落語:佐々木裁き 
2019/05/31 Fri. 11:16 [edit]
「真田小僧」やら「初天神」「正月丁稚」などお馴染みだが、上方の話しで「佐々木裁き」というのも面白い、
東では名奉行、大岡越前が登場する話があるが、西でも幕末頃、実在の町奉行:佐々木信濃守顕発(ささき しなののかみ あきのぶ)がこの話の題名に入る、

大阪へ赴任してきた町奉行の信濃守は町人と役人との間に贈収賄が横行しているのを払拭したいと考えていた折り、
信濃守が供を連れ町を見回る途中、子供達が役人、罪人の役に別れ「お白州ごっこ」をしているのを目撃する、時の町奉行、信濃守役をやっている子(白吉)が裁き、子供同士のやり取りながら、妙に機転が利く・・
白吉が家に帰り、遊びでお奉行様の真似などすな、と父親が叱っているところへ信濃守の遣いが訪れ、父親と白吉に町役付き添いで奉行所へ出頭するよう申し渡す、
呼ばれた大人達はびくびくしているが、当の白吉は平気、奉行所の役人全員が同席する異例の白州だった、白州が始まり、白吉は奉行の傍に上がるのを許され、奉行が問う難題に頓知を効かせて見事に応じる、このあたりは「一休さん」である、やがて、その場に同席させられた、脛に傷持つ役人らが冷や汗をかく方向に話が転じる・・
今日は桂米朝と桂枝雀、師弟の「佐々木裁き」、それぞれの持ち味で聞くのがまた楽しい、

you tube:桂米朝師匠の落語「佐々木裁き」
米朝さんの枕で「よろめきドラマ」という昭和らしい用語が出てくる、よろめきとは今で言う「不倫」というやつで(どうでもええがな)

tou tube:昭和の爆笑王、桂枝雀「佐々木裁き」
誰が考えたんか、「飴振って痔固まる」 これは笑うv
ところで、古典落語の台本が書かれた単行本を買った、ひとまず江戸落語の名作どころ、

これを好きな落語家がやっているのをイメージしながら読んでみたり、噺を大阪弁に替えたら、どないなるやろ、と多重に楽しめそうだ^^
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category: 落語
R.クーベリック:Beethoven Sym No.7(LP) 
2019/05/30 Thu. 09:49 [edit]
交響曲1曲ごとにorch.を替える企画だったので、録音状態にどうしてもバラつきがでるのは難点、No.7はVPOで、ムジークフェライン・ザールだろう、これはホールの響きがよく入った耳心地よい仕上がりになっているが、今少し接近した解析度もほしい。

ラファエル・クーベリック指揮
ウィーン・フィルハーモニーO.
1974年 DG

第1楽章、序奏はずっしりと開始、そのあと響きは濁らず心地よい、vn1とvn2を左右に配置、cbは中央後ろに位置し、弦パートの掛合いが聴きやすい、木管の色合いも豊かに聴ける、
主部は落ち着いたテンポ設定、この基本リズムを常にがっしりと捉えて進める、

展開部もじりじり弦と管の掛合いの彫りが深い、終結のffに入る前、[437]から弦が一丸となった響きがこれまでのエネルギーを集約したように重厚、

第2楽章もゆっくりめ、清涼なまとめ方で、中間部で遠鳴りするようなppのtrpとtimpが印象的にきこえる。
第3楽章、わりと快速、強拍と弱拍を緻密に整え、ぐっと弱奏に引いてcresc.をかける、
終楽章、ほどよく快速だが端正に整える、[360]から弦パートの掛合いで長い起伏を作っていく、クライマックスが[400]から、

ここでtrp、timpが2小節おきに出るが、クーベリックは強調して打ち出し効果的だ。
you tubeは第1楽章のみ挙っていた、

you tube:Beethoven - Symphony No. 7: Poco Sostenuto-Vivace (LP Rip)
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category: ベートーヴェン
錯覚・だまし絵 
2019/05/29 Wed. 08:47 [edit]

右の画像は上下を反転させてあるだけ、
また光による陰影でも錯覚する、

右から光が当り、凹地に影ができているのだが、左から光が当り、盛り上がった丘の斜面が明るくなっているようにも見える、一度錯覚して見えだすと、見方を戻し辛く、パチっと切り替わって戻る感じ;人間の経験則がそうさせるのか?
巧妙なだまし絵で有名なマウリッツ・C・エッシャー(Maurits Cornelis Escher 1898-1972)の絵にもこれと同じ手法がよく使われている、

画面中央を境に左は上から見下ろしたように、右は下から見上げたようになっている、

エッシャーが若い頃住んだ、南イタリアの海岸沿いで見た街並みが作品の基礎として影響しているそうだ、

高低差の激しい斜面に建物や街路が複雑巧妙に入り組んだ構造はS.ジブリ作品の「ラピュタ」の街や「風の谷」の村を思わせる、
建築困難に思えるものが現実にあると、ある意味不思議な印象をもたらす、

街全体が1つの建造物のように結びついている、

またスペインのアルハンブラ宮殿にあるモザイク模様から、連続図形のヒントも得ている。
あの無限階段は「ペンローズの階段」とも呼ばれ、英国の理論物理学者、ロジャー・ペンローズが考案した不可能立体で、これを作品化している、エッシャー自身も数学的な考案をしていたそうだ。

エッシャーの絵は面白さ80%、怖い物見たさ20%くらいに引き付ける、謎に惑わされる要素と、静寂でほっと落ち着く要素、両方があるように思える。
奇妙な構造物に加え好きなのが、植物や動物風の変な物体が描かれ、不思議の世界を演出しているところ、


人面鳥ほか変な物体のフィギュアも出ていたが、レアもののようだ^^;

そういえば自分も無邪気な夢をみた^^デパートのような建物内に居て、あるフロアで壁に行き着いても扉があって向こうにまた広いフロアが続く、階段を上っても下りてもまた次の階がある、どこまで行っても建物の中できりがなく、目が覚めた;

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category: 科学・自然・雑学
安く追い込むオーディオ 3 
2019/05/28 Tue. 10:47 [edit]
うちのスピーカーのケーブルにはY端子を圧着してネジ止めしているが、Y端子はアルミメッキで普通の電工用だ、これを圧着ペンチでケーブルにぎゅっと止める、


Y端子:100個で500円弱
アルミメッキは音に良くないとか言うが迷信である、金メッキは酸化防止のためには良いが、強く圧着したり、ネジ止めした所は密着し、酸化しないのでY端子の金メッキは殆ど必要ない、
外部に出したネットワーク回路にアンプ出力を繋ぎ、そこからトゥイーター、ウーファーへと繋いでいる、


コイルはウーファーへ行く信号の高域をカットし、コンデンサはトゥイーターへ行く低域をカット、それぞれの受け持ち帯域を分ける、抵抗はトゥイーターの音圧レベルを下げるアッテネーターで、ウーファーとのバランスを調整する、これらの部品の数値変更で再生音の特性も変えられる、メーカー品は手が付けられず、受け入れるしかないが。
このY端子ですら、audio用として金メッキで太いケーブル対応の大層なのがある、

実売:8個で3200円前後
参考写真はないが某audio店ではこれ専用の(特注か?)金メッキを施した圧着ペンチを目撃した、開運のお守りか^^;
ハンダ付けにも音響用銀ハンダというのがあり、拘る人は任意の接続に使うようだが、

audio機器の内部までこれが使ってあるわけでもなし、外部のどこかだけ銀ハンダを使う意味がない、まるまる自作するなら別だが;まあ普通のハンダでよいだろう。
増し締め:
組み立ての家具を買って木ネジで締めた後、何日か経ってから増し締めしないとグラついてくる、木材は弾性が強く、初めは木ネジに反発して締まるが、反発がおさまって緩んでくる、

