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Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

Lute:フレットの部分削り  

バロックluteでよく押える6コースの低音弦とoct弦の径差が大きいと段差ができて垂直に押え辛く、oct弦がビリってしまう、特に1ポジションは人差し指で押えることが殆どである、筆者の場合、指頭が狭いので、指先を寝かせぎみにするか、指頭の中心をずらすことになり、さらにナットの近くは弦の間隔も狭いので、隣の5コースに触れやすくなる、 
002 01
バロックluteではこれを避ける必要のある曲が多い;
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先日、11コースluteを1つ、オイル漬け巻弦に替えたところだが、一番の目的は径の細い巻弦でoct弦との段差を少なくし、押えやすくすることで、これは具合良くなった、
11c lute amakigen_20201130141903f9b.jpg
*オイル漬け巻弦は金属質の音はなくなったが、余韻が長いのは押えられない、

しかし他の楽器はFカーボン弦のままである;弦を替えずに、径差の問題を解決できないか・・
この部分だけフレットを削り込んで下げてはどうか?ちょうど具合のよい精密ヤスリがある(いつもナットの弦溝を彫るのよりは大きい)、
yasuri_202011301108008d9.jpg
これの丸や半丸を使って6コース低音弦の当る部分を下げた、
002 02
oct弦との段差が減って押えやすくなる、
ただし、これをやると弦高が下がり、次の2、3フレットに当り、ビリが出ることもある、その場合、2、3も同じ位置を最小限(通常弾くにはビラない程度)に削り、4以上あたりで問題なくする、ビミョーな調整になるが、一番手間要らずの解決策に思う、
11c lute b
*この方法はローポジションのフレットガットが十分太い場合(0.9mm以上)に限られる、

この作業も狙い場所を外さないよう、拡大眼鏡が役立つ;
kakudai megane

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category: Lute

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演奏時間:Mozart Sym No.40  

録音の残る時代から、モーツァルトのSym No.40のように演奏のタイプが大きく分かれ、演奏しだいで随分様変わりする曲はそう多くはない気がする、巨匠指揮者らの解釈にもその差は大きいようだ、「哀愁」か「攻め」、どちらか寄りに大別されるような、
編成は改訂後のクラリネットを加えた響きが良い、この改訂はモーツァルトの生前に演奏された可能性を示すとされる、40番とはどういう性格の曲なのか?
 
第1楽章(Molto allegro :きわめて速く)は始まりのvaが急速感を表わすように思える、
sc01 01
展開部以降には反復が指示されていない、[203]からvn1に初めて現われるゼクエンツは、vaとbasが弾くこれまでの形を変形しており、拍がずれたように急き立てる、
sc01 202
一方第2楽章は後半も反復ありになっている、C.ホグウッドは指示通り演奏しており、第1楽章は6:52と短く駆け抜け、第2楽章は14:17と長い、メヌエットは5:16、終楽章も反復が指示され9:01になる、LPは2面に渡る、この時間配分からすると第1楽章は短く強い印象を与え、第2楽章(Andante)と終楽章(Allegro assai)をじっくり聴かせる感がある、
hog moz s40 you
you tube:Mozart: Symphony No.40 in G minor, K.550 -
1. Molto allegro 2. Andante
3. Menuetto (Allegretto) 4. Finale (Allegro assai)

第1楽章は一時ゆっくりめが時代の好みになった?ようだが、B.ワルターやK.ベームに代表されるテンポはMolto allegroだろうか?
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you tube:Mozart: Symphony No. 40 - Vienna Philharmonic Orchestra/Böhm (1979)
このVPO盤は木管が豊かに聞こえる、

フルトヴェングラーも以前にはゆっくりめだったが、1948年VPOとの録音ではmolto allegroらしく急速で「攻め」に徹している、酷評する評論家もいたが筆者はこれが一番に思う、
fur moz s40 you
you tube:Mozart: 交響曲 第40番 Symphony No. 40 K. 550/ Furtwängler VPO

N.アーノンクールもmolto allegroは「攻め」の演奏に聞こえる、
har moz s40 you
you tube:Symphony No. 40 in G Minor, K. 550: I. Molto allegro
しかし、アーノンクールも演奏のたびに少しずつ違っている、

C.アバドも初期のロンドンSOと、のちのモーツァルトOとの演奏では随分様変わりしているが、肩肘張らずしなやかな感覚は共通かも、
abbad moz a40 L you
you tube:Mozart: Symphony No. 40 in G Minor, K. 550 - 1st version (w/o clarinets) - I. Molto allegro
abbad moz s40 M you
you tube:Mozart: Symphony No.40 In G Minor, K.550 - 1. Molto allegro (Live)

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category: W.A.モーツァルト

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「道」か「道楽」か  

道楽と言うと何か遊興的に聞こえるが、○○道と言うとその道を究めるイメージである、
刑事コロンボの「別れのワイン」はヒット作だったが、ここでワイン道を思い出した、極上のワインを最良に味わうため、デキャンターに移し香りを開かせる、瓶の底に溜った澱は移さない等々、飲む前の慎重な儀式があり、違いのわかる人達が共有する楽しみでもある、犯人は道を究めた人物で、それを道楽と言って理解しない弟を殺害する、 

茶道ではまず道具である茶碗、茶釜、棗、等々名品を愛でる、もちろん美術的にも良く出来た味わいがある。
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プラスチックのスプーンでも用を成すところ、竹の茶匙なのである、作法から全て、単に抹茶を飲むだけではない、精神世界がある。
書道の世界にも「洗硯」というのがあり、硯の名品を水に浸けて石の紋様など観て味わう、
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当然、木の盥で、ケロリンの洗面器じゃいけない;
刃物を扱う職人なら、天然石の砥石など同様の味わいどころがあるかも、

西洋では芸術の評価をめぐって論争が起きる、2派に分れて対立するのが面白いのかも、
19世紀ギターの時代、「カルリスタとモリニスタの議論」と題された絵があり、ずいぶん盛り上がっている^^
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F.カルリとF.モリーノという有名ギター作曲家を支持する両派、実際こんな乱闘騒ぎがあったのか、風刺的に描かれたのかわからないが、趣味趣向ひとつでこんな対立が起きることも、

「オーディオ道」っていう言葉もあるようで、各メーカーは機器の外観をメカニカルな部分とインテリア的要素をうまくまとめ上げている、インジケーターの点灯や管球アンプのほんのりした灯りも演出効果になるかも、
vacuum tube amp
ケーブル、ラックの類いもできる限り高級材を使えば、準備万端整った満足感がある、これら機材を手入れするのも、ある種儀式となった楽しみだろう、
関連雑誌では、科学的実証はないが専門用語も交えながら、製品の音や外観をお馴染みの比喩的表現で評価され、新製品の試聴レポートほか、著名人のオーディオルーム訪問記事も定番であり、興味ある読者は共感し、同好の談議にもなる、
02zasshi.jpgzasshi_202011281003496e9.jpg
筆者はお行儀が悪いのかもしれないが、用を成せば「プラスチックスプーン」だっていい、
市場に踊らされるのは嫌いで、気に入ったCDやLPから満足いく再生音が出れば、途中にある物は何でもいい、必要な部分は多少出費もするが、大して拘らずとも低価格で十分いけるところが面白い、
楽器やスピーカーのようにまさに振動する器材はもちろん、電気回路の中にも電解コンデンサのような生き物的な部分があり、鳴らし込みや通電で変わるところもあろうが、
13c lute
素性の良い品は大抵、初めっから良好であり、それで使い込む価値もあるってもんで;

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category: 時事・雑記

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C.デイヴィス:Haydn Sym No.102、101 (LP)  

LP時代、ハイドンSymの録音ではD.グラモフォンにはあまり聴くべきものはなく、3人の巨匠でNo.82~104の名盤を作ろうという企画があり、パリ・セットをカラヤン、No.90~92をK.ベーム、ロンドン・セットをO.ヨッフムに割り振った、が、いずれも筆者には好ましい出来ではなかった、DGで初めて良いと思ったのはC.アバド、ヨーロッパ室内Oである、 
一方、フィリップスは前々から、N.マリナーやC.ディヴィスといったハイドンを上手く聴かせる指揮者を抱え、ツボを心得たような録音でスコアの聴きたい音がちゃんと聞こえてくる、
フィリップスはハイドンがお得意か、
c d hay s101 102 lpc d hay lp
コリン・ディヴィス指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウO
まず、コリン・デイヴィスの102番、
これはハイドンのsymの中で最も傑作ではないかという評を目にするが、たしかに第1楽章展開部から終結までの練られた書法は見事、
第2楽章は新しいアイデアで、trp、hornにcon sordino(弱音器)の指定があり、独立したvcソロのパートがある、
hay s102 sc02 01
[56]では弱音器付trpが余韻を響かせるが、当録音では明確に再生される、
hay s102 sc02 54
メヌエット楽章などハイドンは何曲書いたことか、それでも新しい感覚が尽きず、終楽章も斬新である、当盤は秘められた内容が明瞭にミキシングされて聴ける、
*デイヴィスの102番はyou tubeに挙がっていない、参考にC.アバド指揮、ヨーロッパ室内O、これも指折りの好演、
c a hay s102 you
you tube: 交響曲 第102番 変ロ長調 Hob.Ⅰ:102 アバド 1994

