Micha クラシックとリュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話題など

視力:2000.0  

音楽系のブログのはずが、ハズレた話題ばかり、もうちょっとしたら復帰します^^;

天体の画像というと、つい光学望遠鏡の可視光で見たくなりますが、実際に目で見たのと同じイメージだからでしょう。光学望遠鏡は口径が大きいほど分解能(解像度)は上がりますが、鏡の重量など、作れる大きさには限界があります。口径による性能については電波望遠鏡も同様ですが、観測法によって光学望遠鏡を遥かに凌ぐ分解能が得られます。また可視光では見えない超低温の天体も見えてきます。
alma4.jpg
チリのアタカマ高地に各国共同で建設されたアルマ電波望遠鏡群は直径12mのサブミリ波望遠鏡50台など計66台が設置され、直径15kmに展開した数十台がシンクロして一つの天体を観測すると、巨大な口径を得たのと同じ分解能になります。すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡の約10倍とか;人間の視力は2.0が最高かと思っていましたが、アフリカなどでいつも遠方を見て暮らしている人々は2.5~4.0?とかいう視力をもつと聞きました・・アルマの望遠鏡群は視力:2000に相当するそうです。
これはアルマ望遠鏡が捉えたおうし座HL星の周りに見える原始惑星系円盤の画像、
naoj_alma_hltau_141106_03.jpg
徐々にズームしていく動画で驚異の解像度がわかります。
image of the protoplanetary disc around HL Tauri

原始惑星系円盤はハッブル宇宙望遠鏡などで大まかな姿はわかっていましたが、これらは光学画像で後方に明るい星雲があるため、円盤部は暗いシルエットとして見えています。
HST.jpg
HST撮影、オリオン大星雲の原始惑星系円盤

アルマの画像は理論予想で作られたCG画像そのまんまという感じに驚かされました。円盤の中に数本見える同心円の暗い溝は形成されつつある惑星が軌道上の塵やガスを吸収してできたもの。太い溝が見られるところは大型惑星ができているんでしょうね、質量が大きくなればもう一つの小さな恒星となり、連星になる場合もあります。

こちらは2016年3月31日公開された、うみへび座TW星の原始惑星系円盤、
20160331-thumb-592xauto-4490.jpg
惑星系のまさに極軸方向から見る角度で観測には好都合、この内側に地球と太陽と同じくらいの距離で廻るスーパーアース・サイズらしい原始惑星の溝が見つかった。外側の大きな溝は太陽系の天王星や冥王星の位置に相当するそうです。
太陽系外の惑星系を見るなんて、ちょっと前まで夢のような話でした。
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category: 宇宙・天体

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