銅など金属は大方、塑性変形だが、この変形が落ち着くまで少々かかり、ケーブルをターミナル等に締め付けたのが緩んでいたりする、細い銅線を束ねた隙間に嵌り込む変形の余地が残っているためと思われる、

時折、増し締めすると接触不全が防げる。
(*筆者個人の感想です)
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表彰式 <追記あり> 
2019/05/27 Mon. 10:58 [edit]
紋付羽織姿で、地方場所では名古屋、大阪、福岡、各地の方言で表彰文を読み上げ、館内は大ウケ、すっかり表彰式の名物となった、

you tube:ヒョー、ショー、ジョー!(博多弁バージョン)
ほのぼのとした良い時代、相撲も見応えがあった、昭和の名勝負をいろいろ思い出す、
輪島vs旭国は相撲技が巧みで模範試合みたいだった、
名場面がまとまった動画:

you tube:北の湖 輪島 三重ノ海 若乃花 旭國 思い出の土俵ほか
千代の富士vs若嶋津も楽しみで、相撲は同じタイプ、技とスピードの押収で気合いたっぷり、一枚ずつ横綱が上と見られたが、スピード負けしなければ若嶋津も勝つ、互いに良い相撲を見せられれば本望といった感じ、今、こんな相撲を見せるのは栃ノ心くらいか、

you tube:昭和60年夏場所14日目 千代の富士 対 若嶋津
裁く立行司、木村庄之助は現在の三役格行司、木村玉治郎の師匠で、かけ声や所作が引き継がれているのがわかる。
混沌として盛り上がらなかった5月場所、
朝乃山は12勝3敗で優勝、この人も突然強くなって出てきたタイプ、来場所も好成績なら本物だろう、3賞を取った力士など次世代組の健闘が目立った、阿炎も力をつけて再浮上の印象、
それにしても、13日目の朝乃山と栃ノ心の一番、物言いの判定に抗議が殺到したらしいが、スロー動画を見ても栃ノ心のかかとはスレスレで着いていないように見える、

協議内容は残っていたかどうかの判定に絞られるはずが、一番近くで見ていた放駒審判が手を上げ、かかとが着いていたと言い、スロー録画では着いていないように見える、そこで協議が長引き、結果、放駒審判の目視を優先する判断をしたとしている、目視より客観的な動画を優先すべきではないか、6分間と長引いたのにあっけない説明で終わり不信が残った、この判定が優勝の行方を変えたかもしれない。
翌日、栃ノ心は鶴竜と対戦、立ち会い変化して、はたき込みで勝った、力相撲より勝つ相撲を選んだ、前日の事を思えば許されるだろう、
朝乃山のほうも負けたと思い、この判定にはモヤモヤしていたそうだが、翌日も自力で豪栄道に勝ち、栃ノ心も鶴竜に勝ち10勝目をあげた、朝乃山の優勝が決まり、栃ノ心がすれ違う際に祝いの言葉をかけたそうで、ようやくスッキリしたそうだ。
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F.フリッチャイ:Beethoven Sym No.7(LP) 
2019/05/26 Sun. 08:40 [edit]
6年ぶりだろうか;F.フリッチャイのベートーヴェンSym No.7を取り出した、1960年の録音だが、古いなりによくまとまったD.グラモフォンらしいサウンドである、


フェレンツ・フリッチャイ指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1960年 ヘリオドール(DG原盤)
第1楽章、序奏はガツンとくる総奏で入り、続くobが柔らかい、低音は深く、vn群は柔軟、木管の彩り感があり、timpは剛性をおびて引き締める、主部はゆっくりめのテンポ設定、じっくり踏みしめて歩を進める感覚が引き付ける、武骨なようでしなやかな弦が心地よく和らげる、展開部ではパート間の掛合いを明確に表現、[254]からffだが、[256]から木管群を浮き立たせ、他のパートはぐっと控える、

これがひじょうに効果的で印象強く、他の演奏に聴かれない、
第2楽章、アレグレットもゆっくりめの設定、低弦から上声までテーマが一際神聖な響きで受け継がれ最高潮に達するまでに、ひしひし迫る運命を受け入れるような進行、
第3楽章もだいぶゆっくりなほう、軽やかというより重厚で強弱の起伏を十分もたせ、スケルツォ・リズムの一拍ずつが力強く凄みがある、トリオでのtrp、timpが輝かしく痛快、
終楽章、やはり速くしない、繰り返される基本リズム、

の打音は常にかっちり整え、溜めを置きながらじりじり進める迫力がある、フリッチャイも終盤では徐々に加速をかけるが、極端にではなく、大質量の物体が僅かずつ加速するような感覚が引き込む、最後までかっちりと決め、弦は常にしなやかな味わい。

you tube:Beethoven: Symphony No. 7, Fricsay & BPO (1960)
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category: ベートーヴェン
優勝の勝ち星数 
2019/05/25 Sat. 09:34 [edit]
今場所は鶴竜と栃ノ心が中心にレベルの高い優勝争いになるのを期待したのだが・・栃ノ心は勝てる相手に3日連続星を落し、大関復帰に足踏み、

you tube:【誤審か?真相は…】疑惑の判定 朝乃山 ー 栃ノ心
昨日こそ勝ったと思いきや、栃ノ心の足が出ていたと物言いがつき、朝乃山の勝ちに決定、
カメラの角度で違って見えるが、俵の外スレスレで浮いていたようにも見える?

すごく微妙、約6分の協議はどう落としどころを着けるか、で長引いたか?
鶴竜も終盤で落しだし、栃ノ心の黒星を追っている;苦手なのか?高安にはこれで5連敗、

you tube:【大相撲夏場所2019】高安‐‐鶴竜
優勝力士の勝ち星数は、12勝3敗までならまあサマになるが、「11勝」での優勝が過去に3回ある、あまり誇らしい数ではないが混戦の中で勝ち取った優勝でもある。
1972年1月、栃東(4敗での優勝は初めて)
1996年11月、武蔵丸(幕内史上最多の曙・若乃花・貴ノ浪・魁皇との5人での優勝決定戦)
2017年9月、日馬富士(豪栄道との優勝決定戦、負けた4番は全て金星配給)
取組編成会議というのがあって、その場所、星をあげている平幕力士は上位と対戦させ、優勝候補が絞られるように組むが、それでも混戦状態となって、1996年には5人で優勝決定戦をすることになった;協会としてもこんな面倒は避けたいだろうが;
今場所は上位の休場のせいもあるが、平幕の下位と上位陣との対戦が目立ち、平幕にとっては活躍のチャンス、上位にとっては勝ちやすい?相手に当ることになり、上位が大負けしない配慮にさえ見えるが;それでもコロコロ負けている;
解説者の誰々さんじゃないけど「何やってんだか」って感じ;また、残りの日で豪栄道と高安の大関同士が組まれないのも情けない事態といえる、
平幕(前頭八枚目)で現在11勝の朝乃山が勝ち進み、このまま優勝を持って行くか?
PS.今日、朝乃山が豪栄道を倒し、あっさり優勝が決まった、
・・にしても横綱、大関、どうしちまったのか^^;
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category: 時事・雑記
対称性の破れ 
2019/05/24 Fri. 10:30 [edit]
ただし、ヒラメやカレイは例外で、こんな多細胞生物は他にないらしい、
顕微鏡サイズの遺伝子に体の設計図から必要な本能まで親からのあらゆる情報が全て収まっているというのは驚きである、卵が卵割をはじめ、その設計図どおりに子の体は出来ていく、このとき面白いのは太古の姿から進化の道筋を辿るような姿の変化があり、最後にはその種の姿になる、あのヒラメやカレイさえ稚魚のときは普通の魚の形をしており、

