Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

Q.クレメンティ:モーツァルト交響曲No.41ほか(M.クレメンティ編曲)  

P.ザロモン編曲によるハイドン交響曲の室内楽編を聴いたところで、モーツァルトの交響曲、室内楽編も聴いてみます。
こちらはモーツァルトと同時代のムツィオ・クレメンティ編曲によるもの、M.クレメンティは作曲家、ピアニスト、後に楽譜出版、楽器製造業で活躍している。
演奏はクヮルテット・クレメンティ
moz kle
1995年、AGORA Musica

ザロモンの編曲が弦楽四重奏を基盤にflを加え、fpは通奏低音として扱い、オケ原曲のイメージを再現しているのに対し、クレメンティはピアニストらしく、fpを中心に据え、vn、vc、flという4人の編成、fpが曲の大枠を弾き、vnがパートを補う、flは木管の主要部分、vcはバスを重ねる、概ねそんな書かれ方のようで、あくまでピアノ四重奏らしく聴かせるが、flが木管パートを拾い廻っているのはザロモン編と同じ。

1曲目は交響曲No.41、聴きどころの終楽章も見事に編曲しているが、小じんまりとしてしまい、壮大な魅力までは出せないのは致し方ない、
2曲めはNo.35「ハフナー」、これは管楽器がフル編成の曲だけに、編曲も難しいかもしれない、fpがかなりの部分を補うが、fl:1本というのはしんどい感がある、終楽章はpfの都合かゆっくりめになる、元が交響曲だというのを意識しなければ、これはこれで聴けるのだが。
最後はNo.39、これは序奏部分からオリジナルみたいにしっくりくる、流麗な曲だけにピアニスティックな演奏に乗せやすいのかも、flも自然な活躍、メヌエット、終楽章も快調、3曲中最も心地よく聴ける。

こういった、交響曲の室内楽、あるいはピアノ編というのは、オケ原曲では聴けなかった良さも出てくるのが面白いところ。
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