Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.42  

D.R.デイヴィスのハイドン、今日は溯ってCD16より、42番です。疾風怒涛期の中の一曲ですが、これは聴くたびに入念に作られた味わい深い曲だと思います。ハイドン自身も通向けに書いたとほのめかしている。
よって、小忙しいときは避け、じっくりくつろいだときに聴くのがいい・・^^;

d hay sym42
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

第一楽章、モデラート・エ・マエストーソはいつもの快調な急楽章ではなく、じっくりとした構えを見せ、丹念に語るような進め方、当演奏では9:19と結構長い、展開部も数部に分かれたような彫の深い構成、当演奏は通奏低音のチェンバロが効果的なパッセージを入れているのが聴きどころ。再現部も味な変化を聴かせ、長い楽章を充実させる。
第二楽章、疾風怒涛期を代表するような緩抒楽章、演奏時間は後半も反復して16:04、デイヴィスはアンダンティーノ・エ・カンタービレの指示に相応しい演奏、弱音器を付けた弦が主体で滋味に富んだ主題を歌いあげて行く、後半ではさらに深い精神世界に引き込まれていく、長いけど最後まで聴きたくなる、さすがハイドンの自信作。
メヌエット、アレグレットは気分を替えて快活で一捻り味な表情を持つ、トリオは弦楽で演奏、装飾的なテーマで対位法で書かれ、デイヴィスは軽快に洒落た雰囲気を出す。
終楽章、快活なロンド形式だが、変奏の要素も持つ、木管とホルンだけのアンサンブルも入り、この作風は疾風怒涛期の他の曲にはなく、次期へのステップのような新しさを感じる。
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category: F.J.ハイドン

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