鮮明だとイメージしやすい。
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HST撮影:NGC1300中心部
遠くて小さな天体を超高解像度で見るアルマ望遠鏡の威力も凄い、
若い世代にはこんな画像は当り前で見慣れているだろうが、我々世代はテクノロジーの進歩の速さを有り難く感じる、存命中にこうして知ることができて。
さらに新世代の大型望遠鏡が作られる予定だが、その画像が待ち遠しい。

身近なものとして、PCとかAIとか細かなテクロノジーは急速な進歩を遂げてきたが、地震、台風、天体衝突など巨大エネルギー、に対しては人間は依然なす術もない、その意味では昔とかわらず、地球の地表面でひっそり生きているに過ぎない、天体スケールのエネルギーを扱えるようになってはじめて進歩?なのかも^^;

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category: 宇宙・天体

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T.ピノック:Vivaldi「四季」(LP)  

先日のホグウッド盤とともに、時折針を下ろすのが楽しみなのがピノック盤のヴィヴァルディ「四季」である、同じく元はデジタル録音のLP盤だ、1981年、ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホールでの録音、ブリリアントなアルヒーフ・サウンドは申し分ない。 
CDはクリアに聴けて当り前にしか思わないが、旧式なアナログ盤から意外なほど鮮明な音が聴けたりすると、良い、と錯覚してしまうのかもしれない?^^;
lp 01

コレッリの合奏協奏曲やヴィヴァルディのソロ協奏曲はのちの交響曲の元にもなったと言われ、合奏体の響きの効果を聴かせる。「四季」の録音はその後、古楽団体だけでも多々出ているが最後に落ち着くのはピノック盤やホグウッド盤になり、完成度が高い。
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サイモン・スタンディジ(ヴァイオリン)
ナイジェル・ノース(テオルボ)
ロバート・ウーリー(オルガン)
トレヴァー・ピノック(指揮&チェンバロ)
イングリッシュ・コンサート
1981年10月 ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール(アルヒーフ 旧西独盤)

「春」は溌剌とリズミカルに始まる、鳥のさえずりは複数のソロが弾く、vnの開放弦の余韻が透明感があって美しい。ソロの切れ味に合奏もぴたり同調する。中間楽章でのS.スタンデイジの装飾演奏はバッハか誰かの一節を聴くような知的センスに感じる。終楽章もジーグ風の快調なリズム感と弦楽が心地良い。
「夏」は特にシンフォニックな楽しみを聴かせる、始まりの気だるさ、鳥達のさえずりもつかの間、強風が襲う、その前はぐっと弱奏にして引き付ける、そして強奏、荒い響きを使わず十分なダイナミズムを聴かせる、中間楽章の装飾にも様式美がある。終楽章は再び嵐、ここも強弱の対比を十分効かせる。
「秋」、第一楽章は活気とともに、ソロvnのアゴーギグが絶妙、中間楽章はチェンバロのアルペッジョに乗って弦楽が無から現れるような開始、全般に微風のような弱奏で涼やか。終楽章はリズムを弾ませ、ソロの切れ味もよい。
「冬」、第一楽章は急速インテンポでソロの切れ味もあり、寒さに凍える感覚、中間楽章、ここは爽やかな美音と品の良い装飾。終楽章はソロ、合奏ともに氷上の物理法則を感じさせる見事なアゴーギグ、そして吹雪、痛快に最後をきめる。
この演奏ではN.ノースがテオルボを弾き、効果を上げる、ホグウッド盤ではバロックギターとアーチluteを使っていた、それぞれ調弦の異なる楽器を弾き分け、当時から非常に器用で優れた奏者である。
テオルボ(theorbo)はこんな楽器、
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you tubeより全曲
t p via q s you
you tube:Vivaldi: Le Quattro Stagioni - Trevor Pinnock & The English Concert

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category: ヴィヴァルディ

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B.ハイティンク:Beethoven Sym No.9「合唱付」LSO  

昨日のアバドと同じく、B.ハイティンクも'80年代後半にRCOと一応の完成盤とも言うべきBeethoven Sym全集をセッション録音し、その後、LSOと新境地の演奏を全曲ライヴ録音しているのが興味深い、(LSO:ロンドン交響楽団、RCO:ロイヤル・コンセルトヘボウO)
ハイティンクの2006年、LSOとの録音から「第九」を聴いた、 
haitink be sym 9 bhai lso
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'87年のRCO盤と総演奏時間は同じくらいだが、各楽章の時間配分が異なるのが面白い、
時間は第1楽章から順、
LSO盤 約69分 15:35 13:50 14:11 24:32 (2006年) 
RCO盤 約70分 16:17 11:13 17:09 23:05 (1987年)

(*反復の有無で時間は変わるが、そこは同じに演奏している)
LSO盤は第1楽章が快速ぎみで歯切れ良く活気に満ちている、古楽器仕様のtimpを荒々しく打ち鳴らし、展開部ではまさに激動感極まる、
第2楽章は幾分落ち着いたテンポ(RCO盤が速かった)だが活気は十分、ここではじっくり着実に聴かせていこうという構えか、やはり[9]からの弦は控えめで管の和音が引き立つ、
sc02 01
第3楽章は逆にだいぶ速めになるが、管の導入の後、vn1のmezza voceはひじょうに弱奏で朝霧を思わせる響きだ、
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過去の演奏とは手法を変えた神秘な味わい、このテンポにより終わりのほうの変奏にリズミカルな心地よさも加わる、
終楽章は堅実、変化は最小限で整然と王道を行くようだ、前奏部が終わり、basのソロがなかなか味わい深い歌唱で始まる、合唱群のボリューム感もちょうどいい。
全般にピリオド指向となったorch.の響き、バランスが印象強く、RCO盤との大きな違いだ。

you tubeはRCOのみ挙っていたが終楽章は細切れである;
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Beethoven: Symphony No.9 in D minor, Op.125 - "Choral"
1. Allegro ma non troppo, un poco maestoso
2. Molto vivace  3. Adagio molto e cantabile  4. - Presto -

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category: ベートーヴェン

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C.アバド:Beethoven Sym No.9「合唱付」BPO  

