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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

発酵と腐敗  

動植物が細菌によって分解されるのを腐敗というが、これが生態系の循環に欠かせない、もし地球外に生命をもつ惑星があったとすれば、やはり腐敗という行程がなければ生命界は成り立たないだろう。 
Rotten apple
発酵も腐敗の1つと言えるが、分解によって有害物資を出さず、風味を良くして消化吸収も良くするなど人間に都合の良いものだけ「発酵」と言う、発酵菌は優勢で他の雑菌を駆逐してしまうので、悪い腐敗の防止にもなる。

納豆は関西では敬遠されるそうだが、近年はその傾向は減ってきているらしい、納豆の起源は諸説あるが、茹でた大豆と稲藁が出会って誰かが気付いたものと思われる、ネバつくし、よい匂いでもない、「腐っている」に他ならないと思えるが、食べられると気付いた人は凄い、
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納豆菌が豆のタンパク質からグルタミン酸をつくり、うま味成分とネバつきになる、納豆は茹でた大豆に稲藁を少し被せるか、市販の納豆を少量混ぜて通気をよくした器に放置すれば簡単に作れる、枝豆や黒豆で作ってみるのも面白い。

日本酒や味噌などはコウジカビを使うが、パンや餅を放置した状態で自然に発生するカビの一種だそうだ、日本酒造りには2段階の発酵を要する、コウジカビを培養し、乾燥させたものを種麹として、日本酒の仕込みの際に使う。コウジカビの働きはデンプンをブドウ等に変えるところまでで、この段階が甘酒である、さらにブドウ等をアルコールに変えるのは清酒酵母という菌株である、化学分解では必ず熱が発生して、菌の活動を促進する。
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清酒酵母は自然界に多種存在し、昔は代々酒蔵に住み着いている「蔵つき酵母」が混入して自然に酒を造っていたが、近代は酒造りに優れた清酒酵母を培養して用い、安定した品質の酒ができるようになった。
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ワイン(葡萄酒)の起源は紀元前からで相当古いらしい、葡萄の実を放置しておくだけで、発酵してアルコールが香ってくるので、誰もが気付いただろう、葡萄の実にはすでにブドウ糖が出来ているので、あとはアルコール発酵のみでよい、葡萄の実の皮には天然の酵母菌が付着しているので、そのまま搾って樽で保管すれば自然に発酵してワインになる、現代では培養した酵母を使い、品質の安定化も図っているそうだ、葡萄の収穫はハーベスターという収穫機で短時間で大量に収穫できるが、
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この葡萄は酵母菌を落さないよう、洗浄はしない、よって農薬の使用も制限がある、葡萄にも様々な虫がつくし、土埃も被っている・・
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これらの成分も引っくるめて、あの芳醇な味と香りになっているのだろうか^^;
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category: 時事・雑記

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A.フィッシャー:Beethoven Sym No.3「英雄」  

アダム・フィッシャーはついにハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの交響曲全集録音をやり遂げた、ハイドンの全集はさすがに年数がかかり、発展途上のためやむを得ない部分もあるが、その後は円熟期の内容だ。ベートーヴェンは2016年から2018年にかけて、デンマーク室内Oを指揮したセッション録音、 
A F be Box
デンマーク室内Oは2015年から独立した団体となったが、それまで、デンマーク放送所属の「デンマーク国立室内管弦楽団」だった、2013年からベートーヴェンSym全集の録音が企画され、始まったらしいが、デンマーク放送が何らかの事情で中止してしまい、独立後にあらたに録音されたとのこと、

始めにNo.3「英雄」から聴いてみた、
室内編成のorchでベートーヴェンSymを録音するというのはかつてN.アーノンクールが行なった、C.アバドも最後のBPOとの録音は編成を幾分小さくしたものと思われる、古典派的位置づけでorchの物量感を用いずに表現するのが主流になってきたようだ。
当盤はフィッシャーらしく、新しいアイデアを盛り込んだ楽しみが溢れている、
第1楽章は快速で、鋭い踏み込みと涼やかな横の流れを組み合わせる、緻密な強弱法の設定で引き付け、超弱音からのcrsc.が奥行きの深さ十分に聴かせる、快速で歯切れがよいと、こうしたsfの連打[128~]もじれったくなく、心地よく運んでいく、
sc01 124
第2楽章、葬送行進曲、淡々とした面持ちで開始、弱奏の中に十分な緊迫感を持たせる、[114]からvn2がフーガのテーマを始める、
sc02 113
[121]からvaとvcがユニゾンとなった響きにclの重なりが印象的で魅力である、
sc02 119
第3楽章、スケルツォは期待通り、ひじょうにキビキビした切れのよさ、押しては引く強弱も効果的、トリオのhornはナチュラルらしい、豪快さを聴かせる。
終楽章、あまり力まず始めるが、すぐエネルギッシュに巻き込む、パッサカリアに近い変奏曲だが、対位法的な内容が多く充実している、[44]からは弦を1人ずつにしている、
sc04 41
ハイドンの演奏でも効果をあげた室内楽の響きだ。
you tubeは連続で聴ける、
a f be sym3 you
you tube:Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55 "Eroica"

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category: ベートーヴェン

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トワイライトゾーン  

トワイライトゾーンは夕日、朝日の時間帯のほかに「不可思議」や「超常現象」が起こる場所などを指す意味としても使われる、
我々が見たことのない、異様な存在に遭遇したときのイメージとして、同世代の人はこの音楽が耳にすり込まれたであろう、バディー・モローの「トワイライトゾーン」、 
twilight zone you
you tube:Twilight Zone
かつて民放ではUFOやUMA、超常現象の特番がよくあったが、今はNHK-BSプレミアム、幻解!超常ファイル「ダークサイドミステリー」で同様の題材を扱っている、NHKらしいまとめ方だがファンサービスというか、あの民放のタッチ、雰囲気もあきらかに再現している、矢島正明氏もナレーションで登場した^^
NHK:幻解!超常ファイル「ダークサイドミステリー」より、
nhk d m you
you tube:幻解!超常ファイルSP「アメリカUFO神話に迫る!」
日本テレビ:木曜スペシャルより、
mokusupe.jpg
you tube:木曜スペ「 緊急報告!! UFO 最新極秘情報 宇宙人は実在した! 」
ところで、地球以外にも生命が存在し、人類を超える知的生命も必ずいるだろうと、多くの科学者が考えるのは「現に地球が存在している」ことが一番の根拠になる。
多くのUFO目撃の内に一部でも真実があるとしたら、太陽系外からの訪問者になる、彼らは空間の仕組みを解き明かし、空間を飛び越して航行するテクノロジーを持っていなければ何十、何百光年?という距離からやって来ることはできない。
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1958年1月16日撮影、ブラジル海軍省公認の写真、海軍観測艦アルミランテ・サルダナ号から撮った岩礁上空の飛行物体、当時の新聞の1面に載ったのを憶えている、詳細
また地元の航空自衛隊に勤めていた知り合いに、パイロットが操縦席から撮ったという写真を何枚か見せてもらった、
ufo01_20190829093346963.jpg近似写真
彼らはこんなのは上空でしょっちゅう見ているとかで、銀塩フィルム時代の生写真だった、

今まで系外惑星の探査で発見した多くは、主星のすぐ近くを廻る惑星が殆どで、ホットジュピターあるいは先日記事にしたM型矮星を廻るスーパーアースのたぐいのようだ、
k2_20190829093339a66.jpg
公転軌道半径はすべて太陽系の水星軌道より小さい
太陽系も普通なら木星が太陽の近くを廻るホットジュピターになるか、太陽に落下するというありふれた結末となるところ、良いタイミングで土星が形成され、木星と軌道共鳴を起し、共に太陽から離れた軌道に移っていった、太陽に近い領域に残された少ない材料で地球を含む小さな惑星ができたと考えられる、
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*大きさ関係のみ比較
中でも地球は太陽から適度な距離で大気を留めておける重力をもつが、強すぎず、生命は陸に上がって文明を築くことができた。地球とよく似た好条件をもつ系外惑星は今のところ確認されていない、地球とはタイプが違うが、M型矮星を廻る惑星は発見しやすく、生命存在の可能性が期待されるが、先日の記事:黒い系外惑星のように大気が失われている可能性もある、

宇宙初期には頻繁であった大規模な銀河衝突も惑星系に大きな被害をもたらすらしい、我々の天の川銀河は銀河団の外れにあるそうで、
potw1747b.jpg
おとめ座銀河団
大型銀河の衝突で銀河全体がかき乱される頻度は低かったとみられ、
arp_148.jpg
衝突銀河:Arp 148
長期に渡り穏やかだったのが生命の惑星にとって幸運だった、という説もある。

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category: 宇宙・天体

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弦素材によるピッチ変化  

リュートなどの弦楽器は弦を指板(フレット上)に押さえ込む際にも僅かにテンションが上がり、ピッチも上がることになるが弦の材質によってこの度合いが違う、また同素材でも太くなるほどハイポジションでピッチが上がり、最も顕著なのがガット弦で、次いでフロロカーボンになる、これは前にも書いた、弦が硬質のため生じる不振動部分も加わってくると思う(この影響のほうが大きいかな;)、 
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実質、弦長が短くなる
密度が高そうで硬質なキルシュナー製のガット弦は特にその傾向が強い、
gut ku
リュートのフレットが固定でないのは、適正な音程が得られる位置へ動かすためだが、直線状態なので全てに対応できず、妥協点を探るしかない、傾斜をつけることもある、
太い弦,細い弦がセットになったオクターヴ調弦で、開放弦を弾くだけの低音コースなら問題ないが、押弦する6、7コースあたり、ハイポジションほど2本の弦のピッチ差(低音弦のほうが高くなる)が大きくなり、こればかりは打つ手がない、
weiss prelud d moll
S.L.ヴァイス Prelude d-moll
こういう箇所は多くはないが;
この問題が殆ど生じないのはローデドNYLGUTと巻弦で、柔軟な性質の弦である。

