駅弁、ゆで卵 
2020/09/30 Wed. 10:14 [edit]

駅弁の話は前にも書いたが、ちょっと追加で思い出したことを・・
近頃の駅弁は幕の内タイプでもかなり豪華になっているが、今も昭和の駅弁の面影を残す1つといえるのが、名古屋の「こだま」という駅弁で、ベーシックなおかず、ウェットティッシュの元祖とも言える"お手ふき"も懐かしい、

幕の内定番のおかずでは、焼き魚、出汁巻き卵、昆布巻、椎茸,鶏肉の甘煮、蒲鉾、など憶えているが味付けが良かった、そして経木の折箱の香りがまさしく駅弁だったv
専門の通販店で経木の折箱は買えるようだ、

仕切り板付き
幕の内のおかずになりそうな総菜もスーパーにあるし、炊きたてのご飯に黒胡麻ふって再現できるかも^^
PS.駅弁のお茶で馴染んだあの渋い味、ヘルシアというカテキンの多いお茶が近い味に思える、


釜めしはお土産でよく貰った、残った焼物の器は後々も使えて重宝する、

この器で大きな茶碗蒸しを何度か作った^^蒸し鍋1段に1つしか入らない;
今日のメインはこれ、みかんと同じような網袋に入ったゆで卵、
固茹での塩付きで、こんな感じ?

5個入りくらいがあった(今は2個入りか)、駅の売店や車内販売でも普通にあった憶え、1人で食べる数じゃないので、家族や仲間連れの旅が多かったのか、
この頃は遠足の弁当に、ゆで卵も付けるのが集団的慣習だった気がする、卵は固ゆでが当り前と思っていた。
また、この酢昆布、列車旅に付きもの?ではないが、何故か行楽のお供みたいに噛んでいる人が目に付いた記憶がある、

PS.コメントいただいて思い出したけど、駅弁を買うなんて贅沢は、たまの事であり;
家からにぎり飯、ゆで卵も持って行った、塩もこんな紙包みに入れて、

ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 昭和の記憶
必殺!?レコードの歪み対策案 Ⅱ 
2020/09/29 Tue. 10:21 [edit]
歪んだレコード盤を完全に真っ平らに修正するのは難しいし、加熱するのはリスクもある;
再生するときだけ、歪みを矯正するのが手っ取り早いだろう、
1つ浮かんだのが「ゴムベルトと止め具」、
まず、荷物止めに使うような厚手で強いゴムベルトの端をしっかり繋ぎ、(繋ぎ目はハトメなどがいいかな)

ターンテーブルをキツく締めるくらいのリングを作り、ハチマキにする、

次に止め具、幅は1cm弱でよいだろうか、適度な厚さの真鍮板を切って図(断面)のように曲げる、ペンチで挟んで板に押しつけながら曲げられそう、6、7個ほど作ればいいだろう、

これをテーブルのゴムリングに適宜挟み込んで、盤の周囲を数か所押える、(反り上がりの大きい場所に集中させる)

ただし、この案は下の写真で①のタイプにしか使えない、筆者のプレーヤーは②の型なので試せない、①だったらすぐにもやってみたいが;

*止め具は張り出しがカートリッジの端にぶつからないように作る必要がある、
(先日の粘着テープ止めならこの心配はない)、
うまく行くかどうか?わからない無責任な案である^^;
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: Low cost audio
ベートーベン・ベスト10 
2020/09/28 Mon. 09:29 [edit]

人気作品への投票サイトも開設している、
→「あなたが選ぶベートーベン・ベスト10」
投票の仕方はベートーヴェンの全作品の中から3曲以内に絞って、となるが、これは天秤にかけにくく、決め辛い、
作品は曲種も違えば、1時間を超える大作から、短い小品まであるが、これらを同列扱いで同じ"大鍋"に入れるってのは、なんか「紅白」の選抜みたいな・・;
歌劇「フィデリオ」も「トルコ行進曲」も一緒に順位付けられるってのはどうかと・・?
それより、交響曲、協奏曲、室内楽・・等々、曲種ごとに好きな曲1票のほうが決めやすいし、興味のない曲種には投票しなくてよいことにする、曲数の事情もあるので結果は"ベスト10"にせずともランキングでよい、それなら結果にも興味が湧くし、総合的な人気順位(ベスト10)なら投票総数でわかってくるのでは?
なお、同サイトの中にとりあえず、「ベートーべン30選」というのが決められ(事前のアンケートなどで選ばれたのか?)、簡単に投票できる、これら以外の曲にも投票できる欄があるが面倒くさそう;
"30選"はある程度はわかるようで、ピンと来ないところもある、交響曲第7とか、vnソナタ「春」など「のだめカンタービレ」の影響もあっていたりして・・(音楽的内容はともかく、あの漫画タッチの実写化が笑えた)
それにしても、nhkのクラシック番組は相変わらずで、有名作曲家の作品、巨匠や話題性のある新鋭演奏家のライヴ・・こんなところばかり、
一般に知られない優れた作品を紹介したり、専門家が作品を詳しく解説したり・・もちろん楽しんで観られる要素も大事だが、大衆にコビない番組が1つくらいあって良さそうに思う;
PS.コズミック・フロントNEXTのような結構専門的に踏み込んだ内容の宇宙番組が長く続いている、ヨーロッパ、アメリカなどとの共同製作な部分もあるが、"毎週"じゃなくてよいので、充実した番組があってほしい、クラシックも共同製作ならいけるかも?

ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: ベートーヴェン
超激安!9割引き 
2020/09/27 Sun. 10:35 [edit]

また、季節予報では11月は平年並み、12月は寒い、となっている(コロコロ変更になるが)。
大陸の高気圧が張り出し、カラリと過しやすい、台風も近づけない、

この調子で秋が深まってほしい、
さて、最近も安いのに驚いた通販の品が、amaさんに出品されていたこれ、

バナナプラグが12組(24本)で795円、しかも送料無料、タダ同然に思える、
品は高級とはいかないが、実用に不具合なく、21世紀の新録音のクウォリティも満足に聴けている!(たかが接続具で大袈裟か;)
もちろん電気仕掛けのあるこの手の低価格品には始めから故障しているのもあるが、単純な品だけにその心配はなかった、
また、広告が飛び込んできて噂が賑わっているこの通販、
→wish
通常から見て9割引き?みたいな品もあるが、衣類に関して見てみると、M、L、LL など大まかなサイズは記されているが、細かな寸法は一切表示されていない、これでは選びようがないが;商品の画像は"イメージ"で、同じ製品の色違いは同一画像の色を修正してあり、現物写真ではないようだ、

寸法が明示できないのは、これっぽい品を仕入れたら何でもありなのかも?ネット上の噂では「期待にはほど遠い品が来た」とも「意外に使える品が来た」ともある;
究極の「無料」というのもあって、じつは送料の中に商品代を含ませてあったり;
詳細はサインアップしてログインしないと見られない;まあこれは手を出すつもりはない、
WARNER CLASSICSから、何だか恐ろしく安価なセットCDが出ている、思わず注文したのがS.コヴァセヴィッチのベートーヴェン、ピアノ・ソナタ全集で、9枚組で1356円・・って兼価盤1枚の価格である!