巨匠指揮者でも演奏スタイルを新しく変えていく人があるが、中でもアバドはその傾向が明確だ、1990年代あたりから舵をきっているだろうか、ベートーヴェンの第九を比較しても、1986年録音のVPOとの演奏時間が約73分、2000年録音のBPOとの演奏が約62分と、大きくかわる。以前は20世紀の伝統的演奏を引き継ぎ、ときにフルトヴェングラーに近い表現をとり、VPOとの第九もじっくり構えたものだった。 
のちのBPOとの当演奏はテンポの速さに加えorch.の響きもスリムでピリオド指向になる、
abb be sym 9
abb be sym 9 b
第1楽章はかなり弱奏で始まる、金管とtimpを鋭く使い、快速テンポで激動をイメージする進め方、ぐっと弱奏に引いては強奏が押し寄せる、展開部には圧倒感がある、
第2楽章、スケルツォは切れ味よく、弦のカノンは弱奏で控え、重なっていく木管の和音をよく聴かせる、
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timpは強打で突出してくる、トリオも快速テンポで軽やか、
第3楽章、Adagio molto e cantabile ここを速めに演奏することで演奏時間がかなり短縮される、始まりはppくらい、弦は遠く聞こえる感じだ、ここはフルトヴェングラー時代のたっぷり福よかに聴かせるのとは反対の手法だろう、神秘に引き込む感覚、木管とhornのアンサンブルで聴かせる部分が多い、変奏が終わりのほうになるとリズミカルに聞こえてくる。
終楽章も快速、導入と弦のレシタティーボが終わるとバスが「歓喜の歌」をpppくらいで始め、耳をすませる必要がある、va、vn2・・へとぐっと壮大になっていく、basの独唱に入るまでの前奏がぐいぐい引き込む、
4人のソロ歌手と合唱団は、左右に大きく広がった配置に聞こえる、圧倒的な大合唱は耳疲れするが、人数を絞ったこの編成がちょうどいい。
abb be sym 9 you bpoabb be sym 9 you b
2000年5月
you tube:Ludwig van Beethoven - Symphony No.9 In D Minor, Op.125                
you tube(動画付):交響曲第9番《合唱付き》(ベートーヴェン)     

*参考:VPOとの前録音
abb be syu 9 you vpo
you tube:Beethoven "Symphony No 9" Claudio Abbado/VPO
1986年頃


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category: ベートーヴェン

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壊れやすい楽器  

昨晩は秋の味覚、むかご飯を作った、今回はダシと醤油で味付け、むかごはヤマイモの肉芽だそうで、ほろ苦く、生ではガリガリしているが、火を通すと柔らかくなり、野菜の掻き揚げに混ぜても美味しい。 
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さて本題^^
いくつか楽器を経験したあとなら、素晴らしい楽器は音楽的に豊かに機能し、問答無用に良いとすぐわかる。良いのかな?と考えるようじゃ今一つ;
ギターなら製作家も大勢いるので、同じ星五つのレベルにも異なる魅力、個性を持ったのが複数あるだろう。リュートはそれほどに選択の幅はないので、何はともあれ星五つなら買いだ、あまりに好みから外れれば別だが、
ようやく手にしたそんな楽器こそ、故障させないことに神経を使う、たぶんリュートほど壊れやすい楽器はないだろう、バロックluteになると薄く軽いボディに二十数本の弦を張り、総張力は60kg前後、このように部屋を暗くし、響孔から灯りを入れると提灯のように透過する、
GT透視
内部に横向きに何本もある影は補強のための力木である、この力木配置も製作史の中で模索されたものと思う、高音弦側は少し強めに張るので強化してあるようだ、補強を強くすると鳴らないし、弱いと壊れやすい、ギリギリのところでの匙加減だ、
11c lute
修理で開いた11コースlute

かつて国産のリュートが出始めた頃は、音響的な基本構造がわからないまま作られた形だけのモノがあった、表側の弦を止めるブリッジの真裏には力木を貼らないのが正しいのだが、この写真でいうオレンジ線の位置にも力木を貼っていたらしく、
GT透視b
これではブリッジから伝わる弦の振動を止めてしまい、鳴らない、基礎練習にも使えないまったくの欠陥品だった、
aria lute
その後は輸入楽器などを参考にコピーされ、使える楽器も作られるようになったが、補強度が強めで十分に鳴らない楽器が多かったようだ、日本の気候からして壊れにくく作るのもやむを得ないが、全体に響きが浅く、低音もよく出ないと表現力が下がる。

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category: Instruments

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C.ホグウッド:Vivaldi「四季」(LP)  

昨日は早朝から神社の社殿、境内の掃除を行い、夕方から新嘗祭(秋の収穫祭)という祭礼に加わって少々疲れた;長い曲はしんどいので、バロックがいい、久しぶりにヴィヴァルディの「四季」、ホグウッド指揮 AAM盤に針を下ろした、爽快な響きで癒やされる。 
1980年、古楽器による「四季」として他に先駆けて出た名盤だと思う、これに続くのがピノック盤だが、当時相変わらずだったイ・ムジチ盤より数倍充実した楽しみがある、
透明感のある音場、クリアなvn、深く押し出す低音、録音もHiFiと言ってよい、
hog viva q s
クリストファー・ホグウッド指揮、
エンシェント室内O
1980年 オワゾリール

4つの協奏曲をAAMのメンバーが交替でソロを弾く面白さ、緩叙楽章で行う各奏者センスの良い装飾、通奏低音は「春」と「秋」ではチェンバロとバロックギター、「夏」と「冬」ではオルガンとアーチリュート、この組み合わせも雰囲気に相応しい響きだ、
img145.jpg
快活に始まる「春」ではバロックギターが楽しく弾む感じを作るソロvnは描写的にアゴーギグを行うが合奏群が呼吸を合わせるのが醍醐味。
「夏」は一番好きだが、こうしたソロと合奏のシンフォニックな対比がのちの交響曲に発展したと言われる。
「秋」のソロもアゴーギグが巧み、緩叙楽章が一際魅力、チェンバロが最小限に和音をアルペッジョで入れ、静謐な音楽に効果的、
「冬」の始まり、ソロはインテンポでキレ良く弾く、寒さに凍えるイメージ、次く緩叙楽章で暖炉の前で寛ぐ安堵感が引き立つ。
lp 02

you tubeは「春」と「秋」のみあった、
hog vi q s you
you tube:ヴィヴァルディ 「四季」ホグウッド指揮AAMより「春」 「秋」

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category: ヴィヴァルディ

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オーケストラとフレット楽器 <追記あり>  

まず、フレット楽器ではないが、撥弦楽器としては同じハープのためのコンチェルト、ヘンデルの変ロ長調HWV294は本当に美しい傑作だと思う、特に憂いに満ちた第2楽章など、 
he hap con you
you tube:G. F. Handel: HWV 294 / Concerto for harp, strings & b.c. in B flat major / Tafelmusik B. Orchestra
ハープの特性に合わせて書かれ、小さな音量がプラスの要素になっているようだ。

さて、本題のフレットを持つ撥弦楽器とorch.の関係する作品、となると歴史的にも傑作として楽しめる曲は少ない、どうもフレット楽器との相性が良くないのか、
リュート協奏曲というのはあるにはあったが、先般のS.L.ヴァイスの協奏曲のようにパートが失われていたり、バロック期の傑作と言えるものは現存しないようだ、
PS.前古典派期に、カール・コハウトなどいくつかLute Concertoを書いている、
Karl Kohaut Lute Con you
you tube:Karl Kohaut Lute Concerto
近い楽器として、マンドリンのための協奏曲をヴィヴァルディが書いているが、まずまず楽しめる、この演奏は2つのマンドリンのための協奏曲だが、片方をソプラノ・リュートにしているのが面白い、
vi ma con you
you tube:Vivaldi: Mandolin and Lute Concerti (Full Album)
古典派後期になると、ギター協奏曲を他の楽器の協奏曲と渡り合うような内容にしようとしている、代表としてM.ジュリアーニの協奏曲No.1、イタリア風で付点リズムをもつテーマが好んで使われる。ソロ、orch.ともに達者なのはこれだろうか、
m giu gt con you
you tube:Giuliani Complete Guitar Concertos, Pepe Romero 1/2
また、ジュリアーニと交友関係だったJ.N.フンメルも古典派期としては珍しいマンドリン協奏曲を書いている、
j n h ma con you
you tube:Hummel Mandolin Concerto
作風も近いがフレット楽器のため協奏曲としてはジュリアーニのほうが長じているだろうか、

