Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.94「驚愕」  

新年6日になりましたが、まだ正月気分、とっておきの曲いきましょう、今日はD.R.デイヴィス盤、CD33より「驚愕」です。

失礼ながら、あまり大きな期待せず取り寄せたD.R.デイヴィスの全集ですが、初日に主だった曲を拾い聴きすると、これが今まで聴いた中でトップに持ってきたい演奏があるのに驚きました。特に「驚愕」はじつに多くの演奏を聴いてきただけに、要望が贅沢になります^^;
私には「驚愕」は指揮者とオケ、さらに録音技術の試金石といえる曲で、第一楽章主部の提示部を一回聴いて希望に合わなかったらそこで"没"になります^^;しかし当デイヴィス盤はまさしくデリケートな要望を満たしていて最高クラス、即、虜になった。

hay cd33
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

No.94 ト長調「驚愕」
第一楽章、序奏では弱奏をぐっと押さえて奥行きを出す。主部の両主題にメロディアスな要素は少なく、器楽的で、縦横に組まれた骨組みにパッセージが絡むような管弦楽ならではの見事な構成感、左からvn群の滑らかな響き、右からはtrpとtimpが明確に引き締めてくる、小編成のベストバランスで、トゥッティの強奏も重くならず、心地よい。「驚愕」の一言では言えない音の構築法のウマさが不足なく味わえる。
第二楽章、有名ながら極めて簡潔なテーマ、テンポは普通だが、fの総奏音をスパっと心地よく聴かせる。あえて素朴な変奏を続けたあと、flの入る優美な変奏が際立つ。
メヌエットは速くはないが、快活できりっと引き締めた感覚が良い。
終楽章、程よい快速、第一楽章同様緻密な表現で聴かせる。
「驚愕」の演奏としては特異なところはなく、とてもノーマルだが、指揮者、オケともに常に腕前の冴えを感じさせ、じつに素晴らしい。

過去の好きな録音はコリン・デイヴィス、N.マリナー、W.サヴァリッシュ等が浮かぶが、これらは皆フィリップス盤だった・・
古楽オケではR.グッドマン、S.クイケンかな。
関連記事

category: F.J.ハイドン

tb: 0   cm: 2

コメント

驚きです

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
新年、バタバタしていて今年の初HAYDNですが、引き込まれるように最後まで聴きました。何時も聴いているベートーベン以降の交響曲ではすべての楽器の音をCDでは確認できませんが、ハイドンは楽器の数が少ないのですべて聴こえるので分かりやすいですね。
この全集は拍手をカットしていないのが興味深いです。

LUTE #- | URL
2016/01/07 06:07 | edit

LUTEさん あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

この録音はちょうどよい編成規模で、各パートが美しく詳細に聴ける録音で、これでこそハイドンの真価、純粋な交響曲が聴こえてくると思いますが、そう多くはないですね。
この「驚愕」など理想的に思います。

michael #xNtCea2Y | URL
2016/01/07 13:49 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1019-2bd20bf2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター