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Classic音楽,リュート,宇宙

クラシック音楽とリュート、宇宙・科学 etc

星(天体)をどう見るか  

筆者が随分幼い頃の一番古い記憶で、親におんぶされながら、夜の暗い空にチカチカ光るものを見て、非常に不思議に思った、「なんでああいうものがあるんだろう」という感じだった・・子犬や子猫は生まれて初めて見る雪を不思議そうに眺めるそうだが、これと同じかも^^
人の興味の持ち方は様々で、星を見て「綺麗だな」で終りの人もあれば、「どれくらい遠くにあるんだ?」などと次々謎に想いをめぐらす人もある、天文学者、あるいはアマチュア観測家になるのは、幼い頃から後者なのだろう、 

筆者はいつも見ている『月』だけでもいろいろ想いを馳せる、肉眼で表面の様子がわかるほど近くにある唯一の天体で、双眼鏡があればクレーターも詳しくわかる、月は遠い惑星系にもいくらでもあるだろう岩石天体のサンプルで、それを間近に見ているんだと、
*月は常にぴたり同じ面を地球に向けているが、見かけ上、揺れ(秤動)を起こして見える、
moon_20230131103839b5d.jpg
Wikipedia→秤動
月に対し、地球上で見る位置が変化すると、視野に入る月面の範囲がわずかにずれるためで、"月の出"の時と"空高く見える"時とも違う、かな、
earth and moon
太陽も同じく、遥か遠くに光の点にしか見えない恒星も近くならこんな様子なのだと・・謎を解明してくれるサンプルである、
sun_20230131103841b97.jpg
同じ明るい一等星でも、アルファケンタウリは地球に最も近い4.3光年なので明るいだろう、実際の明るさも太陽と同じ程度、
一方、はくちょう座のデネブは約1400光年という距離にあり、一等星なのである、
deneb 2
実際の明るさは太陽の54400倍にもなる白色超巨星だそうで、位置天文衛星「ピッパルコス」の測定で約1400光年という距離もわかってきた、同じ星を見るにも距離を知って見るのは感慨深さが違う、
Deneb_202301311038312b6.jpg
デネブ
*アマチュアが使うクラスの望遠鏡を覗くのも、何十~何千万年とかけて今届いた様々な天体の"生の光"を見るわけで、そこが違う^^
条件が良ければ肉眼で見えるお隣のアンドロメダ銀河(M31)も20世紀初頭まで、我々の銀河系の中にある天体か、遠くにある別の銀河なのかさえ確認できていなかった、
M31 02
M31(左上)
今でこそHSTが数多く撮影してきた遠くの銀河と、天の川の広角画像を見れば、我々も1つの銀河の中心から離れた辺りに居るんだ、というのが容易に実感できる、これを知って夜空の良い場所に行って天の川を生で見るのも、広大な空間を実感できて感慨深い、
ngc4565_20230131104853495.jpg
NGC4565
milky way
天の川
一応存在はわかっていても、観測技術や探査衛星の進歩で詳細がわかってくる、予想外な様子が見えてきて、新たな謎になったり、常に惹かれるのである。
「遥か遠くの事を知って何になる」という考えもあろうが、結局のところ人間は食って寝て、動いて、存続するくらいしかやる事はない、それ以上の何かを求めるなら、『知らなかった事を知る』というのが窮極の目的になる、

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category: 宇宙・天体

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米amazonに注文  

you tube等で聴いてぜひ欲しいと思った音源のCDは既に廃盤で、amazonと提携した中古ショップなど国内の通販で探しても無い場合が多い、あったとしてもやたら高額だったり;
TOWERに「お取り寄せ」として挙がっていても、入荷せず注文キャンセルとなる事も・・;
諦めかけてアメリカのamazonを見てみたら在庫があり、ほか安い中古ショップの在庫も連なっていた、さすがあちらは広域なせいか、マイナー盤でも中古品が豊富なようだ、 
先般取り上げた、Mozart:Sym No.31「パリ」の名演で、ゴットフリート・フォン・デア・ゴルツ指揮、フライブルク・バロックOによる、モーツァルト Sym No.31「パリ」がとても気に入ったので何とか欲しかったが、米amazonで注文できたv
moz s 31
*カップリングされているflとharpのための協奏曲も楽しみ、送料がかかるので、本品はできるだけ安いのを選ぶ;国内でどうしても買えないときの手段である、

(自分にとって)希少な物品を探すのは、リュートの楽譜入手で習慣づいている、昔はよほど好きで^^;手間暇惜しまない執念?がないとやれなかった、
dubut
リュート・ソサエティ・アメリカから送ってもらったマイクロフィルムの写し

少し話は変わるが"希少物件"続きで・・
タワシさんのブログで紹介されている→こどものピアノ名曲集 武田邦夫編(音楽之友社)は様々なタイトルがついてシリーズ化されていたが、内容に驚く、
kodomo piano
「むかしのイタリアのうた」、タイトルは一見親しめそうでも、内容は『様々な舞曲、トッカータ、カンツォネッタ等』で、時代的にも随分広く選ばれ、作曲家名は古楽に親しむ人さえ、たぶん全部知らないかも?(筆者も約4割知らない;)、
mokuji.jpg
これが昭和45年に刊行というのが驚きで、ピアノの先生も各曲の様式をよく知らないと教えようがなかったかも?; これらの原曲資料を集め、膨大な中から子供が親しめる曲を選び出すというのは、かなりの手間暇だと思う、武田邦夫氏が収集家だったのか?
「スカルラッティとチマローザ」(昭和51年刊行)のチマローザはピアノやクラギの人はお馴染みだろう、これも先生の薦めで、習う子の手に渡る教材かもしれない?
幅広い作品に親しむのは大いにプラスだと思う、教室の先生も自ら新資料を探すなど、進歩のある姿勢であってほしい。

*パスクィーニはこの曲で親しんだことがある、原曲は2台の鍵盤のための曲だが、オルガン&ギター用に編曲されている、
org gui
you tube:Pasquini / Ragossnig / Widmer, 1966: Sonata in D Minor - MHS LP
ギター二重奏編もあったので取り寄せたことがある^^;

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category: 時事・雑記

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Haydn:Sym 101「時計」の名演  

よく、「クラシック音楽は何を聴いても同じに聞こえる」と言って関心を持てない人もあるが、ある意味、20世紀の演奏がそうさせてきたかもしれない、誰の作品であろうと同じようなorch規模で、画一化されたような演奏スタイルであれば、そうなるかも?
人も同じような厚化粧をすると素顔がわかリにくいのと同じ; 

クラシックビギナーの頃、ハイドンのSymで最初に買ったLPは101番「時計」で、テレフンケンの兼価盤、ヨーゼフ・カイルベルト指揮、バンベルクSOだった、その後も様々な演奏を集めた、物々しい演奏もあれば;妙に軽くレガート仕上げの演奏もあったが、結局20世紀の演奏の根本は似たり寄ったりで、抜きん出た新しさはなかった、今思えばカイルベルトの演奏が余計な細工なしでスッキリ、一番好ましかったと言える、
j k hay s101
ヨーゼフ・カイルベルト指揮、バンベルクSO
you tube:Symphony No. 101 in D Major, Hob. I, 101, "The Clock":
I. Adagio - Presto II. Andante
III. Menuett - Allegretto IV. Finale - Vivace

20世紀終り頃からピリオド指向の時代になり、作曲家ごとの素の魅力(真価)を見出すような表現が聴かれるようになリ、やっとマンネリから解放された;
カラヤンの没後が時代の変り目だったか?前時代的な演奏は次第になくなり、クラウディオ・アバドがヨーロッパ室内Oを指揮した演奏は溌剌として耳に心地よく、初めてモダンorchの良い演奏を聴いた気がする、
c a hay s101 you
you tube:Haydn: Symphony No.101 In D Major, Hob.I:101 - "The Clock" - 1990
1. Adagio - Presto 2. Andante
3. Menuet (Allegretto) - Trio 4. Finale (Vivace)

ピリオドorchの好演に、ブルーノ・ヴァイル指揮、Cappella Coloniensisを挙げる、
b v hay s101 you
you tube:Symphony No. 101 in D Major, Hob. I:101 "The Clock": 連続再生

ほか良い演奏も次々出てきたが、最新盤で取り寄せたのが、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンの「太鼓連打」とカップリングされた1枚、
今や「時計」の演奏に関しては、上述の要件を満たした、本当に"過不足なし"の演奏を求めてしまうが、全楽章、期待にかなっていて、これはお薦めの1枚、
*Daisyさんのハイドン音盤倉庫で詳しく紹介されている、
p j hay 101
you tubeにはまだ挙がっていないが、高精細な録音で聴けるのも新盤の楽しみ、
弦楽は左手の常用的ヴィブラートを廃し、右手の運弓の妙味を十分に聴かせる、メヌエットのトリオがこれまでにない魅力、trp,horn, timpはピリオド楽器と思われる、
vol.1とあるので、ロンドンセットは全曲録音される見込み。

PS.何でも同じに聞こえてしまう20世紀流演奏と、新時代演奏のわかり易い例でJ.M.クラウスの同じ曲(vnソナタ VB157)を聴き比べ、
1.近年の録音だが、旧来的な演奏スタイルでねちっこい、
you tube:Joseph Martin Kraus - Violin Sonata in D minor, VB 157(walter schwede,violin)
2.古楽奏者による演奏、曲の活き活きとした"素"の魅力が聴ける、
you tube:J. M. Kraus - VB 157 - Sonata for harpsichord & violin in D minor(Nils-Erik Sparf, violin)

