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Micha: Classic音楽・Lute・宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学の話など

リュート弦の変遷  

モダンのクラシックギターは①~③がナイロン弦、④~⑥を巻弦、というのが長く定着して、現代は楽器も(曲も)これを張ることを前提に作られているだろう、 
リュートは昔どおりに楽器を作れば、ガット弦を張るのが正しいという理屈になるが、現代の演奏会で使うには扱いが困難である、弦数が多いだけにピッチの安定が望まれるが、ガット弦は羊腸の乾物で、オイルを含ませてはあるが湿度の影響が著しい、真夏と冬に同じ弦を秤にかけると重さが違う;
20140215.jpg軽量精密秤
長くリュートをやってきた人には、弦の変遷があると思う、はじめはギター弦と同質のナイロン、巻弦しかなかった、ナイロンは温度に敏感で特に冬は扱いづらい、
巻弦は倍音も多く出るので、オクターブ弦と帯域が重なり賑やかな音を発していた、以前はこんなものだと思っていたが、倍音の少ない低音だけ出る弦とオクターブ弦のコンビネーションで、落ち着いた深いバス音が出る、これぞリュートのバスだ、と感じた、
image.jpg
イメージ:巻弦は余韻が長く瞬発力が弱い
時折、ガットも試しつつ・・自己流に"弦"以外からの代用品を試すことも多々あった;
イタリアのAquila社が積極的に新素材を開発していき、ユーザーを巻き込んだ試行錯誤があり、製造中止の製品もあったが、徐々に実用性を高めていった、
近年、待望だった低音専用の素材が開発されたが、
20181210.jpgローデドナイルガット
20181210b.jpg
これも出初めは低いテンションにも関わらず切れてしまった、
20181230.jpg
低音弦が切れるなんて前代未聞で笑ったが、改良されて問題なくなった。この弦が出来る前は、大型魚用のフロロカーボン(PVF)釣り糸が低音弦に使えるとわかり、同素材の弦がサバレス社からも出ている、これは絶対切れない^^;
201705030.jpgkf95a_2019070110065925b.jpg
この釣り糸は質が硬いのと柔軟なタイプがあり、柔軟タイプがちょうど良い。
manyu rmanyu b
右の青ラベルは硬すぎて使えない
このナイジェル・ノースの演奏、低音弦はPVFのようだ、
n north lute
you tube:Bittner, Suite in g by Nigel North
プロ奏者の使う弦をみても、行き着くところは同じで面白い、
20180513.jpg

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category: Lute

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