13コースluteに張っていたローデドNGは品質改良後の製品で、長く切れずにいたが、10コースが先日切れた(ナットとペグの間の位置)、調弦のたびにストレスがかかり疲労が起きるのだろうか、別の糸を繋いで使えるのでこのまま様子を見る。一応メーカーは「4kg以上のテンションは避けるように」と言っている、その後のローデドNGはさらに色が薄くなり、改良が加わっていると思われるが、6~8コースに使う細めのは今も濃いエンジ色で、材質に問題なさそうだが、どうも10、11コースあたりに使うのが切れる、
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初期のローデドNGで11コースが切れた様子
いつ切れるかわからないというのは不安である、また切れるようなら、元のフロロカーボンに戻してもよい;これは絶対切れない^^
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しかし、弦長の短い楽器にはローデドNGが欲しいところだ;

PS. 何時切れるかわからない・・といえば
*オーケストラでコンサートマスターの弦が演奏中切れたことがある、この時も隣の奏者のvnと交換し、あとは順に後ろの奏者の楽器と交換していく、
*荘村清志氏が10弦ギターを使っていた頃のコンサートでたしか⑨弦が切れた、演奏には支障ないので弾き続け、曲が終わって、「よくある事です」と言って張り替えに行った、

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category: Instruments

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マカロニ・ウエスタンと音楽  

1960年代から製作され、日本でも人気だった、イタリア製西部劇、日本名:マカロニ・ウエスタンだが、今も観てみたいと思うのはクリント・イーストウッドほかアメリカの俳優を起用した作品で、音楽はエンニオ・モリコーネが最高。イーストウッドが最初に主演した「荒野の用心棒」の脚本は黒澤明の「用心棒」そのままだが、大ヒット、 
荒野の用心棒 場面付き
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you tube:「さすらいの口笛 Titoli~荒野の用心棒」サントラ
この頃からC.イーストウッドの吹き替えは山田康雄氏、と固定化された、
続く「夕日のガンマン」は賞金稼ぎのライバルで、リー・ヴァン・クリーフが登場、吹き替えは納谷悟朗氏で半悪党風の味がじつによい、
you 01
you tube:夕陽のガンマン テーマ
次に予算を投入した「続・夕日のガンマン」が製作され、主要キャストを、
ブロンディ(いい人):クリント・イーストウッド
ハゲタカ(悪い奴):リー・ヴァン・クリーフ
トゥーコ(汚ねえ奴):イーライ・ウォラック
の3人立てにした、トゥーコ(ウォラック)の吹き替えは悪役の声でお馴染み、大塚周夫氏だが、言語音声を聞くとウォラックそのままと言えるほど声がそっくりなのだ^^!
*ショーン・コネリーの声も吹き替えの若山弦蔵氏と非常に似ていたのを思いだす、
続・夕日のガンマン:音楽ライヴ
you 02
you tube:The Good, the Bad and the Ugly - The Danish National Symphony Orchestra (Live)

以上の3作で一躍スターとなったC.イーストウッドはその後さっそく本国アメリカで制作された西部劇「奴らを高く吊るせ」に出演、彼がカウボーイハットで拳銃持てば、当然イメージそのまま、このテーマ曲はイタリアでアレンジされた、Hugo Montenegro楽団によるもの、これも"マカロニ"曲集に入れられていた^^本作では保安官だが、やがて刑事へ・・
you 03you 03b
you tube:奴らを高く吊るせ

不敵でぶっきらぼうな役柄はその後のダーティハリー・シリーズへ繫がる、
やはり拳銃はリボルバーが似合う^^
D H
you tube:ダーティハリー・あの・名台詞を山田康雄

ところで、マカロニ・ウエスタンは他の映画やドラマに影響を与えた、日本の「必殺」シリーズの音楽は平尾昌晃氏の作曲でメロディは和風だが、同じ乗りである。
you 04
you tube:必殺!BGMメドレー いざ、出陣!!!

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category: 時事・雑記

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落語:「代書」  

昭和の初期に作られた落語というのは古典か新作か? 内容からするともう古典というイメージで、昭和もすっかり昔になった、この「代書」という話を作ったのは米朝の師匠、桂米團治だそうだ、米朝はやる人がいなくなった古典落語を復活させてきたが、これもそのたぐいの演目になりそうだ。桂米團治は一時、落語をやめ、代書屋をやった時期があり、その経験を元にした、当時の新作落語になる、役所等へ提出する法的な書類を不慣れな人に代わって作成する、司法書士のような仕事で、今も通称、代書屋さんで呼び名だけは残っている、地味な話にも思えるが、これを聞くと、昭和初期の世情が伝わってくるし、この時代に成り立つ意外な笑いどころがあって面白い、
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you tube:落語 桂米朝 代書
この話は面倒な客3人が代書屋を訪れるが、3人目の客は朝鮮半島の人で妹の渡航証明が必要で尋ねてきた、当時は向こうにも戸籍があった、
戸籍謄本では死んだ人がまだ生きている、「死亡届け出さなかった」そうで、代書屋は「届けを出さないと遺体の始末が認可されないはずだ」というが、「その人、虎に食われて死んだので、始末要らなかった」という; また肝心の妹(18歳)が載っていない、「まだ出生届出してない」とか;嘘か本当かすごくいいかげんな話;オチもうまくひねってある、

もう一つ、桂枝雀、客は最初の1人目に絞られるが、十分過ぎるほど面白い、
sijaku.jpg
you tube:桂枝雀 Shijaku Katsura 代書屋 落語 Rakugo
土地家屋測量士と言っているが、正しくは土地家屋調査士である、米朝の話の3人目が出てくるともっと面白そうだが、

しかし韓国は近年、戸籍制度を廃止している、差別問題など戸籍が個人によっては不利益になるという事情だそうだ。
日本の戸籍は時代に合わせ、変化してきた、昔は家単位で、戸主(こしゅ)を定め一家全員載っていた、子が家督相続すると戸主が代わった、本籍はその家のある場所であった。
今は住所地と本籍は別である、戸籍は夫婦単位で作られ、妻の姓で婚姻してもよい、戸主は「筆頭者」に変わった、子は婚姻すると戸籍を出るので孫は載らない。相続等の際に身分、血縁関係を証明するのに戸籍が必要で、本籍は住所地以外でも実在する場所ならどこでも置ける、本籍を定めるのは、どこの役場で戸籍の証明がとれるようにするか、の選択に過ぎない、番地まで定めるのは戸籍を特定する表示にするためである。本籍地を変えるだけなら転籍届でできる、他の市区町村へ移動する転籍をすると新たに作成する役場では既に戸籍から出て「除籍」となった人は記載しないなど不要な情報は消えていく。
madoguchi.jpg
外国人と婚姻する場合、当人の本国法も関わってくるので、添付する証明書類も様々異なる。

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category: 落語

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水周り補修工事  

きょうはこんな話で恐縮; 
故障してまるごと取り替えることになった1階のトイレ一式、取り外しは済んでいたが、ようやく新しいのを設置してもらった。それまで、いつもの癖で、何も無い1階トイレのドアを何度も開けてしまった^^;(カミさんも) 2階のトイレは昼間クソ暑い;
toto 1
今度は立ち上がってしばらくすると自動で水が流れるという機能が増えた、任意に水を流すのもリモコンのスイッチで行ない、見慣れたこのレバーが無い、
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リモコンは電池だが、仕掛けを作動させるのは100v電源、停電のときはどうするのか?
toto 2
ネットで調べて、手動レバーが隠したようなところにあるとわかった、
TOTO.jpg
機種が多くて取説を探すのも手間取った;こういうのは一目でわかるようにしてもらいたい、
ペーパーホルダーだけは懐かしい"National"のまま、
national.jpg

また隣にある洗面所の床が歪んでいたので、はり替えることになった、フロア材の下は薄板を貼り合わせたベニア合板で、水濡れが続くとヘタってくる;
Veneer.jpg
洗面台をどけないといけない、洗面台も古いので、新品に替えようってことになった;
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次に置く機種と水道の引き込み、排水口の位置を具合よくしておく、この際にやれる事は一緒にやっておいたほうがよい、ということで、工事が次々に拡大^^;

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category: 時事・雑記

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黒い系外惑星  

2018年4月に打ち上げられた系外惑星探索衛星:TESSは太陽系に近いG型主系列星、K型主系列星および赤色矮星(M型矮星)、合わせて約50万個の恒星を対象に、それらにある系外惑星を探査中である、惑星が恒星の前を通過した際の減光で捉える「トランジット法」だ、 
tess 01tess 02
系外惑星探索衛星:TESS、4つの広角望遠鏡を持つ
発見した系外惑星の一つ、「LHS 3844 b」はインディアン座、約48.6光年にあり、大きさは地球の1.3倍ほど、主星は暗い「M型矮星」である、
H R
HR図、ちなみに太陽はG型主系列星である
米・ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのLaura Kreidberg氏らは、スピッツァー宇宙望遠鏡でLHS 3844 bが発する赤外線を検出、この惑星は潮汐ロックで常に同じ面を中心星に向けている、観測結果は昼側と夜側の間で熱は移動しておらず、熱を運ぶ大気がない、表面が岩石の惑星と結論づけた、
主星に極めて近いため、主星の放射線や恒星風で大気は剥ぎ取られる。
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(上)地球から見たLHS 3844 bの動き、主星の周りを11.1時間周期で公転していて、定期的に主星の手前を横切る。(下)主星と惑星を合わせた光度の変化、惑星が主星の手前を横切る(3)と、光度が5%ほど暗くなる、また、惑星が主星の奥側を公転する間(6~12)は、「昼側」の面が地球から見えるため、わずかに明るくなる、このときの光度曲線の形から大気の有無を判定できる、【資料:NASA/JPL-Caltech/L. Kreidberg (Harvard-Smithsonian CfA)】
また、この観測によるLHS 3844 bの表面の反射率から、この惑星の表面は非常に暗く、玄武岩に覆われているとみられる、
LHS 3844 b
LHS 3844 bの想像図:表面は暗い色の溶岩が固まった岩石で覆われている、大気はないとみられる、【資料:NASA/JPL-Caltech/R. Hurt (IPAC)】
地球を廻る月も地球に潮汐ロックされているが、月の太古の火山活動で流れ出た玄武岩で「海」と呼ばれる黒っぽい部分が出来た、重力の影響が強い地球に面した側に海が多い、
moon.jpg
これと同じことが惑星:LHS 3844 bと主星:LHS 3844との間で起きているのではないかと推測されている、地球から見るLHS 3844 bの反射光は常に黒っぽい側の反射になる。

