Micha クラシックとリュートの楽しみ

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青色はぐれ星  

ガスと塵の集まった星雲の中で集団で星が生まれる散開星団というのは、まさに生成の実態が想像できるが、昔から球状星団とは何なのか?どんなプロセスでできたのか、というのが疑問だった、古い星(100億歳前後)が重力の束縛で密集し、銀河を球状に取り囲むように周回している、また大きな銀河ほど多数の球状星団をもつ、銀河合体の経験数も関係するのか?
一説にはかつての矮小銀河の銀河核で大銀河に吸収される際、外部の星や、新たな星を生むガスが奪われ中心の古い星だけが集団で残ったとある。
大小マゼラン銀河は星の材料が豊富で密集度の高い若い星団が出来ている、これも後に球状星団の元となるのか?いろいろ想像してしまう^^;
NGC265_20160414163148cc5.jpg
NGC265(小マゼラン銀河内)
星雲内で生れた若い星団は散開星団と言うべきだが、これはやや密集度が高い


一方、明らかに古い球状星団の中に青く輝く星が見つかっている、観測精度の向上のおかげだが、古く黄色い星ばかりの中で、青色はぐれ星と呼ばれている。
ngc6397.jpg
NGC6397の中心部、青く高温の星が見られる
"はぐれ星"とは言っても星団からはぐれたわけではなく、恒星進化の段階を示す、ヘルツシュプルング・ラッセル図(HR図)の上で、仲間と外れた性質をもつためである。
h r 図
ヘルツシュプルング・ラッセル図
星団では、全ての恒星はほぼ同時に生成するため、HR図では、全ての恒星が星団の年齢の曲線上にそれぞれの当初の質量のみに従って並ぶはずである。青色はぐれ星は星団の他の恒星と比べて質量が2倍から3倍もあり、このラインを逸脱しているように見える。
球状星団の中心部ほど密集度が高く、星の衝突や接近による質量の合体で星の温度が高くなり、青く輝き、若返ったかのように見える、
processes.jpg
実際、構成する物質は古い星に変わりないだろうが、球状星団中心にはブラックホールや中性子星など質量の高い天体があるとも考えられている。
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category: 宇宙・天体

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