次に裏面の101番「時計」、何しろ昔からよくわからないまま聴いていたので、その聴き癖が残っているが、今、初めて聴いたとしたら斬新な曲に感じるかもしれない、
この曲にはクラリネットが2本加わっているが独立して奏でる箇所はなく、総奏部で和声の一部を担うのみ、
sc s101 01 36
しかしこの録音ではclが響きに彩りを加えているのがよくわかるようだ、
主題はメロディアスな要素が少なく、器楽的で音階を昇ったり降りたりする基調で書かれている、とくに第1楽章はキビキビ小刻みである、
sc s101 01 13
C.デイヴィスはこの特徴をくっきり小細工なく溌剌と聴かせ、録音は管のパートがよく響いて効果的、第2楽章は"時計"らしく活発なリズムで進め、メヌエットも重くならず小気味よい、例のトリオでフルートが和声から外れる[86]もはっきり、
sc s101 03 trio01
終楽章は速すぎない程度に、折り目正しく決める、
こちらはyou tubeにあった、
c d hay s101 you
you tube:Haydn: Symphony No. 101 in D Major, Hob.I:101 "The Clock" -
1. Adagio - Presto 2. Andante
3. Menuet. Allegretto - Trio 4. Finale. Vivace

PS.「時計」も指揮者によって様々であるが、過剰に逞しい響きにしたり、第2楽章をやけにゆっくりメロディアスにしたり、余計な事をやると鼻についてしまう、
you tube:Haydn: Symphony No. 101 (The Clock), Reiner & HisSO (1963)

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category: F.J.ハイドン

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昭和のTVとステレオ  

テレビで見た映像や音声というと白黒時代のものがより懐かしい、これらのCMは毎日のように耳にした、 
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you tube:サッポロのリボンちゃんTVCM集
vicks_202011260947104e2.jpg
you tube:ヴィックスドロップCM
この頃のTVはよく故障して、電気屋さんに来てもらった、まるで医者の往診で、症状で故障原因の察しもつくらしい、電気製品には必ず付属していた回路図を見ながら、故障部分を探り出し、修理してくれる、
mono TVColor TV
発熱する部品が多いので裏蓋は穴空きのパーチクルボード、このとき子供だった自分は後ろから興味深く覗いた、
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プリント基板も集積回路もなかった頃、真空管はじめコンデンサ、整流器、抵抗器など、街中の建物群みたいにびっしり部品が詰まり、配線が巡っていた、しかしブラウン管に寿命が来ると買い換え時だった。

うちで初めて購入した本格ステレオはズバリこれだった、
trio ste
TRIO製でセンターはプレーヤー、アンプ、ラジオチューナーが一体でスピーカーがセパレートになったもの、3ウェイでウーファーは25cm、帯域上はのちの"小型高性能SP"がいくら頑張っても及ばない再生力があった、この頃は増幅回路はトランジスタだったが、すぐに劣化して鉱石ノイズが酷くなり、音場が曇って使用に耐えなくなった;
次に購入したのは、Pioneerのセットものだったが、専用のラックがあり、アンプ、プレーヤーなど各部は単体に別れていて、順次差し替えもできた、
poneer st
下段の空きにはカセットデッキなど入れた
ここに初めてのCDプレーヤーを繋いだところ、音圧がきつくて耳に刺さるようだった、
初期CDの収録音とアナログ盤時代に対応したスピーカーやアンプでは特性が合わなかったかもしれない、その後、アンプをDENONのPMA-390初代機に替えたら、旧機との差に驚いた、
ラウドネス機能は使わず、常にフラットが良いのもわかった、他の機材も順次差し替え、いつの間にかCDが普通に聴けるようになった、
近年では部品の劣化も少なくなり、アンプは10年経っても何ともない。
液晶のTVやDVDデッキも20年持っていて、初期状態と変わらず観られる、コロコロ故障していた昔とは違い、技術の進歩は有り難いv
ただし、PCの基本ソフトやスマホの機能更新には着いていけない;

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category: 昭和の記憶

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今さら聴けない曲  

今日はまったく自分勝手なことを書いて恐縮; 
相変わらず巷では「癒し、ヒーリング」などという言葉が軽々しく使われている、
宇宙の景色を眺めて「コズミックフロント・ヒーリング」なんてのも"違う"し・・
「癒しのクラシック」なんぞというCDの曲など聴かされるのは退屈である;

甘ったるい曲も今さら聴きたいと思わない;
Chopin.jpg
you tube:ショパン:ノクターン 第2番

大仰な曲もいろいろある、
これは外に漏れる音量でかけるのが恥ずかしくなる、
Tchaikovsky.jpg
you tube:チャイコフスキー 白鳥の湖「情景」

唯一有名なギター協奏曲「アランフェス」の第2楽章も同様である、
Aranjuez.jpg
you tube:ロドリーゴ: アランフェス協奏曲:第2楽章
PS.ポール・モーリア編
you tube:Paul Mauriat 恋のアランフェス

これも同様、
Mascagni.jpg
you tube:マスカーニ: 歌劇"Cavalleria Rusticana" 間奏曲

スッペの「軽騎兵」序曲も名曲集で聴いて以来、あらためて聴くことはない、
Suppé
you tube:「軽騎兵」序曲 フランツ・フォン・スッペ
有名になりすぎた弊害もあるが、J.シュトラウスのワルツなど、こんな中に入りそうでも、不思議と嫌気がささない、似ているようでセンス1つの差だろうか、個人と曲との相性もある、

そう言えば、バッハのvnとobのための二重協奏曲BWV1060は人気のあるほうだと思うが、
バッハにしちゃあ、ヤワな曲に思える(演奏しだいでもあるが)、まあ1曲くらいいいか;
bwv 1060 you
you tube:Bach - Concerto for Violin and Oboe in D minor, BWV 1060
協奏曲ではイタリアの様式を取り入れながらもドイツっぽく聞こえるのがバッハの魅力、
鋼のようなBWV1052なら好きだが・・

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category: 音楽様式

K.ベーム:LPとリマスターCD (更新)  

音楽を演奏する会場というのは重要で、今では日本にも良いホールが出来たが、欧米には名ホールと言われるところが幾つもある、残響音の長さが適度でその音質が良くないといけない、
録音会場として天井の高い教会のドームが使われることも多い、ウィーン・フィルの本拠地、ムジークフェラインザールの残響時間は空席時で3.3秒と結構長い、満席時は約2秒だそうで、空席ならセッション録音には良い響きが得られていると思う、
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ムジークフェライン・ザール
K.ベームがここで1971年に録音したベートーヴェン Sym No.6「田園」だが、過去のLP盤を聴くと直接音の割合が多く、やや室内楽的で奥行きがなく、従来のDGらしい音のまとめ方だった、これなりの良さもある。一方、1993年に発売されたリマスターCDでは残響音の割合を増やし、中央付近の管楽器が距離を置いた聞こえ方になり、会場の奥行きが感じられる、各部のマスター音源からバランスを取り直したのだろうか、
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左:初期LP、 右:リマスターCD
第2楽章の鳥の描写など、この響きのほうが効果的でorch音楽に相応しい、
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なお、このyou tubeにあるベームの「田園」は"Original image bit processing"とあるので、旧盤どおりにバランスを処理したものかと思う、
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you tube:Beethoven Symphony No 6(Karl Bohm 1971)
*こちらはリマスター後の音のようだが(アップされた音は少し荒い)第1楽章のみ、
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you tube:Karl Böhm: Beethoven - Symphony No. 6 in F major, ‘Allegro ma non troppo’ Op. 68

同じくK.ベームとVPOのJ.シュトラウス:ワルツ集をLPとCDで比べると大幅に広がり感が違う、リマスターCDはDECCAサウンドみたいだが自然でわるくない、
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左:初期LP、 右:リマスターCD
*リマスターされた音で「電光と雷鳴」、音響がわかりやすい
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you tube:Johann & Josef Strauss - The Blue Danube Album

音がデッド過ぎると不評だったカラヤンの'80年代初期CDもその後同じ傾向にリマスターされたようだ、ベーム,VPO盤ほどの効果はないようだが;
会場のベルリン・フィルハーモニーも響きを良くするため2008年に改修工事が行なわれ、残響時間は空席で2.4秒、満席で2.1秒だそうだが、この録音は改修前になる、
RSB_Philharmonie.jpg
ベルリン・フィルハーモニー
ちなみにサントリーホールの残響時間は空席で2.6秒、満席で2.1秒だそうだ、
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サントリーホール
残響の質も大事だが、