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category: 宇宙・天体

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動物動画:バックナンバー & New  

動物ちゃんの面白かった動画を集めてみた、

まず、奇士さんのブログで紹介されたのを2つ、 
子猫は逃げ出すのではない
cat and dog
imgur:No Barrier to Friendship!

あくまで猫が上の立場
cat food
imgur:Sharing is caring
↑この猫、毛柄が原種のリビアヤマネコに近い!
African-wildcat.jpgリビアヤマネコ

雉子に餌を譲る
cat and pheasant
you tube:Buster(cat) and Pheasant
雉子がキャットフード?を食べるのが意外!

クッキーを食べやすく割って、
Parrots.jpg
you tube:オウムは他のグレーと食事を共有
足を手のように使う鳥、ほかにいたっけ?

ネコ声で話しかけるオウム
Parrot and cat
you tube:when parrot disguise in cat group
猫達の反応を面白がっているのか^^

水飲み場で、
Crow.jpg
you tube:水道の栓ひねる「天才」カラス
水量も調節、

スノーボードで遊ぶ、
snow board
you tube:Crow Snowboarding Roof
人がやるのを見て憶えたのか、代りになる道具も見つけ、
羽をフラップにして減速している!

カラスが猫をおちょくるのはよくある、やはり猫の反応が面白いのか^^
crow and cat
you tube:谷中猫400態-No376「カラスと猫」/Crow and cat
猫がにらむと顔をそむける、

同様に人間も猫をからかうの大好き、
hole.jpg
you tube:【トリックアート】猫にドッキリを仕掛けてみた
カメラの視点ではだまし絵だが・・人間がおバカになって楽しむことも^^

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category: 時事・雑記

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J.M.クラウス:作品集(5枚組)  

ベートーヴェンの弟子で、ピアノのエチュードで有名なカール・ツェルニーは著書や教授活動で優れた人だったが、ピアノ協奏曲を聴いたところ、確かに優秀でよく出来てはいるが真面目すぎて、はじける面白さがない;兄弟子のフェルディナント・リースは結構いける、
「作曲」で残る人は限られてきそうだ。
 
ヨーゼフ・マルティン・クラウス(1756-1792)はグスタフ3世の元で活躍した「スウェーデンのモーツァルト」と例えられるが、だいぶ作風は異なり独創性が強く、優美な趣きもあり、はじける要素は十分、無名の一群に埋もれさせる人ではない。
j m kraus
Joseph Martin Kraus
クラウスの作品はNAXOSがシリーズで出したのが復興に貢献したとされるが、W.エールハルトはそれより前から優れた演奏で録音を手掛けている、NAXOSのシリーズは数こそあるが粒揃いではなく、20世紀半ば風の古いスタイルの演奏者もあるので、選ぶ必要がある;
CAPRICCIOレーベルから出ていた、コンチェルト・ケルンゆかりのW.エールハルトほか、flのM.サンドホフ、シュパンツィヒSQなどによるクラウス作品の名演をまとめた絶好の5枚組アルバムがお買い得で出ている、(1枚ずつ集めたお気に入りが全部入っている^^;)
kraus cd 01
TUWER RECORDS amazon
内容に相応しくオシャレな表紙、他のレーベルからも良い演奏は出ているが、当アルバムを凌ぐものはないと言える、

you tubeでいくつか曲目を拾ったが、当アルバム以外からも好演を一部挙げる、
まずは劇附随音楽「オリンピエ」より序曲、これを聴いたとき、"有名作曲家"レベルの才気を感じ、他にもいろいろ聴いて、ただ者じゃないと思った。
you 01
you tube:Joseph Martin Kraus: Ouverture zu der Oper "Olympie"
演奏は本当に気が抜けない、0.何秒の絶妙なデュナーミクだけで、音楽の活力が変る、

次に交響曲を1つ、変ホ長調 VB.144
you 02
you tube:Joseph Martin Kraus (1756-1792) - Symphony in E flat Major
メヌエットはなく、両端楽章はポリフォニックな書法で充実、シチリアーノ風の緩叙楽章の旋律美も一流、

声楽曲で、カンタータ「春」より、アリア
Sop:ジモーネ・ケルメス
you 03
you tube:Joseph Martin Kraus - Cantata "La Primavera", VB 47
緩叙部分を挟むがソプラノのコロラトゥーラの技巧はヴァイオリン協奏曲を思わせる凄さで、カデンツァも入る、これはモーツァルトと同系でイタリア風の作品、

室内楽でフルート五重奏曲 ニ長調 VB 188
マルティン・サンドホフ:fl、シュパンツィヒSQ
you 04
you tube:Flute Quintet in D Major, Op. 7, VB 188:
I. Allegro moderato II. Largo III. Finale. Con brio
fl協奏曲風の響きにもなるが、各パート対等で緻密な室内楽の書法、第2楽章は充実した変奏だが、主題にはクラウスが生い立ちのどこかで身につけたような、独特の趣きの美しさがある、終楽章は快活な運びに緻密なパートの掛合いがある。
以上、新時代の優れた演奏でこそ、良さがわかる、

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category: J.M.クラウス

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W.エールハルト:J.F.X.シュテルケル Sym No.1 & 2  

昔も今も、古典派の人気作曲家といえばW.A.モーツァルトが一番だろう、 
この3分程度の「Ave verum corpus」を聴いただけで、天からの救いの声ような、
you 03
you tube:King's College Cambridge 2011 Easter 13 Ave Verum Corpus W A Mozart
こういうセンスをどこから授かったのだろう、

20世紀流の演奏は古典派もバロックも、後世に親しまれやすい要素をもった作品のみに特化したスタイルで、モーツァルト、ヴィヴァルディ・・などは成り立つが、テレマンやグラウプナーの魅力的な演奏・・なんて想像つかないし、未知の古典派も同様、
古典派に絞ってもまだまだお宝が眠っている、ヴェルナー・エールハルトは古典派で素晴らしい内容を持ちながら知られていない作曲家を取り上げ、積極的に演奏してきた指揮者の一人、今までも、J.M.クラウス、P.ヴラニツキ、F.リース等々、こうした指揮者らのおかげで知ることができた、
それより過去には、知られない作曲家を取り上げたシリーズで、どうにか繕った?程度の"マイナー盤"が出ていたが、それを聴いても何か異質で冴えない(出来のわるい)曲にしか感じない、エールハルトは作品の真価をよく掴み、それがわかる演奏を聴かせる。
聴く側も耳をリセットして、作曲家の良いところを聴こうという姿勢があれば新鮮な楽しみが得られると思う、

以前、J.F.X.シュテルケルの交響曲を取り上げたが、
記事:W.エールハルト:J.F.X.シュテルケル 交響曲No.1&2
この演奏がyou tubeに挙ったのであらためて紹介、
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ヨハン・フランツ・クサヴァー・シュテルケル(1750-1768)
ヴェルナー・エールハルト指揮、ラルテ・デル・モント(ピリオド楽器)
録音:2013年12月 ドイツ、レーファークーゼン・クルターハウス

交響曲No.1 ニ長調 Op.35
you 01
you tube:Johann Franz Xaver Sterkel - Symphony No.1 in D-major, Op.35 (1770's)
第1楽章はマンハイム楽派の影響を受けたというモーツァルトのSym No.31「パリ」に近いタイプに思える、

交響曲No.2 変ホ長調 Op.35-2
you 02
you tube:Johann Franz Xaver Sterkel: Symphony No.2 in B Flat Major, Op. 35. 2
第1楽章は序奏を持つ、始まりから終りまで優美な曲もよいが、ハイドンがそうであるように、ときに意表を突くような灰汁のある主題を用い、それが発展してコアな部分を築いていく、こういうのが飽きさせない魅力となる、メヌエット楽章は短く収め、両端楽章の展開部など見事。

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category: その他・古典派

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365日の紙飛行機  

何年も前から、TVをリアルタイムで見るのはニュースや天気予報くらい、あとは興味ある番組を録画して寝る前に見るだけで、バラエティとか芸能情報の番組は観ていない、よって今どんな歌が流行っているとか知る機会はない、そんな情報途絶状態でも良い歌はどこからか耳に入ってくる、
ポピュラーやフォークソングには、どの世代にも長く親しまれる名作があり、'71年、フォークグループの赤い鳥が出した「翼をください」はシングル盤のB面だったそうだ。

