Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.80、81、79  

D.R.デイヴィスのハイドン交響曲全集より、
今日はCD27のNo80、81、79(トラック順)です。
先日のNo.76~78もそうでしたが、全集録音でもないかぎり、No.79~81もあまり音盤化されないのが惜しいです。パリセット、あるいはロンドンセットにも引けを取らない内容があるにもかかわらず・・

hay cd27
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

No.80ニ短調
第一楽章、短調のシリアスな第一主題がしばし活躍、提示部の終わりに前打音を持つ愛嬌のある第二主題が出る、この極端な対比が面白い、ふと思い出したのがNo.83ト短調「雌鶏」で、これも同様な対比を持つ、
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No.83「雌鶏」の第二主題も前打音を持ち、ここに管による"雌鶏の声"が重なる、拍子は異なるものの同じユーモラスなアイデアに基づくようだ。No.80はいつの間にか第二主題に主役を奪われたように終わる。
第二楽章、ソナタ形式の優美な楽章で味わい深い、展開部も結構深みがある。
メヌエット、簡潔で歯切れ良いテーマ、トリオはグレゴリオ聖歌の旋律が用いられる。
終楽章、ロンド・テーマはアウフタクトから次へとシンコペーションされる、拍子が正しく掴みづらく、聴衆を煙に巻くようだ、展開部に入っても惑わせる^^;

No.81ト長調
第一楽章、ヴィヴァーチェ、デイヴィスは快速に演奏、力感と切れ味で聴かせる、展開部から再現部まで非常に密度が高く書かれていて、聴き応えたっぷりの傑作楽章。
第二楽章、歌謡的テーマの変奏曲、びっくりさせる要素はないが、各変奏は冴えていて退屈させない。
メヌエット、足元がよろけるようなテーマが面白い、トリオも雰囲気は続いている。
終楽章、この楽章も快速に、切れ込みよく演奏、展開部以後は目まぐるしいポリフォニックな書法で圧倒される。

No.79へ長調
第一楽章、アレグロ・コン・スピリット、ここはやや落ち着いたテンポで演奏、穏やかな味の動機で始まるが、すぐ快活となる、展開部は立体感のある対位法、再現部にさらに凝った聴きどころあり。
第二楽章、アンダンテ、穏やかなテーマの変奏は美しいが普通、ところが休符が置かれ、後半から、アレグロに変わり、終楽章になったかと思わせる^^
メヌエットは歯切れの良い快活なテーマ。
終楽章、このロンド主題を聴くと、88番の終楽章と近似したものを感じる、
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対位法による目まぐるしい畳みかけも同様だ。当79番のほうも見事な楽章。
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category: F.J.ハイドン

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