Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.40ほか  

D.R.デイヴィスのハイドン 交響曲全集、今日はCD7より交響曲No.40です。
No.40とはいえ、1763年作曲だそうで、かなり初期に類する曲です、バロック期を思わせる書法が目立ち興味深い。
はじめ聴いたのがT.ファイの闊達な演奏で印象的でしたが、デイヴィスはナチュラルに心地よく演奏しています。

hay sym 40
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

No.40ヘ長調
第一楽章、冒頭部分など一部だが、上声の主旋律に対し、バスがポリフォニックなところが耳につく、ファゴットが加わるのでそれが明確、(譜例1)
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展開部はやや彫り込んだ聴かせどころを持つ心地よくまとまった楽章、後半も反復される。
第二楽章は弦楽のみ、1st vnと2nd vnは同一パート、vaとバスもオクターヴユニゾンで実質二声のみで書かれている、(譜例2)
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この二声が対位法で書かれ、バロックに回帰したようだ。スタッカートがつき終止淡々と流れる、なぜこんな楽章にしたのか?正直あまり面白くない^^;
メヌエット、やはり主題を奏でる上声に対し、バスは通奏低音のようだ、トリオも同様だが、ホルンが美しい。
終楽章はヘンデルの作品にも近いような明るい主題(譜例3)によるフーガ、
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反復なしで通して書かれているが、ソナタ形式的なまとまりも持たせ見事に発展する。
第二楽章が充実していれば、言うことなしだが・・;

なお、カップリングされているNo.12ホ長調が、3つの楽章のみで小じんまりとした曲だが、けっこう魅力。
第一楽章、後半も反復して5:17の簡潔さだが、また聴きたいな、と思わせる味わいを持つ。
第二楽章、疾風怒涛期の緩抒楽章を思わせる始まりだが、一味違い、悲歌的でメロディアスな主題に引き込まれる。
終楽章、前楽章とは正反対の明るさ、ハイドンらしい活気に満ちた楽章。
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category: F.J.ハイドン

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