その後はorch.との関わりは薄くなり、シューマンが交響曲No.4の第2楽章(ロマンツェ)の初稿でギターを入れようとして断念している、またunagiさんが記事にされたが、G.マーラーは後期の3つの交響曲でマンドリンを(No.7ではギターも)使っている例がある、

少し脱線するが、バッハのBWV1052、原曲はvn協奏曲で、クラシックギターによる演奏もあるが、なぜかエレキギターが決まっているというか、その流儀の中に吸収している、バックの奏者もいてアドリブができるともっと良いかも、
bwv1052 you
you tube:BWV 1052 - J.S. Bach [for Metal Guitar]
しかし、古楽奏者達も覇気は負けていない^^
bwv 1052 you 2
you tube:Bach: Harpsichord Concerto No.1 in D Minor BWV 1052 (Jean Rondeau: Dynastie)
一番充実感あるのはヘンデルとバッハかな、
PS.そして一番うまくいってるフレット楽器はエレキGかも^^
vivaldi you
you tube:Summer presto guitar cover Laura, classical, antonio vivaldi metal

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category: Instruments

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N.アーノンクール:Beethoven Sym No.3「英雄」  

先日も書いたように、アーノンクールがこのレコーデングをする際のリハーサル風景だったと思うがTVで紹介され、曲は「英雄」だった記憶、少し聴いただけだが、みょうに引き付けられた憶えがある。これも全集を取り寄せて保留してあって、あらためて聴いた; 
20181112.jpg
ベートーヴェン 交響曲No.3変ホ長調「英雄」
ニコラウス・アーノンクール指揮
ヨーロッパ室内O
Teldec 1990

第1楽章、ぐっと速めのテンポで、快活な切れ味を基調に、例によってしなやかな奏法も多分に用いる、速いながらも緻密な充実感で引きつける、[59]からスタッカートの付いた四分音符をレガートに繋ぐよう指示があるが、
20181117092201be1_201811172221340ea.jpg
気分はスタッカートに、音はしなやかに、という意味だろうか、アーノンクールはまさしくこのように演奏する、その前[57, 58]の p< > の雰囲気が続く感じでもある、
mosiki 01
orch.は金管とtimpのみ古楽器タイプを入れていて、ナチュラル管のクリアで鋭い響きが再現部でのクライマックスで非常に効果的だ。
第2楽章、ロンド形式だが、三部形式、またはソナタ形式の要素もあると言われる、好きなところはvn2で始まるフーガ書法のところ、アーノンクールの弦楽奏法はバロックを思わせる、楽器が増していき、金管、timpの強奏が極めつけに良い、
第3楽章、速めにキビキビした魅力は期待どおり、トリオでのナチュラルhornが良い意味で粗野な趣き、ここで魅力を十分味わえる、
終楽章、冒頭は急速に開始、ドラマティックな進展のある変奏曲、フーガになったり、トルコ行進曲風になったり、多彩な内容だ、小編成のorch.がちょうど良いようで木管パートの表情も明確に聴きやすい、フーガ部分の開始はしなやかな弦がバロック風に聞こえる、最後ではナチュラルの金管が刺激的に響きわたり、timpの強打が痛快に決める。
you tubeにも全曲あるようだ、
be sym 3 you
you tube:Beethoven : Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55, "Eroica" / Nikolaus Harnoncourt & Chamber

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category: ベートーヴェン

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本当に欲しいオーディオ用品  

ばけぺんさんのブログにも紹介されていてわかったのだが、ターンテーブルがこのように空中に浮くプレーヤーが近々発売されるらしい、いかにも近未来的な雰囲気^^
yukimuというスロベニアのメーカーの開発で、MAG -LEV Audio ML-1という製品、電磁石の磁力で浮かせ、回転も磁力の誘導で動かすそうだ、
you tube
you tube:Mag-Lev ML1 - der schwebende Plattenspieler - vorgestellt
テーブルは2.2kgでABSプラスチック、炭素繊維、金属の混合物から構成される、センター軸が無く、完全に台座とは接触していない、よって、下からの振動の悪影響は一切ない、など利点があるとのこと・・
しかし逆に考えるとターンテーブルはセンター軸にガチっと嵌っていてこそ、安定するのではないか?宙に浮かせちゃっていいのだろうか、浮く高さは重量盤などを乗せても常に一定なのか、強い磁力を使うので、他の機器への影響対策は万全なのだろうと思うが、
yukimu:MAG -LEV Audio ML-1 説明ページ
どんな具合か、いずれユーザーのレビューを見てみたい^^

以上はさておき、オーディオ用品メーカーはブトいケーブルだの、インシュレーターだの、結構どうでもよい製品をバカ高い値段で出すが、あると助かるという肝心な物が少ない、
こんなのをどこかの町工場が作ってくれるといいんだけど、
LP盤はたまに反りがひどいのがあり、回転させると上下にうねり、音揺れやノイズが生じて、適正針圧もへったくれもない;
ターンテーブルに矯正密着させる簡易な外周フレームがあるといい、
003_2018111620223268b.jpg
ターンテーブルの径は統一されておらず製品により、LP盤と同じだったり、大きめだったり様々で、特定の機種専用の外周スタビライザーならあるがアホみたいに高価;
加工は簡単だと思うが、真鍮製でいいので、いろんなサイズを想定したラインナップを用意して安く提供されれば助かるんだけど、
009_20181117101853c4b.jpg
円周の一部がカットされていて、LP盤の浮く部分を押さえつけながらネジ又は別の方法でテーブルに締め付けていく、って要領でうまく行けばだが、機種によってはテーブルの露出部が少なくてこの方法は使えない、製品そのものにこういう補助具が付いているのが一番だが。
(メーカーはわからないが高級なプレーヤーにはこんなフレームが付いていた)
LP盤によっては、"パラボラ形"に窪んで変形したのもある、テーブルに乗せて凸面状態のときはセンター軸を強めのクリップで挟み、一緒に押さえ込んでやればいい、裏返して凹面になるときは外周フレームがあるといい。

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category: Low cost audio

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良い楽器との巡り会い  

心地よい晴天が続いているのに、相変わらず自治会の用が忙しく、先月から何度も歯科に通い現在も治療が続いている;体調も崩し、楽器の再開はまだきつい;
 
