Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

N.アーノンクール:ハイドン 交響曲No.53「帝国」  

ハイドンの「帝国」は全楽章味わい深い傑作で好きな曲ですが、アーノンクールのBOXセットを思わず買ったのもこの曲が入っていたからです。ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスは古楽オケながら、やや大きな編成のようで、たぶんコントラバス2台の基盤のようです。弦のやや厚い響き、ホルンの唸るような音、timpの強音がどっしり風格をつける。

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ニコラウス・アーノンクール指揮、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス

交響曲No.53ニ長調「帝国」
第一楽章、序奏は短いながら、深い溜めを入れて聴かせる、主部はじっくり、アーノンクールらしい涼やかなレガートで始め、やや武骨なほどがっちりとした強奏、第二主題は一段と温和、展開部の彫の深さも期待どおり、
第二楽章、流行の歌謡をテーマにした変奏、速めのテンポで、存分なレガート、という他では聴けない味わい。変奏が進むにつれ、装飾的な魅力が加わり、ハイドンのセンスが冴える。
メヌエット、快速なテンポで活気よく、簡潔で気品のあるこのメヌエットの主題はどう演奏しても良い。トリオでは一旦テンポを緩める。
終楽章、差替え版のAバージョンを演奏、快速なテンポでアーノンクールらしい魅力、ズバっとくる力感と切れ味で痛快に決める。

ところで第一楽章の再現部は主調に戻った188小節からだと思っていたが、動機が繰り返されず1回だけ、というのが気になっていた、簡略化したのか、それとも・・
sc03_201602122211328eb.jpg
じつは164小節からが再現部の始まりで、嬰ヘ短調から転調で迷走した末、188小節の主調で落ち着く、という作りなんじゃないかと・・?^^;
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category: F.J.ハイドン

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