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category: F.J.ハイドン

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Bach:ブランデンブルクCon No.2の名演  

イタリアのA.コレッリの曲を聴くと、人間臭さがなく天使が作ったような、純粋さを感じる、
大バッハの曲には、大人も子供も関係なく、惹き付ける絶対的な何かがあると思っていた、
生命感があり、多声で書かれた曲はどのパートもねちねちと動きまわる、これも万物を作った神の御業のような、
また、クラシック聴き始めの頃を思い出すと、たまたまラジオを聴いていて、まさに上述のように惹き付けられる曲が流れた、「バッハのブランデンブルクなんとか・・」というアナウンスを憶えておき、レコード店で探して、たまたま最初に買ったのが、クルト・レーデル指揮、ミュンヘン・プロ・アルテOだった、
1956年録音、最初期のステレオ録音だがyou tubeはモノラルで挙がっている、 
k re br 2 you
you tube:Brandenburg Concerto No. 2 in F Major, BWV 1047
I. (Allegro) II. Andante III. Allegro assai
驚いたのはトランペットが難しそうなパートで高域を鮮やかに吹いていて、こんな演奏が可能なのかと、trp奏者はアドルフ・シェルバウムで、モーリス・アンドレが登場するまで、この曲を立派に吹けるのはこの人だけだったと言う、
いくつかレコードを集め、K.リヒター盤もかっちり整った良い演奏だと思った、この曲にはtrpの名手が不可欠、当盤はピエール・ティボーである、
k r br 2 you
you tube:Bach / Karl Richter, 1962: Brandenburg Concerto No. 2 in F major

やがて、古楽の演奏が盛んになり、trpもバルブ仕掛けのない古楽器タイプの楽器が使われるようになった、ただし現代、古楽器として使われるtrpはナチュラル管に"音程補正孔"が施されている、完全な古楽器にこれは無い、
n trp
上:昔どおりのナチュラル管、 下:補正孔付き、左手で楽器を持ち右手で孔を押える、
これは正確な音程を求める現代の聴衆に合わせた楽器と言える、しかし補正孔のある楽器も、ナチュラル管の味わいは失っていない、
古楽団体による演奏もいくつか聴いたが最もお気に入りはニクラス・エクルンドがtrpを吹く、スイス・バロック・ソロイスツの演奏、trpは輝きもあり、室内的な柔らかな演奏である、
bach bra con 2 you
you tube:Brandenburg Concerto No. 2 in F Major, BWV 1047:
I. [Allegro] II. Andante III. Allegro assai

*バッハ時代の真のナチュラルtrpを演奏するのはジャン・フランソワ・マドゥーフである、
S.クイケン、ラ・プティット・バンドの演奏で初めて聴いた、ライヴ動画は終楽章のみ、
bwv1047_202301281514166ba.jpg
you tube:Bach BWV1047-3
全曲はこちら、
you tube:J. S. Bach - Brandenburg Concertos - S. Kuijken, La Petite Bande
左手は腰に当て、右手でtrpを持つだけ、これが奏者の正しい構え方だったようで^^
trp pic

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category: J.S.バッハ

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ハッブルとウェッブの画像  

我々太陽系は天の川銀河の中でも星や星雲の少ない過疎地にある、よって遠方の宇宙まで見渡しが良く、天体観測には適した場所である^^ 
amanogawaginga.jpg
HSTが撮影して以来、宇宙絶景の1つとなった、M16:わし星雲(へび座 6500光年)の中にある「創造の柱」と呼ばれるガスの密集した領域をJWSTが高精細に捉えた、赤外線撮像なので色彩は補正してある、
jwst_20230127092009b85.jpg
わし星雲全体の大きさは概ね40光年、「創造の柱」の部分はその1/4くらいだろうか、
m16.jpg
これも遠くにあって、HSTやJWSTの分解能をもって全体が見られるのである、
可視光のHSTに比べ、JWSTの赤外線撮像は程よく透過して、星雲内部や後方の星が見える、
hst jwst
左:HST 右:JWST
JWSTの画像サイトでフルサイズのデータを拡大表示すると、10光年弱?ほどの範囲をじっくり遊覧できる、
WEBB SPACE TETESCOPE
星雲内部に赤い星がたくさん見える、生まれたばかりの原始星である、星雲の突起した先には"岩の一部が溶岩になった"かのように見える箇所がある、ここも内部の原始星からエネルギーを受けた星雲が赤く輝いている、
iwst 02
先に生まれた明るい星が星雲を照らし出す照明になっている、またこれらの星の光圧で星雲が圧縮されて、次の星が生まれる、
ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡は赤方偏移の大きな遠方天体のみならず、銀河系内の天体も赤外線撮像によって詳細に見せてくれる、ほかにもHSTでお馴染みの天体の多くを撮像、公開してほしいところv
jwst you
you tube:Zoom into Webb’s View of the Pillars of Creation
隅々までじっくり動画
you tube:Los PILARES DE LA CREACIÓN vistos por el James Webb en 8K

どこまでdistanceがあるかわからない宇宙を見ていると、日常の雑事はどうでもよくなる^^
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category: 宇宙・天体

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J.シュトラウス:作品集の名演  

クラシックの聴き始めだった頃は、聴き憶えの好きな曲があっても、曲名、作曲家ともわからない状態で苦心したが、その1つがヨハン・シュトラウスⅡの「皇帝円舞曲」だった、
今もワルツ王の曲が時折聴きたくなる、これほど親しみ易く飽きることがないのは、次々出てくる良いテーマ、オーケストレーションの巧みさ、ウィンナワルツ独特のリズム(3拍子の2拍目を前にずらす)だろうか、指揮者は3拍子をタクト1振りである、 
*you tubeは音量差あり
まずはF.フリッチャイ指揮で喜歌劇「こうもり」序曲、1961年、DGの好録音である、
ワルツ、ポルカが組み合わさった序曲、
f f Fledermaus
F.フリッチャイ:ベルリンRSO
you tube:J. Strauss II: Die Fledermaus - Overture
もう1つ、フリッチャイでワルツ「ウィーンの森の物語」、チターのソロも名演である、
f f Tales from the Vienna Woods
you tube:Johann Strauss II :Tales from the Vienna Woods – Fricsay

J.シュトラウスのワルツで一番好きなのはというと「南国の薔薇」になる、よく似た旋律が一杯のなか、この浮遊感のあるテーマは一際心地よい、3度下をvcが奏でる響きの工夫もある、
20210109.jpg
K.ベーム:VPOの演奏で、
k b j strauss you
you tube:Johann & Josef Strauss - Rosen Aus Dem Süden, Op. 388

次に好きなのは「皇帝円舞曲」で高貴な気高さを感じる、W.サヴァリッシュ:VSOの演奏で、序奏(入場曲)からカチっと締まった感じはサヴァリッシュらしく思える、
w s Emperor Waltz
you tube:J. Strauss II: Emperor Waltz, Sawallisch & VSO (1961)
*上記のサヴァリッシュと、O.スウィトナーのJ.シュトラウスのLP盤2枚が、たまたま覗いた中古ショップの支店に揃っていた、何かの縁を感じる^^
W S lpO S lp
次はそのスウィトナー盤からワルツ「青きドナウ」、あらためて聴くと、スウィトナーらしい涼やかなorchサウンドで超お馴染みの曲が一味新鮮に聞こえるv
o s blauen Donau
O.スウィトナー:SKD
you tube:An der schönen blauen Donau, Op. 314

最後にJ.シュトラウスⅠの「ラデツキー行進曲」
この演奏はF.フリッチャイ:ベルリンRSOが痛快、金管,打楽器を全面に出し、まさに屋外の行進曲のように聴かせる、
f f Radetzky
you tube:Radetzky-Marsch Op. 228

*カラヤンは「ウィンナワルツ独特のリズムの取り方はオーストリア育ちの人々もので、他の国々では普通のワルツで演奏すればよい」と言ったそうで、BPOとの演奏ではたしかに、
you tube:シュトラウス作品集 カラヤン ベルリンフィル 1966・1969
しかし、この特徴的リズムは他の国々でも好まれ、ウィーン風に演奏する例が多い、

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category: その他・ロマン派

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寒さ対策  

この冬一番の寒気に覆われ、危険な寒さと言える、暖房の効いた場所と寒い場所との温度差に注意、急な血圧上昇が起きる、 
kishocho_20230125092229158.jpg
今朝の積雪はうっすら程度だったが寒い、
snow.jpg
エアコンで暖房しても、はじめは天井のほうに温まった空気が昇るので足元は寒い、
20220708.jpg
コタツも補助的に使えばよいと思う、入りっぱなしはいけない;
浴室の扉も開けて事前に暖房の空気が行くようにしている、風呂の湯は熱すぎないように、
外出のときは防寒着+マフラーで首を冷やさないのが効果的、
Scarf.jpg

しかし昭和のペラペラの窓ガラスは寒かった、隙間風も入ってきたし;窓に近づくとひんやり感じるのを「冷放射」と言うが"冷たい放射"などあり得ない、「放射冷却」ならあるが、
hosyareikyaku_20230125094405c5b.jpg
*絶対温度が零度ではない全ての物体は、M.プランクの法則により電磁波を放射している。
冬の電車やバスで窓寄りに座ると、外からひんやり冷たい"放射"を受けたような錯覚があるが、身体からの放射熱が奪われやすいせいだろう、

ここで放射熱に絞って考えると、
今の二重ガラスの窓は1枚ガラスのように寒くならない、外側のガラスは外気に触れて冷えているが、隙間で断熱された内側のガラスは暖房で温まっている、室内の空気ほか、温まった物からは赤外線が出ている、当然ガラスの窓から外に向かっても赤外線は出て行き、熱は奪われているが、内側の温まったガラスも赤外線を放ち、室内側にある程度補充される、
niju.jpg
勿論、ガラス面に触れた室内の空気も冷やされにくい(伝導熱)、
*窓ガラスに銀シートを貼れば赤外線は反射されて戻るはず、
gin.jpg
魔法瓶は二重ガラスで隙間は真空、内側が鏡になっていた、放射熱、伝導熱ともに逃がさない構造だった、 
mahobin_20230125092231276.jpg
 
PS.1枚ガラスの場合、屋外が非常に寒いとき、ガラスの室内側に『窓霜』が出来る、窓ガラスは室内側も0℃以下にまで冷えており、室内空気の水分が結露してそのまま凍る、ガラスの屋外面は0℃以下とはいえ、室内温度の影響で外気よりは温度が高いので結露が起きない、
madoshimo.jpg
窓霜の作る文様は雪の結晶風だったり、曲線状のものまで多様、下手な人間のデザイナーよりセンス良いかも、  
                          