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category: ロマン派

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エンディングのクドい曲  

曲の最後、終結部に注目するのも面白い、モーツァルトなど洒落た終わり方をする曲がある、
さて、「尻ッ定番!ベスト・ヒップ・クラシック!」という面白いCDがでているそうだ、
詳細:CDJournal
様々な曲のインパクトのある終結部を集めたもので、この中で興味湧くのは"派手、大袈裟"の類いだが、「熱狂」「壮大」「暴走」「しつこい」のどれに入れるべきか、区別は難しい、
チャイコフスキーの序曲「1812年」は「暴走」になっている、
1812.jpg
you tube:序曲「1812年」
マーラー: 交響曲 第1番 ニ長調の終わりは「しつこい」になっている、
Mahler Sym No 1
you tube:マーラー: 交響曲 第1番 ニ長調「巨人」バーンスタイン 1987
ほか聴き憶えのある曲では、
ムソルグスキー:組曲《展覧会の絵》「キエフの大門」のorch編の終わりは「壮大」に入れられているが、かなり大袈裟でしつこいとも思える;
Celibidache.jpg
you tube:組曲《展覧会の絵》 キエフの大門 チェリビダッケ指揮 
この曲をクラシックギター独奏に編曲、演奏した例もあるが、楽器の限界を超えたビシバシ音には耳が疲れる;以上の曲は殆ど聴かないが;

ハイドンはまずさっぱり終わるがSym No.102の終楽章はやや、もったい付けた終わりかな、
お馴染みベートーヴェンの「第5」の終楽章は「しつこい」になっている、確かに[364]Prestoから終止[446]まで、足取りも踏ん張り、しつこいか?;
sc be s5 04 355
f fbe s5 you
you tube:Beethoven: Symphony No. 5 in C Minor, Op. 67 - IV. Allegro
しかし、これまでの楽章の内容からして、あっさりとは終われない、どうしてもこうなるっていうのもわかる、
「第7」終楽章も「しつこい」に挙げられているが、スピーディに巻き込むような終わりは痛快で、しつこいとは思わない、「熱狂」ではないだろうか、
「第9」の最後は「熱狂」、たしかにこれくらい熱狂して終わらせるしかない、
k bohm be s9 you
you tube:交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125 / カール・ベーム指揮 VPO
大した中身じゃないのに、終わりだけしつこい、というのはお尻でっかちだが、ベートーヴェンにはそれだけの中身がある、

バッハのオルガン作品にも壮大に終わる曲がある、
また、エンディングではないが、終わり近くでダメ押し?してくるような曲がある、
無伴奏チェロ組曲No.5のプレリュード、多声を含む旋律がねちねちと動きまわる曲だが、終わり近くのゼクエンツはクライマックスとも言える、
bwv 1011 166
ここはデュナーミクも無用、フォルテのまま弾き通せばよい感じだ、
チェンバロ協奏曲No.1の終楽章でも、終結近く、
bwv1052 03
エネルギッシュな最後の山場にきこえる、

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category: 音楽様式

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安くあげるオーディオ  

今年は夏から立て続けにオーディオ機をリニューアルした、もちろん安く普及クラス、これ以上は必要ない、プリメインアンプとCDデッキは新製品、DENON PMA-600NE、 DCD-600NEに替えたところ、 
denon amp cd
コスト削減か、リモコンはまったく共通品;
Remote controller
またDA変換回路がアンプにも入り、CDデッキとダブっている、どっちを使ってもよいのだが;主要部の性能は先代機よりだいぶ良くなった、
一方レコードプレーヤーは過去に使った'80年代の機種、DP-47Fを中古で再購入、今は作られないアナログ時代最後の技術が詰まっている、どうでもいい所じゃなく効果のある所に技術を投入している、(関連:即時制御  ライバル機:フルオート・プレーヤー
dp 47f
you tube:DENON DP-47F
スピーカーだけは随分前に自作したもの、何時だったかよく思い出せない、新旧混合状態;
my sp
ごく普通の2ウェイ、バスレフ型にして、ネットワーク回路は初めから外に出してある、
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同じユニットでもコンデンサーとコイルを替えてウーファーとトゥイーターの受け持ち帯域(クロスオーバー)を変えたり、トゥイーターのアッテネーター値を変えたりすると音の傾向やバランスが変わる、
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2ウェイ・クロスオーバー
アンプはソースダイレクトにして、バロック音楽を再生し、ヴァイオリンが甲高くならない、チェンバロが引っ込まない、人の声が自然、など意識してちょうど良い所に追い込んでいく、あまり頭が煮詰まるとわからなくなるので;クールダウンした翌日また聴いてみる、
音質の気に入ったメーカー品SPと聴き比べるのも1つの手である、
解像度の良いユニットでウーファーの受け持ち帯域を広げたほうが好ましかった、

MCカートリッジ用の昇圧トランス、これもメーカー品はバカ高いが、自作なら材料費5000円弱で済む;回路図を取得して半信半疑で作ったが、十分用を成すのに驚いた、
電気回路なんてこんなもん^^;
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表側にMC/MM(パス)切換えスイッチを設けた
工作に明け暮れる趣味はないのでさっさと作り、これでよしと思ったら後はいじらない;

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category: Low cost audio

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Beethoven:「第5」カラヤンとスウィトナー   

ベートーヴェンSym No.5に「運命」という副題を付けなくなったのは海外ではだいぶ前からのようだ、日本語の解説書やタスキには「運命」とあるが、オリジナルデザインのLPジャケットには Symphony No.5 とあるだけ、 
「第5」は古くからシューベルトの「未完成」とカップリングされるのが慣習で(これも日本だけか?)、第5もLPの片面に収められる曲、というのが定着していた、しかし、これも時間的に"詰め込み"である、先日の「LP1枚に収めた第9」とは逆に「2面に分けた第5」のLPも興味が湧く^^その後はこれが主流である、当然、充実サウンドが期待できる。
まず、カラヤンで音源は共通の1963年のものだ、
kara be s5 lp
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1963年 DG 独盤

手元にあるのはドイツ盤だが、同じジャケットで国内盤も出ていたようだ、音溝は太めに刻んであり、情報量がゆとりで詰まっている、低域から足場のしっかりしたサウンドが立ち上がり、会場の見渡し感も上々、BPOの弦楽の上手さもクリアに味わえる、例によってカラヤンは足早の演奏だが、パワフルでしなやか、第3楽章、[141]アウフタクトで始まるバスは、コントラバス群団の響きが圧巻、
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左チャンネルにまで溢れてくる、これ以上の演奏はないだろう、終楽章は輝かしく、金管群が厚く響く、同じマスター音源でもカッティングに余裕があると物量的に豪快である、
kara be s5 you
you tube:Beethoven - Symphony No. 5 in C minor, op. 67

もう1つ、DENONのスウィトナー盤、こちらは初盤から2面分けである、アナログ盤時代最高の音源と言えるだろう、
sui be s5 lp
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
1981年 DENON

Recording venue
orchの楽器バランスは弦楽が厚くならずこんな感じ、
orch b 01
清涼に聴ける第5であるが、引き締めた気合いがある、第3楽章の[141]からはコントラバスが圧倒はしないが、ゆったりと懐深い演奏、終楽章は過剰な力感を控え、悠々としている、クドい終結部も踏ん張り過ぎず、常識?を覆すようにさらりと終わる。
sui be s5 you
you tube:Symphony No. 5 In C Minor, Op. 67
しかし、スウィトナーはライヴでは随分キレた演奏を聴かせることもある。
sui be s5 live you
you tube:Otmar Suitner: Beethoven Symphony No. 5 "Fate" (SKB, 1981)

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category: ベートーヴェン

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巻弦の問題点  

リュートの歴史が一旦途絶えた原因は多々あると思うが、最適な弦を何本も揃えるのが難しいのも一因かもしれない。
20世紀、復興後のリュート弦もかつてはギターのナイロン弦や巻弦と同質のものしか普通には手に入らなかった、低音用の巻弦はナイロン繊維の芯線に銅線を隙間なく巻き付けたものだ、楽器に張れば芯線はある程度伸びて巻線に隙間ができる、その隙間が均一なら良いが、偏りがあると振動不良が起こるだろう、 
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巻弦:Pyramidはアルミメッキでギター弦と同質、Aquila"D"は樹脂コーティングで倍音を抑えた性質
今はヒストリカルな性質を狙った弦が作られ、巻弦をリュートに使う例は減ってきているようだ?(手を加えて使う例はある)、
cd string 02
Aquila ローデド・ナイルガット

ここで"巻弦"について、
ある太さの芯線と巻線があり、それを隙間なく(あるいは一定の隙間を開けて)巻いていくと、ガット単線径の何mmに相当する弦が出来るか、算出するエクセル表を作った、
(弦を自作する方がいて、その製作結果とほぼ一致した)
wound strings
*この計算例で、1.2mの弦を作ると、巻線の全長は21.5mとかなりの長さになる、
巻線にする銅線は弦専用に作られておらず、電線材など多目的だろう、その太さも段階的に用意される、低音用の巻弦を作るにあたり、徐々に質量の大きい弦を作るには、ある所で巻線と芯線の太さ比率を変えざるをえない、微調整は芯線(ナイロン繊維の束)の太さで行なう、
図は①から順に弦のゲージ(重さ)が大きくなる、
makigen_20201120090644721.jpg
②から③へ移るところで、巻線径が一段上がり、芯線を細くして重さの増え過ぎを調整する、よって③では金属割合が多くなり、音も金属っぽく、順に弾き比べると音質や余韻が不揃いになる、メーカーによってはこの不揃いぶりが目立つ弦もある、また巻線の太さは精密でなく、不均一な部分が使われると振動が悪くなる、