「365日の紙飛行機」は新たな傑作のようで、フォーク調の曲をAKB48が歌い、作詞:秋元康、作曲:角野寿和/青葉紘季、ともにひじょうに良い、
2018年には高校の音楽教科書(音楽之友社)にも載せられている、
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you tube:365日の紙飛行機 - AKB48(フル)
ハーモニーの声を抑えてあるが、もう少し出してもよいと思う、
2015年リリースのシングルCDで意外に新しく、もっと前からあったような錯覚をしていた、「唇にBe My Baby」というアイドル系らしい曲とカップリングされていたのも意外だが、同年のNHK連続TV小説「あさが来た」の主題歌に採用され、B面ヒットとなった。
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こんなことを後から知った^^;
朝ドラは出かける前の時間だったので、主題歌も聴き憶えはあったが、この曲の印象を強めたのは他局の番組のワンシーンだった、
フジテレビ:グッドドクター(2018年)より
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you tube:グッドドクター 365日の紙飛行機
出演している子達がドラマのために稽古したのだろうか、未熟さがかえって良い、ハーモニーを付けた児童合唱にもぴったりの曲だ。
閃きのよい時にさらりと出来た曲が名作になってしまう?案外そんなものかもしれない。

PS.「マッサン」の主題歌は印象強く、
毎朝バグパイプと中島みゆきの歌が耳に飛び込んできた^^
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you tube:中島みゆき「麦の唄」Music Video [公式]

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category: 歌謡・ポップス・etc

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チューナーの取付け位置  

昔、ギターをやっていた頃はA=440hzの音叉があればよかったが、リュートを始めてから古楽ピッチも必要になった、今ならA=415の音叉もあるが・・ 
onsa 01
onsa 02
音叉は錆び防止のメッキがされているが、先端は音程調整で削ってあるようだ、

最初にZENONから出たA=415にも設定できるチューナーは重宝した、これが故障して代りを買おうとしたら生産終了で、一時A=415に対応できる製品がなくなった;
やがて、KORGから待望の製品が出た、
korg ot12
KORG OT-12 
1hzずつ自由なピッチに設定でき、ヴェルサイユピッチA=392以下まで変更できる、ピタゴラス音律など様々な古典音律にもできる、アナログ指針でチューニングのずれ具合が掴みやすい、サンプリング時間の切換えで弦楽器など変動の平均値を拾える、一気に古楽器必須の製品となった、現在は後継機OT-120が出ているが機能は殆ど同じ、
korg ot120
KORG OT-120
チューナーの小型化も進み、楽器に付けたまま使えるのは以前からあったが、これも1hzずつピッチ変更できるのは今では当り前、表示もチューニング状態が掴みやすく工夫されてきた、
D'Addarioの PW-CT-12を2つ持っているが、低価格で嵩張らずチューナー本体の性能は申し分ない、取付けのクリップが簡略化されていて、クリップの幅を調整して挟むが、取付け部分はギターのヘッドなど平たい箇所に限られる、左右に首は振れるが上下には振れない、やや不便なところもある、
糸倉が後方に折れたリュートではこんな付け方で演奏姿勢のまま見やすい、
DAddario PW-CT-12 02DAddario PW-CT-12 01
PW-CT-12
手持ちのバスライダー型では、ここが具合よい、
DAddario PW-CT-12 03
PW-CT-12
スワンネック型のリュートは演奏姿勢でも調弦するが、長いので楽器を立てて大幅に調弦し直すときもある、これにはPW-CT-12は使いづらいので、KORGのAW-2を使っている、
korg aw2 01
korg aw2 02
KORG AW-2
バネ式クリップでワンタッチ、表示部は上下左右、自由に向いて、安定して止まる首の部分が優れものだ、取付く楽器には何でもいける、(小さいが、実売価格はOT-120と同じくらい;)
しかし、これらの取付け式チューナーはA=410くらいが下限のようで、ヴェルサイユピッチまで下げられない、この時は本体の充実したKORG OT-12か、OT-120を使う。

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category: Instruments

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ペルゴレージ 「スターバト・マーテル」 ほか  

このところ、秀逸な録音の古楽に嵌っている^^ 
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長生きをして活躍したバロック後期の大家、G.P.テレマンの生没年(1681-1767年)を基準に見てみると、テレマンが没する前年にはF.J.ハイドン(1732-1809)がエステルハーザの楽長に就任し、疾風怒濤期、初期の交響曲を書いている、今日取り上げるJ.B.ペルゴレージ(1710-1736)はテレマンの一生の中頃に短く生きたことになる、彼の古典派初期の作風を聴くと時代の前後関係に戸惑う;(テレマンもギャラントな様式に移行していくが、)
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ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ
Giovanni Battista Pergolesi(1710-1736)

イタリア、ナポリ楽派のペルゴレージは古典派音楽の始祖と言われるG.B.サンマルティーニ(1700-1775)とともに最初期の古典派様式を示している、C.W.グルック(1714-1787)の悲劇性を帯びた作風にも近い趣きが感じられる、
ペルゴレージは1733年からオペラ作曲家として活動を始め、成功あり失敗ありだったが、結核にかかり26年の短い一生だった、亡くなる年の1736年、最後の力で書いたのがスターバト・マーテル(悲しみの聖母)である、訳詞(Wikipedia)
2人の歌手と弦楽に通奏低音の編成だが、旋律と和声の美しさに急速なフーガも含めた劇的な表現で構成され、全曲が引き付ける、
手元にあるのは、ユリア・レージネヴァ(Soprano)、
フィリップ・ジャルスキー(countertenor)、
ディエゴ・ファソリス指揮、イ・バロッキスティ、2013年録音 ERATO
stabat cd
録音が一際素晴らしく、空気に溶け込むような美音が響き渡る、
バスが一定の歩みを示し、アルト(カウンターテナー)とソプラノの二重唱、繫留により不協和が重なる、
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s m sc01 10
冒頭部分と二重唱の開始
細かいことは抜きでyou rubeを、ここで全曲連続で聴ける、
stabat you 01
you tube:Stabat Mater, P. 77: I. Stabat Mater dolorosa
もう一つ、こちらもフィリップ・ジャルスキーが加わった演奏で映像付きを挙げる、
エムケ・バラス:soprano、フィリップ・ジャルスキー:countertenor
ナタリー・シュトゥッツマン:指揮、Orfeo 55
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you tube:Pergolesi - Stabat Mater (complete/full) - Nathalie Stutzmann

このスターバト・マーテルを聴いて、バスの歩みや和声の重ね方が近似して頭に響いてくるのは過去記事にした、ミヒャエル・ハイドンのレクイエム(ジキスムント大司教葬送のミサ曲)である、これはM.ハイドンが1771年、1歳の娘を亡くした直後の作品だそうだ、
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冒頭部分
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you tube:Michael Haydn, 1771: Schrattenbach-Requiem (MH155, Raphael Pichon)

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category: その他・古典派

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弦の止め方、あれこれ  

今まで、リュートの弦の張り方で、いろいろ考案した事をまとめてみた。

弦の止め方がまずいと外れたり、細い弦は切れたりする、ブリッジでの止め方はクラシックギターと同じ要領で絡めて止める、このとき弦の最後の交差部分がブリッジ天板の角より下に来るようにすると押えが効く、天板の上だとすっぽ抜けるおそれがある、まあここは常識;
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リュートにサドルは無いが、弦の止め方で1本ごとに高さを調整できる、1~3コースくらいの細い弦は2回通しができるので、弦が滑らず、任意の高さに止めやすい、
(*太い弦はどうするか、考案中)
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ダブル弦同士の間隔をちょうど良くするのが微妙で弾き手によっても変ってくる、押弦をする左手側のナットでは開き過ぎると押えにくいが、狭すぎてもいけない(ナットの溝入れには何度も失敗した;)、右手側ブリッジは製作時の弦穴設定で変更できないが、どうも接近しすぎで弦がぶつかりやすい場合、少しくらいなら何とかなる、細ヤスリで0.5mm弱程度なら横に拡げても問題ない、
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このジャーマンテオルボは5~7コースを各々拡げた、ここは頻繁に押弦するが、バス音として開放もよく弾くコースで支障なく鳴らしたい。
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ナット、糸巻き側としては、弦がナット上を滑りやすく、さらにペグに至るまで弦の道筋が滑らかになるよう各部を調整する、どこかでギリギリ音が出れば調弦もし辛い;
近年出た、ローデドNYLGUTという低音用の弦は軟質で、ナットにへばり付いて滑りにくい、写真のようにナットからペグまでを伸縮性のないアラミド繊維の糸で繋ぎ、この弦のナットに接するあたりに固形石鹸を塗った、これで調弦は快調v
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また低音弦に一部フロロカーボン弦の太いのを使っているが、ブリッジへの巻き付けが大変である、巻き付ける部分だけカッターナイフの背で削って細くすると巻きやすくなるv
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category: Lute