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category: 時事・雑記

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バロックの楽しみ:通奏低音  

バロックのソロと通奏低音のためのソナタ、あるいは合奏曲を見てみると、原曲の低音パートはバス旋律に和声を示す数字が付されている、数字の書き方には一通り約束があり、バス音に対し、何度の音が乗っかるかを示す、 
hwv377 sc s
*曲はソロとバス旋律を演奏するだけでも成り立つ、
3度5度が乗る場合、何も書かない、3度6度が乗る場合、6とだけ書く、七の和音では 3,(5),7度が乗って、7とのみ書かれる・・など表記は略される、
チェロなどバス旋律楽器はバスラインのみ弾くが、和音楽器は和音や簡潔な対旋律を加える、
baroque_20230124102251af3.jpg
今のコードネームでは下から「ドミソ」も「ミソド」も同じ"C"とされるが、通奏低音は最低音の上にどういう音が乗ればどう響くか、という捉え方で転回形は別の和音とされる、
waon 02
最低音はバス旋律の音なので変更できないが、上に乗る音の上下順はケースバイケースでどんな順でも良い、下からドミソでもドソミでも同じ、重複させる音はドミソドのように最低音のoct音が最も良い、5度のソは省略してもよい、
waon 01
hwv 377 02
ただしバスの上に乗せた音により、そこに声部の動きが生じてくる、これが繋がるようにする必要があり、フレーズの途中で突然上下関係が変わったり、進行が切れてはいけない、
またソロ楽器より高い音域を弾いてはいけない
鍵盤楽器では主に左手でバス旋律を弾き、右手パートは上記のような約束事を踏まえてリアリゼーションして弾く、
cemb_202301240922013c9.jpg

ヘンデル: リコーダーソナタHWV377を例にすると、
楽譜1→出版譜
楽譜2→オリジナル譜
楽譜1は現代の出版譜で、鍵盤譜が書かれているが、グレーで囲った右手パートは実用譜として出版社が加えたリアリゼーションの一例で、このとおりにやる必要はない、古い出版譜には好ましくない例もある、楽譜2はオリジナル譜でバス旋律と数字しか書かれていない、
リュート属もこうした作品で通奏低音楽器として使えるが、リュート属1つで賄える曲は限られてくる、譜例のヘンデルの曲など、どうにか弾ける曲ではあるが、リュートだけではバス旋律の音量が弱く、プライベートな演奏になろうか、チェロやガンバと組んで低音を補強しないと物足りない、十分な音量のあるリュート属はテオルボ、又はアーチリュートだが、ジャーマンテオルボを使う例もある、これらはみな調弦法が異なる、
theorbo_202301240922080ad.jpg
テオルボ
a lute gt
左:アーチリュート、右:ジャーマンテオルボ
チェンバロなら1台でいけるが、やはり低音旋律楽器が加わるほうが豊かになる、

上述楽譜、HWV377、第2楽章の演奏例、リコーダーソロも装飾を行なっている、リュート属はテオルボが加わっている、
hwv377 you
you tube:Recorder Sonata in B-Flat Major, HWV 377: II. Adagio
*ソロ楽器の装飾、通奏低音のリアリゼーション、いずれもセンスがかかってくるが、同一曲でも演奏の数だけ楽しみも変わる。

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category: 音楽様式

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不具合の原因を探る (追記あり)  

パソコンの事は本当にわからない、最近ネットに突然繋がらなくなり、一旦そうなると、どのサイトにも繋がらず復帰しない、メールの送受信もできない、 
setuzoku huryo
HDDもだいぶ年数が経ったし、ルーターなど接続機の劣化も疑わしい、電源ユニットの劣化でも電圧不安定などで動作不具合が起きる、
まず、すべての機器の電源を落とし、コンセントも一旦抜いて再度立ち上げると復帰するが、時間が経つとまた接続不能になる、
次にPC本体のみ、ルーターのみ、と単独に電源を一旦外して立ち上げてみた、PCのみの場合は変らず接続が復帰しない、ルーターのみの場合復帰した、絞り込めたかな^^;
nec.jpg
ルーターはケーブルネットワーク会社の貸し出し物、
ルーターそのものの劣化か、接続が接触不良になっているだけか?ルーター側の電源線と信号線を抜いたり差したりして立ち上げ、様子をみたが、やはり急に繋がらなくなる、ネットワーク会社に連絡して、今日夕方来てもらうことにした、どこが悪いかによって連絡先も違う;
追記: 17時頃、ルーターを交換してもらった、4代目の機種だそうで、ルーターの寿命は5年過ぎが目安とのこと、今までのは7年ほど経っていた。
nec 2
交換後、外見はまったく同じ

話はかわり、楽器の不具合の原因もわからない事がある、
弦を弾くとビリビリと何かが楽器に接触しているような雑音が出る、よくあるのは、
・服のボタンが楽器に触れている、
・弦の端っこが楽器に触れている、
・弦がナットの溝にしっかり留っていない(雑音は解放弦だけ)
・表面板内側の力木が剥がれかけている(表面板をノックするとわかる)

11c lute 01
開腹修理(力木の再接着)のときの写真
大抵は上記のいずれかが原因だが、どうにも原因がわからない雑音が出て、2人の製作家さんの所に行ったり来たり^^;しばらく預けても不明だった、ようやく3回目の点検依頼でわかったのが、ここだった、
11c lute 02
ブリッジの端が浮いていた、あまり例がない原因だったのか、見当がつかなかったのである;
隙間に膠を流し込んで完了、修理はあまり手を加え過ぎず最小限に行い、また不具合が出たら対処するのが良い、とくにボディ部分は、よく鳴る状態をリセットしてしまう可能性がある、表面板の取り替えは別の楽器に変わったのに等しい;

PS.あと、筆者は体の不調や歯の痛み、どこに原因があるのか、ドクターもすぐにわからない事がよくあり、困った身体である;;

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category: 時事・雑記

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Brahms:「悲劇的序曲」の名演  

「悲劇的序曲」と「大学祝典序曲」は陰と陽の関係で対をなす、ブラームスの管弦楽の魅力が単一楽章に納まった充実作品となる、これも様々聴いてきた、 

始めにウォルフガング・サヴァリッシュ指揮、LPO 1990年
手持ちのCDでは特に好きな演奏、快速ぎみでサヴァリッシュらしいキビキビした切れ味、折り目の整った感覚がよく表れ惹き付ける、
*以下、you tubeは各々音量差あり
w s br tragic
you tube:Tragic Overture, Op. 81

カール・シューリヒト指揮、バイエルン放送交響楽団
1961年9月 ミュンヘン
演奏時間11:55と快速に圧縮され、ズバっと斬り込むような開始、効果的にアッチェレランドをかける、極端ではないが、キレた演奏が聴きたいならこれだv 木管がよく聴けるバランスも良い、*なぜかフルトヴェングラーは悲劇的序曲を録音していない、
c s br tragic
you tube:Brahms: Tragic Overture, Schuricht & BavarianRSO (1961)

クラウディオ・アバド指揮、BPO 1990
開始は鋭く、ぐっと攻め込む部分、穏やかに引く部分の対比が深い、アバドもフルトヴェングラーの演奏を研究したと言われるが、激しさと柔和な感覚、そういう魅力が息づいているかもしれない、演奏は精緻に整えられる、
c a br tragic
you tube:Brahms: Tragic Overture, Op. 81

アイヴァー・ボルトン指揮、バーゼルSO
最新録音の1つだが、演奏時間15:25というゆったりした演奏、強弱の対比も極端ではない、
突撃で襲ってくるのではなく、じわじわ包囲してくる^^弦も管も透明感を帯びた響きに徹し、パートバランスが良い、今まで聴いたことのない魅力に包まれる、
i b br tragic
you tube:Tragic Overture, Op. 81

最後はヘルベルト・ブロムシュテット指揮、ゲヴァントハウスOによる新録音、
やや快速で、不足もなければ誇張もない、精緻で風格を帯びた演奏と言えようか、ライヴ録音がHiFiで素晴らしく、音場が一回り大きく感じる、
h b br tragic
you tube:Tragic Overture in D Minor, Op. 81 (Live)

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category: ブラームス

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初期宇宙の棒渦巻銀河  

数千億個の星が円盤状に集まっている渦巻銀河で、唯一肉眼で見られるのが、天の川銀河の隣、アンドロメダ銀河(約250万光年)であるが、20世紀に入り大型望遠鏡が造られ、渦巻状の銀河は多数ある事がわかってきた、ほかに楕円銀河とされるものもあり、E.ハッブルにより銀河形状の各タイプが分類されている、 
20170517.jpg
*天の川銀河はSBcとされている(SBaかと思っていたが?)
昔から不思議に思っていたのが、棒渦巻銀河と呼ばれる、バルジを中心に棒構造があり、その先から渦巻きになっている銀河で、何故こんな形になるのか、また数として、丸い渦巻と棒を持つ渦巻の割合は半々であること、
仮説が立てられているのが、棒渦巻の形になるのは『力学的不安定性』が原因で、規模の大きい渦巻銀河は棒構造を持ったり、丸い渦巻きになったりを繰り返しているとの説、
galaxy transformation
これなら「丸い渦巻と棒渦巻の割合は半々」という説明がつく、
近傍宇宙でお馴染みの棒渦巻銀河がNGC 1300(6130万光年)である、
ngc1300 s
NGC 1300(SBc型) →拡大
HSTの詳細画像により、棒構造に沿って星間物質が中心部に急速に流れ込んでいるのが影となって見える、ここは星形成も盛んで、バルジの中心にある超大質量BHに向けて渦を巻いているようだ、

さて、JWSTがまた新たな謎を拾いだした;
上記のような棒渦巻銀河は銀河の歴史上、全体質量の大きな銀河に成長したあとの姿と思われてきた、実際、棒渦巻銀河が多く見られるのは近傍宇宙だった、しかし宇宙年齢が現在の2~4割だった時代の宇宙(遠方)に棒渦巻銀河が6個見つかった、
36549_barred 2
その1つ「EGS-23205」、
EJS23205_20230121092352ba1.jpg
EGS-23205:左はHSTが捉えた画像、右がJWSTによるもので、中間赤外線による撮影で塵を見通せるため、棒渦巻構造がはっきりわかった、
赤方偏移Z=2.136 とあるので、ハッブル定数=71.9で計算すると約110億光年になり、初期宇宙に近い、
distance calculation
これほど遠方(初期宇宙)に棒渦巻銀河が存在するのは、これまでの銀河考古学の定説を大きく見直す必要がでてきた;
先日の「初期宇宙の年老いた渦巻銀河」に続き、天体物理学者を悩ませる発見が続く;