低音は音楽の土台として重要、表現上少しでも有利な弦を張りたい、倍音を抑えればその分、低音にエネルギーが集まった鳴り方になる、また、余韻が短いほど弾弦時の瞬発力が上がるが、各楽器に程よいものを選ぶ、
21世紀でも弦について苦心する状況は変わらず、プロ、アマチュアともに試行錯誤している、
先日の"巻弦のオイル漬け"も金属っぽい音を押える1つの策である、ただし、上述の原因で弦によって余韻の長さにいくらか違いは出る、
11c lute
PS.マブチモーターなど小型のモーターには細い銅線でコイルが巻いてある、銅線同士ショートしないようエナメルの絶縁被覆がしてある、Aquilaの巻弦も一見、裸銅線みたいだが錆びてこないので、同様のコーティングがされていると思われる。

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category: Lute

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ハッブル宇宙望遠鏡:30周年  

まず、関係ないが;うちの居間にあるTVとDVDデッキ(HDD付)は購入して20年を過ぎたが、未だ画質、機能とも健在で不満なく観られる(DVDは1度修理した)、けっこう長持ちv
そのDVDデッキで随分宇宙番組を録画した、その多くは打ち上げから30周年となるハッブル宇宙望遠鏡(HST)の画像である、
HST_202011190954374f5.jpg
こちらもスペースシャトルで何度も修理や性能アップが行なわれた。
hst 02
HSTがあるとないとでは大違い、宇宙科学が大きく進展、極めて鮮明な分解能で、その天体で物理的に何が起こっているのか、まず直感的に予測しやすい、
当ブログのカテゴリ「宇宙・天体」でも興味深い話題を拾ってきた、
それまで塊にしか見えなかった球場星団の密集した星の1つ1つを見分け、数年かけてその星々の動く様子を捉えたり、
web.jpg
Globular Cluster 47 Tucanae拡大

これは中心の明るい星々の光圧で星雲が吹き払われ、空洞域ができている様子、
large_web_202011190954416a7.jpg

撮像された最遠の重力レンズ効果、手前の銀河がその真っ直ぐ後方にある1つの銀河を4つの像に見せている、
J1000_0221.jpg
J1000+0221

一時的に増光した星の光が、周囲にあった暗い星雲を照らす範囲が光速で拡がっていく様子を人間時間の変化で捉えたり、
SN2014J_202011191852381ae.jpg
「光が進む様子」:超新星 SN 2014J

また衝突、合体しつつある銀河の例も多数、
arp 87
Arp 87
挙げればきりがない成果である、
今後もできる限り長持ちしてほしいHSTだが、後継機となるジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡はコロナ感染の影響等でまた少し延期、2021年10月31日になるとの予定。
jwst_20201119095440189.jpg
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡
さらに「ローマン宇宙望遠鏡」というHSTと口径は同じながら、視野が100倍広いという宇宙望遠鏡も、2025年打ち上げ計画で進められているそうだ、
人間にとって欠かせない眼となったHST、後継機の稼働まで頑張ってほしいところ、

また地上望遠鏡にも大きな期待がかかる、
大気の揺らぎによる画像のぼやけを補正する、補償光学という技術が確立されて以来、地上に巨大光学望遠鏡を設置する価値が成立した、現在あるESOの8.5m望遠鏡:VLTで撮った画像を見ても補償光学の威力がわかる、海王星の撮影を例に比較すると、
low_full_jpg.jpg
HST:撮影
eso1824b.jpg
VLT:撮影、左は補償光学装置使用、右は不使用、

欧州超大型望遠鏡(E-ELT)は口径39m、
計画通りに行けば2025年に"ファーストライト"の予定である。
E ELT
E-ELT:完成予想図
筆者の小学生の頃は世界最大の望遠鏡で見える最遠の天体(銀河)は50億光年が限界だった、今は観測可能な果て(138億光年)に迫ろうとしている。

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category: 宇宙・天体

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Beethoven:「田園」カラヤンとスウィトナー  

中古盤で見つけたカラヤンの2枚組LPで、「英雄」と「田園」のセットは珍しい気もするが、ちょうど聴きたい2曲なので具合よかった。'60年代の録音で、先日の「第9」と同様、イエス・キリスト教会の響きもよく入ったクリアな音質、1面は内周をかなり残している、
反復を全て省略し、速めのテンポの演奏は音の絵巻を一気に聴かせる、時折こちらを聴きたいことがある、 
kara be s6 lp
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1962年 DG

第1、第2楽章は音量を控えた涼やかな演奏で進む、ボリュームをいじらずに聴いていくと、第4楽章の嵐の場面でfffくらいに最大音を轟かせ、嵐の猛威を描写、ここにピークを合せた録音になっているのがわかる、金管も歪みなく響き、稲妻を表すピッコロは[97]~、および[101]~ではflと同音のところ、oct.高い演奏を採用している、
sc01 b
終楽章はカラヤンのレガート奏法も効果をあげ、BPOの厚くも爽快なサウンドが効いてくる。
kara be s6 you
you tube:Beethoven - Symphony No.6 "Country" Op.68 Karajan Berlin Philharmonic 1962

さて、もう一つ好きなのがスウィトナー盤、
sui be s6 lp
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
DENON 1980年録音

会場の響きが申し分なく、こちらは清涼な弦楽、木管楽器の色合いをゆったり聴かせ、とくにクラリネットに魅了される、
orchの各パートがこれ以上ないほど見渡しよく、終楽章の情感豊かさ、[237]からの密やかな表現で引き付けて終わる。
sc03_2020111809424802a.jpg
詳細に聴かせるDENONの録音とも、じっくり味わうスペシャルメニューの感覚になる、
sui be s6 you
you tube:Beethoven - Symphony No. 6, "Pastorale"

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category: ベートーヴェン

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リュート:巻弦のオイル漬け  

ほかの弦楽器の方々からは「いったい何やってんだ?」という話かもしれない;
モダンギターでは低音弦は巻弦1本で倍音も程よく出す、"フルレンジ"方式であるが、リュートの場合、低音専用の弦と倍音を補うoct弦のセットで、"2ウェイ"である、低音用の弦は倍音は抑え、余韻短く鳴るのがよい、
11c lute 01
リュート弦の理想は金属的なギラギラ感がなく、しっくり落ち着いた鳴り方、というのが筆者の考えるところ、(こういう拘りも、聴いている人には何も変わった感じがしない程度ならばやる意味はないが;)

さて、以前取り寄せたラノリン・オイルに巻弦(Aquilaの"D")を漬けてみた、
oil_20201117100142ff5.jpg
ラノリンを含ませて倍音の発生を押え、ガット単線の音に近づけるのが狙いであるが、外塗りするだけより中の芯線まで浸透したほうがよかろうと液状にした、ラノリンは常温ではバター状だが、容器に入れて電気アンカで温めると液状になる、
Warmer.jpg
そこへ丸めた巻弦を30分ほど漬けて取り出し、キッチンペーパーで余分をしっかり拭き取る、結構ベタつくが、拭き取った後は差し支えない、
strings_20201117095450639.jpg
ラノリンはスキンケア用だが、いつまでもベタつかないのが良いらしい、
今までローデド・ナイルガットを張ってあった11コースluteの6コースから順に張り替えた、
11c lute 02
金属っぽい響きはなくなり、隣に残っているローデドNGとあまり差を感じない、弦によっては若干余韻が長いが、この11コースluteは弦長66cmと短めなのでちょうどよい程度かも。
これをやる利点は鳴り方の改良のほかに、
①弦が安い
②弦が細くなり、oct弦との径差が少なく押えやすい
③ローデドNGみたいに切れない
PS. "ローデドNG"はこのリュートの茶色の弦、
low gut
ラノリンは容器に蓋をしておけば固まり、次回使える、
ルネサンスluteの低音もこれでいこうかとv

ついでに、6コースのoct弦の溝を少し近づけた位置に彫り直した、0.5mmほどだが、
6c oct
フレンチの曲では6コースを押えながら5コースの開放を弾くことが多いので、指が5コースに触れにくくしたかった、これも弦の径差が減ったのでやりやすい、
この作業のときこそ、この拡大眼鏡が役立つv
Magnifying glasses
この方法は過去記事に書いた、J.リンドベルイ氏による情報、
巻弦のワックス漬け!?
真似しっ子の性格なのでやってみた、具体的にどうやるかは自分で考案。

