Micha クラシック&リュートの楽しみ

クラシック音楽とリュート、自然・科学の話など

KIC 8462852  

系外惑星探査のため打ち上げられたケプラー宇宙望遠鏡ははくちょう座の方向に向けられている、天の川の少し脇で恒星が程良く集中し、検出に適した位置だ。
ケプラー宇宙望遠鏡
kepler-space.jpg
151027Dyson_sphere_b.jpg

そこにKIC 8462852(距離:1480光年)という不思議な減光現象のおこる恒星が見つかって注目をあびている。その減光の様子が異例で、手前を丸い天体が横切るような滑らかなものでなく、不規則で最大20%の減光にもなる、
20151017224534d87.jpg
褐色矮星のような天体が横切れば20%もあり得るかもしれないが、丸い天体の変化を示すはずだ。減光のグラフから、なにか巨大なバラバラなものが横切っているような・・・約2年の周期性をもって繰り返す様子から、恒星に関係のない天体がたまたま通り過ぎたわけではない。
この原因について様々な仮説が出ているが、欠点が多い。
変光星説:変光が急変すぎるし、この恒星は安定期で変光を起こす年齢じゃない。
大彗星群説:いかに大量の彗星でも20%も減光させる彗星群は考えられない。
天体衝突残骸説:惑星サイズの衝突があり、残骸が周回している、これが一番自然かなと思ったが、それならば残骸が恒星に熱せられ、背面から赤外線を放つはずだが、それが観測されない・・これは大きな疑問;
異星人建造物説:ダイソン球のような大規模な建造物で恒星を取り囲み、建造物に凹凸構造があって、光を複雑に変化させている、効率のよいエネルギー変換システムであれば、背面に赤外線も出さない・・
最後の④は甚だ飛躍した説だが、今のところ、この不可解な恒星の現象を最も説明しやすいものとなってしまう^^;
003a.jpg
ダイソン球 想像画(所属星不明)

恒星を取り囲む球を作るには、惑星数個分の膨大な資源が要る、リングで囲むくらいなら、小惑星帯の資源全部を使えば可能かもしれない、もし地球文明に置き換えて考えるなら、
1.軌道エレベーターを完成し、軌道上から資材を発着できるようにする、
2.月面に工場施設を持つ基地を作り、月の資源で月軌道上に工場設備を持ったスペースコロニーを作る
3.スペースコロニーを小惑星帯に送り、ダイソン・リング(ヘリオス・リング)建設のための太陽光発電ユニットを小惑星の資源で生産、
4.ユニットを太陽を回る軌道上に運び人工惑星とする、徐々にユニットを増やし、最後に1つのリングとして繋ぐ、電力はマイクロ波等に変換して、地球やスペースコロニーに送る。
資源の調達を考慮するとこのようなステップか?途方もない年月はかかるだろう;;
004a.jpg
ダイソン・リング

PS.そもそも恒星を大きく囲んだりしたら、日照不足で惑星系が凍りついてしまう・・?
KIC 8462852の異星人は程々に押えているのかも^^;
関連記事

category: 科学・自然・雑学

tb: 0   cm: 0

コメント

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://micha072.blog.fc2.com/tb.php/1107-938bf5bb
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

最新記事

最新コメント

カテゴリ

最新トラックバック