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Michael: Classic音楽,Lute,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

大掃除は年越し  

昭和の今頃は、TVで「お正月を撮そう、」とか「おせちもいいけどカレーもね、」なんてぇCMが流れまくるのを聴きながら大掃除をしたもんで、片付けをしている最中になくしたと思った雑誌など出てきたりすると、つい見入ってしまう・・自分もそういうタイプかな;
今年も年末までに何とか部屋をすっきりさせたかったが、気になる事があると後回しになる;
 
バロックギターの状態がまだ万全じゃないのが気になり、昨日はそれで時間がつぶれた、
bg 00
3~5コースがまだビリやすいのだが、ブリッジで安定的に弦高を上げる方法はないかと、こんなふうに弦の切れ端を挟んで止めるのを思いついたが、これはうまく行く、
b g 02
b g 01
ブリッジには傾斜があるので、弦長にはほとんど影響しない、
あとは固定フレットを少し削り、ハイポジションのフレットも細くする、弦も若干強めに張り替えるなどして追い込んでいくつもり、
また緩んだ巻フレットを絞める手早い方法として、これも適度な太さの弦を切って挟む、
b g 03
こんなふうに竹槍状にカットすると差し込みやすい、
string_20191231114613b41.jpg

大掃除のほうは・・まあ年を跨いでもいいので、ぼちぼちやろうと決めた!;

皆様、良いお年をお迎えください。
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category: Instruments

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暗くなったベテルギウス  

冬の星座オリオンの「右肩」になる赤い一等星ベテルギウス(距離640光年)、オリオンがこちらを向いているので見えるのは左上、 
orion 02
これが変光星であることはウィリアム・ハーシェルの息子、ジョン・ハーシェルが発見した。
観測技術が進み、ベテルギウスは太陽以外で史上初にその姿が撮像された恒星で、きれいな球形ではなく、瘤をもった不安定な形らしい、気体状で内部から大きな対流が起きている、
Betelgeuse_ALMA_20191230115156879.jpg
ベテルギウス:左はアルマ望遠鏡撮像
ベテルギウスは大きく捉えれば周期2110日(6年弱)で変光する脈動変光星であるが、不規則な光度変化も見せることから半規則型変光星(SRC型)に分類される、
ベテルギウスは星座内で最も明るいα星の位置づけだが、変光範囲の極大期のみ明るく、平均的に最も明るいのは右下のリゲル(β星)である、ベテルギウスの変光の範囲は0.0等~1.3等と観測されてきたが、2019年12月現在、過去50年間の観測記録から異例なほど減光しているそうだ、もっと過去の記録があれば珍しくないのかもしれないが?
Betelgeuse-Luminous intensity change
1969年から現在までの光度変化
2009年頃から明るい傾向が続き、今年12月、急激に暗くなって変動幅も大きい、米、ビラノバ大学の報告によると、2019年の10月時点に比べ、12月には明るさが半分になっているとのこと、これは等級の"光度"の測定値で、肉眼で明るさが半分になったと感じるほどの違いではないが、この写真で明るさの違いがわかりやすい、
Orion 2017 2019
資料:久万高原天体観測館
赤い色がやや黄色くなった感じ、収縮すれば温度が上がって、青方向へと変わるのかも、
意識していなかったが、過去にはベテルギウスは右下のリゲルより明るい時もあった気がする、過去の写真を引用すると随分明るいときがある、
bete 3

このyou tubeのタイトルはあくまで可能性の1つであり誇張気味だが、赤色超巨星の最後について丁寧に説明されている、
Betelgeuse you
you tebe:超新星爆発も間近!?ベテルギウスが最近著しく減光してます!

このままさらに減光が進み、明るくなってこないなら「いよいよ」かもしれないが^^
もしそうなら何らかの前兆も観測されるだろう、恒星内部の核融合でケイ素が作られだすと、人間時間で近々、鉄が作られだすと一気で、超新星爆発の直前にはスーパーカミオカンデなどがニュートリノを捕え、報道されるはずだ。
nhk_20191230113833c0b.jpg
you tube:ベテルギウスの最期(nhk)
冬の晴れた夜、いつも見られる、オリオンの赤い星の明るさを今一度実感してみよう、

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category: 宇宙・天体

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圓生:唐茄子屋政談  

ハイドン、モーツァルトが活躍した頃、日本は江戸時代後期だった、我々は昔の音楽を古典(クラシック)として聴いているが、当時の欧米では現代音楽であり、初めて聴く新作が次々書かれていた、ただし様式上の約束事はあった。 
落語の世界でいう古典も江戸の昔から昭和初期まで該当するが、どれも新作だったわけで、概ね「型」を持ってはいるが、当時の人々には浮世(当世)の滑稽なドラマ?みたいな内容だったかもしれない、いずれも今の我々とは違う楽しみだったと思う。
「古典」という位置づけで今も楽しまれ続けているのは、まず現代とは距離を置いた過去の世界なのがよい、独特の風情と定まった様式がある、普遍的に楽しめる演目が残り、優れた演者に引き継がれている、という経緯かと思う、また古典には予備知識もある程度必要になるが、その奥ゆかしさも興味を抱かせる。
以前、古今亭志ん朝の「唐茄子屋政談」を取上げたが、志ん朝にぴったりな若旦那ものでもあり、名人技の味わいどころかと思う、
201906131116093a2_2019122910283891d.jpg
you tube:古今亭志ん朝 - 唐茄子屋政談
遊びが過ぎて勘当された若旦那は行く当てもなくなり、川に身投げしようとしたところ、叔父が通りかかりひとまず救われるが、叔父は本人に一から商いを憶えさせようと、担ぎの唐茄子売りをやらせる、
2katugi.jpg
担ぎ商いいろいろ
慣れない唐茄子売りで四苦八苦する若旦那、そこへたまたま通りがかった男がいろいろ助けてくれる場面がいいところ、赤の他人でも骨折って面倒みる江戸っ子らしい見せ場である、
この若旦那も残りを売り歩き、貧乏長屋で出会ったかみさんと子供の貧窮した様子を気の毒に思い、売り溜めの銭を置いて飛び出していく、いただくわけにいかないと後を追ったかみさんは大家と出くわし、滞った家賃にと取上げられてしまう、唐茄子屋に申し訳ないと、かみさんは梁にぶら下がる・・

三遊亭圓生が挙っていたのに気付いて、こちらも見てみた、やはりこういう噺にも齢を重ねた名人の深みがでてくる、じっくりこの世界に浸りたくなる、
ensho_20191229102949f10.jpg
you tube:圓生 唐茄子屋

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category: 落語

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フルトヴェングラー:Brahms Sym No.1(3枚)  

フルトヴェングラーがほぼ4か月の間に指揮した、ブラームスSym No.1で、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、北ドイツ放送響、3つのライヴを聴き比べる、時期を隔てない異なる演奏というのも興味深い、
長いので一度には聴けない;数日でぼちぼち聴いた、 

まず、DGから出ているBPO盤、
W F Br s1 BPO
ベルリン・フィルハーモニーO
1952年2月10日 ベルリン、ティタニア・パラストでのライヴだが、手元の盤はAM放送を聴くようなエッジの丸まった音質が惜しい(別の音盤には良いのがあると聞く)、少しボリュームは上げぎみで耳が慣れれば内容は聴ける、
*you tubeに挙っているこの音源のほうが明らかに良い!^^
W F Br s1 BPO you
you tube:Brahms: Symphony No. 1, Furtwängler & BPO (1952)

次がEMIから出ているVPO盤、
W F Br s1 VPO
ウィーン・フィルハーモニーO
1952年1月27日 ウィーン、ムジークフェライン・ザールのライヴ、こちらは熱気を感じるようなウォームサウンドで、SN比も良く各パートも細やかに聴ける、
W F Br s1 VPO you
you tube:ブラームス: 交響曲 第1番 ハ短調 作品68 フルトヴェングラー /VPO 1952

3つ目がtahra盤で、北ドイツ放送交響楽団(NDR) 
W F Br s1 NDR
北ドイツ放送交響楽団
1951年10月27日 ハンブルクでの録音とある、録音はこれが最もくっきりした印象で、金管やtimpも鋭く効いてくる、
W F Br s1 NDR you
you tube:Brahms - Symphony No.1 (recording of the Century : Wilhelm Furtwängler 1951)

それぞれ、楽章ごとの演奏時間を書きだしてみた、
BPO盤 ①14:40 ②10:39 ③5:20 ④17:06
VPO盤 ①14:29 ②10:29 ③5:07 ④16:51
NDR盤 ①14:51 ②10:01 ③5:12 ④17:18
楽章によって結構差があるが、意外にこの時間と聴いた印象はあまり一致しない;?速度の緩急変化のせいだろうか、
第1楽章で一番がっしりした趣きなのはNDR盤で凄まじい、
VPO盤は幾分、物腰柔らかく、じわっと来る迫力を感じる、
終楽章の設定は概ね共通に思えるが、フルトヴェングラーとして一番完成度高く決まっているのはBPO盤に思える、