→amazon
原盤はEMI、演奏家もレーベルも名が通っている、録音も1992-2003年で古いものではない、一般のレビューはあまりあてにしないが、

くらいである、他にもこのシリーズから激安セットが出ている。
amazonやTOWERで買うので心配ないが、気味がわるい程の安さは何なのだろう;;
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 時事・雑記
Haydn Sym No.53 「帝国」(3枚) 
2020/09/26 Sat. 10:32 [edit]
その前、1778-79年に書かれたNo.53ニ長調「帝国」は充実した傑作で当時も評価が高かったという、エステルハージ侯はハイドンに外部からの注文に応じ作曲してもよいと許可を出していた、No.53は楽譜が出版され、当時のアメリカにも知られていたらしい。
第1楽章は短くも荘重な序奏が付く、主部Vivaceは主和音を上下するだけの簡潔な主題だけに印象も強い、全体にこの主題が目立って使われ、発展性を持っている、

なお[46]からvn1は2声になるが、重音奏法で、A線の開放をドローン風に奏で、上声はE線を一弓で弾く響きだろう、

第2主題からイ長調に変わり、活力をもって提示部を終わる、展開部も第1主題がメインに発展していく、展開部後半[167]で弱奏に転じ、幻想感のある転調で進める、

第2楽章は歌謡調の主題による変奏、主題の性格をあまり変えずにセンスよく進められる、
メヌエットは明確で溌剌とした主題、こういう主題は印象的で飽きが来ない。

終楽章はいくつか異稿があり、A稿とB稿がよく演奏され充実している、以下いずれもA稿の演奏で始まる、
今日はお気に入りの演奏を3枚、
まず、クリストファー・ホグウッド指揮、エンシェント室内O
エステルハージOを再現した小編成である、響きの透明感が心地よく第1楽章は快速ぎみに切れ味よく決める、1本入ったflトラヴェルソが全楽章で華やかさを添える、終楽章もアンサンブルの決めっぷりが見事、

you tube:J. Haydn - Hob I:53 - Symphony No. 53 in D major "L'impériale"
ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
同じく古楽器orchだが、ホグウッド盤に対し編成は大きく、その量感も効いてくる、いつものようにアーノンクールらしいアプローチで引き付ける、
アーノンクール盤は先日こちらのブログでも取上げられている、
>ハイドン探求 三次科学技術教育協会

you tube:Symphony No.53 in D major, 'L'Impériale' :
I Largo maestoso - Vivace II Andante
III Menuet - Trio IV Finale - Capriccio - Moderato
トーマス・ファイ指揮、ハイデルベルクSO
モダン楽器に古楽器の金管、timpを合せた編成、第1楽章序奏から堂々とがっちり聴かせて引き付ける、以下、作品の魅力を120%に引き出すファイの手腕で楽しませていく、
メヌエットのがっちり感がツボで心地よい、こういう演奏も聴きたかった・・というのをしっかり提供してくれるv

you tube:Symphony No. 53 in D Major, Hob.I:53, "Imperial":
I. Largo maestoso - Vivace II. Andante
III. Menuetto IV. Presto
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: F.J.ハイドン
必殺!レコード盤の反り対策 
2020/09/25 Fri. 10:45 [edit]
水が水玉に纏まろうとするように、柔らかく溶けた物質は分子の動きが活発で丸く集まろうとする、レコード盤も熱して柔らかくした塩化ビニルを両面からプレスして作られるが、たぶん冷め切らないうちにプレス機から外すと、外周ほど縮もうとする割合が高く、結果的に中央がどちらかの面に押し出されて丸い皿のようなパラボラ形に変形するのではないだろうか、

レコード盤の変形には他にもいろいろあり、全体には平面だけど部分的に曲がっているとか、半回転の間に2箇所もうねりがあるとか・・これなど最悪で製造が粗雑だったとしか言えない;
FIDELIXというメーカーは大抵のオーディオメーカーが作らない、リスキーでも「あると助かる」という製品を作るようだ、盤の外周が浮いているのを押さえつける「アウター スタビライザー」というのも作っているが、これも重量で押さえ込むタイプだ、

→FIDELIX
プレーヤーの形態に合うよう受注生産らしい、安くない、重さで押え込む、というのには二の足を踏む;軽いフレームが上手く固定される方式でプレーヤーに付属してるのが望ましい。
PS.ちょっと考えた断面がこんな感じ?^^

留め金は周囲5~6箇所に設ける・・
盤の反りを直してしまう、という攻略もあるが、これは難しい、
このような「アナログディスク反り修正機」というのも一応ある、

→ ORB DF-01iA
ヒーターで熱しながら平面で押えて修正する機器だが、全て上手くいくとは限らないらしい、結果がパーフェクトだとしても・・値段的に二の足を踏む;
(昔、こんな方式のズボン・プレッサーを持っていた;)
同じ手法で安上がりなのが、2枚の厚手のガラス板で盤を挟み縁を止めて、日光に当てるという方法だ、昔あった茶だんすのガラス戸が枠なしでちょうど良く^^試したことがある、

太陽の熱射は地上の万物にエネルギーを供給しているだけあって、さすが強烈、しばらくすると黒い盤面は熱くなってくる、部屋に取り込んで冷めてから取り出したところ、若干、前よりはマシになった?くらい、2度目にやったときはうっかり熱しすぎて盤が溶けてしまった;
日光に当てる角度や時間に用心する必要があり、それ以来懲りてやっていない;
どんな素材にしろ、わずかに曲がったクセを皆無にする、というのは難しい。
筆者は反りのひどい盤は諦めるが、どうしても聴きたい場合、以下のようにする、
外周が浮いていたら、盤の端っこを粘着の強いテープでターンテーブルに押さえ込んで貼る、
貼りしろは2mm弱くらいで僅かだが、数か所貼れば止められる、

中央が浮いていたらこれ、どれも超安上がりv

これで再生して、デジタル録音機に取り込み、それっきりにする^^
*分厚い重量盤が反っていたら?目も当てられない;薄い盤のほうが対処しやすい、
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: Low cost audio
オーディオ機能の優先順位 
2020/09/24 Thu. 10:17 [edit]
オーディオ誌関係のサイトを見ても、いつもどおりハイエンド機ほか、どうでもよくて高価な製品がずらり紹介されている、
レコードプレーヤーのトーンアーム部に絞ってみても、何やら拘りの技術が投入されたというものが多々あるが、その前に「レコード盤の反り」を何とかしなきゃ始まらないだろう、
レコード盤は大らかな時代の産物でもあり、大なり小なり反りがあって、全体にはパラボラ形になっている例が多い、A面が凹面ならB面は凸面になるが、問題が多いのは凹面側で、外周ほど盤面の高さが不安定になりやすい;

重量級のスタビライザーを乗せるってのは凸面状態には効果はあるが、凹面側では殆ど意味がなく、筆者は持っていない

*重いスタビライザーは起動時にモーターやベルトに負担をかけるだろう、
状態がひどい盤はアームがウネウネと上下に動き、適正針圧もへったくれもない、
"反り"はプレーヤー側の責任ではないとはいえ、避けられない現状で、どうせコストをかけるなら、盤をターンテーブルに矯正密着させる補助具の付いたプレーヤーが、プロ仕様じゃなく一般向けに登場してほしいものだ、アームの性能は普通でいいから、
外周が盛り上がった凹状態のときは、外周を押さえつけるフレームが欲しい、どのような固定法にするかが工夫どころ;

ターンテーブルに密着させれば制振効果もある
中央が凸状態のときは、このようにセンター軸にネジを施し、ストッパーで押え込めばいい、

センター軸はターンテーブルと一緒に廻るので問題ない
同時に盤の制振効果もあるだろう、たぶんコスト的にも簡単、
凸状態はクリップで押さえ込むこともできる、

*LP盤で不具合のない盤を安定的に出していたのはDENON盤くらいか?プレスが済んだ塩化ビニル盤を真っ平らに安定させる技術、工程が要ると思うが。
カートリッジにも100万円超えの品まである、MC Anna Diamond
仮にそれだけの素晴らしい性能があるにせよ、上記のように使用環境を良くしないとこれだけで真価は出せない;
音質を良い方向に変えたいなら、踏み込んで機器内部のパーツを替えたり、改変するくらいの手術をやれば何らかの変化は見込めるが素人にはできない、せいぜいケーブルを交換したり、簡単に取付く補助アイテムをあれこれ試すくらいで、外から膏薬を貼る気安め程度だろう、
そんなアイテムだけは妙に高価な物が出てくる;
何から良くしていくか優先順位がある、
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: Low cost audio
おでんの具 
2020/09/23 Wed. 09:10 [edit]