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ムジカ・アンティクヮ・ケルンのテレマン  

バロック後期のJ.S.バッハ、G.F.ヘンデル、C.グラウプナーは作品数は膨大で三者とも晩年近くには失明している、夜も蝋燭の灯りで多くの仕事などして眼に負担をかけたのだろうか、
一方G.F.テレマンも晩年、視力は悪化したが、86歳で亡くなるまで作曲は続けられたそうだ、 
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Georg Philipp Telemann(1681-1767)
作曲に時間をかけるようになった後世の作曲家と単純比較はできないが、テレマンの作品数はギネス記録だそうだ、そんな膨大な曲、こっちは聴くだけで残りの人生足りない;
前にも書いたとおり、テレマンは民族音楽の趣向を取り入れた曲が多く、飽きさせない魅力がある、それを活き活きと聴かせた最初の古楽グループがラインハルト・ゲーベル率いるムジカ・アンティクヮ・ケルン(MAK)で、テレマンとの相性は抜群、E.ゼフィロなど最新の演奏を聴いても、まったく引けを取らない、
アナログ時代最後、1979年のLPから、
mak tele lp 03
mak tele lp 01
まずはリコーダー、ヴィオラ・ダ・ガンバ、弦と通奏低音のための協奏曲A-moll TWV52:a1、これがその民族音楽風の典型、各楽器の生々しい響きがより集中させる、
twv 52 al
スコア:第2楽章
ソロのリコーダーとガンバの機敏な掛合い、並行が引き付ける、
mak tele you 01
you tube:Telemann - Concerto for Recorder (Flute), Viola da gamba in a minor, TWV 52:a1 (Reinhard Goebel)
PS.この曲は通奏低音にギターを入れても良さそう・・と思ったらそういう動画が^^
tele twv52 e1 you 02
you tube:Concerto in A Minor, TWV 52 a1, G. P. Telemann
同アルバムには興味深いところで、4つのvnのみで演奏する協奏曲D-durとC-durが2曲入っている、(通奏低音の付いた楽譜もある)
mak tele you 02
you tube:Telemann - Concerto for 4 Violins in D Major TWV40:202
you tube:G. Ph. Telemann Concerto in C Major for 4 Violins Without Continuo

最後に管弦楽組曲で「ハンブルクの潮の満干」(水上の音楽)、こちらはデジタル時代に入った録音、CDも取り寄せたが、なぜか針で拾った音がシャキっと新鮮に聞こえる^^
mak tele lp 02
フランス風序曲のグラーヴェは付点リズムを強調するのが演奏習慣だが、ゲーベルはそれを避け、ゆったり繰り広げる、このグラーヴェは描写的でもあり、長く奏でるobは広大な水平線、あるいは海風、弦楽とバスは打ち寄せる波をイメージさせる、そしてフーガ形式のアレグロに入った快活さは他に例をみないほど、
序曲ほか抜粋で6.「戯れるトリトン」7.「猛り狂うアイオロス」を挙げる、
mak tele you 03
you tube:Telemann: Overture In C Major: "Hamburger Ebb' und Flut" -
Ouverture (Grave - Allegro)
Der Schertzende Tritonus
Der sturmende Aeolus
テレマンもハイドンと同様、その魅力は演奏で大きく左右される、

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category: G.P.テレマン

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O.スウィトナー:Mozart Sym No.31「パリ」& No.29  

心身のバイオリズムというのはあるようで、楽器の練習で、かなりウォーミングアップしたつもりでも調子が出ない、気分もダレて冴えない時がある、昨日はそんな日だった;それでもやった事は積み重ねになる、と思い、程々に切り上げてゆっくり音盤を聴いた;
sui moz s31 lp se
しばらくぶりにLP盤を廻す、手にして何十年と経つ、セラフィム盤(EMI)で、O.スウィトナー指揮、SKDのモーツァルトSym、「パリ、ハフナー、リンツ、プラハ」が片面ずつに入った充実サウンドの2枚組で、\2400のシールが貼ってある、千円盤が値上がりした時期だ。
sui moz sym lp012400.jpg
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
1968年 録音

原盤は旧東ドイツ、シャルプラッテンだが、諸事情あったようで、EMI 、フィリップス、グラモフォンなどあちこちのレーベルを経由して入ってきたが、それでも大方聴けたのは幸いだった。その後「パリ」を省いた3曲を1枚に収めたLPがセラフィムで再版され、
se sui lp再版盤
CDでも同様だったが、「パリ」は省いてほしくない名演である、
スウィトナーの「パリ」、第1楽章Allegro assaiの快速で身の締まるような演奏は他に類を見ない、第2楽章のすっきりした表現、終楽章のぴしっと整えた感覚、弦の各部と管のバランスの良さもいつも通り、
sui moz s31 you
you tube:Symphony No. 31 in D Major, K. 297 "Parisian":
I. Allegro assai II. Andante III. Allegro
No.31は当時のフル編成でモーツァルトが珍しく時間をかけて推敲した曲だそうだ、

*ちょっと余談
LP盤再生による音源も挙っているが、これは例の回転が速いプレーヤーによるもの、
sui moz s31 lp you
you tube:Mozart, Symphony No 31 , Otmar Suitner,cond
チューナーでまずCDの再生を測ったところ、orchピッチは標準のA=444hzくらいである、しかしこのプレーヤーではA=463hzにまで上がってしまう!一聴してすぐわかる;
もう一つ、こちらは正しいかと思ったが、A=456hzである、
sui moz s31 lp 02 you
you tube:Mozart,Symphony No 31 Paris, Suitner
余談終り;

次はSym No.29、これはフィリップスの兼価シリーズで出ていた、
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No.31に対し、こちらはAllegro moderatoのゆったり感の第1楽章で始まる、管楽器の色彩が豊かに出るのは同じ、[22]でhornの1つが繫留して不協和になるのが印象強い、
s29 sc01 16
sui moz s29 you
you tube:Symphony No. 29 in A Major, K. 201:
I. Allegro moderato II. Andante III. Menuetto IV. Allegro con Spirito

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category: W.A.モーツァルト

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H.ビーバー:8つのソナタ ほか  

バロック好きでありながら、ヴァイオリン音楽はイタリア作品に耳惹かれるせいか、あまり聴いてこなかった、ハインリヒ・イグナッツ・ビーバー(1644-1704)はバロック期、オーストリアの作曲家でvnの達人、ザルツブルクの宮廷楽団の楽長となった人で、vn音楽の技を結集したような作品を書いている、先般話題にした、作曲家G.ムッファトや、修道士でリュート奏者のF.フィッシャーともザルツブルクで交流があったはずだ。 
Biber.jpg
Heinrich Ignaz Franz von Biber
今回は1681年に完成した、8つのvnソナタほか興味深い作品を録音した2枚組、アンドルー・マンゼ(バロックvn)、ナイジェル・ノース(テオルボ ほか)、ジョン・トール(鍵盤)の3人がROMANESCAというグループ名で演奏している。
biber sonata romanesca
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cd2.jpg
1993-94年の録音だが優秀録音、これに匹敵する名盤は見当たらない、マンゼのvnの微妙な味わいを聴かせる達演はさすが、曲によりノースのテオルボ、トールのオルガン、チェンバロが効果的に支え、ひじょうに魅力。
ソナタとは言っても定型の楽章で構成されず、自由な中身である、即興性のある前奏曲にアリアと変奏、終曲、といった配置ほか、舞曲が入ったりして、お決まりじゃない面白さがある、Sonata Vなど良いと思った。
you tubeで2枚組全曲、トラック選択で聴ける、
biber 8 sonata you
you tube:Biber - Violin Sonatas (reference recording : Trio Romanesca)

メインの8つのソナタ以外に興味深いのはまず、リュートのためのパッサカリア、
you tube:Passacaglia for solo lute
これはリュート向きに書かれた曲でvn曲からの編曲ではなさそうだ、当時弾いたのは誰だろう、ビーバーの原作か?

また、描写ソナタ(Sonata Representativa)がじつに面白い、
you tube:Sonata Representativa
導入的なアレグロに続き、夜うぐいすカッコウ雄鳥と雌鶏ウズラ、最後に銃士の行進とやらが出てくる、「蛙」や「雄鳥と雌鶏」での不協和音というか任意の音律、「猫」でのポルタメント?は絶妙^^
楽譜の「猫」の部分、とくに演奏上の指示書きはない、ここは奏者の裁量に任される、
Die Katz

CD2の最後に「ロザリオのソナタ」に含まれる無伴奏vnのためのパッサカリア G-mollが入っている、you tube:Passagalia for solo violin
これをリュートに編曲した演奏もいくつかある、近年のナイジェル・ノースの演奏、
n n bi pa you
you tube:Biber, Passacaglia in g minor
さすがはノース、ではあるが曲は凄くvn的、luteには不向きでド難しそう、じっくり聴かせるのは厄介で苦労多過ぎか;;

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category: その他・バロック

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J.リンドベルイ:French & German Baroque Music (*追記あり)  

*追記:どうやら下記にある"弦"に関しては思いもよらない事実があったようで、あらためて記事にする;新記事

このところ、珍しくリュートのCDを続けて取り寄せている; 
J.リンドベルイがオリジナルの11コースlute(Sixtus Rauwolf)を用いての録音で、デュフォー、ムートン、ロイスナーなど・・最後にヴァイスという魅力的な選曲のアルバム、
TOWERさんに頼んだが日にちがかかり、また「入荷せず」の予感もしたが;幸い届いた^^
j l lute new cd
ヤコブ・リンドベルイ:Lute
BIS 2016年5月録音

j l 11c fg
興味深いのは以前取り上げたS.L.Weissの第1集もこのオリジナル楽器で2004年に録音していて、この時はオール・ガット弦で、10と11コースがローデド・ガットなのが写真でわかる、
weiss cd luteweiss 2004
low g
ローデド・ガット
音の違いを言葉で表すのは難しいが、ガット弦の特徴は余韻は短めで弾いた瞬間に力が入り、パサっと半乾きのような雑味のある音で、ナイロン弦のクリアトーンとは対極な感じ、
今回は、録音時の状態と思われる拡大写真があった、
strings_20190813194338e0a.jpg
5コースは明らかにガット(ヴェニスガット)、1~4もガットか?(*表紙写真のほうでは1~5コースもナイルガットに見える)、低音弦はローデド・ナイルガット、オクターヴ弦はナイルガットのようだ、2016年というとこの新開発の低音弦が出来たばかりの頃だろうか、
過去にAquila社がローデド・ガットを作った際もリンドベルイはバッハの録音で使っていた、
low ng
ローデド・ナイルガット
これで古いオリジナル楽器がどんな味わいになるかも興味あるところ^^聴いてみると、高音弦はクリアな感じだが、5コースを弾いたあたりで前述のようなガットらしい響きが聴こえる、ローデド・ナイルガットも良く乗るようで、少なくともこのオリジナルluteを損なうような結果にはなっていない、
リンドベルイはいつものように端正、細やかな演奏で、和音、不協和音、鮮やかに聴かせる、とくにデュフォー、ムートンのフレンチでは、聞こえやすい高音弦を避けた中音域で和音を聴かせる内面的味わいが良い、これはナイロンや巻弦では出し辛かっただろう、続くD.ケルナーはリュートの鳴りどころを一杯使った曲で対比が際立つ、最後はS.L.ヴァイスのイ長調の組曲、魅力的なシャコンヌで閉じる。