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category: ブラームス

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製材:木が楽器になるまで  

拙宅の近所に住建会社があるが、昔は製材を専門としていた、建物用にも、細かな板材用にも、伐採した太い丸太ん棒を四角く製材しなければならない、ある程度の厚さからなら円盤型の電動鋸で切れるが、太い丸太となると、長いベルト状でエンドレスに繫がった鋸刃を製材機で廻して切り出していた、 
seizai01.jpg
製材機の鋸刃
しかし、これも昔は手作業で、北斎が描いた絵のとおり、人力の大変な作業だったようだ、
この前に木を伐採して運ぶ、という作業があるが・・筆者のヤワな体と力ではまったく無理;この鋸を持って歩くだけで大変そう^^;
hokusai.jpg
左下の人は刃の目立てをしている、
この製材職人は「木挽(こびき)」と呼ばれ、江戸時代初期から職人達が住んだ場所を木挽町と名付けた、現在の銀座東に当たる、
西洋ではどうしていたのだろう、「もしかして水車の動力で鋸を動かしたり・・」とか思ったら、そんな図があった!^^時間はかかっても切れればよいわけで、
seizai02.jpg
製鉄技術のあった古代ローマからこんな方法があったらしい、長い丸太も設置しだいで製材できそうだが?
一方、1900年に撮ったという写真では、
seizai03.jpg
北斎の絵と変わらないことをやっている;
ここまでは大きな段階の製材、

さて木製楽器の製作を考えてみると、仕入れた厚い木材をそれぞれの楽器に必要な厚さ、形状に切る必要がある、電動工作機を使っている人もあるだろうが、一部知る限り、このような手鋸で切り出すと聞いた、
mado noko
窓鋸
リュートや古楽器のギターなど、殆ど薄い板で構成される、板材1枚分を切ると、もう1枚分くらいは切り屑になってしまう厚さである、
cutting_20191227101403360.jpg
正確に適切な厚さに切るのも熟練が要りそうだ; 仕上げは鉋で丹念に行なわれる、
rib 01
リュートのボウルを作るリブ
このボウルの作り方も製作家によって様々な工夫で違いがある、
rib 02
癖のある天然木材を使い、ピタっと目的どおり工作をするのは大変な熟練と頭脳を要すると思う、よーく切れる刃物類も不可欠だろう、
手持ちの楽器、一つ一つ見ると、そんな時間と手間がかけられた貴重品なのである。
M.オッティガー氏のリュート、ペグ(糸巻き)は外注だそうだ、
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田中氏のギター、ペグも木工旋盤で自家製、響孔のパーチメントは専門家に外注だそうだ、
20191008.jpg
米一粒に八十八の手がかかるというが、楽器も同様、大事にしないとバチがあたる^^;

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category: Instruments

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スウィトナー:Brahms Sym No.1(3枚)  

1人の指揮者がどのように変化をみせるかというのも興味深い、
今日はオットマール・スウィトナーのブラームス Sym No.1で約10年の間のライヴ2つとセッション1つを聴いてみる、orchはいずれもSKBである、 
まずは1978年11月9日 東京厚生年金会館での収録、なかなか好録音である、
sui br sym1 you 01
you tube:ブラームス交響曲第一番 スウィトナー / ベルリン国立歌劇場O 
第1楽章、序奏部からじっくりした構えで、主部に入っても清涼な響きながら、timpは鋭く重厚なエネルギー感だ、終楽章は深い息づかいの強弱で入る、ブラームス版「歓喜の歌」は滋味を帯びてゆっくり歌い、[94]ffからぐっとテンポを上げ踏み込みよく進むのが効果的、以降、緩急の対比で引き付けていく、
sc04 86

次は'86年のセッション録音、D.シャルプラッテンの録音は明瞭で会場の拡がりを感じさせる、
20181109a.jpg
第1楽章、序奏は速めでさらりとした入りに変わっている、しかしこの速さが熱気を帯びたダイナミズムと相乗効果となる、主部もやや速くなったか、提示部を反復する、ここではスマートな感覚と気合いの両方があるようだ、終楽章、設定は'78年の演奏に近いが"緩"の歩みでじっくり力を溜め、炸裂させる効果がよい、
sui br sym1 you 02
you tube:スイトナー指揮ブラームス交響曲第1番

最後に1988年6月13日、サントリーホールでのライヴで、nhkによる収録、
20181109.jpg
(*じつはこの1か月前に、カラヤンとBPOが最後の来日公演を同会場で行なっており、ブラームス1番をnhkが収録、こちらはDGから出ていて興味深い)
スウィトナーの演奏は'86年のセッション録音が基盤のようだが、それが一段と熱気凄まじくなる、演奏を固定化せず、判で押したような繰り返しはしない、一番好きなのはこの演奏だ。
第3楽章をいつも以上に速く進め、十分間を置いてから渾身の気合いを入れた終楽章に入る、[267]ffからの追い上げが熱烈、
sc04 263
you tubeはビデオ録画から起こしたようで細切れにアップされている、音質もいまいちだが、同録音のCD化された方は良好である、
sui br sym1 you 03
you tube:スウィトナー /ブラームス/交響曲第1番
第1楽章(Part1) 第1楽章(Part2)
第2楽章
第3楽章
第4楽章(Part1) 第4楽章(Part2)
*you tubeに挙った音源は音質の良否、音量レベルがまちまちなので考慮して聴いている、

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category: ブラームス

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17cm LP  

ちょっと鼻風邪を拾ったようで、お腹も調子悪い、あまり動きたくなく、ぼーっと昭和のことを思い出す; 小学生の頃、雑誌の付録にソノシートという薄っぺらなレコードが付いてきて、まさに盤というよりシートだったが、参考音源など聴くことができた、今ならCDが付いてくるがソノシートも17cmサイズで付録にできた、気をつけないと簡単に折れ曲がる、 
Sonosheet.jpg
ソノシート (33.1/3回転)
高校生くらいで初めて「卓上ステレオ」とか言われた簡易な装置を買い、これでクラシック音楽に親しみ始めた、プレーヤー、アンプ、チューナーは一体である、
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ちょっと上級機ならベルトドライヴだが、このクラスはアイドラー式で回転速度も不正確で速すぎた、モーター軸を回転させてサンドペーパーで削り、1分間の回転数を数えつつ調整したことがある;
3Idler.jpg
当時の小遣いでは千円盤の30cmLPが精一杯だったが、
1000yen.jpg
初心者向けの名曲だけ入った17cmのLP盤もあった、シングル盤(45回転)と同じサイズで回転はLP盤(33.1/3回転)である。ちなみに45回転のシングル盤はジュークボックスの自動再生機構に対応したもので穴が大きく、ドーナツ盤とも言われる、
jukebox.jpg
ジュークボックス
それでシングル盤は普通のプレーヤーではアダプターを使ってセットする、
2dg single
D.グラモフォンのシングル盤
レコード盤は黒の塩化ビニルが普通だが、17cmLPにはこんな透明カラーの盤がよくあった、
17cm lp
17cm LP
ラヴェルのボレロ、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」組曲、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」など聴き憶えの名曲を漁った、17cmLPは30cmLPでいう内周部分と同じなので音質的に良くなかったし、30cmの千円盤のほうがお得なので、買ったのは数枚だった、
当時17cmLPで聴いた音源で、エフレム・クルツ指揮、フィルハーモニアOの「動物の謝肉祭」が挙っていた、こんな音だったと記憶がよみがえる;
Le Carnaval Des Animaux you
you tube:Saint-Saëns: Le Carnaval Des Animaux
ちなみに好きな部分は「象」「森の奥のカッコウ」「化石」だが、「ピアニスト」も一流の人が弾いているのだから可笑しい^^

PS.そういえば、卓上ステレオの便利さで、冬なんかこんなふうに聴いていた、
kotatu_201912260122425d2.jpg
「炬燵上ステレオ」である^^オーディオマニアからすればヤワな布団の上にプレーヤーを置くなんてタブーだが、ちゃんと音は出ていた。

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category: Low cost audio

古今亭志ん朝:二番煎じ  

筆者はノンアルコールな体質だが、酒の味が嫌いというわけじゃない、お馴染みところで、酒は月桂冠、ビールはキリンあたり、と好みの銘柄まで決まっている;寒い時、熱燗で最初の一杯はたしかに美味い、すぐ味がわからなくなるが;
落語にはそんな飲めない人も、一口くらいやりたくなる噺がある、
2nabe.jpg
江戸の昔は大火から街を守るのに火の番小屋というのがあって専属の番太がいたが、町内でも一軒1人ずつ出て夜回りをした、若いもんは昼間忙しいので、大抵年寄りが出向くものだったようだ、現代でも町内の役っていうと、そんなところで、気が向いてやるわけじゃないけど、やるんなら楽しみも作りましょうってんで、そのまんま通じるところがある^^;
番小屋に酒を持ち込んで、肝心の火の番が疎かになり、大火を防げなかった事があって以来、酒の持ち込みは禁止となった・・
冬こそ火事も起きやすいが、年寄りばかり、体も温めたいのである^^ 
そこへ、ちゃんとやっているか役人が見回りに来る;
shincho.jpg
you tube:古今亭志ん朝 二番煎じ
志ん朝は何をやっても卒がなくぴしっと決まる、この飲んだり食べたりする場面の美味しそうなこと、
今晩あたり、鍋でもつついて一杯やりたい、って方にはおすすめ^^