PS.銀河M104やUGC12591は上図のハッブル銀河分類でレンズ状銀河SOと渦巻銀河Saの中間の形状を持ち、SO/Saとされる、
m104_20230121105551b7c.jpgUGC12591.jpg

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category: 宇宙・天体

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正しい日本語と適切な言葉 1  

明治、大正の文豪が書いた文章は正しく表現が深い、ほか文筆を仕事とする人々も正しい最適な言葉で表現してきた、一般の人々さえ当り前だったと思う、文章は人の品格を表わす。
現在はやたら、「おまえ、国語を習ったのか」と言いたい変な言葉がネット上に溢れ、それで通ってしまっている、折角ネットに辞書サイトがあるのにそれも見ていない; 

この看板のような屋外の表示物などにも日本語が成り立っていないものが見られる、
hochi.jpg
大抵の人は変だと思い、どう直すべきかもわかる、

また多いのが「ら」抜き言葉で「見れます」「食べれます」「来れます」とか、
PCに文字入力すると≪ら抜き表現≫と注意表示が出るのに、かまわず使われたりする、
日常の身内会話なら省略言葉でもよいだろうが、文章で"ら抜き"はみっともないと思う、公式の場で話すときも(アナウンサーだったら即失格);
「助詞」抜き、「い」抜き言葉も多いかな、会話ならいいけど、
×「靴履いてる」 ○「靴を履いている」

うっかり気付かないところに誤った言葉の使い方が多々ある、
×いま頑張らないとあとで後悔する
「一つよろしいですか、あなたのおっしゃった"あとで後悔する"ですが、後悔の二文字で既に"あとで悔やむの"意味です、言葉が重複することになりますねぇ」^^
○いま頑張らないと後悔する

×ご明察のとおりです
○ご明察です
○ご推察のとおりです


×耳ざわりの良い音
「"耳障り"は元々不快な音や、弁えのない発言などを意味します、よって"耳ざわりの良い"という言葉は成り立ちませんね」
○耳に心地よい音
○耳ざわりな音


×演奏家が修行を積む
「"修行"というのは本来、仏道に励むことを意味します、その他の行いにも慣例的に使われますが誤りで、演奏家の場合"研鑽を積む"が適切でしょう」
○僧侶が修行を積む

役所から「新型コロナウイルスワクチンクーポン券」として送付されたが「新型コロナウイルスワクチン接種券」でよい;
nagoyashi_20230120092540e2e.jpg

「匂う」と「香る」は嗅覚で感じる意味では同じだが「香る」は嗅覚以外から感じる事の喩えにもよく使う、この使い分けはその場のセンスにかかる、詩の中では花が「香る」とするよりあえて「匂う」と言った方が効果的な場合もあり、嗅覚で感じた印象が強調される、
rose_202301200925430fc.jpg
一方、グルメ番組で「いい匂いです」としか言えないタレントがいたりする;

普段読書をよくする人は文章構成力も身についているようで整った文を書く、変な文章は一読してすぐ気付く、
dokusyo.jpg
長ったらしい文章もよくないが、言葉足らずで読む人に意図が伝わらないのもいけない、よく読み返して修正していきたいところ^^;

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category: 時事・雑記

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Vivaldi:「四季」の名演  

今さら、というタイトルだが、この曲の演奏は数が多すぎてどれが一番などと決められない;代表例を拾う事にした、まず、日本では昭和の頃からヴィヴァルディ「四季」演奏の代表格のように人気だったイ・ムジチ合奏団、you tubeではマルコ・フィオリーニがコンサートマスターに就任した最新盤が挙がっている、 
i musici
you tube:Vivaldi: The Four Seasons, Violin Concerto No. 1 in E Major, RV 269
"Spring" - I. Allegro 以下連続再生
F.アーヨの時代とは随分変わったが、イ・ムジチ伝統路線で、いつもどおり心地良い音楽くらいで特に新しい楽しみはない、
古楽団体の名演を探したほうがバロックの醍醐味が楽しめる、

*装飾について:リンクの参考楽譜は上段がA.コレッリが残した楽譜で、下段が実際にコレッリが装飾演奏した具体例を当時の誰かが聴き書きで残したもの、
→参考楽譜:A.コレッリ Sonata op5-5より
この装飾の妙技を十分に聴かせるのが当時の常識だったはず、今やこれがなければバロックを聴く楽しみはない、
追記:この曲で現代の演奏例を挙げる、
corelli sonota op5 5
you tube:Arcangelo Corelli - Sonata op.5 Nr.5, Adagio

「四季」は代表でアメリカの古楽アンサンブル、Voices of Musicの演奏を挙げる、
Voices of Music
you tube:Vivaldi Four Seasons:
1.Spring RV 269
譜例として「春」の第2楽章だが、vnソロはごくシンプルに書かれていて装飾演奏の土台である、反復においてさらに装飾が加えられる、
Four Seasons s 2
*ここでは低音楽器は休み
以下、各協奏曲でソリストを交替している、
2.Summer RV 315 3.Autumn RV 293 4.Winter RV 297

「四季」の録音物はきりがないので買わないことにしている;手持ちのLPで、T.ピノック指揮 イングリッシュコンサート、C.ホグウッド指揮 AAMの2枚があれば結局のところ十分、'80年代の録音だが、すでに水準が高い、
t p c h lp
因みにホグウッド盤でも、各協奏曲でソリストを交替している、通奏低音には、チェンバロとバロックギター、オルガンとテオルボが曲に合わせて使われる、
c h vivaldi
you tube:Vivaldi: Concerto for Violin and Strings in E, Op.8, No.1, RV.269
"La Primavera" - 1. Allegro 以下連続再生

PS. テオルボの独奏を1つ紹介、
visee theorbo
you tube:Robert de Visée Prélude et Allemande, Jonas Nordberg, theorbo

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category: ヴィヴァルディ

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電気楽器の進化  

デジタルピアノの先駆けはヤマハのクラビノーバだっただろうか?鍵盤の手応えは本物に近づけてあり、ハンマーが弦を叩いたコツンとくる感触まではないが、弾く強さによって圧電素子が起こす電圧の強さを変え、強弱表現も自然にできる、 
yamaha p
本物のピアノからサンプリングした音が出る、電気式の楽器もここまで進化したかと思った、断然の強みは調律が要らない事!夜はヘッドホンで練習できるv
yamaha clp 785b
you tube:ヤマハクラビノーバCLP-785B新機能のご紹介
新機種は昔のフォルテピアノの音も取入れている、ただ本物の鍵盤の感触や反応はそれぞれ違うだろう、しかしモーツァルト時代の音が出るっていうのは魅力、立派なピアノを持っている人も、サブピアノで欲しくなるかも^^

拙宅にある、Roland's C-30も生チェンバロからサンプリングした音を再生する、
鍵盤は1段だが、足スイッチで設定した音に切り替えができるが、休符の合間に左のスイッチで替えてもよい、
c 30 02
鍵盤も本物に近い軽い手応えで、鍵から指を離したとき、ダンパーが弦を止める音まで再現するのがリアル^^
c 30
you tube:C-30 Digital Harpsichord & Hector Olivera (1/15)
you tube:15. Chromatic Fantasy and Fugue BWV 903 by J.S.Bach
このBWV903の演奏、良いと思う、
室内オルガンの音も2種入り、リハーサルでの通奏低音にも使えそう、古典音律にもできる、
チェレスタの音は不要でクラヴィコードが欲しい;一体型で形状は良くまとめてあるが外装板がイマイチ;もう少し洗練感覚が欲しい、鍵盤、アンプ、スピーカーが別体で繋ぐ方式があれば運搬しやすくなる、

ギターでは鍵盤のような仕組みは作れないが、ヤマハさんもいろいろ開発するもんで、エレキギターとはまったく違う、トランスアコースティックギターというのを作っている、
yamaha guit
普通のアコースティック楽器としても使用でき、電気的に音響を補助することも出来る、というもの。 過去記事→トランスアコースティックギター
これは原理的にリュートにも取り付け可能かと思うが、実際、作られる事はないだろう^^;

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category: 楽器について

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多感様式:フルート協奏曲の名演  

モーツァルトのフルート協奏曲も当時の楽器である、フラウト・トラヴェルソで演奏した録音はそんなに多くはない、手持ちのCDでは、B.クイケン、有田正広、管きよみの3つのみ、you tubeにも数多くはない、モダンフルートに対し構造が簡単な分、クロスフィンガリングを多用し、難しいと聞く、
fl traverso
クラシック鑑賞歴の中でバロックからギャラントな時代に移った頃、ドイツに起きた楽派の1つと言うべきか、『多感様式』というのは衝撃的だった。 Wikipedia→多感様式
今回は多感様式で書かれたflトラヴェルソによる協奏曲を振り返ってみる、

まず、フリードリヒ大王に仕えたC.P.E.バッハの作品から、fl協奏曲 A minor, Wq.166
大王はfl愛好家だったので、仕えた作曲家はみなfl作品を書いている、
c p e bach fl con you
you tube:C.P.E. Bach: Flute Concerto in A minor, Wq.166, H.431 ? Bremer Barockorchester
このfl Conはチェロ Conからの編曲で、チェロの弦上の技法が残っている、それをflに編曲した事が効果的な魅力に思える、
*原曲のvc Con A minor, Wq. 170
c p e bach vc con you
you tube:C.P.E. Bach / Cello Concerto in A minor, Wq. 170 (H. 432)