当地岐阜でおでんと言えば、素茹でに近い淡白な具に、ダシ入り味噌のタレをたっぷり付けて食べるのが普通だった、元々おでんは味噌田楽が発祥、

味噌もたまには良いが、何時の頃からか我家のおでんは関東風になった、近所の家はわからないが、関東風が主流になってきた気がする、

具材で名前だけは聞くが、食べたことがないのが「竹輪麩」で、当地では売っていない、小麦粉を練って作ってあるそうだ、

代りに使っているのが「角麩」、京都の「生麩」と同系でグルテンによるモチっとした食感があり、煮物の具材としてお馴染み、

角麩は蒟蒻同様、芯まで味を染ませるには意外に時間がかかるが、半染みくらいでも美味しいので、すき焼きに入れてもいい、
以上は具材そのものに味はなく、煮付けや煮含めで味付けする、
似た具材に「鳴門巻」があって、昭和のラーメンのトッピングでお馴染み、

魚のすり身が入っているが割合が少なく、蒲鉾と生麩の中間のようなもの?これもおでんの具として使える、
具材は写真のような定番が揃っていれば良い、

新参者の具材には馴染めないのもあり、ロールキャベツを入れるのは好きじゃない、つくね玉を白菜で包んだのならいいけど、
季節になったら銀杏を串に刺して入れたい^^
おでんのダシ汁の素も売られているが、やや濃厚な風味である、
うま味は効いて、もう少しさっぱりして、煮汁が透き通ったきれいなおでんに仕上げたいが、コツは鰹ダシに薄口醤油を控えめに入れ、あとは塩で味加減を仕上げるとよいらしい、
今は「チーズおでん」というのもあるそうだが、筆者にとっては異次元のものだろう;
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 時事・雑記
リュート・バッグ 
2020/09/22 Tue. 09:44 [edit]

全店舗用(赤)が10枚、中小店舗用(青)が10枚に別れ、使用期限は来年の1月末まで、
5000円お得になるが、それでも無駄使いはしたくない;食料品などに使うのが一番、
このアルト・リュートにはケースが無かったので、持ち歩き用の袋など欲しかったところ、
キルト生地等で作ってもよいが、生地も結構高いし作るのも面倒;

昨日、スーパーに寄ったら旅行バッグが目に付いた、
合いそうなサイズに見えたが本当に合うか?

一旦戻って採寸しようかとも思ったが、「めんどくせぇ、買っちめぇ」って、一か八か商品券を使って購入;帰って入れてみたところ、

幅、奥行きともピッタリ^^v
念のため内側を段ボールなどで囲うとよいが、まあこのままいけばいい;軽い楽器なので自重でダメージも受けにくいし、
これで楽器がすべて押し入れの下段に収まったv

無駄じゃない買い物がお得にできて、久しぶりに気分良く一日を終えた。
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: Lute
レコード盤のエンドトラック 
2020/09/21 Mon. 09:34 [edit]
音が刻まれた部分の溝は針が1度通るだけだが、エンドトラックは同じ溝を何度も通り、摩擦のダメージが出てくるかもしれない、よってフル・マニュアルのプレーヤーはうっかり居眠りできない;筆者が使っているプレーヤーはオートリフトアップの仕掛けは付いているが、たまに作動しないことがある;?

DENON DP-400 (DP-500Mからこれに替えた)
大抵のオートリフトアップ(又はリターン)の機能はアームがエンドトラックに達した角度で作動する仕掛けと思われる、このエンドトラックの直径は統一規格だろうと思うが、6、7枚のレコード盤をサンプルに測ってみたところ、

105mm~107.5mmの範囲でばらつきがあった、もっと多く調べれば差が開くかもしれない、エンドトラックの径が大き過ぎると"終了"の検知がされないのかも、プレーヤーの機種、あるいは設定の個体差でも作動に影響がありそうで、微妙なところかもしれない、
まあ、安全装置というのは過信せず、居眠りしちゃったとき運良く作動すればよし、くらいの補助と考え、眠気がきたら自分で止めるのが一番;
PS.ところで、ヘッドシェルはアームに差し込むコネクタ部分が固定されたものが多い(若干の傾きは問題ないが)、ネジを緩めて角度調整できるのが水平を正確にできてさらに良い、


*カートリッジとシェル部分が一体型の製品があるが、これは角度調整できない、平面の天板もないので確認も目測するしかない、

同社のこのタイプはアームガイドの突起が他製品と比べ太すぎて、プレーヤーの機種によってはアームの溝に入らない場合があった、イマイチ統一規格?が曖昧である;
シェル本体の材質で音質がどうとか拘らない、カートリッジと合せてちょうどよい重量になるものを選ぶ、


写真のピンセット型ラジペンは挟む部分にギザギザがなく、リード線の脱着でも傷をつけず、お誂え向き、
ほか、固く結んだ紐を解いたり、狭い隙間からしっかりつまみ上げる際、何かと便利v
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: Low cost audio
展望車両 
2020/09/20 Sun. 09:54 [edit]
鉄道好きな人が列車に乗れば、楽しみなのは流れる景色だろう、車内を見回すのが好きという人は少ないと思う;
そんな楽しみを満たしてくれる展望のよい車両があって、古くからお馴染みだったのが小田急電鉄のロマンスカー、名古屋鉄道のパノラマカーだった、運転席が上段にあり、座席の最前列では展望を楽しめる、

その後の後継車両は、ロマンスカーはよりフロント窓を広くし、

一方パノラマカーは客室を上段に上げたという違いが面白い、

しかしこれらのタイプで展望が楽しめるのは最前列(又は最後列)のみで、あとは普通の車両と変わらない;その後は新車両は作られないようだ。
また電気機関車で引かれる客車で最後尾に繋がれる車両には室外に展望デッキが設けられたものが何種類かある、


車内の窓からより、外の空気を感じながらという開放感は格別と思うが、残念ながらこれは乗ったことがない、
またこれも展望型車両だと思うが、九州旅客鉄道(JR九州)の、キハ71系「ゆふいんの森」という気動車が魅力、

これはなんと言ってもヨーロッパのどこかを走っているような外観が素晴らしい、外装の色使いもセンスが高く、グッドデザイン賞を受賞している、もちろん車内のデザインも良い、

久大本線沿線の湯布院町(現・由布市)・日田市・九重などの観光地と福岡市・北九州市を結ぶ観光特急である、乗ってみたいが遠い;

しかし、それでも乗ってみたかったのはこの車掌車である(ムリだけど)^^

ヨ8000型
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 昭和の記憶
高CP比:レコードプレーヤー (修正あり) 
2020/09/19 Sat. 10:42 [edit]
しかし、毎度申し上げているようにレコードプレーヤーには回転調整機能のついていない製品が未だに多く、ビギナー向けからけっこう上級機にさえある、
またネット上でも「プレーヤーの回転が速すぎるみたいだけど、どうしたらいいの?」という質問を見かける、アンサーは「本体の底に調整のためのネジ穴があるかもしれない」と応じるが、ドライバーが入れにくくなっていたり、やりにくいという話も聞く、そもそもどんなドライバーを使えばよいか、外からわからない?
仮に331/3回転を正確に合せれば45回転も正確になるか、というとそうはならないようだ、
今はターンテーブルの速度を検知し、自動で速度を正しく保つクォーツロックの機種があるが、DENONは早くからそういう機種を出していた。
現在、最も低価格(ミドルクラス)でその機能があるのは以下の製品だろう、
まず、ONKYOのCP-1050、
ターンテーブルはダイレクトドライヴでクォーツロックによる自動回転制御が付く、アーム操作はフル・マニュアル、最も標準的に安心して使える機種だろう、

次がDENONのDP-400、
一見簡易な姿だが優れもの、ベルトドライヴでありながら、クォーツロックの自動回転制御がある、プラスアルファとして、再生が終わるとアームを自動でリフトアップする(リターンはしない)、リフターレバーを下げたとき、アームの降り方がゆっくりなのも具合よい、

TEACにはよく似たシリーズ品でTN-4DとTN-3Bがあるが、TN-4Dにはクォーツロック制御があり、TN-3Bは調整機能が無い、約1万円上乗せすればTN-4Dが買える、


TN-3Bはベルトが外部掛けでマニアック?だが内部掛けでもさほど変わらないと思う、回転の安定性では最外周にベルトを掛けた利点はあるかもしれない、
長持ちを優先するとPioneerのPLX-500だろう、ストロボを見ながら手動調整になるが、大した手間じゃない、DJをやる人は中古を何台も買って使いまくっているが故障しない、