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category: 落語

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室内楽編:ベートーヴェン Sym No.7 ほか  

原曲であるorch作品を小編成に、あるいはピアノ連弾などに編曲した楽譜は多々あるが、良くできた編曲譜は単に縮小版ではなく、独自の良さがあり、原曲のorchでは気付きにくい部分が明確に聴けたりする利点もある、 
1994年、プラハで発見された、ベートーヴェンSymの弦楽五重奏への編曲譜は、ベートーヴェンと同年生まれで親しかったという作曲家C.F.エバース(1770~1836)が書いたそうだ。
他にもじつに様々な編曲があり、F.リストのピアノ編はよく演奏される、J.N.フンメルの室内楽編ほか有名作曲家による編曲もあり、第2楽章をF.タレガがギター独奏編にしたのもある、
参考:タレガ編ではなく、新たな編曲のようだ、(ギター編曲は運指パズルみたいなもの;)
be sym 7 guitar
you tube:L.V. Beethoven - Symphony No. 7, Allegretto, (classical guitar arrangement by Emre Sabuncuoğlu)
よく演奏されるのは聴き甲斐のある編曲だけだろう、先述のC.F.エバース編は早々1996年に、プロ・アルテ・アンティクァ・プラハがレコーディングしている、
be sym no7 prague
プロ・アルテ・アンティクァ・プラハ
ピリオド奏法による透明感のある溶け合い、切れ味が引き付ける、orch演奏に馴染んでいると、弦楽一色のはずが、管が鳴っているように感じたり、チェロの力強い低音にtimpが伴っているように暗示される、そしてorchのガサゴソ重なった音塊からは聴きにくかった内声パートがくっきり分離して出てくるのだ、
20190512081900ef5_20191223084720142.jpg
*第1楽章、orchでは[164]~など、vn2とvaによる歯切れ良さが聴きづらい例が多い、
be sym no7 you
you tebe:Beethoven - Symphony No. 7 String Quintet Arrangement:
I. Poco sostenuto-Vivace II. Allegretto
III. Presto - Assai meno presto IV. Allegro con brio

管楽器は全般に基音のしっかりした音であり、管楽アンサンブルというのはハーモニーが引き立つ、弦楽器は波形の複雑な倍音を多く含むが、可能な限りハーモニーがきれいな演奏が望ましい、そうでないと、バロックなど聴きどころがない、
ベートーヴェンのSymは当時から管楽アンサンブル編もあるようで、この編成ならではの良さが聴ける、なお、コントラfagはこの頃、未発達な楽器だったので、ここだけコントラバスが使われたらしい、
参考動画はこの編曲を元にモダン楽器のコントラfagを使い、timpを加えているようだ、
be sym no 7 you 2
you tube:Ludwig van Beethoven Symphony No. 7 in A major, Op. 92 (1812), transcribed by Pierluigi Destro

プラハで発見された弦楽のための編曲譜に「エグモント」ほか序曲も四重奏編で書かれたものも含まれる、当盤の演奏が良いが、you tubeになかったので代りの演奏を挙げる、
be egum sq you
you tube:Egmont - Overture - L. W. Beethoven (For String Quartet)

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category: ベートーヴェン

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フルトヴェングラー:Brahms Sym No.4 (2枚)  

もう昔の話になるが、フルトヴェングラーの録音をEMIがCD化して発売しだした頃、FMでブラームスのSym No.4の第1楽章のみ、プロモーションとして放送された、1948年、BPOとの録音だったが、すっかり虜になり、同録音のLP盤のほうを買ったのを憶えている、表紙デザインも初盤の頃を再現している、 
W F br s4 01
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルハーモニーO
1948年、ティタニア・パラスト ライヴ

第1楽章の始め、アウフタクトからフルトヴェングラーは枯淡の境地のような入り方、
動機は3度下、6度上、3度下、6度上、oct下、3度上・・と途切れ途切れに動き、内声が揺らめき、じわじわとエネルギーが高まる、
sc01 01
録音レンジに収まり切らないようなダイナミズム、コーダでは合奏不可能なまでの加速の凄まじさである、
sc01 422
第2楽章の弦楽による[88]から、生で聴いたらさぞ素晴らしかろうと想像させられる、
sc02 88
第3楽章はわりとじっくり始め、熱気を高めていく、
終楽章のパッサカリアは整然と進めるのも効果的だが、フルトヴェングラーは各変奏の表情に応じ、シフトを変え、最後は熱烈にして終わる、
W F br s4 1948
you tube:Brahms - Symphony No.4 - Furtwangler, BPO (Live 1948)
[1/4]  [2/4]  [3/4]   [4/4]

次は同じくBPOで、5年遡って1943年12月12~14日とあるライヴ録音、
マスターテープの劣化が激しいため、残された良好なLP盤から起こしたCDになる、磁気テープよりも、固形化されたLP盤のほうが保存性が高い、
W F br s4 02
BPO 1943年
5年後より全般にスロットルの踏み込みが早くて強い、聴衆とその場の空気を背に受けて指揮するかのような即興性がある、
完璧な演奏とクリアな音質を当り前のように聴いてきた今の若い人がこの録音を聴いたら「なんて聴きづらい音だ」というのが第1印象だろう、合奏がわやくちゃになるほどの加速、昔はこんなエキサイティングな演奏があったのかと、ただ驚くだけか、ハマるか?"若い人"になってみないとわからない^^;
W F br s4 1943
you tube:Furtwangler - the Melodiya records - Brahms Symphony No. 4 (1943)

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category: ブラームス

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啖呵:「大工調べ」  

江戸落語の独擅場が江戸っ子の啖呵である、いろんな噺に啖呵を切る場面がでてきて一つの山場になる、お馴染み「三方一両損」では喧嘩そのものは置いといて、その見事な啖呵に「敵ながらあっぱれ」と褒める場面すらある^^
噺家の滑舌の聞かせどころだが、あまりに喧嘩口調じゃ何を言ってんだかわからない、長々と小言を言うのにちょいと勢いとメリハリを付けたくらいがちょうどよいと言われる、
長い啖呵で有名なのが「大工調べ」だが、大工の与太郎は家賃滞納のカタに道具箱を大家に取上げられる、大工の棟梁が返してもらうため一緒に大家宅へ行くのだが、銭が少しばかり足りず、だめだと言う因業な大家に棟梁がついにキレて啖呵を切る場面、
(*以下、啖呵部分より、各々音量差に注意)
まずは古今亭志ん朝、
sincho.jpg
you tube:古今亭志ん朝「大工調べ」
江戸っ子喋りの手本のように絶品!悪口を言っているのに泥臭くなく、粋に聞こえる、
こちらは訴えを起こし、白州の場面まである、

次に柳家小三治
kosanji_20191221103655b9b.jpg
you tube:柳家小三治【大工調べ】
こちらもさすが、これを聞いたあとには、「よくまあベラベラと口が立つもんだ、お前さんそれで食っていけるよ、」と言いたいほど^^悪口雑言のはずが、カラっとしている。

今度は三遊亭小遊三、
koyuza.jpg
you tube:三遊亭小遊三  大工調べ
大家にすれば、「よくそこまでオレのことを知っててくれた」と有り難い気もする^^

立川志らくは何とも言えぬ可笑しさに満たされている、
siraku.jpg
you tube:大工調べ(だいくしらべ) 立川志らく
啖呵は最速記録かもしれない^^

なお、この話はTBSの大岡越前のストーリーにも数回導入されている、ここでは道具箱を取られた大工に見方した越前の父、忠高が因業大家と喧嘩する、ついに白州となり、越前は父を裁くことになる、

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category: 落語

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室内楽編:モーツァルト Sym No.39 ほか  

ハイドンのSym:室内楽編に続き、モーツァルトのSym:室内楽編にも興味を伸ばしてみた、この編曲を行なったのは同時代の名ピアニストで作曲家のムツィオ・クレメンティである、 
crementi.jpg
Muzio Clementi (1752-1832)
ハイドンのSymを編曲したJ.P.ザロモンが6人の編成で原曲の趣きを極力維持しているのに対し、クレメンティの編曲はpf、fl、vn、vcの4人、ピアノが主導的で、ピアノ四重奏という趣きが強い、1本入ったflが、あまり「orchの管」という位置づけにはきこえない、まったくの編曲ものだととらえて楽しめばよいのだろう、

まず、Sym No.39 K.543、
演奏が旧タイプで、美しく溶け合うというより、パート同士凌ぎ合うような感じにきこえる、
moz sym39 qu
Quartetto Clementi
moz sym 39
you tube:Symphony No. 39 in E-Flat Major, K. 543:
I. Adagio - Allegro II. Andante con moto
III. Menuetto e trio IV. Allegro
昨日のザロモン編によるハイドンSymの演奏は室内楽はこうありたいもの、と思える味わいだったが、どうも20世紀流の演奏でピアノ三重奏や四重奏、さらには弦楽四重奏など、会場の響きも関係すると思うが、近接録音では耳疲れしてくる。

もう1つ、Sym No.41 K.545、
こちらは新時代スタイルでいくらか聴きやすい、反復を行なっているので長くなるが、バランス的にピアノの存在が強すぎか、フォルテピアノならもっと相性も良いと思うが・・
pf: Davide Cabassi
fl:Luigi Lupo
vn: Gisella Curtolo
vc: Lucio Labella Danzi

moz sym41
you tube:Symphony No. 41 in C Major, K. 551, "Jupiter"
I. Allegro II.Andante cantabile
III.Minuetto: Allegretto IV.Allegro molto