もう1つエマヌエルの傑作が fl協奏曲 D minor, Wq. 22である、
flトラヴェルソ:クリストフ・フントゥゲボールト
シュテファン・マイ指揮:ベルリン古楽アカデミー  HM

c p e bach fl con you01
you tube:C.P.E. Bach / Flute Concerto in D minor, Wq. 22 (H. 425)
第1楽章はベルリン古楽アカデミーのしなやかな響きとともにカチっとした枠組みを聴かせる、弱奏をぐっと引いて聴き手を引き込む、flソロはバックの枠組みに乗っかり、巧みな装飾演奏がくつろいだ気分にする。
第2楽章の涼やかな風のような始まりは古楽器ならでだろう、flソロも遠くから聴こえるように始まり、内面的な語りかけのようだ、笛と風の音を合わせたような flトラヴェルソの味わいがよりふさわしい。
終楽章、orchは快速、びしっとテンションを上げて前奏部分で引き付ける、バスの力感、内声のトレモロが弱奏部にも緊迫感を与える。flソロは意外なほど優雅でゆとりのある美音に徹しテンションは上げない、緊迫感を保っているのはバックのorch、
fl向きに書かれた部分もあるが、駆け抜けるパッセージも多くあり、特に終楽章はスリリングな聴きどころ。
wq 22 3rd

同じく、大王に仕えたフランツ・ベンダのfl協奏曲 E minor
こちらも多感様式の神髄のような魅力が溢れる、ベンダはvnが専門だったが、flの聴かせどころを心得た曲にしている、この演奏は合奏部の弦は1人ずつで行なわれ、flソロに寄り添うvnも魅力的であるのがわかる、
benda fl con you
you tube:Flute Concerto in E Minor:
I. Allegro con brio II. Adagio un poco andante III. Presto

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category: 前古典派

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落語:三つ巴競演会  

拙宅から木曽川を渡ってすぐの所に愛知県の扶桑文化会館がある、ここのホールは多目的だが、基本構造が歌舞伎向けに造られており、客席を一部外して花道を設置できる、能・狂言舞台も設置しやすい、桟敷席もあり雰囲気もそれらしく、舞台スペースを充実させた、よそにはない気の利いたホールである、 
hanamichi.jpg
客席は1席とばしで座るが、今は歌舞伎以外の上演でも花道はそのままにしてある、このほうがソーシャルディスタンスの足しになるってんで、
なお、アコースティックな音楽の演奏はロビーでやったほうがよい、とくに古楽アンサンブルには最適の響きだった、
images_20221218093140522_20230116103141af7.jpg
リュートのソロも魅力的に響くv だいぶ前だが師匠がここでコンサートをやった、

さて昨日は東京落語3人、柳亭小痴楽、柳家わさび、古今亭菊之丞による「三つ巴競演会」に行ってきた、東京落語の生は随分久しぶりに思う、この雰囲気に浸りたいと思った、
fusoyose.jpg
いずれも古典もので、真打ちに上がった小痴楽、わさびとも流石と思った、
わさびの高座の途中、「あれ、揺すってませんか(地震)?」と中断、(実際揺れていない)「また私の不整脈のせいかな」って、ほんとに体弱いのか^^;
最後は菊之丞の「芝浜」、この原作のフルヴァージョンはどうなのかわからないが長い噺のほうだ、落語家により、省略する部分、あるいは面白く付け加える部分があるようで、菊之丞も一部省略した形だったが、「芝浜」は落語好きなら誰でも知っている、美味しいところを抜き出すのも良いだろう、また落語っていうのは本筋とは脱線したやりとりをやけに突っ込んで長くやったりするが、そこがまた面白い、独特の楽しみがある、

you tubeに菊之丞の「芝浜」は挙がっていないので、ここは古今亭志ん朝をじっくり、
shincho_20230116100816c86.jpg
you tube:古今亭志ん朝  芝 浜(音量小)

この噺は「大岡越前」などTV時代劇のストーリーに翻案されて、こっちで先に知っていた人も多いだろう^^
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category: 落語

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軽針圧、重針圧  

またアナログ盤再生の話で恐縮;
昭和の簡易なレコードプレーヤーはアームの重さがそのまま針圧になっていた、 
player_202301150815100d1.jpg
住宅の造りも屋外の土埃が入りやすかったし、盤の埃を取り去るクリーナー製品もなかった、そりゃ盤も針もすぐに摩耗するだろう、
cleaner_202301150815020a6.jpg
シューベルトのSym「未完成」の開始やベートーヴェンの「第5」の終楽章に入る前のppなどノイズで聴き辛かった;愛聴盤を「擦り切れるほど聴いた」というのはこの時代の話し;
今の合格レベルのプレーヤーで適切に扱えば盤も針も非常に長持ちする、
Pinneer PLX 500
カートリッジにはそれぞれ最適な針圧が指定されていて、そのとおりに設定すればよいくらいしか頭になかったが、いろいろ情報を見てみた、
レコード盤の塩化ビニルは温度が低いと硬化、高いと軟化するので、冬は針圧を少し上げたほうがよい(盤面が硬いので針が跳ねやすい)と言われるが、それも不安なので暖房で盤も温まった頃にかけている、
指定の針圧より軽すぎるのもよくない、やはり針が跳ねて音溝の傾斜面に衝突する様子が想像できる、当然音もビリつく、
L R ch
適正針圧は針のカンチレバーの付け根になるダンパーゴムの柔軟度で決まる、柔らかいほど軽い針圧になリ、トレース性も高くなる、
a t hari
今使っているカートリッジは1.5~2.0gでよくある軽針圧タイプ、
lp playsuihei_20230115081512e65.jpg
一時期、3.5gというのも使ったが、盤への圧力が高い分、強制的にトレース性を高めていた、
老舗のカートリッジには4.0g以上のものもある、音溝にしっかり押さえつけて針を追従させる重針圧タイプで、放送局やスタジオなど業務用で使われたらしい、しかし重針圧は盤との摩擦も大きく、溝の埃に衝突するとダメージも大きい、また再生するたび高周波の細かい音の波形が均されていく、という話もある、(*塩化ビニルには弾性があるので、一旦変形しても元に戻る性質があるが、重針圧をかけ続けると変形が戻らなくなる?)これがどの程度なのか実際のところはわからないが;

スタティックバランスのアームは盤のうねりによる実効針圧の変動が大きいので、重針圧はさらに心配に思う、ダイナミックバランスのアームで針圧変動を抑えたほうが良いのかも、
shinatu_20230115081510aff.jpg
盤を長持ちさせたい一般ユーザーには軽針圧が望ましいと物理的にも言えるだろう、
ラインコンタクト針ならば軽針圧で歪み少なく音溝に追従する、
harisaki.jpgotomizo.jpg

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category: 音響機器

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Haydn Sym No.88の名演  

ハイドンのSymは1曲ごとに特徴を持たせ、あれこれ盛り込み過ぎず、的を絞った作法が良いと思うが、No.88はハイドンの達筆が冴え、華があり、昔からよく演奏される、  
haydn-portraet_20230114101419dcb.jpg
第1楽章には先日のモーツァルト Sym No.39と同じく、付点リズムのあるフランス風序曲的な序奏がある、
sc01 01
近年の演奏は付点をより引き延ばし後を詰める、
続く主部は充実しているがtrp、timpが用いられず軽快にまとめられている、
*なお、この主部はアウフタクトで始まる2/4拍子だが、スコアを見る前はずっと朱囲いのように4拍子で捉えていた、この聴き癖を直すのは難しい;;
sc01 17
再現部では弦が弾く主題にflが花を添えるようで洒落ている、
sc01 180
第2楽章、ここにも[41]から「びっくり交響曲」の要素を忍ばせる、ここで初めてtrp,timpが鳴り響く、とは言え優美な楽章、
sc02 40
メヌエットも引き締まった気品があり、さらに終楽章の凝縮された聴き所と華々しさも人気の要素だろう、

意外に録音物にこれぞというのが少ない、20世紀の指揮者では、B.ワルター、K.ベーム、L.バーンスタインなど聴いたが、今では重く粘っこすぎる感じだ、
アンタル・ドラティ、PHが最もすっきりした好演だった、
a d hay s88
you tube:Haydn: Symphony no.88 in G Major, Hob. I:88 (Antal Doráti, Philharmonia Hungarica)

サイモン・ラトル指揮、BPO(EMI原盤)は今世紀らしいスタイルをBPOの達演で聴かせる、強弱の対比を巧みに取り、終楽章は巻き込むような快演となる、
s r bpo hay s88
you tube:Symphony No. 88 in G Major, Hob. I:88: I. Adagio - Allegro 連続再生

最後はニコラス・マギーガン指揮、フィルハーモニア・バロックO、
ピリオドorchだが、過去にもハイドンの良い演奏を出している、全楽章ちょうど良いテンポで不満なく聴ける清々しい演奏、これがライヴ録音だったとは意外v
n m hay s88
you tube:Symphony No. 88 in G Major, Hob. I:88
I. Adagio - Allegro II. Largo
III. Minuet: Allegretto IV. Finale: Allegro con spirito

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category: F.J.ハイドン

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初期宇宙の年老いた渦巻銀河  

ご存じのように、宇宙は遠くを見るほど過去の姿を見ることになる、初期宇宙の様子を知るには遠い距離を見ればよい、HSTを継ぐJWSTによってより詳細に観測出来るようになった、
jwst_20220502093825c39_20230113094846bc8.jpg
初期宇宙の銀河は生まれたての青い星が小規模に集まった不規則型銀河が多く(観測上は赤方偏移で波長が伸びて赤く見えるが、それを色補正すると青くなる)、
early galaxy
20211018_20220820095653a6b_2023011309492422a.jpg
それら小規模銀河が合体して成長し、近傍宇宙(最近の宇宙)に見られるような大規模な渦巻き銀河へと成長していく、それは今も続いている、
Collision and Merger of Galaxies
銀河の接近、衝突合体(HST)
観測する距離によって、銀河の歴史を見ることができる、
ところが2022年夏から稼働しているジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が捉えてお馴染みのこの画像の中に観測上異例の銀河が映っていた、
(早稲田大学理工学術院総合研究所)
jwst_20230113094621127.jpg
とびうお座 銀河団SMACS 0723
80~100億光年という初期宇宙にありながら、整った渦巻型の銀河で、構成する星はすべて年老いた赤い星ばかり、というものだった、代表例として2つの銀河、RS13RS14が公開された、JWSTの高い分解能で初めて得られた渦巻状の姿である、
rs13 14
これらは観測上は赤外線だが、赤方偏移による波長の延びを補正して可視化してある、赤い星ばかりという事は新しい星形成が起きていない、
『渦巻銀河』と言えば長い歴史の中で、衝突合体を繰り返して大きく成長した銀河で、中心部のバルジを除いて周囲の渦巻きの腕では今も星形成が盛んで、若く青い星も多いのが常識、
hs-2014-04.jpg
腕の中に点在する赤い塊は星雲の中で星が集団で生まれているところ、生まれたばかりの星は赤い、
また銀河団では星の材料が枯渇した楕円銀河も多くある、
ngc5866_202301130946228d2.jpg
NGC 5866:レンズ型銀河(SO)にわずかに星の材料が残った例
しかし"全体が赤い渦巻銀河"なんて近傍宇宙には見られない、初期宇宙に『すでに年老いた星ばかりの渦巻銀河がある』なんてどういう事なのか見当もつかず;今後の研究を待ちたいが、青く輝く「ファーストスター」を探すはずだったJWSTが、とんだ謎を掘り起こした;