1にも2にも音楽再生機として回転が正確なのは大前提である、その他拘りの機能は追加で考えればいい、未だ大前提を満たしていない製品があるのは、ユーザーが意識せず買ってしまっているせいもあるだろう、
回転を確認するには、このドットをプリントしてテーブルで廻し、
→FIDELIX:ストロボスコープ
100v電源のLED電球で照らして該当のドットが静止すればOK、流れると狂っている、


因みにクォーツロック機能のプレーヤー、DP-400で試したがピタリと静止する。
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: Low cost audio
コスト削減 
2020/09/18 Fri. 09:57 [edit]
クルマや様々な製品を見ていると、コスト削減のため、同じボディを転用して、部分的に省略したり差し替えた製品が見られる、クルマでは昔からだが、この写真(日産ノート)は本来オプションでフォグランプを付けるところがあるが、付けない場合このような蓋がされる、

また同じボディを使った日産ウイングロードと日産ADだが、リアハッチにテールランプの延長が付くところ、ADではスパっと省略され"型"だけがある、

コスト削減(=低価格)が目に見えている;一頃このボディ(NV150 AD)は4社で共用されていた、業務車両向けのADのほうが本来の設計でウイングロードのほうが転用なのかも?
*昭和の話で・・スカイライン(ケンメリ型)のエンジンルーム、2000:6気筒はロングノーズで、1800:4気筒はショートノーズのボディが用意されていた、

スカイライン 1800GL
テールランプも丸形じゃなかった、合理的だがズバリ"差"が見えた;
一方、レコードプレーヤー、
これはロングランでお馴染みのパイオニアPLX-500、ターンテーブル外周には回転速度を手動調整するためのストロボ・ドットが斜面になって付いている、これが本来の設計である、

パイオニアPLX-500 実売4万円弱
PLX-500と同じボディを転用したテクニクスSL-1500Cは自動回転制御が付いたため、ストロボ・ドットは不要になり、のっぺらぼうになった外周斜面だけ残っている、トーンアームはそっくり同じ、一見PLX-500のほうが完成度高くみえる?

テクニクスSL-1500C 実売10万円程度
実用には問題ないが、いかにも転用感がある、少なくともこちらのほうが高級なので、独自の設計にして、外観を整えてもよさそうだが、そうするともっと高くなるのか?;
機能的には大して変わらずとも、付加価値をつけて高級化したもの、逆に高級品を引き立たせるため、あえて低価格風に仕上げた物とか、商戦略はあると思う;
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 時事・雑記
昭和の炭酸飲料 
2020/09/17 Thu. 09:05 [edit]

喉が渇いて、最高に美味しいのは冷えた炭酸飲料、最初に親しんだのは、ラムネやサイダーだったはず、今もペットボトルの三ツ矢サイダーがあるが、風味は主に柑橘系の香料である、

昔親しんだのは銘柄は途絶えたが、シャンパン系の香りだった、それを今も再現しているのがチェリオの「日本のサイダー」で通常、自販機のみで売られ100円、西日本だけと思われる。

一口飲むと懐かしい、これが青いガラス瓶なら最高だが・・
そういえば一応ビー玉が入ったペットボトルのラムネもあるが、まるで風情がない;さすがに今はガラス瓶も復活している、
コカコーラは幼少の頃、初めて飲んだ時の印象は強く、柑橘をベースにほろ苦く独特な風味は「癖になるな・・」と、その時感じた、

大人達は"薬臭い"と言ったがそこが良いのだ^^v
小中学生の頃はコカコーラから出た「ファンタ」が非常に人気がでて、オレンジもあったが筆者はグレープが手放せなかった、

ペプシからは近似商品の「ミリンダ」がでていたが、こちらのほうが炭酸が強かった憶えだ。
またチェリオからも、チェリオ・オレンジ、グレープ、メロンが出され、常に他社より安いので親しまれた。

コカコーラから出た、「メローイエロー」も何か引き付ける味だった、黄色で柑橘類の香料を複雑にブレンドしたような香りとマイルドな味で、

これも近似品でペプシから「マウンテンデュー」、チェリオから「スイートキッス」など出ていたが、これらをグラスに注ぐと区別つきにくい;
微炭酸の飲みやすい炭酸飲料も多くなったが、筆者は元々強炭酸が苦手で、コップに入れて掻き混ぜて適度に炭酸を抜く習慣だった、フルーツ系だけでなく、薬効成分の混ざったような味も不思議と引き付ける、キリンの「力水」というのもその一つで不思議に懐かしくもある、これは微炭酸で無色半透明だが、喉が乾いてぐいっとやるには最高v

PS.炭酸飲料ではないが一番記憶に古いのはこれである^^;

ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 昭和の記憶
ハイドン:3楽章の交響曲 
2020/09/16 Wed. 09:13 [edit]
もちろんハイドンも殆どの作品が4楽章だが、初期には先日のバッハの息子達のような3楽章の曲を書いていた、→Symphonys by the Bach Sons
今日はハイドンの3楽章の交響曲に注目してみる、なお、交響曲が4楽章になったのはマンハイム楽派のヨハン・シュターミッツ(1717-1757)らが第3楽章としてメヌエット楽章を加えたのが始まりである。
まず第1番ニ長調(作曲:1757年)、ハイドンにとって初めての交響曲ではないだろう、すでに研鑽を積んだ手慣れた手腕が聴けるようだ、C.ホグウッド、AAMの演奏で、

you tube:F.J. Haydn - Hob I:1 - Symphony No. 1 in D major (Hogwood)
ただしこの頃は依頼主の要望や演奏機会に応じた曲を書いているので、ハイドンが真に手腕を発揮するのはエステルハージ侯爵家の副楽長になった1761年からだろう。
次に第19番ニ長調(作曲:1760-61)、これも3楽章の小作りで無難な曲であるが、それなりに良くまとめている、これはG.アントニーニ指揮の演奏で、

you tube:Haydn Symphony No. 19 | Giovanni Antonini | Kammerorchester Basel
次に第17番ヘ長調(作曲:1760-61)、この曲で注目なのは第1楽章の展開部が[55~112]と58小節に渡る意外な長さであること、ハイドンのウィットに富んだ着想で、優美に引き付けて運び、冗長に思わせない。

展開部始め
残りの楽章は優美ながら無難な作りである、C.ホグウッド指揮、AAMの演奏で、

you tube:F.J. Haydn - Hob I:17 - Symphony No. 17 in F major (Hogwood)
*因みに第36番は4楽章だが、第1楽章は同タイプに書かれているようだ、
you tube:F.J. Haydn - Hob I:36 - Symphony No. 36 in E flat major (Hogwood)
最後に第26番ニ短調「ラメンタティオーネ」(作曲:1768)、これは3楽章でも宗教的内容を持つ特殊な例で、疾風怒濤期の始まり頃だろう、受難を表わす第1楽章に続き、第2楽章にはグレゴリオ聖歌の「エレミヤの哀歌」が引用される、obが旋律を奏で弦楽が伴奏する(ちょっと長い;)、終楽章はニ短調のメヌエットで劇的な要素も持つ、ニ長調のトリオでは弦が鋭い重音を聴かせる、

メヌエット:トリオ
G.アントニーニ指揮の演奏で、

you tube:Haydn Symphony No. 26 "La Lamentatione" | Kammerorchester Basel | Giovanni Antonini
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: F.J.ハイドン
流行、お仕着せ 
2020/09/15 Tue. 11:20 [edit]
県を跨がった隣の江南市にスーパーのアピタ江南店があったが、同市内に「アピタ江南西店」が出来て、ここは「ピアゴ江南店」に改名した(いずれもユニー系列)、

ここがアピタだった頃、印象深かったのは扱っていた商品で、台所用品や食器売り場には厚手鍋など高級な調理器具、焼き物やガラスの洒落た器が豊富に置かれ、"ニューライフ"を演出するアイテムが一杯、普通のスーパーとは一味違うゴージャスな雰囲気だった、
また昔の駄菓子屋を思わせる売り場もあり、懐かしい菓子、粉末ジュース、ビー玉のような小物玩具などレアな商品もあったり、

