Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

宇宙初代の星  

我々の見える範囲の宇宙では、ビッグバンの膨張とともに温度は下がり、満たしていた光も消えて宇宙は真っ暗闇となり、暗黒時代が数億年あったとされます。
univ.jpg
Dark Ages (暗黒時代) 
その後、宇宙に最初にあった物質、水素とヘリウムが重力で集まり、巨大な第一世代の星が生れたと考えられています(軽い水素とヘリウムだけなので核融合を起こすには巨大になる必要がある)、漆黒の闇に一番最初に灯りをつけたのはほんとに1つの星だったかも、そんな光景を見られたら感動でしょう^^
時間差を置いて次々第一世代の星が生まれ、いずれも青白く強烈に輝く巨星だったようです。数億年の間にこれらの星達で小規模の銀河が出来たとされます。ハッブル・ウルトラ・ディープ・フィールドの中に134億光年にある観測史上最も遠い銀河が発見されています。
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134億光年の初期銀河、ハッブル宇宙望遠鏡撮影
この写真では赤方偏移のまま写っているので赤いですが、実際は青い光でしょう。
これらの初期の巨星は200~300万年で寿命を迎え、爆発して内部で作り出した炭素などの重元素をまき散らし、次世代の星の材料になります。

昨年発見された、CR7という銀河は130億光年、ちょっと後の時代になるけど、ひじょうに明るいのが特徴、すばる望遠鏡の写真ではぼんやりと拡がりが見えます、赤方偏移を補正して青い画像となっています。
CR7-Galaxy.jpg
CR7 すばる望遠鏡撮影
これをハッブル宇宙望遠鏡で調べたら、3つの銀河が寄り添っていたのがわかりました、
cr701.jpg
ESAによる想像画像
A、B、Cに分けられ、Aは最も明るい第一世代星だけから出来た銀河、Bは第一世代と第二世代の星が混在している、Cは第二世代以後の星が集まっている、と見られています。星の材料が集まるのに時間差があるため、この時代130億年前には宇宙初期の材料で出来た第一世代と第二世代以後の星の集団が混在していたことになります。
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category: 科学・自然・雑学

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