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category: 宇宙・天体

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バロックlute 『5コース』の響き  

リュートを始めた頃は、弦の選択肢はギター弦と同質のナイロン弦と金属巻き弦しかなかった、4コースから巻き弦で「ピラミッドの905」と憶えている、張り替えたばかりはギラギラの音で味わいもへったくれもなかった; 
makigen_2023011210031957d.jpg
やがてフロロカーボンの釣り糸が出だして4コースをそれに替えた、またAquilaから巻き弦でもギラつかないタイプ"D"が出て、それを張ったら「ぐっと良い雰囲気になった」印象だった、
kano 13c
今では巻き弦は一切使わないところまで来た、

さて、バロックリュートを2つ、ガット弦に張り替えたので、安定を待っているところ、
この11コースluteは、5コースにヴェニスガット(キャットライン)を張っていた、ここも普通に捩った牛腸のガット(Aquila)に替えてみたら、さらに良い雰囲気になった、
11c lute b
beef gut
beef gut
(*Kürschnerのガットは質が違い、こういう音にならない)
筆者にとってバロックluteの味わいどころの1つが、ユニゾンに張った"5コース"なのである、通常はバスの音域だが、リュートの中では真ん中に近い、ここはガットを張ると程よく濁ったような音の特徴がよく出て、明快な高域にはない内向的な気分を醸し出す、フレンチの曲では、5コースを含めた低い音域で和音を鳴らす曲が多い、この響きが好まれたのだろうか、

また先日も書いたように、6コース以下にオクターブ弦だけでもガットを張ると、その濁り感のある音が低音と溶け合い落ち着く、最低音コース辺りは深みを増すv 聴く人はさほど拘らないかもしれないが?リュートは"自らのために弾く楽器"という要素もある^^
aq gut
13c m o
13コースlute:5コースとオクターブ弦をbeef gutに替えた

先般も挙げたPaul Thomsonのリュート、
まずはガット弦と低音弦のみローデドNGを使った演奏、
Paul Thomson 02
you tube:Jacques:Jacques Gallot: 'Les plaintes de Psyché' on baroque lute
まさに"楽器が鳴る音"である、こんな音が出れば申し分なし、
もう1つ、6年前の動画らしいが、低音は「古くなった巻き弦?」のように見える、
Paul Thomson 01
you tube:Silvius Leopold Weiss - Allemande in D minor (baroque lute)
*楽器本体も弦も"基音"がしっかり出ることが大事、複雑な倍音が多いと和音も聴き辛い、

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category: リュート

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Mozart Sym No.39の名演  

No.39はモーツァルトのSymの中で特に好きな曲になるが、再掲も入れて書いてみる、
冒頭に付点リズムを持つ序奏がある、古典派の頃もフランス序曲の趣味が続いていて、ここではグラーヴェのように付点が強調される、グラーヴェは「重々しく」と訳されるが、物理的にそうではなく、荘重で気高い気分、という事で軽やかさや切れ味があってもよい、 
moz s39 01
カール・ベームの頃は重厚にゆったり、というのが常套だった、[2]の下降パッセージもそのように演奏した、
k b moz s39
you tube:Mozart: Symphony No. 39 - Vienna Philharmonic Orchestra/Böhm (1979)
しかし今世紀に入ってこのように演奏する例は少ないだろう、

クラウディオ・アバド指揮、モーツァルトOの演奏はお気に入りだが、ツルンと喉を降りていくような心地よさ、アバド本来の持ち味も巧みに込められる、
c a moz s39
you tube:Mozart: Symphony No. 39 in E flat, K.543 -
1. Adagio - Allegro  2. Andante con moto
3. Menuetto (Allegretto) 4. Finale (Allegro)

H.ブロムシュテット指揮、NDRの演奏(2018年)を聴くと、今世紀のスタイルに刷新している、そして誰よりも活気よくキレている感じ^^これCD化してほしいが出ていない;No.38、40、41は出ているのだが、
h b moz s39 ndr
you tube:Mozart “Symphony No. 39, K. 543” (Herbert Blomstedt & NDR )
*因みにブロムシュテット、SKDによる旧録音(1982年)も挙げる、
h b moz s39 (1982)
you tube:モーツァルト:交響曲 第39番 変ホ長調 KV543 ブロムシュテット 1982

ルネ・ヤーコプス指揮、フライブルクバロックO
主部に入っても「歌うSymphony」と言われるなだらかな主題であり、[71]~を聴いてもvnの一弓の間にこのような起伏があって心地よい、細やかな強弱法の設定も惹き付ける、
sc 01 70
r j moz s39
you tube:Symphony No. 39 in E-Flat Major, K. 543:
I. Adagio - Allegro II. Andante con moto
III. Menuetto. Allegretto IV. Finale. Allegro

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category: W.A.モーツァルト

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レコード盤のカッティング  

1876年に発明された『音溝を刻んで収録する』という、今思えば原始的な?録音法が100年以上に渡ってよく進化したものだと思う;20世紀半ばにはステレオ録音が始まった、
新しく買ったレコード盤は針を下ろす前に、音溝を目視するだけで音の充実度がおよそわかる気がする^^;マスター音源が優れていても、レコード盤は音溝を刻むカッティング技術で再生音は大きく変わってしまう、 

かつてロンドン(英デッカ)盤で、カラヤン指揮、VPOの録音がシリーズで出たが、1枚ごとにカッティングの出来が違っていた、なぜかドヴォルザークのSym No.8の1枚が飛び抜けて他の盤を引き離している、
kara dvo s8 02
溝を大きく刻み、情報量が多く詰まったまさにSN比の高いサウンドでこれは貴重、
kara dvo s8 lp
*これも程度問題であまりに溝が大きいと針が追従していかない、
従来、レコード盤に溝を刻むカッティングは柔らかいラッカー盤に行い、硬い素材へと型を写していったが、DMM方式という、マザー盤(銅盤)の段階に刻むマシンも開発された、
dmm.jpg
TELDEC-DMM_20230110091943dd8.jpg
TELDECのDDMカッティングマシン
またダイレクトカッティングと言い、一旦磁気テープに収録せず、演奏をいきなりカッティングマシンに刻ませるというのもあった、編集なしの一発りである(例は少ない、蓄音機時代もダイレクトである;)、
「少しでも鮮度の高い音を」・・といろいろ考案されたが、全て成功したとは思えない、

同じマスター音源から異なるカッティングをした例として興味深いのが、O.スウィトナー指揮、SKBのシューベルトSym No.8&No.5である、
ETERNA(D.Schallplatten)からはDMMカッティングで出ており、
sui sch s8 01
DENONからは「カッティングは普通より低速で行なう」という独自の技術で出ている、
sui sch s8 02
元々マスター音源が素晴らしいのだと思うが、カッティングの出来はどちらも申し分なく、最も進歩したアナログ盤と言えるv
なお、DMMでありながら、音溝を極端に細くカッティングした盤もあり、SN比が下がり技術の意味がない、同音源の通常カッティングのほうが良かった;
a d hay s94 101
A.ドラティ指揮、Haydn Sym No.94、101 DECCA

プレーヤーの高級機にはやたら重量級のターンテーブルが使われ、慣性力で回転がより安定する・・ということだが、並みのターンテーブルで耳にわかるほど回転ムラがあったという憶えはない、ほかアームの受け部にナイフエッジを採用するなど、新方式もいろいろあるが、それが無いから劣るというものではない、
音源であるレコード盤自体が良くないと始まらないので、プレーヤーにやたら出費する意味は少ない、『必須機能が備わり、低価格、長持ち』で絞ればこれになるだろう、
pinneer plx 500
Pinneer PLX 500
かなりの中古でも問題なく使えるv あとは良質なカートリッジがあればよい、

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category: 音響機器

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最初に触れた弦楽器  

前半は懐かしい昭和話から、
幼い頃通っていた床屋さんにスチールギターというのが置いてあって、触らせてもらった、 
steel guitar
弦は指で押えず、スライドバーという鉄棒で触れて押えればよい、ポルタメントが超得意な楽器で面白かった、ハワイアンブームで「和田弘とマヒナスターズ」がヒットしていた頃、
Mahina Stars
you tube:【誰よりも君を愛す】 和田弘とマヒナスターズ・松尾和子
指で押える弦楽器で最初に触れたのは小学生の頃、エレキギターだった、細い鉄の弦が指に食い込んで痛い、
e guitar
さらにセーハなんてしんどい技があると知って、それ依頼ギターに手を出そうという気はまったく起きなかった;
ヴァイオリンもE線など痛そうだが子供も弾いている、平気なのだろうかと不思議に思った、
実際、長くお稽古を休んで久しぶりに弾くと痛いと聞く、
violin_202301090955423a8.jpg
とにかく指で弦を押える楽器には気が向かなかった;