成長につれ(自発的に?^^)対称性が崩れ、眼が左か右に移り、体は表と裏のある形になる、本来左向きがヒラメ、右向きはカレイであるが、

まれにそれぞれ逆向きの個体が現われたりして、人工繁殖の場合に起きるらしい、

日テレNEWS24:幻の「右ヒラメ」再び!意外な事実も判明|
一般の人が見ればカレイだと思い込むだろう;買うとき、いちいち意識しないし?;
なお、これら祖先の化石を見ると、左右決まっておらず、50:50の割合だったという、
これはさておき、
なぜヒラメとカレイがこんな非対称な形になるのか、人間でも内臓は左右対称ではないがこれら2種はどうなっているのか、
学術的な解説があって興味深い、ポイントは「左右制御遺伝子」、

you tube:ヒラメ・カレイの左右を科学する ~体が左右非対称になる仕組み~
講師:鈴木 徹(東北大学大学院農学研究科 教授) *1時間近いので、ぼちぼち拝見した;

PS.遺伝学の進歩は目覚ましく、遺伝子の中に人の形質、顔かたちの情報も組み込まれていて、そのとおりの姿になるそうだ、細胞の一部が採取できればそっくりの立体モンタージュができるそうで、最近は犯罪捜査の決め手にもなっているらしい。
しかし遺伝情報というのは膨大なはず、遺伝子の中の分子が記憶ビットだと思うが、収まり切るのだろうか?「重ね合わせ」が効くなら桁違いに増やせるだろうが^^;
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青魚 
2019/05/23 Thu. 09:32 [edit]

昨晩もサバの甘辛煮付け、スーパーのおかず売り場にあるのもけっこう良い味付けで買うことが多いが、味噌煮にしたのも美味しい、

あらためて気付いたのが、青魚の王様マグロと美味しい部位がサバもほぼ同じのようだ、マグロで言う、大トロ、中トロの取れる内臓を囲むあたり、背中に近いところなどで、トロの語源はとろっとして柔らかいことから来ている、脂肪分を含みうま味もあるところ、

今でこそ日本ではマグロのトロは高級食材だが、江戸時代まではさっぱりした食材が好まれ、油のしつこいトロの部分は不味い部分として捨てるか、畑の肥料だったらしい、
「猫またぎ」と言うのは猫も敬遠して跨いでいくほど不味い魚の意味、汚れた河口付近のボラとか;トロの部分もそれに該当した、 新鮮な魚がいいのは人とかわらないようだ、

you tube:獲って来た魚を狙うノラ!
幕末以後は西洋の肉料理など脂っ濃い料理に馴染み、トロは美味しい部分となっていったらしい、逆に外国ではこの部分が嫌われ、捨てられるとか;たしかにマグロの赤身はさっぱりして一番食べやすい、大トロなど好き嫌いはあるかな?サバにちょっぴりあるの良いが;

大トロのでっかい寿司ネタ・・個人的にはちょっとしつこい;
青魚の脂肪酸の成分として、DHAやEPAがあり、

脳細胞を活性化させる効果があるとされ、認知症の防止、精神の安定にも効果が・・等々情報があるが、不確実な情報が一人歩きすることはよくあるので注意したい、
一頃、コラーゲン配合という触れ込みをよく聞いた、コラーゲンそのものは皮膚や筋肉、骨、軟骨を柔軟にするのに必要なタンパク質の一種だが、それを口から摂取しても、消化分解されてしまう、体内で再構成されてコラーゲンの補充になるのかは不明、体内で自然に生成されるのが重要で、これを促すビタミンCの摂取のほうが効果があるとも聞く、皮膚に塗布するクリームなどに配合しても、皮膚から浸透するわけでもなく、ただの塗り物に過ぎない。
健康関連商品には(○○さん個人の感想です)とかプラシーボものが多い^^;
それより病気を防止する素質が人のDNAの中に眠っているらしく、それが目覚めて働くと、癌、糖尿病ほか様々な病気ににかかりにくく、不摂生な生活をしながら100歳超える長寿の人もいたりして、ほんとわからない;
健康を気にしてジタバタしても、死ぬときゃ死ぬし^^;
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ガン(眼)の飛ばし合い 
2019/05/22 Wed. 09:48 [edit]

横綱在位は短かったが、残した記録で光るのが幕内通算勝星だろう、大関時代にかなり実績を積み上げている、

大鵬に続く単独6位で、この下には名横綱だった人もかなりいる、
2013年のこの一番いいなあ^^いつも白鵬の連勝を止めてきた稀勢の里は白鵬キラーと呼ばれ、自信もあっただろう、互いにガン飛ばせば受けて立つ、「今日もやったるぞ」、「そうはさせん」と無言のセリフが聞こえてきそう、この二人だけに自然と湧いてくる闘志だろう、対戦はすでに始まっていて館内は盛り上がる、行司がしびれを切らし、蹲踞を促す;

you tube:白鵬vs稀勢の里 激しい睨み合い 2013/11/23
結果、稀勢の里が上手投げで白鵬の連勝を止めた、当時白鵬にこんな勝ち方ができるのは稀勢の里だけ、と言われた。
今後の力士の間でもこんな場面が見られるだろうか、生で見てみたいものだ。
稀勢の里は自分にとって大事なときに負け、こんなときはやたら強いとも言われ続けた^^;
土俵入りの化粧まわしで稀勢の里は「北斗の拳」のラオウを描いたのをつけていた、(別の化粧まわしのときもあったが)

ケンシロウみたいに器用でも素早いでもなく、力で行く武骨さはイメージ合う^^
因みに太刀持ちの高安がケンシロウ、露払いの松鳳山がトキの化粧まわしだった。
引退後も部屋力士の稽古をつけているそうで、2月には現役の高安と20番取って、12勝8敗と優勢、引退してからが強いとか^^こういうところが引き付ける魅力だった、
さて、昨日の栃ノ心、左のまわし取ってから引き付けの強いこと、こうなるともう一方的、御嶽海を一気に寄り切り、

you tube:【大相撲夏場所2019】御嶽海‐‐栃ノ心
大関復帰にあと1番、まさか残り全部負けるなんてことないだろう、
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安く追い込むオーディオ 2  
2019/05/21 Tue. 10:58 [edit]

"真空管特有の良い音"などが生じる根拠はない、増幅の帯域特性による違いは出るだろうが、それはトランジスタアンプ同士でも同じで、ただの増幅器である、
ケーブル類も付属品クラスでいい。
エイジング:
SPなど機械動作のあるものにはコーンやエッジなど素材のエイジングはあるだろう、木で出来た楽器と同様、素性が良ければ新品から良い音がする、ダメなのはいくら待っても同じ、
トランジスタアンプの鉱石部品は"劣化"はあるけど、時が経って"良くなる"要素などない、
ケーブルの銅線にもエイジングがある、とか言われ、強制エイジングの装置まであるとか!?
ただの金属線にどんなエイジングがあるのか;原子レベルの事か?