当盤はyou tubeに挙っていないが、2004年のWeissの録音でファンタジー C minorがある、
j l weiss you
you tube:Silvius Leopold Weiss - Fantasia for lute No. 1 in C minor

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category: Lute music

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ルネサンスlute と ビウエラ  

バロックluteの低音コース(6又は7コース以下)はさすがに低音とオクターヴ高い弦でダブルにするのが自然だが、ルネサンスの6、7コースくらいの少コースではどちらがよいか、これは演奏する曲によっても違ってくるし、奏者によっても様々のようだ、何コースからoctにするかという問題もある、何年経ってもこれは迷いっぱなしである; 
6コースluteは「4コースからoctにしなさい」とか聞いてきたが、どうもこの音高からではoct弦が目立ち過ぎ、華やかなようで・・落ち着かない、楽器の反応も関わってくる;
一方、同じ調弦法であるヴィウェラは「すべてユニゾンに張るのが普通だ」と言う?、響きはどんよりして明快ではないが、個人的にはこのユニゾンが、落ち着いた感じで良いと思う、ポリフォニックな曲の声部はユニゾンのほうが聴きやすいのではないか?
この6コースluteは5、6コースをoctにしていたが、全部ユニゾンにしようと、6コース用にローデドNG 145を注文したが、2本要るところ間違えて1本しか頼まなかった;
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11コースバロックluteの8コースが同じゲージだったので、ここから拝借、代わりにPVF釣り糸の万鮪60号を張っつけといて(これでも十分);
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2本揃って6コースluteに張った、
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こちらは5コースが万鮪、茶色の6コースがローデドNG、ちょうど良い太さとテンションでバランスが取れる、ビウエラの曲を弾くにもよい感じだ、(このluteは少しビウエラっぽい?雰囲気がある^^;)

ビウエラ(Vihuela)はスペインで用いられたルネサンスluteに代わる楽器で調弦も共通、
ただ現存する当時の楽器が皆無に近く、残された図など参考に製作家と演奏家が模索して再現したものだ、
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ビウエラを弾く天使
外観も内部構造も、これが"定型"と言えるものはないが音楽的に良く出来た楽器もある。
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図を参考に作られた形
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のちのギター属を参考にした形(7コース)
「ビウエラ」はヴァイオリン属の意味で、正式には指で弾くタイプをビウエラ・デ・マーノ、弓で弾くものをビウエラ・デ・プエブロビウエラ・デ・アルコと呼ぶ、ギター属の胴が8の字型にくびれているのはヴァイオリン属の弓が当たるのを避けるくびれを継承したものと思われる。なお、次代のバロックギターは民族楽器のギターが発展したもので、似てはいるがビウエラとは別系統とされる。

動画でビウエラの好演を挙げる、今村泰典氏のビウエラは7コースになっていて、6、7コースをoctにしている、これも各々の判断。
imamura vi you
you tube:Alonso Mudarra: Conde Claros / Fantasia X (Yasunori Imamura, Vihuela)
右手の親指と人差し指を交互に使って弾くのをフィゲタ奏法と言うが、今村氏はそこで加速して切れ味を聴かせる達演である、
ビウエラでお馴染みのA.ムダーラやL.de.ナルバエスの肖像があるのを知らなかった^^;
Alonso MudarraLuis de Narváez
アロンソ・ムダーラ          ルイス・デ・ナルバエス
PS.楽器の情報を検索するとき、"ヴィウェラ"ではヒットせず、"ビウエラ" 又は"Vihuela"で出てくる;←この理由はスペイン語では「Vi」を「ビ」と発音するからだそうで、

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category: Instruments

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バロックギターの通奏低音  

クラシックの世界でも近頃は趣向を凝らしたパフォーマンスが見らるが、ブレーメン・バロックOのそれはセンスが良く、音楽的だ。
まずはヴィヴァルディの弦楽のための協奏曲を、
始めにギター奏者が出てきて、チェロ、チェンバロが加わり通奏低音楽器がパッサカリア風に導入、全奏者が出てきて本曲に入る、楽曲を二倍楽しませるようだ。
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you tube:A. Vivaldi: Concerto for strings in G minor, RV 157 - Bremer Barockorchester, Ryo Terakado
次はテレマンのトラヴェルソとリコーダーのための協奏曲、
b b 02
you tube:G.Ph. Telemann: Concerto for Traverso and Recorder in E minor, TWV 52:e1 - Bremer Barockorchester
以上両曲にギターが入るが、バロック期にはイタリア、スペイン、フランスなどラテン諸国ではギターが持て囃された一方、バッハやテレマンが活躍したドイツには普及しなかったそうだ、よってヴィヴァルディの曲では"歴史的"になるが、テレマンはそうではない?
しかし現代の演奏ではテレマンの曲でバロックギターが使われる例をよく見かける、テレマンは若い頃、フランス、イタリア、ポーランドの民族音楽に触れ、これはいけると思ったのか、それらを作風に取り入れている、舞曲や急速で快活な楽章ではギターのラスゲアートがツボを得たように合うのである、音量のある楽器ではないので騒がしくならない、
この演奏でも終楽章でギターに持ち替えている、
TWV 42 a4 you
you tube:G.Ph.Telemann - Trio Sonata in a minor for recorder, violin and basso continuo, TWV 42:a4
バロックギターはこのように調弦される例があるが、広い低音域を持つ楽器ではない、
b guitar tu
b guitar 03
②の張り方
b guitar 02
それでも通奏低音楽器の一員で、役割の一つである和声を担当する、調弦の基本は今のギターと同じく、Eチューニングで♭の多くつく調は苦手になる、Gチューニングのアーチluteは♭系に対応しやすいので、楽章によって調が変ると奏者は持ち替えるか、休む^^
a lute tu
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アーチlute

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category: 演奏について

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今夜は花火大会  

規模の大きな花火大会で地元に一番近いのは木曽川の犬山城付近で行なう日本ライン夏まつり納涼花火大会で、今年、第40回になる、この頃は音だけ聞いて見に行かないが; 
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日本ライン夏まつり納涼花火大会
小雨決行で、過去には凄く霧の濃いときがあって、花火本体は殆ど見えず、霧の中でモヤっと灯りがともる感じだったり^^;また風が強く、流れ花火、そんなときもあった;風がまったくないと、前の花火の煙が立ち込め、次の花火がくっきり見えないので程よく風はあったほうがよい。
現代では化学物質やマグネシウムを使って、色鮮やかで輝度も高い花火が楽しめる、
hanabi 07
色とりどりな花火を見たあとに真っ白な大玉が上がると一段と見映えがする、白こそがダイヤモンドのように最も高貴に感じる、
hanabi 02
花火の技術は江戸時代から受け継がれているが、打ち上げ花火は戦国時代の狼煙の打ち上げが基礎になっていて武家花火と呼ばれ、低い位置の仕掛け花火は町人花火とされる、当時は色彩を放つ化学物質はなかったので、花火の色は炭火のような"橙色"のみ、温度が低ければ赤っぽく、高ければ白に近くなる、くらいでM.プランクの黒体放射の法則に従った発色だったと思われる、浮世絵にも納涼花火の図が多く描かれている、
ukiyoe 01
ukiyoe 02
各地の花火大会でも、江戸時代の花火を再現して楽しむ所もあるようだ、それなら近くでじっくり見てみたい。
hanabi edo

余談、冠羽をもった鳥がたくさんいるが、これはパッと開いた打ち上げ花火に見える、
hoojirokanmurizuru.jpg
ホオジロカンムリヅル
こちらは浮世絵に描かれた花火みたい^^
hebikuiwasi.jpg
ヘビクイワシ

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category: 時事・雑記

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バロックtrp,あれこれ <追記あり>  

先日も書いたとおり、現代の古楽器として使われるトランペットの多くは音程補正孔の付いたもので便宜上バロックtrpと呼ぶ、
b trp
バロックtrp
一方昔のままの"管"あるのみのtrpをナチュラルtrpと呼ぶ、
n trp
ナチュラルtrp
n trp scale
ナチュラルtrpの自然倍音
今日はお馴染みのテレマンの曲で両楽器の違いを聴き比べてみる、第1楽章だけでよくわかる、
まずはN.エクルンドのバロックtrpによる演奏、安定した美しい演奏だ、
n e te trp you
you tube:Georg Philipp Telemann.Trumpet Concerto No.1 in D major. TWV 51:D7
次はF.マドゥフのナチュラルtrpによる貴重な演奏
f m te trp you
you tube:G. P. Telemann - Concerto in D major for trumpet, 2 violins & b.c., TWV 51:D7
TWV 51 d7
第1楽章、trpソロパート
ナチュラルtrpでは上の楽譜に印した"シ"の音が幾分下がる、少しズレる、これがバロック期に響いた音で、これがtrpらしさだと受け入れられていただろう。
しかし、雑味のまったくない澄み切ったエクルンドのバロックtrpは申し分ない、ほかにいくつか挙げる、
まずミヒャエル・ハイドンのtrp協奏曲No.2ハ長調、
n e m hay trp you
you tube:Johann Michael Haydn. Trumpet Concerto No. 2 in C major
第1楽章の展開部[39]でtrpの最高域といえる"ファ"に跳躍するのが聴かせどころ、
m hay trp con
レオポルト・モーツァルトのtrp協奏曲ニ長調も第1楽章で休符のあとに高域を取る、
n e l moz trp you
you tube:Johann Georg Leopold Mozart. Trumpet Concerto in D major
バロックに戻ってイタリアの作品、G.トレッリのソナタニ長調、イタリア音楽らしい天から聞こえてくるような魅力、
n e tore trp you
you tube:Giuseppe Torelli, Sonata in D Major, Felice-Lucia-Stefano Torelli
今度はドイツのJ.F.ファッシュの協奏曲ニ長調、
n e fa trp you
you tube:Johann Friedrich Fasch - Trumpet Concerto in D-major (Ca.1750)
お国柄で違う趣きになる、