さて、クラシックギター等は専門店に優秀な"五つ星"級の楽器が何本も置かれていて、その中から選ぶことができる、良いのがいくつもあって迷うかもしれない、店主が選りすぐりの楽器を選んできた、などのコストも加わり、割高になるのは仕方ないが、完成品なので気に入ればすぐ手にすることができる。
リュートの場合、事情がかなり違う、専門店がなく、いくつも楽器を試奏出来ないので、どんな楽器が最良なのか、知る機会すら少ない、昔はとても使えるレベルにない楽器も出ていて、こういうのがリュートか、と勘違いさえあり得た(今も残存品をネット市場で見かける;)
定評のある製作家、あるいは新しい製作家でもプロが評価して使っている楽器など、誰かが持っているのを試奏して、こういうのが"五つ星"だ、というレベルを経験しておく必要がある、四つ星はけっこうあるけど、五つ星はめったにない。
13c lute (1)
13コース lute
そこで気に入った製作家に直接注文する、先約順に作るので何年か待つ必要がある;という流れで、満足いく楽器に出会えるまではかなり時間がかかる、
ひょんなことから中古、あるいは新古のとても良い楽器が巡ってくる幸運もたまにあるが、気長に構えつつも、機会を逃さない貪欲さも必要^^;
11c lute
11コース lute
五つ星級の楽器を手にしたら、それ以上の楽器はめったに存在しないので、買い換えなど考える必要もない、残りの人生考えると、今ある楽器を維持していけばよい場合も^^;
13c lute (2)
7コース lute
面白いのは、現在はリュート弦の選択肢が広いこと、ナイロン弦、各種ガット弦、新素材の弦それぞれ音の特徴、雰囲気が大きく変わる、
よって試奏の際、どんな弦を張ってあるかでも判定に迷う;大抵は最安値の弦である、
L NG
低音用弦
古楽器の値段は概ね内容と比例していてバカ高いものはなく相応で、そこは助かる。
2000万円のスピーカーと500万円の2段チェンバロとどっちが手間がかかっているか、だけでもわかる;

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category: Instruments

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B.ハイティンク:Beethoven Sym No.6「田園」(LSO盤)  

ベートーヴェンの「田園」となると、旧来の"よくある演奏"では退屈になってしまう、なにか新しいものに気付かせてくれないと; 
B.ハイティンクも既に巨匠となった後も、新しい演奏に踏み出している、そこで2006年ライブ録音のLSO盤、重厚なRCO盤(1988年)に対し身軽になった感覚で、全般に快速なテンポになっている、とくに第2~4楽章に開きがある、ただし終楽章の清涼な魅力は共通に感じる。
hai be sym 6
交響曲 No.6ヘ長調「田園」
ベルナルト・ハイティンク
ロンドン交響楽団
2006年 ライヴ

第1楽章、「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」は快活に明るい気分を表すようだ、適度に歯切れ良い表現をとる、vn1と2を左右に配置して、[228]のような箇所でvn2が立体的に耳に入る、
sc01 226
[308]では弱奏を破るようにhornの連符が繰り出す、
sc01 303
ほかバランスを上手く取り、パートを印象的に聴かせる。
第2楽章、速めの歩調で弦は極めて控えめで柔らか、管によるハーモニーが浮き立つ、[18]からのppの連符もふわっと立ち上げる、
sc02 17
misiki_2018111110313819b_201811141107131ec.jpg
弦、管ともに同質化したような弱奏部が引き付ける、
第3楽章、過去の演奏より快速でキビキビと迫る、エッジを立てた弦楽が引き締める、
第4楽章、嵐の描写はtimpの強打が主導して、右チャンネルから突出してくる、金管は強過ぎず爽快に輝く、
終楽章、cl、hornがゆっくりなテンポに導く、弦楽の滑らかな美音が沸き立ち、木管やhornの色彩感が重なる。

you tubeにはRCOとの録音のみ挙っていた、'80年代の名演だろう。
hai be sym 6 you
you tube:BEETHOVEN: Symphony No. 6 in F major op. 68 "Pastorale" / Haitink ・ Concertgebouw Orchestra

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category: ベートーヴェン

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サンプル・リターン2  

生まれてきて、気が付いたら地球という球体の上に居て、宇宙なんてものがあって、物質やらエネルギーやらある・・で、これって何なの?
と究極の謎を考えつつも、人間はできることから調べている;
 
さて、アメリカの小惑星探査機、オシリス レックスも目的地の小惑星ベンヌ (101955 Bennu)に接近し、鮮明な姿を見られるようになった、
bennu 2
ベンヌ(約197kmの距離から撮影)
NASA:OSIRIS-REx Sees Bennu from 'All Sides'
形といい、細かな岩石が寄り集まったような表面の様子といい、リュウグウとよく似ている、ソロバン珠形で張り出しが自転の赤道部分と一致している、
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リュウグウ

ところで1999年、カナダの宇宙望遠鏡:NEOSSatが捉えたというベンヌの画像は何だったのだろう、黒いピラミッド形?の突起部があり、似ても似つかない画像が公開され、オカルト系のいいネタになっていたが;
bennu_20181113084250836.jpg

ベンヌ、リュウグウともアポロ群と呼ばれる地球近傍小惑星のグループに入り、将来的に地球への衝突の可能性も低いながら持っている、
Minor_Planets_-_Apollo.jpg
Eが地球軌道、緑がアポロ群の軌道
サンプルの採取方法ははやぶさ2のタッチダウン方式に対し、オシリス レックスはアームの先端に付けたTAGSAM という円盤形状の装置を小惑星の表面に押し付け、窒素ガスで表面物質を吹き飛ばしてサンプルを採取する方式だ、
OSIRIS-REx02.jpg
それぞれ異なる方式で有効性の高い採取法を試すことにもなる。
またオシリス レックスはベンヌにヤルコフスキー効果がどれほど働いているかも調べる予定、
ベンヌとリュウグウは炭素質の小惑星だが、タイプは異なるらしい、両方ともサンプルリターンに成功し結果を知りたいところ。

関連過去記事:
サンプルリターン
小惑星を塗装?

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category: 宇宙・天体

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N.アーノンクール:Beethoven Sym No.6「田園」  

アーノンクールが1990-1991にかけてヨーロッパ室内Oと録音したベートーヴェンSym全集、この発売前にレコーディングの様子がTVで紹介されたことがある、「英雄」を少し聴いただけで、それまで聴いたことがない魅力が耳に飛び込んできた憶えがある。
今日は全集の中の「田園」、これは保留したまま忘れていて遅きに失した、アーノンクールの演奏の中でも傑出した魅力だった、 
n h be sym 6
交響曲No.6ヘ長調「田園」
ニコラウス・アーノンクール指揮
ヨーロッパ室内O
Teldec 1990