伝わる話によると、モーツァルトもザロモンによってロンドンに招かれる予定だったが、その前に亡くなってしまった、もし実現したら、新作を書き、それもザロモンが室内楽編曲をしたかもしれない・・しかしモーツァルトがもう少し生きて書いた新作というのがまったく想像つかない、これも時空と一体化した運命に思える;

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category: W.A.モーツァルト

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室内楽編:ハイドン Sym No.100 ほか  

これまでも何度か触れたが、ハイドンのロンドンセットSymをヨハン・ペーター・ザロモンが室内楽に編曲しており、ザロモン編とも呼ばれる、ザロモンはさすがこれらの曲の初演でコンサートマスターを務めただけに、原曲の響き、趣きを知り尽くした編曲者である。 
Johann_Peter_Salomon.jpg
Johann Peter Salomon(1745-1815)
編成はflが1本に弦楽四重奏、fpと6人になる、flは原曲の様々な管パートの主要な所を渡り歩くように書かれ、常に色彩感を保つ、fpは通奏低音で補助的な役割となり、orchの主要パートを与えていないところが、鍵盤音楽的にならず、原曲の趣きを損なっていない。
ハイドンのSymはかつては編成の大きなorchで、ガサガサ音が重なり聴き辛い演奏が多かったが、近年は小編成の透明感あるサウンドで聴き易く、真価のわかる演奏が多くなってきた、
室内楽の利点は奏者1人ずつで各パートがさらに明瞭で細やかに聴けるところ、ザロモン編はC.ホグウッドが録音したのが最初だったと思うが、その後も少ないが良い録音が出ている、

まずはARCO BALENOによるSym No.100「軍隊」、始まりから美音に魅了される、
arco baleno
ARCO BALENO
hay S B s100 you
you tube:Symphony No. 100 'Military' G major,
I Adagio-Allegro II Allegretto
III Menuetto : allegretto moderato IV Finale : Presto
fpを除きモダン楽器だが奏法は優れたピリオド、この曲がこんなに上品に聴けるのかと驚く、第2楽章の軍隊ラッパはvnが模倣する、
*ARCO BALENOはこのほか、No.94、98、99、101、104を録音している、

ザロモン編のNo.103「太鼓連打」を聴いたことがないのでyou tubeを探したら、良い演奏があった、モスクワ音楽院バロック・アンサンブルの演奏で、このCDも欲しいところだが、現在は入手困難のようだ、No.94も入っている、
hay sym Moscow
you tube:F.J.Haydn. Symphony No.103 in E flat major, Hob.I:103, "Drumroll".
I - Adagio - Allegro con spirito II - Andante piu tosto
III - Menuetto: Allegretto - IV - Finale: Allegro con spirito
この演奏も美しい室内楽として味わえる、最初のtimp連打をどうするか興味あるところ、
原曲のorch版では第1楽章の[54-55]でvn1が総奏音にかき消されてしまう例が多いが、これも問題ない、
sc01 53
orch.総譜
因みにorch演奏では、A.ドラティ盤、N.マリナー盤はよく配慮されている。

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category: F.J.ハイドン

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恒星間天体:ボリソフ彗星  

今年8月に発見されたボリソフ彗星は2017年に接近したオウムアウアに続く、観測史上2例目の「恒星間天体」であり、「よそから来た彗星」としては初めてとなる。 
その軌道は下図が示すとおり、太陽系外からの一度切りの接近で、その後は遠ざかっていく、
borisov.jpg
黄色がボリソフ彗星、赤がオウムアムア
12月8日に太陽に最も近づき、2.0au(地球と太陽の距離の約2倍)の位置を通過していった、最接近時の速度は秒速約44kmで、東京-大阪間を9秒で通過する、6600万年前、ユカタン半島に落ちた小惑星の2倍を超える速度と見られる、かつてボリソフ彗星が帰属していた惑星系と太陽系の相対速度も関係してくるだろう。
国際天文学連合は公式にボリソフ彗星を恒星間天体と認め、「2I/Borisov」と命名した、
heic1922a.jpg
11月6日、HST撮影、遠方の銀河:2MASX J10500165-0152029が一緒に映り込んでいる、
heic1922b.jpg
12月9日、HST撮影、最接近直後
観測の結果、核の大きさは直径1km未満と推定され、太陽系由来の彗星とよく似ていることもわかった。太陽系には彗星の巣であるカイパーベルトやオールトの雲があり、系外の惑星系にも同様の構造があり、重力の作用で系外にはじき出される小天体は多いと考えられる、

ちなみに1996年に地球に最接近した百武彗星など、かつては恒星間天体で、太陽系に捕獲されて周回するようになった、という仮説もある、化学組成も標準的な彗星と異なるそうだ、
02hyakutake.jpg
百武彗星、彗星の動きを追いながら露光するので背景の星はブレる、
また太陽系を囲むオールトの雲(現在のところ仮説上の天体)にある小天体は初期の9割以上が太陽系外に散逸していったシミュレーション結果もあるそうだ。
これまで発見された恒星間天体は現在の観測網技術で捕えられる大きさだったわけだが、気付いていない恒星間天体は数多いと考えるのが自然である、太陽系由来の危険天体に加え、全天あらゆる方角から突然やってくる天体にも警戒が必要か;

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category: 宇宙・天体

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フルトヴェングラー:Beethoven Sym No.7 (2枚)  

先日の「英雄」でも書いたように、フルトヴェングラーのレコーディングへの考えが気になる、今、録音でしか聴けない我々はその内容の何%か?外枠くらいしか聴けていないとも言える;録音されていない、その場限りの演奏にはもっと凄いものがあったかもしれない;
W F BPO
フルトヴェングラーはベートーヴェンのSym No.7も好んで演奏しており、「運命」に次いで録音数が多い、No.7は躍動的なリズムが支配しているが、主題は大らかに羽ばたく趣きもあり、雄大な流れも持つのが魅力である、
まず、1953年、BPOとの放送用録音がDGより出たもの、
W F be7 dg 1953
1953年 ベルリン・フィルハーモニーO
W F be s7 BPO you
you tube:Wilhelm FURTWÄNGLER conducts Beethoven - Symphony No. 7 LIVE (1953)
音源はやや保存が良くない気がするが、わりとウォームな音質である、
フルトヴェングラーの晩年近い特徴だろうか、とくに第1楽章はじっくりと構えた感があるが、じわじわと内面的に湧きたつようだ、第2楽章は遅めのテンポでじわっとした意気込み、第3楽章、加速ぎみの表現はあるがやや控えめか、終楽章もフルトヴェングラーらしい期待に応えるが、'50年以前ほどの加熱感ではないか・・

次に録音年が前後するが1950年、VPOとのEMI、スタジオ録音、
W F be7 emi 1950
1950年 ウィーン・フィルハーモニーO
W F be s7 VPO you
you tube:Beethoven: Symphony No. 7, Furtwängler & VPO (1950)
第1楽章、長い序奏部から、引いては迫る物量感の対比で圧倒する、'40年代のライヴ録音と大差ない感じだ、EMIのやや硬質だがスタジオ録音らしい明瞭さでそれがよく聴ける、第3楽章も活気にあふれ、終楽章は始まりから加熱ぎみでターボがかかったように燃焼度が高い、総演奏時間はBPO盤より1分短いだけだが、かなりの違いに聞こえる。

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category: ベートーヴェン

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室内楽編:ハイドン オラトリオ「天地創造」  

CDなどよく注文する某通販サイトから、お薦め商品のお知らせメールがよく来る、こちらが商品ページを見ていた時間が長いのを記録しているのだろうか、直後ではなく、数日経ち、忘れかけた頃の絶妙なタイミングで該当の品や関連商品の案内がくる、すると「やっぱり欲しいな」って気になり、術中にはまる^^;これもAIみたいな機能があって、最も効果のある頃合いを統計的に把握し、自動的に送ってくるのだろうか、見事な商戦略である、
結果、満足な買い物となれば文句ないが;
 
ちょっと気になっていたのが、ハイドンのオラトリオ「天地創造」の室内楽編である、録音という手段がなかった時代、大編成の名作をプライベートに楽しめるように、ヒットしたオペラの序曲だけでも少人数の室内楽への編曲譜を出すとよく売れたらしい、ロンドンセットSymを室内楽に編曲したJ.P.ザロモン編も大いに売れたらしく、これも上手い商戦略^^
「天地創造」を編曲したのは当時のアントン・ヴラニツキーでこの人も優れた作曲家だが、
Antonin_Vranicky.jpg
Anton Wranitzky(1761-1820)
壮大な音楽絵巻をどのように室内楽編にしたのか・・
hay creatuin
ハイドン:オラトリオ「天地創造」
A.ヴラニツキー(編曲)
パンドルフィス・コンソート(古楽器)
フリッツ・フォン・フリードル(朗読)
2018年7月15-17日 録音

