Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

O.スウィトナー:シューベルト 交響曲No.7(8)「未完成」(LP)  

オットマール・スウィトナー指揮、SKBのシューベルト「未完成」と第5番の同録音のCDはとっくに持っていたのですが、ちょっとこれが気になり、取り寄せたしだい。
独.シャルプラッテンのエテルナ・シリーズで出ていた、DMM(ダイレクト メタル マスターリング)という盤作り方式によるもの、ラッカー盤じゃなく、直接金属番にカッティングしてで工程を減らしたものだそうです。
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オットマール・スウィトナー指揮、シュターツカペレ・ベルリン
1983年


ヨーロッパで良好なアナログ盤を探し、品質確認済みの盤を通販している業者さんがありますが、これもそこからです。ちょっと割高なのは手数料ですね。
針を下ろすと期待どおり、CDよりも一味鮮度の高い音質に感じ、懐の深いピラミッドバランス、スウィトナーの繊細な美質が伝わってきます。

第一楽章、開始はppながら、最低音がしっかり響く、vn群、木管が色彩鮮やかで味わい深い、オペラではなく、ドイツ・リートを思わせる演奏ぶりはスウィトナーならでは、強烈な響きは使わない。コントラバスのpizz、timpの明快な打音が支える上に爽快な歌が乗っていく。
ぞくぞく引き付けるのが67小節からの弦のトレモロ、
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スウィトナーはまさに楽譜どおりと言えるが、fzからぐっと弱奏に押さえ、再びじわじわとfzに持っていく、これほど深く表現した例が他にない。美しいバランスのまま展開部ではブラスが輝き、鬼気迫るように引き込む。
第二楽章、あまり遅いテンポにせず、やはり爽快なサウンドの中に懐の深さで魅了する。
最もお気に入りの「未完成」をDMM盤であらためて満喫できた。
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category: シューベルト

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