「田園」は標題をもったSymであり、timpは第4楽章しか使わないのも特殊な曲だ、旧来型の演奏にはなかった、アーノンクールのピリオド奏法が反映した、新世紀の先駆け的演奏がひじょうに効いてくる、
第1楽章の穏やかなテンポとひらすら清涼な演奏でまず魅了される、アバドが「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」を心理描写のように快活に演奏したのに対し、こちらは清々しい空気や景色そのものを描いて感じさせるようだ、
アーノンクールのレガート奏法が最大に活かされる(*単にレガートという言葉が適切かわからないが、柔らかく音を立ち上げ、しなやかに繋ぐ)、たとえば[53]~
sc01 50
clとfag、hornが柔らかな立ち上げのタンギングで弦楽と同様にしなやかに繋ぐ、
002_201811121338207f7.jpg
全体にもnon vivulato奏法が透明な美しさで満たし、適切なritardandoの効果が良い、
第2楽章、遅すぎないテンポで滑らかに運ぶ、第1楽章の表現からもこの楽章は十分予感できる、[18]からのppは昨日のアバドと同じだ、管の響きも鮮やかで最後の鳥の声も即興性があり、描写的、
第3楽章、快活な演奏だが、[165]からのa tempo allegroは一際活発になる、
第4楽章、嵐の描写はアーノンクールも強奏楽器のtimpと金管に委ね、鋭く表現、弱奏でぐっと引いて、効果的に轟く。
終楽章、ゆったりした感覚で、ここは第1楽章、第2楽章で聴いた美質が十分に発揮される、終結音の爽やかなこと。
n h be sym6 you
you tube:ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68 / ニコラウス・アーノンクール指揮ヨーロッパ室内管弦楽団 1990-91年

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C.アバド:Beethoven Sym No.6「田園」(BPO)  

期間を置いてあらためて聴いてみると、気付かなかった良さが見えてくることがある、アバドのベートーヴェン「田園」、BPO盤を再聴してみた。
VPO時代とはスタイルを変えている、 
20140221.jpg
交響曲No.6 ヘ長調「田園」
クラウディオ・アバド指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
DG 2000年5月

このシリーズ録音は、はじめはボリュームの設定に迷うがあまり大きくしないほうがよい、orch.の物量感で押してくることはなく、旧来の演奏に馴れた耳をリセットする必要がある。
全体が弱奏基調で、身を軽くして表現力を高めている、
第1楽章は快調なテンポ、弾む感じを維持して進める、木管や弦の内声などが主要なパートとなる際は明瞭に浮き立たせている、旋律の動きに応じた強弱、レガートな中にも心地よい切れ目が入ったり、細やかで味わい深い、
第2楽章が先に述べた効果がさらに魅力で聴きどころ、この楽章も遅くせず、12拍子の3拍を1つにしてリズミカルな感覚で通す、
[18]からあるppの所は16分音符6つになるが、
sc02 17
小刻みではなく、ふわっとレガートに繋ぐ、
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アーノンクールもよく使う奏法だ、[20]で管はcl、hornだけなのもわかる気がする、
全体に管の響きが発色の柔らかいイメージで効いている、鳥の声の描写も型どおりではなく奏者の即興性を感じる、
第3楽章がまた速めで活気と切れ味十分、木管やhornによる強弱の対比も引き付ける、
第4楽章、ここで適切なボリューム設定がわかるが、cbの唸りに始まり、真に強奏が可能なtimpと金管が鋭く抜きん出て嵐を描写、カラヤン盤以上に驚かせる、各楽器が自然な扱いで、一層生々しく感じる。
終楽章、涼やかでリズミカルに始まるが深く引き込む力がある、ポリフォニックな部分では各パートが対等に分離して重なりあう、終結部の弱奏も引き付けて終わる。
c a be sym 6 you
you tube:Claudio Abbado - BEETHOVEN : Symphonien 5 & 6

2000年7月にアバドは胃癌の手術を受けたそうだが、この演奏はすぐ前の5月に録音されたものだ、退院後もすぐに復帰して精力的に活動している。

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category: ベートーヴェン

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衝突銀河:ガイア・エンケラドゥス  

天体の命名、あるいは探査機の愛称としてもギリシャ神話に由来する名がよく用いられる、
位置天文衛星「ガイア(Gaia)」の名はギリシャ神話に登場する女神ガイアで天と地を象徴する、カオスから生まれた世界の始まりから存在する原初神とされる、エンケラドゥスはガイアから生まれた巨神の一人だそうだ。 
gaia p
ガイア

さて、位置天文衛星「ガイア」のデータに基づき、また興味深いシミュレーション研究の結果が発表された、天の川銀河の大イベントになる、
gaia_20181110092048b59.jpg
esa:gaiaページ
オランダ・フローニンゲン大学のAmina Helmi氏らの研究により、約100億年前に天の川銀河に規模の大きな銀河衝突があった明らかな形跡が捉えられた。
ガイアの第2期データの内、約700万個の星が三次元的な移動速度も捉えられている、これらの内3万個程の動きが天の川銀河の大部分の星に対し逆方向で、細長い軌道を描き、銀河を取り囲むハローの領域を動いているそうだ、
Milky Way
シミュレーション結果と観測データを元に作られた、他と異なる動きを見せる星々の位置や運動を示したイラスト(資料:esa)拡大画像

また、地上からのAPOGEEサーベイで得られたデータで星の化学組成を調べたところ、これらの星は天の川銀河の星とは異なる性質を持っているとわかった。
現在ある規模の大きな銀河は矮小銀河を呑み込み、ときに大きな銀河と衝突合体して成長してきたと考えられるが、今回の研究結果は天の川銀河に規模の大きな衝突があったことを示し、約100億年前、小マゼラン雲より少し大きな銀河が、当時はまだ小さかった天の川銀河に衝突(相対的に大きな衝突と言える)、この衝突してきた今はない銀河に「ガイア・エンケラドゥス」と名付けたそうだ、
Milky Way you
you tube:Merger in the early formation stages of our Galaxy
天の川銀河(青)の形成初期に起こったガイア・エンケラドゥス(赤)との合体シミュレーション動画(esa)
(因みに地球と最後の大衝突を起こし、月を作ったという原始惑星「テイア」も仮説上の天体名だ、「ネメシス」なども?)
また、ガイア・エンケラドスと同じような軌道をもつ数百の変光星と13個の球状星団も見つかったので、これも裏付けとなる。
以前から天の川銀河本体とは逆向きの軌道を持つ星々がハロー内に発見されていて、由来の異なる衝突銀河の名残と考えられていた。

PS. 銀河衝突といえば、8月にお隣のアンドロメダ銀河でもあった事について書いた、
第3の銀河:M32p
こちらは20億年ほど前で、もっと大規模らしい、

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category: 宇宙・天体

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O.スウィトナー:Brahms Sym No.1(SKBライヴ)  

先日のサヴァリッシュに続き、きょうはスウィトナーのライヴでブラームスsym No.1、 
1988年、O.スウィトナーがSKBを率いての最後の来日時、サントリーホールでのライブ録音である、(ちなみにこの1か月前には同ホールでカラヤン&BPOが最後の来日演奏をしたばかり、同じブラームスSym No.1を演奏している、こちらもNHKによる録音がDGから出ている)
sui br sym 1
オットマール・スウィトナー指揮
シュターツカペレ・ベルリン
1988年 サントリーホール ライヴ録音

