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R.ブラウティハム:ハイドン fp協奏曲集  

ハイドンの名作の一つ、鍵盤協奏曲ニ長調Hob.XVIII-11は誰の耳にもすっと親しめる作品で、当時も鍵盤協奏曲のベストセラーだったと聞く。意外に手元に音盤が少なく、お気に入りはT.ピノックのチェンバロによる演奏のみだった;
いくつか物色した結果、R.ブラウティハム:fpのBIS盤に決めた。ブラウティハムと言えば、J.M.クラウスのfp作品集で唯一無二と言える名盤を出していたときから注目、その後、ハイドンの鍵盤ソナタ全集を購入し、期待どおりの達演に満足した。
当盤のバックはチェンバロ奏者でも活躍するL.U.モーテンセン指揮のコンセルト・コペンハーゲン、ここでは、おそらくモーテンセンが弾いていると思うが、チェンバロの通奏低音も控え目に聴こえてくる。

hay key con
ロナルド・ブラウティハム:fp
ラルス・ウルリク・モーテンセン指揮
コンセルト・コペンハーゲン
2003年録音


協奏曲ニ長調Hob.XVIII-11、始まりは弦の透明な響き、総奏になるとぐっと量感を出す、快速なリズムとともに強弱の大きなうねりを管楽器が奏でる、ブラウティハムのfpソロは軽やかに切れ味よく、fpならではの強弱も効果的に聴かせる、ぐっと弱奏で終止するところなど引き付ける。オケもfpソロにぴたり同調する。ハイドンらしい純粋な魅力が凝縮しているが、第二楽章をfpで聴くと、モーツァルトとそんなに遠くない雰囲気も感じる。終楽章はまさに快活、バックのオケも意外に強奏で押し出すあたり、新鮮な楽しみ。

2曲目の協奏曲ヘ長調Hob.XVIII-3は初期らしい作風だが、じっくり味わうべき内容、第一楽章から、あらためてハイドンの旋律センスの高さを感じる、この曲が一番繊細なピアニスティックな技法があるようだ。第二楽章、弱音器を付けた弦が、グラスハープのような透明さで始める、fpソロはこれまたモーツァルトの第二楽章を連想してしまう、情緒細やかな魅力で包む。終楽章は思い切りハイドンらしい、快活な楽しさで閉じる。

3曲目の協奏曲ニ長調Hob.XVIII-2はオルガン協奏曲としてよく演奏されるが、ブラウティハムは速めのテンポを取り、fpならではの軽やかさと切れ味で楽しませる、オケの同調ぶりも上手い、とくに終楽章の切迫感は聴き応え満点、これを聴いてしまうと、月並みなオルガンによる演奏は聴けなくなりそうだ;
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category: F.J.ハイドン

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