絵本図書館もあったり、子供連れで楽しめる所で賑わっていた、子供が多かったし、かつてのしばし豊かだった時代が反映していた気がする。
ピアゴになった今は直営の売り場は縮小し食品や日用雑貨だけになっている、一般に楽しみ(無駄)にお金をかける余裕がなくなった、
新しいアピタ江南西店も普通の大型スーパーだろう。

ニューライフと言えば、今の自宅を建てたころ、台所はキッチンユニットと食卓を対面型にする例が増えてきた、食卓側と対面しながら料理できるっていうのだが・・食卓と居間を一体にすればスペースに余裕はできる、ただし部屋の中央に換気扇フードが来て屋外までダクトを伸ばす必要がある、

家内も最初そうしたいと言ったのだが、部屋を区切るより、壁側に設けたほうが中央の空間が自由になるし、食卓はすぐ脇にある、これでいいんじゃない、と従来型の台所にした、

棚類や冷蔵庫の配置も融通が利くし不具合も少ない^^

住建会社も新タイプの設計を提案してきて、住む人にもよるが、昭和世代の我々が馴れた生活スタイルに無かったものは結局使わない;いつぞやの話のようにハーフバルコニーなど設けても物干し場になるくらいだろう^^;

流行や新スタイルというのはお仕着せでもあり、PC関連のソフトやスマホも新機種に変わっていくが、新しいのに替えないと使えなくなってくるので、これは嫌でも買うしかない;
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 時事・雑記
天の川銀河中心での「近点移動」 
2020/09/14 Mon. 09:59 [edit]
これは一般相対性理論が説明する時空の歪みによって生じる、

*ニュートン力学では、2つの天体が互いに重力で結び付いた場合、天体の公転軌道は楕円になり、いつも同じ位置を廻るとされる、しかし一般相対性理論では、天体の軌道は1周しても閉じず、近点(天体が主星に最も近づく点)がしだいにずれていき、花びら形の軌道を描くような「歳差運動」が起こると予言された。

天の川銀河の中心にある超大質量ブラックホールの「いて座A*」の最も近くを楕円軌道で廻る巨星「S2」の動きをESOが27年間観測を続けた結果、これも一般相対性理論の予測どおりに、いて座A*に最も接近する近点がずれることがわかった、これを確認するにはS2の公転周期が15.9年なのでが少なくとも2周近い間の観測が必要だった、

you tube:Animation of S2’s Precession Effect
S2がいて座A*に最も近づく距離は約200億km(太陽から海王星までの4倍程度)で、最接近時には光速の3%の速度で通過する、"太陽と水星"とはまるでスケールは違うが理論は同じに成り立つのが確認された。
大がかりな観測設備と時間をかけて、重力波の検知、ブラックホールの直接撮像、今回のBH周りでの近点移動の観測が成され、いずれもアインシュタインの予言から約100年で確認されたことになる。
ところで、先日書いたブラックホール惑星に関連させると、
→ブラックホール惑星
これらの惑星はいて座A*を中心に半径約10光年の辺りを廻っていると予想されるが、これより遙か内側の距離をS2含め多くの恒星がランダムに周回している、

you tube:Simulation of the orbits of stars around the black hole at the centre of the Milky Way
これらの恒星は、いて座A*から「AU」又は「光日」という単位で表わされる距離に集中しており、ブラックホール惑星から見れば、いて座A*に附随したに中心部の重力と見なせるだろう、とは言え天の川銀河の中心域は恒星が密集しており、ブラックホール惑星にそれらが接近して軌道を乱す確率は高いかもしれない。
太陽系の惑星がほぼ円軌道で公転面も同じで軌道が乱されなかったのは、太陽系が恒星の過疎地にあり、誕生以来、過去に恒星などの接近がなく、さらに大規模な銀河衝突もなかった幸運であると考えられる。
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 宇宙・天体
Symphonys by the Bach Sons (更新) 
2020/09/13 Sun. 09:29 [edit]
じつはこのアルバムをふと思い出したのは、Fritz Sugaさんのブログ記事である、
→スバル360(廃車体)
スバル360の廃車の写真が当アルバムの表紙とそっくり^^(こちらはワーゲン・ビートルの廃車)、何故これがアルバムの表紙になったのかは不明;


バッハの息子達の作品を聴いてのとおり、古典派音楽はホモフォニックで、ポリフォニックなバロック音楽とは似ても似つかぬものだが、いつ頃、誰の手で生み出されたのか?長く疑問に思っていた事だった。
元を辿ればヴィヴァルディなどの協奏曲やシンフォニアに遡り、ジョヴァンニ・バッティスタ・サンマルティーニ(1700-1775)がバロック趣味から徐々に古典派の祖となる書法や趣味を編出していった経緯が見られる、初期古典派のC.W.グルックやJ.C.バッハにそれを引き継いだスタイルが聴かれる。グルックはオペラ序曲として3楽章のシンフォニアも書いている。
<参考>you tube:Christoph Willibald Gluck "Las Chinas"
まず1曲目、フリードリヒの変ホ長調がいい、旋律の趣味など幾分グルック風で明るく快調な第一楽章、反復なしの提示部に展開部が続き再現部はほぼ提示部と同じ、全体をさらりと聴かせる。弦楽のみの第二楽章は雅び、終楽章も快活なリズムで小気味よく冴えている。

you tube:Symphony in E-Flat Major, W. I/10:
I. Allegro II. Andante assai III. Allegro assai
2曲目、エマヌエルのホ短調は先日も取上げたばかりだが、当演奏は弦楽のみの編成で、あまり急速にせずくっきり聴かせる名演かと思う、程よい切れ味をもって演奏される第一楽章は切迫感があり、やはり多感様式の凄味は他の兄弟と一味違う、
you tube:Sinfonia in E Minor, Wq. 177, H. 652:
I. Allegro assai II. Andante moderato III. Allegro
3曲目、クリスティアンの変ホ長調、第一印象がG.B.サンマルティーニの後期交響曲を彷彿とさせるところがあり、少年期のモーツァルトにも影響を与えている、快調な中にも小味の効いた第一楽章。第二楽章も装飾ぎみの旋律が使われ、表情豊か。終楽章のソナタ形式の展開部に当る部分はこの時期、さほどの内容は期待できないが、全体は小気味よく整っている。
you tube:Symphony in E-Flat Major, Op. 6, No. 3, W. C9:
I. Allegro con brio II. Andante III. Allegro assai
4曲目、フリードリヒのニ短調、兄エマヌエルの多感様式の要素も入っている感じだが、心地よく魅力的な第一楽章、静寂にして終わる。第二楽章は弦のみで雅びな味わい。ニ短調の終楽章はロンド風、快活なテーマがいい。
you tube:Symphony in D Minor, W. I/3:
I. Allegro II. Andante amoroso III. Allegro assai
5曲目、クリスティアンのト短調、モーツァルトの25番やハイドンの39番との関連性を言われるが、もっと濃密なエネルギーを感じさせる。第一楽章はホルンの唸りを伴い力強い主題で始まり、疾走する魅力。第二楽章も短調でなかなか深みを聴かせる。終楽章は再びホルンを伴う力強いテーマ、明るさも置き、後半はvnの鋭いトレモロとともにゼクエンツで転調、深みへ誘っていく、再現部らしきものはなく、緊張の内に途切れるように終わる。
you tube:Symphony in G Minor, Op. 6, No. 6, W. C12:
I. Allegro II. Andante più tosto adagio III. Allegro molto
まだ厳密なソナタ形式というのは整っていない時期のようで、マンハイム楽派のJ.シュターミッツらが確立したらしい。

ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: Bach's sons
G.クーパー:Haydn Sym No.41、49、44 
2020/09/12 Sat. 09:47 [edit]
ハイドン作品のCDも買い込んである分、新しい録音が多い。今日はガリー・クーパー指揮、アリオン・バロックOを再聴、2008年の録音だが、最新ものと変わらず分解能の高いサウンドで高域がクリア、かつ滑らかな響きが味わえる、シリーズ化してほしかった録音である。
腕利き奏者達による抜群のアンサンブルだが、決して過激な部類ではない、冴え渡った技で各曲の美質を緻密に聴かせている。