弦楽五重奏と朗読1人という編成である、原曲はorchと合唱、アリアとレシタティーボで書かれているが、レシタティーボの部分はナレーションのみに置き換え、アリア、合唱部分の音楽は楽器で演奏され、ナレーションが重ねられる、これでオラトリオの内容は十分にわかる、
これに気付いたヴラニツキーのアイデアも画期的で名編曲といえる、
DSCN7684.jpg
モーツァルトの歌劇「魔笛」もレシタティーボなしでセリフで話を進めるが、音楽とは重ねない、「天地創造」は描写音楽が多く、プロコフィエフの「ピーターと狼」を先取りしたような効果で近代的だ、当然ナレーターと奏者は絶妙に呼吸を合わせる必要がある、
これをCD化したのもまた商戦略^^?
amazon TOWER
パンドルフィス・コンソートの演奏は見事で、同時に作品が器楽のみでも非常に充実しているのがわかる、弦が管のパートも弾くが、管楽器のように聞こえる、また原曲のフル編成にはない美しさが聴ける、大編成に付きものの響きの雑味がなくなり、音楽がくっきり見えてくる、vn:2、va:2、vc:1の編成で、ダイナミズムは暗示的に表現できる、しばしばvcがアリアの旋律を弾き、バス楽器がいなくなるが不足感はない、単に"縮小版"ではない価値がある。
creation 1808
1808年、「天地創造」再演の様子、中央で椅子に座っているのがハイドン、指揮はA.サリエリが行なった、

昔、「天地創造」の日本語版をFM放送で聴いたことがあるが、直接わかる言葉の力は強い、
文法の違う言葉の歌詞に置き換えるのは苦心しただろうが、ナレーションなら自然な日本語が乗せられるだろう。

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category: F.J.ハイドン

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食べられるフジツボ  

海岸の岩など、どこにでもびっしり付着しているフジツボ、カニの甲羅などにもくっついている、カメノテやエボシガイも近い仲間らしい、 
kaigan.jpg
hujitubo.jpg
昔から貝類と思われてきたフジツボはじつは、エビやカニと同じ「甲殻類」なのだだそうだ、一見似ても似つかないが、孵化した幼生(ノープリウス)は他の甲殻類と同じ姿をしており、泳ぎまわる、
Shrimp_nauplius.jpg
ノープリウス
やがて二枚貝の幼生によく似た姿に変態し、岩などに固着する、フジツボの殻はエビなどの外殻に相当し、脱皮して大きくなる、潮が満ちると蔓脚という熊手状の脚を出し、盛んに海水中のプランクトンを掻き寄せて捕食する、これがエビの脚に相当、
barnacle-etmopterus2.jpgbarnacle 02
フジツボの中身、たしかにエビの仲間らしく、エイリアンの幼生に似ているとの噂も・・
hujitubo you
you tube:蔓脚運動(フジツボの捕食)
本来動き回れた生物が海岸に貼り付き、牡蛎みたいな生き方に変えたのも意外だが、それに適応した体に変身できるのも凄い、波打ち際は日光も当たり、引き潮の時は一時的に海水が濃縮される栄養豊富な所で、生命が発生した場所の候補でもある。
そう言えば、引き潮でフジツボが空気中にあるとき、人が近づくと一斉にギシギシ音を立てるのを憶えている、警戒して蓋を締めるのか?この活発な反応は確かに貝類ではなさそうだ、
クロダイやイシダイはフジツボを噛み砕いて捕食するらしい、

大型種のミネフジツボは食用にされるが、養殖して出荷までの手間がかかり、身は少ないので高級食材になる、カニに近い味らしい、小さいのは出汁を取るのに使えるそうだ、
3 minehujitubo
酒蒸しとフジツボ汁

ところで、見た目にかかわらず美味しいのがシャコ、
syakoTop.jpg
下太りの姿がどうも・・;という人もあるが、これもエビやフジツボと同じ甲殻類で、節足動物である、
syako.jpg
シャコは意外なほど強者である、前部にハンマー状の脚を持ち、超高速パンチで貝殻やカニの外殻を砕き、捕食するのだ、パンチを繰り出すとキャビテーション現象が起きるらしい、
Mantis vs Crab
you tube:破壊力抜群!パンチと掴み技で獲物を捕らえるシャコ
昔、活きたシャコを箱にごっそり買ってきて塩茹でにしたら美味しかった、贅沢な捕食をしているせいか、エビよりクセがなくうま味十分、殻は厚くないが、トゲが多く手で剥くと怪我しやすい、カニ用鋏で淵を切るといいだろう、

余談:ハスの実がなんだか気持ち悪く見えるのは蜂の巣とか、フジツボの集団に似ているせいか・・;ハスの実もまた美味しい食材であるv
hasu no mi

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category: 時事・雑記

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フルトヴェングラー:Beethoven「英雄」 VPO(2枚)  

このところ、フルトヴェングラーに再燃しているところ^^ 手元にウィーン・フィルと録音した、比較し甲斐のあるベートーヴェンSym「英雄」が2枚があった、
フルトヴェングラーは、「ラジオを通しての音楽会が完全な代りを果たしうることはない」と述べた一方、「コンサートの音楽を保護するためにも、レコード音楽を滅ぼしてはいけない」とも言っており、本物のコンサートへの期待を抱いてもらうための効果として録音物の価値も認めていたらしい、
 
まず、fontanaレーベルから出ていたLPで1944年の録音、
こちらは放送用の録音で、聴衆は入っておらず、ライヴではないが、まさにこの時期らしい、破天荒な気合いの入った演奏となっている、
W F be s3 fon
第1楽章は展開部が非常に長く、また再現部でも大きな山場があり、フルトヴェングラーの聴かせどころである、第2楽章、終楽章も劇的である、
録音は保存状態も関係するだろうが、歪みは致し方ない、内容は十分に聴ける、
W F be s3 1944
you tube:Beethoven: Symphony No. 3, Furtwängler & VPO (1944)

もう1枚、VPOとの録音で1952年のEMI、スタジオ録音がある、
W F be3 EMI cd
録音は格段に良くなっていて、各楽器が味わえる、8年前の1944年盤のような表現は控えめとなるが、これが冷静なコントロールが入ったフルトヴェングラーの演奏だろうか、晩年に近いほど、端正で落ち着いた傾向になるが、内面的にひしひしと迫ってくるものはある、
W F be s3 1952
you tube:Beethoven: Symphony No. 3, Furtwängler & VPO (1952)
いわゆるフルトヴェングラーらしい、気合いのこもった演奏を期待するなら、1944年盤に軍配があがる、
W F

次回は「第7番」の予定、
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category: ベートーヴェン

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昭和の即席カレー  

こういう話を書くと、何だかホンワカする^^ 
本当の意味の「即席」っていうと、日本初のレトルトカレーで「3分温めるだけ」の、ボンカレーだったが、これで夕食を済ますというのは即席すぎてあっけない;
まず肉や野菜を鍋で煮る匂いが立ち込め、カレーの香りが加わる、これがほっとする我が家の夕食だ、初めはオリエンタルカレーだった、
Oriental curry
現行品
粉末状でこれをダマにならないよう溶かす必要があった、味はあっさりして、ごく普通の家庭風カレーというもので、調味に手を加えることもできた。
oriental curry 2
明治キンケイ・ミルクカレーも独特の味が好きだった記憶(乾燥した野菜が入ったものも出たが、ちょっとアクが混ざったような風味だった)、
なお、これは業務用で現在も出ている!昔のままの味だといいけど^^
kinkei_20191213083836d96.jpgmeiji kinkei
                          現行品
ほか各メーカー工夫した商品をだしてきた、
sb monakasb curry
左:エスビー、モナカカレー
やがて、固形のカレールーが出るようになり、粉末よりコクが味わえるようになった、ハウス、バーモントカレーはロングセラーである、以下、現行品
House.jpg
そんなに、"バーモント"が香る気はしないが^^;・・バーモントとはリンゴ果汁と蜂蜜を合わせた風味だが、昔、どのメーカーか?バーモントガムというのを出していた。
エスビーのフォンドボー ディナーカレーなんか高級な感じで喜んだが^^
SB.jpg
カレーとともにシチューもお馴染みになった、ハウスのシチューはビーフが好みだった、クリームシチューは学校給食の定番だった;
House 2
一応ご飯とは器を分けて、おかずで食べるのが正しい、カレーみたいにかけても同じじゃ・・と思いつつ、その後も分けていた^^

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category: 時事・雑記

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フルトヴェングラーの序曲(映像あり)  

フルトヴェングラーで、好きな序曲をいくつか聴きたくなった、 
まず手持ちのCDにある、VPOとのスタジオ録音でEMI、ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
なぜかVPOとの録音には魅力的なものがある、録音も良く弦楽の味わいがしなやかに聴ける、
「魔弾の射手」序曲というと、クラシックを聴き始めた頃、名曲集盤で親しんだ懐かしさがある、いくつもの場面を表わした緊迫感が引き付け、フルトヴェングラーの手腕が効いてくる、
W F ouv 01
1951 VPO EMI
これはyou tubeにないので、1952年、BPOとのライヴを挙げる、
W F Weber you
you tube:Furtwängler: Freischütz Overture most lively! 8-12-1952 Berlin Philharmonic