今使っているケーブル
SPやアンプのターミナルはこれでも十分、これに繋げないほど太いケーブルは不要、

接触部を磨いてしっかり咬ませてやればいい。
アナログ盤再生:
MCカートリッジAT33PTG/IIに付いてきたリード線 AT6101は硬くて取り付けにくい、使っているのはシェルに付いていたリード線だ、
無酸素銅とか高級線も様々あるが8万円まである!;どうやったらこの値段になるのか^^;
どっちみちアーム内を通るリード線は極細で普通の銅線である、微弱電流の通り道で約2cm間だけ高品質にする意味が電気工学的にあるのか?;

MCカートリッジの昇圧トランスは自作もの、主要部品は小さなトランス(1個800円弱)が2個のみで回路は簡単、トランスのコイル線は髪の毛並みに細い、

↑MMに倒すと本機の回路をキャンセル、


商品ページ:SANSUI インプットトランス 【ST-10(A)】
本機を通してから、アンプ内蔵のMMイコライザーに繋ぐ、MCのクウォリティは十分聴ける、SN比の低い下手なMCイコライザーよりずっと良い、床に置いてあるのはアンプなど100v電源のある機器から離すためで、近いと電磁誘導でノイズが入る。

このリスニング椅子は生地が硬いので背もたれの耳の位置で音の反射があった、モフモフの膝掛け毛布で解消、

効果を発揮した物は安い^^
*筆者個人の感想です。 -続く-
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桂米朝:復活古典落語 
2019/05/20 Mon. 11:21 [edit]
「算段の平兵衛」という話は、平兵衛という悪知恵の働くことで知られた男の巧妙な完全犯罪の"算段"である、平兵衛が過失で庄屋を死なせてしまい、別人のせいで死んだようなトリックを考える、その別人達も案外ワルで、自分が死なせたと思い、それを隠そうとして、平兵衛に金を出し悪知恵を借りにくる、それも平兵衛の筋書き通りなのだ、庄屋の死体を動かしたり、操ったりして;別の死因に見せかける、
後日、真相に勘付いたのか鎌掛けてきたのか(謎)按摩が平兵衛に金をせびりにくる、揃いも揃って悪もんばかり;今の刑事ドラマでもこんな輩が出てくる;気の毒なのは庄屋だが、この庄屋が妾を囲っていたのが事の発端である。ここで切れ者の役人が真相を暴く話を加えれば捕物帖になるが、裁かれずに軽く終わるのがブラックユーモア;人間の不謹慎な本性を笑いにした昔のセンスも多彩だったようだ、

you tube:桂米朝(三代目)師匠の落語「算段の平兵衛」
オチが軽すぎるので落語家によって別バージョンのエンディングもある、事件を調べる役人が困って「この謎を解く算段はないか、」と真犯人の平兵衛に聞くというオチ^^;
「矢橋船」は過去に聞いたことがあるが、渡し船の上での話で本筋に関係ない部分、
酒を暖める、燗徳利代りに新品で未使用の尿瓶を借りるのだが、いつの間にか同乗していた病人の、見た目そっくりで使用中の尿瓶に入れ替わっていた;新品のほうも病人が間違えて使っていた;;落語にありがちな設定で上品ではないが、こういうの凄く笑う^^

you tube:桂米朝(三代目) 矢橋船(やばせぶね)
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category: 落語
5月場所7日目 
2019/05/19 Sun. 09:48 [edit]
しかし会場の愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ)は冷房をかけても暑い;

老朽化しているので名古屋城の北に移転計画を立てているが本当に早く建ててほしい。
さて5月場所も7日目を過ぎた、白鵬は休場、先場所大関に上がった貴景勝は5日目から怪我で休場したが、今日8日目から再出場するらしい、勝ち越すには残り8日間で5勝する必要がある、
一方、大関の座を空け渡した栃ノ心は7連勝、怪我さえ悪化しなければ強い、
昨年まだ体の細かった阿炎をねじ伏せた一番には大人と子供ほどの力の差を感じた、
you tube:[大相撲2018秋 14日目] 栃ノ心 対 阿炎
白鵬さえがっぷりで寄り切ったほどだ、今場所10番勝てば大関に復帰できるが、上位と対戦する前に7連勝であと3つ、見通しは良い。
琴奨菊戦でも力を見せつけた、左を引き付けたらあっという間、本当に「千代の富士」を大きくしたような魅力だ、

you tube:【大相撲夏場所2019】琴奨菊‐‐栃ノ心
横綱 鶴竜も7連勝で今のところ崩れていない、終盤戦で崩れることがよくあるので、最後まで面白くしてほしいところ、

you tube:【大相撲夏場所2019】千代大龍‐‐鶴竜
再び番付を戻してきた阿炎はだいぶ体が太くなり、もろ手突きの威力も増したように見える、昨年5月、白鵬に初対戦で勝ったようにまた上と当って大暴れしてくれると面白いが、

you tube:2019大相撲五月夏場所07日目 阿炎vs遠藤
大関 豪栄道と高安は今場所イマイチかな、逸ノ城も好不調の波が大きい;
7月のチケットが当ったら、面白い展開を願うばかり。
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category: 時事・雑記
安く追い込むオーディオ  
2019/05/18 Sat. 11:19 [edit]

セルフスタンドになる前は、毎回、店員にやたら余計な品を勧められ、「この次ね、」と言って断っていた;クルマが趣味にもなった昭和のこと。
過去には近くのオーディオショップを何度か尋ねた頃があり、聴き慣れたCDを試聴してみた(SPはTANNOY STIRLING/GRなど、AMPはLUXかMACなど)、ある機種を使ったから特に良くなった・・とかいう記憶はない、いつものCDの音だ。
「このスプレーをCDに吹き付けると音が良くなる」とか、昔のGスタンドを思い出す怪しげな品が出てくる^^;「このSPケーブルはしなやかなので柔らかい音が出ます」とか、そんなアホな^^ でも信者の客が来るので儲かっている;

もう20年以上、オーディオショップには行ってない、
もっと前なら家電店を兼ねた店があって、ちゃんと電気のわかる店員がいて、無駄な買い物は勧めなかったが、そういう店がなくなってしまった;
あるレポートでは、ハイエンド級のセパレートアンプと普及型のプリメインアンプを同条件でブラインドテストしたら、どちらを使っているか当てられない人もいるし、当てた人も「自信はなかった」という微妙な事らしい;
昔、音楽仲間だった人がその後オーディオにどっぷり嵌っていて、お邪魔したことがある、
アナログ盤はやっていなかったが、CDプレーヤーはトランスポートとDAコンバーターが別体で拘りの製品らしい、アンプも重量級のがサクラ材のラックに置いてある、
スピーカーはデンマーク製で大型のトールボーイ、その足場にはこのような丸砂利を線路の敷石のように詰めた台座があり、スパイクを付けて載せてある、

ほか、太いケーブル類、あと100v電源をクリーンにするというテーブルタップとか、さらに室内の反射音を調整するサクラ材のパネルが何枚かあり、見栄えよく出来ている、吸音効果のあるカーテンなどで余計な反射音を押えれば十分と思うが・・
SPは確かに優秀だが(小さな編成やソロが肥大して定位するのが少し難点)、ほかにあれこれ注ぎ込んだだけの効果が得られているだろうか?;
いろいろやって試すのも面白いけど、音楽を鑑賞するプラスになる程とは思えない、
じつは砂利敷き台は自分も試したことがあるが;床に直置きしても何ら変わりなかった、その頃から余分な物は取っ払うようになった、耳にハッキリ効果があることはやるが「そんな気がする?」程度のことはやらない;
たとえばインシュレーター、SPでもプレーヤーでも下に挟むと良いとかいう。
某有名メーカーから、先にルビーが嵌め込んであるスパイクと受け皿のインシュレーターが出たようだが、こんなの出すとは・・かのメーカーらしくない。
どうでもよいアイテムばかり出てきて、あると便利な製品が出てこない;
筆写個人の感想です -続く-
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category: Low cost audio
F.クサーヴァー・モーツァルトの作品 
2019/05/17 Fri. 10:12 [edit]