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category: Lute

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Orchestra:モダン と ピリオド  

カラヤンが数回録音してきたベートーヴェン交響曲全集はいつもながら弦楽が強めの基調で、「英雄」の始まりなど全楽器が一丸となって響く、カラヤンは録音技術にも深く関わっていたので、これがベストなのだろう、量感を持たせパワフルな車のような機動力でぐいぐい進む、他の演奏では聴けない痛快さでもある、
kara be s3 you
you tube:Beethoven: Symphony No.3 In E Flat, Op.55 -"Eroica" - 1. Allegro con brio
同時代、対極に聞こえるのが東のスウィトナーで「英雄」の演奏でも悠々とした木管の響きに「田園」のような長閑さも感じる、モダンorch同士でも演奏でかなりの違いが出る、
新時代の代表でS.ラトル、VPOの演奏でも最適なバランスを大切にしている、
s r be s3 you
you tube:Sir Simon Rattle - Beethoven - Symphony No. 3 Mov. I

ざっとモダンorchと古楽器orchのエネルギーバランスをイメージ化すると、こんな感じに思える(弦の人数も関係するだろう)、
Modern orchestra
Period Orchestra
金管や打楽器は音楽にダイナミズムを付ける役割が多いが、モダンorchは弦楽がパワーアップして、演奏(録音)によっては相対的に「ここぞ」という所の鋭い対比、パンチが埋もれぎみで、全体が丸まって聞こえる、しかし古楽器orchの場合、木管の存在感も強く、金管、打楽器はガツンと飛び出す、かといって弦楽が弱く聴きづらいわけでもない、それぞれ音色が違うので分離して聞こえてくる、ヴィヴラートを使わない弦は和声が鮮やかになる、
例として古楽器orchのJaap Ter Linden指揮、Mozart Akademie Amsterdamによる、モーツァルトSym No.36「リンツ」
j t lin moz s36 you
you tube:Symphony No. 36 in C Major, K. 425: I. Adagio - Allegro con spirito

同様にハイドンもベートーヴェンもこのバランスを想定して曲を書いているのは歴史的事実、
ハイドンのSym No.103「太鼓連打」も比較してみる、
モダンはチェリビダッケ、古楽器はB.ヴァイル
Celibi hay s103 you
you tube:ハイドン: 交響曲 第103番「太鼓連打」変ホ長調 Hob.Ⅰ-103 チェリビダッケ 1993
b we hay s103 you
you tube:Symphony No. 103 in E-Flat Major, Hob. I:103 "Drum Roll": I. Adagio - Allegro con spirito (Live)

コンチェルトでもソロ楽器、orchとも古楽器でバランスが取れる、モーツァルトはフォルテピアノの軽やかに転がるような音とorchを合せている、音量が小さい分、集中させられる、短調のfp協奏曲No.24でも、古楽器orchのほうがより鋭く、緊迫感が出てくる、
モダンはW.ケンプ、古楽器はブラウティハム、
moz pf con w k you
you tube:モーツァルト ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調 K 491 ケンプ/ライトナー指揮 Mozart Piano Concert No.24
BRAUT moz pf con 24 you
you tube:MOZART PIANO CONCERTO NO 24 K 491 IN C MINOR BRAUTIGAM DIE KOLNER AKADEMIE WILLENS
うまく例えられないが、モダンは聴きやすく下ごしらえされた響き、古楽器は野性味を残した響き?そこが聴く人の馴染みやすさの違いかもしれない。

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category: 演奏について

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猫の風呂入れ  

猫は一応泳げるが、本能的に水に濡れるのを恐れる、
乾燥地帯に適応した身体で体毛に水をはじく油脂分がなく、濡れると体温が下がり命に関わることもあるからだそうだ、 
F l lybica
イエネコの原種:リビアヤマネコ
猫は自分で毛繕いするが、やはり洗ってやると綺麗さが違う、以前は猫が3匹いて、順に風呂に入れた、まず残り湯に浸けて体を濡らす、そりゃもう嫌がる;適度なぬるま湯だが、
あとは左手で前足2本がっちり捕まえ、右手でシャンプーとシャワーで洗うが、
この動画のとおり、悲鳴あげるし、怒る!^^;
neko huro 01
you tube:Cats just don't want to bathe
体が乾くと気持ち良さそうだが、3匹洗うとこっちも疲れる;
一度憶えると風呂場の前へ連れて行くだけでジタバタするw

子猫は順応性があるのか、温かい湯が気持ち良いようで、逃げるどころか出ない、
neko huro 02
you tube:おふろが大好きな仔猫の花ちゃん

猫は透明な水には感心を示し、飲み水として清潔なことを知っている、
しかし犬ならともかく、好んでプールで泳ぐ猫は珍しいかも、
cat Pool
you tube:猫が好きで泳ぐ、
猫の性格も個々に大きく違うとわかったが、恐怖心と慣れの度合いに差があるのかも。

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category: 科学・自然・雑学

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LP盤1枚の「第九」  

このところ、久しぶりのLP盤を聴きまくっている。
プレーヤーDP-47Fはリモコンこそないが、スタートボタンを押して着席し、態勢ができてから音が出だすのはけっこう利点なのである、「第9」などppの始まりに集中したい。 
dp 47f
DENON DP-47F

さて、CDの収録時間はベートーヴェンの「第9」が1枚に収まるようにと決められたが、LP盤の時代にも「第9」を何とか1枚に収める試みがされ、1枚ものは多数ある(いずれも第3楽章を途中で分断する)、2枚に分けるのがベストだろうが、スペースを節約した音溝に、いかに充実した音を収めるか、技の見せどころでもあり、マニアックな興味が湧く、
手元にはF.フリッチャイ盤とカラヤン盤があるが、残してあるのは気に入っているから、

フリッチャイは1957年の録音、CDでも出ていて、やや音源テープの劣化も聞こえる気がするが、LPにはそんな荒い感じはない、国内盤ではどこかに目立つスクラッチノイズがあったが、最後に求めたこのドイツ盤は良好だった、
なお当盤はD.フィッシャー・ディースカウがバリトン・ソロを録音した唯一の第9である、
f f be s9 lp
フェレンツ・フリッチャイ指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1957年 DG 独盤

ボリュームは上げぎみに聴くのでノイズレスは重要である、D.グラモフォンは薄っぺらな音にはしない、というのがポリシーにあるようで、全体に音量を抑えつつ帯域バランスはいつもどおりに近い、フリッチャイは強弱の懐深い演奏で、第3楽章の最後で金管群を豪快に鳴らす、
こうした響きも不足なく聴ける、
sc03 120
筆者が生まれて間もない頃(大昔^^;)にこれほどの録音があり、LP1枚に上手く収まっている・・そういう意味でも貴重に思える。
f f be s9 you
you tube:Beethoven: Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125

もう1枚は長く聴いていなかった、カラヤン、BPOで1962年の録音、
ka be s9 lpka be s9 lp 02
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1962年 DG 国内盤

カラヤンは'70年代、'80年代にも計3回、ベートーヴェンSym全集(ステレオ)を録音しているが、イエス・キリスト教会での当録音が一番気に入っている、'80年代のデッドな響きのCDより好ましい、
再版盤で、何時カッティングされたかわからないが、音の鮮度が高い印象がある、弦や金管が滑らかでフリッチャイ盤よりさらにクリアに、会場の拡がりもよく感じる響きである、終楽章のコントラバス群も深々と聴ける、ノイズも少なくLP盤をかけているのを忘れる感覚になる、それが1枚に収まっている、
kara be s9 you
you tube:Beethoven - Symphony No.9 D minor Op.125 "Choral" Karajan BPO 1962

一昨日もレコード盤の製造について書いたところだが、その工程が出来の良さに関わってくるらしい、レコード盤が出来るまで
意外な盤から良い音が聴けたりするのが、針を下ろす楽しみでもある。

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category: Low cost audio

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楽器と演奏空間  

地方の会館にもよくあるコンサートホールといえば、多目的ホールでもあり、大まかにこんな形ではないだろうか、ホール内の壁や天井は平坦ではなく、多方向に反射するよう傾斜がつけてあり、ステージ~前席下にオーケストラ・ピットを設けた所もある、 
lobby.jpg
一方、待合室であるロビー(ホワイエ)は吹き抜けで天井の高い縦長の空間になる、会場によっては教会のドームのように響き、小編成の楽器や合唱を聴くにはこちらのほうが好ましい場合がある、グレゴリオ聖歌などこっちだろう、偶然の産物だが、筆者の近傍にもそんな会館があって、ロビー・コンサートを定期的に催している、
fuso 01
バロックのアンサンブルやリュート独奏を聴いたことがあるが、それは良い響きだった。
ちょっとこんな所で弾いてみたくもある(無観客で;)

リュートやアコギの場合、奏者の耳は一番鳴っている表面板の後方に来てしまう、いつも使っている楽器がどんな鳴り方をしているか、他の人に弾いてもらって初めてわかったりする、
Lute player
壁に小穴が開いた吸音壁の部屋ではまったく響かず、自分で弾いている音も聴きづらい、
kyuonheki.jpg
練習には程よく反射のある部屋が望ましい、

