Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

S.クイケンのハイドン102番  

こんどはS.クイケン、ラ・プティット・バンドによるロンドン・セットから、102番です。
モダン・オケ、古楽オケといろいろ聴いた中、私としては特に気に入りました。
弦の編成は1st-vl:7名、2nd-vl:6名、va:4名、vcとkb:3名ずつそれに2管編成とテインパニでほぼザロモンのオーケストラに近い規模かと思います。

kuijken hay

クイケンはこのロンドン・セット録音に特に力を入れていたようですね。コンマスが寺神戸亮、チェロに鈴木秀美も入った多国籍オケですが、見事に調和したサウンドを聴かせます。
弦楽器奏者が指揮をすると、弦楽パートがとても味わい深いのは私の思い込みでしょうか、この演奏は一際美しく、弦奏者の質が揃っていて一本の楽器のように聴こえ、分厚くはならないけど、透明ではっきりしています。各奏者とても集中力の要る仕事かと思います、リハーサルはハードだったそうで。第一楽章序奏や第二楽章でこの響きに魅了されます。
ロンドン・セットはいずれもオーケストラ音楽の味わい、楽しさを出しきったような作品ですが102番も期待どおりに演奏してくれます。第一楽章は快活ですが速過ぎず、構築感をしっかり味わえます。第二楽章はゾクっとくるほどの透明な弦楽を表情豊かに歌わせます。
録音がピラミッド・バランスで音場が広く、鮮明な高音、量感豊かな低音、各パートが分離して曲の構成が聴こえてきます。第2ヴァイオリンが対等に切れ味よく入ってきます。
特に第一楽章、弦や木管のみの弱奏と総奏の押し出すダイナミズムの対比がこたえられません^^とても"高貴″な印象を与える演奏と録音です。
他の曲もすばらしいですが、あらためて。
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category: F.J.ハイドン

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