Franz Xaver Mozart
作品数は少なく、30歳前あたりで作曲をやめて、演奏活動に専念するようになったそうだ。
ベートーヴェン、シューベルトのように新時代に移行する作曲の仕事はなかったようだが作品には興味深いものが聴かれる。
ピアノ協奏曲No.2変ホ長調
後期古典派というか19世紀らしい作風でフンメルの影響が大きいと思われる、orchはフル編成で、pfソロには繊細な趣きがあるようだ、ピアニストとして鮮やかな腕前がうかがえる。第二楽章も短いが豊かな内容が聴ける、終楽章は付点を持つ弾むテーマで、フンメルらと同楽派のような特徴が出る、pfソロにはやはり冴えたところがある。

you tube:Franz Xaver Wolfgang Mozart - Piano Concerto No.2 in E-flat major, Op.25 (1818)
もう1つはピアノ四重奏曲ト短調、作曲年から14歳頃の作品になる、

pfパート

you tube:Franz Xaver Mozart - Piano Quartet in G-minor, Op.1 (c. 1805)
面白いことに父アマデウスの同じくト短調のピアノ四重奏曲K.478を聴いてみるとそう遠いものに感じない、快調に湧き上がる楽しさは父が上かもしれないが?

pfパート

you tube:モーツァルト: ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 K.478 ヘブラー 1970
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category: その他・古典派
木工芸のリュート 
2019/05/16 Thu. 12:13 [edit]

俗にちりめんモンスターという、下の例みたいにいっぱいいると楽しいけど^^

カニやシャコまで・・
* * * * * * * * *
本題・・
精巧で美しい木工芸品とその匠の技など、nhk「美の壷」などでも紹介されるが、出来上がった物は容器とか手箱のたぐいなど用途は単純な物が多く、実用面で難しい問題は生じない、造型や装飾、素材の味を活かしたところに価値が置かれ、名匠の逸品ともなれば実用より鑑賞の対象として珍重され、大変高価にもなる、実質的価値はどんなものか?良いと思えば良いし・・判断は難しい;
リュート1本作る場合で考えると、木工として最高クラスの精度や技を要すると思う、
細長い柳の葉形に切った薄い板を継ぎ合わせて球面を作る技は地球儀の球を作る技が元になっていると聞いたが、この部分だけでもかなり手の掛かる木工作だ、工法や手順は製作家によって違うらしい、

ボウルはリブの薄い板を曲げ、隣同士ぴたり合うよう調整して貼り合わせる、内面を見ると接合の精度がわかる、補強にテープが貼られるがこれは薄い紙のようだ、

ほかにも精巧な作業が多々ある、
数の多いペグ(糸巻)も1本ずつ具合良く廻るよう調整される、響孔のレリーフも一日がかりの仕事だと聞く、

さらに実用面で、楽器として立派に機能させる技も必要で、大きく分けて2つの難しいハードルがある、これらをクリアした優良品を飾り物にするなんてことはない、
良いか否か判断基準は明確である、実質的価値に対し、べらぼうに高価じゃなく、国内外問わず安いくらいの相場なのが有り難い、(あらゆる楽器がそうとは限らないが)

機能的には使える、価格を押えたリュートも一部出ているが、大幅に手間を省略できない構造だし、どうせなら美しく仕上げないと中途半端で、そこまでの手間がもったいなく思う、
なお、実用価値もない品が今も オークションで行ったり来たりしている、
響孔飾りの欠損が味・・なんてことはない;小幅に競って、これでも高いとこ行った、
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category: Instruments
シュタイアー:A.サリエリ fp con C major ほか 
2019/05/15 Wed. 10:04 [edit]
コンチェルト・ケルンはそうした作品を積極的に録音しているが、手元にあるのはアンドレアス・シュタイアーをfpソロに迎えた、A.サリエリのピアノ協奏曲、

アントニオ・サリエリ、fp協奏曲 ハ長調
アンドレアス・シュタイアー:fp、 コンチェルト・ケルン
1994年 TELDEC
20世紀スタイルの演奏では気が抜けてしまうが、A.シュタイナーのpfとコンチェルト・ケルンの演奏ではびしっと引き締まり聴き応えが出てくる。

you tube:Antonio Saleri 2 Piano Concertos,Andreas Staier & Concerto Koln
ボッケリーニがイタリア時代に書いたようなまさにイタリア流儀の作風に聞こえる、第2楽章シチリアーノの情緒も良い。
器楽作品ではモーツァルトの迸るような楽しさには至らないが、サリエリの本領は多数作曲したオペラ、声楽曲のほうに重点が行くようだ。
歌劇「オルムスの王 アクスール」:序曲

you tube:Salieri - Excerpts from Axur, re d'Ormus (Overture, Introduction to Act 4, Finale)
「同」:アスパーシアのアリア

you tube:Antonio Salieri - Axur, re d'Ormus - Aria di Aspasia - Come fuggir... Son queste le speranze
皇帝のミサ D major

you tube:Antonio Salieri - Emperor mass in D-major (1788)
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category: その他・古典派
夫婦コント 
2019/05/14 Tue. 09:49 [edit]
コント55号は相方の坂上二郎が亡くなり、欽ちゃんひとりで活躍するようになったが、「欽ドン」「欽どこ」「週欽」の3番組を同時期にヒットさせた、
ドリフターズのコント番組も人気が定着したが、やがてメンバーの志村けん単独の番組も作られるようになった、
「欽ちゃんのどこまでやるの( 欽どこ1976-1986)」ではお笑いに出るタイプじゃない感じの女優、真屋順子を妻役で起用、おっとりした雰囲気が欽ちゃんの相手役として何だか相性よくハマり人気が出た、別畑からの起用が成功した例である、
後期からは子供達が成長し、ホームドラマ風になった、

you tube:欽ちゃんのどこまでやるの
この欽どこが終わった翌年から「志村けんのだいじょうぶだぁ (1987-1993)」が始まり、ここでもお笑い畑ではないタレントが活躍し、そういうのがウケた。
志村けんのコントの相手約として歌手でデビューした石野陽子が起用されてブレイクした(はじめは出演が嫌だったらしいが;)志村との相性がいいというか、こんなにツッコミ甲斐があり、可笑しかった女性タレントはほかに記憶がない、研ナオコも就寝コントの妻役をやったがそれを凌ぐ。アイドルでデビューし、恥ずかしそうにやっていた初めの頃が引き付け、いつの間にかアドリブも余裕のコメディエンヌが板に付いてきた、元々得意だったのか人間どこで人気がでるかわからない。
一番笑ったのは「翌朝5時起きコント」だ、かなり動画が挙っているが、毎回約15分でCMなしは結構長く、連続でジャレ合うのは凄い^^

you tube:志村けんのだいじょうぶだぁ けんと陽子の就寝コント 2
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category: 映画・TV・DVD
有田正広(fl):Bach Suite No.2 BWV1067 
2019/05/13 Mon. 10:03 [edit]
管弦楽組曲No.2 BWV1067はめったに聴かないが、有田正広がflトラヴェルソで加わった演奏は時折聴きたくなる、DENONのナチュラルで鮮明な録音も申し分ない、