木管楽器は管の周りほぼ全体に響いているだろうか、トランペットの場合は指向性があるようで、アサガオの向こう側だと思う、これは上述のロビーなど素晴らしく響くだろう、
trp_2020111310542229e.jpg
川原など屋外で練習する人を見かけるが、音量の大きな楽器を夜も自宅で練習するには防音室が必要だろう、初めから建て付ける場合と、搬入組み立てタイプの防音ユニットもある、
bouon.jpg
防音ユニット
響きの良さ云々は度外視した事になってくるが、本来コンサートホールに響くはずのグランドピアノを練習のためとはいえ、防音室に閉じ込めてしまうのは、もったいないというか辛くも思える;

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category: Instruments

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レコード盤が出来るまで  

最初期のレコードは電気増幅というのを行なわず、メガホン形の集音器で音を取り入れ、そのまま音溝としてカッティングするという、アクースティックな方法だった、 
acoustic_recording_202011121020068b2.jpg
シュトローViolinというのは、この録音法に有利なようにラッパ管で音に指向性を持たせた発明品で蓄音機に弦を張ったような構造で普通のViolinとはかなり異質な音になる;
stroviol_20201112123045b5e.jpg
シュトローViolin
「音溝を刻む」という原始的な方式はT.エジソン以来、約100年も続いた、その後電気増幅されるようになり、飛躍的に録音技術は進歩したが、技術を磨くというのは凄いもので、レコード最後期のクウォリティには目を見張る。
磁気テープを使う録音法も発明されたが、レコードとは一長一短のところがあった。磁気テープは経年劣化があるが録音時のマスター音源には都合よく、レコードは数多く複製して普及させ、保存性にも優れていた、マスターテープが新しいうちにカッティングされたレコードが最も鮮度高く音を保存している。

you tubeにレコード盤の製造工程をまとめた映像が挙がっていた、ラッカー盤から始まる標準的な製造法がわかりやすい。
you tube
you tube:THE MAKING(100)レコードができるまで
ここで気になるのは最終的に塩化ビニルにプレスして、レコードを完成させる「スタンパー」だが、金属とはいえ何枚もプレスを重ねると音溝が変形,劣化していき、1枚のスタンパーから作れる数に限度がある、初回近くにプレスされた盤ほど良い、

本来、市場に出まわってはいけないはずの「見本盤」というのが中古ショップなどにあるが、これはレコード会社が新盤を出した折に放送局へ提供するもので、大抵は初回プレスで状態は良く、品質検査もよく行なわれていると聞く。
放送局もそう何度も再生はしないだろうし、未再生のままもあるだろう、あちこち渡り歩いた中古盤はよくない場合もある、
偶然手に入ったこの見本盤2つは状態も未再生のように良かった、

阿川泰子のアルバムでは、トミー・フラナガン・トリオと組んだアクースティック・サウンドの1枚が最高、スクラッチノイズは1箇所もなく、お宝の1枚、
agawa lp 02agawa lp

O.スウィトナーのBeethoven「第9」も長い全曲の中でノイズ箇所がない、
さすが初回プレス?だからか、DENON盤はどれも品質は良いが。
sui be s9 02sui lp
見本盤ながらタスキが付いていて、5000円という当時の値段もわかる、
レコード盤で聴く第9では数多ある中でたぶん最高の出来栄えではないだろうか、これは超お宝かもしれない、元の音源がデジタル(PCM方式)でありながら、再生媒体としてレコード盤のほうが良く出来ているのが面白い。

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category: Low cost audio

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I.ヘブラー:Mozart Piano Con No.20 (LP)  

モーツァルトは全ての曲種に傑作を書いているが、ピアノ協奏曲を大きく進展させた事で特筆される、少年期に書いたNo.1~4は他作からの編曲で、真作と言えるのはNo.5からである、
フリー作曲家となったウィーン時代からは自ら演奏する予約演奏会の作品や、名手から依頼を受けた作品があり、ピアノソロとorch楽器、とくに管楽器の活用でソロパートの掛け合い、引き継ぎといった妙技を確率し、内容を高めていった、No.16 K.451は「ピアノ付き交響曲」と呼ばれるほどorchパートを聴かせる(ピアノは控えめな活躍)、そんな曲も書いている、 
参考you tube:Mozart: Piano Concerto No. 16 in D Major K. 451
試行錯誤の結果、20番代にもなればすっかり書法が完成された傑作が続く、その中にはNo.20とNo.24の短調の傑作がある、

このところ、長く聴いていない盤を引っ張り出しているが、イングリット・ヘブラーのNo.20 K.466をかけてみた、PHILIPS(オランダ盤)で、レーベルが青灰色は珍しい、
i haebler moz
Piano:Ingrid Haebler
Conductor:Witold Rowicki, London Symphony O.

短調作品というのは当時、特殊な曲でモーツァルトがピアノConとしては初めて書いたNo.20はニ短調、弦のシンコペーションで暗雲が迫るように始まる、劇的な内容で、初演の際どう受け止められたのか?聴きながらそんな事を思う、
ヘブラーのピアノは力みなく細やかに粒立ち、引き込んでいく、
i haebler mo you
you tube:Mozart "Klavierkonzert No 20" Ingrid Haebler
カデンツァはベートーヴェンが書いたのが弾かれるが、この曲を盛り上げる名作のようだ、
第2楽章のテーマはこの上なく優しく安息感がある、なお映画「アマデウス」のエンディングに使われたせいか、物寂しくもある?それほど映画などに使われた印象は拭いきれない、っていうかモーツァルトは何かと使われやすく余計な先入観が付く;中間部はかなり劇的になる、
終楽章 Allegro assaiはpianoソロで開始、orchがシンフォニックな前奏で魅了する、木管の使用も巧みでpianoと交互に聴きどころを築く、
レコードはPHILIPSらしく耳優しい音質で各パート明確なミキシング、過去のレコードにはそれぞれ録音技術の個性が聴かれて面白いところでもある。

もう一つ、手元のCDでロバート・レヴィン:fp、ホグウッド&AAMを聴くと、モダンのpianoやorchより鋭く、パワフルに聞こえるのだ、
levin hog
levin k466 you
you tube:Mozart - Piano Concerto No. 20 - K. 466 [Robert Levin - Fortepiano | AAM | Christopher Hogwood]

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category: W.A.モーツァルト

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演奏時間:Mozart:Sym No.29   

モーツァルトのSym No.29はあまり聴かないが、比較的人気はある曲のようでよく演奏される、第1楽章に絞ってみるとソナタ形式のよくまとまった優美な曲である、展開部はさほど凝っておらず短いが全体には結構長く、終結部が付く、Allegro moderato(ほど良く速く)なのだが、「ほど良く」ってのは曖昧で、判断に幅が出てきそうだ。 

まず、K.ベームを聴いてみる、ゆっくりめで手堅い演奏、芯の通った描き方はベームらしいが、このテンポは温和で長々と流れ、さらに終結部が冗長に感じさせる、
(前半反復、後半反復なし 9:12)
bohm moz s29
you tube:モーツァルト: 交響曲 第29番 イ長調 K.201 ベーム, BPO 1968

スウィトナーもこの曲はゆっくりで穏やか、orchはスウィトナーらしい清々しいバランスで、[22]hornの2度が印象的に響く、
sc01 19
ただ、ほかのSymで聴くような密度感がなく、やはり温和で長々と感じる、
(前半反復、後半反復なし 8:46)
sui moz s29
you tube:Symphony No. 29 in A Major, K. 201: I. Allegro moderato

カラヤンは快速だが弦楽が強すぎ、管の味わいが乏しい、(前半反復、後半反復なし 7:45)
kara moz s29 you
you tube:Mozart Symphony No. 29 Karajan-Live in Tokyo 1988

長くしまい込んでいたLPだが、これなら聴けるな、と思った好例がホグウッド盤である、
1979年録音で、ひじょうに鮮明、始まるとAAMの古楽器の有効性もよくわかる、
moz s29 hog
第1楽章が快速で活力があり、後半も反復しているが、それでも 9:30に圧縮されて、集中力が削がれず心地よい密度感、長ったらしくない、
hog moz s29 you
you tube:Mozart: Symphony No.29 in A, K.201 - 1. Allegro moderato

you tubeから新しい好演、コンセルトヘボウ室内管弦楽団のライヴ、
Concertgebouw Chamber o you
you tube:Mozart: Symphony No. 29 in A major, K.201 - Concertgebouw Chamber Orchestra - Live Concert HD

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category: W.A.モーツァルト

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うち風呂(昭和~)  