何年も経って、たまたまクラシックギターを弾く人に出会い、ちょっと勧められて手を出す事になった、細すぎないナイロン弦なので、どうにかいけると思い続けることにした、
c gutar
しかし始めて間もない時から、その頃のクラギ好きの人達とは根本的に好みの路線が違っていた、クラギ(=スパニッシュ・タイプ)は幅広く使えるが、歴史的にはレパートリーが狭い、厳密にオリジナル曲と言えるのはF.タレガ以降の作品で、本腰入れたい曲が少なく、徐々にルネサンス期の曲に惹かれていった、またバロック作品も魅力だったが、バロックlute曲は調弦法が違い過ぎてギターに編曲しても弾き辛く雰囲気も出ない;そこでオリジナルのリュートに手を伸ばした、
kano lute
バロックluteのタイプの違う調弦法には最初戸惑ったが、ヴァイスなど弾きたいと思っていた曲にはさすが具合が良い(当り前だが^^)、クラギの理想の音は爪をかけてエッジを立てた音、リュートの理想は爪をかけず丸くした音、それぞれ満足のいく音が出なければやり甲斐がない、どっち付かずの期間があったがリュートに絞る事にした、大きな音は出ないが、ダブルの緩い弦に張りが分散されるのが指に優しく、馴染める楽器だと思った、
gt_2023010910043363f.jpg
何故リュートは一貫してダブル弦なのか・・常に同音異弦が鳴り幽玄な趣きが出る、バロック期まではこの味わいが尊重されたのではないか、それと押え易さも?
とはいえ、リュートに行き着いたのもギターとの出会いなくしてあり得なかったと思う、好きな曲を知り得たのもA.セゴビアがダウランドやヴァイスの曲などいくつかを紹介していた恩恵だった、
a s dowland
you tube:A. Segovia | J. Dowland: Melancholy Galliard & Allemande

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category: 楽器について

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Bach チェンバロ協奏曲 No.1の名演  

この曲も好きな「第1番」の1つだが、いつ誰の演奏を聴いて気に入ったか?思い出せない、
かつてK.リヒターが全集を出した頃には何度も聴いていた、 
k r bach cemb con
後に古楽演奏が盛んになり、G.レオンハルト、T.ピノックらのレコードを集めだした、

T.ピノックの衒いなく冴えた演奏は今も良いと思う、
t p bwv1052 lp
you tube:Bach - Harpsichord Concerto No.1 in D Minor BWV 1052 - 1/3 連続再生
Cemb Con No.1 BWV1052の原曲は失われたヴァイオリン協奏曲(おそらく同調のニ短調)で、vnの弦上の技法がそのまま残っている、
bwv 1052 sc01 62
譜例の部分はA線とD線、E線とA線を使った同音異弦や近接音を重ねて聴かせる惹き付け所で、バッハは変更したくなかったのだろう、チェンバロでは同鍵の連続弾き、又は2段鍵盤を活用した交互弾きになる、ピノックの演奏は2段鍵を交互に弾きレガートに重なる(右手で上下段を弾いていた)、終楽章も整然と進め、[250]からのクライマックスがより惹き付けるv
bwv1052 03 249

次にオッタヴィオ・ダントーネのソロ、この演奏では譜例[62~]の箇所を左右の手で同鍵弾きしている、ジャケットの写真はそこを弾くところと思われる、
第2楽章は味わい深く、終楽章も快演、
o d bwv1052
you tube:J.S. Bach: Concerto For Harpsichord, Strings, And Continuo No. 1 In D Minor, BWV 1052 -
1. Allegro 2. Adagio 3. Allegro

次はジャン・ロンドーのcembソロで、各パート1人ずつの編成で、バスのバランスがしっかりしてくる、快速でRondeauの鮮やかなテクニックがよく聴ける、
j r bwv1052
you tube:Harpsichord Concerto No. 1 in D Minor, BWV 1052:
I. Allegro II. Adagio III. Allegro

最後にピアノによる演奏、vnは微妙な強弱表現が出来るが、チェンバロは出来ない、ピアノなら鍵盤での再現ができる、(しかしバッハはその前身であるフォルテピアノに興味を示さなかったと言われる)
bwv 1052 piano
you tube:Bach: Piano Concerto in D-Minor, BWV 1052 - Amsterdam Sinfonietta & Beatrice Rana - Live Concert HD

ちなみにバッハはブランデンブルクCon No.4(BWV1049)のvnソロをチェンバロに置き換えた編曲(BWV1057)をしているが、この曲ではvnそのままの技法は困難で、下譜のように鍵盤的に書き替えている、(ト長調からヘ長調にしている)
bwv1049 1057

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category: J.S.バッハ

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音楽と原語  

オペラやオラトリオなどは訳詞を見ながら聴くことになるし、長いので疲れる、映像つきで訳詞が字幕で出ると助かるが; 過去にビゼーのオペラ「カルメン」の日本語版上演に行ったことがあるが、歌詞が会話的なところもあるので、口語(話し言葉)になるが、どうもサマにならない; 日本語は特殊で精神文化の土台にもなっている、 
童謡や、惚れた腫れたのポップス歌謡なら口語が合うが、
かわいいかくれんぼ
「ひよこがね お庭でぴょこぴょこかくれんぼ・・」
ルージュの伝言:松任谷由実
「明日の朝 ママから電話で叱ってもらうわ My Darling! 」
文部省唱歌や外国歌曲の訳詞には、きちっとした文語が使われ格調高い、
冬景色
「さ霧消ゆる湊江の 舟に白し朝の霜・・」
huyugeshiki.jpg
you tube:~冬景色~ ダークダックス
野薔薇
「童は見たり 野中の薔薇 清らに咲ける・・」
nobara.jpg
you tube:野ばら/ダークダックス(ハインリッヒ・ヴェルナー・近藤朔風)

昔、FM放送でハイドンのオラトリオ「天地創造」の日本語版を小澤征爾指揮で聴いたことがある、訳詞は労作で文語調なのが良かった、序曲「混沌の描写」に続く天使ラファエルの歌い出しはこうだった、
The Creation
原曲を崩さない範囲で音価を分割したり繋げたり、歌詞が収まるよう工夫されていた、
主語-述語のドイツ語を適切な日本語に置き換え、さらに旋律の動きと歌詞を合わせるのは困難な所もあるが、それでも直接わかる言葉で歌われる、というのは感動が違う、残念ながらこの録音物はない、
原語版(アダム・フィッシャー指揮)
haydn Creation
you tube:Haydn - The Creation / Die Schöpfung (with Annette Dasch & Thomas Quasthoff)
*ハイドンの時代、結構科学は進んでおり、光の速度も正確にわかっていた、地球が太陽系の惑星の1つなのは常識でW.ハーシェルが天王星を発見していた、ハイドンは英国に渡った際、音楽家でもあったハーシェル宅を尋ねたと伝わる(不在で会えなかった?)「天地創造は」単に神話だけに基づかず、近代的知見も含まれているように思う、
もし現代理論で歌詞を書き替えるとしたら、「混沌の描写」は宇宙誕生前の"ゆらぎ"になり、「光あった」の大合唱は"ビッグバン"にぴったりきそうだ、


ところで、音楽の旋律やアクセントはその国の原語と密接であり、そこも聴くうえで興味深いところ、歌詞がつく曲なら当然そうなってくるし、歌詞がつかない曲でも自然に原語の調子が出てくる、バッハの世俗カンタータ BWV205『破れ、砕け、壊せ(満足せるエーオルス)』のアリアなど例に聴いても、当然ながらドイツ語歌詞の抑揚とぴったり、
bwv 205
you tube:J.S. Bach: Zerreißet, zersprenget, zertrümmert die Gruft Dramma per musica, BWV 205 - 3. Aria:...
器楽曲のブランデンブルクCon No.3 BWV1048など聴いても、同じ語調の物腰を感じる、
g l bwv1048
you tube:J.S.Bach - Brandenburg Concerto No.3 Leonhardt

一方、J.B.リュリの音楽を聴くと、まさにフランス語が聞こえるようだ、
J B Lully
you tube:Jordi Savall - Jean-Baptiste Lully - L'Orchestre Du Roi Soleil

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category: 音楽様式

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アナログプレーヤーの機能  

近頃、アナログ盤復活が大ブームとなっているそうだが、かつてアナログ盤最終期'80年代までに進歩したプレーヤー技術も復活しているかというと、もっと古い時代に戻っているようだ、シンプルで修理サービスの手がかからないようにか? 大して意味のない部分にやたらコストを投入して高級化した新製品まである、 
yamaha_20230106081757872.jpg
前にも書いたが、過去に使っていた機種、DENON DP-47Fの中古をわざわざ買い直した理由は、望みの機能が備わっていたからで、ダイナミックバランスのアームを持ち、ターンテーブルがクォーツロック(テーブル回転速度を検知して自動補正)になっているところ、見せかけの技術投入じゃなく、実効価値がある、
DP-47F_202301060817536b1.jpg
ダイナミックバランスは針圧をかける方式として優れている、専用のヘッドシェルしか使えないが、DP-47Fはバネに代って電磁力で針圧をかける、この方法は他社では見られない?
dp-47f shinatu
針圧調整ボリューム
*ダイナミックバランスについては過去記事に書いた、
過去記事:スタティック & ダイナミック

現行品で出ているプレーヤーは重力に任せるスタティックバランスが殆どだが、英国のメーカー、Regaはダイナミックバランスのプレーヤーを作り続けている、昔どおり、ゼロバランスにした後、バネの力で針圧をかける方式だと思う、
Rega p3 01rega.jpg
国内の販売サイトをいくつか見たが、各部の機械的精度など当り前な事が細々書かれ、肝心の"ダイナミックバランス"である紹介が抜け落ちている、特徴はアームとシェル部が一体で、カートリッジは直接取り付ける("ダイナミック"ではアーム部の質量はできるだけ軽くしないと意味がない)、この説明がないのである、こういう事も知らされないままアナログ盤ブームになっているのか?
テーブル回転はシンクロナスモーターが使ってあるから正確だろうとユーザーは思うかもしれないが、さにあらず、モーター回転が正確でもプーリーやベルトなど回転を伝える部分で誤差が生じる、(シンクロナスモーター:交流電源の周波数によって決まる同期速度で回転するモーター)
Rega-Planar-P3.jpg
最終的にターンテーブルの速度を直に検知して補正する機能は必須、