1. 交響曲 第41番 ハ長調 Hob.I-41
2. 交響曲 第49番 ヘ短調 Hob.I-49「受難」
3. 交響曲 第44番 ホ短調 Hob.I-44「哀悼」
ガリー・クーパー:指揮、アリオン・バロック・オーケストラ
2008年 ケベック(カナダ)サントーギュスタン・ド・ミラベル教会
41番、tpとtimpの入らない版で演奏、活気を帯びた適正なテンポで始まる、録音のおかげで管楽器もぐっと近寄ったように聴こえ響きの色彩が鮮やかでいい、第二主題が爽快、ホルンが突き抜けて高らかに鳴る。展開部は弱奏の短調で入るが第一主題動機で一旦区切り、そのあとが本番、ホルンの高域が決める。再現部のひと捻りもいい。
第二楽章、お馴染み、弦が弱音器を付けた緩抒楽章、アンダンテでややリズミカル、この楽章だけflのソロが入るが殆どアルペッジョを吹くのが風変わり、静謐な味わいの楽章。

メヌエット、ここでも2つのホルンの聴かせどころ、高域を見事柔らかに吹く。
終楽章、小刻みな主題を速めのテンポできっちりと決める、ここもホルンの上手さが際立つ。

you tube:Symphony No. 41 in C Major, Hob.I:41:
I. Allegro con spirito II. Un poco andante
III. Menuet - Trio IV. Finale: Presto
49番「受難」、アダージョの第一楽章、滑らかな弱音の弦が常に美音で強弱の深いフレージングは申し分ない、後半はぐっと引き込む。
第二楽章、急速に演奏するがコントロールしきった緻密な合奏で本当に急速の価値を聴かせる、弱音もくっきり粒立ち、[37]からのカノンがじつに軽妙で心地よい、

メヌエット、短調の撫でやかなテーマの旋律にバスが対位的に動くのが味わい。休まず終楽章に入るが確かにそれが相応しい感じだ。
終楽章、急速だが極端ではない、緻密な合奏と深い強弱でエネルギー感を痛快に表現。
you tube:Symphony No. 49 in F Minor, Hob.I:49, "La passione":
I. Adagio II. Allegro di...
III. Menuet - Trio IV. Finale: Presto
44番「哀悼」、第一楽章、テンポは標準的、何度も出る動機はわりと柔らかく表現し、聴き疲れしない、その後の切れのある表現と対比させる、[28]からの2本のobによるハーモニーは2小節単位でツーンと cresc.< >dim. のパターン、ピリオド奏法の常套で、これもじっくり聴かせる。

再現部[117]からのobハーモニーも神秘的。

第二楽章、カノンで貫いたメヌエット、軽やかにリズムを取り、強弱で奥行きを出す。
第三楽章、アダージョはハイドンが自分の葬儀の際に演奏してほしいと遺言し、実際演奏されたと伝わる、後半[57~]のhornはまさに「千の風」になったみたいな、

当演奏は遅くし過ぎず、さらり感覚でしつこくならず、この名楽章も申し分ない。
終楽章、まさにプレスト、急速に演奏、これも「受難」の第二楽章と同じく見事。後半の展開部、スコアは[79]から f となっているが、気分としては[96]のクライマックスに向けて程よくcresc.していきたいところ、クーパーは4小節進んで少し弱奏にして再度cresc.するやり方で引き付け、これは上手い。

you tube:Symphony No. 44 in E Minor, Hob.I:44, "Trauersinfonie" :
I. Allegro con brio II. Menuet - Trio
III. Adagio IV. Presto

ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: F.J.ハイドン
台風が海面を冷やす 
2020/09/11 Fri. 10:25 [edit]

さて先日の台風10号が通過した前後で海面温度に変化はあったのか、

9月3日と9月9日を比べてみた、


9日を見ると、台風10号が通って行ったあたりの海面温度が下がっている、大型で勢力も強く移動も遅かったので影響が現われたのか、自然の変化だったかはわからないけど;
台風の雲が太陽光を反射し陰を作った、風が吹き付けて海水を蒸発させ熱を奪った、なども考えられるが、気象庁によると、台風を中心に回転する風によって、海面下の冷たい海水を引っ張り上げる「湧昇」という現象が起きている、→<気象庁解説>
また強風が海面と海面下の海水を掻き混ぜる効果もあり、 これらの影響が大きいらしい、地球の自己制御システムと言えるかも。
ところで昨日の画像では南海上には熱帯低気圧があるが、

北上しながら台風(11号)に発達するのかと思ったら、中心気圧は下がらず日本に接近する頃には弱まってしまう予報である、

Windyの日を追った予測を見ても消滅するようだ、

→Windy
この辺の海面温は依然高いのに何故だろう?台風に発達する要因の何かが欠けているのだろうが・・地球は自転しているし、上空から低空の大気、海面、海中・・と流動する層がいくつもあり複雑で簡単にはわからない、気象は奥が深い^^;
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 科学・自然・雑学
ブラックホール惑星 
2020/09/10 Thu. 09:48 [edit]

その集まり同士がぶつかると衝撃で圧縮され、さらに自身の重力も強まり密度が高まる、こうして徐々に大きな微惑星になっていき、さらにこれらが衝突合体して惑星になる、そんなシナリオが考えられる、
(*圧縮されるには塵の集まりに"乱流"が起きるステップも必要とする説もある)

これまで惑星が作られるのはこのように恒星の周りだけだと考えられてきたが、鹿児島大学の和田桂一氏らは、銀河系中心の超大質量ブラックホール(いて座A)の周りにある降着円盤にも、同じ条件の場所はないだろうか、という新しい発想で理論計算を行なったところ、BHから約10光年離れた領域に先述のような惑星ができる条件が整っているという結果が出た、

ブラックホール惑星想像図
量にして地球の10倍ほどの岩石と氷を主成分とする惑星が1万個ほどできる、とのこと、

→拡大
この距離にある惑星サイズの天体を検出するのは今のところ不可能だが、もしあるとすれば半径約10光年という途方もない軌道を廻っている、将来的に観測手法の研究が進み、ブラックホール惑星の発見が期待される・・(というが、半径10光年の公転の様子など掴めるのか?)
過去にも書いたように、恒星以外の惑星系でパルサー惑星というのが実際に発見されている、これは大質量星が超新星爆発した後、中心に残った中性子星(パルサー)が強い重力で飛び散ったガスや塵を再び引き寄せ、周囲に惑星系が作られたというもので、普通の恒星にある惑星系とは元素組成からしても異質のものと考えられる。

→宇宙の回転構造Ⅱ:パルサーと"パルサー惑星"?
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 宇宙・天体
楽器のノイズ 
2020/09/09 Wed. 10:38 [edit]
リュートの場合、楽器としての音量が小さいうえに、ノイズは一人前に出るのである;

左手の押弦不全によるビリつき、余計な弦に触れて発する音、右手の弾弦のまずさなど、原因は多々あり、楽器の弦高など最適に調整するのも必須、
ちょっと愚痴めいた話になるが、今、四苦八苦して練習している、E.ロイスナーの組曲はフレンチ系で、こうした曲はノイズに埋もれると弾く意味がまったくない;
(ノイズより小さな音が表現の範囲になる)
因みに譜例の縦に「---」が書いてあるところは軽いラスゲアートを示す、

サラバンドより

ジーグより
ここは人差し指で上方向又は下方向に軽く掻き鳴らすのだが、たくさんある弦のうち、2~4本だけを捕え、バランスよく柔らかく鳴らすのはひじょうに難しい、余計な弦まで弾けばノイズになる、その余計な弦は左手を触れて鳴らないようにするなど工夫するが・・これも注意点のほんの一つである;
時折、このホプキンソン・スミスなど演奏を聴いて、耳を肥やすようにしている、

ジャック・ガロの曲集で同系のフレンチ作品だが、ノイズレスで音楽が溢れている、

you tube:Pièces de Luth. Jacques de Gallot (1625 - 1696)
このように弾くには精密なテクニックと集中が要るだろう、フレンチには鳴りやすい高音弦を使わず、中低音域で和音の味わいを聴かせる曲もある、これにも細心の音作りが必要で、バロックリュートとはこういうものだ、と取り組んだだけ良い練習になる。
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 演奏について
敷地の小さな建物 
2020/09/08 Tue. 10:45 [edit]

以前載せた、大垣市の幹線道路沿いの建物は奥行きが畳の長辺ほどで2階建て、

ここはよく通ったところで目に付いた、こんな衝立みないな建て方、今の建築確認で通るのかわからないが;この狭さにある種懐かしさも感じる、
そして、究極にツボなのが、Fritz sugaさんのブログに紹介されているここ、
→小向マーケット
神奈川県川崎市にあるそうだが、結構有名みたい、"昭和博物館"の世界がギリギリ現役であるような?