スウィトナーは1986年にD.シャルプラッテンにブラームス Symの全曲録音をしていて、この演奏が基盤に思えるが、セッションでは熱気80%のところ、ライヴのほうは全開にしたような演奏になっている、
sui br sym 1 ds
D.シャルプラッテン盤
第一楽章、序奏は意気込まずさらりと入り、後半で熱気を高める、主部はじっくりテンポ、弦楽は清涼な音を保ち、低音部はしっかり、timpのffは強力、休符の溜めを効かせ、決めどころではカッと気合いが入る、展開部[293]からコントラfagがppで唸るような半音階を始める、
sc01 293
ここはじわりとテンポを落とし、頂点の[321]からはtimpの強打とともに熱烈、終結まで見事に引きつける。
第二楽章、熱気をさますように弦、木管それぞれが清涼かつ深みを帯びた美音を聴かせる、vnソロも控えめな響き、
第三楽章からがセッション録音とは随分様子が違う、意外に速いテンポで、より終楽章の前触れらしく急き立てる、じっくりritしてこの楽章を終り、かなり間を置いて終楽章を開始、
終楽章、無から立ち上げ、timpの強烈な連打へ導くのがまず凄い、序奏部の[60]までは気合いのこもった切り立った演奏、そして[61]からのアレグロ・ノン・トロッポ、
sc04 61
ここは一際ゆっくり、しみじみ、弦から管へ引き継ぐにつれ加速していき、[94]からのffで一気に踏み込んで加速、この切り替えに驚く、
sc04 92
[185]でふたたびアレグロ・ノン・トロッポに戻ると前以上にじっくり歌い、同様の表現を強める、[267]のffに溜をつけ、管が高鳴るのが圧巻、ここからパワフルに巻き上げる、
sc04 263
展開部でポリフォニックな部分を整然と聴かせ、[285]のブラス群の高鳴りがさらに鋭い。
終結の間合いの溜め方も予感どおり、最後まで白熱の演奏が続き、終音が鳴り止まないうちに拍手がおこる。

you tubeに当盤と同じ演奏のTV録画が挙っている、音質は良くないが内容はよく伝わってくると思う、こま切れで観辛いけど;
sui you
you tube:
第1楽章(Part1) 第1楽章(Part2)
第2楽章
第3楽章
第4楽章(Part1) 第4楽章(Part2)

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category: ブラームス

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HiFi録音と再生  

今も中古盤が結構出回っている、DECCA(レーベル名はLONDNだった)のLP盤は初期のHiFi録音のものがあり、'60年代、カラヤンがVPOと録音したホルスト「惑星」はじめ、同時期の録音がそうだった。 
kara dvo sym 8 lp
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン・フィルハーモニーO.
DECCA 1961年

kara you
同録音
you tube:ホルスト 組曲《惑星》Op.32 カラヤン VPO 1961
あるレベル以上のシステムで聴いてサウンドの真価がわかり、簡易なシステムでは帯域バランスが合わず聴き辛かった。
F.フリッチャイの名演、ドヴォルザークの「新世界」も初期に出たチューリップ盤は当時の一般的再生機に合わせたバランスだったが、後にヘリオドール盤として出たときはHiFi傾向にリマスターされていた。
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フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
DG

また、カセットテープデッキというのも帯域バランスがHiFiで、それに合うシステムで聴くのが前提で、録音したテープはラジカセとは共用できなかった。

現在は同じCDを本格システムでも、CDラジオでも聴くようになっている、技術的な事はわからないが、増幅回路でそれぞれ適した帯域バランスにしているのだろう、
とはいえ、たまにCDラジオではやや聴き辛いCDもある、ACCENTレーベルでS.クイケン指揮、プティット・バンドのハイドン Sym「朝」「昼」「晩」などは格段にHiFiバランスで、vnは高音だが細く鳴り、低音やhornは十分な音圧があり、スケールに実在感がある、
s k hay 6 7 8
シギスヴァルト・クイケン指揮、ラ・プティット・バンド
ACCENT 2012年

一方、優秀録音の代表格だったDENONのPCM録音、この音盤などLPのほうはHiFi時代を思わせる全帯域伸び伸びした再生音だが、のちにCDで出たほうは、高域が丸められ、低域がモコモコしてこれはCDラジオで聴いても冴えない、どうしたことか?
sui be sym 7 lpsui be sym 7 cd
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
DENON 1981年


要は音楽音源を供給しているレコード会社が最終的にどういうマスタリングで仕上げるか、にかかっている、最終的な音のチェックは最も一般に使われているCDラジオやミニ・コンポで聴きやすいことに重点が置かれ、ハイエンド機器は想定していない、という話も聞く;すべてそうなのかわからないが?
今のSPはトールボーイが主流のようだが、凄いのがあって驚いた、まさにハイエンド;
MUON
仮に素晴らしい性能だとしても、音源ソースが優れていないと・・^^;

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W.サヴァリッシュ:Brahms Sym No.1(N響ライヴ)  

W.サヴァリッシュ氏はN響の国内地方公演、海外公演でも数多く指揮しており、
NHK交響楽団公演記録(1981-1990年)
この中でサヴァリッシュとN響によるブラームスSym No.1は'83年4月に一度だけ生で聴いた、このCDの音源が録音された4年前で、どんな演奏だったか参考になると思う。
sawa br sym 1
ブラームス 交響曲No.1 ハ短調
ウォルフガング・サヴァリッシュ指揮
NHK交響楽団
1987年5月1日 NHKホール

アバド盤を聴いた後だけに、余計際立つが、とてもドイツ的な演奏に感じる、のちの1991年にロンドン・フィルと録音したほうはセッション録音らしく仕上がりも良いのだが、ガツンとくる緊迫感はこのN響ライヴのほうが伝わってくる、
第1楽章、序奏はまさに厳格な面持ちで入るが過度に重々しくなく引き締める、主部の入りは力を抜いて整え、じっくり落ち着いたテンポ、あちこちのパートから出る"運命の動機"に似たリズムがひしひしと迫る感じだ、
sc01 70
指定部分以外はインテンポ、弱奏も明確に聞こえる範囲で、端々を整え整然と進められ、いつの間にか虜になる、
第2楽章、ここも一定のテンポで落ち着いた演奏、誇張したところなく清々しくまとめる。
第3楽章、印象として中庸のテンポ、しかし終楽章の前触れのようなどこか急き立てる感覚を聴かせ、休みを置かず終楽章に息を繋げる、
終楽章、序奏の入りは端正に整う、続く弱奏も極端ではない、ただ[28]の3拍目頭で一瞬溜めを置くのが効果的、
sc04 27
主部以降はまさに整然とした演奏を繰り広げる、終結にかけて鬼気迫る演奏もよいがサヴァリッシュは誇張はなく程よく引き締めておさめる。

当録音がyou tubeにあった
sawa br sym 1 you
you tube:Brahms Symphony No.1 Wolfgang Sawallisch

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C.アバド:Brahms Sym No.1('90年 BPO)  

C.アバド、BPOの当盤は随分前から持っていたが前に聴いたのが何時だったか憶えていない;1991年発売なので、新譜で買ってあったものだ。サヴァリッシュのような骨格のしっかりした演奏も好きだが、また肌合いの違う魅力だと思う、 
abbado br sym 1
ブラームス 交響曲No.1 ハ短調
クラウディオ・アバド指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1990年 DG