ここで貴重なカラー映像つきでお馴染み、モーツァルト「ドン・ジョバンニ」序曲、フルトヴェングラーの動く映像を初めて見たとき、何だかイメージどおりだったのを思い出す。
w f moz you
you tube:Furtwängler conducting Mozart's Don Giovanni Overture Salzburg 1954 (In Colour)

シューマンの「マンフレッド」序曲、これもフルトヴェングラーに相性ぴったりの曲のようで期待に応える、これは手持ちのCDに入っている、1949年、ティタニア・パラストのライヴが熱気十分で録音も良好、
W F ouv 02
you tube:Schumann - Manfred Overture Op. 115 (1852) - Furtwängler, BPO, 1949

最後に、時代は遡るが、C.W.グルック(1714-1787)の序曲、グルックはC.P.E.バッハと同年生まれ、初期古典派でオペラの大家であった、orch曲では伴奏パートにアルペッジョをよく用いるのが特徴か、
「アウリスのイフィゲニア」序曲、これは人気のあった曲らしい、歌劇序曲で本編と繫がった書き方だったので、単独演奏用にモーツァルトが終結型に編曲している、ここではR.ワーグナーが編曲したものを採用、原曲部分はほぼそのままだが、エンディングがやや大仰で長くなっているのもこの時代らしいか、1954年、VPOとのスタジオ録音で最高の音質で聴ける、
w f ouv 03
you tube:WILHELM FURTWÄNGLER 'IPHIGENIE EN AULIDE' Gluck, Overture

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category: その他・ロマン派

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ハイドンのフーガ楽章  

これまでにも、ハイドンが書いたフーガ楽章をいくつか取上げたが、今日はまとめ編、 

まず、知る人ぞ知る、Sym No.13 D majorの終楽章、簡潔ながらモーツァルト「ジュピター」の終楽章と同じ動機が登場する(こちらはニ長調で調は1音違う)、[89]からほんの4小節弱だが、和声進行もそっくり同じな部分があり、ハッと気付く、
hay s13 sc04 87
ハイドン Sym No.13:終楽章
2 moz sc04 166
モーツァルト「ジュピター」:終楽章
(以下、SymはC.ホグウッド指揮:AAM)
hay s 13 hog
you tube:F.J. Haydn - Hob I:13 - Symphony No. 13 in D major (Hogwood)

次にSym No.40 F majorの終楽章、爽快で巧みにまとめられている、
you tube:J. Haydn - Hob I:40 - Symphony No. 40 in F major (Hogwood)

ロンドンセットのNo.95の終楽章も見事なフーガだが、それ以前に最も傑作と言うべきSym No.70 D major の終楽章がある、この楽章がNo.70を隅に置けない作品にしている、ppで始まる単純な動機からは予測できない内容だ、
s70 sc 04 01
you tube:J. Haydn - Hob I:70 - Symphony No. 70 in D major (Hogwood)
ヘンデルの曲を思わせるバロック的書法が魅了するが、ユーモアも加えている、

弦楽四重奏曲にも魅力なフーガ(終楽章)がいくつかある、まずHob III:36 A mojorで、2つの主題を持つ2重フーガ、
(以下、演奏:フェシュテティーチ四重奏団)
fe sq you
you tube:J. Haydn - Hob III:36 - String Quartet Op. 20 No. 6 in A major

次はHob III:35 F minorの終楽章、快速ながら主題がモーツァルトのレクイエム:「キリエ」を思わせる、
hay sq fuga 01
you tube:J. Haydn - Hob III:35 - String Quartet Op. 20 No. 5 in F minor

最後にHob.III:32 C majorの終楽章、4つの主題で書かれた緻密な書法で、小難しい感じにならず、あくまで楽しいのが素晴らしい。
2 hay sq fuga 02
you tube:J. Haydn - Hob III:32 - String Quartet Op. 20 No. 2 in C major

このほかに部分的にフーガ書法を使った曲も入れるとじつに多い、
古典派で充実したフーガを聴かせるのはハイドン、モーツァルト、J.M.クラウス、続くベートーヴェンくらいしか知らない;

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category: F.J.ハイドン

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音量差、温度差  

映画館の音響というと、衝撃音はもとより、銃をセットする音、ドアを閉める音、アタッシュケースを開ける音等々、いちいち派手である、それが迫力、メリハリになっている^^;  
20th fox
大スピーカーがスクリーンの裏に置かれているとか、
TVを買ったとき家電店に薦められてスピーカー内蔵のラックシアターなる物も買って、
Rack theater
シアターモードにすると、映画館風のド派手な音になり^^;スターウォーズのオープニングテーマなど、あの雰囲気で楽しめる^^
S W
しかし普段は録画を夜遅く観るのでヘッドホンで聴くことが多く、めったに使わない、ただのラックと、PCにセットしたのと同じように、せいぜいミニアンプと小型SPで十分である、
pc anp sp
背面の壁に近づければ小型SPでも低音が効く、音楽DVDもこれで十分聴ける、
クラシック以外で、歌手などのマイクを使ったライヴ会場に行くと、とにかく音量が大き過ぎる、それに慣れてか、カラオケも無用に大きな音でやられると、抜け出したくなる;

クラシックは聴力検査でぎりぎり聞えるようなpppまで表現の範疇だが、これに耳を澄ますのが音楽だろう、美しい音、聴きたい音、というのは弱音に込められることが多いと思う。
19世紀ギターもそんな優しい音であるが、関わる人々は熱いものを秘めている・・
これは「カルリスタとモリニスタの議論」と題された当時の絵である、
Carulistes-et-les-Molinistes-Kopie.jpg
かなり盛り上がっているが、
カルリスタとは、フェルディナント・カルリ派、
モリニスタとは、フランチェスコ・モリーノ派、
と思われる、それぞれ同世代のギター作曲家だ。当時の著名な両作曲家を支持する会派の対立か?実際こんな乱闘騒ぎがあったのか、風刺的に描かれたのかわからないが、ギター音楽ひとつでこんなに熱くなる時代だったかもしれない、
ある人が優れていると誰かが言うと、この指とまれ式に賛同者が集まってくる、さらに二派に分かれて対立するのを楽しむ?習性が人間にはあるのかも・・^^何が良いかは他人や集団じゃなく、各個人が決めればよいのだが、
昔は新聞(やがてラジオ)くらいしか時事の情報源がなかった、
19th_20191210104407df7.jpg
風評は台風のように発達したかもしれない;現代は個人発信の生の情報も行き渡り、情報の経路も複数で、照らし合わせると誤りや捏造も多いのがわかる、昔よりは出来事を客観視できると思うが、やはり人から人へ伝わると話は膨らんでいくだろうか?
人の噂も四十九日七十五日、やがて熱が冷めて忘れられていくが;

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category: 映画・TV・DVD

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フルトヴェングラー:「第九」VPO 1951 (LP)  

今はさっぱりだが、昔は結構、恒例行事とか歳月の節目を意識していた。 
暮れは大まか掃除を済ませ、年末年始のTV番組(紅白を除く)、N響のベートーヴェン「第九」の放送も見ていた、第三楽章になると、一年の垢が清められる気分だった、
O.スウィトナーが指揮した頃などじっくり集中して聴いた、(動画は音量小さめ)
sui be s9 nhk
you tube:Beethoven: Symphony No.9 in D Minor op.125 Otmar Suitner NHK Symphony Orchestra (1986)
近年のパーヴォ・ヤルヴィ指揮「第九」も聴いてみた、新時代的な演奏、
be sym9 nhk
you tube:Beethoven Symphony No. 9 / Paavo Järvi
第1楽章で「おやっ?」と気付く音があるが、[81]のflとobである、従来版はB♭だったが、長3度上、Dになっている、
sym9 sc 01 79
ベートーヴェンの作品で、従来楽譜の様々な誤りをジョナサン・デル・マーが調査、校訂した「批判的校訂譜」がベーレンライター社から出版され、2000年代からはこの楽譜で多く演奏されるようだ、S.ラトル、A.フィッシャー盤等も同じ。

さて、フルトヴェングラーの第九は数ある中で、EMIが録音したバイロイト盤が全体の出来栄えとして最も良いとされるが、EMIは当初、この録音はフルトヴェングラーから拒否されていたそうだ、原因は当時フルトヴェングラーが忌み嫌っていたカラヤンとEMIが仲良しだったせいとかで^^;結局録音されたが、フルトヴェングラーの生前には発売されなかった。
今回はバイロイト(1951年7月)の半年前、1951年1月録音のVPOとのライヴを再聴、
20171229.jpgW F be 9 lp
W.フルトヴェングラー指揮、ウィーン・フィルハーモニーO.
録音に一部不具合があるが、音質は好ましく聴きやすい、内容はバイロイト盤に近いが、特筆はVPOらしい魅力がよく聴かれ、第三楽章はバイロイト盤の上をいくようだ、ふくよかで絹の触感のようなVPOの弦楽、深いデュナーミクに引き込まれ、最後は長くrit.して終わる。
W F VPO Be s9
*この古いモノラルの音源はフルトヴェングラーの生きた時代そのもので、時空的に一体となっている、彼の演奏を最新の録音技術で聴いたら・・なんて考えても想像しにくい、
W F be s9 you
you tube:Beethoven "Symphony No 9" Furtwängler 1951 Wien

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category: ベートーヴェン

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バーチャル飛行:オリオン大星雲(New)  