中央に通路があり、いくつかの店舗が合体して出来た建物のようだ、

この衝立のように突き出た2階部分がたまらない^^v

奥行きはやはり畳の長辺分か?この2階部分は何だろう、各店舗の居室兼準備部屋か・・

中央の通路に入ったところ
物干し台の生活感もあり、枯れっぷりも最高v

こちらは高知市内、かなり鋭角な交差点の角に建物が見られる、


東京や京都ほか古い区割りが残る場所など多いかもしれない、今も敷地の確保が難しい所ではブロックを組んでいくような施工法があるらしい、

ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 時事・雑記
60年代のLP 名録音 
2020/09/07 Mon. 08:53 [edit]
先日までの最新録音に耳が馴染んだところで、今度は1960年前後、ステレオ録音が充実してきた頃のLPをあらためて聴いた、
まず、F.フリッチャイ、BPOのベートーヴェンSym No.5、楽章を2面に分けた、充実した1枚で、フリッチャイの録音物では最高で、D.Gの名録音の1つ、


フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1962年 ヘリオドール(D.G原盤)
テンポはゆっくり、"押し迫る"ではなく、"ひしひしと迫る"感覚、どっしり深みのあるサウンドで、ノイズや歪み感も少ない、弦楽のしなやかな表現が味わえる、この演奏で特に好きなのが、第3楽章以降で、終楽章に入る前のpppも周りが静かなら詳細に聴ける、終楽章の入りに凄味があり、金管群も濁らず輝きのある響き、1962年の録音である、

you tube:Beethoven: Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67 -
I. Allegro con brio II. Andante con moto
III. Allegro IV. Allegro
次にK.ベーム、BPOのベートーヴェンSym No.7(1958年 D.G盤)、
当時はA.クリュイタンスのNo.7(1957年 EMI盤)と交互に聴いていた、

you tube:クリュイタンス/ベルリンpo. Beethoven Symphony No.7
録音はほぼ同時期、両レーベルの音質の違いも面白い、EMI盤はややテープノイズが目立つ、
CD時代になって、一時レコード盤再生を止めていたが、再開してからは、特にベーム盤の録音が魅了した、先述のフリッチャイ盤のような仕上がりと言えるが、渋く厚みをもったD.Gらしく、SN比が良く、見渡しもよく聞こえる、このレベルの録音は多くはない。

カール・ベーム指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1958年 D.G
第1楽章、序奏は力まず、カチっと始め、[14]のcresc.からffにかけてぐっと雄大になって引き付ける、

弱奏でも芯の通ったベームらしい音作りの特徴もよく伝わる印象、

you tube:Beethoven - Symphony n°7 - Berlin / Böhm
最新録音とは単純比較できないものの、60~70年代は出来栄えに差はあるが、秀逸な録音も楽しめる。
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: Low cost audio
縁側・吊りしのぶ 
2020/09/06 Sun. 09:38 [edit]

縁側で冷えたラムネなどよく飲んだ憶えがある・・粉末ソーダだったかも;

you tube:春日井シトロンソーダの歌
今の家も一応南に縁側を設けたが、小さな花壇以外はコンクリート張りで、道路境界も開けっぴろげ、クルマが置いてあり風情がないし、真夏は暑すぎてそれどころじゃない;

しかし縁側は閉めておいても外界とワンクッション置いた空間で断熱効果もあるので、それなりに意味はある、ひたすら締め切ってエアコンで過す日が多い、南東から風雨が叩きつけるときも縁側があるといくらかマシ、
穏やかに過したいところだが、11月に入るくらい?まで、そうはいきそうにない、
台風10号、今年の海面温度は日本近海が昨年以上に高いので北上しても勢力を維持する、

Windyマップの予測で中心の位置に対し風向きと、色分けで強さもわかりやすいが、陸上では黄色以上になると非常に危険なレベルだろう、しかも進行が遅い、

→Windy(動画マップ)
最大級の警戒が必要だ。
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 昭和の記憶
you tubeの音質 
2020/09/05 Sat. 09:37 [edit]
21世紀の録音
これらCDの発売と同時かそれより前にyou tubeに紹介されていることが多いようだ、録音の素晴らしさも"売り"の新録音だけにそれもよく聴けるように挙がっている、
これもなかなか好録音だった、

you tube:Harpsichord Concerto in D Minor, H. 427:
I. Allegro II. Poco andante III. Allegro assai
you tubeの音声を例の電波送受信機を使って、システムで試聴、購入済みのCDの直の音と聴き比べてみた、

仕様→ラトックシステム株式会社
PCからデジタル電波を送り、受信機にはDA変換回路があり、ライン入力で繋げるが、光出力で外部のDA変換器を使うこともできる、

聴き比べの結果は正直、目隠しして、"CD"か、"you tube"か、と問われても、即わからないかもしれない;
当然、you tubeの音声は圧縮データのはずだが、充実サウンドは十分伝わってくる、これで気に入ったらデータ100%のCD(又はオンライン購入)をどうぞ、というところか、商戦略の効果はあるんだろう。

しかし筆者は期待のかかる新録音は予約注文して、you tubeはサンプルで若干聴くこともあるが、あとはCDが届くのを楽しみに待つことが多い;
CDとして売る時代がいつまで続くかわからないが、長年の習慣のせいか、物品として持っておきたいという気持ちはある、ただ品切れ,廃盤となると入手できなくなるので、それを補うオンライン購入はあってほしいところだが、オンライン購入のデータは圧縮されていないのか?
ダウンロードに時間がかかったり、エラーで途切れたりしないのか、一度購入手続きをすれば10回くらいは再ダウンロードできるらしいが、利用していないのでよくわからない;
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: Low cost audio
マブチモーターとタミヤのプラモ 
2020/09/04 Fri. 09:45 [edit]
飛行機や艦船などは飾っておくだけだし、潜水艦なんてノッペリして作り甲斐がない、
断然面白いのは戦車だった、タミヤ模型のマブチモーターを2個使った、リモコンで旋回して走れるのがいい、

戦車にも各国の技術に特徴があり、プラモでもそれにより作り勝手に共通性がでてくる、以下は作ったことのある車種で、ドイツ戦車など一部は1/25モデルだった^^
アメリカは鋳造一体型で球面を取り入れ、防御力を高めた型である、

M48「パットン」
シャーマン戦車は量産しやすい型だったそうだが、車高が高いのが難点といえる、

M4「シャーマン」
ソ連は車高が低く、平面に傾斜を設けて防御力を高めたT-34やスターリン重戦車を開発した、

IS-3M「スターリン」
因みに対戦車砲弾には炸薬は無く、先の鋭利なダーツ型の砲弾で敵戦車の装甲を射貫く、よって防御は装甲を厚くする、傾斜を付ける(避弾経始)、さらに敵の砲に対し車体を斜めに向けるのも有効だったという。
また砲塔のない駆逐戦車(自走砲)も登場した、これは攻撃の際、敵に正面向けるしかない、

SU-100「ジューコフ」
大型砲の搭載が可能だが、砲身は左右に僅かしか動かず、車体ごと目標に向ける必要がある、左右のキャタピラーを逆に動かせばその場で反転できるが、狭い市街地での作戦には不利、
後期のドイツ戦車はソ連戦車を参考とした傾斜を施したスタイルを取り入れ、装甲も厚く作られた、それまで主力だったⅢ号、Ⅳ号戦車とは一新して、一気に強化された、ただし大幅な重量増加にエンジン機能が追いつかなかった、

