Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

E.エグエス:S.L.ヴァイス リュート作品集  

出た直後くらいに買ったCDですが、2005年録音なのでけっこう経ちます。アルゼンチン出身のリュート奏者、エドゥアルド・エグエスによるS.L.ヴァイスのアルバム、E.エグエスはバーゼル、スコラ・カントルムでホプキンソン・スミスに師事、バッハのアルバムも出しています。師匠譲りと思われる繊細なヴァイスを聴かせます。使用楽器はロバート・ランドバーグ作の13コースlute、低音弦はピラミッドの巻弦に見えるが?使い込んで安定した状態と思われる。

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シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス:リュート作品集
1.ソナタ イ短調「L'Infidele 異邦人」 (ロンドン手稿譜)
2.ソナタ ヘ長調(ドレスデン手稿譜)
3.「ロジー伯爵に捧ぐトンボー」(ロンドン手稿譜)
4.ソナタ ニ短調(ドレスデン手稿譜)
エドゥアルド・エグエス(バロックlute:ロバート・ランドバーグ作)
2005年6月 サン・ベルナルディーノ・デ・シエナ教会(ピエモンテ,イタリア)
*ワンポイント録音


このCDでは曲ごとに録音状態が違い、後の方ほど好ましく聴こえる。美しい響きではあるが、残響音はもっと控え目がいい。
一曲目は6つの楽章のソナタ、イ短調"L'Infidele"(異邦人)、以前は「不実な女」と訳されていたが「異邦人」のほうが内容に合う気がする、ヴァイスらしさと同時に他の作品とは少し異色な魅力を持つ、エグエスは装飾を巧みに行い、流線美の中に見事に収める、よくコントロールされたバスは控え目に聴こえるが録音のせいもあるだろう、自分の好みとしては13コースリュートにはいま少しどっしりと迫るところがほしい。
3曲目に入っている「ロジー伯爵に捧ぐトンボー」は後半が素晴らしいが、エグエスは鬼気迫る力感で引き付け、このアルバムで突出した魅力、だだし変ロ短調という難しい調で、易々とは取り組めない;
最後に入るソナタニ短調は、ドレスデン写本にある、あのアルペッジョのプレリュードで始まるお馴染みの曲、バロックluteをやる人が最初に取り組むヴァイス入門の曲だろう、特に困難な技法はなく、魅力を持った作品、エグエスの装飾巧みな第一級の演奏で聴くと、さらに美しくやり甲斐のある傑作に聴こえ、また弾きたくなってくる^^;
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category: リュート作品

tb: 0   cm: 2

コメント

こんにちは。

2005年ですから、もう十年前ですね。懐かしいです。

私が初めて弾いたヴァイスの作品は、
ミュンヘンの様々な人たちの作品を収めた写本(Munchen 5362)にある、二つのメヌエット(d-moll)でした。

黒羊 #FynsjLCE | URL
2016/01/24 12:13 | edit

黒羊さん

私はいきなり、"L'Infidele"とか、ハ短調のファンタジーとかやっちゃいました、
暴挙ですね^^;その後、適切な曲からやりなおしましたが;バロックluteの教則本なんてのは殆どやってません。ギターのカルカッシは苦痛でしたが;

michael #xNtCea2Y | URL
2016/01/24 15:27 | edit

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