アンドルー・マンゼ指揮、ラ・ストラヴァガンツァ・ケルン
flトラヴェルソ:有田正広
1994年録音 DENON原盤
No.2 BWV1067のflソロ部分は序曲のアレグロ、ロンド、ブーレー、ポロネーズ、バディヌリにあるが、ほかはvn1のパートと重なっている、序曲のグラーヴェから有田の息づかいとvnのボウイングが緻密に同調した響きが美しい、お互いの音を聴きながら見事に質感を合わせた感じだ、グラーヴェからふっとアレグロに入る瞬間に気品がある、続くロンドではわずかに感じさせるインネガルが絶妙、flソロがないサラバンドではまたflとvnの協調が引き付ける、バディヌリを軽快に演奏して終わる。

you tube:J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調BWV1067 / ラ・ストラヴァガンツァ・ケルン,有田正広(fl) 1994年
当盤には興味深いボーナストラックがあり、カンタータBWV29とBWV146のシンフォニアが入っている、両曲とも原曲がvnソロというのも面白い。
BWV29はお馴染み、無伴奏vnパルティータBWV1006のプレリュードからの編曲だが、オルガンが一貫して原曲を弾き、trp、timp入りのorchが付く、後付けパートなので対位法的に組み込めないが、無伴奏vnの曲にバッハがどんなイメージを持っているか具現化されている。

you tube:J.S.バッハ:カンタータ第29番「神よ、我ら汝に感謝す」BWV29~シンフォニア / ラ・ストラヴァガンツァ・ケルン,クリストフ・レーマン(og) 1994年
もう1曲、BWV146のシンフォニアはチェンバロ協奏曲No.1 BWV1052と同曲(原曲はvn協奏曲)だが、ソロをオルガンが弾き、弦に管が加わる、
you tube:J.S.バッハ:カンタータ第146番「われらは多くの艱難を経て」BWV146~シンフォニア / ラ・ストラヴァガンツァ・ケルン,クリストフ・レーマン(og) 1994年
過去作品の使い回しが多いが、バッハ自身お気に入りの曲なのだろう、バッハの編曲術が聴けておもしろい。
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category: J.S.バッハ
C.アバド:Beethoven Sym No.7(BPO盤) 
2019/05/12 Sun. 08:27 [edit]
久方ぶりにアバドのベートーヴェンSym No.7で、1999年録音、BPO盤を取り出した、全楽章速めで旧盤より時間も短くなっている。

クラウディオ・アバド指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1999年 DG
第1楽章、orchサウンドは全体に軽量、身軽になった感覚で活気に満ちている、長く充実した序奏部があり、模索するように主部の第1主題が現われる、このリズムパターンが楽章の基本因子となる、

[164]から出るvn2とvaはこれを切れ味良くしたもので、ここがくっきり聴けると引き締まる、

低音部や管の響きは明確、弦の内声も聴きやすく、展開部では木管、金管、timpがぐっと押し出して効果をあげる、
第2楽章、アレグレットは木管の和音のあと低音弦は淡々と始める、繰り返しは微かなppで行い、va、vnへとテーマが移るにつれBPOの優美な弦の味わいになる、びしっとした表現も加え引き付ける。
第3楽章、スケルツォは弾むように快活、トリオではtrpとtimpが付点を強調し[477]、高らかにパンチを効かせる、

終楽章、アバドは急速で、セッション録音ながら白熱した緊迫感が伝わってくる、BPOの合奏の上手さはもちろん、きっちり制動のかかった心地よさで引き付けていく。
この盤は通常より少しボリュームは上げぎみがよい、

you tube:Claudio Abbado - BEETHOVEN : Symphonien 7 & 8
14年前のVPOを指揮した録音との違いは明確である。

you tube:BEETHOVEN: Symphony No. 7 in A major op. 92 / Abbado ・ Wiener Philharmoniker
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category: ベートーヴェン
距離2700光年の恒星:大きさ測定 
2019/05/11 Sat. 08:45 [edit]

アンタレス eso/VLTI撮影(距離:約550光年)


左:電波の眼で捉えたベテルギウス アルマ望遠鏡撮影(距離:約640光年)白い部分は周囲より温度が高い、
ベテルギウスがきれいな球形ではなく、瘤のある不安定な形をしているのもわかった。
もっと遠い星の視直径は測れないのか、
ドイツ電子シンクロトロン研究所では小惑星が恒星の光を遮る掩蔽現象の瞬間を捉え、距離2700光年という遠い巨星の大きさを測定した、測定には米・ホイップル天文台にある12m望遠鏡4台から構成されるシステム、VERITAS(ヴェリタスγ線望遠鏡)が使われた、

ヴェリタスγ線望遠鏡:ホイップル天文台
コップ座にある10等星の巨星「TYC 5517-227-1」を小惑星インプリネッタが遮る際の画像を毎秒300枚の高速で撮影、光の解析パターンからこの恒星の視直径が正確に測定できるそうだ、ほかの星の測定も行なっている、

(資料:DESY, Lucid Berlin)
星からの光が水面の波紋のようなパターンを見せる、このパターンは光源の見かけの大きさに依存するので、回折パターンを捉えられれば星の視直径がわかる。
光の解析がマイクロメータの目盛のように、小さなデータを拡大して見やすくしているようだ、結果は0.125ミリ秒角(地球が0.125秒自転する視野角)で、「TYC 5517-227-1」までの距離2700光年から、実際の大きさは太陽の約11倍と計算された。
遠方の恒星でも、およその大きさなら天文衛星ガイアのデータによる、距離、明るさ、色などから推測はできる、実視観測ではないが、今回の「TYC 5517-227-1」等の観測は、遠い恒星の視直径を理論推測ではなく、直接捉えたと言えるだろう、
この測定法には小惑星等による掩蔽現象の稀な機会を必要とする。
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category: 宇宙・天体
A.フィッシャー:Haydn Sym No.101「時計」(2007) 
2019/05/10 Fri. 10:58 [edit]

交響曲No.101「時計」 Hob.I:101
アダム・フィッシャー指揮
ハイドン・フィルハーモニー
2007年 MD+G
当盤はダイナミックレンジを十分聴けるよう、ボリュームは少し上げぎみがよい、
第1楽章、orch.は小編成に聞こえる、序奏はスーっと涼やかな始まりで、あまり引っ張らない(過剰なRitardandoは無意味でじれったい;)、主部は快速でキビキビした主題を印象づける、timpとtrpをがっちり押し出す、弦と重なるflやobも豊かに聞こえ、色合いを出す、展開部は十分な弱奏から豪快にcresc.する、終結前の[332]からhornを勇壮に響かせるのが印象的、

第2楽章、快調なリズムで入る、vnの主題も切れ目をつけすっきり、ト短調となる変奏は鋭く気合いが入る、次に木管とvn1だけによる軽やかな変奏、全休符[97]を挟んで、軽い響きのまま変ホ長調に変え、総奏に突入するのは凝ったアイデア、堂々とした変奏に移って終わる、

メヌエット、フィッシャーはあまり速めず、引き締まったまとめ方、trpの高鳴り、timpの強打が効いてゆっくりめならではの楽しさを出している、
終楽章、快速に行くがよく整い、強奏のパンチが効いて、痛快に巻き込んでいく。