筆者が最初に経験した自宅風呂は農家を間借りしていた頃で、薪で沸かす木桶風呂だった、 
kioke huro
その後父の代に建った新居では浴槽、洗い場ともにコンクリートにタイル貼り、冬は一番風呂に入ると冷え冷え;足で踏むような所は割れないように細かいタイルで、目地セメントは一段下がって凹凸があり、隙間には汚れやカビが溜りやすく、見た目も快適ではなかった;
tile 01tile 02
このタイル風呂も最初は浴槽の下に釜があり、薪をくべて沸かした、薪を燃やす匂いは懐かしい、コンクリートにヒビが入ると叩き壊して何度か造り替えた。
やがて風呂釜もガスに替えたが、
rinnai_20201109111637e4d.jpg
初期のガス風呂釜は着火、消火は外で行ない、タイマー装置がなかったので、忘れて風呂の湯をゴボゴボ沸騰させたこともあった;;そのとき風呂釜内に付いた湯垢がドバっと出てきて掃除になった^^;やがて風呂内から着火、消火ができるタイプになり、シャワーも付いた、
最後には浴槽だけステンレスに替えたが、これは快適だった。
s yokuso
ウレタンの洗い場マットを敷いたが、立てて乾かさないと裏にヌメリが生じる;
araiba_20201109111431084.jpg

ユニットバスというと、ガラス繊維の入った強化プラスチックで、一体で出来ていて、はじめはビジネスホテルでお目にかかったかな、浴槽は畳半畳サイズで棺桶みたいだった、
旧家から斜向いに今の家を建てたときもユニットバスの時代、追い炊きはせず、湯沸かし器のお湯を入れるだけ、
Unit bath
天井には温風乾燥機がある、冬はこの温風を出しながら入れば暖かいと思いきや、温風でも濡れた体に吹き付けるとかえって寒い;

うち風呂より、一時通った昭和の銭湯のほうが楽しかった記憶がある、
過去記事: 銭湯 

追記:地元に一軒ある銭湯を紹介、
sento 01
sento 02
sento 03
体重計など、昔ながらの脱衣場アイテムも揃っているv

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category: 昭和の記憶

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紅葉 (過去写真)  

コロナ渦に関係なく、筆者は紅葉の名所で混み合う所より、ひと気のない、道すがら目に付く紅葉でいい、 
momiji04lage2 m
地元周辺は平地で小高い山があるくらい、色付きも見晴らしの良いところもあまりない、
kouyou02c_20201108094146803.jpg
晴れた日の日光が当った状態より、少し曇ったほうが木々の色は引き立って見える、
また、このように山の斜面に沿って日光が降り、全体の木々が逆光で見える位置に立つと、なかなか見応えがあるのだが、まともな逆光では撮り辛いので、陽が西へ傾き、斜め角度くらいがよいだろうか。
gyakko.jpg
写真に撮っても大抵霞みが目立って冴えないので、1枚も満足いくのが撮れたためしがない;
20121124.jpg
その他写真:1 2 3 4 5

まあ、下手に自分で撮り歩かなくても;写真ブログの皆さんが見事な撮影で掲載される頃なので、全国津々浦々、紅葉風景を拝見できて楽しみである。

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category: 時事・雑記

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ベーム:Mozart Sym「ジュピター」BPO (LP)  

今度のプレーヤーDP-47Fはヘッドシェルの首元は回転せず角度調整できない、水平を確認したところ、ひとまず問題ないようだv 
suihei_2020110710114796b.jpg20201107.jpg

さて、ベームのモーツァルトSym「ジュピター」、これも後のVPO盤よりBPO盤のほうが覇気があっていい、因みに筆者個人はベームの「40番」はあまり好きではなく、聴くのは「39番」と「ジュピター」になってしまう・・
「いや、40番もすばらしい」とご指摘もありそうだが^^;
bohm moz s40 41bohm moz s41 lp 02
BPO盤:初盤と手持ち盤
カール・ベーム指揮、ベルリン・フィルハーモニーO
1962年 DG ベルリン、イエス・キリスト教会

音質はこの頃のDGらしい響きでクリアではないが、弦の各パート、木管パートとも聴きやすくミキシングされている。
第1楽章は速めで、がっしり、パンチと切れのある演奏、各パートはバランスよく聞こえる、[80]の全休符がぐっと引き付けて効いている、
sc01 75
展開部も低域が対等に押し出し、彫りの深い聴かせ方、
第2楽章、弱音器をつけたvn群だが、ベームはいつもどおり芯の通った表現、
メヌエット、穏やかに始まるが、足取りはしっかり、[28]から雄大な運びで「ジュピター」のメヌエットに相応しい、
sc03 28
終楽章、速めでよく整えながら、のちのVPO盤より明らかに覇気がある、形式上は再現部となるが、そこからが最大の聴きどころ、vcとcbのパートも分けられ、終結部ではそれまでの全ての主題が交錯する、
sc04_202011071004268fa.jpg
cbにも目まぐるしいパッセージがある、
sc04 409
bohm moz s41
you tube:Mozart - Symphony No. 41 in C major, K. 551, "Jupiter"

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category: W.A.モーツァルト

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ユーモア センス  

日本人のお笑いというのは、1人がバカなことをやって、誰かがツッコミを入れる、皆でコケる(吉本新喜劇)など、派手なリアクションが必要である、 
欧米のお笑いはどうだろう、たとえばチャップリンの映画、チャップリンが1人でバタバタ大ドジをやっていても周りの人物らはさほど反応せず(無表情だったり)受け流している、これが見ていて可笑しいのである。
また、現代米国映画のセリフに多いが、対話で皮肉やブラックな返答をする、ワンクッション置いた笑いと言えようか、バカな発言に対し無言で立ち去るのも可笑しい。
往年のフランス、英国あたりの喜劇映画を見ても主人公は大真面目に大ドジをやるが、周りの人々はさほど動じず、何事もなかったように進める、なんともおっとりとした状況が笑える。
Peter Sellers
ピンクパンサー・シリーズでお馴染みだった、ピーター・セラーズ(1925-1980)、
なんともトボけたオーラを持っていて、それだけで可笑しい^^

ただ和洋共通なのが「繰り返しのギャグ」で何をやっても同じオチに行き着くってのがある。

こういう洋風のユーモア センスは昔からだったかもしれない、
モーツァルトはズバリ「音楽の冗談」という曲を書いていて、仕掛けはいろんな所に^^
Mozart A Musical Joke
you tube:モーツァルト 音楽の冗談 スウィトナー&SKD (1961)

ハイドンも交響曲に、いくつもユーモアをこっそり仕掛けているが、演奏の際には何食わぬ顔でやったのではないだろうか、演奏中にvnが"調弦"する曲もある(Sym No.60「迂闊者」)、
Sym No.101「時計」で第3楽章のトリオだが、R.ランドン版のスコアでは、[84]からflソロが始まり、弦楽はD majorの和音である、[84]ではflがEで和声から外れてしまう、
trio01.jpg
一方[100]から繰り返しになるが、[102]ではv1~vaがC majorを奏で落ち着く、
(バスはDのままなのでC on Dとなろうか)、
trio02.jpg
[86]で一度外れるのはおっとりしたユーモアと見るべきだろう、かつてはここを誤りとみられたのか、[86]を[102]と同じに修正?した版が用いられた。
you tubeはトリオに入る部分から、弱奏の中で「あれっ?」と思わせる。
hay s101 03 T
you tube:Haydn Symphony No 101 D major „Die Uhr“ The clock The New Dutch Academy

No.94「驚愕」は第2楽章のびっくり箇所は知られている、現代、新たにびっくりさせるには・・と画策する指揮者や楽員もいた、成功,不成功はともかく、
第2楽章はハ長調だが、びっくりの[16]は属和音のト長調である、
sym 94 02
timpはGとDにチューニングされ、楽譜ではGを打つが、Dを打っても和声音である、もう1つ和声外の"A"にでも合せたtimpを用意して、思い切り叩いたら、どんなだろう?知っている人はtimpが3つもあったら、怪しいと気付くだろうが;

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category: F.J.ハイドン

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O.スウィトナー:Mozart Sym No.36「リンツ」 LP  

多くのレコードは一旦手放してしまったが、このセラフィム2枚組は昔買ったのが残っている、O.スウィトナー指揮、SKDでモーツァルトSym「パリ」「ハフナー」「リンツ」「プラハ」を収めたアルバム、1000円盤が1200円になった頃である、何度針を下ろしたかわからないが、レコードは扱いしだいで本当に長持ちする。 
sui moz s36 lp 012400yen_20201105113725625.jpg
初めて聴いたときは、演奏、音作りが他とはまるで違うのに驚いた、K.ベームのDG盤を聴いた後はその差が大きい、快速なテンポと精緻な合奏が見事、「ハフナー」の第1楽章は回転数を間違えたかと思う速さである。
今回はNo.36「リンツ」をじっくり聴いた、
sui moz s36 lp 02
オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
セラフィム(D.シャルプラッテン原盤)

