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逆回転銀河:NGC 4622  ≪追記あり≫  

HSTがとらえた、ケンタウルス座、1億1100万光年の距離にある銀河、NGC 4622は随分前から、"逆回転"していることで有名ですが、また不思議な銀河があったもので、M.エッシャーのだまし絵のような要素もあるかな^^
渦巻きの腕をスパイラル・アームと言いますが、ここでは単にと書きます。
ngc4622.jpg
NGC 4622 
きれいな渦を巻いていて一見、左回転(反時計)しているように見えますが、じつは全体が右回転しているそうです。
渦の腕の巻き方を見ると全般に左回転が優勢に見えますが、中心付近、水色の点で示したところは右回転の巻き方です。またピンクの点で示したあたりは、長い髪の根元がちょっと乱されているようにも見えます。廻りの異なる腕同士クロスし、多重構造にも見える所も・・
ngc4622a.jpg
最も外側の腕で、上側と下側では離れ方が違ってアンバランスに見える、奥行き方向にも複雑な構造かもしれない。

NGC 4622はおそらく過去は普通の左回転の銀河だったが、小さな銀河の衝突とか、右回転になる何らかの出来事があり、外側は過去の腕の形を留めているが、中心から右回転の形に巻きなおされつつある、とか・・?しかし、全体を逆廻しにしてしまうほどの重力的な大事件があったとしたら、過去の形など掻き乱され、消えてしまいそうだが、一見何事もなかったように、過去の形も残しているんですね・・??

渦巻き銀河の腕はたぶん逆回転になっても、たなびく尾が逆に折り返されるようなもつれ方はしない、銀河の腕は特定の星々が常に纏まっているのではなく、銀河円盤上を回転している多くの星々が疎密変化を起こし、たまたま車が渋滞しているような所が腕になる、銀河円盤は波を伝える水面のようでもあり、個々の星はいつの間にか別の腕の一員になっていく、
001_20160425150146432.jpg
恒星Aは②のときだけ、腕に所属する、渋滞箇所(腕)は維持されるが、構成する恒星は入れ替わっていく。

太陽は現在天の川銀河のオリオン腕にあるが、過去には別の腕を渡り歩いてきたらしい。
milky way
天の川銀河を天の北極から見た図で右廻りである、黄色の円が太陽の公転軌道

銀河を囲むダークマターも同じ回転だと思うし、現時点で観測される情報から過去に何があったか物理的に推測する銀河考古学としてもNGC 4622は、やり甲斐がありそうです^^

追記:渦巻きの腕ができる現象は銀河円盤に下図のような密度波があって引き起こしていると考えられている。
渦巻き構造を作る密度波
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category: 宇宙・天体

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コメント

この渦巻ですが、なぜ渦を巻くのでしょうか。

なにか地球上の自然界でも渦をまく例が多くありますよね。
たとえば、台風、渦潮、風呂の水を抜く時の排水口・・・・・・、
人間のDNA構造・・・
宇宙も大局的(うんと広大な視野で俯瞰してみると)、実は超巨大な渦巻構造をしてるのではないかなと。

どこまで考えても神秘ですねえ。

白クマ #ZoOJnjHw | URL
2016/04/26 09:47 | edit

白クマさん こんにちは

自然界は大にも小にも渦(円回転)だらけ、 面白いですね、
これをネタにあらためて書きたいと思います^^v

michael #xNtCea2Y | URL
2016/04/26 10:33 | edit

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