当盤はyou tubeにはなく、全集に入っていた旧盤のみだった、もはや別時代といえる違いなので、ベンジャミン・スピルナー指揮の演奏が近い楽しみだろう、

you tube:Symphony No. 101 in D Major, Hob. I:101 "Clock":
I. Adagio - Presto II. Andante III. Menuet. Allegro IV. Finale. Vivace
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category: F.J.ハイドン
落語:「掛取万歳」 
2019/05/09 Thu. 09:27 [edit]
話は簡単なもので、あちこちに未払い金を溜めた男が銭の工面がつかず、大晦日にやってくる掛け取り(借金取り)をあの手この手で誤魔化して帰すという噺、次々やってくる掛け取り達は皆、何かに凝っている、マニアというやつで、そこにつけ込んで乗せてしまう、相手の好きなのは様々で、狂歌、義太夫、歌舞伎、喧嘩なんてのもあり、最後は三河万歳とくる、
どれも半端じゃない多芸ぶりで応対をする、ここまで器用で労力を惜しまない人物ならツケくらい稼いで返せそうだし、乗せられて帰って行く方も人がいいってのが可笑しい^^
「掛取」は東京では三遊亭圓生(1900-1979年)の独擅場と言われた、さすがに名人技で、義太夫、歌舞伎など本格的、こうじゃないとこの演目はつまらなくなる。

you tube:三遊亭圓生「掛取万歳」
大阪では桂米朝(1925-2015年)が演じ、殆ど内容は同じだが米朝バージョンで楽しませる、西でも名人級の取り上げる演目のようだ。

you tube:桂米朝「掛け取り」
*人間好きなものには心奪われる
これは他の演目でもちょいちょい出てくる、

you tube:桂米朝 「二人ぐせ」
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category: 落語
B.スピルナー:Haydn Sym No.51 
2019/05/08 Wed. 10:52 [edit]
ハイドンの交響曲全集録音を目指していたT.ファイは完成間近の2014年、自宅内での事故で脳挫傷をおこし、復帰できなかったようで、コンサートマスターのベンジャミン・スピルナーが率いて残りの曲を録音している、No.35、46、51とカップリングされた内で今日はNo.51 これも後に取っておきたいような傑作だ、曲の魅力を十二分に引きだそうとする演奏スタイルはファイをよく引き継いでいる、

交響曲No.51 変ロ長調 Hob.I:51
ベンジャミン・スピルナー指揮
ハイデルベルク交響楽団
2016年 Hanssler
第一楽章Vivace、鋭く活気のある動機で始まり、hornのソロに伴い25小節までppでおさめ、[26]小節からffの総奏となる、思い切った対比が指示されている。

消え入るように提示部を終わり、展開部は第二主題で始まる、斬新に引き付けて、冒頭の第一主題に戻る[108]、

ここは疑似再現、それは[117]の転調で気付かせる、その後、弦パートの掛け合いと深みをもった見事な展開となる、再現部も展開部の延長のようだ。
第二楽章Adagioは変ホ長調となり、ひじょうに穏やかな曲相の中で2つのhornは記録的最高音から最低音まで、名人技が要求される、

当演奏は見事に決める、obが間を繋ぎ旋律は簡潔だが美しい楽章にまとまる。
メヌエットの主題はすっきりしたもの、トリオが2つ置かれているのが珍しい、第1トリオはvn1をソロにして引き付ける、第2トリオは再びhornソロが活躍、今度はパッセージの演奏が聴きどころ。
終楽章 Allegro、いかにもロンド主題らしく始まるが、変奏の要素も合わせた巧みな楽章、次はこう来そうだ、という予測どおりにはしないハイドンの機知に富んでいる、hornも大いに活躍して終わる。

you tube:Symphony No. 51 in B-Flat Major, Hob. I:51:
I. Vivace
II. Adagio
III. Menuetto
IV. Finale: Allegro
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category: F.J.ハイドン
昭和のういろう 
2019/05/07 Tue. 09:43 [edit]

袋の中で上手くご飯が炊ける、大鍋の水は適当な水でよいので、飲料水を節約できる、

炊き出しコンロ
米と一緒に梅干しを入れて(紫蘇や梅酢でもよい)炊き込むとご飯の持ちがよく、個人でも炊飯器が使えない状況では役立つ。
これで思い出したのが名古屋名物のういろう、

ういろうは米を使った蒸し菓子で、昔は竹の皮に包んで蒸籠で蒸していた、蒸し菓子はすぐに食べるのが前提だが、青柳ういろうでは昭和43年に、練った材料をフィルムに密封し加熱する製法を編み出した、

四角い魚ソーセージみたいな感じで、開封しないかぎり日持ちする、これで各地へのお土産として成り立つようになった、自分としてはこのフィルム密封したのしか憶えがない、フィルムを切る突起の付いた白いプラスチックのナイフが付いていた、

それでも数日経つと、もっちり感がなくなり硬くはなってしまう、これは美味しくないので、開封前に鍋でフィルムごと芯が暖まるまで一旦茹でる、これで冷めても出来たての柔らかさが戻る、ひと口サイズも個々にフィルム密封なので同様にできる、レンジで(適度に)やってもよいだろう。
青柳ういろうでは「白,黒,抹茶,上り(小豆),コーヒー,ゆず,さくら」と七色揃っているのがお馴染みだったが、現在、ゆずとコーヒーは作られていない、新たに期間限定でマンゴー味が出ているが、特にコーヒー味はもう一度食べてみたい昭和の味である^^


右はハーフサイズで鍋に入れやすい、
ういろうの元祖とも言われる、知多半島名物、生せんべいがあるが、こちらはういろうよりねっちりした歯応えがいいところ、

黒糖と白糖味、ほかに抹茶味がある
これも日が経つと硬くなるので皿に乗せてレンジでいけるかも?
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category: 昭和の記憶
東の志ん朝 
2019/05/06 Mon. 10:32 [edit]
3代目、古今亭志ん朝は東京落語の代表と言えそうな名人だ、噺家にはダミ声の人もいるが、志ん朝は張りのある聞きやすい声、早口でもって滑舌がいい、啖呵切るときは立て板に水、これぞ江戸っ子喋りと言える心地よさ、これだけで引き込まれてしまう。
2001年に肝臓がんで亡くなったが(63歳)、じつに惜しい。

父親がTVでよく時代劇を見ていて「大岡越前」などは一緒に見て記憶がある、悪党相手の捕り物シーンがなく、町人同士のいざこざ、いわゆる民事を奉行が裁く話もあった、こういう見せ方の時代劇はほかになかったと思う。

思えば古典落語のストーリーをアレンジした話が多かったことに落語を聞くようになって知った、当時俳優さんらも落語の人物さながらに演じて雰囲気を出していたのも良い^^
「あたぼうよ」は「あたりめえだ、べらぼうめ」を縮めたと知らない者に教えたり;
中でも「大工調べ」や「三方一両損」には元々落語に町奉行が登場する、そのほか落語には町人同士のいざこざが付きもの、ちょっと筋書きを変えれば、大岡越前が裁く話に出来て面白い一話になる、「井戸の茶碗」、「芝浜」などもそうだった。
何だかその相乗効果で江戸の古典落語が面白くなった、台本が上手く練られていて中国や日本に伝わる説話なども引用され、話としてまとまりがよく、さらりとしたオチで終わる。
さすが、志ん朝は動画でも多く紹介されている、

you tube:古今亭志ん朝(三代目)
大工調べ 二番煎じ 井戸の茶碗 そば清
芝浜 三方一両損 真田小僧
真田小僧などわかりやすい傑作だ、
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category: 落語
昭和のマーガリン 
2019/05/05 Sun. 10:35 [edit]
ネオソフトなど、冷蔵庫から出してすぐパンに塗れるマーガリンが登場するずっと前、バターの代用品として出たマーガリンだが、昔は動物性油脂で作られていたようだ、