第1楽章、序奏はじっくりと緊迫感をもたせ壮大、まさに消え入って終わり、主部は対比的に力を抜き快調に入る、しなやかタッチで進め、弱奏の[105]あたりからテンポを緩め、
sc01 97
[160]から再び加速、緊張感に応じた速度変化を巧みにつける、
sc01 149
展開部、再現部も同様の効果で引き込む、BPOのサウンドはしなやかで、カラヤン時代の厚い響きとはかなり異なる、
第2楽章、レガートで清涼に入る、弱奏をぐっと効かせて引き込む、この楽章も表情に応じた自然な速度変化がある、
第3楽章、あまり急がず清涼に入る、しかし切迫してくるように適切にテンポを上げるがしなやかに繋がる、終楽章の予告のテーマがいくつか出てくる、
終楽章、序奏部の弱奏は本当に微かで引き付ける、以下、主部は巧みな速度変化で劇的な効果をあげる、第1楽章同様、これが一番の魅力、耳心地良いサウンドで通し、自然な流動感で熱気あふれる。

abbado br sym 1 you
you tube:ブラームス:交響曲第1番:アバド/ベルリン・フィル

なお、前に取り上げたVPOとの'72年の録音と比べるのも興味深い、
201805111.jpg
アバド:Brahms Sym No.1('72年 LP)

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R.ストーン:S.L.Weiss Lute協奏曲集  

バッハの無伴奏vc組曲など、他の楽器で演奏する際、1音の追加、変更もしちゃいけないという方針の人もいる一方、積極的に編曲、補作のチェレンジをする演奏家もいる、バロック音楽を徹底して研究している人がやるならこういう姿勢に大いに興味が湧く。
何の研究もないテキトーな編曲(そんな出版譜もみられる)ならやらないほうがいいが;
 
バロックluteを弾く者にとって不可欠な作曲家 シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス(1687-1750)は生涯の最後はドレスデンで活躍し、多くのリュート独奏曲を残したが、リュートが入るコンチェルトも書いていた、残念ながら残っているのはリュートのソロパートだけで、他の楽器のパートは失われている、
そこでこれは異色のアルバムと言える、リュート奏者のリチャード・ストーンが残されたリュートのソロパートを基に他のすべてのパートを補作して、リュート協奏曲に再現したというものだ、「世界初録音」とあるが、そりゃ当然^^
weiss lute con
シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス 原曲
リュート協奏曲集
リチャード・ストーン:lute及び編曲
テンペスタ・ディ・マーレ
2002年録音 CHANDOS

ヴァイスが学んだ地であるイタリアの作曲家、ヴィヴァルディ、コレッリなどの影響も受けているという想定も踏まえ、また残されたソロパートから見えてくるものもあるだろう、当時の様式に従い、luteソロから導かれる主題で再構築されている、自分で好きに作曲するのとはまるで違う難しさがあると思う。
音楽としての出来栄えは聴く人の評価になろうが、奇妙なところはなく、知らなければオリジナルと思ってしまいそう、大変な偉業だと思う、luteや他の演奏も見事。
収録曲は以下のとおり、
Track.jpg
聴いてみると3楽章で書かれた1曲目 SC.90はヴィヴァルディ風と言えるがバッハとコレッリも少し入った感じ?弦楽が沈黙し、luteソロの部分も聴かせる、
weiss lute con you
you tube:Concerto a cinque in C major,SC 90
最も気に入ったのは3曲目 SC.9だ、flとluteのみで演奏され、flのパートとluteの上声とバス旋律で、実質トリオになっているが、緩急緩急の4楽章で、雅びな緩叙楽章とフーガ書法で快活な急楽章の取り合わせはテレマンを思わせる聴き栄え、Gwyn Robertsのflトラベルソの上手さと合わせ魅力である。
you tube:Concerto for lute & flute in F major,SC 9
*このyou tubeは一部トラック順に入っておらず、当曲は第3→4楽章に続くように書かれているのに、順が入れ替わっている;
4曲目 SC.57は3楽章でヴィヴァルデイ風、編成は最も大きいがluteの活躍も聴きどころ、
you tube:Concerto grosso in B flat major,SC 57
you:tubeは他の曲も一応全て入っている、全曲素晴らしいとはいかないが魅力な楽章を拾い聴きするのもよい。
因みにStoneのluteも巻弦を使った響きではない。
Stone-Richard.jpg
Richard Stone

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スピーカー遍歴Ⅱ  

遍歴といっても、ささやかなもので、高級クラスというのは買ったことがない; 
ちょっとSPに凝り出した頃、小型高性能ブックシェルフというのが目に付きだし、やたら高価なものもあった。英国製などいろいろ物色し、音質的には確かに良いものがあったが、音のスケールはやはりそれなりで小さく、ボリュームを上げてもヒステリックに鳴るだけだった、
そんな中、DYNAUDIOのContour1.1(デンマーク製)という小型ブックシェルフを試聴して、はじめて本当にゆとりのある音の小型を見つけた、バスドラムさえ底力で押し出す、
dynaudio c1 1
DYNAUDIO Contour1.1
クラシック音楽ではvn属の音質が良いかどうかがまず第一だがそれも良好、買ったその日から耳に馴染んだ。ウーファーが2つあるトールボーイの上級機も考えたが、大編成orch.はあまり聴かないのでこれで十分、ゆったり聴きやすい音ではあったが音像の緻密さはまずまずといったところ、多少犠牲になる部分もある、これがメインで使った最後のメーカー品だった。
その後、国産のユニットを使い、ものは試しでSPを自作、音像が鮮明なユニットの特性が気に入って音質も違和感なく現在も使い続けている。
20161127.jpgfw18702_201811040924100c1.jpg
ただこのウーファーは強い押し出し感はない、そこで低域の補強にサブウーファーを考え、過去にこういうタイプのを作ったことがある、メーカー品にはないと思うが、
20181104.jpg
サブウーファー(ユニット密閉式)
内部を2部屋に仕切り、ウーファーユニットを仕切り面に取り付け、両部屋にはピークの異なるバスレフダクトを付ける、ユニットの直接音を封じ込め、ダクトから出てくる低音のみ利用するというもの、これを2個作って左右に置いた、効果は抜群で耳に聞こえない低音まで、戸板を揺らしていた;しかし2個あるのと、これ専用のアンプも要るので場所を取るのが難点、超低音までは要らないし、メーカー品でアンプ内蔵のサブウーファーに替えた、
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ONKYO

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C.アバド:Brahms Sym No.2('88年 BPO)  

先日、左下顎の奥歯を2本抜歯して程なく、左上顎の奥歯も1本急に痛くなりこれも急遽神経を取る治療をしてもらったが偶然じゃなく、下の歯で炎症を引き起こした菌が上にも感染した可能性があるとのこと、歯医者さんもこんな例は知ってはいたが、「うちの患者では初めてだ」そうだ;まだ治療は続いている。神経を取った後は根管の掃除が必要だが、このようなネジ状のギザギザの着いた針を廻しながら差し込んだり抜いたりしてゴリゴリ掃除する、底に達すると痛いときがあり、奥へ行くほど怖い^^; 
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根管は真っ直ぐとは限らず曲がっている、親知らずなどは横向いてはえているので特にやり辛く、掃除困難なら抜歯する、また根管は1本じゃなく枝分かれしている(右図)そうで、主な根管を掃除しても痛みが残る場合があるらしい;;