NASAが作った新しい動画だそうで、オリオン大星雲の立体データを元にした、遊覧飛行である、画面の任意のところでクリックしてずらすと、全方向角度を変えて見られる、"スペースビュー"になっている、若く明るい星、星が生まれたばかりの所・・いろいろ見られる、
M42 you
you tube:Flight Through the Orion Nebula in Visible and Infrared Light - 360 Video

さて、オリオン大星雲まで1300光年ほど距離があるが、仮にそこに行った話として、実際このように動く景色は見られない、あくまでバーチャルで、この動画の動きは光速を遙かに超えている、先日、「星と星の間」でも書いたように、星間や星雲の拡がりなど途方もない距離で、オリオン大星雲は差し渡し20光年を超えるらしい、
2 Orion_Nebula_-_Hubble_2006
仮に光速の7%くらいで飛べる宇宙船があったとして、端から端まで飛行するのに、大方250~300年かかるだろう、("理論上"今の技術でこの程度まで加速は可能という、原子爆弾の爆風を何発も受けるとか;)

*もし、光速に近いような速度で飛行できたら、宇宙船から見る景色はどうなるか?
あらゆる方向からくる全ての光は進行方向の一点に寄っていき、宇宙船のフロント窓に、極度に波長の短い眩い光が見え(肉眼では見えないか;)、あとは真っ暗、
Near light speed
これだけの景色になるらしい;

冬の夜空を彩るオリオン座、左上のベテルギウスは寿命の殆どを終えているらしい、
alma_20191208095229963.jpg
アルマ望遠鏡が捉えたベテルギウスの表面
我々の存命中?か、千年以上先かわからないが、超新星爆発する見込み、その直前にはニュートリノの放射が観測され、わかるはず、ほか小爆発など兆候があるかもしれない。
img_0b_20191208092402052.jpg
興味尽きない星座に想いを寄せて眺めてみるのも一興かと^^
Orion_constellation_map.jpg
オリオン大星雲の位置、条件が良ければ、双眼鏡でもよく見える、

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category: 宇宙・天体

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美味しい食感  

ちょっと昭和っぽい話になるかな、 
たい焼きと大判焼き、たぶん腹に入ってしまえば同じだろう、でも、たい焼きは焼きたての皮がカリカリするのが美味しい、ふやけてしまったら、オーブントースターで焙ったりする、
02taiyaki.jpg05obanyaki.jpg
大判焼きはふわっとして分厚い食べ応えが良い、デパート「高島屋」の地下食のが人気で、焼けるのを待って行列ができていた、ごく普通に美味しいからかな;

あと子供の頃から好きなのが、菓子パイ、
詰め合わせでいろいろ入ったのをよくお土産でもらった、
pie 01pie 02
多層の薄生地で歯が横すべりするのが何ともいえず、ほかにない食感である^^
3pie 03
源氏パイは左のように層を縦に切ってあるが、右のようでないといけない、

子供の頃親しんだカルピスは茶色瓶で包装紙で包んであった、飲み物も口へ入るときが肝心で、器で味わいが変わって感じる、
02calpis.jpg
カルピスグラスもあって、朝顔型に上が開いた形、これはストローを使っちゃいけない、
190702_calpis_01.jpgimages 02
この広い飲み口から流し込んで飲むのが美味しいと思う、マドラーで氷をカラカラ廻しながら^^
映画館で買うホットコーヒーは蓋に飲み口が付いているが、熱いのがピンポイントで入ってきて味わいづらい;

器に拘りだすと、かき氷とか・・(寒いのに恐縮)、器はガラスで、金属スプーンでサクサク混ぜながら、半解凍にして食べるのが良かった、果物などトッピングは不要、シロップだけでよい、*ザラメを溶かしたシロップが風味があって良かった、
面白いことにかき氷にも、関東式と関西式がある、関東では器に先にシロップを入れ、上に氷を削って乗せていく、
chiba shaved ice
千葉県の例
関西ではかき氷を程よく押さえつけながら盛って、上からシロップをかける、因みに岐阜では関西式を採用している、東海地方は、ものによって関東風、関西風で入り組んでいるようだ、
今は持ち歩けるように紙や発砲スチロールのカップが使われ味気ない、スプーンストローは掬いづらく中途半端だ;
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category: 時事・雑記

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フルトヴェングラー:「運命&未完成」1954 Paris  

まず余談となるが、最初期のレコード録音に関する事を以前書いたが、音の経路に電気の補助が一切なく、真にアクースティックな録音法だった、聴いてみると結構楽しめる、
過去記事参照:シュトローヴァイオリン 
02 acoustic_recording
1920年代~フルトヴェングラーの時代には勿論、マイクロフォンはじめ現在の基盤となる電気を使った録音だが、戦中と戦後しばらくまでは、先日の1947年録音の「運命」のようにゴリゴリした歪みはやむを得なかった、1950年代以降の録音を聴くと、歪みが軽減され、弦楽器などがふくよかに聴けるようになった、今日取上げる1954年録音の「運命&未完成」もそうだが、あと3-4年も経てばステレオ録音の時代に入り、技術は一気に進んだ感がある、F.フリッチャイの晩年は既に充実時代で、今聴いても遜色ない録音がある。

さて、このLP盤、考えるのも恐ろしいほど長く倉庫に放置していたのを引っ張り出してきた、日光と雨露が凌げるだけで快適にはほど遠い倉庫だが、盤、ジャケットとも状態は良好、
昔吹き付けた静電スプレーの効果も持続している^^;
spray.jpg
2 W F be sch lpW F be sch lp 2
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1954年5月4日、パリ、オペラ座 ライヴ

1954年、過密スケジュールの演奏旅行中、パリでのライヴ録音である、スタジオ録音と比べ、やや荒削りな感じがいい、「運命」については同年、EMIにスタジオ録音した演奏に近い、1947年の鬼気迫る演奏とはだいぶ変わっている、じっくり落ち着いた老境の味わいと言うべきか、「第九」で言えばバイロイト盤とルツェルン盤のような違いがある。
当録音のyou tubeは細切れで面倒だが;
W F Be s No 5
you tube:Furtwangler conducts Beethoven Symphony 5 (Paris 1954);
1/5 2/5 3/5 4/5 5/5

このLPで魅力に思うのは同日の録音で、B面のシューベルト「未完成」、第1楽章では熱い表現があり、第2楽章が良い、テンポは比較的速めだろうか、[96]から嬰ハ短調のダイナミックな部分に入り、[111]からニ長調になった弦楽の温もり溢れるような表現は他に例がない、
sc02 111
深いヴィヴラートが効果的で意味を持つ。
W F sch s 8
you tube:Schubert "Symphony No 8 in B minor" Wilhelm Furtwängler 1954

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category: ベートーヴェン

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星と星の間  

HSTが捉えた星団の写真でとくに見事なのが大マゼラン雲のタランチュラ星雲の中にある「R136a」だろうか、大マゼラン雲は星の材料が豊富で、大集団で星が生まれる、画面に青く明るく見えている星々は大質量星で、最も明るい「R136a-1」という最大級の巨星もある。 
Star_R136a03.jpg
R136a拡大
星団の周りの星雲は星団からの光圧で吹き払われ、空洞になっている、写っていないような小さな星は桁違いに沢山あるだろう、
こういう星の写真は露光時間をかけるので、明るい星ほど光が回折して大きく写り、接触しそうなほど密集して見えるが、実際の星の大きさをこの画面内に表わしたとしたら、顕微鏡でも見えない小さな点になるだろう、
太陽近辺のような星のまばらな所では直径5光年球内に2つ3つ星があるくらい、仮に太陽と隣の恒星アルファ・ケンタウリが10円玉の大きさだとすると、距離関係は東京と岡山に置いた10円玉に相当する;
10yen.jpg
R136aのような星団なら遙かに密集しているが、それでもまず衝突など起こらないほど星同士の距離は空いている、

銀河系内にあるオリオン大星雲もタランチュラ星雲には及ばないが星が数多く生まれているところ、中央で星雲全体を照らしている、トラペジウムという巨星の集まりがあるが、
opo0019b.jpg
よく見るCG画像でも見やすいように星の大きさを極端に強調している、これも実際の尺度で描いたら見えない点になってしまうからだ、
Orion Nebula
you tube:コズミックフロント「オリオン大星雲へ ハッブルが見た星のゆりかご」
こういう画像では星と星はすぐ近くで賑やかそうな錯覚を受けるが、連星でない限り、実際はお互いにものすごく離れ、寂しいのである^^;
銀河全体を見ると数千億個の星の集団で賑やかに見えるが、
M81_20191205103837414.jpg
やはり、個々の星の間は恐ろしく離れている; 「近くだな」と実感してよいのは"大きさ"が見える月や惑星くらいかな;近年ようやく、HSTやアルマ望遠鏡でアンタレスやベテルギウス等、巨星の大きさを実視できるようになった。

PS.最も近いアルファ・ケンタウリの距離を年周視差(三角測量)で測るとする、三角形の底辺は地球の公転直径(2億9920万km:光で約17分)を利用して半年後に角度の差を測り、距離を割り出すと4.3光年になる、(1光年=9兆4607億km)
Annual parallax
これを地上の東京と富士山(約100km)の距離測定に縮小してみると、
201706241329407b9_20191205103834b38.jpg
三角形の底辺は73.5cmしかない、角度差は両辺の傾き合わせて0.0004216°である;
この極めて難しい恒星の距離測定に初めて成功したのがドイツの天文学者フリードリヒ・ヴィルヘルム・ベッセルだった、はくちょう座61番星(11.4光年)を測定し、かなり正確な距離を出したのが1838年である。