この頃のマーガリンは塩分を多めに含ませてあったので、その塩味がなんとも良かった、
硬いので焼きたての熱いトーストに塊ごとゴシゴシ擦り付けていた、マーガリン側にはいつも擦り跡と焦げたパンくずが着いていた^^

食パン専用のトースターで、ちょっと焦しすぎちゃった味も懐かしい^^;


名古屋周辺では朝、喫茶店に行くとモーニングサービスがあり、略して"モーニング"と言う、普通にコーヒーを頼むと、トースト、ゆで卵、サラダ、果物などがコーヒー1杯の値段で付いてくる、これがどの店でも常識で、腹がすいていないときは「モーニング抜きで」と頼む、
このサービスは広島と名古屋が発祥だと聞くが、今、全国的にどうなのだろう?
地元喫茶店のモーニングに付くトーストは厚手の食パンに十字の切れ込みをつけ、あの塩味マーガリンをたっぷり染み込ませてある、

業務用なら今もそういうマーガリンがあるようだ、

普通に買えるマーガリンを塗ってちょっと塩をかけりゃ同じか?練り込んであるのと、上からかけるのと違う気がするけど・・
マーガリンにジャムを上塗りするのが好きで、市販の苺ジャムは味を緩めてあって食べやすいが、昔、自家製のジャムを何度か作り、ストレートに苺臭い風味が美味しかった、


材料は苺と砂糖だけ、小粒の安い苺を多めに買って、鍋に適量の水で潰しながら煮込む、水が減って粘ってきたら砂糖を入れる、少しゆるいようでも冷めたら粘りが増す。
色、香り、味が濃い、野性味をおびたアクもあり、酸味と砂糖がぶつかり合う味がなんとも良い、旬は過ぎたがまた作りたい。
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category: 昭和の記憶
E.ギレリス:Brahms Piano Con No.1(LP) 
2019/05/04 Sat. 09:25 [edit]


メインアンプのトーンコントロールも反映されて一石二鳥v
今日はエミール・ギレリス:pf、オイゲン・ヨッフム指揮:BPOで、ブラームス pf協奏曲No.1 ニ短調、

Emil Gilels, Piano
Eugen Jochum, conductor
Berliner Philharmoniker1972年 DG
この録音はバランス的にやや低域が引っ込んだ感がある、こういう時こそ、トーンコントロールの"BASS"で補強する、サブウーファーも連動して、pfもorch.も奥行き感が豊かになる、

第1楽章、「不沈艦」に例えられそうな第1楽章、じっくりテンポで始まり、前奏部は悠然と進むが、弦は常にしなやかで距離を置いた雄大さに感じる、ノクターン風のpfソロが始まる、アゴーギク、強弱法などあまりロマンティックな表現に陥らず、整然とした感覚、[110]からのトリルは誰よりも鋭くパワフル、

"鋼鉄の指"と言われるギレリスの技が光る、展開部は一段と彫りの深い構えだ。
第2楽章、極めて弱奏を用い、BPOの弦楽が滑らか、pfソロの始め、

跳躍するところは天に向けて小声で呼びかけるようだ、そのあと[20]アウフタクトからの弦楽が一際神秘的、ppゆえに[20]の不協和が印象強い。

終楽章はロンド形式、古典派協奏曲を継承する要素が大きい、ブラームスらしい印象的なロンド主題、間の副主題も多彩だが、ここは速めのテンポで追い込んでくる、
予期せぬところで、ロンド主題を使ったフガートも入る、

スケールの大きな演奏に相応しく、ここはぐっと弱奏に控えて引き付ける。

you tube:Emil Gilels plays Brahms: Piano Concerto No. 1 In D Minor
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category: ブラームス
タケノコ掘り 
2019/05/03 Fri. 11:16 [edit]
昨日は自治会役員OBが集まって竹の子掘りをやった、良く晴れて心地よい風もあり暑くはならなかった。レンコン、ヤマイモ、タケノコ等、収穫がしんどいわりに特別美味しい、ってものでもないが^^;まあ季節の味わい、

専用の竹の子鍬もあるが、小振りなツルハシなど使ってってもよい、

まず、少し顔をだした竹の子の周囲を掘るが、周りに根が張っているので簡単にはいかない、根元のちょうど良い位置を狙って鍬の刃でズバっと切る、

でも30分ほどで、うちで食べる分とお隣に分ける分が採れた、
あとは皆で昼食会、これがメインというか^^
竹の子はアク抜きなど、食べるまでの下準備が結構手間なので、せめて上手く料理したい、
うちでは酢味噌和えや煮物をよく作る、竹の子飯はあまり作らないかな、

参考画像
煮物はフキ、油揚げ、角麩など一緒に煮る。
そういえば竹の子の根元側の硬いところが好きという人もいる、また「えーっ」という話^^
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category: 時事・雑記
今村泰典:Bach リュート作品集(新盤) 
2019/05/02 Thu. 08:56 [edit]

今村泰典:バロックlute
2015-2016 NAXOS
旧盤は1991年、Etceteraレーベルに録音しており、ここでも紹介したが、旧盤からして他に例のない完成度高い秀演であった。

旧盤 1991年、Etcetera
今村氏は鍵盤も弾くので、開放弦のみで旋律を弾くバスも含め、全声部の音楽的処理に手が行き渡るのが当然なのだろう。
使用楽器は
*ホセ・ミゲル・モレーノ作 13コース:BWV1006a、BWV997、BWV999、BWV1000、
*ホセ・ミゲル・モレーノ作 14コース:BWV995、
*ヘンリック・ハーゼンフス作 13コース:BWV996、
以上のように使い分け、各曲に適した調弦法を設定、原曲に忠実な演奏をしている、また秀逸な録音で、各楽器の特性も明瞭に聴き取れる、
パルティータ BWV1006aとBWV996より終曲Gigueを挙げる、

BWV1006a:Gigue(楽器:J.M.モレーノ)
you tube:Lute Partita in E Major, BWV 1006a VII. Gigue
BWV996:Gigue(楽器:H.ハーゼンフス)
you tube:Lute Suite in E Minor, BWV 996: VI. Gigue
PC用の小型SPではわかり辛いが、モレーノ作は絶対的に音量があり余韻は短めの特性がある、楽器を見たことがあるが響板は非常に薄くスピーカーのコーンを思わせる、プロ活動には有用だが、耐久性では問題があり、償却資産といったところか?ハーゼンフス作は音量は譲るが余韻の美しさは格別のようだ。
BWV995は特筆で、今村氏ならではの力量で充実した演奏が聴かれるが、1曲ごとについてはあらためて書いていきたい。
これほどの優秀演奏を聴いても、他の演奏に聴き甲斐がないわけではない、例として2つ、
まずはK.ユングヘーネルのluteでBWV1006aのGigue、

you tube:JS Bach Complete Lute Works,Konrad Junghanel
わりとアバウトで豪快にリュートを鳴らす演奏だが、Gigue楽譜の色で示したところ、

付点が付いたような、少し間(ま)を置いたようなリズムの取り方が活き活きとした感覚で引き付けずにおかない、
次にM.ダゴストの演奏、ホプキンソン・スミスに学んだ人で、今村氏と同じ門下である、ちょっと共通した面も感じられるが、同じくBWV1006aのGigue、

J.S. Bach: Complete Lute Music: Mario D'Agosto (lute)
とてもゆっくり、しかしその分、音楽的流れを細やかに味わえるようだ。
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category: J.S.バッハ