昔使っていた機種も速度を確かめたが、TRIOのプレーヤーは速めに狂っており、CECは遅く狂っていた、次に買ったPioneer製はストロボで手動調整ができた、331/3と45回転を切り替えたときも調整が必要になる、
you tubeにはLP盤から起こした音源も挙がっているが、回転速が狂っている例がある、
*まず、これは正確な速度で、ピッチはA=444hz程に聞こえる、
sui moz 01
you tube:Symphony No. 31 in D Major, K. 297 "Parisian": I. Allegro assai
*もう1つは同音源で回転が速く狂っている例、ピッチはA=462hzまで上がっている;
sui moz 02
you tube:Mozart, Symphony No 31 , Otmar Suitner,cond
速すぎて小忙しいのもわかり、とても使えるシロモノじゃない;

デザイン的にもそそるプレーヤーだが;
Rega p3 02
Rega Planar3 mk2
テーブル回転の手動調整らしいものはなく、自動調整機能があるような説明もない?もしそうなら、実質安もんの普及機とかわらず、残念。

PS.現行品で最もリーズナブルなのはDENON DP-400だろうか、
dp 400
クォーツロックが付き、スタティックだが通常のヘッドシェルで交換しやすい、Playの終了でアームがオートリフトアップするのも助かる、その他の機能は普通で拘る必要はない、

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category: 音響機器

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Schumann:「マンフレッド」序曲の名演  

クラシック音楽に興味を持ち始め、まだどの作曲家がどんな名作を書いているか、よく耳にする曲の曲名すらわからなかった頃は暗中模索だった;長く親しんでいても、有名作曲家の傑作をまだ聴き逃していたりする;R.シューマンの「マンフレッド」序曲をTVで聴いて知ったのも案外遅かった、シューマンの曲には聴き手をぐいぐい引き込んで離さない動機があり、初めて聴いたときは、ぐいーっと引き込まれた、
序奏部で主部動機の断片が現れて繋がり、cresc.とともに大きく発展する、 
スコア:主部の始まり
こういう上手さはシューマンならでは、

*以下、you tubeは各々音量差に注意、
はじめに、カール・シューリヒト指揮、南ドイツ放送SOの録音、
切れ味とともに、室内楽的に細やかにきこえてくる、vn1とvn2を左右に配置、各パートが心地よく聴ける、緩急の操作、効果的なアクセントも付けて懐深くする、
c sch man
you tube:Schumann: Manfred Overture, Schuricht & SDRso (1960)

特に好きな演奏の1つがW.サヴァリッシュ指揮、SKD(1972年 EMI)、
シューマンSym全集にカップリングされているが、サヴァリッシュの「外科医のようだ」と言われている、キビキビとした演奏が効いていて、のちのフィラデルフィアOとの録音はやや温和になっている、
w s sch man
you tube:シューマン「マンフレッド序曲」- サヴァリシュ/ ドレスデン国立歌劇場管弦楽団

新しいところで、ファブリツィオ・ヴェントゥーラ指揮、ミュンスターSOの全曲録音から、
2016年録音だそうだが、orchのバランス作りなどピリオド指向、響きが鮮やかで切れ味も良い、新時代を感じさせる、
f v man
you tube:Manfred, Op. 115, Act I: Act I: Overture

最後にW.フルトヴェングラー指揮、BPOも、
1951年のVPOとの録音もあり、VPOらしい良さも聴けるが、ここは1949年、BPOとの録音で、キレた爆奏が良いv
w f man
you tube:Schumann: Overture Manfred, Op. 115

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category: シューマン

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見返り 阿弥陀如来  

仏像といえば立像、座像とあるが皆、顔は正面を向いたものだと思っていた、
yamashiroさんのブログ『カメラを持って散策』で紹介されていた、京都市左京区の永観堂禅林寺に、「みかえり阿弥陀」として知られる如来像(重要文化財)があり、側面に顔を向けたポーズなのが珍しい、 
hoseiike.jpg
永観堂禅林寺放生池
mikaeri amidanyorai
京都東山 永観堂 みかえり阿弥陀さま
来迎して「往生者を西方浄土へ導く際、見守るために振り返っている」とも考えられ、周囲の人々全てに向ける慈悲深さがこの姿から自然に感じ取れる、平安時代末期の仏師によるものとみられるが優美な出来、知らなかったので、ちょっと感動v
他には山形県米沢市、堂森善光寺の見返り阿弥陀如来像(重要文化財)が知られる、
堂森善光寺

筆者は信心深くはなく、唯物論者で科学的に説明できない事は受け入れないが、最新のホログラフィック宇宙論も含め、この秩序だった生命までいる世界は「創造主」のような存在が混沌に手を加えなければ造られないとする理論物理学者もいる、
(ホログラフィック宇宙論:我々が現存していると感じている立体世界は二次元のデータから投影されている仮想現実である)
jwst_20230104092118836.jpg
JWST First Deep Field
宇宙が誕生する前は『無』で時間もなかった、それも超越する創造主が存在したのか?
科学的にも神仏に相当する存在が認められ、我々を救ってくれるなら、本当に願いをかけたいと思うこの頃である、歳のせいか^^;
amidanyorai 02
山越阿弥陀図(禅林寺:国宝)
過去記事:極楽浄土は存在する?

PS.我々は創造主がプログラミングした育成ゲームの中の存在で、普段は放置系だが、時折手を加えられるとか^^;
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category: 時事・雑記

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変な初夢と初弾き  

もう新年3日、ちょっと遅れた話で恐縮;
短い時間に熟睡できる人は夢を見ないそうだが、筆者はどうも眠りが浅いようで、元日の明け方、へんてこな初夢を見て妙に細かく憶えている; 
『楽器弾きの人達が大勢出る発表会があって、自分はバロックリュートを持って出かけたが、なぜか?ルネサンスluteを弾いた方がいいなと思い、まだ相当時間があるので、急いで家に戻り、楽器を替えて再度出向いた、車でやたら道を間違えながら到着、(途中やけに喉が渇いて飲物自販機を探すが見つからないなど、ぜんぜん関係ない場面が長々入る)
jihanki_20230103174747abd.jpg
会場はなぜか屋外ステージで拡声機を使った発表会、小雨が降りそうな中、楽器を心配しながら待ち、いざ出番、まったく落ち着かず、指は必死で動かしたが、何の曲を弾いたのかは曖昧でわからない・・』

6c lute
と、相変わらず阿呆な夢しか見ないが、まあ自分そのものが出ている^^; 
一方、本当の話として、
『ある知り合いのギター弾きさんが地方のコンクールに出て、予選で上手く弾けず、完全に落ちたと思って帰ってしまい、ふて寝していたら「予選通ったよ」と仲間から電話があり、大慌てでまた会場に行って本選に出た(結果3位入賞)』
という事があり、世界中でもこんな話なさそう^^;この記憶が影響した夢かも?
とにかく慌ただしい夢をよく見る; 

もし現実に弾くとしたら、この曲になると思う、
Go from
永田平八氏の演奏で、
nagata lute
you tube:Go from my window
初弾きでちょっと練習したが、ん~~まだまだ;; ちゃんと聴ける音楽にするのがいかに難しいか、今さら痛感^^; いずれ録音できるまでやってみたい;

PS.7コースluteの6、7コースのオクターブ弦のみガットに替えた、
7c lute 02
ナイルガットのパシャンという音より落ち着いた感じv
7c lute
*J.ダウランドはオクターブに張った音を好まなかったと聞く、

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category: 時事・雑記

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Haydn:Sym No.92「オックスフォード」の名演  

ハイドン「オックスフォード」の演奏も一握りの名演を拾えば、あとは横並びという感じ、
過去の演奏で聴きたいと思えるのは、快活でよく整ったコリン・デイヴィス指揮、RCOのPHILIPS盤だったが、今はyou tubeに挙がっていない、 
c d hay s92
気になる一つが第2楽章で、自筆譜には確かに「cantabile」とあるが、ハイドンの時代はどの程度の表現だったのか?
hay s92 2ud
vcとバスはパートが分かれている、vcが空白の所はバスと同パート、
L.バーンスタイン、VPOの演奏を聴くと情感的すぎて、今ではちょっと嫌気がさす、
you tube:Haydn: Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92 - "Oxford" - 2. Adagio
A.プレヴィン、VPOも殆ど同じにきこえる、
you tube:Haydn: Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92 - "Oxford" - 2. Adagio
節目をつけてすっきり歌わせる演奏が選択の一つになる、ニ短調となる中間部は重く引きずらず、キビキビ歯切れ良いのが好ましい、
*従来、古典派の演奏において、orchのサウンドバランスは大まかにこんなイメージだった、
modern.jpg
モダンorch
古楽orchが広まるにつれ、このようなバランスに耳馴染み、
period_20230102110618d78.jpg
古楽orch
今はモダンorchもこれに近づく傾向にある、

トーマス・ファイ指揮、ハイデルベルクSOの工夫を凝らし、楽しさ満開の演奏を聴いて以来、ほかはちょっと聴けないという状況になった;
t f hay s92
you tube:Symphony No. 92 in G Major, Hob.I:92, "Oxford":
I. Adagio - Allegro spiritoso II. Adagio
III. Menuet: Allegro IV. Presto

次にライヴ録画で、トーマス・ヘンゲルブロック指揮、NDR
ヘンゲルブロックはフライブルク・バロックOを指揮した演奏に馴染んでいるが、望みどおりの演奏だった、終楽章のサラサラと進む感覚が良い、
t h hay s92
you tube:Haydn: "Oxford"-Sinfonie Nr. 92 (SHMF 2016) | NDR Elbphilharmonie Orchester

最後にルネ・ヤーコプス指揮、フライブルク・バロックO、
曲はト長調だが主部の開始は属和音でさりげなく入る、ヤーコプスの解釈は非常に弱奏で始め、主調になる[25]fからは全開で突進してくる、
sc 01 21
trp、timpを備えたSymではこういう演奏こそ狙いだったのでは・・と思えてくるv
r j hay s92
you tube:Symphony No. 92 in G Major "Oxford", Hob. I:92:
I. Adagio - Allegro spiritoso 以下連続再生
聴き方としては、モーツァルト以上に純粋に絞り込んで"orch"を楽しむ感覚、

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category: F.J.ハイドン

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