Micha クラシックとリュートの楽しみ

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D.R.デイヴィス:ハイドン 交響曲No.48「マリア・テレジア」  

D.R.デイヴィスのハイドン交響曲全集は順番を決めず、ランダムに抜きだして聴いているが、数多く聴いた中で、筆頭にあげたいような名演がある。No.48ハ長調「マリア・テレジア」もじつに良い。デイヴィスの全集は緩めのテンポでじっくり聴かせる演奏が多いが例外もあり、これは極めつけ、

hay sym 48
デニス・ラッセル・デイヴィス指揮、シュトゥットガルト室内O

第一楽章のキビキビとした快速に驚く、これほど痛快に決まった演奏はほかにないかも?ホグウッド、ピノック、ブリュッヘンなど古楽オケではtrpを使わず高音のホルンを使っているが、当演奏ではtrpが入る、ただしこの曲でのtrpはモダン仕様かもしれない?堂々と動機が響いたあと、短調の弱奏が入るが、ここでのチェンバロの活躍が効いている、展開部では立体的な構成を快速ながら緻密に聴かせる。
一瞬のことだが、穏やかなカノンのあと、178小節で2nd vnとvaが、次からの活気を導く、これが一瞬の"味"で、耳に残った、
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ハイドンの巧みな仕掛け、デイヴィスの演奏と詳細な録音でこれに気付いた。
第二楽章は疾風怒涛期らしい緩抒楽章の魅力、後半ではぐっと趣きを深める。ここでもシュトゥットガルトCOの弦の美しさとチェンバロが耳を満足させる。
メヌエット、気品を持ち祝祭的なテーマ、デイヴィスはゆっくりめに堂々と風格をつける、トリオはハ短調となり弦楽が主体で演奏され、意外に深みを帯びる。
終楽章、デイヴィスは第一楽章同様、快活に畳み込むような演奏で引き付ける、展開部では疑似再現を置いたあと、じっくりとした内容を聴かせる。
いつもながら秀逸な録音で細部まで味わうことができる。
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category: F.J.ハイドン

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