パンター
特に重厚で見栄えがよく好きなのがヤークトパンターとティーガーⅡ型だった、

ヤークトパンター(ロンメル)

ティーガーⅡ型
ヤークトパンターも砲身は左右間22°しか動かせなかった、

ドイツ戦車の足回りは転輪が新開発で輪径が大きく、交互に詰めた配置で接地面の凹凸への追随が良い、隙間も少なく側面の補助装甲にもなる、

1/25モデルではキャタピラーは連結組み立て、転輪には本物と同じ原理で、ねじりバネ式サスペンションとスウィングアームが付く、

また1台くらい、作ってみたい気も・・^^;
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 昭和の記憶
21世紀の録音 
2020/09/03 Thu. 10:55 [edit]
意外なほどの優秀録音もある、

1958年 D.G
you tube:Beethoven - Symphony n°7 - Berlin / Böhm
CD時代に入ってもしばらくはその伝統サウンドが継承された気がする、
新開発の録音方式もいろいろ出てきたが、その録音方式で良くなった、という実感はなく、マスター音源の仕上がりしだいではないかと思う、"SACD"とか"何-bitデジタル"とか・・気にしたことはない^^;
20世紀終りには、録音はこれ以上進歩の余地がないところまで来たかと思ったが、近年出てくるCDを聴くと、また軒並みクウォリティが上がったように思う、
かつての各レーベルらしい音作りではなく、どこであろうと原音再生を目指している感じだ、orchが繰り出すffの総奏も生で聴けば歪みなど生じない、それが録音物→再生機を通して聴くと歪みが生じ、騒音的に聞こえることがあったが、それがなくなった、
音の分解能が高まり、多くの楽器が強奏しても歪んだ塊にならず、個々が分離して聞こえ、合奏群の中で小さく鳴る楽器も埋没せず、クリアに浮きたつ、高音楽器も乾いたようになりがちだったが常に潤って聞こえる、これも歪みのない原音の波形に忠実だから、ではないか?
再生システムは長く使っている機器で変わりないので、音源が良くなったにほかならない。
最近取上げた中から思い付いた好録音を少し挙げるがほかにも結構ある。
イザベラ・ファウスト:ベートーヴェン vn Con(2010)

エレーヌ・グリモー:ブラームスpf Con(2012)

ジョン・ウィリアムズ:IN VIENNA(2020)

you tube:Main Title (From "Star Wars: A New Hope")
この内、グリモーとウィリアムズ盤はライヴ録音である、
古楽器の録音も小編成の実在感と各楽器の明晰な音が味わえる、ガット弦とバロック弓の特性まで聞こえるような・・
バロッカネルネ:CPE BACH Symphonies & Concertos(2012)

you tube:Symphony in E minor (Wq 178 / H 653) - C.P.E. Bach
ナイト・ミュージック:Music for a Viennese Salon(2018)

you tube:Quintet for Flute and Strings in D Major, VB 188: I. Moderato
言うまでもないが;音楽を聴く上で眼前に実在するような優れた再生音は、より集中させる力がある。
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: Low cost audio
昭和の輸入ポップス 
2020/09/02 Wed. 10:21 [edit]
熱帯低気圧の時点で気になっていた10号は太平洋高気圧の動きしだいで進路予想も変わる;
突然には来ないが、何日も前から、じりじり気にして過すのは精神衛生に良くない;;

気象庁9月2日
さて、昨日は腰痛のため、予約を取り直した歯科に行った、いつも歯と歯ぐきの境目をガリゴリ掃除してもらう(ちょっと血が出る;)おかげか年齢としては状態は良いとのこと、
当歯科ではいつも音楽を流しているが、モーツァルトが多い、昨日は珍しく懐かしいポップスだった、日本人歌手も次々取上げて親しんだ馴染んだオリジナルである、
ちょうど治療前にFour Seasonsの「シェリー」が流れてきた、

you tube:sherry
続いてミーナの「月影のナポリ」

you tube:ミーナ / 「月影のナポリ」
日本では森山加代子が歌った、
ザ・ピーナッツでお馴染みになった「情熱の花」
you tube:情熱の花 · カテリーナ・ヴァレンテ

原曲者の母国、ドイツ語版もあるって知らなかった^^;
you tube:情熱の花(ドイツ語版)/カテリーナ
坂本九で親しんだ「ステキなタイミング」の原曲

you tube:ジミー・ジョーンズJimmy Jones/グッド・タイミングGood Timing(1960年)
坂本九はじつに雰囲気を掴んでいたのに気付くv
TVから聞こえてきた輸入ドラマの音楽もいい、レイモンド・バー主演、「ペリー・メイスン」のテーマなどいかにもアメリカっぽく聞こえた、

you tube:The Royal Philharmonic Concert O / Park Avenue Beat (Perry Mason Theme)
和もの歌謡曲も良いが、こういう洋ものポップスが印象強く残っている、
パティ・ペイジのこの曲など、物心つく前であるが、

you tube:Old Cape Cod · Patti Page
多重録音で1人コーラスを入れたそうだ、曲を特定せずともハーモニー豊かな曲がいつも聞こえていた、その象徴のように聞こえる、
'60年代前後は子供時代で超懐かしい、'70~'80年代は若い頃で小懐かしい、それぞれの楽しみがある・・続編思い付いたら書きたい^^
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: 歌謡・ポップス・etc
似て非なる楽器 
2020/09/01 Tue. 09:56 [edit]
ヴァイオリンについてはまったく詳しくないが、現代は顎当てと肩当てで保持される、顎当ては楽器の左寄りに来るものと思っていたが、中央に来るタイプもある、

奏者からの角度が変わり、奏法にも影響するだろうが、顎当ては位置のほか、形状や凹み具合、高さなど様々用意されていて、奏者にとって適したタイプが選ばれる、腕や首の長さ、顎の形などそれだけ人の体には差異がある、
顎当ては1820年頃に発明されたそうで、ベートーヴェンの晩年近い頃である。
よって、バロックvnでは顎当てや肩当ては無く、左手と肩で支えるそうだ、楽器が完全に保持されるモダンvnを弾いてきた人が、この状態になると、それまでの"顎当てあり"の技術が使えず、弾きづらいと聞く、似て非なるものらしい?なお近年は顎当て等を使う古楽器奏者も見られるようだ、

*バロックvnはテールピースの膨らみがなく、平面に近い
また、vnやvaに対し、vcやcbは上下反対向きに構える、形こそ同族だが、技術的には似て非なるどころか、別楽器と言えそうだ、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ(肩のチェロ)という楽器はvnに馴れた人がvc音域を弾くために作られた楽器のようだ、

Violoncello da spalla
モダンギターとリュート(古楽器)の場合も、左手で弦を押え右手で弾くという大まかな感覚は共通だが、似て非なる要素が大きい;モダンギターに対し、リュートは弦の張力が半分~1/3、しかも複弦に張られる、これを理想的に鳴らすには相応の弾弦法があり、感覚の違いが大きく、左手にもギターとは異なる注意点がある、


モダンギターを修得した後、リュートを弾くのは、それまでの技術を消しつつ取り組むことになるので余分な難しさがあり、教師はギター経験のない人のほうが教えやすいとも言う;
鍵盤はどうだろう、モダンピアノの鍵盤の重さに馴れきっていると、チェンバロほか鍵盤の抵抗が少ない楽器は随分勝手が違うだろう、
今はデジタルのピアノ、チェンバロなどがあり、鍵盤も本物らしい手応えに作られていて(デジピアノではハンマーがコツンと打つ感触はない)練習には使えるがデジタル楽器は弾いた鍵のサンプリング音が鳴るだけ、しかし生楽器は弾いていない弦もダンパーで止められながらも僅かに共鳴して聞こえ、豊かな実在感があるようで、これも似て非なる要素かもしれない。
ご覧いただき、ありがとうございました。
にほんブログ村
category: Instruments
| h o m e |