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category: 宇宙・天体

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フルトヴェングラー:「運命」 BPO 1947  

いつの時代も演奏家や指揮者は同時代を生きた人々の期待に応えて演奏してきたはずで、当時の気運、価値観が反映するのはごく当然だと思う、
フルトヴェングラーのベートーヴェン「運命」は過去にLPを持っていたものの、しっかり聴いた憶えがない、今頃になってやっとCDを買い直して聴いたしだい、随分あと回しになった;

ナチス協力者の疑いで連合国から演奏活動を禁止されていたフルトヴェングラーだが、1947年にその疑いが晴れた、実際彼はナチには反抗しており、自らも危うい状況になりながら、ユダヤ系音楽家らの国外脱出に加勢していたそうで、無罪と決まり復帰できた、
この頃ベルリンはまだ廃墟同然だったらしいが、ティタニア・パラストで行なわれた復帰後、最初の演奏会は特別なものがあっただろう、
titania-palast.jpg
ティタニア・パラスト
この日を多くの人々が待ちわび、貧窮の中、貴重品を処分してでもチケットを求めた人がいたという、ここで最も相応しい曲目はやはりベートーヴェンだろう、まさかこんな時にパガニーニのvn協奏曲などない;
プログラムの最初が「エグモント」序曲、次が「運命」で当CDに収まっている、
W F be s5 CD
W F be s502
1947年5月27日 ティタニア・パラスト
2曲とも復帰演奏会3日目の放送用録音だが音源の保存状態が良い、音質自体はマイクロフォン、磁気テープ、録音機等、この時期の性能なりで歪みもあるが、ノイズが殆ど無いのが良い、眼前に現場そのものがあるような空気感、弱奏から爆音的強奏まで生々しく再生される、当然モノラルだが、大きめのSPで重厚に再生する意味がある、「エグモント」序曲の開始音からして、この時の会場が追体験できるようだ。
エグモント」序曲
W F be egm
you tube:Beethoven: Egmont Overture, Furtwängler & BPO (1947)
交響曲第5番ハ短調「運命」
W F be S5
you tube:Beethoven: Symphony No. 5, Furtwängler & BPO (1947)

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近年のティタニア・パラスト

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category: ベートーヴェン

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アーノンクール:Haydn オラトリオ「天地創造」  

大作曲家の歴史との関わりも興味深い、クラシックの名作には逸話が伴った曲があり、それらしい話だが、後世の勝手な創作と判明したものが多く、出来過ぎた話はいかにも眉唾だが、そっとしておきたい話もある、 
ハイドンの時代は決して大昔ではない、科学史的にもI.ニュートンはハイドンが生まれる前の人であり、「光の速度」もJ.ブラッドリーの天体を利用した測定で正確にわかっていた、機械技術も進み、身の回り品では懐中時計も作られていた、同時代のウィリアム・ハーシェルが天王星を発見し、銀河系のおよその形も掴んでいた、ハーシェルは天文学に専念するようになったが本来は音楽家でクラリネットも演奏した。
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ウィリアム・ハーシェル(1738-1822)とニュートン式反射望遠鏡、経緯台で現代の大型望遠鏡と同じである、
ハイドンがロンドンを訪れた際、ハーシェルに会ったかどうかだが、ハイドンが訪問したところ、ハーシェルは不在だったという記録があるらしい、訪問が事実なら少なくともハーシェルから何かを得たい意志はあったといえる、
因みにアーノンクールの解説文の中には「ハイドンはハーシェルの天文台で、圧倒的な宇宙に畏敬の念を抱いた」・・云々の記述がある、
ウィーンに戻ったハイドンはJ.P.ザロモンの依頼でオラトリオ「天地創造」を作曲する、
ストーリーは旧約聖書の「創世記」とJ.ミルトンの「失楽園」を元にしているが、序曲に当たる「混沌の描写」は傑作で、聖書に基づく神話的イメージだけで書けるだろうか、
当時最新の科学に基づく世界観が反映している気もする、そう思って聴くのも一興、
S.ホーキング博士によると宇宙が誕生する前は"無の世界で時間も存在しなかった"、時間すらなければ神が何かを成すことも出来ない。それでも全てを超越する神が時間も無い混沌から、形ある世界を創ったという前提になる、
ロンドン交響曲では限定的だったクラリネットがここでは効果的によく活躍する、二管編成にflを1本追加(3本)、コントラfagを加えたオーケストレーションもひじょうに楽しませる。
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さて、アーノンクールの演奏、「混沌の描写」は無から何かが生まれそうで生れない揺らぎを思わせる、こうした場面の描写、また歌唱部分の言葉のアクセントへの同調、同じ旋律でも当てはめられた言葉に応じ、強弱法や速度も変える、修辞的演奏に徹し、息をのむ間と強弱の対比・・神経を込めた演奏で進める。
第1部では第4曲、ガブリエル(sop&合唱)の「喜ばしき天使の群れは・・」が、orchが力強くもレガートに寄り添う、第12曲、ウリエル(tenor)のレチタティーヴォ「今や輝きに満ちて・・」はorchの前奏と描写の間奏も置かれる、神と天体への畏敬の念が込められたようだ。第13曲、合唱「もろもろの天は神の栄光を・・」は重厚に閉じる。
第2部は生命が創造される、第15曲、ガブリエル(sop)のアリア「力強い翼をひろげて・・」は鳥類の誕生、躍動感に満ち、木管による描写が楽しませる。続く第16曲、ラファエル(bass)のレチタティーヴォ「神は大きな鯨と・・」ではコントラバスが唸るような効果をあげる。第21曲、ラファエル(bass)のレチタティーヴォ「大地はただちにその胎を開き・・」は特に描写が見事で音の絵画だ。続く第22曲、ラファエル(bass)のアリア「今や天は光にあふれた輝き・・」も同様、第二部の最後、第26~28曲、独唱部を間に置く合唱「大いなる御業は成りぬ」はハレルヤで見事に歓喜を歌い上げる、アーノンクールは堂々たる構えでしなやかさを持たせ、耳心地のよい量感。
第3部は人間の誕生、第29曲、ウリエルのレチタティーヴォに木管が活躍する前奏および間奏があり美しい。以下アダムとイヴの独唱、二重唱など合唱を伴って綴られる、終曲の第34曲、第二部の終曲と同様、ヘンデルのオラトリオに触発された見事なアーメン合唱で終わる。

「天地創造」は多くの動画が挙っているが、当盤アーノンクールと、アダム・フィッシャーのライヴを代表で、
N H Creation you
you tube:Haydn: Die Schopfung - Harnoncourt/CMW(2010Live)
A F Creation you
you tube:Haydn - The Creation / Die Schöpfung (with Annette Dasch & Thomas Quasthoff)

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category: F.J.ハイドン

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超高速度星:S5-HVS1  

これまで、天の川銀河内を秒速1000kmを超える速度で移動する高速度星を取上げてきた、2019年11月に、これまでの最高記録1500km/sを超える超高速度星が見つかった、
「S5-HVS1」と名付けられ、南天のつる座29000光年の距離にあり、1755km/sで移動しているそうで、ESAの天文衛星:ガイアのデータから確かめられた。 
Artist-impression-of-S5-HVS1.jpg
S5-HVS1:想像図
ちなみに銀河の多くの星々も銀河回転により移動しているが、その平均速度からみて10倍になるらしい、新幹線の最高速度は0.0083km/sなので、S5-HVS1は約2万倍の速度になる、
S5-HVS1.jpg
you tube:Black Hole Ejects Star Out Of Our Galaxy
*なお、他の動画サイトの中に秒速1万6千kmと桁を間違えて挙げているのがある; ほかにネガが裏返しになった画像が挙っていたり、あてにならないネット情報がある;

このような速度になったのは、以前にも書いたように、銀河系中心のブラックホール(いて座A*)とそこに接近した連星が原因と考えられている。2つの星が周り合う連星が銀河系中心の巨大ブラックホールに接近し、1つがその重力に捕えられ、もう1つは引き合っていた相手を失い、ハンマー投げの選手が手を離したように投げ出される、
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S5-HVS1もこのまま銀河系の外へとはじき出される、
同様なことは、よその銀河でも起きるだろう、昨年10月頃発表されたガイアの第2期観測データにより、その動きの向きから、銀河系の外からやってきたらしい超高速度星が13個見つかっている、銀河から抜けだし、銀河間を飛び交う星は数多いようだ。
ESA_Gaia_Sprinting_Stars_1280_20191202122039516.jpg
黄色の矢印が他の銀河から来たものと思われる13個の超高速星、赤い矢印が天の川銀河から離脱するほどの速度で銀河の外へ向かう7つの超高速星【資料:ESA(イラストと画像の合成)】

超高速星に惑星は付いて行かないだろうが、もし銀河間のようなところに地球があれば夜空に星はなく真っ暗、近傍の銀河が見えるだけ・・そんな景色かな?

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