さて本題^^
ようやくブラームスのSymを1曲、最後まで聴けた;
C.アバド指揮、BPOのNo.2、'88年録音だが、当CDは音源をリマスターしてあり、「ルビジウム・クロック・カッティング」だそうだ、この方法で良くなったのか?わからないが、何にせよ結果として出てくる音が肝心なわけで;
再生音はコントラバス音域が深々と押し寄せ、高域は潤いがあり、中音域の弦も味わい深い、ブラスの輝きも滑らかだ、音響は申し分なく、ボリュームを高めにして聴いても良い。
abbado br sym 2abbado br sym 2 cd
クラウディオ・アバド指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
DG 1988年

第1楽章、Allegro non troppo ゆったりとしなやかに始まる、始めのテーマを聴くだけで至福の気分、少し憂いのある第2主題も好きな主題だ、BPOの潤沢な弦の響きはこの上ない、木管はもとよりhornの安定感のある上手さはさすが、アバドは高揚にさしかかるところ、[137]~など程よく加速するがすべてをしなやかに進める、提示部は反復される、
sc01 137
展開部の対位法のところ、低音がよく出るのでより充実感がある。ブラス群が重なるところは耳煩くなく爽快、ゆっくりめのテンポが重厚にする。
第2楽章、ここもまず潤いをもって溶け合う弦が味わい深い、穏やかなようで、かなり劇的な内容を持つ楽章で聴き応え十分。
第3楽章、Allegretto Graziosoは木管による長閑なテーマで始まり、急速感のあるPresto ma non assaiに移るがそれまでの1小節が、[33]からの3小節分に相当し、拍節が入れ子の関係になっている、
20180403144957a9b_20181103101304cc3.jpg
終楽章、Allegro con spirito 弱奏でテーマが始まるが、すぐに総奏に入る、アバドは溌剌とした活気と切れ味で締めくくる。
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you tube:ブラームス:交響曲第2番:アバド/BPO('88)

以前記事にした、BPOとの'71年の録音と聴き比べも面白い、各楽章の演奏時間はほぼ同じ。
C.アバド:Brahms Sym No.2('71年 BPO)

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category: ブラームス

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N.マギーガン:Haydn Sym No.104「ロンドン」  

その日の気分はお風呂に入るときに現われる、せっかく入るんだからしっかり体も洗ってさっぱりしたいが、 
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気分が沈んだときはどうでもよくて、洗髪だけしてちょっと湯につかってさっさと出てくる、そんな日がここ何日か続いた;体調の悪いときはいつもそうだが、やる事がいろいろあってもカレンダーをみて、何日頃やればいい、と先送りして、静かに過すことにする、じっとして聴くだけの音楽でさえ長いと疲れてくる。
何かがきっかけで、ふっと前向きな気分になることがある、少し元気が戻ったらそんなスイッチが入る場へ出かけたい。

さて本題^^ 今日も聴きやすいところでハイドン、
N.マギーガン指揮、フィルハーモニア・バロックOで「ロンドン」「88番」「時計」の入ったCDから、特に完成度が高いと感じたのは最初の「ロンドン」だった、細やかな配慮が感じられ、終わってみると拍手が入り、ライヴだったのに驚く、弦の編成は多めのようだ。
n mcg hay sym 104
交響曲No.104ニ長調「ロンドン」Hob.1/104
ニコラス・マギーガン指揮
フィルハーモニア・バロックO 2007年

曲は完全な2管編成で当時のフルorch.である、
第1楽章、序奏は休符の間を開けて引き付ける、清涼な美しさとパンチ十分な量感を交互に聴かせる、主部は速すぎず、内声、低音のパートが意識せずとも印象付いて耳に入ってきた、
sc01 17
trpが透明感をおびて伸びやかである、提示部終わりの[99]ではhornが低音楽器の効果を入れているのがよく聴ける、
sc01 95
展開部も清涼感を保ちながら構成の彫りの深さを聴かせる。
第2楽章、変奏形式だがそれよりも全体の構成で聴かせる感じ、主題は歯切れ良く始める、短調に入ったダイナミズムは十分、しかし弦とtrpは心地よい。
メヌエット、快活で力み過ぎのないのが心地よい、トリオでの木管、とくにflトラヴェルソの美しさが耳を引く、
終楽章、程よく快速、清涼さと切れ味、力感も十分、各パートが聴きやすく展開部ががっちりたたみ込んで引き付ける、trpの朗々とした響きが心地よい。

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category: F.J.ハイドン

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C.アバド:Haydn Sym No.100「軍隊」  

台風25号以後、しばらく台風が発生しなかったため、海面が暖まり、台風26号は一時猛烈な勢力になり、フィリピンのはるか東にあった頃はその後の進路がはっきりしなかった、nhkなど各地の地方局では気象予報士が解説しているが、大抵は慎重に「今後の動きに注意を、」と言うところだが、当地方局の予報士は「日本に来る確率は低いと思うが・・」と私見の見通しも言ってくれて、その通りだった、おそらくAIが出す予想でもだいぶ先がわかっていたのではないか?もう11月なので、これで終わりにしてほしい^^; 
t 26
台風26号 気象庁

さて本題^^
いつも音盤について感想を書くのは演奏自体と録音物としての仕上がりも含めてである、ハイドンのSym「軍隊」もパーカッションの入る面白さと各主題の親しみ易さから多くの録音がある、にもかかわらず、これは気に入ったという盤が案外少ない。こういう演奏、サウンドが聴きたいというのが頭にあって、減点方式で希望にそぐわない盤は没にしていく;
かつてのPHILLPS盤には好録音が多かったのだが、ブリュッヘンと18世紀Oの「軍隊」など、セッション録音じゃない不味さかのせいか?即没だった;
減点がなく、期待に応えたのがC.アバド指揮、ヨーロッパCOだった、
c a hay sym 100
交響曲No.100 ト長調「軍隊」Hob.1/100
クラウディオ・アバド指揮
ヨーロッパ室内O
DG 1993年

全楽章、最も好みのテンポ設定だ、
第1楽章から、orch.のバランスの良い響き、弱奏から強奏に移る心地よい対比、細やかで自然なデュナーミクで魅了する、すべてよく整い、アバドの手腕とorch.の上手さが冴える。
第2楽章、clが使われるのはこの楽章だけだが味わいは効果的。
飛び入り楽器でもあるパーカッション達もorch.楽器の一部のようにまとめた感覚、
大太鼓も本革の古楽器タイプらしく落ち着いた響きが、しっくり溶け込む、
ただし、軍隊ラッパはそれらしく武骨に吹いて面白い^^
メヌエットがまた快調で上品である、
終楽章は快速で小刻みな主題をたたみ込む、[265]~など総奏の中で木管の掛け合いがよく聴こえるのもチェックポイントだが、さすがアバド盤は申し分なく最後まで心地よく聴ける。
sc04 265

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