ところで、兄のF.J.ハイドンが書いた有名なtrp協奏曲変ホ長調Hob.VIIe:1は新発明のキー・トランペットのための曲で、ナチュラルtrpのための協奏曲は残っていないが、ナチュラルhornの協奏曲はある、T.ブラウンのhorn、ホグウッド指揮、AAMで、
hog j hay hor you
you tube:Haydn: Horn Concerto No.1 in D, H.VIId No.3 -
1. Allegro 2. Adagio 3. Allegro
ナチュラルhornはアサガオに右手を出し入れして音程を操作できる、曲はさすがにハイドンの楽しさが溢れる。
いずれの作曲家も楽器の制約をうまくクリアしつつ、良い曲を書いている、数こそ少ないが名演があれば飽きることはない。

PS.動画付きでバロックtrpによるテレマンのtrp協奏曲 TWV 53:D5を挙げる、トリルの演奏もリップトリルで行なわれる、
te trp you
you tube:G.Ph. Telemann: Concerto in D major for Violin, Cello, Trumpet and Strings, TWV 53:D5

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category: G.P.テレマン

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G.ムッファト:「調和の捧げもの」  

今日は普段あまり馴染みのないバロックの作曲家、ゲオルク・ムッファト(Georg Muffat 1653-1704)を取り上げる、ムッファトはフランスに生まれ、少年期にジャン=バティスト・リュリに師事、オルガン奏者として活躍、1677年からザルツブルク大司教の宮廷に仕えた、1680年頃にイタリアを訪れ、アルカンジェロ・コレッリに会い、影響を受ける、ムッファトはのちのヘンデル同様、国際性を持つ作曲家となった。 
g muffat
Georg Muffat
代表作の一つ、「調和の捧げもの」は6曲のソナタ集だが、各曲はコレッリの合奏協奏曲にフランス組曲の舞曲を合せ持つ構成になっていて興味深い、
armonico tributo
2つのvn、va、vc(又はgamba)ほか通奏低音の構成だが、弦を増やし、tuttiとsoliの響きを分けた演奏もされる、舞曲に入ってもこの書法が活かされる、
手元にアルス・アンティクヮ・オーストリアのCDがあるが、各パート1人で通奏低音は鍵盤とアーチluteの組み合わせで内容が緻密に聞こえてくる、
muffat a t
Ars Antiqua Austria 2000年録音
各曲の冒頭に置かれたGraveの和声はまさにA.コレッリを思わせるが、ソナタNo.2 ト短調など深い趣きで始まる、
sonata 2 01
Tは総奏、Sはソロ
sonata 2 gra you
you tube:Armonico tributo: Sonata No. 2 in G Minor*: I. Grave
ほか、Sonata No.2の各楽章は以下で聴ける、
you tube:Armonico tributo: Sonata No.2 etc.

ソナタNo.5 ト長調は楽章は5つと少ないが、終曲に長大なパッサカリアが置かれる、時折、冒頭のテーマを再示して変奏を進める、
passaca.jpg
sonata 5 passac you
you tube:Armonico tributo: Sonata No. 5 in G Major*: V. Passacaglia: Grave
このパッサカリアはリュートに編曲されていて、先日話題にした、修道士でリュート奏者だった、フェルディナント・フィッシャーの編曲と推測され、ザルツブルク時代、両者に親交があったことを示している。

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category: その他・バロック

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昭和のレコードプレーヤー  

今日はあまりに古い話で恐縮; 
昔、家にあったプレーヤーはざっとこんな感じでもっと古いタイプだった、
m362741966_1.jpgIdler_201806171059078b1_20190807103216b4f.jpg
テーブル回転は最も簡易なアイドラー方式、回転速度はだいたい合っていればよいだろう、というところ;写真のようなスピーカーは付いておらず、ラジオのレコード入力に繋いで聴くタイプだった、ラジオも普通に対応していたと思う、今のようにピンプラグじゃなく、芯線とシールド線を繋いでいた、もちろんモノラル、
rec p
レコード店に行くと、当時出ていた殆どのプレーヤーの交換針がずらり置いてあるというのが当り前だった、ターンテーブルはシングル盤の大きさだったが、30cmLPもはみ出した状態に乗せて再生できた、
子供向けの童謡レコードには盤面に絵がプリントされたのがあった。
ch rec
これにもたしか針を下ろしたと思う、記憶はおぼろげ!;
akado.jpg

そういえば、うちは一体型のステレオに縁がなく、初めて買ったのはセパレートだった、
今日は団塊の世代に聴き憶えのありそうな曲を^^;
kawaii hana
you tube:可愛い花 ザ・ピーナッツ 1959
mr bas
you tube:ダニー飯田とパラダイス・キング/ミスター・ベースマン
PS.パラキンといえば「シェリー」が一番印象に残るが、今挙っていないので、Four seasonsのオリジナルを、
four seasons
you tube:sherry
北原謙二、この人の歌い方には不思議な特徴があった、
kitahara.jpg
you tube:北原謙二/若いふたり
この江利チエミのLP盤がうちにあった記憶で、日本の民謡や端唄を洋楽風にアレンジしたアルバムが妙に気に入っていた、
chiemi 02
you tube:chiemi eri - otemoyan
you tube:江利チエミ 串本節
you tube:江利チエミ - さのさ

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category: 時事・雑記

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鉄道のある景色  

田園地帯を一筋走る、鉄錆で茶色くなった線路敷は川と同じように景色の中に収まり、風情がある、街中では時刻どおり走ってくる車両が平穏な日常と街の活気を感じさせる、
senro.jpg
地元の私鉄も昔は車両の塗装は深緑とか、旧国鉄は濃いえんじ色、といった渋く落ち着いた色が主流で、今もこういう車両をみると懐かしい、
通勤用タイプは扉が3つ、↓この車両など最高v
JNR_40_kumoha40074_20070526.jpg
旧国鉄 クモハ40型
もし、ジオラマ作りをやっていたら、こんな模型を走らせたい^^
Hankyu_2315F.jpg
阪急電鉄
mei3300-2.jpg
名鉄の通勤車両
なお、特急列車に使われる新型車両はちょっとカラフルで、昔もそれなりに洒落たデザインだった、S30年代からエアサスペンションの車両があり、乗り心地の格が違っていた^^
Meitetsu_2000_Series_and_R1200_Series-FC.jpg
現在の名鉄、特急車両
しかしSLに乗った記憶は殆どない、幼い記憶だが、伊勢湾台風が来たとき、九州に行っていて、被害を受けた中部に帰ってくるとき、停電でも走れるSLに少しの区間乗ったかな?

今は駅のホームでは2列に並んで待つのが当り前だが、昭和30年代なんか、扉の前に殺到し、われ先にと割り込む客もいた、先進国にあらずといった光景だ;まあ良く言って大まか?悪く言えばモラルがない時代、満員車両の中は化粧品や整髪料の香料、おっさん達が習慣的に口にする仁丹、ベンジンライター等の匂いが混ざってムンムンしていた、meitetu nagoya
名鉄名古屋駅は昔から地下にあった、

廃線となった路線も多いが、ローカル線は車両は1両だけ、まれに2両編成で走っていた。
旧車両の乗り心地はまさにガタンゴトン;
Meitetsu754_01.jpg
旧 谷汲線
ひなびた場所の"赤"はどこか神社の朱塗りを思わせる?;
こういう駅舎はレールを柱材に使ってある所が多く、鉄道らしい趣きがある、

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category: 時事・雑記

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新製品は出てくるけど・・  

オーディオ機にお金をかけるつもりはないので、お値打ち価格で希望の機能を満たした製品を選んでいる、1つ製品を買った直後にもっと良いお値打ち品が出てくると悔しかったりするが、上級機にしか無かった機能を下に持ってくるのもよくある戦略だ^^;
 