低音部の支えがしっかりしたバランスで、vc、cb、fagが一体となってバスのラインが明確、
弦楽の高域は耳疲れするほど張り出すことなく、緻密でキュっと締まっている、
vn2やvaのパートもはっきり聴ける、
第1楽章、序奏の開始音から、低音とtimpがしっかりした土台のように響く、そこに爽やかなvn群が乗っかる、主部のテンポは中庸くらい、[42]からのva、vcが歯切れ良く、しっかり前に出て、vnはくっきりスタッカート、
sc03 (2)
第2楽章、しなやかな演奏だが、すっきり感覚で嫌気がこない、
メヌエットはじつに大らかながら、スタッカートで引き締め、timpの打音に何とも言えぬ気品が伴う、
sc03 (1)
終楽章、プレストは快速に演奏、キビキビと進めていくが、それでも力の抜けた爽快サウンドでまとめる、終結では熱気をあげて終わる。
sui moz s36 you
you tube:Symphony No. 36 in C Major, K. 425 "Linzer":
I. Adagio - Allegro spiritoso II. Andante
III. Menuetto IV. Presto

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category: W.A.モーツァルト

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10年 風邪ひかず  

先日、掛り付けの病院でインフルエンザ予防接種をうけた、3日くらい経って注射した所が痛痒くなって思い出した; 
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筆者は頑健とは正反対で、心身ともに脆弱を絵に描いたような体である;風邪などひこうもんなら症状が重くなり、かなりしんどい、
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風邪熱があると、必ず胃腸の具合も悪くなり、薬を飲むと副作用でさらに調子わるくなるが、熱がある間は飲むしかない;
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熱が下がり峠は越えたとしても、風邪のウィルスが破壊していった体の組織が修復されるまでは喉の痛みや体調不良が続く;味覚、嗅覚が狂って、食べ物の味や匂いが変に感じるのが結構長引き憂鬱である、そんなわけで極力風邪はひきたくない、
ただ運がよかっただけかと思うが、ここ10年以上?風邪にはご無沙汰している記憶;

コロナ渦の前から外出にはマスクをする習慣があった、人混みに行った後など、ヤバイなという予感がしたら、念入りにうがいしたり(うがい薬もあるが、薬剤師によると普通の水でよいそうだ)、このヴィクスドロップをなめたりする、
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レギュラー(グリーン)が一番メントールが強い
喉の粘膜には線毛という細かい毛が生えていて、ウイルスや細菌の侵入を防いでいる、メントール成分は線毛の働きを活発にし、抗菌、抗ウィルス効果もあるそうなので、いくらか予防にはなっているかも、
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コロナ渦からは、コンビニに入るとき、扉の取っ手には触れず、上のほうを押して出入りする習慣がついた;
年々さらに体力も落ちていくし、本当に感染症は命取りになりかねないので余計に恐い、
これからの季節さらに警戒したい。
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category: 時事・雑記

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K.ベーム:Mozart Sym No.39 BPO (LP)  

うちで唯一、厚紙で見開きジャケットのベーム、国内盤で、モーツァルトSym「39番」と「リンツ」である、(ドイツ盤は資源節約のためか、ジャケットは薄手の紙が使われる) 
bo moz s39 lp 01
モーツァルト 交響曲No.39&No.36「リンツ」
カール・ベーム指揮、ベルリン・フィルハーモニーO

録音は1966年で、もう少し古いかと思ったが意外だった、音質はいかにもDGらしく渋く落ち着いた仕上がり、まだ1958年録音のベートーヴェンSym No.7のほうが音場もクリアでSN比も高く聞こえるのである、(過去記事:60年代のLP 名録音
しかし、No.39はのちのVPO盤よりもこちらの方を好んで聴いてしまう。
bo moz s39 lp 02
さて、No.36「リンツ」のほうは序奏から主部への入り、もう少し、しなやかな感覚もあってよさそうなところ、骨筋張った聴かせ方がベームらしい、主部のテンポは比較的速めで、折り目正しく佳演だが、各楽章、もう少し洒落た気分もほしい曲でもある、O.スウィトナーの演奏は好きだが。
一方、No.39に針を下ろすと、曲の構築的風格というか、こちらにはベームの演奏がぴたっとはまるのである、
序奏部で印象づくのが、この録音ではtimpが余韻短く締まった響きで合奏の要となって、心地よい、主部は適正なテンポで整然と行く、この楽章はvn1に大きな跳躍があり、伸び伸びした明るさである、timpの打つ付点リズムが凛々しく、足取り軽やかなところも魅力、
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展開部
各パートはバランス良く、明瞭に味わえる。
第二楽章、変イ長調で展開部をもたないソナタ形式、緩抒楽章でも折り目正しい感覚、ヘ短調となる劇的な部分では結構厚く押し出してくる、
メヌエット、アレグレットはゆっくり目でスタッカートを強調、武骨な感覚に嵌められる、
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終楽章も程良い快速で、ぴっしり整っている。
bo moz s39 you
you tube:Mozart - Symphony No. 39 in E-flat major, K. 543

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category: W.A.モーツァルト

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飽きない食材  

10/29の「ご馳走とゲテ物は紙一重」の口直し編になるが^^
何十年と食してきて飽きないのはお米、上手く炊けば塩でにぎり飯にしただけで美味しい、 
おかずで飽きないものといえば、豆腐、大根、白菜だろうか、どれも淡白でうま味は少ないけど、程よく醤油を使えば美味しく、これほどご飯に欠かせないものはない、
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豆腐は絹ごしもあるが、断然、木綿豆腐が好きである、ざらっとして生姜醤油やポン酢がからみ食感もよい、子供の頃、豆腐屋さんが売りに来る木綿豆腐や厚揚げが好物だった、
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子供ながら湯葉の風味が気に入って、今も生湯葉など買ったりする、
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大根おろしも飽きない、大抵ちりめんじゃこを混ぜて食べるが、
じゃこの混ざりモノ(エビ、カニ、タコなど)を探すのも楽しい、味は同化している、
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魚ではマグロの赤身、こんなにクセがなくさっぱり美味しいところはない、
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一方、初めて食べたチーズはソーセージみたいな細いフィルム入りだった、
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味と匂いが強すぎてオエっと来たのを憶えている;生牡蛎も同様だった;これらには馴れる必要があった、濃~い味もいいけど、日本人はさっぱり好きだと思う、例外もあるけど;
昔は、ソーセージと言えば、魚ソーセージを差し、すっかり馴染んだ、今でもおやつに人気のようだ、
sakana sausage
ウインナーと言えばこれだった、
aka wiener
今や腸詰めの本格的ウィンナ・ソーセージが普通だが、超ご無沙汰でこの"赤"を買ってみると、結構美味しい、これもスケソウダラやホッケの肉で作られるそうだ、
今度オムライスを作ったら、タコにして添えたいv
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category: 昭和の記憶

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フレット交換:大失敗と立ち直り ≪追記あり≫  

1つの楽器を使い出すと、そればかりになってしまうので、曲が変わったら楽器を替えて均等に使ってやりたい、
この11コースリュートのハイポジションの弦高をもう若干下げられないかと思い、 
11c lute 2
すべて0.9mmを巻いてあったところ、この図の要領で少しずつフレットガットを太くしようとやってみた、(楽器の調整は0.何mmというのが大きな値である)
f gut 01
強調図
ハイポジションから始めたのが間違い;1.10mm→1.05mmへと下のポジションが0.05mm細くなるだけでビリつくのである・・それでも少しでも太いのを巻こうと、さんざん替えてみたが結局、元のオール0.9mmに戻すしかないとわかった;
このリュートは数年前、製作家の松尾さんに指板を削って弦高調整してもらったのだが、そのとき、これ以上いじる余地がないほど絶妙にに調整されていたのである;
悪あがきをして、フレットガットをこんなに無駄に・・;
f gut 02
(ジョイントして再利用できるかもしれないので、一応とって置くが;)
こういう作業がうまくいけば、心地よい疲労感で終わるのだが、時間もつぶしてまったく報われず、「トホホ;」気分^^;

転んでもタダ起きちゃ名折れってんで(何の?)、ムダを取り戻そうと・・
もう1つ、ジャーマンテオルボも少し弦高が高ぎみ、何しろ製作以来一度も調整していない、試したところ、こちらはフレットを少しずつ太くしてもビラない、
ムダにしたフレットガットと結束バンドを使って4~9ポジションを巻き替えた、
gt neck
この状態なら演奏の邪魔にならない、
方法は結束バンドにキリで穴を開け、ガットを通し、焼き止めして連結する、
kessoku_20201101174150ffc.jpgkiri_20201101174151181.jpg
kessoku 02
緩んでもラジペンで増し締めできるよう先を少し残す、
指板上が擦り減ったフレットもこの方法で、裏側だった部分を指板上に移すと2倍使える^^
gt neck 01
これで少し仇が取れた^^巻きに失敗したフレットガットは捨てないでおこうv

*フレットガットは普通に巻く際、太いものほど巻きにくい、
結び目になる辺りと指板(1コース側)の角になる辺りを、水で濡らしたガーゼ等で数分挟み、ふやかして柔らかくすると上手く出来る。
gut 02

追記:結束バンドを切らずに外す方法、小さいマイナスドライバー(又はニードル)を写真の位置に差し込み、ギザギザに噛んでいるストッパー部を解除して引き抜く、
zip tie

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category: Lute

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