アナログプレーヤーでは、TEACのTN-3Bというのが新製品で出たようだが、アーム部は上級機のTN-4Dと共通で、ナイフエッジトーンアームという拘りの機構があるようだ、違いはターンテーブル部で、TN-4Dはダイレクトドライヴ、マイコン制御によるフィードバック回路があり、テーブル回転速度を制御する、と仕様にある、
tn-3b tn-4d
これらで選ぶなら、TN-4Dにする、
TN-3Bのほうはベルトドライヴでベルトは外掛け式、ここはマニアの触手をそそりそうだが、回転制御機能が仕様に無く、これにがっかり;TN-4Dと値段も大して変らず、テーブル回転が正確という確証はない、売れている様子だが、こういう所に無頓着なのは相変わらずだ;
ターンテーブルは一番大事な"土俵"のようなもの、ほかをいくら良くしても片手落ちだ、仮にモーター自体は規定の速度で廻るとしても、ベルトドライヴの場合、ベルトを掛けるローラー径の僅かな誤差など狂わせる要素はいくつかある、
20180617_201908051158309f2.jpg
結局、テーブル回転を検知フィードバックしてモーター速度を自動または手動で変えてテーブル回転を正しくする機能は不可欠だ、
A=440hzにチューニングした楽器も数%回転が速いだけで450hzくらい軽くピッチが上がる;以前にも挙げた同じ音源のサンプルを比較すると、
①回転が速く狂ったアナログプレーヤー、
20180617 you 01
you tube:Mozart, Symphony No 35 Haffner, Otman Suitner
②速度が正しいプレーヤー、
20180617 you 02
you tube:モーツァルト:交響曲35,36番/オトマール・スウィトナー指揮/SKD
出だしですぐわかる、これほど極端でなくても、ぴたり正確じゃないのは気持ち悪い;
ちなみにCDの場合、時間もデータとして入っているので狂わない、

今のところDENONのDP-400がテーブルの自動回転制御機能が付いた最安製品である、
DP-400_20190805113700087.jpg
ストロボ・ドットを乗せて確認したが、正確な回転で安定する、部屋を暗くし、LED電球を当てれば、電源周波数とドットが同調してわかる、
dp-400 02led_201908051131054c7.jpg
正確ならドットが静止、狂っていると流れる、
トーンアームも特別な機構はないが何も問題なく、オートリフトアップがあるのも一歩強み、今から買うとしてもこれを選ぶだろう。

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category: Low cost audio

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未知のLute作曲家:F.フィッシャー  

今日はちょっとマニアックな話で、知られなかったバロック期のLute作品について、
まだ謎は多いが・・現在活躍中のオーストリアのlute奏者、フーベルト・ホフマンが見いだし、録音するに至ったアルバムでタイトルは「From Heaven on Earth」、 
H H F F Lute CD
作曲者はフェルディナント・フィッシャー(Ferdinand Fischer:1652-1725)だと推測され、この人はオーストリア北部にあるクレムスミュンスター修道院の修道僧だった、フィッシャーは当時からリュート奏者として名は知られていなかったらしく、彼にとってリュートはプライヴェートなものだったかもしれない、
Stift_Kremsm.jpg
クレムスミュンスター修道院
F.フィッシャーが使ったとされる11コースLute(M.ティーフェンブルッカー作)が修道院に保管されていた、響板の小指痕が弾弦位置を示している、
tieffen lute
「未知の」とは言っても我々にとってであり、じつは楽譜自体が新発見というわけではなく、現在ライプツィヒにある写本(L79、82、83、85と分類される)がフィッシャーが所有していたものとわかっていて、写本の紙も修道院で使われていたのと同じだそうだ、フィッシャーの写本にはE.ゴーティエ、デュフォー、ロイスナー等々、フランス、ドイツの著名なリュート作品とともに作者不詳の曲があり、lute奏者H.ホフマンはそれら作品の持つ共通性から同じ作者のもので、フィッシャー自身の作に違いないと推測し、アルバムの録音に至ったらしい、
f f tab
フィッシャーの手によるタブラチュア
バッハの作品でさえ楽譜は残っているものの真作か他作かが近年になって判明したりするが、真相はともあれ、興味惹かれるのは曲そのものである、録音された曲はこれまで聴いた多くのバロックlute作品と基礎は共通しているものの、他に聴いたことのない独創的な趣きがあるように思う・・聴く人各々の感じ方しだいだが^^
フィッシャーはゲオルク・ムッファトやハインリヒ・ビーバーと親交があったようで、ムッファトのArmonico Tributoにあるパッサカリアのリュート編曲があり、これもフィッシャーによるものと推測される。

ホフマンはAndreas v.ホルスト作の11コースlute(J.ティールケ モデル)にガット弦を用い、ブリッジに近い側を弾く、ときにダブルコースがぶつかるダイナミックな奏法で聴かせる。
fischer cd
you tubeはこのページから全曲聴ける、
f f lute you
you tube:Partita in D Minor: Prelude
D Minorの2曲目Aria Iなど親しみやすい、C Minorのパッサカリアは長大である、
*なお、同時代に Johann Caspar Ferdinand Fischer(1656-1746)という作曲家がいるので、検索で混同しやすい;

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category: Lute music

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2つの修理待ちと1つの修理済み  

故障や不具合は重なるもんで、一番よく使う時に限って問題が起きる;
air con 02
まずはエアコン、居間のエアコンの室内機から水が漏れ出した、屋外へ排水するパイプが詰まっていたようで、屋外用掃除機を出口に当てて吸い取ったら漏れなくなった、
air con haisui
手で程よくジョイントして掃除機で吸う、水と一緒に流れた埃が固まっていたり、蜘蛛が入り込んで巣を作って詰まることもあるそうだ、防虫メッシュを付けるのもよいし、
boutyu.jpg
毎年、排水の出る冷房(除湿)運転をする前に室内用掃除機で、事前に吸っておくのもよい、
しかしこのエアコン、他にも故障があり、左右方向の風向羽が動かなくなり、フィルターに被せる蓋が引っかかり閉まらなくなった;;
air con
一応冷房は出来るが、今どきは修理サービスも忙しく、すぐには来てもらえない見込み、

もう一つは1階のトイレ、便座にあるシャワー機が故障し、水洗を流した圧力で横から水漏れするようになった、漏れる箇所に鍋を置いていたが^^;
pana.jpg
修理を頼んだところ、便座ごと新しいのに取り替えることになった、設置する床もはり替えることになり、手配して工事が済むまで使えない、2階にもトイレがあるので、こんなとき助かったと思う;
*いろんな場所のトイレを借りるが、自動化が至れり尽くせりだったりで、どこまで自分でやるのか迷う^^;

あと一つ、うちの和室のふすまは引き戸になっていて、このような戸車を付けているが、数年で転がりが悪くなってゴトゴトする、開け閉めの多い戸ほどひどくなる;
toguruma 02
今までの戸車には静かにするためか、外周に柔軟性のある樹脂がはめてあったが、これが数年で硬化して割れてしまう、
toguruma.jpg
こうなると"車"の用を成さない;こんな耐久性のないダメな製品、なんで作るのか?今回は樹脂枠なしの普通のにしてもらった、これは完了v
昨日は2つの業者さんが同時に訪れた、暑い最中の仕事でも見積もりが安いのは助かる。

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category: 時事・雑記

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2つの「水上の音楽」:ヘンデルとテレマン  

近年は過しやすい春と秋の時季が短くなっていると感じるが、確かに日本の四季は2010年代から夏の期間が延びて記録的猛暑日が多い、今日も明け方の最低気温で28℃、湿度も高い、一番過しにくい日が長引きそうだ;日中、外に出ると日差し云々の前に空気そのものが熱い、
海外から旅行で来た人は蒸し暑さに驚くだろうが、ずっとここで暮すわけじゃないので気が重くなることもないか? 日本名物「猛暑と台風」; 
kisyocho_20190802101039daf.jpg
気象庁
関東のほうは少しはマシかもしれないけど? 大してかわりないか;過去に構想された"名古屋オリンピック"なんかとてもやれそうにない;開催を10月あたりに変更できないのだろうか;

暑気払いにヘンデルとテレマンの「水上の音楽」を聴いた、
一度は演奏史が途絶えたバロック音楽が20世紀中頃から復活し、盛んになったのは何故だろうか、重っ苦しいクラシック音楽からの開放感か^^;録音という形で世界に広まり、人気の演奏家は来日して聴けるようにもなった。
ヘンデルの水上の音楽など録音は数え切れないだろう、ヘンデルでお馴染みの、楽章と楽章の間をobやvnのソロが繋ぐところ、初期の演奏は楽譜に書かれたとおり単純に演奏するしか芸がなかったが、奏者によるリアリゼーションは間もなく当り前になった、新しい演奏が出るたびにそれも聴きどころである、
新しいところで、アルフレート・ベルナルディーニ指揮、ゼフィロ・バロックOによるヘンデルとテレマンの「水上の音楽」のカップリング、
he te zefiro
zefiro he te 02
2003年 ARCANA
ルフトハンザ・バロック音楽祭でのライヴ録音

ヘンデルのほうは王室主催の船遊びのための「機会音楽」で、聴きやすくすっかり憶えた曲ばかり、それでもこういう新鮮な楽しみがある、という達演である、まずヘ長調組曲、
zefiro he 02 you
you tube:G.F. Handel: "Water Musick" in Seven Parts HWV 348, [Zefiro-A.Bernardini]

アルバムの中間にテレマンの水上の音楽「ハンブルクの潮の満干」が置かれる、こちらはハンブルク海洋参事会の記念行事のために書かれた同じく機会音楽である、人々を楽しませるという点でテレマンは「1位」というのがわかる気がする、充実した序曲に舞曲が9曲続くが、各舞曲にタイトルがあり、描写音楽でもある、テレマンは民族音楽の要素も取り入れ、その風合いが活かされる所がある、第6曲の「戯れるトリトン」次の「猛り狂うアイオロス」など活発な聴きどころ、通奏低音のバロックギターは殆ど打楽器的な効果になる、
zefiro te you
you tube:G.F. Telemann: "Wassermusik" Ouverture in C major TWV 55:C3 [Zefiro-A.Bernardini]

アルバムは再びヘンデルに戻り、ニ長調とヘ長調の組曲、
you tube:G.F. Handel: "Water Musick" in Seven Parts HWV 349, 350 [Zefiro-A.Bernardini]
やはりヘンデルはお上品であり、ソロによる"繋ぎ"が楽しみ^^

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category: G.P.テレマン

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